JP3361081B2 - 麺類及びその製造方法 - Google Patents
麺類及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん麺、ほうと
う麺又は中華麺等の麺類に関し、特に、麺材料として小
麦粉の他に液体チーズを混入して美味しく且つ栄養価の
高い麺類びその製造方法に関する。
う麺又は中華麺等の麺類に関し、特に、麺材料として小
麦粉の他に液体チーズを混入して美味しく且つ栄養価の
高い麺類びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の麺類は、小麦粉に塩分を含んだ水
を入れて練り上げたものを板状に延ばして麺帯とし、こ
れを細く切断して麺線状に形成したものである。また、
特に中華麺の場合は、小麦粉に天然ソーダの水溶液から
なるカン水を少量入れて練り上げたものを板状に延ばし
て麺帯とし、これを細く切断して麺線状に形成したもの
である。
を入れて練り上げたものを板状に延ばして麺帯とし、こ
れを細く切断して麺線状に形成したものである。また、
特に中華麺の場合は、小麦粉に天然ソーダの水溶液から
なるカン水を少量入れて練り上げたものを板状に延ばし
て麺帯とし、これを細く切断して麺線状に形成したもの
である。
【0003】そして、従来の麺類に対して、嗜好性に優
れ且つ栄養価の高い麺類として、小麦粉を主原料とし、
これに食品粉末としてチーズの粉末を添加混入したもの
が提案されている(特開昭54−119045号公報参
照)。
れ且つ栄養価の高い麺類として、小麦粉を主原料とし、
これに食品粉末としてチーズの粉末を添加混入したもの
が提案されている(特開昭54−119045号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のチーズの粉末を添加混入した麺類においては、固形
チーズを粉末状にした粉末チーズをそのまま小麦粉に添
加して練り上げていたので、細く切断して麺線状に形成
した麺の中に、粉末チーズが粒状で混入した状態となる
ものであった。そして、その麺を茹でるときに熱に弱い
チーズが解けて、麺が茹で上がる前にその部分から切れ
てしまい、短くなって麺として食する状態ではなくなっ
てしまうものであった。
来のチーズの粉末を添加混入した麺類においては、固形
チーズを粉末状にした粉末チーズをそのまま小麦粉に添
加して練り上げていたので、細く切断して麺線状に形成
した麺の中に、粉末チーズが粒状で混入した状態となる
ものであった。そして、その麺を茹でるときに熱に弱い
チーズが解けて、麺が茹で上がる前にその部分から切れ
てしまい、短くなって麺として食する状態ではなくなっ
てしまうものであった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、麺材料として小麦粉の他に液体チーズを混入し
て、麺が短く切れることなく美味しく且つ栄養価の高い
麺類びその製造方法を提供することを目的とする。
処し、麺材料として小麦粉の他に液体チーズを混入し
て、麺が短く切れることなく美味しく且つ栄養価の高い
麺類びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による麺類は、強力粉と薄力粉とを混合した
小麦粉を主原料とし、これにバター及び生クリームを加
えた液体チーズを30〜50重量%混入して練り上げた
ものを板状に延ばして麺帯とし、これを細く切断して麺
線状に形成したものである。
に、本発明による麺類は、強力粉と薄力粉とを混合した
小麦粉を主原料とし、これにバター及び生クリームを加
えた液体チーズを30〜50重量%混入して練り上げた
ものを板状に延ばして麺帯とし、これを細く切断して麺
線状に形成したものである。
【0007】そして、上記小麦粉は、薄力粉に対して強
力粉の割合を多くして混ぜたものとしてもよい。
力粉の割合を多くして混ぜたものとしてもよい。
【0008】また、上記小麦粉は、芋澱粉を5〜10重
量%添加したものとしてもよい。
量%添加したものとしてもよい。
【0009】さらに、上記小麦粉に液体チーズを混入し
たものに、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げ
たものとしてもよい。
たものに、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げ
たものとしてもよい。
【0010】また、本発明による麺類の製造方法は、主
原料として強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉に、バタ
ー及び生クリームを加えた液体チーズを30〜50重量
%混入して練り上げ、これを低温で6〜10時間寝か
せ、これを板状に延ばして麺帯とし、この麺帯を麺線状
に細く切断するものである。
原料として強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉に、バタ
ー及び生クリームを加えた液体チーズを30〜50重量
%混入して練り上げ、これを低温で6〜10時間寝か
せ、これを板状に延ばして麺帯とし、この麺帯を麺線状
に細く切断するものである。
【0011】そして、上記小麦粉は、薄力粉に対して強
力粉の割合を多くして混ぜたものとしてもよい。
力粉の割合を多くして混ぜたものとしてもよい。
【0012】また、上記小麦粉は、芋澱粉を5〜10重
量%添加したものとしてもよい。
量%添加したものとしてもよい。
【0013】さらに、上記小麦粉に液体チーズを混入し
たものに、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げ
たものとしてもよい。
たものに、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げ
たものとしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明による麺類は、うどん麺、ほうとう
麺又は中華麺等であり、麺材料として小麦粉の他に液体
チーズを混入したものである。
に説明する。本発明による麺類は、うどん麺、ほうとう
麺又は中華麺等であり、麺材料として小麦粉の他に液体
チーズを混入したものである。
【0015】主原料の小麦粉は、強力粉と薄力粉とを混
合した中力粉である。この場合、薄力粉に対して強力粉
の割合を多くして混ぜたものが良く、例えば強力粉と薄
力粉とを7:3の割合で混ぜたものが最も望ましい。こ
れは、後述のように、小麦粉に液体チーズを混入する
と、出来上がった麺のコシが少し弱くなるので、強力粉
を多めにしてコシを強くする必要があるからである。
合した中力粉である。この場合、薄力粉に対して強力粉
の割合を多くして混ぜたものが良く、例えば強力粉と薄
力粉とを7:3の割合で混ぜたものが最も望ましい。こ
れは、後述のように、小麦粉に液体チーズを混入する
と、出来上がった麺のコシが少し弱くなるので、強力粉
を多めにしてコシを強くする必要があるからである。
【0016】さらに、上記小麦粉には、芋澱粉を5〜1
0重量%添加したものとしてもよい。上記のように、薄
力粉に対して強力粉の割合を多くして混ぜれば、麺のコ
シは強くなるが、芋澱粉を例えば5〜10重量%添加す
れば、更に麺のコシが強くなる。
0重量%添加したものとしてもよい。上記のように、薄
力粉に対して強力粉の割合を多くして混ぜれば、麺のコ
シは強くなるが、芋澱粉を例えば5〜10重量%添加す
れば、更に麺のコシが強くなる。
【0017】上記主原料の小麦粉には、バター及び生ク
リームを加えた液体チーズが30〜50重量%混入され
る。液体チーズは、固形チーズを牛乳で液状に還元した
ものと、牛乳を容器に入れて振ることにより乳化分と水
分とに分離しその乳化分を発酵熟成させたものとの2種
類がある。この液体チーズにバター及び生クリームを加
えるのは、出来上がった麺に滑らかさと風味を与えるた
めである。このようにバター及び生クリームを加えた液
体チーズが例えば30〜50重量%混入される。上記バ
ター及び生クリームを加えた液体チーズを混入すること
により、ビタミン、たんぱく質等の栄養素が入り、味が
良くなると共に高カロリー、高たんぱく質の麺類とな
る。
リームを加えた液体チーズが30〜50重量%混入され
る。液体チーズは、固形チーズを牛乳で液状に還元した
ものと、牛乳を容器に入れて振ることにより乳化分と水
分とに分離しその乳化分を発酵熟成させたものとの2種
類がある。この液体チーズにバター及び生クリームを加
えるのは、出来上がった麺に滑らかさと風味を与えるた
めである。このようにバター及び生クリームを加えた液
体チーズが例えば30〜50重量%混入される。上記バ
ター及び生クリームを加えた液体チーズを混入すること
