JPH0339958B2 - - Google Patents
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- JPH0339958B2 JPH0339958B2 JP32324389A JP32324389A JPH0339958B2 JP H0339958 B2 JPH0339958 B2 JP H0339958B2 JP 32324389 A JP32324389 A JP 32324389A JP 32324389 A JP32324389 A JP 32324389A JP H0339958 B2 JPH0339958 B2 JP H0339958B2
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- boom
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- vehicle body
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- telescopic
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Landscapes
- Movable Scaffolding (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、昇降台を車体より上方に上下動させ
て人員、資材を高所に持ち上げることのできる昇
降装置に関し、特に、簡易な構成で従来より広い
床面積を持つ昇降台を安定して保持できる昇降装
置に関する。
て人員、資材を高所に持ち上げることのできる昇
降装置に関し、特に、簡易な構成で従来より広い
床面積を持つ昇降台を安定して保持できる昇降装
置に関する。
高速道路、ビル建築等の高所における組立て、
塗装、修理には昇降台を上下に昇降させる昇降装
置が多く用いられ、この昇降台に作業員、資材を
載せて持ち上げたり、降下させて作業させてい
た。
塗装、修理には昇降台を上下に昇降させる昇降装
置が多く用いられ、この昇降台に作業員、資材を
載せて持ち上げたり、降下させて作業させてい
た。
この従来の昇降装置においては、一対のアーム
をその中央で軸着して一組のリンクとし、複数組
のリンクを上下方向に積み重ねて連結したパンタ
グラフ状の伸縮機構(いわゆるシザースタイプ)
が多く用いられていた。この機構では昇降装置の
最大上昇高さを高くするためには、アームの各長
さを長くするか、連結するリンクの組数を多くし
なければならないものであつた。このため、上昇
可能高さを高くできる昇降装置を設計すると、多
数組のパンタグラフを用いなければならず、伸縮
機構を折畳んだ状態での昇降装置の高さが高くな
り、作業員が昇降台に乗り降りしたり、資材を積
込み積下しする作業が煩わしいものであつた。
をその中央で軸着して一組のリンクとし、複数組
のリンクを上下方向に積み重ねて連結したパンタ
グラフ状の伸縮機構(いわゆるシザースタイプ)
が多く用いられていた。この機構では昇降装置の
最大上昇高さを高くするためには、アームの各長
さを長くするか、連結するリンクの組数を多くし
なければならないものであつた。このため、上昇
可能高さを高くできる昇降装置を設計すると、多
数組のパンタグラフを用いなければならず、伸縮
機構を折畳んだ状態での昇降装置の高さが高くな
り、作業員が昇降台に乗り降りしたり、資材を積
込み積下しする作業が煩わしいものであつた。
この欠点を解消するために、アームの内部に複
数のブームを伸縮自在に挿入して、一つの伸縮ブ
ームがその長さ方向に伸長できるように構成した
昇降装置も案出されている(例えば、特願昭56年
第134487号、特願昭56年第191065号など)。この
新しく提案された昇降機構では、二個一組の伸縮
ブームをその中心で回動自在にX字形に組合わ
せ、二組の伸縮ブームを並列に配置して4本の上
アームと下アームによつて車体と昇降台を連結さ
せていた。
数のブームを伸縮自在に挿入して、一つの伸縮ブ
ームがその長さ方向に伸長できるように構成した
昇降装置も案出されている(例えば、特願昭56年
第134487号、特願昭56年第191065号など)。この
新しく提案された昇降機構では、二個一組の伸縮
ブームをその中心で回動自在にX字形に組合わ
せ、二組の伸縮ブームを並列に配置して4本の上
