JPH03209344A - 光学的に活性な2―アリールアルカン酸類、特に2―アリールプロピオン酸類の製造方法 - Google Patents

光学的に活性な2―アリールアルカン酸類、特に2―アリールプロピオン酸類の製造方法

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JPH03209344A
JPH03209344A JP2128061A JP12806190A JPH03209344A JP H03209344 A JPH03209344 A JP H03209344A JP 2128061 A JP2128061 A JP 2128061A JP 12806190 A JP12806190 A JP 12806190A JP H03209344 A JPH03209344 A JP H03209344A
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ハインリッヒ エイチ
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サミアー ビー ハンナ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、2−アリールアルカン酸類、特に2−アリ
ールブロビ才ン酸類の光学的に純枠な鏡像体を、高い化
学的収率で大量に合成する立体特異性化学合戊法に関す
る。例えばフリーデルークランツ反応によって製造され
た非対称のケトン類から出発して、水素化アルミニウム
リチウムと光学的に純粋なジアミノアルコールとからな
る複合体化された還元剤を用いて、対応するカルビノー
ルのS一もしくはR一の鏡像体に立体特異的に還元で、
高い光学的収率で高い光学純度を有する鏡像体(Rもし
くはS)を得る方法である。この化学合成法の連続化学
工程には、ほとんど定量的な反応てキラル立体配置を保
持しながら行う/%ロゲン化反応が含まれる。
(ロ)従来の技術 198l年にShen (Shen T.Y.. Wo
lff,M.F. liAI Burger’s Me
dicinal Che+*isty.第4版、第■部
、Wiley. Interscience,ニューヨ
ーク, 1205 〜1721頁)は、アリール酢酸類
とその2−メチル類似体、特に2−アリーループロピオ
ン酸類について医学的な態様を検討した。特に上記文献
には、生体外の抗炎症活性が、ラセミ体の(R,S)−
2−アリーループロビオン.酸の光学的に活性な鑓像体
であるS一鏡像体中にあり、この活性はs Adams
らが報告したR一鏡像体(S.Adamsら、J.Ph
arm.Pharsacol., 28巻,256頁,
 1976年; A.J.Huttとj,Cald−w
ell, Ches+ical Pharmacoki
netics. 9巻.37l頁.1984年)の最高
150倍の活性を有すると報告されている。さらに、2
−アリーループロビオン酸類のR − (− ’)fl
R像体の、ヒトの代謝による生物学的に活性なS−(+
)鏡像体へのキラル反転は、特にイブプロフェンすなわ
ち(R,S)−2−(4−イソブチルフェニル)一プロ
ピオン酸の場合、ナプロキセンのS鏡像体の研究によっ
て確認されているS−(+)一鏡像体の薬理学的に活性
な原理(A.J.HuttとJ.Caldwell, 
J.Phar+*.Pharmacol..35巻.6
93〜694頁, 1983年)を裏付けていろ。その
上に、ラットで:よある種の立体化学的反転が時々観察
され、これは恐らく、作用部位におけるS一(+)とR
−(−)の鏡像体の未知の立体化学的棺互作用によるも
のと思われるが、ヒトではS−(+)形の対応するR−
(−)鏡像体への代謝によるキラル反転はない。
R−(−)−2−アリーループロビオン酸類の薬理学的
に活性なS−(+)一鏡像体への変換は、医学上大きな
影響を与える反応であるから、ラセミ体ではない化合物
として2−アリールーアルカン酸のS−(+)一鏡像体
を使用することによっていくつかの利益が得られる。S
−(+)鏡像体を使用すれば、投与量を減らすことがで
き、胃腸での副作用が減少し、急性毒性が減少し、反転
の速度と程度が変化しないようになり、さらに非特異的
反応によっておこるいかなる毒性も減少する。
それ故に、98%以上の高い光学純度のこれらS−<+
)鏡像体を、立体特異的な化学的方法を適用して商業的
に魅力のある収量で生産するために、工業的規模で行う
ことでできろ方法が必要である。
純枠な光学的に活性な立体異性体として医薬に用いるこ
とが認められている2−アリールアルヵン酸類、特に2
−アリールーブロピ才ン酸類の光学的に純枠な鏡像体、
例えばS−(+)−(6−メトキシ−2−ナフチル)一
プロビオン酸(ナプロキセン)またはS−(+)イブプ
ロフェンは、光学的に活性な塩基額、例えば2−フェニ
ルーエチルーアミン、N−メチルーグルカミン、シンコ
ニジン、プルシンもしくはD−(−)一トレオー1−p
−ニトロフェニル−2−アミノープロパン−■,3−ジ
才−ルを用いるか、または生化学的ラセミ体分離法(P
.CestiとP.Piccardi.欧州特許願EP
195,717号、1986年; J.S.Nicho
lsonとJ,G,Tantum米国特許第4,209
,638号、1980年)または高速液体クa−rトグ
ラフィ法(G.BIaschke, Angew.Ch
ew.. 92@,14〜25頁, 19,So年)に
よる通常のラセミ体分離法を用いることによって得るこ
とができる。しかし、光学的に活性な塩基もしくは酵素
(ブタ肝臓のエステラーゼ)を用いる方法は、これらの
すへての方法に共通の欠点がある。すなわち、高い原料
価格、溶媒の再蒸留に必要なエネルギーを考慮していな
い、望ましくない光学的立体異性体の回収とラセミ化の
r二めの生産労力と設備、母液からの高い光学純度の結
晶化合物の収量が低いことである。したがってこれらの
分割工程を除けば、原料コスト、生産、労力および設備
がかなり節約される。
ラセミ体の2−アリールアルカン酸煩、特に2−アリー
ループロピオン酸類および特にR.S−イブプロフェン
の合戒法は公知である[例えば微生物を使用するTan
onaka T.らの西独特許願公開第3523082
Al号(IH6年): JP−PSEN 40〜749
1 (1965年; 47−18105号(1972年
) ; JP−OS 50−4040号(1975年)
、西独特許2404159号(1974年). J,S
.NicholsonとS.S.Adamsの西独特許
1443429号(1968年); Bruzzese
 T.らの西独特許2614306号(1976年);
 Gay,Aの西独特許2605650号(1976年
);Beusserj.の西独特許2545145号(
1976年):およびKogure K.らの西独特許
2404160号(1974年)参照]。
驚いたことには、2−アリールアルカン酸類特に2−ア
リーループロビ才ン酸類の立体特異的化学合成法はほん
の数Nlliしか知られていない。
piccoloら( J.Org.Chem. , 5
0巻. 3945 〜3946頁,1985年)は、塩
