JPS60217862A - 蒸し物の製造方法 - Google Patents
蒸し物の製造方法Info
- Publication number
- JPS60217862A JPS60217862A JP59073533A JP7353384A JPS60217862A JP S60217862 A JPS60217862 A JP S60217862A JP 59073533 A JP59073533 A JP 59073533A JP 7353384 A JP7353384 A JP 7353384A JP S60217862 A JPS60217862 A JP S60217862A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blend
- steamed
- sugar
- parts
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蒸し物の製造方法の改良に関する。
従来、種々の蒸し物が提供されているが、いずれも老化
が早く、特に低温で硬くなりやすく、−20℃前後に凍
結すると硬くなり、食するには適さない品物となるもの
であった。例えば、蒸しカステラ.馬来粁(マーラカオ
)と称される製品は、いずれも低温に長期間置くと老化
し、硬くなり、口溶け,風味が悪くなり、−20℃前後
に凍結すると、食するには適さない硬さとなるものであ
った。
が早く、特に低温で硬くなりやすく、−20℃前後に凍
結すると硬くなり、食するには適さない品物となるもの
であった。例えば、蒸しカステラ.馬来粁(マーラカオ
)と称される製品は、いずれも低温に長期間置くと老化
し、硬くなり、口溶け,風味が悪くなり、−20℃前後
に凍結すると、食するには適さない硬さとなるものであ
った。
本発明は、老化がおそく、低温で長期間保存したのちも
、食味の落ちることのない蒸し物を提供しようとするも
ので、その要旨は、小麦粉100*量部に油脂75〜1
30重量部,砂糖180〜250重量部,卵130〜2
00重量部を配合し、混捏後0〜10℃に3〜60時間
静置し、次いで蒸し上げることを特徴とする蒸し物の製
造方法にある。
、食味の落ちることのない蒸し物を提供しようとするも
ので、その要旨は、小麦粉100*量部に油脂75〜1
30重量部,砂糖180〜250重量部,卵130〜2
00重量部を配合し、混捏後0〜10℃に3〜60時間
静置し、次いで蒸し上げることを特徴とする蒸し物の製
造方法にある。
本発明の上記配合において、小麦粉は薄力小麦粉が好ま
しく、油脂は植物性の常温にて流動性がある品が良《、
動物性油脂であると風味.口溶け,ソフト感が悪くなる
傾向をもつ。その使用量は小麦粉重量lOO部(以下い
ずれも重量部を示す)に対し75〜130部使用するこ
とが好ましく、油脂量が少ない場合口溶くナ悪く、老化
が早くなる。また多い場合は生地が柔らかくなり、製品
のボリュームが出す、食感が悪く、製品としての価値が
劣えた。また砂糖は上白糖,グラニュー糖等一般に使用
されている和洋菓子の糖であれば良い。その使用量は小
麦13iiiil00部に対して180〜250部使用
することが必要で、砂糖使用量が少ない場合製品が硬く
なりやず〈:、口溶けが悪くなる。また砂糖使用量が2
50部より多いと製品上部が落込み、製品としての価値
が無くなった。
しく、油脂は植物性の常温にて流動性がある品が良《、
動物性油脂であると風味.口溶け,ソフト感が悪くなる
傾向をもつ。その使用量は小麦粉重量lOO部(以下い
ずれも重量部を示す)に対し75〜130部使用するこ
とが好ましく、油脂量が少ない場合口溶くナ悪く、老化
が早くなる。また多い場合は生地が柔らかくなり、製品
のボリュームが出す、食感が悪く、製品としての価値が
劣えた。また砂糖は上白糖,グラニュー糖等一般に使用
されている和洋菓子の糖であれば良い。その使用量は小
麦13iiiil00部に対して180〜250部使用
することが必要で、砂糖使用量が少ない場合製品が硬く
なりやず〈:、口溶けが悪くなる。また砂糖使用量が2
50部より多いと製品上部が落込み、製品としての価値
が無くなった。
卵は一般使用の鶏卵で良い。その使用量は小麦粉重量1
00部に対し130〜200部使用することが必要で、
130〜200部より少なくても多くても蒸していると
き生地を保型しずらく、流れ出したり、上部が沈んだり
してボリュームが出ず、内相が不均一になり、口熔け悪
くなった。上記の配合は、従来の蒸し物の配合に比して
、油脂,砂糖,卵の量が多いのが特徴である。上記配合
にさらに小麦粉100部に対し、乳製品20〜50部,
重炭酸ナトリウム1〜3部,ベーキングパウダー2〜5
部,香料0〜0.2部,水10〜20部を使用する。
00部に対し130〜200部使用することが必要で、
130〜200部より少なくても多くても蒸していると
き生地を保型しずらく、流れ出したり、上部が沈んだり
してボリュームが出ず、内相が不均一になり、口熔け悪
くなった。上記の配合は、従来の蒸し物の配合に比して