アームと下アームによつて車体と昇降台を連結さ
せていた。
この構成では、挿入するブームの必要使用本数
が多くならざるを得ず、構成部品の使用点数が極
めて多くなり、製造組立てが煩雑となり、価格も
高くなるものであつた。また、中間のブームと上
下のブームの摺動部分が極めて多くなり、通常こ
の摺動点にはポリアミド系の摺動部品を取付けて
おくため、定期的に取換えなければならない部品
点数が多くなり、点検、整備に費用が掛かると共
に作業が煩わしいものであつた。
が多くならざるを得ず、構成部品の使用点数が極
めて多くなり、製造組立てが煩雑となり、価格も
高くなるものであつた。また、中間のブームと上
下のブームの摺動部分が極めて多くなり、通常こ
の摺動点にはポリアミド系の摺動部品を取付けて
おくため、定期的に取換えなければならない部品
点数が多くなり、点検、整備に費用が掛かると共
に作業が煩わしいものであつた。
このため、伸縮ブーム体を一本にして側面から
視てZ字形になる様に伸縮させる昇降装置も提案
されている(特願昭59年第95797号など)。この新
しい一本の伸縮ブーム体による昇降装置では多段
に伸縮する伸縮ブーム体を用いるため、各ブーム
の間には段差が生じ、昇降台を水平に支えるため
の支軸点を確保するのが困難なものであり、伸縮
する伸縮ブーム体と昇降台の間に水平維持機構を
介在させるのが困難であつた。
視てZ字形になる様に伸縮させる昇降装置も提案
されている(特願昭59年第95797号など)。この新
しい一本の伸縮ブーム体による昇降装置では多段
に伸縮する伸縮ブーム体を用いるため、各ブーム
の間には段差が生じ、昇降台を水平に支えるため
の支軸点を確保するのが困難なものであり、伸縮
する伸縮ブーム体と昇降台の間に水平維持機構を
介在させるのが困難であつた。
一本の伸縮ブーム体では、昇降台を持ち上げよ
うとする際に各ブームがそれぞれ摺動して各ブー
ム間の間隔が広くなる。このため、昇降台を支え
る水平維持機構を最上段のブーム以外のブームと
昇降台の間に介在させようとしても、伸縮するこ
とで間隔が変動するため、昇降台を常に水平に維
持させることができない。また、最上段のブーム
の昇降台の水平を維持させる機構を取付けようと
すると、最上段のブームでは固定する長さが極め
て限定されるため、狭い部分に無理な力が加えら
れ、変形の原因となるばかりか、製作上不可能に
近いものである。
うとする際に各ブームがそれぞれ摺動して各ブー
ム間の間隔が広くなる。このため、昇降台を支え
る水平維持機構を最上段のブーム以外のブームと
昇降台の間に介在させようとしても、伸縮するこ
とで間隔が変動するため、昇降台を常に水平に維
持させることができない。また、最上段のブーム
の昇降台の水平を維持させる機構を取付けようと
すると、最上段のブームでは固定する長さが極め
て限定されるため、狭い部分に無理な力が加えら
れ、変形の原因となるばかりか、製作上不可能に
近いものである。
本発明は、移動できる車体と、この車体上方に
配置された車体とほぼ同じ床面積を有する平坦な
昇降台と、外径の異なる複数のブームをテレスコ
ピツク状に組立ててその長さ方向に伸縮自在とな
るようにした伸縮ブーム体とから成り、この伸縮
ブーム体の外径の太いブームの基部を車体の上面
後方に軸支し、外径の小さいブームの先端を昇降
台の下面前方に軸支し、側面から視て全体がZ字
形になるように構成した昇降装置において、この
伸縮ブーム体の最上段の径の小さいブームの上端
にはカバー体の上端を固定し、このカバー体は最
上段のブームの上端から下方に向けて伸縮ブーム
体を被うように延長させて最下段のブームの外側
に接触摺動させ、最上段のブームおよび最下段の
ブーム以外の中間のブームの上端にはカバー体の
下面と接触して転動するローラーを軸支し、車体
の上面と外径の太いブームとの間には伸縮ブーム
体を俯抑させる油圧シリンダーを介在させ、昇降
台の下面とカバー体との間には昇降台を水平に保
持させる油圧シリンダーを介在させたことを特徴
とする昇降装置を提供するものである。〔作用〕 伸縮ブーム体に伸長の動作をさせると、組み立
てられた各ブームはそれぞれ引き出されて、同時
に伸縮ブーム体は俯抑させられるので、昇降台は
上方に持ち上げられることになる。この伸縮ブー
ム体の最下段のブーム外周とカバー体は接触摺動
している。また、最上段のブーム以外のブームの
上端にはローラーが軸支してあり、このローラー
はカバー体の下面(内面)に接触している。そし
て、カバー体と昇降台の間には水平維持のための
油圧シリンダーが介在させてあるので、昇降台に
加えられた応力はカバー体に加えられる。この荷
重はカバー体と接触している最下段のブームに伝
達される。そして、カバー体と最下段のブームの
接触が解除すると、カバー体の下面に接触してい
るローラーを介して最上段のブーム以外のブーム
の上端に伝えられる。こうして、カバー体に昇降
台からの荷重が加えられても、伸縮ブーム体の伸
縮作動時においては、カバー体と最下段のブーム
の接触によるか、最上段のブーム以外のブームに
軸支したローラーで荷重を伸縮ブーム体に伝える
ことになり、応力による変形を防止することがで
きる。
配置された車体とほぼ同じ床面積を有する平坦な
昇降台と、外径の異なる複数のブームをテレスコ
ピツク状に組立ててその長さ方向に伸縮自在とな
るようにした伸縮ブーム体とから成り、この伸縮
ブーム体の外径の太いブームの基部を車体の上面
後方に軸支し、外径の小さいブームの先端を昇降
台の下面前方に軸支し、側面から視て全体がZ字
形になるように構成した昇降装置において、この
伸縮ブーム体の最上段の径の小さいブームの上端
にはカバー体の上端を固定し、このカバー体は最
上段のブームの上端から下方に向けて伸縮ブーム
体を被うように延長させて最下段のブームの外側
に接触摺動させ、最上段のブームおよび最下段の
ブーム以外の中間のブームの上端にはカバー体の
下面と接触して転動するローラーを軸支し、車体
の上面と外径の太いブームとの間には伸縮ブーム
体を俯抑させる油圧シリンダーを介在させ、昇降
台の下面とカバー体との間には昇降台を水平に保
持させる油圧シリンダーを介在させたことを特徴
とする昇降装置を提供するものである。〔作用〕 伸縮ブーム体に伸長の動作をさせると、組み立
てられた各ブームはそれぞれ引き出されて、同時
に伸縮ブーム体は俯抑させられるので、昇降台は
上方に持ち上げられることになる。この伸縮ブー
ム体の最下段のブーム外周とカバー体は接触摺動
している。また、最上段のブーム以外のブームの
上端にはローラーが軸支してあり、このローラー
はカバー体の下面(内面)に接触している。そし
て、カバー体と昇降台の間には水平維持のための
油圧シリンダーが介在させてあるので、昇降台に
加えられた応力はカバー体に加えられる。この荷
重はカバー体と接触している最下段のブームに伝
達される。そして、カバー体と最下段のブームの
接触が解除すると、カバー体の下面に接触してい
るローラーを介して最上段のブーム以外のブーム
の上端に伝えられる。こうして、カバー体に昇降
台からの荷重が加えられても、伸縮ブーム体の伸
縮作動時においては、カバー体と最下段のブーム
の接触によるか、最上段のブーム以外のブームに
軸支したローラーで荷重を伸縮ブーム体に伝える
ことになり、応力による変形を防止することがで
きる。
以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
る。
車体1の前後左右にはそれぞれ前輪2と後輪3
が軸支してあり、車体1が自由に移動できる構成
となつており、車体1の下部にはエンジン、油圧
ポンプを収納した源動箱4が取付けてある。
が軸支してあり、車体1が自由に移動できる構成
となつており、車体1の下部にはエンジン、油圧
ポンプを収納した源動箱4が取付けてある。
この車体1の上面の後方には一対の軸支片5が
間隔を置いて固着してあり、この軸支片5間には
断面四角形の内部中空をした下ブーム6が挿入し
てあり、軸支片5と下ブーム6とはピン7によつ
て回動自在に連結してある。前記車体1の上面で
あつて、軸支片5を固着したのとは反対の位置に
ある車体1の前方の左右に一対のピン止め8が間
隔を置いて固着してある。各ピン止め8と下ブー
ム6の側面との間には、ピン7を中心にしてこの
下ブーム6を上下に俯抑させるための俯抑用の油
圧シリンダー9が介在させてある。
間隔を置いて固着してあり、この軸支片5間には
断面四角形の内部中空をした下ブーム6が挿入し
てあり、軸支片5と下ブーム6とはピン7によつ
て回動自在に連結してある。前記車体1の上面で
あつて、軸支片5を固着したのとは反対の位置に
ある車体1の前方の左右に一対のピン止め8が間
隔を置いて固着してある。各ピン止め8と下ブー
ム6の側面との間には、ピン7を中心にしてこの
下ブーム6を上下に俯抑させるための俯抑用の油
