JPH0321480B2 - - Google Patents

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JPH0321480B2
JPH0321480B2 JP60070459A JP7045985A JPH0321480B2 JP H0321480 B2 JPH0321480 B2 JP H0321480B2 JP 60070459 A JP60070459 A JP 60070459A JP 7045985 A JP7045985 A JP 7045985A JP H0321480 B2 JPH0321480 B2 JP H0321480B2
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JP
Japan
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boom
cover body
roller
vehicle body
hydraulic cylinder
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JP60070459A
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JPS61229799A (ja
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Mitsuhiro Kishi
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/846,813 priority patent/US4694930A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昇降台を車体より上方に上下動させ
て人員、資材を高所に持ち上げることのできる昇
降装置に関し、特に、簡易な構成で従来より広い
床面積を持つ昇降台を安定して保持できる昇降装
置に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建築等の高所における組立て、
塗装、修理には昇降台を上下に昇降させる昇降装
置が多く用いられ、この昇降台に作業員、資材を
載せて持ち上げたり、降下させて作業させてい
た。
この従来の昇降装置においては、一対のアーム
をその中央で軸着して一組のリンクとし、複数組
のリンクを上下方向に積み重ねて連結したパンタ
グラフ状の伸縮機構(いわゆるシザースタイプ)
が多く用いられていた。この機構では昇降装置の
最大上昇高さを高くするためには、アームの各長
さを長くするか、連結するリンクの組数を多くし
なければならないものであつた。このため、上昇
可能高さを高くできる昇降装置を設計すると、多
数組のパンタグラフを用いなければならず、伸縮
機構を折畳んだ状態での昇降装置の高さが高くな
り、作業員が昇降台に乗り降りしたり、資材を積
込み積下しする作業が煩わしいものであつた。
この欠点を解消するために、アームの内部に複
数のブームを伸縮自在に挿入して、一つの伸縮ブ
ームの長さ方向に伸長できるように構成した昇降
装置も案出されている(例えば、特願昭56年第
134487号、特願昭56年第191065号など)。この新
しく提案された昇降機構では、二個一組の伸縮ブ
ームをその中心で回動自在にX字形に組合わせ、
二組の伸縮ブームを並列に配置して4本の上アー
ムと下アームによつて車体と昇降台を連結させて
いた。
この構成では、挿入するブームの必要使用本数
が多くならざるを得ず、構成部品の使用点数が極
めて多くなり、製造組立てが煩雑となり、価格も
高くなるものであつた。また、中間のブームと上
下のブームの摺動部分が極めて多くなり、通常こ
の摺動点にはポリアミド系の摺動部品を取付けて
おくため、定期的に取換えなければならない部品
点数が多くなり、点検、整備に費用が掛かると共
に作業が煩わしいものであつた。
このため、伸縮ブーム体を一本にして側面から
視てZ字形になる様に伸縮させる昇降装置も提案
されている(特願昭59年第95797号など)。この新
