JPH057317B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH057317B2
JPH057317B2 JP61200345A JP20034586A JPH057317B2 JP H057317 B2 JPH057317 B2 JP H057317B2 JP 61200345 A JP61200345 A JP 61200345A JP 20034586 A JP20034586 A JP 20034586A JP H057317 B2 JPH057317 B2 JP H057317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
vehicle body
platform
hydraulic cylinders
lifting platform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61200345A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6357495A (ja
Inventor
Mitsuhiro Kishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hikoma Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hikoma Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hikoma Seisakusho Co Ltd filed Critical Hikoma Seisakusho Co Ltd
Priority to JP61200345A priority Critical patent/JPS6357495A/ja
Publication of JPS6357495A publication Critical patent/JPS6357495A/ja
Publication of JPH057317B2 publication Critical patent/JPH057317B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昇降台を車体より上方に上下動させ
て、人員、資材等を高所に持ち上げることができ
る昇降装置に関し、一本のブームで昇降台を昇降
させる簡単な構成であり、特に持ち上げた昇降台
を車体の進行方向に対し左右方向に水平に移動さ
せることができる昇降装置に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建築等の高所における組立、塗
装、修理には昇降台を昇降させる昇降装置が多く
用いられ、この昇降台に作業員、資材等を載せて
持ち上げたり、降下させる作業をさせていた。こ
の従来の昇降装置においては、一対のアームを中
央で軸着して一組とし、複数のアームを上下方向
に連結したパンタグラフ状の伸縮機構が用いられ
ており(所謂シザーズタイプ)。この機構では、
昇降装置の最大上昇高さを高くするためにはアー
ムの各長さを長くするか、連結したアームの組数
を多くしなければならないものであつた。このた
め、上昇高さをできるだけ昇降装置を設計する
と、多数組のパンタグラフを用いなければなら
ず、伸縮機構を折り畳んだ状態での昇降装置の高
さが高くなり、作業員が昇降台に載り降りした資
材を積み込み積み降ろしする作業が煩わしいもの
であつた。このため、アームの内部に複数のブー
ムを伸縮自在に挿入して、一つのアームをその長
さ方向に伸縮できるように構成した昇降装置も案
出されている(例えば特願昭56年第134487号、特
願昭56年第191065号など)。この新しく提案され
た昇降装置では、2個一組のブームをその中心で
回動自在にX字形に組み合わせ、二組のブーム体
を並列に配置して4本の上アームと下アームによ
つて車体と昇降台連結させていた。このため、必
要とするブームの使用本数が多くならざるを得
ず、構成する部品の点数が極めて多くなり、製造
組立が煩雑となり、価格も高くなるものであつ
た。また、ブームとアームの摺動部分が極めて多
くなり、通常この摺動面にはMCナイロン等の摺
動部品を取り付けておくため、定期的に取り替え
なければならない部品点数が多くなり、点検整備
に費用が掛かると共にその作業が煩わしいもので
あつた。このため、ブーム体を一本にして側面か