化アルミニウムの存在下で、ベンゼンもしくはイソブチ
ルベンゼンを(S)一メチル− 2 − [(クロロス
ルホニル)一オキシ]もしくは2一(メシルオキシ)プ
ロビオネートでアルキル化することによって(S)一メ
チル−2−フエニルーブロビオネートを、良好な化学的
収率(50〜80%)と97%以上の優れた光学的収率
(アクッキング炭素原子における配置の反転による回転
で測定)で得る立体特異性合成法を報告している。その
反応条件は、いくつかの特許(日本公開特許58080
45号; Chew. Abstracts, 198
3年, 98. 143138k; 日本公開特許79
79246号; Chem.Abstracts, 1
980年.92. 6253f)に記載されているのと
非常に類似しているが、これらの特許では、ラセミ試薬
が用いられている。この種の反応を他の芳香族の基体、
例えばトルエン、イソブチルベンゼン、テトラリン、ア
ニソール、ナフタレン、2−メトキシーナフタレンに拡
張した場合については、日本公開特許7971932号
: Chemical Abstracts 1979
年.9l.20125b; 日本公開特許7812iS
:{27号; Chew. Abstracts, 1
978年.89, 23975y;日本公開特許81I
45241号; Chem.Abstracts. 1
982年, 96. 68650z; 日本公開特許7
8149945号; Che+++. Abstrac
ts, 1979年, 90. 168303h:日本
公開特許7844537号; Chew.^b−str
acts. 1978年, 89, 108893h:
日本公開特許77131551号: Chew.^bs
tracLs, 1978年,88,104920hに
記載されている。最近の報告でF’iccoloら(J
.Org.Cbes., 52巻,10頁. 1987
年)は、R一(=)イブプσフエンに導く合成法を報告
しているが、一方Tguchihashiら(ヨーa−
)パ特許願EP67,698号, 1982年: Ch
eLAbstracts 98, 178945y,1
983年)は、Picqoloら( J.Org.Ch
em. , 32巻, 10頁. 1987年)のR−
(−)一イブプロフエンについて光学純度が15%にす
ぎないのに比べて、約75.0%のすぐれた収率で95
%以上の高い光学純度でR一(−)一イブブロフエンー
メチルエステルを得た立体特異性合成法を報告していろ
。しかし同じ著者らは,光学純度が75〜78%にすぎ
ないS−(−’)イブブロフエンを68%の化学的収率
で得たことを報告している。Hoyashiら( J 
. Org. Chet、48巻、2l95頁, 19
83年: AsymmeLrie Rections 
and Processes In Chemistr
y : E.L. ElielとS.OLsuka l
jM集、ACS Symposium Sir. 19
85. 1982, 177)は、キラルホスフィンニ
ッケルおよびホスフィンーパラジウムの複合体で触媒さ
れる非対称グリニャール交差カップリング反応によるS
−(+)一イブブロフエンの立体特異性合成法を発表し
ている。アミノ酸を含めて上記の金属ホスフィン複合体
の影響下での、種々のアルケニルハロゲン化物によって
カップリング生成物の鏡像体過剰率はりガンドによって
強く左右され、60〜70%の範囲が最高94%の範囲
まで上昇する。非常に有用なリガンドか、妥当な化学的
効率と高い光学純度を達成するキラル2−アミノアルキ
ルホスフィン類中に見出された。さらに、光学的に活性
な2−アリールアルコ不一ト類が、SagoとMura
i (特開昭61−210,049号)によってフリー
デルークランツ反応によって合成され46%収率てS−
(−)一イブプロフエンが得られる。Giordono
ら(欧州特許願Ol58918号、1985年)は、脂
肪族の炭素原子をハロゲン化してケタール基にし、次い
でそのハロケタールを再配列して医薬的に活性な2−ア
リールーアルカン酸を得ることによる光学的に活性な2
−アリールーアルカン酸類とその中間体の製造法を報告
した。2−アリーループロビオン酸類の立体特異性合成
法として、コルデイセブス( Cordyceps )
属の真菌の特にコルデイセブス・ミリタリス(Cord
yceps militaris)の炭素源として2−
(R,)一アルカンを用いて、高い光学純度の鋺像体の
S−(+)生成物を得る方法をRobertsonら(
欧州特許願0205215^2, 1986年)が発表
している。
抗炎症性の2−アリーループロビオン酸の合成法は、R
ieuら(J.P.Rieu, A. Boucher
le, H. CousseeおよびGJouzin 
Tetrahedron Report No.205
.4095〜4l31頁、l986年)による総括中に
列挙されている。しかし、この報告は、2−アリールー
プロビ才ン酸類の立体特異性化学合或法の評価というよ
りもむしろほとんどラセミ体に関するものである。
(ハ)yA題を解決するための手段 この発明は、優れた光学的収率(回転法とNMR法に測
定して97%以上)の新規な中間体を含めて高い光学的
収率と98%以上の光学純度の、光学的活性の2−アリ
ールアルカン酸類、特に2−アリーループロビ才ン酸類
を製造する化学的製造方法に関する。特にこの発明は2
つの主工程からなるキラルアルコール、マグネシウムま
たは水銀のキラル有機化合物の立体選択性合成法による
新規な化学的製造法に関する。すなわち、キラルアルコ
ールを立体選択的なハロゲン化反応に付し、次いで金属
化するかまたはシアン化アルキルと反応させるかして、
次に配置をそのままに残してカルボン酸に変換する。こ
の発明は溶媒、温度もしくは0キラル化複合体′″ (
 ”Chiraldid complex”)の添加物
を変えることだけで、ラセミ化することなく、RこSの
両方の鏡像体の形態のらのを、高い光学的収率と優れた
光学純度で生戊することができるので、特に全鏡像体の
選択的化合成法を提供するものである。
光学的に純粋な2−アリールーアルカン酸を高い化学的
収率で得るのに、3つの異なる経路を用いることができ
る。
1)ハロゲン化物をマグネシウムまたは水銀で金属化し
、次いで二酸化炭素で処理するか、または ii)キラル炭素原子の配置を変えることによって(R
−+SまたはS−R)の対応するニトリルを生成させ、
次に加水分解して2−アリールアルカン酸を得るか、ま
たは iii )一酸化炭素(CO)の存在下、テトラカルボ
ニル鉄(−■)酸ナトリウム[ NatFe(CO)−
コで、#ILlIl体のハロゲン化物を処理し;次に次
亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)で処理して酸加水分
解させるか、もしくはアルコールの存在下7%ロゲン(
例えば11)で処理して鏡像体のエステルを生成するか
、もしくはhと水の存在下でそれぞれ対応する遊離カル
ボン酸を得る。
この化学的方法によって、高い光学純度の2一アリール
ーアルカン酸類、特に2−アリーループロビオン酸類を