しい一本の伸縮ブーム体による昇降装置では多段
に伸縮する伸縮ブーム体を用いるため、各ブーム
の間には段差が生じ、昇降台を水平に支えるため
の支軸点を確保するのが困難なものであり、伸縮
する伸縮ブーム体と昇降台の間に水平維持機構を
介在させるのが困難であつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一本の伸縮ブーム体では、昇降台を持ち上げよ
うとする際に各ブームがそれぞれ摺動して各ブー
ム間の間隔が広くなる。このため、昇降台を支え
る水平維持機構を最上段のブーム以外のブームと
昇降台の間に介在させようとしても、伸縮するこ
とで間隔が変動するため、昇降台を常に水平に維
持させることができない。また、最上段のブーム
に昇降台の水平を維持させる機構を取付けようと
すると、最上段のブームでは固定する長さが極め
て限定されるため、狭い部分に無理な力が加えら
れ、変形の原因となるばかりか、製作上不可能に
近いものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、移動できる車体と、この車体上方に
配置されて車体とほぼ同じ床面積を有する平坦な
昇降台と、外径の異なる複数のブームをテレスコ
ピツク状に組立ててその長さ方向に伸縮自在とな
るようにした伸縮ブーム体とから成り、この伸縮
ブーム体の外径の太いブームの基部を車体の上面
後方に軸支し、外径の小さいブームの先端を昇降
台の下面前方に軸支し、側面から視て全体がZ字
形になるように構成した昇降装置において、この
伸縮ブーム体の最上段の径の小さいブームの上端
にはカバー体の上端を固定し、このカバー体は最
上段のブームの上端から下方に向けて伸縮ブーム
体を被うように延長させ、カバー体の下端には最
上段のブーム以外のブームの上面と接触して転動
するローラーを軸支し、カバー体の下部には前記
ローラーが接触するブームより一段内側のブーム
の上面に接離できる補助ローラーを設け、カバー
体には前記ローラーが最上段のブーム以外のブー
ムから離れる直前の位置を検出して補助ローラー
を前記ローラーが接触するブームより一段内側の
ブームの上面に接触させる段差解消手段を設け、
車体の上面と外径の太いブームとの間には伸縮ブ
ーム体を俯抑させる油圧シリンダーを介在させ、
昇降台の下面とカバー体との間には昇降台を水平
に保持させる油圧シリンダーを介在させたことを
特徴とする昇降装置を提供するものである。
〔作用〕
伸縮ブーム体の伸長の動作をさせると、組み立
てられた各ブームはそれぞれ引き出されて、同時
に伸縮ブーム体は俯抑させられるので、昇降台は
上方に持ち上げられることになる。この伸縮ブー
ム体を構成するカバー体の下端にはローラーが軸
支してあり、このローラーは最上段のブーム以外
のブームの上面(背面)に接触している。そし
て、カバー体と昇降台の間には水平維持のための
油圧シリンダーを介在させてあるので、昇降台に
加えられた応力はカバー体に加えられ、次いでロ
ーラーを介して最上段のブーム以外のブームの上
面に伝えられる。
そして、なおも伸縮ブーム体が伸長すると、ロ
ーラーは最上段のブーム以外のブームの上面の頂
部から外れることになる。しかし、この接触の離
別の直前で段差解消手段がその段差を検知し、補
助ローラーを移動させて前記ローラーが接触して
いたのと一段内側のブームの上面に接触させる。
このため、昇降台に加えられた応力はこの補助ロ
ーラーで受け止められ、次いでカバー体から伸縮
ブーム体に伝えられる。従つて、伸縮ブーム体が
大きくて伸びても、応力はローラーと補助ローラ
ーにより交互に引き継がれ、荷重が伸縮ブーム体
へ伝えることになり、応力によるカバー体の変形
を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
車体1の前後左右にはそれぞれ前輪2と後輪3
が軸支してあり、車体1が自由に移動できる構成
となつており、車体1の下部にはエンジン、油圧
ポンプ等を収納した原動箱4が取付けてある。
この車体1の上面の後方には一体の軸支片5が
間隔を置いて固着してあり、この軸軸支片5間に
は断面四角形の内部中空をした下ブーム6が挿入