ら見てZ字形になるように伸縮させる昇降装置も
提案されている(特公平3−38194号など)。この
新しい一本の伸縮ブーム体を用いる昇降装置で
は、その構造が極めて簡単となり、製造及び保守
が極めて容易となるものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この一本のブームでは、昇降台を上方に持ち上
げることは極めて容易なものであるが、高所にお
ける作業においては昇降台を上下方向に移動させ
るだけではなく、例えば壁面の塗装や修理などに
おいて昇降台を壁面に接近させなければならない
場合も多く生ずるものであつた。従来の一本の伸
縮ブーム体を用いる昇降装置ではブームの長さ方
向(即ち車体の前後の進行方向)に向けては昇降
台を移動させることが極めて容易なものであり、
また実際に使用されていた。しかしながら、伸縮
ブーム全体の左右方向に昇降台を移動させること
はその構造上不可能なものであり、車体の側面の
左右方向に向けて昇降台を少し移動させたいと思
つていても、その構造上移動させることができ
ず、作業上において不便なものであつた。このた
め、長い壁面に車体をその長さ方向に向けてお
き、昇降台を車体の一側面に向けて少し水平に移
動させ、昇降台を水平に移動させた状態において
車体を真つ直ぐ移動させることで長い壁面での塗
装などの高所作業を連続して行う作業には向かな
いものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、移動できる車体と、この車体上方
に配置された平坦な昇降台と、車体と昇降台の間
に配置された複数のブームをその長さ方向に摺動
して伸縮自在とした伸縮ブーム体とから成り、伸
縮ブーム体の各ブームを伸縮させることにより昇
降台を上下方向に上昇、下降させることができる
昇降装置において、伸縮ブーム体の最下段のブー
ムと車体とを2方向に揺動できる揺動連結手段で
接続し、伸縮ブーム体の最上段のブームと昇降台
とを2方向に揺動できる揺動連結手段で接続し、
車体と伸縮ブーム体の最下段のブームの左右には
一対の油圧シリンダを介在させ、伸縮ブーム体の
最上段のブームの左右と昇降台との間には一対の
油圧シリンダを介在させ、上下の油圧シリンダの
うち互い違いとなつた位置にある油圧シリンダの
み制御することにより、昇降台を車体に対し左右
方向に移動することを特徴とする昇降装置を提供
するものである。
〔作用〕
本発明では伸縮ブーム体の下段ブームと上段ブ
ームとはそれぞれ2方向に揺動できる揺動連結手
段でそれぞれ連結されているため、車体及び昇降
台に対して伸縮ブーム体は自由な方向で回曲する
ことができる。このため、伸縮ブーム体の下段ブ
ームと上段ブームに連結してある4本の油圧シリ
ンダを制御することにより、伸縮ブーム体は車体
に対して左右方向に捩られると共に、昇降台はそ
の捩れていく方向とは反対側に捩れ、結果として
昇降台は車体に対して左右方向に水平に移動させ
ることができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例の一実施例を図面により
説明する。
車体1の前後左右にはそれぞれ前輪2と後輪3
が軸支してあり車体1が自由に移動できる構成と
なつており、車体1の側部左右にはエンジン、油
圧ポンプ等を収納した電源箱4が取り付けてあ
る。この車体1の上面一端には(車体1の後部)
や半円形をした薄肉の軸支片10が突起させてあ
り、この軸支片10にはその上方からコ字形に曲
げられた連結片11が噛み合わされており、軸支
片10と連結片11とは車体1の長さ方向と平行
になつたピン12によつて回動自在に連結してあ
る。そして、連結片11の上面には上方に向かつ
てコ字形に開口した連結片13が載置してあり、
連結片11の開口軸線と連結片13の開口軸線と
は直角になるように位置させてある。この連結片
13のコ字形になつた空間には伸縮ブーム体6の
下ブーム15の基部が挿入されており、下ブーム
15と連結片13とはピン14によつて回動自在
に連結されている。これらの軸支片10、連結片
11,13、ピン12,14によつて揺動連結手
段5が構成されている。
次に、伸縮ブーム体6は下ブーム15、中ブー
ム16、先ブーム17により構成されている。下
ブーム15の先端は四角形に開口しており、この
開口には断面四角形をした内部中空の中ブーム1
6が摺動自在に挿通してあり、中ブーム16の先
端開口からは同様に断面四角形で内部中空の先ブ
