JP3641313B2 - パン類用穀粉及びパン類 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なパン類用穀粉、及びこの穀粉を用いて製造後、冷蔵保存後あるいは冷凍保存後加熱解凍して喫食しても食感が劣化しないパン類に関する。
【0002】
【従来の技術】
パン類は、多様化する消費者のニーズに応えるべく様々のものが開発されている。
これらのパン類は、小麦粉、就中特に、カナダ産のウエスタン・レッド・スプリング・ホイート、アメリカ産のハード・レッド・ウインター・ホイート、ハード・レッド・スプリング・ホイート、オーストラリア産のプライム・ハード等の高タンパク質含量の硬質小麦から得られる強力粉を使用して製造されている。
【0003】
しかしながら、強力粉から製造されたパン類は、例えばベーカリー等の店頭で室温で長時間展示していると、水分飛散や澱粉の劣化を生じやすく、これを喫食すると硬いものとなり、パサパサとした食感及び風味の劣ったものとなることが多く、この傾向は冷蔵庫で低温保存した場合に更に顕著であった。
【0004】
また、強力粉から製造された冷凍パン類を電子レンジで加熱解凍すると、過度の水分飛散やタンパク質の過度の変性を生じやすく、これを喫食するとひきの強い硬いものとなり、歯切れの悪い食感及び風味の劣ったものとなるという欠点があった。
【0005】
かかる欠点を改良するために、従来は、老化防止剤として、乳化剤、α化澱粉などの添加剤が使用されてきた。また、原料となる小麦粉の配合面からは、強力粉に日本産農林61号、ホロシリコムギ、オーストラリア産スタンダード・ホワイト等から得られる中力粉及び/又はアメリカ産ウエスタン・ホワイト・ホイート、オーストラリア産ソフト等の薄力系小麦から得られる薄力粉、又はときとして澱粉を混合する方法、強力粉を使用せずに中力粉と薄力粉のみを使用する方法等が採用されている。
【0006】
しかしながら、かかる改良法も、老化防止効果が不充分でパン類の食感の劣化を防止することができないと共に、老化防止剤の添加は消費者の健康の点から好ましいものではない。また、かかる改良法により冷凍パン類を製造した場合には、解凍品を喫食すると粘着性、ひき及び硬さが減少して歯切れは多少良くなるものの、反面、製品の保湿性が低下して乾きやすくなり、老化が早くなるという欠点があり、しかも口の中で団子状になり易く口溶けが悪いという問題があった。そして、冷凍パン類における上記の欠点を改良することを目的として、糖類、油脂類等の副資材の添加の検討もなされているが、未だ充分満足のゆく結果は得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、長期間保存しても、また冷蔵あるいは冷凍保存しても、老化による食感の劣化のないパン類を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、上記欠点を解決せんと鋭意研究を行った結果、特定量のモチ性小麦粉を含む穀粉を使用してパン類を製造すれば、上記の欠点が解消されて、室温で長時間保存した後、また冷蔵保存後あるいは冷凍保存して電子レンジで加熱解凍した後においても、喫食したときに過度に硬くならず、しっとりした良好な食感が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明は、モチ性小麦粉を0.5〜30重量%含有するパン類用穀粉を提供するものである。
また、本発明は、かかるパン類用穀粉を用いて製造したパン類を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において、パン類とは、いわゆるベーカリーにおいて通常製造、販売されている、小麦粉等の穀粉類をベースとする生地をイースト等を使用して膨化させることにより製造されるものを云い、例えば、食パン、フランスパン、ペストリー類、バターロール等のロールパン、各種菓子パン類、イーストドーナツ等の揚げパン類、蒸しパン類、ピザパイ等のピザ類等が挙げられる。
【0011】