してあり、軸支片5と下ブーム6とはピン7によ
つて回動自在に連結してある。前記車体1の上面
であつて、軸支片5を固着したのとは反対の位置
にある車体1の前方の左右に一対のピン止め8が
間隔を置いて固着してある。各ピン止め8と下ブ
ーム6の側面との間には、ピン7を中心にしてこ
の下ブーム6を上下に俯抑させるための俯抑用の
油圧シリンダー9が介在させてある。
前記下ブーム6は断面が四角形の中空形状をし
たもので、その先端は四角形に開口しており、こ
の開口にはやはり断面四角形をした内部中空の中
ブーム10が長さ方向に摺動自在に挿通してあ
る。さらに、この中ブーム10の先端は四角形に
開口しており、この開口からは同様に断面四角形
で内部が中空の先ブーム11がその長さ方向に摺
動自在に挿通してある。
この先ブーム11の先端頂部には、断面がコ字
形をして下方に向けて開口したカバー体12が固
着してあり、カバー体12の内面上部は下ブーム
6の上面(背面)と平行になるように間隔を空け
てある。このため、先ブーム11の上面とカバー
体12の内部下面との間には、下ブーム6、中ブ
ーム10が自由に移動できる程度の間隔が形成し
てあることになる。この下ブーム6は、車体1の
長さ程度の長さにその全長が設定してあり、中ブ
ーム10と先ブーム11もそれぞれ車体1の長さ
とほぼ同じ長さに設定してあり、下ブーム6、中
ブーム10、先ブーム11により伸縮ブーム体1
3が形成されている。
ここで図中符号16は車体1とほぼ同一の床面
積を持つ平坦な昇降台であり、このの昇降台16
の下面前方には間隔を置いて一対の軸支片14が
固着してある。この両軸支片14間にはカバー体
12の上端が挿入してあり、軸支片14とカバー
体12とはピン15により回動自在に連結したあ
る。また、昇降台16の下面であつて、軸支片1
4を固着したのとは反対の位置の昇降台16の下
面後方にはそれぞれ一対のピン止め17が固着し
てあり、各ピン止め17とカバー体12の両側の
間にはそれぞれ角度補正用の油圧シリンダー18
が介在させてある。さらに、昇降台16の上面周
囲には落下防止用の手摺り19が植設してある。
第5図、第6図、第7図は前述の伸縮ブーム体
13およびカバー体12の内部の構成を詳しく示
すものである。
前記下ブーム6、中ブーム10、先ブーム11
は、それぞれ長さ方向に自由に伸縮できるように
テレスピツク状に挿通されている。先ブーム11
の先端(第5図中右側)に固着されているカバー
体12は、その上辺の長さが下ブーム6の全長の
2/3程度の長さであり、その下辺は下ブーム6の
全長の1/3程度に設定してあり、図中左側の下面
は斜めに形成されている。この下ブーム6の上部
あつて、その左端より1/3程度の位置には俯抑用
の油圧シリンダー9を連結するためのピン孔21
が設けてあり、カバー体12の下面であつて、そ
の全長の1/2程度の位置には角度補正用の油圧シ
リンダー18を連結するためのピン孔22が設け
てある。
また、前記カバー体12の上面であつて、図中
左端(第1図では下方の位置)の位置には軸支部
23が固着してあり、この軸支部23内には最上
段の先ブーム11以外のブームである下ブーム6
の上面(背面)に接触して転動するローラー24
が軸支してある。さらに、カバー体12の上面で
軸支部23に接近した位置には段差解消手段41
が設けてある。
第6図は第5図中A−A矢視の断面を示すもの
である。
中ブーム10の先端(第5図中右端)両側には
それぞれ補助板26が固着してあり、この補助板
26の上部に対向する内側にはそれぞれピン27
が植設してあり、このピン27には前記ローラー
25が軸支してあり、また、補助板26の下部に
は支軸28が固定してあり、この補助板26の間
の左右にはそれぞれ先ブーム11の外側下面に当
接するローラー29が回転自在に軸支してあり、
支軸28の中央には下ブーム6と先ブーム11と
を連結させるチエーン(図示せず)を転換させる
ためのプーリー30が軸支してある。また、補助
板26には先ブーム11の外側に接触するスライ
ダー31と、カバー体12の内側に接触するスラ
イダー32が固着してある。
次に、第7図は第5図中B−Bの断面を示すも
ので、カバー体12の先端上部に設けた軸支部2