ーム17が摺動自在に挿通してある。先ブーム1
7の先端には断面がコ字形状をして下側が開口し
たカバー体18が固着してあり、カバー体18の
上部内面には下ブーム15の外側と平行に間隔を
置いてあり、先ブーム17とカバー体18の間は
中ブーム16と下ブーム15が挿通できる程度の
間隔が形成してある。この下ブーム15は車体1
の全長程度の長さに設定してあり中ブーム16と
先ブーム17もそれぞれ車体1の長さと略同じ長
さに設定してあり、下ブーム15、中ブーム1
6、先ブーム17により伸縮ブーム体6が形成さ
れている。符号8は車体1と略同一の床面積を持
つ平坦な昇降台であり、この昇降台8の下面一端
(前記軸支片10とは反対側の位置)には間隔を
置いて一対の軸支片19が突起させてあり、この
軸支片19の間には軸支片20が挿入してあり、
両軸支片19,20はピン21によつて昇降台8
の長さ方向とは直角方向に揺動できるように連結
してある。そして、軸支片20の下部には下方に
向けてコ字形に開口した連結片22が固着してあ
り、この連結片22の下方に開口した開口部には
前記カバー体18の上端が挿入させてあり、連結
片22とカバー体18とはピン23によつて回動
自在に連結されている。そして、これら軸支片1
9,20、連結片22、ピン21,23により揺
動連結手段7が形成されている。
次に、前記ブーム15の略中央付近にはその下
ブーム15の長さ方向とは直角方向に直線状とな
つた作動バー30が左右に突出させてあり、この
作動バー30の左右の先端と車体1の両側との間
には油圧シリンダ31,32がそれぞれ介在させ
てある。そして、油圧シリンダ31,32と作動
バー30及び車体1との連結部分は左右方向に回
動することができるボールジヨイント33,34
によつて連結されている。また、前記カバー体1
8の下面に略中央にはカバー体18の長さ方向と
直角方向に延長した作動バー35が左右に突出さ
せてあり、この作動バー35の先端と昇降台8の
下面中央両側との間にはそれぞれ油圧シリンダ3
6,37が介在させてある。そして、油圧シリン
ダ36,37と作動バー35はボールジヨイント
38によつて揺動自在に連結してあり、昇降台8
と油圧シリンダ36,37とは同様にボールジヨ
イント39によつて揺動自在に連結されている。
なお、昇降台8の上面周囲には作業員が落下し
ないために手摺り9が取り付けてある。
次に第5図は、前述の伸縮ブーム体6の内部構
造を示すもので、下ブーム15、中ブーム16、
先ブーム17はそれぞれ伸縮できるようにテレス
コピツク状に挿通されている。先ブーム17の先
端に取り付けられているカバー体18はその上辺
が下ブーム15の全長の2/3程度の長さであり、
下辺が1/3程度の長さであり、図中左側辺は斜め
に切り取られて形成されている。この下ブーム1
5の上部であつて左端より1/3程度の位置に油圧
シリンダ36,37を連結するための作動バー3
5が取り付けてある。また、カバー体18の上部
であつて、その左端の位置には軸支部41が固着
してあり、この軸支部41内には下ブーム15の
上面に接触するローラ42が軸支してある。この
先ブーム17の上端(図中右側)にはスプロケツ
トホイール43が軸支してあり、先ブーム17の
下端(図中左側)よりその長さの1/3度の位置に
もスプロケツトホイール44が軸支してあり、両
スプロケツトホイール43,44の間にはチエー
ン45が巻迴してあり、チエーン45の各端部は
中ブーム16の上端(図中右側のCの位置)付近
に連結されている。そして、このチエーン45の
右側には10個程度のMCナイロン等の滑り易い材
質で形成したスペーサーとしてのローラ46が間
隔を置いて連結してある。
第6図は、第5図中A―A矢視の断面を示すも
のであり、中ブーム16の先端(第5図中右端)
の両側にはそれぞれ補助板50が固着してあり、
この補助板50の下部には支軸51が固定してあ
り、この支軸51の左右にはそれぞれ先ブーム1
7の外周下面に当接するローラ52が回転自在に
軸支してあり、支軸51の中央には下ブーム15
と先ブーム17とを連結させるためのチエーン
(図示せず)を回転させるプーリー53が軸支し
てある。また、補助板50には先ブーム17の外
側に当接するスライダ54とカバー体18の内側
に当接するスライダ55が設けてある。そして、
先ブーム17内の内壁上部左右には一対のスプロ
ケツトホイール43が軸ピン56により軸支され
ており、このスプロケツトホイール43にはチエ
ーン45が架設してあり、各チエーン45にはロ