高い光学的収率で得ることができる。
この発明では、化学工場で容易に利用できる、S−もし
くはR一配置の2−アリールーアルカン酸類、特に2−
アリーループロビオン酸類の立体特異性合成法について
述べる。この発明の方法の利点は、簡単に入手しできる
経済的ム化学薬剤、例えばケトン類を用い、水素化アル
ミニウムリチウムと、(2S,3R)−4−ノメチルア
ミ“ノー3−メチル−1,2−ジフェニル−2−ブタノ
ールもしくは2.2−ジヒドロキン=1,1′−ビナフ
チル(反応後再使用できる)、塩化チオニル(臭化チ才
ニル)、マグネシウムもしくはシアン化物との複合体由
来のキラル試薬を、カルボニル鉄(−■)酸ナトリウム
[NatFe(Co),. Collman試薬]と組
合わせて用いて不斉還元を行って、高い光学純度(98
%以上)のS−(+)もしくはR−(− )−2−アリ
ールーアルカン酸類、好ましくはS−(− )一イブブ
ロフェンとS−(↑)ブロキセンを経済的な収率で製造
することである。
この発明で製造した2−アリールーアルカン酸類は、下
記化学式(I): R Ar−C−COOH       ( I)t H (式中Rは低級アルキル基;Arは好ましくは芳香族系
に12個までの炭素原子を有する単環式、多環式もしく
はオルト縮合多理式の芳香族基、例えばフェニル、ジフ
ェニルおよびナフチル基である)で表される。上記の芳
香環系の置換基には、1つ以上のハロゲン原子、C,−
C.アルキル基、ベンジル基、ヒドロキン基、C,−C
,アルコキシ、フェノキシおよびベンゾイル基が含まれ
る。かような置換アリール基の例としては、4−イソブ
チルーフエニル、3−フェノキシーフェニル、2−フル
オロー4−ジフエニル、4′−フル才ロー4−ジフェニ
ル、6−メトキン−2−ナフチル、5−クロロ−6−メ
トキン−2−ナフチルおよ’J 5−ブロモー6−メト
キシーナフチル、4−クロローフエニル、4ージフルオ
ローメトキシーフェニル、6−ヒドロキシ−2−ナフチ
ルおよび5−プロモー6−ヒドロキシ−2−ナフチルが
ある。
簡明にするため、本願で使用する下記の用語と表現の意
味を以下のように定義する。
キラルとは、少なくとも1つの不斉中心を有する化学構
造を意味する。不斉炭素原子の配置はカーンーインゴー
ルドープレローグ法にしたがって゛R”または“S′に
分頌する。鏡像体( er+ant iOIIIerも
しくはenantiosorph)は、それぞれがat
像の関係にあって重なり合わない分子と定義する。
鏡像体過剰率“as“とは、他方の鏡像体を差引いた主
鏡像体の百分率を意味する。
以下に示す化学式(II)のケトン類は公知であり、市
場で入手できないとしてもフリーデルークラフツ アシ
ル化法により公知の方法で容易に製造することができろ
対応するS−(−i−)−1− (4−イソプチルフェ
ニル)一ヒドロキンエタン(III)への立体特異性還
元は、非対称のケトン(n)を、(+)−4−ジメチル
アミノー3−メチル−1,2−ジフェニル−2−ブタノ
ールとの複合体の形態のLiAIH,のエーテル(もし
くはTHF)の溶液と反応させることによって行われる
。例えば、還元剤を添加する際の温度、反応時間などの
条件を変えてこの特定の反応を行うことによって、S−
2−(4−イソブチルフェニル)−2−ヒドロキンーエ
タンもしくは対応するR一鏡像体を、良好な化学的収率
(ほとんどl00%の化学収率)と高い光学純度(95
%以上)で容易に得ることができる。
S−もしくはR一鏡像体のこの特定の合成法の経路を以
下の反応工程lに示す。一方反応工程2と3はS一(−
1−)もしくはR−(−)一イププロフェンを得る方法
を示す。反応工程2は、産業上の工程として有用な、2
−アリーループロピオン酸類の純粋な鏡像体が得られる
一般的な反応工程を示す。
(以下余白) 反応工ffl2 $一(+)一 イプブa7・冫 σ) X■Cl,lr 反応工Fl3 ト(4−イソブチルフェニル)一ヒドロキンーエタンの
S−(+)もし<:tll−(−)アルコールの製造 トイ+) n−(−) (+)−(2S.3R)−4−ジメチルーアミノー3−
メチル−1.2−ジフェニル−2−ブタノール(S. 
YasaguchiとH.S.ilosher%J. 
Org. Chew.、38巻、1870頁、l973
年)との複合体の形態の水素化アルミニウムリチウムを
、その調製後直ちに用いるか、または一夜エージングも
しくは数分間還流して用いて、ケトン(n)を不斉還元
することによって、(R)−(−)もしくは(S)−(
+)の1−(4−イソブチルフェニル)一ヒドロキシエ
タンが98〜99%の錬像体の純度で得られる。上記の
複合化剤[“キラルディッド試薬゛(“chirald
id reagent” )]のエージによる立体選択
性の特別の反転は、高い光学純度と約95%以上の非常
に良好な化学的収率とを有する2一置換−2−ヒドロキ
シエタン誘導体を得るために使用することができる。高
光学純度でこのような化学的収率は、特に下記式(I′
)で表される各種のカルボニル基体から得られる。
O II Ar−C−R        ( 1”)(ここでAr
は、4−イソブチルフェニル、6−メトキシー2−ナフ
チル、3−フェノキシーフエニル、2′−フルオロー4
−ジフェニル、4′−フル才ロー4一ジフェニル、5−
クロロ−6−メトキシ−2−ナフチル、5−ブロモー6
−メトキシ−2−ナフチル、4−クロローフェニル、4
−ジフルオ口−メトキシーフェニル、6−ヒドロキシ−
2−ナフチル、5ーブロモー6−ヒドロキシ−2−ナフ
チル;Rは低級アルキル基) 立体選択性の度合いはJ.A.Dale. D.C.D
ullおよびH.S.Mosher%J. Org.、
Ches.、34巻、2543頁、1969年に記載さ
れているのと同様にピリジン中の(R)−(十)−2−
メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル酢酸から、
過剰の酸塩化物を用いて得たカルビノールを処理するこ
とにより、NMR法で測定した。メチルフエニルカルビ
ノール由来のR,It−ジアステオマ一〇−メチルおよ
びα−メチル基の両者のシグナルは、R.S−ジアステ
レオマーの上記ノグナルよりも高い領域に現れている。
そのピークは、T−60測定機では明らかに分離してお
り、その相対的ピーク高さは、その異性体の組成がよく
一致していることを示している。さらに、94.l關2
における2−CF.基に対するI@F共鳴ら利用して容
易に積分することができる。例えばFn(rod)s(
0.1M)のようなNMRシフト試薬をもちいて、異な
るR.R−ジアステレオマー順と、R,S−ジアステレ
オマー類をそれぞれ区分することができ、その結果、そ
れぞれの0−メチルシグナルの定量的積分が容易にでき
る。
式(II)で表されるプロキラルカルボニル化合物の、
キラル補助リガンドを含有する水素化物試薬によるその
外の有効な不斉還元は、ヒドロキシ化合物R’ Oil
の存在下、光学的に純粋な2,2゛−ジヒドロキシ−1
.1゜−ビナフチルとの複合体の形態のLiAIH.を
用いて行われる。その鏡像体選択性は、Noyariら
(R.ljoyari, I.TosinoおよびY.