、油脂,砂糖,卵の量が多いのが特徴である。上記配合
にさらに小麦粉100部に対し、乳製品20〜50部,
重炭酸ナトリウム1〜3部,ベーキングパウダー2〜5
部,香料0〜0.2部,水10〜20部を使用する。
上記配合物を混捏し、次いで生地をO〜10℃の低温に
3〜60時間置く。通常の蒸し物であると混捏後あまり
時間をおかないで、蒸し上げた方が良品質の品物が出来
ると言われているものが多いが、本配合による生地は混
捏が終わって直ちに蒸しあげると、製品中の気泡が荒く
なり、口熔け悪く、製品の内相が均一にならず、良質の
製品は出来ない。このことは本配合の製品は一般の蒸し
物より高配合である為と思われる。種々の試験の結果、
生地をO〜10℃の低温に3〜60時間置くことが好ま
しいことがわかった。
3〜60時間置く。通常の蒸し物であると混捏後あまり
時間をおかないで、蒸し上げた方が良品質の品物が出来
ると言われているものが多いが、本配合による生地は混
捏が終わって直ちに蒸しあげると、製品中の気泡が荒く
なり、口熔け悪く、製品の内相が均一にならず、良質の
製品は出来ない。このことは本配合の製品は一般の蒸し
物より高配合である為と思われる。種々の試験の結果、
生地をO〜10℃の低温に3〜60時間置くことが好ま
しいことがわかった。
このように、低温,長時間の静置が望ましい理由は、次
にあると思われる。
にあると思われる。
+11小麦粉量が生地全体の量からみると、一般の蒸し
物より少なく、蒸した時の保型する力が弱いため、長時
間置くことにより、小麦粉中の蛋白質の結合を強化し、
それにより生地組織が強化されることとなり、保型ずる
力を強くする。
物より少なく、蒸した時の保型する力が弱いため、長時
間置くことにより、小麦粉中の蛋白質の結合を強化し、
それにより生地組織が強化されることとなり、保型ずる
力を強くする。
(2)長時間置くことにより、各原月料の熟成を促し、
結合を強化し、よくなじませる働きをさせる。それによ
り風味を良くし、製品の内相を均一にし、口熔けの良い
品になる。
結合を強化し、よくなじませる働きをさせる。それによ
り風味を良くし、製品の内相を均一にし、口熔けの良い
品になる。
(3)0〜10℃の低温に置くことによって、生地を締
め、粘着性を出きせ、生地中及び上面に浮上がった気泡
をのがさない様にする。
め、粘着性を出きせ、生地中及び上面に浮上がった気泡
をのがさない様にする。
(4)0〜10℃の低温に置くことによって、細菌の繁
殖を防ぎ、それによる風味悪化を防く。
殖を防ぎ、それによる風味悪化を防く。
以上に説明した方法を用いることによって、良質の製品
を得ることができ、製品の外観を均一にし、内相を細か
く均一にし、いつも安定した製品を作ることができる。
を得ることができ、製品の外観を均一にし、内相を細か
く均一にし、いつも安定した製品を作ることができる。
また食べた感じも、口溶り良く、老化の遅い、弾力があ
る製品を得る。
る製品を得る。
上記の配合で作られた製品は老化が遅く、家庭用冷蔵庫
(2〜5℃)に1週間置いても硬さと風味はほとんど変
らず、おいしく賞味することができた。
(2〜5℃)に1週間置いても硬さと風味はほとんど変
らず、おいしく賞味することができた。
また本発明製品は水分活性が0.896八弱(wa;e
rac−tivityを表す記号)と少な《、家庭用冷
凍庫(−18℃前後)に1週間置き、冷凍庫から出1,
7直ちに食しても、冷菓として食するに適した硬さであ
った。
rac−tivityを表す記号)と少な《、家庭用冷
凍庫(−18℃前後)に1週間置き、冷凍庫から出1,
7直ちに食しても、冷菓として食するに適した硬さであ
った。
参考のため、本配合範囲内のIM品と、一般市販−され
ている蒸し物の内より3種類の製品の水分活性値を記し
ておく。一日本製粉中央研究所にて分析次に本発明の実
施例を示す。
ている蒸し物の内より3種類の製品の水分活性値を記し
ておく。一日本製粉中央研究所にて分析次に本発明の実
施例を示す。
下記の配合材料を用意した。単位は重量部を示す。
薄力小麦粉ioo部
砂糖240部
卵130部
油脂110部
乳製品30部
重炭酸ソーダ1部
ベーキングパウダー4部
バニラオイル0.1部
水15部
まず、薄力小麦粉,ベーキングパウダー,砂糖をふるい
にかけ、卵、乳製品,重炭酸ソーダ,バニラオイル.水
と共にホイッパーを使用し、ミキサーにて均一になる迄
混捏する。次に油脂を少しづつ加え、生地がなめらかに
なり均一になる迄混ぜ合せる。混ぜ終ったら生地の温度
は24℃であった。生地を適当な容器に入れ5℃の冷蔵
庫に入れ5時間ねかせる。
にかけ、卵、乳製品,重炭酸ソーダ,バニラオイル.水
と共にホイッパーを使用し、ミキサーにて均一になる迄
混捏する。次に油脂を少しづつ加え、生地がなめらかに
なり均一になる迄混ぜ合せる。混ぜ終ったら生地の温度
は24℃であった。生地を適当な容器に入れ5℃の冷蔵
庫に入れ5時間ねかせる。
生地を再びミキサーボールに入れ、ホイッパーで軽く混
ぜ合せる。その生地を蒸すための型に適量流し込み、直
ちに蒸し器で適当時間蒸し上げる(生地の′重量により