本発明において、モチ性小麦粉とは、アミロース含量10%以下のものを指称する。モチ性小麦の一つとしては、本発明者の2人により作出された特開平6−125669号公報に記載のアミロース含量0%のモチコムギが挙げられる。このモチコムギは上記公報に記載の方法に従って、 −A1遺伝子と −B1遺伝子の発現を欠き −D1遺伝子の発現能力を維持する6倍体とW−D1遺伝子の発現のみを欠いた6倍体を交配して雑種第一代個体を得、これを自家受精させて雑種第二代個体とし、この中から上記3種の遺伝子の発現を欠いたものを選ぶことによって作出される。また、上記遺伝子のうちのA1及びB1の発現を欠いた6倍体と二粒系コムギゲノム構成AABB個体を交配する方法によっても作出される。
【0012】
これらのモチコムギはアミロース含量0%の小麦であるが、更にこれを、常法に従って、ウルチ性小麦と交配後、選抜することにより、アミロース含量が10%以下のモチ性小麦を得ることができる。
モチ性小麦の作出方法としては、上記の方法に限定されることなく、放射線照射、化学的変異原処理などによって得られたもの、あるいは、それを育種の母本として用いて育成された小麦の内、小麦中のアミロース含量が10%以下であるものの何れでもよい。
【0013】
本発明のパン類用穀粉は、その0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%がモチ性小麦粉であり、その他の穀粉としては、ウルチ性の強力粉、中力粉、薄力粉等の小麦粉、ライ麦粉、澱粉等が使用される。穀粉中のモチ性小麦粉の含量が0.5重量%未満であると本発明の老化防止効果が得られず、また30重量%を超えると硬くなりすぎて好ましくない。
【0014】
本発明のパン類用穀粉は、モチ性小麦粉及び他の穀粉を別々に製造(製粉)し混合してもよいし、モチ性小麦及び他の穀粒を混合した後製粉してもよい。
【0015】
本発明のパン類は上記モチ性小麦粉を含有する穀粉に、イースト、重曹等の化学膨張剤、イーストフード、食塩、糖類、油脂類、卵、乳製品、水等の一般にパン類の製造に使用される各種副原料を配合したものを混練して生地を作り、これを発酵等により膨化させ、焼成又は油揚げすることにより製造される。本発明のパン類の製造に際しては、パン類の製造において通常採用されている製造方法、製造装置、凍結方法、凍結装置のいずれもが採用できる。また上記した原料の他にパン類の製造において使用されている、例えば乾燥果実、香辛料、ビタミン、ミネラル等の添加剤を必要に応じて添加することができる。
【0016】
本発明のパン類は、室温に保存してもまた冷蔵もしくは冷凍保存してもよい。冷蔵保存したものはそのまま喫食しても、電子レンジ等で温めて喫食してもよい。また冷凍保存したものは電子レンジ等で加熱解凍して喫食される。
【0017】
【発明の効果】
本発明のパン類用穀粉を用いて製造されたパン類は、老化の進行が極めて緩やかなため、室温で長時間保存した後、あるいは冷蔵保存した後喫食しても硬くならず、しっとりした製造直後に近い良好な食感を有する。また、本発明のパン類は、非常に保水性が高いため、特に電子レンジによる加熱に適しており、加熱中の水分飛散によりぱさついたり、堅くなったりしないでしっとりとした良好な食感を長く保持することができる。従って、本発明のパン類用穀粉は、電子レンジ等で加熱解凍して喫食する冷凍パン類の製造に特に優れている。
【0018】
【実施例】
次に実施例を挙げて説明する。
【0019】
実施例1
下記配合の原料を用いて、下記工程にしたがってバターロールを製造した。尚モチ性小麦粉と他の穀粉との配合割合は表1に示すとおりである。
【0020】
配合:
他の穀粉 Xg
モチ性小麦粉(特開平6-125669号公報の例2で得たもの) (1000−X)g
イースト 25g
食塩 16g
砂糖 150g
ショートニング 130g
卵 150g
脱脂粉乳 20g
イーストフード 1.5g
水 480g
【0021】
バターロール製造工程:
(1)ミキシング 上記の配合からショートニングを除いた材料をミキサーに入れ、低速(98回/分)で2分間、次いで高速(295回/分)で4分間ミキシング後、ショートニングを加えて更に低速で2分間、次いで高速で6分間ミキシングした(捏上温度27℃)。
(2)発酵 パンチせずに80分間(温度27℃、湿度70%)。
(3)分割 40g/個。
(4)ベンチタイム 15分間(室温)。
(5)成形 通常のバターロール成形。
(6)ホイロ 50分間(温度42℃、湿度85%)。
(7)焼成 9分間(温度210℃)。
【0022】
【表1】
Figure 0003641313
【0023】