Tanimoto.J.Amer.Ches+. So
c.. 101巻、3129 〜3130頁、1979
年)の新しい銭察結果によればほとんど完全である(以
下に示す反応工程4)。
上記カルビノール煩のR一形とS一形の両者:よ光学的
に純枠な形態で容易に入手できるので、画法によってこ
れらのカルビノールの両方の#Il像体をカルボニル化
合物から容易に合成することができる。また、単純なジ
アルキルケトン類を還元しても、式CI[)で表される
これら非対称の置換ケトンのように満足すべき光学的収
率が得られない。LiAIH.−(+)−4−ジメチル
ーアミノー3−メチル−1.2−ジフェニル−2−ブタ
ノールと、ケトン(II)との反応について、溶媒とし
てエーテルを用いた場合、反応温度を下げると光学的収
率が増大することが見出された。しかし、テトラヒドロ
フラン( TtlF)もしくは1.2−ジメトキシエタ
ンを用いれば、反応条件が30℃以下の場合、反応温度
は決定的なものではない。両溶媒の場合、科学的収率は
ほとんど95%である。
カルボン酸のS−らしくはR−m像体への転換を含む、
ケトン(II)からのR−(−)形もしくはS一形の合
成法で得られる高い化学的は収率は、置換1はヒドロキ
ンエタンのS−らしくはR一鏡像体の光学純度に依存し
ていろ。上記の還元反応の立体選択性に対する、温度、
濃度、溶媒、時間、反応試薬の比率および撹拌速度の効
果:よ、光学的に純粋なS−もしくはR一鏡像体を高い
化学的収率(90%以上)で得るのに重要である。
上記のカルビノールへの還元反応によって高い光学純度
を有する対応する鏡像体(RもしくはS)の化学的収率
の増大が認められる場合の最も重要なことは、立体選択
性が、例えばLiAIH.R”OH (但しR車OHは
(+)−(2S.3[i)−4一ジメチルアミノー3−
メチル−1.2−ジフェニル−2−ブタノール)のよう
な試薬が、基体としてのケトンを還元するのに使用する
前に静置しておくことができる時間の長さに強く左右さ
れるということである。したがって、撹拌の速度と時間
が高い化学的収率と光学純度のR−もしくはS一鏡像体
を生成させるのに重要な因子である。一方時間のパラメ
ータは、R−(−)もしくはS−(− )がカルボニル
の基体から生成される場合に立体選択性に影響を与えろ
。酸素と水分が全くなしで撹拌(混合)することが主と
して化学的収率を決定する。この発明によって、例えば
2−(4−イソブチルフェニル)一メチルーケトンすな
わちl− [4−2−メチルブロビル5フエニルーエタ
ノン[CAS登録# 3g861−78−6コを、調製
してからl sinもしくは5島in後の4℃(0〜4
℃[の試薬、例えばLiA111.R”OHに添加し、
連続的に撹拌すれば殆んど定量的・な収率でR−(−)
−2−’ (4ーイソブチルフェニル)−2−ヒドσキ
ンーエタンが生戊する。還元剤の調製は、LiAIH.
R”O■とケトンとを1.0 : 2.5の比率で混合
して行われ、通常0〜4℃のエーテル溶液中、ペースト
状ケークが得られる。しかし活性な還元試薬を得るため
には連統的な撹拌を行わねばならない。
還元試薬は、例えばLiAIH.R’OHを調製する場
合、ケーク状もしくは懸濁状態よりもエーテル溶液特に
コロイド状態の方が光学純度に影響し、カルボニル基体
の殆んど定量的な還元はLiAIH4R’Otiとケト
ンの混合物を撹拌することに支配されるが、コo イF
’ 状態ノffi元試ffi、LiAl}l4RXOH
カ9 5 〜9 8%に高い試薬の光学純度を支配して
いる。
乙かし、還元試薬を前記力ルボニル基体を添加する前に
、8時間静置するか、撹拌することなくエーテル中で還
流させると、95%の光学純度のS−(+)一鏡像体の
カルビノールが95〜98%の収率で得られる。
立体選択性j二ついてみとめられた反転はLiAIH4
(R”OH)nのコロイド状態と、より可溶形の“Li
AIE[.,,(R本OH)n” + n H tのコ
ロイド状態ニ関連があるがミクロエマルノヨンとの関連
の方か大きい。
短時間(分単位)の撹拌(連l&混合)は、下記反応で
は必須である。
LiAIL + nR’OH= LiAIL−n(OR
”)n+ n H !この反応は、水素の発生によって
判断され、沈殿よりもマイクロエマルションを生成する
。実際にLiAIH4−n(OR”)nもしくは最初の
複合体LiAIH4−n(R’O}I)nのエーテルも
しくはTHF’の溶液における状態の密度が変わらない
のは、立体選択性に対する妥当な仮説であり、そしてコ
ロイド系に利弔されている変化:よ、光学純Iよりも化
学的収率に影響かある。この発明によって基体としての
対応するケトン(17)からカルビノールのS−*a体
をうまく製造するには、対応するケトンを添加する前に
、還元試薬を−7℃〜0℃の温度で、エーテル溶液もし
くはTHF溶液中で8時静置することが好ましい。還元
反応は、lO〜12時間、20℃とで連続混合を行いな
がら実施し完了する。
対応するケトン(ff)由来のカルビノールのR一鏡像
体は、好ましくは、0℃で(−50’Cまで低下させて
)I1[合体の還元試薬LiAl!l.−n(OR*)
nを形成させ、直ちに、対応するケトンのエーテルもし
くはTHFの溶液を添加し(5〜lOainの間に)、
次いで20℃で8〜12時間連続的に撹拌する。
R一カルビノールへの還元反応の立体選択性は、可溶性
活性還元性複合体を、温度(−70℃〜O℃)を下げて
調製すると増大し、一方S一カルビノール用の可溶性活
性還元試薬の立体選択性は、IAIfとともに低下する
。活性還元性種例えばLiAIH4−n(OR本)nを
生成する反応温度と、二一ソング(Li,41H4−n
(OR’)nの静置時間コは立体選択性に対して重要で
ある。しかし工業Ml隣の方法についての、LiAIH
4−n(OR’)nとケトンからなる反応混合物の主密
度はケトンを添加している間は一定でなければ収らない
。したがって活性還元試薬に対するケトンの体積供給速