により、ビタミン、たんぱく質等の栄養素が入り、味が
良くなると共に高カロリー、高たんぱく質の麺類とな
る。
【0018】主原料としての小麦粉に、バター及び生ク
リームを加えた液体チーズを混入した状態で、この液体
チーズを水代わりとしてよく練り上げられる。このよう
に主原料としての小麦粉を液体チーズで練り上げるの
で、この液体チーズは小麦粉と一体的によく混ざり、従
来のように粉末チーズが粒状のままで混入した状態はな
くなる。このとき、上記バター及び生クリームを加えた
液体チーズの他に、更に鶏卵を加えてもよい。
リームを加えた液体チーズを混入した状態で、この液体
チーズを水代わりとしてよく練り上げられる。このよう
に主原料としての小麦粉を液体チーズで練り上げるの
で、この液体チーズは小麦粉と一体的によく混ざり、従
来のように粉末チーズが粒状のままで混入した状態はな
くなる。このとき、上記バター及び生クリームを加えた
液体チーズの他に、更に鶏卵を加えてもよい。
【0019】上記のように液体チーズで練り上げられた
小麦粉を所定の厚さで板状に延ばして麺帯とし、この麺
帯を所定の幅で細く切断して麺線状に形成してうどん麺
又はほうとう麺となる。
小麦粉を所定の厚さで板状に延ばして麺帯とし、この麺
帯を所定の幅で細く切断して麺線状に形成してうどん麺
又はほうとう麺となる。
【0020】以上説明した麺類は、主としてうどん麺又
はほうとう麺の場合であるが、中華麺の場合は、主原料
としての小麦粉にバター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入したものに、さらにカン水を約1重量%混入
して練り上げたものである。このカン水は、中華麺を作
るときに小麦粉に少量混ぜる天然ソーダの水溶液であ
り、その成分は、 炭酸カリウム(無水) 26.7% 炭酸ナトリウム(無水) 5.0% ポリリン酸ナトリウム 0.6% ピロリン酸四ナトリウム(無水) 0.4% 水 67.3% である。その他は、前述のうどん麺又はほうとう麺の場
合と全く同様である。
はほうとう麺の場合であるが、中華麺の場合は、主原料
としての小麦粉にバター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入したものに、さらにカン水を約1重量%混入
して練り上げたものである。このカン水は、中華麺を作
るときに小麦粉に少量混ぜる天然ソーダの水溶液であ
り、その成分は、 炭酸カリウム(無水) 26.7% 炭酸ナトリウム(無水) 5.0% ポリリン酸ナトリウム 0.6% ピロリン酸四ナトリウム(無水) 0.4% 水 67.3% である。その他は、前述のうどん麺又はほうとう麺の場
合と全く同様である。
【0021】以上のように構成された麺類は、麺材料と
して小麦粉の他にバター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入してよく練り上げたので、液体チーズが小麦
粉と一体的によく混ざり、茹でても麺が短く切れること
なく美味しく且つ栄養価の高い麺類となる。
して小麦粉の他にバター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入してよく練り上げたので、液体チーズが小麦
粉と一体的によく混ざり、茹でても麺が短く切れること
なく美味しく且つ栄養価の高い麺類となる。
【0022】次に、このような麺類の製造方法について
説明する。初めに、予め、前述の2種類の液体チーズの
うち、どちらかを作っておく。まず、強力粉と薄力粉と
を混合して主原料としての小麦粉を用意する。このと
き、薄力粉に対して強力粉の割合を多くして混ぜたもの
が良く、例えば強力粉と薄力粉とを7:3の割合で混ぜ
たものが最も望ましい。
説明する。初めに、予め、前述の2種類の液体チーズの
うち、どちらかを作っておく。まず、強力粉と薄力粉と
を混合して主原料としての小麦粉を用意する。このと
き、薄力粉に対して強力粉の割合を多くして混ぜたもの
が良く、例えば強力粉と薄力粉とを7:3の割合で混ぜ
たものが最も望ましい。
【0023】さらに、上記小麦粉には、芋澱粉を5〜1
0重量%添加してもよい。上述のように、薄力粉に対し
て強力粉の割合を多くして混ぜれば、麺のコシは強くな
るが、芋澱粉を例えば5〜10重量%添加すれば、更に
麺のコシが強くなる。
0重量%添加してもよい。上述のように、薄力粉に対し
て強力粉の割合を多くして混ぜれば、麺のコシは強くな
るが、芋澱粉を例えば5〜10重量%添加すれば、更に
麺のコシが強くなる。
【0024】次に、上記主原料としての小麦粉をよく混
合した状態で、この小麦粉に、上記予め作っておいた液
体チーズにバター及び生クリームを加えたものを30〜
50重量%混入する。このとき、液体チーズに対し、バ
ターは約30重量%、生クリームは約20重量%加え
る。そして、上記バター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入した状態で、この液体チーズを水代わりとし
てよく練り上げる。このとき、上記小麦粉に液体チーズ
が絡み合うまで手もみしてよく練り上げる。なお、上記
バター及び生クリームを加えた液体チーズの他に、更に
鶏卵を加えてもよい。
合した状態で、この小麦粉に、上記予め作っておいた液
体チーズにバター及び生クリームを加えたものを30〜
50重量%混入する。このとき、液体チーズに対し、バ
ターは約30重量%、生クリームは約20重量%加え
る。そして、上記バター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを混入した状態で、この液体チーズを水代わりとし
てよく練り上げる。このとき、上記小麦粉に液体チーズ
が絡み合うまで手もみしてよく練り上げる。なお、上記
バター及び生クリームを加えた液体チーズの他に、更に
鶏卵を加えてもよい。
【0025】このように上記主原料としての小麦粉を液
体チーズでよく練り上げ、団子状になったら、滑らかさ
を確認して、これを低温で6〜10時間寝かせる。この
とき、団子状の練上げ生地を濡れ布巾で包み、例えば冷
蔵庫を利用して4〜8℃の温度で6〜10時間寝かせ
て、上記練上げ生地の全体を発酵熟成させる。
体チーズでよく練り上げ、団子状になったら、滑らかさ
を確認して、これを低温で6〜10時間寝かせる。この
とき、団子状の練上げ生地を濡れ布巾で包み、例えば冷
蔵庫を利用して4〜8℃の温度で6〜10時間寝かせ
て、上記練上げ生地の全体を発酵熟成させる。
【0026】次に、上記のように低温で6〜10時間寝
かせた練上げ生地を、再度よく練り上げる。そして、こ
れを圧延機で板状に延ばして麺帯とする。このとき、う
どん麺又はほうとう麺の場合は、厚さは1〜3mm程度と
する。なお、この圧延の段階で生地と生地とが付着しな
いように粉打ちをする。
かせた練上げ生地を、再度よく練り上げる。そして、こ
れを圧延機で板状に延ばして麺帯とする。このとき、う
どん麺又はほうとう麺の場合は、厚さは1〜3mm程度と
する。なお、この圧延の段階で生地と生地とが付着しな
いように粉打ちをする。
【0027】その後、上記の麺帯を切出し機にかけて麺
線状に細く切断する。このとき、うどん麺又はほうとう
麺の場合は、幅が3〜10mm程度の角麺又は平打ち麺と
する。なお、上記麺線状に細く切断した麺には、粉打ち
をして互いに付着しないようによく混ぜる。
線状に細く切断する。このとき、うどん麺又はほうとう
麺の場合は、幅が3〜10mm程度の角麺又は平打ち麺と
する。なお、上記麺線状に細く切断した麺には、粉打ち
をして互いに付着しないようによく混ぜる。
【0028】以上説明した製造方法は、主としてうどん
麺又はほうとう麺の場合であるが、中華麺の場合は、主
原料としての小麦粉にバター及び生クリームを加えた液
体チーズを混入したものに、さらに前述のカン水を約1
重量%混入して練り上げる。この場合、圧延機で板状に
延ばして麺帯とするときの厚さは0.8〜1mm程度とす
る。また、上記の麺帯を切出し機にかけて麺線状に細く
切断するときの幅は0.8〜2mm程度の角麺又は丸麺、
平打ち麺とする。その他は、前述のうどん麺又はほうと
う麺の場合と全く同様である。
麺又はほうとう麺の場合であるが、中華麺の場合は、主
原料としての小麦粉にバター及び生クリームを加えた液
体チーズを混入したものに、さらに前述のカン水を約1
重量%混入して練り上げる。この場合、圧延機で板状に
延ばして麺帯とするときの厚さは0.8〜1mm程度とす
る。また、上記の麺帯を切出し機にかけて麺線状に細く
切断するときの幅は0.8〜2mm程度の角麺又は丸麺、
平打ち麺とする。その他は、前述のうどん麺又はほうと
う麺の場合と全く同様である。
【0029】これにより、前述の麺材料として小麦粉の
他に液体チーズを混入した本発明の麺類が製造される。