このようにして製造したバターロールの風味及び食感を下記の表2に示した評価基準に従って10名のパネラーにより評価し、その平均値を求めた。
また、製造されたバターロールを室温で1時間放冷した後、及びその後室温で24時間保存した後、4℃に保った冷蔵庫で24時間冷蔵保存した後のバターロールの風味及び食感を同様に評価した。
更に、製造されたバターロールを−40℃に保った急速冷凍庫で20分間凍結して冷凍バターロールを製造し、これを−18℃の冷凍庫で10日間保存後、得られた冷凍バターロールをそのまま電子レンジに入れて1分間加熱解凍した。加熱解凍後のバターロールの風味及び食感を同様に評価した。
その結果は表3に示すとおりである。
【0024】
【表2】
Figure 0003641313
【0025】
【表3】
Figure 0003641313
【0026】
上記表3の結果から、モチ性小麦粉を配合使用した本発明のバターロールは、ワキシーコーンスターチやモチ米粉、タピオカ澱粉を配合使用して製造したバターロールや通常の小麦粉を使用して製造したバターロールに比べて製品の体積が大きく、バターロール特有の風味を損なうことなく優れた食感を示すこと、また、室温あるいは低温で長時間保存した場合や、冷凍保存後電子レンジで加熱解凍した場合に優れた風味及び食感を保持した製品になることが分かる。
【0027】
実施例2
下記配合の原料を用いて、下記工程にしたがってハードロールを製造した。尚モチ性小麦粉と他の穀粉との配合割合は表1に示すとおりである。
【0028】
Figure 0003641313
【0029】
ハードロール製造工程:
中種工程
(1)ミキシング 上記の中種材料をミキサーに入れ、低速で2分間、次いで高速で5分間ミキシングした(捏上温度24℃)。
(2)発酵 4時間(温度27℃、湿度70%)。
本捏工程
(1)ミキシング 上記の中種生地に本捏配合を加え、ミキサーを用いて低速で2分間、次いで高速で5分間ミキシングした。
(2)フロアタイム 20分間(室温)。
(3)分割 60g/個。
(4)ベンチタイム 15分間(室温)。
(5)成形 モルダーを用い棒状に成形。
(6)ホイロ 60分間(温度42℃、湿度85%)。
(7)焼成 9分間(温度210℃)。
【0030】
このようにして製造したハードロールの風味及び食感を前記表2に示した評価基準に従って10名のパネラーにより評価した。
また、製造されたハードロールを室温で1時間放冷した後、及びその後室温で24時間保存した後、4℃に保った冷蔵庫で24時間冷蔵保存した後のハードロールの風味及び食感を同様に評価した。
更に、製造されたハードロールを−40℃に保った急速冷凍庫で20分間凍結して冷凍ハードロールを製造し、これを−18℃の冷凍庫で10日間保存後、得られた冷凍ハードロールをそのまま電子レンジに入れて30秒間加熱解凍した。加熱解凍後のハードロールの風味及び食感を同様に評価した。
その結果は表4に示すとおりである。
【0031】
【表4】
Figure 0003641313
【0032】
上記表4の結果から、モチ性小麦粉を配合使用した本発明のハードロールは、ワキシーコーンスターチやモチ米粉、タピオカ澱粉を配合使用して製造したハードロールや通常の小麦粉を配合使用して製造したハードロールに比べて製品の体積が大きく、ハードロール特有の風味を損なうことなく優れた食感を示すこと、また、室温あるいは低温で長時間保存した場合や、冷凍保存後電子レンジで加熱解凍した場合に優れた風味及び食感を保持した製品になることが分かる。
【0033】
実施例3
下記配合の原料を用いて、下記工程にしたがってイーストドーナツを製造した。尚モチ性小麦粉と他の穀粉との割合は表1に示すとおりである。
【0034】
配合:
他の穀粉 Xg
モチ性小麦粉(実施例1と同じ) (1000-X)g
イースト 50g
食塩 15g
砂糖 120g
ショートニング 100g
卵 100g
脱脂粉乳 20g
ベーキングパウダー 10g
水 520g
【0035】
イーストドーナツ製造工程:
(1)ミキシング 上記の全配合材料をミキサーに入れ、低速で2分間、次いで高速で7分間ミキシングした(捏上温度27℃)。
(2)発酵 パンチせずに60分間(温度27℃、湿度70%)。
(3)分割 45g/個。
(4)成形 生地を約8mmのシート状に伸ばし、外形8cmのリング状の抜型で抜く。
(5)ホイロ 30分間(温度35℃、湿度85%)。