度が定常状態の場合は、反応系からの流出速度は反応性
ケトンの体積供給速度と同じである。したがって、それ
は工業的設計によって、均一な反応混合物として処理す
ることができる。というのは、特定の滞留時間なしで分
子msで完全に混合されるからである。供給物がコロイ
ド粒子の懸濁液からなる場合、個々の粒子間に滞留時間
の分布があるが、その系が理想的に撹拌・混合されてい
れば、平均の滞留時間は、容積の,体積供給速度に対す
る比率に相当する。
前記ケトンの対応する鏡像体のカルビノールへの変換の
反応動力学は、反応中、3Aもしくは4Aの分子ふるい
(ゼ才ライト)の存在下で、反応を実施することによっ
て促進することができろ。
これらのふるいを使用する利点に1よ、この機構を利用
することによって発見されたが、経済性、単盾が容易な
こと、光学純度と鏡像体過剰率の改善を含む化学的収率
の壜大および生成物のその場での誘導体化に対する可能
性が含まれる。
(1)不完全に乾燥された試薬、溶媒、装置および湿気
由来の水、 (11)水の存在下の副反応中、その場で生成するジオ
ールエーテル類、 ( iii )ヒドロベルオキシド順および(iv)不
適性なコロイド状態の還元性キラル複合体なしで、ケト
ンを対応する鏡像体のカルビノールに立体特異性還元す
る本願発明では、反応中分子ふるいを使わないのは不利
であり、光学的に純粋な対応するカルビノールの化学的
収率が低下する。
反応性還元試薬LiAIHa−n(OR’)nの両形態
に対する最高の立体選択性は、LiAIH.:R享OH
の比率がYamaguchiとMosher.J.Or
g.Cheta.,38巻、1870頁、1973年に
したがッテ1.0:2.3〜1.0:2.5テ得られ、
本願で記載した方法に対しては臨界的むものではないよ
うである。エーテル、T}fF’%1.2−ジメトキン
エタンの代わりにベンゼン、トルエン、ぺ/タンおよび
ヘキサン中で活性還元試薬LiAIH.−n(OR”)
nを製造しても、極性の大きな溶媒例えばエーテルなど
を越えて立体選択性は改善されない。しかし、無極性溶
媒は、メトキシまたは塩素、臭素およびフッ素原子の置
換基がアリール基にある場合は、ケトンを活性還元試薬
で還元するのに非常に有用である。その理由はこれらの
置換基はこれらの溶媒中では還元試薬によって影響され
ずそのため、高い光学純度と高い化学的収率が得られる
からである。高光学純度を有する渡像体のカルビノール
を大規模に製造するのにこのキラル還元試薬を用いる利
点は(+)−4−ジメチルアミノー3−メチル−1.2
−ジフェニル−2−ブタノールを、塩酸と反応させ次い
で炭酸ナトリウムで中和することによって回収すること
である。したがって、光学的に活性なジアミノアルコー
ルを再使用することができて、この還元工程を低価格で
非常に経済的にするとともにほとんど定量的な収率が得
られる。
同じ方法を、2.3′  ジヒドσキノ−1.L’  
−ビナフチルを用いることによって、この特定の還元試
薬の回収法とともに適用することができる(以下の反応
工程4)。
(以下余白) Iこよる1元 s−r+冫一 イブ107.ノ 霞−(一)″″イ1ブa7.ノ X一〇ユtlr たとえば式(II)のようなケトンの不斉還元を行うそ
の外の方法では、水素化ホウ素とテトラヒドロフランの
複合体(BHs:THF)と、キラルアミノーアルコー
ルすなわちよく確立された方法によるS− (−) −
1.1’ −ジフエニループロリノール(Corey.
BakshiおよびShibata.J.Amer.C
hes., Soc. 109巻、5551頁、198
7年)を用いる。収率は99.7%であり、鏡像体過剰
率(e e)は97%である(反応工程5)。
(以下余白) 反応工程5 99.7+ % キラル炭素の配置を保持しながら行う鏡像体のカルビノ
ールRもしくはSの(m)の立体特異性ハロゲン化反応
は、塩化チオニルもしくは臭化チオニル、または塩化シ
アヌリルで行うことができ、高い化学的収率(ほとんど
定量的)と高い光学純度が得られる。このハロゲン化反
応は、多量のカルビノールを使う場合、無水の1.4−
ジオキサン中で行うのが好ましく、一方乾燥ピリジンも
用いることができる。鏡像体のカルビノールは通常、化
学量論的量の塩化チオニルを、連続的に混合しながら1
時間かけて滴下することによって、20℃にて1.4−
ジオキサンに溶解する。塩化チオニルもしくは臭化チオ
ニルの場合、反応はさらに30 sin続けねばム与な
い。過剰のSOChもしくはSOBr.は、R−もしく
はS一鏡像体塩化物が高真空蒸留によって回収されなく
むるまで、乾燥窒素流を反応溶液に20℃で約5時間通
過させることによって除去する。
上記の#l像体塩化物の代表的な製造法は、鏡像体力ビ
ノールを粉末塩化シリヌリル(1■ol)とともに、該
カビノールの沸点を10〜20℃越える温度に加熱する
かまたは塩基の存在下(0.5molNaOCHsもし
くはNaOBu)で行われる。上記添加後(約1−1.
5時間)、反応混合物を冷却し、ろ過し、高真空下で蒸
留する。;の方法で得られた結果は、異方性とラセミ化
が全く起こらなかったことを示している。
鏡像体のカルビノールを、塩化チオニルもしくは臭化チ
オニルを用いて塩化物もしくは臭化物に返還する方法は
、鏡像体のR−もしくはS−ハロゲン化物が、マグネシ
ウム有機化合物■(反応工程2)を製造するために蒸留
する必要がなく、またS一もしくはR一鏡像体の2−プ
ロビオン酸を製造するのに後の工程の炭酸化の必要がな
い(反応工程2および4) 例えば、光学的に活性な(+)−1−ブロモーl−メチ
ル−2.2−ジフエニルシクロプロパン、光学的に活性
なグリニャール試薬( H.M.lalborskyと
A.E.Young,J.Aier.Chem.Soc
. .83巻、2595頁、1961年)および活性の
有機リチウム化合物(H.M.falborskyとF
.J.Ispastato,J,^mer.chem.
. Soc,  81巻、5835頁、1959年)を
用いることによって、製造した。
この有機リチウム化合物は、光学活性と立体配置をlO
O%保持したままで炭酸化することができる。
通常、グリニャール化合物生成の科学的データは、常に
溶液中に一部か自由に分散している主要アルカリハロゲ
ン化物に対する“D−モデル゜と一致している( Ga
rstら、J.Amer.Ches. Soc.,10
8巻、2490頁、1985年)ので、ラセミ化と低い
鏡像体過剰率が得られる。しかしこの結論は、他の基体
に広げることはできない。
本願発明者らは、キラル2−S−(+)一クロロ(もし
くはブロモ)−(4−イソブチルーフエニル)一エタン
もしくは対応する2−R−(−)鏡像体(反応工程Iと
2)の反応生成物は、有意なラセミ化を行うことなく、
S−もしくはR−の配置を保持しながら、4〜15℃で
エーテルもしくはTHF溶濱中でマグネンウムとほとん
ど定量的に反応する。同じ反応は非プロトン性溶媒中で
も実施することができ、配置を保持して、化学的収率と
光学純度について、同じ結果が得られる。
この化学合成を行う際、キラルー2−アリールーアルカ
ン酸馴を得るために対応するキラルー2一置換エタンの
S−(←)一もしくはR− (−)−グリニャール化合
物を単離する必要はない。鏡像体の2−アリールーアル
カン酸、特に2−アリール一ブロビオン酸の鏡像体は、
グニャール化合物を含有する溶液に二酸化炭素を通過さ
せることによって容易に得ることができる。グリニャー
ル化合物の収率とCO,によるその後の処理はほとんど
定量的であり、一般に、含まれている軌道のS一指標(
 S − chracter)が増大すると光学純度が
増大し、またこのS一指標は、配置を保持して高い光学
純度で対応する水銀(−■)化合物を形成することによ
ってさらに実証される(反応工程2)。
安定な水銀一炭素結合の場合、その状況は6個のS−電
子のうちのlliを空の6p軌道に進めて(4ft′″
5d”6g”−4f”d”6g’6p’) 、等価でな
イ1/2が詰まった2つの軌道を得ることによって容易
に説明することができる。エネルギーの理由のため、6
p軌道から形成される結合は上記の65軌道で形成され
る結合よりも安定であるというのは6p軌這によってよ
り大きな重なりが可能だからである。結合形成の過程で
65と6pの軌道が結合して等価の新しい軌道(2.つ
のsp軌這)を形成すると、ハロゲン化物の対応するR
−もしくはS一鏡像体の水銀化合物によって非常に安定
した状態が得られる。
グリニャール化合物(反応工程2,■)を生成させ、次
いでそのマグネシウム有機キラル化合物を対応するカル
ボン酸に変換する場合に、立体配置を残して良好ね化学
的収率を得るためには、マグネシウムが清浄な非常に反
応性の表面を有することが必要である。というのはマグ
ネシウムの表面に吸着されたラジカル(δ−ラジカル)
は、大部分その表面に保持され、本願発明によれば、C
O,が活性な外表面に存在すれば、これらラジカルは2
量体化したい。したがって二量体化反応らしくは不均化
反応は、エーテル、THFまたは、非プロトン性溶媒(
例えばヘキサン、ベンゼン、トルエン)中では全く起こ
らむい。その理由はラジカルが溶液中には生成せず、マ
グネシウム金属の表面で安定化されるからである。
立体配置をのこして良好な化学的収率で対応するR−お
よびS一鏡像体を金属化し、次いで炭酸化して、高い光
学純度の2−アリーループロピオン酸類のR−とS−a
S像体を得るその外の方法;よ、メチルリチウムまたは
Ω−ブチルリチウム(CBsLi.R−Li)との反応
によって行われる(反応工程2).CO,の立体選択的
挿入法は、対応するm像体の高い光学純度の金属有機化
合物をマグネンウムおよび/またはメチルリチウムで製
造するのに極めて重要であり、水銀化合物aI.HgX
+ ( x IはBr.clまたはCH.COO基)の
場合と同様である。
これらの立体特異的化合物は、新規化合物であり、現在
高い光学純度では得られていないが、必ずしも、単離し
て次いでCO,で処理しな;ナれ:!なeはいことはな
い。反応工程!と2による金嘱有機化合物の生成工程は
、CO,による処理工程と結合して一工程にすることが
できるので、金屑有機化合物を単離することは必ずしも
必要でないこの発明によって容易に得られる1−アリー
ルハロエタン(反応工程3と5)から、2−アリールー
アルカン酸頑、特に2−アリーループロビオン酸額の高
い光学純度のRもしくはSの鏡像体のその外の製造法は
、トリフェニルホスフィン(Phip)の存在下でテト
ラカルボニル鉄(−I1)酸−}−トリウム[ NaJ
e(Co)4]で1−テリールハロゲン化物を直接変換
し、次いでヨウ素−H,oで酸化して対応する酸にする
か、また第二級アミンの存在下で光学的に純粋なアミド
にする方法である(応工程6)。試薬NatFe(CO
)*は、Fe(Co)gをTHF中でナトリウムアマル
ガム( Na}Ig)で処理することによって製造する
ことができる。
鏡像体として純粋な1−アリールーハロエタン(反応工
程2)を酸誘導体に変換するその外の方法らNavFe
CCO’)aを使用する。しかし、coの存在下(反応
工程6)、中間体(■)を酸素もしくは次亜塩素酸ナト
リウムで処理し、次いで加水分解することによって、対
応する鏡像体の酸を高い光学純度と75〜80%の化学
的収率で得られる(反応工程7参照)。
テトラカルボニル鉄(−■)酸ナトリウムと、ホスフィ
ン(phsp)もし(は一酸化炭素との複合体を利用す
ること:よ、2−アリールーアルカン酸の合威には特に
有明である。というのは、この複合体が高い求核性を有
し、かつこの系の組み込み変換反応が容易であるからで
ある。したかってこの発明によって得られfこハロゲン
化物とそのトンル化物は、NatFe(CO)4と、典
型的なSo,動力学、すなわち配位飽和アニオンd8ア
ルキル鉄(0)複合体を生成させろ立体化学(反転)で
反応する。
反応工程6と7によれば、この方法は、アルキルハライ
ドと酸ハロゲン化物からアルカン、アルデヒド、ケトン
および立体特異性カルボン酸ならびにこれらの誘導体へ
の反応工程を提供する。
(以下余白) s − (−1−) 反応工樫6 S−(+) 反応工程7 λ−(+)一 S−(+) 一 s−(4−)一 頴似方法は、*a体のハロゲン化物(RもくしはS)を
、アルコール好ましくはl−ブタノールと、下記反応に
よって得られるその共役塩基との存在下、ニッケルカル
ボニルCNi(Co).]で処理することによるハロゲ
ン化物(反応工程2,■)のエステルへの変換法を利用
している。
S−(−)                S−(−
)R ’ = n − C4Hゆ 最高の化学的収率はHalが臭素原子のときに得られ、
Halが塩素原子もしくはヨウ素原子の場合は収率が低
い(約65%)。しかし全ハロゲン化物が高い光学純度
を有する(95%以上)。
ケトンを還元して、高い光学純度(97%以上)を有す
る対応する鏡像体のアルコールを高収率(90%以上)
で得る立体選択的方法が一旦確立されると、R−アルコ
ールからS一カルボン酸を直接に製造するか、またはN
aCNとDMSOの存在下、40〜50℃で、R一形の
ハロゲン化物(反応工程28および9)を介して対応す
るニトリルを製造することができる。
(以下余白) 反応工程8 R−(−1 R−(一冫一 ?−(−)一イブ九7■ノ 反応工程9 次に鏡像体のS一二トリルを加水分解することによって
アミドまたは対応する酸を得ることができる。S一酸が
所望の場合、好ましい試薬は約6〜8%のH t O 
tを含有るすNaOH水溶液であるが、酸触媒が加水分
解もうまく実施することができる。
化学的収率は、2−アリーループσピオン酸の合成に使
うHMPTのような極性が強い非プロトン性の複合体化
溶媒を用いるか、またはシアン化物イオンを第四級アン
モニウム塩として複合体化することによって改善できる
。この方法は、例えばEt.゜CM一もしくはC=Hs
CHt(Me)J″CNが招間移動触媒法を行うような
連続法またはジシクロヘキサンノ−18−クラウン−6
のような結晶を用いて、縮合を容易に監視することがで
きるという利点がある。
EtJ″CMもしくはNa(K)CNによるS一鏡像体
のニトリル類の製造は、以下のような公知の方法で行う
ことができる。例えばJ.M.Teulonら、J.M
ed.Ches., 21、(9)巻、901頁、19
78年: N.Tokutake. Chem. Ab
stracts, 88.505124 + S.Ko
thichiら、Chew .Abstracts 9
0 1036526 ; HJoblerらLiebi
g’s Ann.Ches.  1946.  197
8年; T.Amanoら、Ches.Abstrac
ts, 13.2611p; Nissan Ches
ical lndustries.Ltd.,Chec
Abgtracts, 101.90603eJ984
年; Nissan Chesical Indust
ries, Ltd.Chem.Abstracts,
 lot,6855h ; J.A.Foulkesと
J.Hutton. Synth.Cosmun.9(
7)@、625頁、1979年がある。しかしこれら上
記の方法はラセミ化合物になるだけである。
通常、2−アリールーアルカン酸類の特に2−アリール
ープロビオン酸類は水にほεんど溶解しないので、反応
の最後では、光学的に活性な2−アリーループσビオン
酸順は、濾過などの方法で容易に分離することができる
。しかし濾過や有機溶媒などからの結晶化はさけて、さ
らに行う精製法として適切なのは、2−アリーループロ
ビオン酸の対応する鏡像体の融点と沸点がともに低いの
で高真空度( − 0.06tzHg)下での蒸留であ
る。さらに米国薬局方で要求されろ純度の医薬製品は、
濾過、沈殿もしくは高真空度下での蒸留で単離された製
品を酸塩基処理することによって得られろ。
2−アリーループロビオン酸のこの発明の立体持真性合
成法の産業上の観点からみた主な利点は次のとおりであ
る。
i)この発明の方法は、鏡像体選択性であり、高い化学
的収率と、公知の合成法のエピマー比より高い鏡像体比
で2−アリーループロビオン酸類を提供する。
11)その反応溶媒は、経済的に低価格で安全であると
いう利点がある。
iii )そのキラル複合体は再使用可能で、かっR一
もしくはS−のいずれの鏡像体についても高いIIl像
体過剰率で作用するので新規なキラル複合体のコ.スト
が低下する。
iv)他の複合体は全く必要でない。その理由は、反応
が立体配置を保持したままで起こり、また光学的に活性
なニトリル類を製造する場合、ラセミ化することなく高
い化学的収率と高い光学純度で得られるからである。
V)補助物質は経済的で低laIi@である。
vi)各種化学工程を実施でき、または2つの反応器に
減らすことができる。その理由は中間体を単雌する必要
がないからである。
vi)光学的に活性な2−アリーループロピ才ン酸1f
(SもしくはR)は、簡単な濾過法、沈澱法または高真
空度での蒸留法で、反応混合物から分離することができ
る。
vi)工業規模でこの合成法を実施するのに高いエネル
ギーコストは全くかからない。
好ましくはS一形の2−アリーループロピオン酸で製造
される医薬用の適切な化合物は、1−アミノーl−デオ
キシーD−グルシトール(D−グルカミン)とS−(+
)2−アリーループロピオン酸順との複合体である。こ
れらの化合物は、水溶性であるという利点を有し、経皮
分配系としてもしくはその系に用いた時は一層親油性で
その表面活性によって生体内および生体外で抗菌活性を
示し、リン脂質と混合ミセルを形成する。
例えば、l−アミノーl−デ才キシ〜D−グルシトール
は例えばR−(−)一イブブロフェンと、水素結合によ
るl:1複合体を形或することが見出された(第1図)
。その結晶:よ、セルの寸法がa=8.275大、b−
40.872,^およびc=6.420久であり、単は
セル中に411の分子が存在し、P2l2l2,(#1
9)の空間群をもっている。1:1fl[合体の複合構
造は、S−(+)一イブプロフエン一〇一グルカミン複
合体と同様に、l−アミノ基の水素の影響なしに(第1
図)、S−イブプロフエンのカルボキシル基の水素と1
−アミノーl−デオキシーD−グルシトールのO,の酸
素との間の強い水素結合を示している。
(R, S)イブプロフエンも、鏡像体の(S)−(+
)イブプロフェン一〇一グルカミン構造と対応するR一
(−)一イブプロフエンーD−グルカミン構造を示す1
  1111合体を形成する(第2図)。
S−<+)一イブプロフエンと、D−グルカミンらしく
はD−リバミンとの化学量論的な複合体を製造したので
、例えば、溶融物における、カルボン酸とO−グルカミ
ンのヒドロキシ基間の相互作用のような、同じ化学的根
拠で医薬製剤を製造することができろ。かような溶融物
の樹脂としては、例えばポリオキシエチレングリコラー
トがあり、そのポリオキシエチレンの単位は一般に平均
分子量が高々400〜6000である。またボリオキシ
プロピレレンオキシドも、カルボン酸から脱プロトン化
によって放出される水素の受容体を提供し、2一アリー