他に液体チーズを混入した本発明の麺類が製造される。
【0030】
【実施例】実施例1
強力粉と薄力粉とを7:3の割合で混合した小麦粉10
00gに対し、芋澱粉を50g添加し、30重量%のバ
ター及び20重量%の生クリームを加えた液体チーズ5
00gを混入し、さらに鶏卵5個を混入して、これらを
ミキサーで十分に練り上げ、この練上げ生地を団子状に
して濡れ布巾で包み、冷蔵庫で8℃の温度で6時間寝か
せ、上記練上げ生地の全体を発酵熟成させる。その後、
この練上げ生地を再度よく練り上げ、これを圧延機で板
状に延ばして厚さ3mmの麺帯とし、この麺帯を切出し機
にかけて幅5mmの麺線状に細く切断して角麺とし、うど
ん麺を製造した。
00gに対し、芋澱粉を50g添加し、30重量%のバ
ター及び20重量%の生クリームを加えた液体チーズ5
00gを混入し、さらに鶏卵5個を混入して、これらを
ミキサーで十分に練り上げ、この練上げ生地を団子状に
して濡れ布巾で包み、冷蔵庫で8℃の温度で6時間寝か
せ、上記練上げ生地の全体を発酵熟成させる。その後、
この練上げ生地を再度よく練り上げ、これを圧延機で板
状に延ばして厚さ3mmの麺帯とし、この麺帯を切出し機
にかけて幅5mmの麺線状に細く切断して角麺とし、うど
ん麺を製造した。
【0031】実施例2
強力粉と薄力粉とを7:3の割合で混合した小麦粉10
00gに対し、芋澱粉を50g添加し、30重量%のバ
ター及び20重量%の生クリームを加えた液体チーズ5
00gを混入し、これに鶏卵5個を混入し、さらにカン
水を1重量%混入して、これらをミキサーで十分に練り
上げ、この練上げ生地を団子状にして濡れ布巾で包み、
冷蔵庫で8℃の温度で6時間寝かせ、上記練上げ生地の
全体を発酵熟成させる。その後、この練上げ生地を再度
よく練り上げ、これを圧延機で板状に延ばして厚さ1mm
の麺帯とし、この麺帯を切出し機にかけて幅1mmの麺線
状に細く切断して角麺とし、中華麺を製造した。
00gに対し、芋澱粉を50g添加し、30重量%のバ
ター及び20重量%の生クリームを加えた液体チーズ5
00gを混入し、これに鶏卵5個を混入し、さらにカン
水を1重量%混入して、これらをミキサーで十分に練り
上げ、この練上げ生地を団子状にして濡れ布巾で包み、
冷蔵庫で8℃の温度で6時間寝かせ、上記練上げ生地の
全体を発酵熟成させる。その後、この練上げ生地を再度
よく練り上げ、これを圧延機で板状に延ばして厚さ1mm
の麺帯とし、この麺帯を切出し機にかけて幅1mmの麺線
状に細く切断して角麺とし、中華麺を製造した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の麺類によ
れば、強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉を主原料と
し、これにバター及び生クリームを加えた液体チーズを
30〜50重量%混入して練り上げたものを板状に延ば
して麺帯とし、これを細く切断して麺線状に形成したこ
とにより、液体チーズが小麦粉と一体的によく混ざり、
茹でても麺が短く切れることなく美味しく且つ栄養価の
高い麺類を提供することができる。
れば、強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉を主原料と
し、これにバター及び生クリームを加えた液体チーズを
30〜50重量%混入して練り上げたものを板状に延ば
して麺帯とし、これを細く切断して麺線状に形成したこ
とにより、液体チーズが小麦粉と一体的によく混ざり、
茹でても麺が短く切れることなく美味しく且つ栄養価の
高い麺類を提供することができる。
【0033】また、本発明の麺類の製造方法によれば、
主原料として強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉に、バ
ター及び生クリームを加えた液体チーズを30〜50重
量%混入して練り上げ、これを低温で6〜10時間寝か
せ、これを板状に延ばして麺帯とし、この麺帯を麺線状
に細く切断することにより、上記の麺材料として小麦粉
の他に液体チーズを混入した麺類を製造することができ
る。
主原料として強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉に、バ
ター及び生クリームを加えた液体チーズを30〜50重
量%混入して練り上げ、これを低温で6〜10時間寝か
せ、これを板状に延ばして麺帯とし、この麺帯を麺線状
に細く切断することにより、上記の麺材料として小麦粉
の他に液体チーズを混入した麺類を製造することができ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 強力粉と薄力粉とを混合した小麦粉を主
原料とし、これにバター及び生クリームを加えた液体チ
ーズを30〜50重量%混入して練り上げたものを板状
に延ばして麺帯とし、これを細く切断して麺線状に形成
したことを特徴とする麺類。 - 【請求項2】 上記小麦粉は、薄力粉に対して強力粉の
割合を多くして混ぜたものであることを特徴とする請求
項1記載の麺類。 - 【請求項3】 上記小麦粉は、芋澱粉を5〜10重量%
添加したものであることを特徴とする請求項2記載の麺
類。 - 【請求項4】 上記小麦粉に液体チーズを混入したもの
に、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げたこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の麺類。 - 【請求項5】 主原料として強力粉と薄力粉とを混合し
た小麦粉に、バター及び生クリームを加えた液体チーズ
を30〜50重量%混入して練り上げ、これを低温で6
〜10時間寝かせ、これを板状に延ばして麺帯とし、こ
の麺帯を麺線状に細く切断することを特徴とする麺類の
製造方法。 - 【請求項6】 上記小麦粉は、薄力粉に対して強力粉の
割合を多くして混ぜたものであることを特徴とする請求
項5記載の麺類の製造方法。 - 【請求項7】 上記小麦粉は、芋澱粉を5〜10重量%
添加したものであることを特徴とする請求項6記載の麺
類の製造方法。 - 【請求項8】 上記小麦粉に液体チーズを混入したもの
に、さらにカン水を約1重量%混入して練り上げたこと
を特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の麺類の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29915199A JP3361081B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 麺類及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29915199A JP3361081B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 麺類及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001120204A JP2001120204A (ja) | 2001-05-08 |
JP3361081B2 true JP3361081B2 (ja) | 2003-01-07 |
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ID=17868795
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---|---|---|---|
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---|---|
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---|---|---|---|---|
CN104068327A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-10-01 | 苏伟 | 一种柚子黄油凉拌面及其制作方法 |
CN110583995A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-20 | 杭州盈财网络科技有限公司 | 一种奶酪面及其制备工艺 |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29915199A patent/JP3361081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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