ーラ46が連結してある。
次に第7図は、第5図中B―B矢視の断面を示
すもので、カバー体18の先端上部に設けた軸支
部41の内部には平行に一対の支片60が下方に
向けて固着してあり、軸支部41の側面とその支
片60間にはピン61が架設してあり、各ピン6
1には前記ローラ42が軸支してある。そして、
カバー体18の側面には下ブーム15の側面に当
接するライナー62が固着してあり、下ブーム1
5には中ブーム16の外周と当接するライナー6
3が固着してある。前記先ブーム17の下方内側
壁にはそれぞれスプロケツトホイール44が軸支
してあり、このスプロケツトホイール44にはチ
エーン45が巻廻してある。
第8図は、第6図中左側のスプロケツトホイー
ル43付近を拡大して示すもので、先ブーム17
の内側壁には側面から突出したピン56が固着し
てあり、このピン56に前記スプロケツトホイー
ル43が軸支してあり、このスプロケツトホイー
ル43にはチエーン45が巻き付けてある。ま
た、先ブーム17の上外壁にはMCナイロン等で
形成したレール65が先ブーム17長さ方向と平
行に固着してあり、このレール65の上面に前記
チエーン45のコロが転動できるように接触させ
てある。そして、チエーン45の両面にはL字形
に形成したアングル片66が連結してあり、この
アングル片66間にはコ字形をして上方に開口し
た軸支体67が固着してあり、この軸支体67に
は軸68によつて前記ローラ46が軸支させてあ
る。
次に第9図は、本実施例における油圧回路の構
成を示すものである。
油圧ポンプ70はエンジン71によつて駆動さ
れ、この油圧ポンプ70の吸入側は油タンク72
に連通されており、油圧ポンプ70の吐出側には
三方の切換弁73が接続されている。この切換弁
73の一方は電磁弁74に接続されていて、この
電磁弁74の出力は前記油圧シリング31,32
の押出し側に接続されている。この電磁弁74は
X、Y、Zの3つのポートを持ち、かつ、一つの
ポートは2つの流路を持つていて、切換弁73か
らは分岐されて接続されている。このポートYは
両流路が連通しており、ポートXでは一方の流路
が連通し、他方の流路が閉鎖しており、ポートZ
ではその逆の配置になつているものである。この
ため、電磁弁74のポートを切り換えることによ
つて、油圧シリンダ31,32に同時に油圧を供
給したり、いずれか一方のみに油圧を供給して油
圧の供給を切り換えることができるものである。
そして、油圧シリンダ31の吐出側は油圧シリン
ダ37の押出し側に接続されており、油圧シリン
ダ32の吐出側は油圧シリンダ36押出し側に接
続されている。そして、油圧シリンダ36,37
のそれぞれの吐出側は電磁弁75に接続され、電
磁弁75に接続された2系統の流路は一つにまと
められて前記切換弁73に接続されている。こと
電磁弁75も3つのポートX、Y、Zを有してお
り、電磁弁74と同じ構造のものである。また、
符号76は昇降台8の垂直動作と左右移動を制御
するための制御機であり、この制御機76にはレ
バー77が突出させてあり、レバー77は垂直動
作と左移動、右移動の3つの設置設定ができるよ
うになつていて、制御機76の出力は前記電磁弁
74,75のそれぞれの制御コイルに接続されて
いる。
次に、本実施例の作用を説明する。
<昇降台を上下に昇降させる場合> 第3図、第4図は伸縮ブーム体6を縮小して昇
降台8を最下位置に降ろした状態を示すものであ
り、この状態において昇降台8上に作業員が搭乗
すると共に、資材を載置して昇降台8を上昇させ
る。昇降台8を上昇させるには、電源箱4内のエ
ンジン71を作動させて油圧を発生させるもので
ある。この場合において、制御機76のレバー7
7は中立の位置を保つておき、各電磁弁74,7
5の2系統の流路はそれぞれ連通させてある。そ
して、エンジン71を始動することにより油圧ポ
ンプ70が従動され、油圧ポンプ70によつて発
生された油圧は切換弁73によつてその流路方向
が切り換えられると共に、各油圧シリンダ31,
32,36,37に油圧が供給されることにな
る。また、図示していないが、伸縮ブーム体6内
にも油圧シリンダがあり、この油圧シリンダにも
同様に油圧が供給されるものである。そして、伸
縮用の伸縮ブーム体6内の油圧シリンダに油圧が
供給されると、中ブーム16を下ブーム15によ
り摺動させて引き出させると共に、先ブーム17
を中ブーム16により摺動させて引き出させ、ピ
ン14,21間の間隔を拡大させる。また、同時
に切換弁73を介して油圧シリンダ31,32に
油圧が供給されることで油圧シリンダ31,32
が伸張し、ピン14を中心として下ブーム15を
回動させ、伸縮ブーム体6を車体1に対して傾斜
させるように持ち上げる。前記伸縮ブーム体6内
に収納した油圧シリンダによる伸縮ブーム体6の
伸張速度と、油圧シリンダ31,32による伸縮
ブーム体6の傾動速度を同調させると、カバー体
18のピン23は車体1に対して垂直に上昇する
ことになる。また、油圧シリンダ31,32から
排出された油圧は油圧シリンダ36,37に同時
に供給されているため、油圧シリンダ36,37
は伸張する。このため、この油圧シリンダ36,
37の伸張力によつて昇降台8はピン23を中心
として回動し、カバー体18と昇降台8の角度を
拡大させるように作用する。そして、このとき油
圧シリンダ32と36は直結に油路が接続されて
おり、油圧シリンダ31と油圧シリンダ37は直
結に油路が接続されているため、内部の断面積を
同一とすれば各油圧シリンダ31,32,36,
37の伸張量は同一となり、4本の油圧シリンダ
31,32,36,37は同期されることにな
る。このとめ、昇降台8は車体1に対して常に平
行となり、車体1、伸縮ブーム体6、昇降台8は
側面から見てZ字形になるように作動する。昇降
台8が所定の高さ位置まで上昇したならば、作業
員が切換弁73および他の切換弁を停止させ、油
圧シリンダ31,32,36,37および図示し
ない伸縮ブーム体6内の油圧シリンダの作動を停
止させると、昇降台8はその高さ位置に保持され
高所での組立、塗装等の作業を行うことができ
る。
この伸縮ブーム体6の伸縮動作時において、ロ
ーラ42は下ブーム15の上面に接触して転動し
ながら移動することになる。このカバー体18と
下ブーム15、中ブーム16、先ブーム17の間
には隙間があるため、摺動することによりガタツ
キが生ずることになり、荷重によつてカバー体1
8が変形する恐れが生じてくる。つまり、昇降台
8の荷重は油圧シリンダ36,37を介して作動
バー35に伝えられ、カバー体18はこの作動バ
ー35への応力で下方に曲げられる応力が加えら
れることになる。しかし、前述のようにローラ4
2が下ブーム15の上面を転動しているため、荷
重はこのローラ42で支えられていて、下ブーム
15に伝えられるので、カバー体18が変形せず
に昇降台8をその高さに維持しながら先ブーム1
7と共に上方に伸張される。このまま下ブーム1
5がカバー体18に対して移動すると、遂には下
ブーム15の上端がローラ42の下面を通過して
しまうが、この伸縮ブーム体6が伸縮する際には
前述のように中ブーム16の先端は先ブーム17
の上端により離れるように摺動し規制されるた
め、チエーン45も先ブーム17の内部で引つ張
られてスプロケツトホイール43,44を回転さ
せながら移動する。このチエーン45はレール6
5を滑るために円滑に移動し同時にチエーン45
に固着してあるローラ46も従動する。このた
め、チエーン45に固着してある下部ローラ46
は中ブーム16と共に従動して中ブーム16の移
動方向に移動し、ローラ46は先ブーム17とカ
バー体18の間に形成された空間内に移動し、ロ
ーラ46はカバー体18と内壁に接触しながら転
動することになり、カバー体18に加えられる荷
重はこのローラ46、チエーン45、レール65
を介して先ブーム17の上面に伝達されることに
なる。こうして、ローラ42が下ブーム15の上
面より離れてしまつてもカバー体18に加わる荷
重は各ローラ46が受け持つことになり、昇降台
8の荷重によつてカバー体18は変形することは
なくなる。
第10図イは伸張の初期の状態を示すもので、
作動バー35に加えられた荷重はローラ42で支
持される。そして、伸縮ブーム体6の伸縮作動が
更に進むと下ブーム15はカバー体18より引き
出されることになり、ローラ42は下ブーム15
の上面から離れることになるが(第9図ロ参照)、
このときには既に中ブーム16によつてローラ4
2は先ブーム17とカバー体18の間に引き出さ
れており、作動バー35に加えられた荷重はカバ
ー体18、ローラ46等を介して先ブーム17伝
達され、カバー体18と先ブーム17の間隔は常
に平行に保持される。更に、中ブーム16が引き
出されて先ブーム17の先端との間隔が大きくな
るとこれらのローラ46は先ブーム17とカバー
体18の間に等間隔に配置されて転動することな
にり、先ブーム17が順次中ブーム16より引き
出され、ついには第10図ハの状態で停止する。
この状態が伸縮ブーム体6の最大伸張の位置を示
している。こうして、ローラ42とローラ46の
接触転動は切り換えられ、伸縮ブーム体6は円滑
に摺動する。また伸縮ブーム体6が縮小させられ
るときは中ブーム16内に先ブーム17が挿通さ
れるように移動しチエーン45は前述とは逆方向
に移動し、ローラ46は先ブーム17内に収納さ
れることになる。そして、下ブーム15の上端が
カバー体18の下端に接近するとローラ42が下
ブーム15の上面を転動し始める。こうして伸縮
ブーム体6が縮小するときには前述とは逆に第1
0図ハよりイの順に作動してカバー体18に加え
られる荷重はローラ46よりローラ42に切り換
えられる。
<昇降台8を車体1に対して水平に左右方向に移
動させる場合> 第1図、第2図のように伸縮ブーム体6を伸張
させて昇降台8を車体1に対して高い位置に持ち
上げた状態において、昇降台8を車体1の側面方
向に水平に左側または右側に移動させる場合につ
いては、制御機76のレバー77を水平の位置か
ら移動させる方向の位置に切り換える。すると、
制御機76からは制御電流が流れ、電磁弁74,
75をそれぞれ切り換えて、2系統の油路のうち
一方を遮断する。例えば、左方向に移動させたい
場合には電磁弁74,75を作動させたポートZ
を設定し、油圧シリンダ31,37の油路を遮断
し、油圧を油圧シリンダ32,36にのみ供給さ
せる。この後切換弁73を動作させ、油圧を供給
すると油圧シリンダ31,37の伸縮した長さは
そのままの長さに保持され、油圧シリンダ32及
び36に油圧が供給されて油圧シリンダ32,3
6はその長さを伸張させる。油圧シリンダ32が
伸張すると作動レバー30を押し上げ、伸縮ブー
ム体6を車体1に対し斜め方向に向くように捩じ
る力を与えることになる。伸縮ブーム体6の基部
は揺動連結手段5によつて連結されているため、
ピン12,14を中心として垂直に交わつた2方
向にそれぞれ自由に回動できるため、伸縮ブーム
体6はこのピン12,14を中心として自由に揺
動し、伸縮ブーム体6を車体1に対し斜め方向に
捩じれた向きに傾斜させることができる。同時に
油圧シリンダ36も伸張し、作動バー35に押し
出す力を作用し、伸縮ブーム体6に連結した昇降
台8を斜め方向に回動するように作用する。この
昇降台8の捩れ方向は油圧シリンダ32によつて
作用された伸縮ブーム体6の捩れ方向とは逆方向
であるため、昇降台8の側面は車体1の長さ方向
と平行となり、伸縮ブーム体6が斜めに捩じれた
状態で傾斜していても昇降台8は水平でかつ車体
1に対して平行なまま水平に移動させることがで
きる。所定の位置にまで水平に移動させたなら
ば、切換弁73を閉鎖することで油圧シリンダ3
2,36の伸張した長さはその長さ位置に保持さ
れ、昇降台8は第11図で示すような車体1に対
して左方向に水平に移動した状態で停止させられ
る。この状態において、車輪2,3を駆動するこ
とにより車体1は建造物などと平行に移動し、昇
降台8の側面は壁などに接近したまま直線方向に
移動することができ、高い位置にある延長した建
造物などの側面を連続して修理又は塗装などの作
業に用いることができる。
また、第11図の実線で示すように、伸縮ブー
ム体6が斜め方向に傾斜している状態から破線で
示すように垂直方向に戻すには、前述とは逆に切
換弁73を切り換えて、供給する油圧を逆方向に
向け、油圧シリンダ32,36の長さを縮小させ
る。これにより、作動バー30,35に与えられ
る斜め方向の力は徐々に元に戻され、昇降台8は
第11図中実線の位置から破線の位置に復帰する
ことになる。最初の位置に復帰したならば制御機
76により電磁弁74,75を作動させ2系統の
油路をそれぞれ油圧シリンダ31,32,36,
37に接続させるようにすれば前述のように昇降
台8は車体1に対して上下方向に垂直に昇降させ
ることができる。
〔効果〕
本発明は上述のように構成したので、従来にお
いては垂直方向にしか昇降台を上下動させること
ができなかつたが、この発明では昇降台を車体の
長さ方向とは直角方向へ左右に水平に移動させる
ことができるので、長い距離に設けられた建造物
の側面などに昇降台を接近させて作業する場合に
は極めて有効なものである。そして、作業台を建
造物などに接近させた状態で車体をその長さ方向
に移動させることができるので、建造物に昇降台
を接近させながら短時間で長い距離の建造物の壁
面等の修理や塗装などの高所における作業ができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上の昇降台を最大上昇高さ位置に上昇した
状態を示す側面図、第3図は昇降台を最下位置に
降ろした状態を示す側面図、第4図は同上の正面
図、第5図は伸縮ブーム体の内部構成を示す側面
図、第6図は第5図中A―A間の矢視断面図、第
7図は第5図中B−B間の矢視断面図、第8図は
先ブームに巻き付けてあるローラ付近を示す拡大
断面図、第9図は油圧制御系を示す配管図、第1
0図は伸縮ブーム体の動作を示す説明図、第11
図は昇降台を側面方向に移動させた状態を示す正
面図である。 1……車体、5,7……揺動連結手段、6……
伸縮ブーム体、8……昇降台、15……下ブー
ム、16……中ブーム、17……先ブーム、3
1,32,36,37……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 移動できる車体と、この車体上方に配置され
    た平坦な昇降台と、車体と昇降台の間に配置され
    た複数のブームをその長さ方向に摺動して伸縮自
    在とした伸縮ブーム体とから成り、伸縮ブーム体
    の各ブームを伸縮させることにより昇降台を上下
    方向に上昇、下降させることができる昇降装置に
    おいて、伸縮ブーム体の最下段ノブームと車体と
    を2方向に揺動できる揺動連結手段で接続し、伸
    縮ブーム体の最上段のブームと昇降台とを2方向
    に揺動できる揺動連結手段で接続し、車体と伸縮
    ブーム体の最下段のブームの左右には一対の油圧
    シリンダを介在させ、伸縮ブーム体の最上段のブ
    ームの左右と昇降台との間には一対の油圧シリン
    ダを介在させ、上下の油圧シリンダのうち互い違
    いとなつ位置にある油圧シリンダのみ制御するこ
    とにより、昇降台を車体に対し左右方向に移動す
    ることを特徴とする昇降装置。
JP61200345A 1986-08-26 1986-08-26 昇降装置 Granted JPS6357495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61200345A JPS6357495A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61200345A JPS6357495A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6357495A JPS6357495A (ja) 1988-03-12
JPH057317B2 true JPH057317B2 (ja) 1993-01-28

Family

ID=16422745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61200345A Granted JPS6357495A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6357495A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6357495A (ja) 1988-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950013677B1 (ko) 승강장치
US5431247A (en) Lifting apparatus
JPH057317B2 (ja)
JPH0233638B2 (ja)
JPS625880B2 (ja)
JPH0134920B2 (ja)
JPS6128600B2 (ja)
JPH0339958B2 (ja)
JPH0217478B2 (ja)
JPH0227276B2 (ja)
JPH0747472B2 (ja) 昇降装置
JPH0747474B2 (ja) 昇降装置
JPH0565994U (ja) 高所作業車の作業台
JPH03279198A (ja) 高所作業車
JPH0321480B2 (ja)
JPH05286698A (ja) 高所作業車
JPH05147893A (ja) 高所作業車
JPH0217477B2 (ja)
JPH0233640B2 (ja)
JPH0233639B2 (ja)
JPH0559038B2 (ja)
JPH0417878B2 (ja)
JPH0233095A (ja) 荷上げ機構付き昇降装置
JPH0212879B2 (ja)
JPH0578513B2 (ja)