異なる。90gで約13〜14分間が適当である。)。
ぜ合せる。その生地を蒸すための型に適量流し込み、直
ちに蒸し器で適当時間蒸し上げる(生地の′重量により
異なる。90gで約13〜14分間が適当である。)。
蒸し上った品物は表面がなめらかで、形良く均一に出来
上り、切って内面を見ると、綺目が細かく均一であり、
食すると弾力があり、口溶けが良く、他の蒸し物製品に
はない特徴の製品が出来上った。
上り、切って内面を見ると、綺目が細かく均一であり、
食すると弾力があり、口溶けが良く、他の蒸し物製品に
はない特徴の製品が出来上った。
比較例1〜4として、馬来粘(マーラヵオ),むしカス
テラ,アルプスむし,むしパンを下記の配合で従来の慣
用の方法で製造したが、本発明の製品とは著しく異なる
ものであった。
テラ,アルプスむし,むしパンを下記の配合で従来の慣
用の方法で製造したが、本発明の製品とは著しく異なる
ものであった。
本発明によれば、老化の遅い(硬くなりにくい),口溶
けの良い,異なった風味を持つ蒸し物であって、長期間
0〜10℃に冷却保管しても硬くならず、また=20℃
前後に凍結しても食する硬さに保たれ゛ζおり、冷菜と
してもおいしく食べられる製品を得ることができる。
けの良い,異なった風味を持つ蒸し物であって、長期間
0〜10℃に冷却保管しても硬くならず、また=20℃
前後に凍結しても食する硬さに保たれ゛ζおり、冷菜と
してもおいしく食べられる製品を得ることができる。
本発明によれば、従来のむしパン類,カステラ類,およ
びまんじゅう類のいずれでもない独特の新しい菓子(む
しケーキ)を得ることができる。
びまんじゅう類のいずれでもない独特の新しい菓子(む
しケーキ)を得ることができる。
Claims (1)
- 小麦粉100重量部に油脂75〜130重量部,砂糖1
80〜250重量部,卵130〜200重量部を配合し
、混捏後0〜lO℃に3〜60時間静置し、次いで蒸し
上げることを特徴とする蒸し物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59073533A JPS60217862A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 蒸し物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59073533A JPS60217862A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 蒸し物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217862A true JPS60217862A (ja) | 1985-10-31 |
JPS6155935B2 JPS6155935B2 (ja) | 1986-11-29 |
Family
ID=13520960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59073533A Granted JPS60217862A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 蒸し物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217862A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009021553A1 (en) * | 2007-08-13 | 2009-02-19 | Puratos N.V. | Steamed cake donut |
EP2468103A1 (en) | 2007-08-13 | 2012-06-27 | Puratos N.V. | Steamed cake donut |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP59073533A patent/JPS60217862A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009021553A1 (en) * | 2007-08-13 | 2009-02-19 | Puratos N.V. | Steamed cake donut |
EP2468103A1 (en) | 2007-08-13 | 2012-06-27 | Puratos N.V. | Steamed cake donut |
US8889202B2 (en) | 2007-08-13 | 2014-11-18 | Puratos N.V. | Steamed cake donut |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155935B2 (ja) | 1986-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |