JPH03209454A - 感度、帯電防止性、表面の滑り性の良好なハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

感度、帯電防止性、表面の滑り性の良好なハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03209454A
JPH03209454A JP560590A JP560590A JPH03209454A JP H03209454 A JPH03209454 A JP H03209454A JP 560590 A JP560590 A JP 560590A JP 560590 A JP560590 A JP 560590A JP H03209454 A JPH03209454 A JP H03209454A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、特に、高感
度で、帯電防止され、かつ表面の滑り性が改良されたハ
ロゲン化銀写真感光材料に関するものである。
〔発明の背景〕
近年、ハロゲン化銀写真感光材料(以下適宜、写真感光
材料または単に感光材料ということもある)に対する要
求は益々複雑多岐にわたり、特に写真性能が安定した、
高感度で、しかも高画質の感光材料が要望されている。
特にX線用感光材料等においては、人体に対するX線の
被曝量を少なくするために、より少ないX線量で多くの
情報が得られるような高感度で、かつ高画質で、しかも
早く情報を得るため迅速現像処理に適合した感光材料が
望まれている。
一方、感光材料は一般に電気絶縁性の支持体及び写真構
成層から成っているので、感光材料の製造工程中ならび
に使用時に、同種または異種物質の表面との間の接触摩
擦または剥離を受けることにより、静電電荷が蓄積され
易い。このように現像処理前に静電電荷が蓄積されると
、この静電電荷が放電することによって感光性乳剤層が
感光し感光材料を現像処理した際に点状スポットまたは
樹枝状や羽毛状の線斑、いわゆるスタチックマークを生
ずる。これは感光材料の商品価値を著しく損ねる。例え
ば医療用または工業用X−レイフィルム等に現れるスタ
チックマークは非常に危険な判断につながるが、この現
象は現像してみて初めて明らかになるもので、非常に厄
介な問題の1つである。また、これらの蓄積された静t
!荷は、感光材料表面へ塵埃が付着したり、塗布が均一
に行えないなどの第2次的故障を誘起する原因ともなる
。このようなスタチックマークは、感光材料の高感度化
及び高速塗布、高速撮影、高速自動処理化等により一層
発生し易くなっている。
上記静電電荷の帯電を防止すべく、従来から感光材料の
支持体や各種塗布表面層の導電性を向上させる方法が考
えられ、種々の吸湿性物質や水溶性無機塩、ある種の界
面活性剤、ポリマー等の利用が試みられてきた。
しかしながら、これら多くの物質は支持体の種類や写真
組成物の違いによって特異性を示したり、写真性能にも
悪影響を及ぼす場合がある。特に親水性コロイド層に対
する帯電防止は非常に困難で、低温で表面抵抗の低下が
十分でながったり、高温高温において感光材料同士また
は他の物質との間で接着故障を生ずることがしばしばあ
る。
更に、前述の接触摩擦あるいは剥離による静電気発生に
関連して、感光材料表面の滑り特性の改良も重要である
即ち、感光材料の塗布、乾燥、加工包装をはじめとした
製造工程時、更にはフィルム装填、撮影、自動現像機処
理工程、あるいは影写なとで、各種のローラーや、機器
などとの接触、あるいは感光材料同士などにおける接触
摩擦の機会が極めて多い。滑り性が良好であれば、接触
摩擦も小さく、これにより影響を小さくできる。
一方、最近の迅速化処理システム化において、自動現像
機直結のオートフィーダーにより感光材料が搬送されて
処理されるようになっており、このオートフィーダーで
の搬送が重要になっている。
しかしながら、従来技術では、表面の滑り性に問題があ
り、必ずしもこのような搬送が十分満足の行くように機
能してはおらず、例えば2枚同時搬送等のことが起きた
りして、搬送性に問題があった。
上記のような事情であるから、感光材料の滑り特性の改
良は、帯電防止性と併せて、摩擦による表面の擦り傷、
引掻き傷の防止や、更には上記したフィルム送行性改良
などのうえからも要請されることであり、よって感光材
料の滑り摩擦を減少させることが要求されている。
従来よりこの種の研究として捷案されている代表的なも
のには、オルガノシロキサン類を用いた例えば米国特許
第3,420,522号、特開昭60−140゜342
号或いは特開昭62−2649号などがある。
これらの公知の改良手段は、それぞれある程度の滑り性
の向上は達成するものの、十分でなかったり、他の特性
、例えば剥離帯電性を悪化したりするなど、必ずしも満
足すべきものではない。
上記のような諸問題点は、近年のレーザー感光材料の如
き600nm以上の波長に分光増感された感光材料につ
いて、特に問題になっている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決して、高
感度で、かつ帯電防止性が十分で、しかも表面の滑り性
を改良し、例えばオートフィーダーにより搬送する場合
もその搬送性を良好にでき、また更に、クツツキ性をも
改良できるハロゲン化銀写真感光材料を提供することで
ある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明の上記目的は、支持体の一方の側に600nm以
上の波長に分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤層を少
なくとも1層有するハロゲン化銀写真感光材料において
、一般式〔■〕 (後記詳述)で表される化合物群から
選ばれる少なくとも1種の化合物を含有し、かつ写真乳
剤層を有する側の面対バック面の動麿擦係数値が0.4
μk以下であるようにした感光材料によって、達成され
た。
上記構成としたことによって、高感度で、かつ帯電防止
性が十分で、しかも表面の滑り性を改良し、例えばオー
トフィーダーにより搬送する場合もその搬送性が良好で
、更にまた意外なことではあったが、裏側層側の面とバ
ック面とのクツツキ性も改良された感光材料が得られた
のである。
以下本発明について更に詳述する。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支持体の一方の
側に600nm以上の波長に分光増感されたハロゲン化
銀写真乳剤層を少なくとも1層有する。
バック面即ち支持体の他方の側の面には、かかる乳剤層
は有さない。このバック面には、例えば、裏引き層(バ
ンキング層)を形成することができる。
本発明において、上記ハロゲン化銀乳剤層は、600n
m以上の波長に分光増感されている。このように分光増
感するために、分光増感色素を用いることができる。こ
のために本発明において好ましく使用できる分光、増感
色素については、後記する。
次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、般式(1)
で表される化合物を含有する。一般式(1)で表される
化合物は、アルキレンオキシド蟇含有化合物で、一般に
活性剤としての作用を示し得るものである。
一般式(1) %式%) 式中、R1は置換もしくは非置換のアルキル基、アルケ
ニル基またはアリール基を表し、Lは酸素原子、硫黄原
子、−NR”−基、−CONH2−基、または−C0〇
−基を表す。R2は水素原子、アルキル基または−(C
HzCHzO)mH基を表し、ここでmは2〜50の整
数を表す。
一般式〔I〕で表される化合物は、ハロゲン化銀乳剤層
に含有されるのでも、それ以外の層に含有されるのでも
よい。その好ましい含有量は、感光材料1ボ当たり1■
〜10g1より好ましくは10mg〜5gである。
一般式(I)で表される化合物のうち、本発明において
特に好ましく用いられる化合物としては、次のものを挙
げることができる。
CsH++0(CHzCHzO)sH CaH+ 70(CHzCHgO) IoHC+zlh
sO(CToCH□O)、1(C++HzsCONH(
CHtCHzO)sHC+J3.0(CHtCHzO)
 t。HC+5H8tO(CHzCHzO)+5l(H
(ChCh) 5O(CHzCHzO) r。HCHz
CfCHCfCHzCHzO(CHzCHtO) sH
C,JzsS(CHgC)lzO) + sHC+5H
stS(CHzCHzO)zsHCl。Hz+5(CH
zCHzO)sH8 CsHxCONH(CHtCHzO>5H33C5H1
?C00(CHzCHtO)+。H34C+ 5tlz
+cOO(CHtCHzO) 3゜H34C3゜Hz+
C00(CHzCHzO)+oHまた、本発明の実施に
際しては、滑り性改良組成物として、例えば、米国特許
第3.079,837号、同3,080,317号、同
3,545.970号、特開昭52−129520号に
示されるような変性シリコン等を任意の写真構成層中に
含むことができる。
次に、本発明においてハロゲン化銀写真乳剤層を600
nw以上の波長に分光増感するために好適に用いること
ができる分光増感色素について説明する。
このような分光増感色素としては、例えば特開昭63−
55541号、同63−148257号などの公報にて
、ジカルボシアニン色素或いはログシアニン色素など多
くの提案がなされている。これらは例えば、レーザース
キャナー用感光材料に用いる増感色素として提案されて
いる。
本発明においては、例えば、次の一般式(]IIで表さ
れる分光増感色素を好ましく用いることができる。
一般式(II) 式中、 22+及びZXXはそれぞれ置換基を有するかもしくは
有しないベンツチアゾール核、ベンツセレナゾール核、
ナフトチアゾール核またはナフトセレナゾール核を完成
するに必要な非金属原子群を表す、ベンツチアゾール核
としては例えば、ベンツチアゾール、5−クロロベンツ
チアゾール、5−メチルベンツチアゾール、5−メトオ
キシベンツチアゾール、5−ヒドロキシベンツチアゾー
ル、5−ヒドロキシ−6−メチルベンツチアゾール、5
.6−シメチルベンツチアゾール、5−エトオキシ−6
−メチルベンツチアゾール、5−フェニルベンツチアゾ
ール、5−カルボキシベンツチアゾール、5−エトオキ
シカルボニルベンツチアゾール、5−ジメチルアミノベ
ンツチアゾール、5−アセチルアミノベンツチアゾール
等、ベンツセレナゾール核としては例えば、ベンツセレ
ナゾール、5−クロロベンツセレナゾール、5−メチル
ベンツセレナゾール、5−メトオキシベンツセレナゾー
ル、5−ヒドロキシベンツセレナゾール、5.6−シメ
チルベンツセレナゾール、5.6−ジメトオキシベンツ
セレナゾール、5−エトオキシ−6−メチルベンツセレ
ナゾール、5−ヒドロキシ−6−メチルベンツセレナゾ
ール、5−フェニルベンツセレナゾール等、ナフトチア
ゾール核としては例えば、α、β−ナフトチアゾール、
β。
β−ナフトチアゾール、ナフトセレナゾール核としては
例えば、β−ナフトセレナゾール核等を挙げることがで
きる。R1′及びR1ff1は、低級アルキル基または
置換低級アルキル基を表し、例えばメチル基、エチル基
、n−プロピル基、β−ヒドロキシルエチル、β−カル
ボキシエチル基、γ−カルボキシプロピル基、T−スル
ホプロピル基、γスルホプロピル基、γ−スルホブチル
基、δスルホブチル基、スルホエトオキシエチル基等を
表す。
X0θはアニオンを表す0例えばハロゲンイオン、過塩
素酸イオン、チオシアン酸イオン、ベンゼンスルホン酸
イオン、4−トルエンスルホン酸イオン、メチル硫酸イ
オン等である。また、nは1または2の正の整数を表し
、一般式(n)で表される色素が分子内塩を形成すると
きnは1である。
一般式(I[)で表される増感色素は、トリメチン連鎖
上のメゾ位にエチル基が置換されたチアまたはセレナカ
ルボシアニン類であり、特定波長域における分光増感に
有利な増感性を有するものである。
下記に一般式(II)で表される増感色素の代表的具体
例を示すが、本発明に用いることができる一般式(If
)の化合物は、これのみに限定される■ ■ −3 n−4 If−5 ■ 1−7 ■−8 I−9 ■ 0 ■−11 ■−12 ■−13 ■−14 −15 ■−16 If−17 ■−18 ■ 9 ■−20 ■−21 ■ 2 ■ 3 ■ 4 ■ 5 ■ 6 (Lli、)zUUUtl ” N(1;Hzし113
)3(UHt)zL;00ワ ■−27 ■ 8 ■−29 し1i (Lath) 4sUs” ■−30 ■ 1 ■ 2 これらの増感色素は、英国特許660.408号、米国
特許3,149.105号明細書などに記載の合成法に
より容易に得られる。
上記の分光増感色素は、例えば、2個以上の水酸基を分
子中に有した鎖状炭化水素化合物の少なくとも1種、ま
たは、この鎖状炭化水素化合物と水親和性溶媒との混合
溶媒で溶解されてハロゲン化銀乳剤中に添加されること
により、分光増感作用を呈させることができる。
次に、本発明においては、下記一般式(III)または
一般式(IV)で表される化合物の少なくとも1つで6
00rv+以上に分光増感することも、好ましい態様で
ある。
一般式(1) %式%) 式中、Z3+、 Z33は置換基を有してもよいベンゾ
チアゾール核、ベンゾオキサゾール核、ナフトチアゾー
ル核、ナフトオキサゾール核を形成するに必要な非金属
原子群を表し、Rst、 Rstはそれぞれ飽和または
不飽和脂肪族基を表す。
Z3Zは5員ないし6員の炭素原子環を表し、Aは7,
3tが6員の場合は水素原子を表す、5員環の場合は一
般式(III−a)で表される。
一般式CDI−a) (X310)。
表す。
R”、R”はそれぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基を表
し、R″S、R2hはそれぞれ炭素数1〜12のアルキ
ル基、アルコキシカルボニルアルキル基、置換基を有し
てもよいアリル基を表し、R”は炭素数1〜12のアル
キル基、炭素数6〜10のアリル基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基を持つアルコキシカルボニル基を表す。
7.32が6員環の場合は、一般式(III−b)で表
される。
一般式(I[[−b) (x3.θ)アー。
式中、Rssは水素原子或いはメチル基、R39は水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基、単環のアリル基を表
す、x、、eはアニオンを表し、nは1または2(分子
内塩を形成するときはnは1である)を表す。
更に詳しくは、一般式(II[)中、Z !I、 Z 
!3は置換基を有してもよいベンゾチアゾール核、ベン
ゾオキサゾール核、ナフトチアゾール核、ナフトオキサ
ゾール核を形成するに必要な非金属原子群を表すが、置
換基としては、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基等がある。
R”、 R”はそれぞれ飽和または不飽和脂肪族基(例
えばメチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチル基、2
−メトキシエチル基、2−アセトキシエチル基、カルボ
キシメチル基、2−カルボキシエチル基、3−カルボキ
シプロピル基、4−カルボキシブチル基、2−スルホエ
チル基、3−スルホプロピル基、3−スルホブチル基、
4−スルホブチル基、ビニルメチル基、ベンジル基、フ
ェネチル基、p−スルホフェネチル基、n−プロピル基
、イソプロピル基、n−ブチル基等)である。
Z″Zは5員または6員の炭素原子環を表し、AはZo
が6員の場合は水素原子を表す、5員環の場合は一般式
(1[[−a)で表される。
一般式(II[−a)中、R”、R3aはそれぞれ水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子、炭素
数1〜4のアルコキシ基を表し、R35R3&はそれぞ
れ炭素数1〜12のアルキル基、アルコキシカルボニル
アルキル基(例えばメトキシカルボニルメチル基、エト
キシカルボニルエチル基等)、置換基を有してもよいア
リル基(例えばフェニル基、m−)リル基、p−)リル
基、m−クロロフェニル基、p−クロロフェニル&、炭
を数1〜4のアルコキシ基を持つm−1p−アルコキシ
フェニル基等)を表し、R3?は炭素数1〜12のアル
キル基、炭素数6〜10のアリル基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基を持つアルコキシカルボニル基を表す。
Z3zが6真の場合は一般式(I[−b)で表される。
一般式(II−b〕中、Risは水素原子或いはメチル
基、R39は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、単
環のアリル基を表す。
X 31 eはアニオンを表す。(例えば塩素イオン、
臭素イオン、ヨウ素イオン、過塩素酸、ベンゼンスルホ
ネート、p−)ルエンスルホネート、メチルサルフェー
ト、エチルサルフェート、テトラフロロホウ酸等である
)。
nは1または2(分子内塩を形成するときはnは1であ
る)を表す。
次に、一般式(II[)で表される化合物の代表的■ し−1ts し−tls ■ 5 n[−6 ■ ■ ■ ■ 0 ll−11 ■−12 ■−13 ■ 4 ■ 5 ■ 6 ■ 17 ■ 8 ll−19 ■ 0 ■ 1 ■ 2 しhs しhtIs ■−23 ■ 4 ■ 5 ■−26 ■−27 ■−28 N(しtltUυυしt’s)z l−29 ■ 0 hHs −32 ■−33 ■ 4 ■ 5 ■−3に れらの色素は、米国特許2,734,900号、同3゜
482、978号、同3,758.461号等の記載の
方法に準じて容易に合成できる。
次に本発明に好ましく用いられる一般式(TV)で表さ
れる増感色素について詳述する。
一般式(IV) 式中、Z 41及びZatはそれぞれ5員環及び/また
は6員環の窒素複素環を形成するに必要な原子群を表す
R”及びR”は各々飽和または不飽和脂肪族基を表す。
R4″は飽和または不飽和脂肪族基或いは環式炭化水素
基を表す。
R4SはR43と同義である。
L3+、 (,31及びL33はメチン基、置換メチン
基トキシ基またはアリール基を示す、)を表す。
X41eはアニオンを表し、lは1または2(分子内塩
を形成するときはlは1である)を表す。
m、nは0〜3の整数を表す。
以下、本発明の一般式(IV)で示される増感色素につ
いて詳述する。
式中、Z 41.7.41はそれぞれ5員または6員環
の含窒素複素環を形成するに必要な原子群を表す。
該複素環としては、チアゾール環、ヘンジチアゾール環
、ナフトチアゾール環、セレナゾール環、ベンゾセレナ
ゾール環、ナフトセレナゾール環、オキサゾール環、ベ
ンゾオキサゾール環、ナフトオキサゾール環、イミダゾ
ール環、ベンゾイミダゾール環またはキノリンの含窒素
複素環を挙げることができる。置換基としてはハロゲン
原子(例えば塩素原子、臭素原子等)、炭素原子数1〜
4のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基、t−ブチル基等)、炭素原子数
1〜4のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
、n−プロピルオキシ基等)等がある。
R’l、R”としては、それぞれ飽和または不飽和脂肪
族基(例えばメチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−メトキシエチル基、2−アセトキシエチル基
、カルボキシメチル基、2カルボキシエチル基、3−カ
ルボキシプロピル基、4−カルボキシブチル基、2−ス
ルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホブチ
ル基、4−スルホブチル基、ビニルメチル基、ベンジル
基、フェネチル基、p−スルホフェネチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、フェニルエチ
ル基、p−スルホフェニルエチル基等)、アリール基(
例えばフェニル基、2−カルボキシフェニル基等)があ
る。
R”及びR”としては、炭素原子数1〜4のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチル基
、2−メトキシエチル基、2−アセトキシエチル基、カ
ルボキシメチル基、2−カルボキシエチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ベンジル基、フェニルエチル基、
p−スルホフェニル基等)がある。
1、41.  L4!及びL43は、メチン基または置
換メR”はメチル基、エチル基、エトキシ基、アリール
基(例工ばフェニル基、p−クロロフェニル基、p−メ
チルフェニル基)を表し、置換されてもよい。
Xa+eはアニオンを表す、(例えば塩素イオン、臭素
イオン、ヨウ素イオン、過塩素酸、ベンゼンスルホネー
ト、p−トルエンスルホネート、メチルサルフェート、
エチルサルフェート等を表す)。
一般式〔■〕で表される増感色素としては、具体的には
下記のごとき色素を例示することができIV−1 IV−2 ■ IV−4 IV−6 tO48 IV−7 IV−8 ■ 0 ■−12 e r0 ■ 3 ■−14 ■−15 TV−17 e r0 ■−18 r0 ■−19 上記した一般式(IV)で表される増感色素は、例えば
F、N、Hasier著”Heterocyclic 
compoundsCyanine dyes and
 related compounds’John W
iley & Sons(New York、Lond
on)社1964年刊に記載の合成法により、容易に得
られる。
本発明において、ハロゲン化銀写真乳剤を600ns+
以上の波長に分光増感するために用いる増感色素は、所
望に応じて任意の量で使用できるものであり、その量は
ハロゲン化銀の種類や銀量などによって一様ではないが
、一般に好ましくは、ハロゲン化銀1モル当たり3■〜
1.Ogで用いるのがよく、より好ましくは10+ag
〜0.6gである。
感光波長域は600nm以上であるが、好ましくは60
(1−1500nm、より好ましくは610〜1100
0nである。
本発明の実施において分光増感色素を用いる際該色素は
、直接乳剤中へ分散することができる。
また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、メチルセロソルブ。
アセトン、水、ピリジンあるいはこれらの複合溶媒など
の中に溶解して、溶液の形で乳剤へ添加することもでき
る。
増感色素は、単一もしくは組合せて所望の分光感度を得
るためハロゲン化銀乳剤に添加されてよい 増感色素の添加時期に制限はなく、−iに、脱塩工程終
了後から化学熟成終了直前までの間であれば、いずれの
時期であってもよい。
次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、写真乳剤層
を有する側の面対バック面(写真乳剤を有する側と逆の
面)の動摩擦係数値が0.4μk以下のものである。好
ましくは、0.1〜0.4μkの範囲である。
ここで写真乳剤層を有する側の面対バック面の動摩擦係
数値とは、乳剤層を有する側の面とバック面とをこすっ
た時の両者間の動摩擦係数の値である。
本発明では、具体的には上記動摩擦係数値は、次のよう
に評価する。即ち協和動摩擦係数精密測定装置(協和科
学■製)により、乳剤面対パック面の動摩擦係数値を、
スピード電圧50V、フルスケール200gの条件下で
測定し、これにより上記0動摩擦係数値を求める。
この値が小さい程、面の摩擦が小さいことを意味する。
次に、本発明の感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤
について述べる。
本発明のハロゲン化銀写真怒光材料に含まれるハロゲン
化銀粒子は、任意のハロゲン化銀組成をとることができ
る。好ましくは、沃化銀を含むハロゲン化銀であり、こ
の場合沃塩化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等のいずれであ
ってもよい。特に、高怒度のものが得られるという点で
は、沃臭化銀であることが好ましい。
好ましいハロゲン化銀粒子中の平均沃化銀含有量は0.
05〜10モル%、より好ましくは0.5〜8モル%で
あり、粒子の内部には、少なくとも20モル%以上の高
濃度の沃化銀が局在化した局在化部分が存在するものが
好ましい。
この場合、粒子内部の局在化部分は、粒子の外表面から
できるだけ内側にあることが好ましく、特に外表面から
0.01μm以上離以上−分に局在化部分が存在するこ
とが好ましい。
また、局在化部分は、粒子内部にて層状に存在してもよ
く、またいわゆるコアシェル構造をとって、そのコア全
体が局在化部分となっていてもよい。この場合、外表面
から0.01μm以上の厚さのシェル部分を除く粒子コ
ア部の一部ないし全部が20モル%以上の沃化銀濃度の
局在化部分であることが好ましい。
なお、局在化部分の沃化銀は、その濃度が30〜40モ
ル%の範囲であることが好ましい。
このような局在化部分を有する沃臭化銀粒子を用いる場
合、該局在化部分の外側は、通常、沃化銀を含まないハ
ロゲン化銀によって被覆されるのが好ましい。即ち、好
ましい態様においては、外表面から0.01 p m以
上、特に0.01〜1.5μmの厚さのシェル部分が沃
化銀を含まないハロゲン化銀(通常、臭化銀)で形成さ
れる。
本発明の実施に際して、粒子内部(好ましくは粒子外壁
から0.01μm以上離以上−る粒子の内側)に少なく
とも20モル%以上の高濃度沃化銀の局在化部分を形成
する方法としては、種晶を使わないものであってもよい
種晶を使わない場合は、保護ゼラチンを含む反応液相(
以後、母液という)中に熟成開始前は成長核となるよう
なハロゲン化銀がないので、まず銀イオン及び少なくと
も20モル%以上の高濃度沃素イオンを含むハライドイ
オンを供給して成長核を形成させる。そして、更に添加
供給を続けて、成長核から粒子を成長させる。最後に、
沃化銀を含まないハロゲン化銀で0.01μm以上の厚
さをもつシェル層を形成せしめる。
種晶を使う場合には、種晶のみに少なくとも20モル%
以上の沃化銀を形成し、この後シェル層で被覆してもよ
い。あるいは、種晶の沃化銀量を0とするか10モル%
以下の範囲内とし、種晶を成長させる工程で粒子内部に
少なくとも20モル%の沃化銀を形成させて、こののち
シェル層で被覆してもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料においては、その乳
剤層中に存在するハロゲン化銀粒子の少なくとも50%
が前記のような沃化銀局在化部分を有する粒子であるこ
とが好ましい。
また本発明の他の好ましい実施amとしては、前記のよ
うな沃化銀局在化部分を有する単分散乳剤を使用するこ
とが挙げられる。
ここにいう単分散乳剤とは、常法により、例えばThe
 Photographic Journal、79,
330〜33B(1939)にTrivel 1 i 
、 Smi thにより報告された方法で平均粒子直径
を測定したときに、粒子数または重量で少なくとも95
%粒子が、平均粒子径の±40%以内、好ましくは±3
0%以内にあるハロゲン化銀乳剤をいう。
かかる単分散乳剤粒子は、規則正しいハロゲン化銀粒子
の場合と同様に、同時混合法を用いて作ることができる
。同時混合時の諸条件は、規則正しいハロゲン化銀粒子
の製法と同様である。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばJ、 P
hot、 Sic、 、 12.242〜251 (1
963)特開昭48−36890号、同52−1636
4号、特開昭55−142329号、特開昭58−49
938号の各公報に記載されている。
上記単分散乳剤を得るためには、特に種晶を用い、この
種晶を成長核として銀イオン及びハライドイオンを供給
することにより、粒子を成長させることか好ましい。
この種晶の粒子サイズの分布が広いほど、粒子成長核の
粒子サイズ分布も広くなる。従って、単分散乳剤を得る
ためには、種晶の段階で粒子サイズ分布の狭いものを用
いるのが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる前記の
ごときハロゲン化銀粒子は、例えばT、H。
JaIIles著“The Theory of th
e PhotographicProcess”第4版
、Macmi11an社刊(1977年)38〜104
頁等の文献に記載されている中性法、酸性法、アンモニ
ア法、順混合、逆混合、ダブルジェット法、コンドロー
ルド−ダブルジェット法、コンバージョン法、コア/シ
ェル法などの方法を適用して製造することができる。
また、表面潜像型ハロゲン化銀乳剤は、銀イオン溶液や
ハライド溶液の添加量を徐々に増加させるなどして反応
容器内のpHやEAgをコントロールする、いわゆるコ
ントロール・ダブルジェット法で調製することができる
また、ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の段階にお
いて、カドミウム塩、パラジウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タ
リウム塩、イリジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩ま
たはその錯塩、鉄塩またはその錯塩などを共存させても
よい、更に、表面潜像型ハロゲン化銀乳剤は、単分散乳
剤であってもよい。
本明細書で平均粒径とは球状のハロゲン化銀の場合はそ
の直径を、球状以外の形状の粒子の場合はその投影像を
同面積の円像に換算したときの直径に暴く平均で表す。
本発明の実施に際し、乳剤の調製時に脱塩を行う場合、
その方法としては、当業界で行われているいずれの方法
を用いてもよく、例えばリサーチ・ディスクロージ+ 
 (Research Disclosure)176
43・23頁左欄■・1978年に記載の凝集法或いは
ヌードル水洗法などであってよい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤には公知の写真用添加剤
を使用することができる。
公知の写真用添加剤としては例えば下表に示したリサー
チ・ディスクロージャーのRD −17643及びRD
 −18716 に記載の化合物が挙げられる。
添加剤 化学増感剤 増感色素 現像促進剤 カプリ防止剤 安  定  剤 紫外線吸収剤 フィルター 染料 硬  化  剤 塗布助剤 界面活性剤 可  塑  剤 スベリ剤 スダチック 防止剤 マ  ッ   ト  剤 バインダー RD−17643 頁  分類 23    llI 23   1V 29   XXI 24    Vl 24    VI 25〜26  ■ 25〜26  ■ 26    X 26〜27  XI 26〜27X[ 27X[ 27XI 27    XI 28   XVI 26    IX RD −18716 頁  分類 648−右上 648右−649左 648−右上 649−右下 649−右下 649右−650左 649右−650左 651右 650右 650右 650右 650右 650左 651左 本発明のハロゲン化銀写真感光材料において、いわゆる
クロスオーバー効果の軽減のために、乳剤層の下層で支
持体に接する層に染料を用いることができるし、また画
像の鮮鋭性の向上或いは安全光に起因するカプリの軽減
のために、保護層及び/または乳剤層に染料を添加する
ことかできる。
かかる染料としては、それぞれの目的に応じて公知のあ
らゆるものが使用できる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤に用いられる支持体は、
公知のもののすべてを含み、例えばポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステルフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリカーボーネイトフィルム、スチレンフィルム、
またバライタ紙、合成高分子を被覆した紙などである。
そし・て支持体上の片面或いは両面に乳剤を塗布するこ
とができ、両面に塗布する場合、乳剤の構成が支持体に
対して対称もしくは非対称に塗布することができる。
本発明の写真感光材料を露光する露光光は任意であるが
、例えばレーザー光により露光することができる。露光
用に使用できるレーザー光としては、例えば、半導体レ
ーザーを用いることができる。半導体としては、AfX
Ga、−、As、 GaAs、GaASl−JbX11
r++−gGaxAS11n+−XGaJSyP+−y
等の材料が使用でき、いずれも700nm以上の発振波
長を有する。
また、露光方法は、次のような手段を採用できる。即ち
、電気記号により変調されたレーザー光を、ポリゴンミ
ラー、ガルバノミラ−等により走査し、フィルム上に記
録するレーザーイメージヤ−を使用できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、それぞれ具体化
された感光材料の種類に応じた現像処理することができ
、例えば通常用いられる公知の方法により現像処理する
ことができる。現像液は、通常用いられる現像液、例え
ばハイドロキノン、■−フェニルー3−ピラゾリドン、
N−メチルp−アミノフェノールあるいはp−フェニレ
ンジアミン等の単一またはこれらの2種以上を組み合わ
せて含有したものを用いることができ、その他の現像液
用添加剤は常用のものを使用できる。
また、アルデヒド硬膜剤を含有する現像液もまた本発明
のハロゲン化銀感光材料に使用することができ、例えば
ジアルデヒド類であるマレイックジアルデヒド、或いは
グルタルアルデヒド及びこれらの重亜硫酸ナトリウム塩
などを含有した写真分野では公知の現像液を用いること
もできる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、例えば次のよう
な工程で処理することができる。
例えば、全処理工程時間が60秒以下である工程により
好ましく処理できる。より好ましくは20〜60秒であ
り、特に好ましくは50秒以下である。ここで全処理時
間とは、自動現像機を用いる場合、本発明のレーザー光
源用感光材料を像様露光後、自動現像機の感光材料挿入
口である第10−ラーに挿入してから現像槽、定着槽及
び水洗槽を経て乾燥部出口の最終ローラーに達するまで
の時間をいう。
また、処理温度は60°C以下であることが好ましく、
より好ましくは20〜45°Cである。
下記に全処理時間の内訳について、その−例を示す。
処理工程 挿    入 現像+渡り 定着+渡り 水洗+渡り スクイズ 乾    燥 計 処理時間 (°C) 処理時間 1.2 14.6 8.2 7.2 5.7 8.1 45.0 (秒) 〔実施例〕 以下、本発明を実施例によって更に説明する。
但し本発明が、以下の具体的実施例によって限定される
ものでないことはいうまでもない。
実施例1 臭化カリウム130g、沃化カリウム2.5g、1−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾール30■、及びゼラ
チン15gを含む溶液1i!、を40°Cにて攪拌する
中に、0.5モルのアンモニア性硝酸銀を含む液500
dを1分間で添加し、添加後2分で酢酸を添加してpH
を6.0にした。更に1分後に硝酸銀0.5モルを含む
液500Idを1分間で添加し15分間攪拌後、ナフタ
レンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮金物と硫酸マ
グネシウムの水溶液を加えて乳剤を凝集させた。上澄液
を除去後、40°Cの温水21を加え、10分間攪拌後
再び硫酸マグネシウムの水溶液を加えて乳剤を凝集させ
、上澄液除去後5%のゼラチン溶液300−加えて55
°Cにて30分間撹拌し、乳剤を作った。この乳剤は平
均粒径が0.40μmで、0.20μm〜0.70μm
に全粒子個数の90%が含まれていた。
次にこの乳剤にチオ硫酸ナトリウムを加えた後、一般式
〔■〕、Cm3、(IV〕で示される増感色素を表1に
示すように添加した。更にチオシアン酸アンモニウムと
塩化金酸を加え最適に化学熟成した。
更に4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−
チトラザインデンをハロゲン化m1モル当たり 1.0
g加えた。
別に裏引き層形成用の塗布液として、ゼラチン400 
g、ポリメチルメタクリレート2g1 ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム6g1下記ハレーシヨン防止染
料20g、及びグリオキザールからなる裏引き層液を調
製した。グリシジルメタクリレート50w t%、メチ
ルアクリレート10wt%、ブチルメタクリレート40
wt%の三種の七ツマ−から成る共重合体を、その濃度
が10−t%になるように希釈して得た共重合体水性分
散液を下引き液として塗設したポリエチレンテレフタレ
ートベースの片側の面に、ゼラチン、マット剤、グリオ
キザール、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムから
成る保護層液と共に、上記裏引き層液を塗布して、裏引
き済の支持体を得た。
塗布量は、裏引層、保護層について、それぞれゼラチン
付量として2.5g/rrfである。
くハレーション防止染料〉 次のようにして、塗布試料を作成した。
乳剤層添加剤として、ハロゲン化銀1モル当たり、 ジエチレングリコール       10g、ニトロフ
ェニル−トリフェニル フォスフオニウムクロライド   50■、1.3−ジ
ヒドロキシベンゼン− 4−スルホン酸アンモニウム   1g22−メルカプ
トベンツイミダゾ ールー5−スルホン酸ナトリウム 10■、トップサイ
ド300 (Perma ChemAsia LTD )製  1
mg 。
ポリアクリルアミド(平均分子量4万)10g、i1 1.1 ジメチロール 1−ブロム に ト ロメタン 10■、 80■/ボ を用いた。
また保護層添加剤として下記の化合物をゼラチン1g当
たり 平均粒径7μmのシリカからなるマット剤7mg、平均
粒径0.013μmのコロイダルシリカ70mg等を加
え、更に例示の本発明に係る一般式〔I〕で表される例
示化合物と比較活性剤を表1に示すとおり添加し、硬膜
剤として CH2=C)IsO□−C)lJcHz  So□CO
= CH2を適置加えた。
前記裏引き済支持体に、各層をスライドホッパー法にて
、支持体から順に、ハロゲン化銀乳剤層、保護層となる
ように、塗布速度60+m/winで2層同時に重層塗
布し、試料を得た。銀量は2.9g/ rd、ゼラチン
量は乳剤層3g/ rrf、保護層1.38/ rrf
であった。
これらの試料を、温度23°C1湿度55%RH下に3
日間保存した後、表−1に記載された試料No、1〜3
7については、He −Neレーザービームを用いて1
画素(100μrTf)当たり10万分の1秒で光量を
変化させて露光し、また、試料阻38〜55については
、800nmで発光する半導体レーザーを用いて、1画
素(100μ!112)当たり10万分の1秒で光量を
変化させて露光した。
その後、自動現像機SRX −501(コニカ(株)製
)を用い、下記組成の現像液、定着液で、全処理時間が
45秒になるよう、それぞれ処理した。
現像液及び定着液の組成 〈現像液〉 亜硫酸カリウム           55.0 gハ
イドロキノン           25.0g1−フ
ェニル−3−ピラゾリドン   1.28ホウ酸   
           10.0g水酸化ナトリウム 
         21.0gトリエチレングリコール
       17.5g5−ニトロペンツイミダゾー
ル    0.1Ogグルタルアルデヒド重亜硫酸塩 
   15.0g氷酢酸              
 16.0g臭化カリウム             
4.0gトリエチレンテトラミン六酢酸    2.5
g水を加えて1iに仕上げる。
〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム        130.9g無
水亜硫酸ナトリウム         7.3gホウ酸
               7.0g酢酸(90w
t%)            5.5gエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム  3.0g酢酸ナトリウム3
水塩        25.8g硫酸アルミ18水塩 
          14.6g硫酸(50wt%) 
           6.77g水を加えて1eに仕
上げる。
各試料について、次のように評価を行った。
(感度) 現像後の各試料について、感度を評価した。なお感度に
ついてはカブリ+1.0の濃度を与えるに要する露光量
の逆数を、試料N0.1〜24については、試料階2を
、試料阻25〜37については、試料随26を、試料に
38〜55については、試料Nα39を100とした相
対値で示した。
(スタチックマーク発生度の評価) 未露光試料を温度25°C,湿度20%RHで2時間調
湿し、ネオプレンゴムローラー、ナイロンローラでそれ
ぞれ独立にこすった後、前述の現像処理を行った。
評価は以下の4段階で行った。
A;スタチックマークの発生全くなし B、    〃      わずかにありC;    
 〃      かなりありり、          
 全面にあり(動摩擦係数の評価) 協和動摩擦係数精密測定装置(協和科学■製)により、
乳剤面対バンク面の動摩擦係数を、条件スピード電圧5
0V、フルスケール200gで測定した。
(オートフィーダーによる2枚搬送の評価)オートフィ
ーダーKDA −500(コニカ製)を用い、1セット
100枚で5セット500枚搬送した場合の、2枚搬送
の回数を示した。
比(1) 比(2) サポニン H3 CbHlff   Nの−CF+3 r0 M3 比(3) 表−1の結果から理解されるように、本発明に係る試料
はいずれもスタチックマークの発生がなく帯電防止性能
に優れ、感度が良好であり、また動摩擦係数値も小さく
て滑り性が良く、またクツツキ性が良好でオートフィー
ダーによる搬送時にも2枚搬送が生じないものである。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、高感
度で、かつ帯電防止性が十分で、しかも表面の滑り性を
改良し、クツツキ性も良く、例えばオートフィーダーに
より搬送する場合もその搬送性を良好にできるという効
果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体の一方の側に600nm以上の波長に分光増
    感されたハロゲン化銀写真乳剤層を少なくとも1層有す
    るハロゲン化銀写真感光材料において、下記一般式〔
    I 〕で表される化合物群から選ばれる少なくとも1種の
    化合物を含有し、かつ写真乳剤層を有する側の面対バッ
    ク面の動摩擦係数値が0.4μk以下であることを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 R^1−L−(CH_2CH_2O)_mH式中、R^
    1は置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基ま
    たはアリール基を表し、Lは酸素原子、硫黄原子、−N
    R^2−基、−CONR^2−基、または−COO−基
    を表す。R^2は水素原子、アルキル基または−(CH
    _2CH_2O)_mH基を表し、ここでmは2〜50
    の整数を表す。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999029658A1 (en) * 1997-12-11 1999-06-17 Croda International Plc Anti-static agents

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WO1999029658A1 (en) * 1997-12-11 1999-06-17 Croda International Plc Anti-static agents

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