圧シリンダー9が介在させてある。
前記下ブーム6は断面が四角形の中空形状をし
たもので、その先端は四角形に開口しており、こ
の開口にはやはり断面四角形をした内部中空の中
ブーム10が長さ方向に摺動自在に挿通してあ
る。さらに、この中ブーム10の先端は四角形に
開口しており、この開口からは同様に断面四角形
で内部が中空の先ブーム11がその長さ方向に摺
動自在に挿通してある。
たもので、その先端は四角形に開口しており、こ
の開口にはやはり断面四角形をした内部中空の中
ブーム10が長さ方向に摺動自在に挿通してあ
る。さらに、この中ブーム10の先端は四角形に
開口しており、この開口からは同様に断面四角形
で内部が中空の先ブーム11がその長さ方向に摺
動自在に挿通してある。
この先ブーム11の先端頂部には、断面がコ字
形をして下方に向けて開口したカバー体12が固
着してあり、カバー体12の内面上部は下ブーム
6の上面(背面)と平行になるように間隔を空け
てある。このため、先ブーム11の上面とカバー
体12の内部下面との間には、下ブーム6、中ブ
ーム10が自由に移動できる程度の間隔が形成し
てあることになる。この下ブーム6は、車体1の
長さ程度の長さにその全長が設定してあり、中ブ
ーム10と先ブームもそれぞれ車体1の長さとほ
ぼ同じ長さに設定してあり、下ブーム6、中ブー
ム10、先ブーム11により伸縮ブーム体が形成
されている。
形をして下方に向けて開口したカバー体12が固
着してあり、カバー体12の内面上部は下ブーム
6の上面(背面)と平行になるように間隔を空け
てある。このため、先ブーム11の上面とカバー
体12の内部下面との間には、下ブーム6、中ブ
ーム10が自由に移動できる程度の間隔が形成し
てあることになる。この下ブーム6は、車体1の
長さ程度の長さにその全長が設定してあり、中ブ
ーム10と先ブームもそれぞれ車体1の長さとほ
ぼ同じ長さに設定してあり、下ブーム6、中ブー
ム10、先ブーム11により伸縮ブーム体が形成
されている。
ここで図中符号16は車体1とほぼ同一の床面
積を持つ平坦な昇降台であり、この昇降台16の
下面前方には間隔を置いて一対の軸支片14が固
着してある。この両軸支片14間にはカバー体1
2の上端が挿入してあり、軸支片14とカバー体
12とはピン15により回動自在に連結したあ
る。また、昇降台16の下面であつて、軸支片1
4を固着したのとは反対の位置の昇降台16の下
面後方にはそれぞれ一対のピン止め17が固着し
てあり、各ピン止め17とカバー体12の両側の
間にはそれぞれ角度補正用の油圧シリンダー18
が介在させてある。さらに、昇降台16の上面周
囲には落下防止用の手摺り19が植設してある。
積を持つ平坦な昇降台であり、この昇降台16の
下面前方には間隔を置いて一対の軸支片14が固
着してある。この両軸支片14間にはカバー体1
2の上端が挿入してあり、軸支片14とカバー体
12とはピン15により回動自在に連結したあ
る。また、昇降台16の下面であつて、軸支片1
4を固着したのとは反対の位置の昇降台16の下
面後方にはそれぞれ一対のピン止め17が固着し
てあり、各ピン止め17とカバー体12の両側の
間にはそれぞれ角度補正用の油圧シリンダー18
が介在させてある。さらに、昇降台16の上面周
囲には落下防止用の手摺り19が植設してある。
第5図、第6図、第7図は前述の伸縮ブーム体
13およびカバー体12の内部の構成を詳しく示
すものである。
13およびカバー体12の内部の構成を詳しく示
すものである。
前記下ブーム6、中ブーム10、先ブーム11
は、それぞれ長さ方向に自由に伸縮できるように
テレスピツク状に挿通されている。先ブーム11
の先端(第5図中右側)に固着されているカバー
体12は、その上辺の長さが下ブーム6の全長の
2/3程度の長さであり、その下辺は下ブーム6の
全長の1/3程度に設定してあり、図中左側の下面
は斜めになるように形成されている。この下ブー
ム6の上部あつて、その左端より1/3程度の位置
には俯抑用の油圧シリンダー9を連結するための
ピン孔21が設けてあり、カバー体12の下面で
あつて、その全長の1/2程度の位置には角度補正
用の油圧シリンダー18を連結するためのピン孔
22が設けてある。
は、それぞれ長さ方向に自由に伸縮できるように
テレスピツク状に挿通されている。先ブーム11
の先端(第5図中右側)に固着されているカバー
体12は、その上辺の長さが下ブーム6の全長の
2/3程度の長さであり、その下辺は下ブーム6の
全長の1/3程度に設定してあり、図中左側の下面
は斜めになるように形成されている。この下ブー
ム6の上部あつて、その左端より1/3程度の位置
には俯抑用の油圧シリンダー9を連結するための
ピン孔21が設けてあり、カバー体12の下面で
あつて、その全長の1/2程度の位置には角度補正
用の油圧シリンダー18を連結するためのピン孔
22が設けてある。
また、前記カバー体12の上面であつて、図中
左端(第1図では下方の位置)の位置には軸支部
23が固着してあり、この軸支部23内には下ブ
ーム6の上面(背面)に接触して転動するローラ
ー24が軸支してあり、中ブーム10の右端(第
1図では上方の位置)上面にはカバー体12の内
面に接触して転動するローラー25が軸支してあ
る。
左端(第1図では下方の位置)の位置には軸支部
23が固着してあり、この軸支部23内には下ブ
ーム6の上面(背面)に接触して転動するローラ
ー24が軸支してあり、中ブーム10の右端(第
1図では上方の位置)上面にはカバー体12の内
面に接触して転動するローラー25が軸支してあ
る。
第6図は第5図A−A中矢視の断面を示すもの
である。
である。
中ブーム10の先端(第5図中右端)の両側に
はそれぞれ補助板26が固着してあり、この補助
板26の上部の対向する内側にはそれぞれピン2
7が植設してあり、このピン27には前記ローラ
ー25が軸支してある。また、補助板26の下部
には支軸28が固定してあり、この補助板26の
間の左右にはそれぞれ先ブーム11の外側下面に
当接するローラー29が回転自在に軸支してあ
り、支軸28の中央には下ブーム6と先ブーム1
1とを連結させるチエーン(図示せず)転換させ
るためのプーリー30が軸支してある。また、補
助板26には先ブーム11の外側に接触するスラ
イダー31と、カバー体12の内側に接触するス
ライダー32が固着してある。
はそれぞれ補助板26が固着してあり、この補助
板26の上部の対向する内側にはそれぞれピン2
7が植設してあり、このピン27には前記ローラ
ー25が軸支してある。また、補助板26の下部
には支軸28が固定してあり、この補助板26の
間の左右にはそれぞれ先ブーム11の外側下面に
当接するローラー29が回転自在に軸支してあ
り、支軸28の中央には下ブーム6と先ブーム1
1とを連結させるチエーン(図示せず)転換させ
るためのプーリー30が軸支してある。また、補
助板26には先ブーム11の外側に接触するスラ
イダー31と、カバー体12の内側に接触するス
ライダー32が固着してある。
次に、第7図は第5図中B−Bの断面を示すも
ので、カバー体12の先端上部に設けた軸支部2
3の内部には軸支部23の側面と平行になるよう
に支片33が固着してあり、軸支部23の内側と
この支片33間にはピン34が架設してあり、各
ピン34には前記ローラー24が軸支してある。
そして、カバー体12の側面には下ブーム6の外
側に接触するスライダー35が固着してあり、下
ブーム6の側面には中ブーム10の外周と接触す
るスライダー36が固着してある。
ので、カバー体12の先端上部に設けた軸支部2
3の内部には軸支部23の側面と平行になるよう
に支片33が固着してあり、軸支部23の内側と
この支片33間にはピン34が架設してあり、各
ピン34には前記ローラー24が軸支してある。
そして、カバー体12の側面には下ブーム6の外
側に接触するスライダー35が固着してあり、下
ブーム6の側面には中ブーム10の外周と接触す
るスライダー36が固着してある。
次に、本実施例の作用を説明する。
第2図、第3図は昇降ブーム体13を縮小して
やや水平に倒し、昇降台16を最下位置に降ろし
た状態を示すもので、この状態で昇降台16上に
作業員が搭乗するとともに、資材を昇降台16に
載置することができる。そして、昇降台16を上
昇させるには源動箱4内にあるエンジンを作動さ
せて油圧を発生させ、各油圧シリンダー9,18
及び先ブーム11内に収納した図示しない伸縮用
の油圧シリンダーにそれぞれ油圧を供給すること
により行う。
やや水平に倒し、昇降台16を最下位置に降ろし
た状態を示すもので、この状態で昇降台16上に
作業員が搭乗するとともに、資材を昇降台16に
載置することができる。そして、昇降台16を上
昇させるには源動箱4内にあるエンジンを作動さ
せて油圧を発生させ、各油圧シリンダー9,18
及び先ブーム11内に収納した図示しない伸縮用
の油圧シリンダーにそれぞれ油圧を供給すること
により行う。
伸縮用の図示しない油圧シリンダーに油圧を供
給すると、中ブーム10を下ブーム6より摺動さ
せて引き出させるとともに、先ブーム11を中ブ
ーム10より摺動させて引き出させ、ピン7,1
5間の間隔を拡大させる。また、油圧シリンダー
9が伸長することで、ピン7を中心として下ブー
ム6を上方に向くように回動させ、伸縮ブーム体
13を車体1に対して傾斜させるように立ち上げ
る。先ブーム11内に収納した伸縮用の油圧シリ
ンダーによる伸縮ブーム体13の伸長速度と、油
圧シリンダー9による伸縮ブーム体13の立ち上
げ速度を同調させるように圧力油の供給量を制御
すると、カバー体12のピン15は車体1に対し
て垂直に上昇する。
給すると、中ブーム10を下ブーム6より摺動さ
せて引き出させるとともに、先ブーム11を中ブ
ーム10より摺動させて引き出させ、ピン7,1
5間の間隔を拡大させる。また、油圧シリンダー
9が伸長することで、ピン7を中心として下ブー
ム6を上方に向くように回動させ、伸縮ブーム体
13を車体1に対して傾斜させるように立ち上げ
る。先ブーム11内に収納した伸縮用の油圧シリ
ンダーによる伸縮ブーム体13の伸長速度と、油
圧シリンダー9による伸縮ブーム体13の立ち上
げ速度を同調させるように圧力油の供給量を制御
すると、カバー体12のピン15は車体1に対し
て垂直に上昇する。
また、油圧シリンダー18が伸長することによ
つて、昇降台16はピン15を中心に回動させら
れ、カバー体12と昇降台16の開角度を拡大さ
せるように作用する。このため、油圧シリンダー
9と18の伸長量を同期させることにより、昇降
台16は車体1に対して常に平行となるように維
持され、車体1、伸縮ブーム体13、昇降台16
は側面から視てZ字形となるように形成される。
昇降台16が所定の高さ位置まで上昇したなら
ば、作業員が各油圧シリンダー9,18及び先ブ
ーム11内の伸縮用の油圧シリンダーの動作を停
止させると、昇降台16はその高さに保持され、
高所での組立、修理、塗装等の作業を行うことが
できる。
つて、昇降台16はピン15を中心に回動させら
れ、カバー体12と昇降台16の開角度を拡大さ
せるように作用する。このため、油圧シリンダー
9と18の伸長量を同期させることにより、昇降
台16は車体1に対して常に平行となるように維
持され、車体1、伸縮ブーム体13、昇降台16
は側面から視てZ字形となるように形成される。
昇降台16が所定の高さ位置まで上昇したなら
ば、作業員が各油圧シリンダー9,18及び先ブ
ーム11内の伸縮用の油圧シリンダーの動作を停
止させると、昇降台16はその高さに保持され、
高所での組立、修理、塗装等の作業を行うことが
できる。
この伸縮ブーム体13の伸縮動作時において、
ローラー24は下ブーム6の上面に接触して転動
しながら移動することになる。また、中ブーム1
0に軸支したローラー25は、その伸縮時におい
てカバー体12の内周壁に接触して転動しながら
移動することになる。このカバー体12とブーム
6、中ブーム10、先ブーム11の間には隙間が
あるためガタツキが生ずることになり、昇降台1
6から伝えられる荷重によつて変形する恐れが生
じてくる。つまり、昇降台16の荷重は油圧シリ
ンダー18を介してピン孔22に伝えられ、カバ
ー体12はこのピン孔22への応力で下方に曲げ
られる応力が加えられることになる。しかし、前
述の様にローラー24が下ブーム6の上面に接触
して転動しているため、昇降台16から荷重はこ
のローラー24で支えられて下ブーム6に伝えら
れるので、カバー体12は変形せずに昇降台16
とその高さに保持しながら先ブーム11とともに
上方に伸張する。
ローラー24は下ブーム6の上面に接触して転動
しながら移動することになる。また、中ブーム1
0に軸支したローラー25は、その伸縮時におい
てカバー体12の内周壁に接触して転動しながら
移動することになる。このカバー体12とブーム
6、中ブーム10、先ブーム11の間には隙間が
あるためガタツキが生ずることになり、昇降台1
6から伝えられる荷重によつて変形する恐れが生
じてくる。つまり、昇降台16の荷重は油圧シリ
ンダー18を介してピン孔22に伝えられ、カバ
ー体12はこのピン孔22への応力で下方に曲げ
られる応力が加えられることになる。しかし、前
述の様にローラー24が下ブーム6の上面に接触
して転動しているため、昇降台16から荷重はこ
のローラー24で支えられて下ブーム6に伝えら
れるので、カバー体12は変形せずに昇降台16
とその高さに保持しながら先ブーム11とともに
上方に伸張する。
第8図イは伸長の初期の状態を示すもので、ピ
ン孔22に加えられた荷重はローラー24で支持
される。
ン孔22に加えられた荷重はローラー24で支持
される。
そして、伸縮ブーム体13の伸張動作がさらに
進むと下ブーム6の全長はカバー体12より引き
出されることになり、ついにローラー24は下ブ
ーム6の上端から離れることになる(第8図ロ参
照)。この時には先ブーム11は中ブーム10よ
り引き出されており、中ブーム10の先端は相対
的に先ブーム11の先端より離れていて、ピン孔
22よりもローラー24に近い位置に移動してい
る。このため、ピン孔22に加えられた昇降台1
6からの荷重はカバー体12を介してローラー2
5に伝達され、ローラー25を介して荷重は中ブ
ーム10で支えられることになる。こうして、ロ
ーラー24がブーム6より離れても、このカバー
体12内壁と先ブーム11の外側との間隔は平行
に保持される。さらに中ブーム10が伸張して、
先ブーム11の先端との間隔が広がるとローラー
25はさらにローラー24を接近し、昇降台16
の荷重は前述したようにローラー24で支持され
たのと同じ状態となり、カバー体12への応力は
受け止められ、カバー体12の変形を碧止して、
平行度は完全に維持される。
進むと下ブーム6の全長はカバー体12より引き
出されることになり、ついにローラー24は下ブ
ーム6の上端から離れることになる(第8図ロ参
照)。この時には先ブーム11は中ブーム10よ
り引き出されており、中ブーム10の先端は相対
的に先ブーム11の先端より離れていて、ピン孔
22よりもローラー24に近い位置に移動してい
る。このため、ピン孔22に加えられた昇降台1
6からの荷重はカバー体12を介してローラー2
5に伝達され、ローラー25を介して荷重は中ブ
ーム10で支えられることになる。こうして、ロ
ーラー24がブーム6より離れても、このカバー
体12内壁と先ブーム11の外側との間隔は平行
に保持される。さらに中ブーム10が伸張して、
先ブーム11の先端との間隔が広がるとローラー
25はさらにローラー24を接近し、昇降台16
の荷重は前述したようにローラー24で支持され
たのと同じ状態となり、カバー体12への応力は
受け止められ、カバー体12の変形を碧止して、
平行度は完全に維持される。
第8図ハは伸縮ブーム体13を最大限に伸ばし
た状態を示すものである。
た状態を示すものである。
また、伸縮ブーム体13の長さを縮めようとす
るときには前述とは逆に第8図ハよりイの順で伸
縮ブーム体13を縮小させ、下ブーム6内に中ブ
ーム10と先ブーム11を収納させることにより
行う。この場合は前述とは逆に、昇降台16の荷
重を支えるローラー25の転動はローラー24の
転動に切換わり、伸縮ブーム体13は長さを円滑
に縮小できる。
るときには前述とは逆に第8図ハよりイの順で伸
縮ブーム体13を縮小させ、下ブーム6内に中ブ
ーム10と先ブーム11を収納させることにより
行う。この場合は前述とは逆に、昇降台16の荷
重を支えるローラー25の転動はローラー24の
転動に切換わり、伸縮ブーム体13は長さを円滑
に縮小できる。
本発明は上述の様に構成したので、車体とほぼ
同じ大きさの広い昇降台の荷重をカバー体で支
え、このカバー体に加えられた荷重はカバー体下
面に接触して転動するローラーに伝えられ、最上
段以外のブームの先端に伝えられる。
同じ大きさの広い昇降台の荷重をカバー体で支
え、このカバー体に加えられた荷重はカバー体下
面に接触して転動するローラーに伝えられ、最上
段以外のブームの先端に伝えられる。
このため、伸縮ブーム体の複数のブームによつ
て形成された段差を角度修正機構が移動しても、
最上段のブーム以外のブームに軸支したローラー
がその段差を解消すべく転動することになり、昇
降台を上昇させてもカバー体が荷重によつて変形
することを防ぐことができる。
て形成された段差を角度修正機構が移動しても、
最上段のブーム以外のブームに軸支したローラー
がその段差を解消すべく転動することになり、昇
降台を上昇させてもカバー体が荷重によつて変形
することを防ぐことができる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は昇降台を最下位置に降ろした状態を示す側面
図、第3図は同上の正面図、第4図は昇降台を最
上位置に伸ばした状態を示す側面図、第5図は伸
縮ブーム体の構成を示す側面図、第6図は第5図
中A−A間の断面図、第7図は第5図中B−B間
の断面図、第8図は伸縮ブーム体の動作を示す説
明図である。 1……車体、6……下ブーム、10……中ブー
ム、11……先ブーム、12……カバー体、16
……昇降台、24,25……ローラー。
図は昇降台を最下位置に降ろした状態を示す側面
図、第3図は同上の正面図、第4図は昇降台を最
上位置に伸ばした状態を示す側面図、第5図は伸
縮ブーム体の構成を示す側面図、第6図は第5図
中A−A間の断面図、第7図は第5図中B−B間
の断面図、第8図は伸縮ブーム体の動作を示す説
明図である。 1……車体、6……下ブーム、10……中ブー
ム、11……先ブーム、12……カバー体、16
……昇降台、24,25……ローラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 移動できる車体と、この車体上方に配置され
た車体とほぼ同じ床面積を有する平坦な昇降台
と、外径の異なる複数のブームをテレスコピツク
状に組立ててその長さ方向に伸縮自在となるよう
にした伸縮ブーム体とから成り、この伸縮ブーム
体の外径の太いブームの基部を車体の上面後方に
軸支し、外径の小さいブームの先端を昇降台の下
面前方に軸支し、側面から視て全体がZ字形にな
るように構成した昇降装置において、 この伸縮ブーム体の最上段の径の小さいブーム
の上端にはカバー体の上端を固定し、このカバー
体は最上段のブームの上端から下方に向けて伸縮
ブーム体を被うように延長させて最下段のブーム
の外側に接触摺動させ、最上段のブームおよび最
下段のブーム以外の中間のブームの上端にはカバ
ー体の下面と接触して転動するローラーを軸支
し、車体の上面と外径の太いブームとの間には伸
縮ブーム体を俯抑させる油圧シリンダーを介在さ
せ、昇降台の下面とカバー体との間には昇降台を
水平に保持させる油圧シリンダーを介在させたこ
とを特徴とする昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32324389A JPH02215699A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32324389A JPH02215699A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 昇降装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1838285A Division JPS61178400A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02215699A JPH02215699A (ja) | 1990-08-28 |
JPH0339958B2 true JPH0339958B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=18152602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32324389A Granted JPH02215699A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02215699A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6946047B2 (ja) * | 2017-05-16 | 2021-10-06 | 西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社 | 落下物防止ネット |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP32324389A patent/JPH02215699A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02215699A (ja) | 1990-08-28 |
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