3の内部には軸支部23の側面と平行になるよう
に支片33が固着してあり、軸支部23の内側と
この支片33間にはピン34が架設してあり、各
ピン34には前記ローラー24が軸支してある。
そして、カバー体12の側面には下ブーム6の外
側に接触するスライダー35が固着してあり、下
ブーム6の側面には中ブーム10の外周と接触す
るスライダー36が固着してある。
第8図は、前記段差解消手段41を詳しく示す
ものである。
カバー体12の下端(第8図中左側)中央には
開口42が形成してあり、この開口42の基部左
右には軸支片43が固着してあり、この軸支片4
3にはZ字形としたレバー44がピン45によつ
て摺動自在に軸支してある。このレバー44の一
端にはカバー体12の上面に突起させてあり、他
端は下ブーム6に対向した状態に維持させてあ
り、レバー44の下端には補助ローラー46がピ
ン47によつて回動自在に軸支してある。補助ロ
ーラー46はローラー24が接触する下ブーム6
より一段内側のブームである中ブーム10の上側
と接触できるものである。また、カバー体12の
上部にはエンド押さえ48が固着してあり、この
エンド押さえ48には油圧シリンダー49のシリ
ンダーエンドが連結してあり、シリンダーロツド
50の先端にはレバー44の上端がピン51によ
つて連結してある。このシリンダーロツド50に
はカバー体12に向けて接触杆52が固着してあ
り、カバー体12の上面にはこの接触杆52を挟
む様にして一対のリミツトスイツチ53、54が
取り付けてある。また、カバー体12の開口42
であつてローラー24と補助ローラー46の間に
は下ブーム6の上端の位置を検知する検出器55
が固着してある。
次に、第9図は本実施例の油圧回路を示すもの
である。
前記油圧ポンプ56はエンジン57に直結され
ており、この油圧ポンプ56の吸入口側は油タン
ク58に連通してあり、その吐出側は三方の切換
弁59に接続してある。切換弁59は前記油圧シ
リンダー9に接結してあり、油圧シリンダー9の
排出側には油圧シリンダー18が接続してあり、
油圧シリンダー18の排出側には切換弁59が接
続してある。また、切換弁59には油圧シリンダ
ー60と三方切換えの電磁弁61が並列に接続し
てあり、電磁弁61には油圧シリンダー49が接
続してある。
前記検出器55は、この検出器55の前面に下
ブーム6が有るか、無いかの状況を検知して、そ
れぞれの状態の時にはそれぞれ別個の信号を出力
するものである。この下ブーム6が前面に無い時
に出力される信号はスイツチ62を介して電磁弁
61の正側に接続してあり、下ブーム6が前面に
有る時に出力される信号はスイツチ63を介して
電磁弁61の逆側に接続してある。また、スイツ
チ62側にはリセツトのためのリミツトスイツチ
54が接続してあり、スイツチ63にはリセツト
のためのスイツチ53が接続してある。
次に、本実施例の作用を説明する。
第2図、第3図は昇降カバー体13を縮小して
昇降台16を最下位置に降ろした状態を示すもの
である。この状態で昇降台16上に作業員が搭乗
するとともに、資材を載置して昇降台16を上昇
させることができる。
まず、昇降台16を上昇させるには原動箱4内
にあるエンジンを作動させて油圧を発生させ、各
油圧シリンダー9,18及び先ブーム11内に収
納した油圧シリンダー60にそれぞれ油圧を供給
することにより行う。伸縮用の油圧シリンダー6
0に油圧を供給すると中ブーム10を下ブーム6
より摺動させて引き出させるとともに、先ブーム
11を中ブーム10より摺動させて引き出させ、
ピン7,15間の間隔を拡大させる。。また、油
圧シリンダー9が伸長することでピン7を中心と
して下ブーム6を回動させ、伸縮ブーム体13を
車体1に対して傾斜させるる様に持ち上げる。先
ブーム11内に収納した油圧シリンダー60によ
る伸縮ブーム体13の伸張速度と油圧シリンダー
9による伸縮ブーム体13の傾動速度を同調させ
るとカバー体12のピン15は車体1に対して垂
直方向に上昇する。
また、油圧シリンダー18の伸長力によつて昇
降台16はピン15を中心に回動したカバー体1
2と昇降台16の角度を拡大させるように作用す
る。このとき、油圧シリンダー9と18の伸長量
を同期させることにより昇降台16は車体1に対
して平行となり、車体1、伸縮ブーム13、昇降
台16は側面から視てZ字形に形成される。
昇降台16所定の高さ位置まで上昇したなら
ば、作業員が各油圧シリンダー9,18及び先ブ
ーム11内の油圧シリンダー60の作動を停止さ
せる。すると、昇降台16はその高さに保持さ
れ、高所での組立、修理、塗装等の作業を行うこ
とができる。
この伸縮ブーム体13の伸縮動作時において、
ローラー24は下ブーム6の上面に接触して転動
しながら移動することになる。このカバー体12
と下ブーム6、中ブーム10、先ブーム11の間
には隙間があるためガタツキが生ずることにな
り、荷重によつて変形する恐れが生じてくるが、
昇降台16の荷重は油圧シリンダー18を介して
ピン孔22に伝えられカバー体12はこのピン孔
22への応力で下方に曲げられる応力が加えられ
ることになる。しかし、前述の様にローラー24
が下ブーム6の上面を転動しているため、荷重は
このローラー24で支えられて下ブーム6に伝え
られるのでカバー体12は変形せずに昇降台16
をその高さに維持しながら先ブーム11とともに
上方に伸張する。
このまま下ブーム6がカバー体12に対して移
動すると、遂には下ブーム6の上端が補助ローラ
ー46の下面を通過してしまうことになる。しか
し、この下ブーム6の上端の位置は検出器55に
よつて検知され、信号をスイツチ62より電磁弁
61に伝達して油圧シリンダー49を作動させ、
シリンダーロツド50を押出させる。このシリン
ダーロツド50の移動でレバー44はピン45を
中心に反時計方向に回動し、補助ローラー46を
中ブーム10の上面に接触させる。このときシリ
ンダーロツド50の接触杆52がリミツトスイツ
チ62に当接し、スイツチ62を開成させるため
に電磁弁61は閉じ、油圧シリンダー49は第1
0図に示す状態に保持され、補助ローラー46は
中ブーム10に接触したままとなる。このため、
下ブーム6がさらに引き出されてローラー24と
の接触を解除しても、次には補助ローラー46が
中ブーム10に接触しているため、昇降台16の
荷重はカバー体12、ブーム46を介して中ブー
ム10に伝えられ、中ブーム10とカバー体12
の間隔は平行のまま維持される。
第1図イは伸張の初期の状態を示すもので、ピ
ン孔22に加えられた荷重はローラー24で支持
される。そして、伸縮ブーム13の伸張作動がさ
らに進むと下ブーム6はカバー体12より引き出
されることになり、ローラー24は下ブーム6の
上面から離れることになるが(第8図ロ参照)、
このときには中ブーム10の上面に補助ローラー
46が接触しており、ピン孔22に加えられた荷
重は補助ローラー46を介してカバー体12に伝
達され、カバー体12と先ブーム11の間隔は平
行に保持される。
さらに中ブーム10が引き出されて先ブーム1
1の先端との間隔が大きくなると、この補助ロー
ラー46が中ブーム10上を転動してついには中
ブーム10の最先端まで移動し、第11図ハの状
態で停止し、この状態が伸縮ブーム体13の最大
伸張の位置である。こうして、ローラー24と補
助ローラー46の接触転動は自動的に切換えられ
て伸縮ブーム体13は円滑に摺動する。
また、伸縮ブーム体13が縮小させられるとき
には補助ローラー46が中ブームに接触している
が下ブーム6がローラー24に接触して転動を始
める。同様に、下ブーム6の先端が検出器55の
位置にまで移動すると検出器55は信号をスイツ
チ63に伝え、電磁弁61を逆方向に作動させ
る。このため、油圧シリンダー49はそのシリン
ダーロツド50を縮小させ、レバー44をピン4
5を中心にして時計方向に回転させ、補助ローラ
ー46を中ブーム10より引き離させ、第8図の
状態にする。そして下ブーム6がカバー体12内
にさらに挿入されると、下ブーム6は補助ローラ
ー46の下部を通過して移動することができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述の様に構成したので、車体とほぼ
同じ床面積の大きな昇降台の荷重をカバー体で支
え、このカバー体に加えられた荷重はローラーと
補助ローラーとで伸縮ブーム体に交互に伝達させ
ることができる。
このため、伸縮ブーム体の複数のブームによつ
て形成された段差がその作動時に発生しても、2
つのローラーがその段差を解消すべく交互に追従
することになり、伸縮ブーム体を長く伸張させて
も昇降台からの荷重を確実に支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は昇降台を最下位置に降ろした状態を示す側面
図、第3図は同上の正面図、第4図は昇降台を最
上位置に伸ばした状態を示す側面図、第5図は伸
縮ブーム体の構成を示す側面図、第6図は第5図
中A−A間の断面図、第7図は第5図中B−B間
の断面図、第8図は転動機構付近を示す拡大断面
図、第9図は油圧回路、第10図は転動機構の動
作を示す拡大断面図、第11図は伸縮ブーム体の
動作を示す説明図である。 1…車体、6…下ブーム、10…中ブーム、1
1…先ブーム、12…カバー体、16…昇降台、
24…ローラー、41…段差解消手段、46…補
助ローラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動できる車体と、この車体上方に配置され
    て車体とほぼ同じ床面積を有する平坦な昇降台
    と、外径の異なる複数のブームをテレスコピツク
    状に組立ててその長さ方向に伸縮自在となるよう
    にした伸縮ブーム体とから成り、この伸縮ブーム
    体の外径の太いブームの基部を車体の上面後方に
    軸支し、外径の小さいブームの先端を昇降台の下
    面前方に軸支し、側面から視て全体がZ字形にな
    るように構成した昇降装置において、 この伸縮ブーム体の最上段の径の小さいブーム
    の上端にはカバー体の上端を固定し、このカバー
    体は最上段のブームの上端から下方に向けて伸縮
    ブーム体を被うように延長させ、カバー体の下端
    には最上段のブーム以外のブームの上面と接触し
    て転動するローラーを軸支し、カバー体の下部に
    は前記ローラーが接触するブームより一段内側の
    ブームの上面に接離できる補助ローラーを設け、
    カバー体には前記ローラーが最上段のブーム以外
    のブームから離れる直前の位置を検出して補助ロ
    ーラーを前記ローラーが接触するブームより一段
    内側のブームの上面に接触させる段差解消手段を
    設け、車体の上面と外径の太いブームとの間には
    伸縮ブーム体を俯抑させる油圧シリンダーを介在
    させ、昇降台の下面とカバー体との間には昇降台
    を水平に保持させる油圧シリンダーを介在させた
    ことを特徴とする昇降装置。
JP7045985A 1985-04-03 1985-04-03 昇降装置 Granted JPS61229799A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045985A JPS61229799A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 昇降装置
US06/846,813 US4694930A (en) 1985-04-03 1986-04-01 Lifting apparatus
DE8686302451T DE3679934D1 (de) 1985-04-03 1986-04-02 Hebevorrichtung.
EP86302451A EP0201195B1 (en) 1985-04-03 1986-04-02 Lifting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045985A JPS61229799A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 昇降装置

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JPS61178400A (ja) * 1985-02-01 1986-08-11 株式会社ジャパニック 昇降装置

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