(6)フライ 2分間(温度180℃)。
【0036】
このようにして製造したイーストドーナツの風味及び食感を前記表2に示した評価基準に従って10名のパネラーにより評価した。
また、製造されたイーストドーナツを室温で1時間放冷した後、及びその後室温で24時間保存した後、4℃に保った冷蔵庫で24時間冷蔵保存した後のイーストドーナツの風味及び食感を同様に評価した。
更に、製造されたイーストドーナツを−40℃に保った急速冷凍庫で20分間凍結して冷凍イーストドーナツを製造し、これを−18℃の冷凍庫で10日間保存後、得られた冷凍イーストドーナツをそのまま電子レンジに入れて45秒間加熱解凍した。加熱解凍後のイーストドーナツの風味及び食感を同様に評価した。
製造時の吸油量は、試験区11の吸油量を1としたときの相対値で示した。
その結果は表5に示すとおりである。
【0037】
【表5】
Figure 0003641313
【0038】
上記表5の結果から、モチ性小麦粉を配合使用した本発明のイーストドーナツは、ワキシーコーンスターチやモチ米粉、タピオカ澱粉を配合使用して製造したイーストドーナツや通常の小麦粉を配合使用して製造したイーストドーナツに比べて製品の吸油量が少なく、イーストドーナツ特有の風味を損なうことなく優れた食感を示すこと、また、室温あるいは低温で長時間保存した場合や、冷凍保存後電子レンジで加熱解凍した場合に優れた風味及び食感を保持した製品になることが分かる。
【0039】
実施例4
下記配合の原料を用いて、下記工程にしたがってピザパイ台生地を製造した。尚モチ性小麦粉と他の穀粉との割合は表1に示すとおりである。
【0040】
配合:
他の穀粉 Xg
モチ性小麦粉(実施例1と同じ) (100-X)g
イースト 3g
イーストフード 0.1g
食塩 1g
砂糖 3g
ショートニング 3g
水 66g
【0041】
ピザパイ台生地製造工程:
(1)ミキシング 上記の全配合材料をミキサーに入れ、低速で5分間、次いで高速で5分間ミキシングした(捏上温度26℃)。
(2)発酵 40分間(温度27℃、湿度70%)。
(3)分割 45g/個。
(4)ベンチタイム 15分間(室温)。
(5)成形 間隙3.5mmのモルダーにより直径8cmの円形のシート状に成形。
(6)ホイロ 25分間(温度38℃、湿度80%)。
(7)焼成 8分間(温度220℃)。
【0042】
このようにして製造したピザパイ台生地1枚につき5gのピザソースを付け、5gのハムと10gのチーズでトッピングし、製品とした。この製品の風味及び食感を前記表2に示した評価基準に従って10名のパネラーにより評価した。
また、製造されたピザパイ台生地を室温で1時間放冷した後、及びその後室温で24時間保存した後、4℃に保った冷蔵庫で24時間冷蔵保存した後のピザパイ台生地の風味及び食感を同様に評価した。
更に、製造されたピザパイ台生地を−40℃に保った急速冷凍庫で20分間凍結して冷凍ピザパイ台生地を製造し、これを−18℃の冷凍庫で10日間保存後、得られた冷凍ピザパイ台生地をそのまま電子レンジに入れて2分間加熱解凍した。加熱解凍後のピザパイ台生地の風味及び食感を同様に評価した。
その結果は表6に示すとおりである。
【0043】
【表6】
Figure 0003641313
【0044】
上記表6の結果から、モチ性小麦粉を配合使用した本発明のピザパイ台生地は、ワキシーコーンスターチやモチ米粉、タピオカ澱粉を配合使用して製造したピザパイ台生地や通常の小麦粉を配合使用して製造したピザパイ台生地に比べて、ピザパイ特有の風味を損なうことなく優れた食感を示すこと、また、室温あるいは低温で長時間保存した場合や、冷凍保存後電子レンジで加熱解凍した場合に優れた風味及び食感を保持した製品になることが分かる。

Claims (4)

  1. モチ性小麦粉を0.5〜30重量%含有することを特徴とするパン類用穀粉。
  2. モチ性小麦粉を1〜20重量%含有することを特徴とするパン類用穀粉。
  3. モチ性小麦粉がアミロース含量10%以下のものである請求項1又は2記載のパン類用穀粉。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載のパン類用穀粉を用いて製造されたパン類。
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