ルーアルカン酸とこのマトリックスとの間に非常に安定
した水素結合を形成することかできるので非常に有用で
ある。かような医薬製剤には、純粋な医薬例えばS−(
+)一イブブロフェンの微結晶を越える利点すなわち溶
解性があり、取扱いが容易なことから硬質カプセルに充
填して用いられ、重要なことは、鋺像体の純粋な状態の
S一(+)一イブプロフェン、ナブロキセンなどの2−
アリーループロピオン酸順は、水溶液中と同様に溶融物
中で物理的に挙動し、溶融物中の例えばS−(+)一イ
ブプロフェンの半希釈分子溶液が得られる。水溶液中と
同様の溶融物中でのこの予想外の挙動は、散乱の実験で
示され、実施例とともに述べるが、例えばR− (− 
)一イブプロフェンの錠剤らしくは微結晶に圧力をかけ
たときに、R一鏡像体形の重量モル体積の変化によって
起こるラゼミ化が全くなしに、S−(+)一イブブロフ
エンに安定性を与えキラル立体配置を保持する。このこ
とは、S−(+)一イブブロフエンの微結晶に圧力をあ
けた時にも起こりうるので、このような欠点を回避した
固形製剤が望ましい。さらに400〜6a00の分子量
に対応する連鎖を有するポリオキシエチレン単位で構成
されている樹脂は通常、融点が約50〜55℃であるが
、S−(+)一イブプロフェンを、その溶融物中に分子
溶液として完全に溶解することができる。この医薬は、
物理的む意味での溶液化学の法則にしたがって、溶媒(
ポリオキシエチレンオキシド)中の溶質[医薬、すなわ
ちS−(+)一イブプロフエン、S−(+)+プロキセ
ン]の分子溶液として作用する。このことは、この固溶
体を医薬で過飽和にしないかぎり、この溶融物からS−
(+)一イブプロフエンが分離することはないことを意
味する。水性媒体で希釈されたのと同様に、溶融物とし
ての、S−<+>−イブブロフェンのポリオキシエチレ
ンオキシド(溶媒)によるこれらの等方性溶液は、小角
X線と中性子散乱によって追跡することができ、溶融物
の固体状態を比較することができる(第3図およびIE
4図)。
(以下余白) ことに、ある医薬製剤において、医薬品として用いられ
るキラル化合物は、例えばラセミ化、異むる多角形結晶
への変換、活性薬品の鏡像体の変質並びに生体内及び生
体外溶解に関して望ましく江い副反応などの問題点が起
こることがある。生体内及び生体外での適切な溶解速度
を有する純枠な鏡像体の2−アリールーアルカン酸、例
えばS−(+)一イブブロフェン、S−(+)一ナブロ
キセンに関する医薬製剤において安定性を改善し、立体
配置を保持するためには、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレンオキシドまたはこれらの混合物
(平均分子量300〜6000 )からなる溶融物中に
純粋な鏡像体の2−アリールーブロビオン酸を溶鱗する
ことにより達成されることを見出した。さらに、これら
の樹脂は、例えば乳濁液とマイクロエマルジョンを含む
懸濁液のような水性溶液と接触するときと、軟カプセル
を満たすのに用いられるパスタ(泥膏)またはワックス
と組み合わせたオイルを伴うマトリックス中では殆んど
水溶性である。
医薬として注目される上記及びその他の非水溶性溶液、
乳濁液等はシック(Scbick)等のrEmulsi
−ons and Emulsions Techno
logyJ . 13章, rCosm−etic E
mulgionsJ . Sur4actant Sc
ience Series,■.第6#k, 729 
〜73−0頁、1974年( J.Tissant−M
arcel Dekker Inc.出版、Il.Y.
. U.S.)及びエム・ジェイ・シック(M.J.S
chick)の「IIH − ionicSurfac
tantsJ 、Physical Chemistr
y, 1988年(Marcel Dekker, I
nc、出版、N.Y. .及びBasel )に記載さ
れている。しかし、欧州特許出願第83l09g39.
4号のrAnhydroux Enulsion an
d the SizeTbereof Jは乳濁液の物
理化学にもとづいて、37℃で溶融する医薬製剤の製造
を教示している。
しかしながら、これらの製剤は、硬カプセルに詰めると
チキソトロピ−(揺変性)機構のために漏れ出す欠点を
有している。
鏡像体の2−アリールーアルカン酸または2−アリール
ープロビオン酸の一定量を含有する適切なマトリックス
中の溶融物のこの新規に記載された方法は、次のような
利点を有する。
i)物理的意味における真の溶融である、Ii)真の物
理的溶液中に見出されるのと同様の高度に均一性の非常
に確実な投与剤形である、iii )硬カプセルを用い
る時技術的に扱いやすい、iv)分子ベースにおけるデ
ミキシング(demixing,分離)現象に耐性であ
る、V)生体内および生体外で好ましい溶解性が得られ
る、及びvi)薬物を迅速に再吸収できる。
鋺像体の2−アリーループロピオン酸の界面活性はS型
にしか結合しない。この特殊な活性は、上記のようなD
−グルカミンもしくはD−リバミンとの複合化反応、並
びにS−2−アリールブロビ才ン酸のカルボキシ基と結
合する陽イオン性洗剤、特にn−へキサデンルビリジニ
ウムカチオンもしくはペンゼトニウムカチオンにより増
強される。
界面活性の増強、従って抗菌活性の壇大は、例えばS−
(+)一イブプロフエンと複合体を作る時、約t.sx
 10−’mol/12の低臨界ミセル濃度に基づいて
ヘキサデンルビリノニウムもしくはペンゼトニウム残基
の疎水性鎖に関係する。この医薬製剤は、S−(+)一
イブブロフェンが皮膚や膜を通じての急速は浸透により
投与量が減少し、及びS−(+ )一イブプロフエンの
ミセル化と標的化によって標的細胞に急速に到達すると
いう利点を有する。従って、医薬的賎点から2J(S)
一アリールプロビ才ン酸またはアリールアルカン酸と陽
イオン界面活性剤のD−グルカミンまたはD−リバミン
との複合体を使用することによって陽イオン界面活性剤
またはD〜糠アルコールの媒体作用によって非ステロイ
ド物質の投与量が減少し、これは2−アリールアルカン
酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩並びに(
 S .R)一リジン塩を単に使用するよりも優れてい
る。
X線回折のパターン並びにX線小角散乱プロフィル(第
2.3図)は、拡散・散乱の意味で結晶構造をとってい
ないことを示している。それ故、力学的な方法において
高い散乱角と低い散乱角の散乱データ、加えてポリオキ
シエチレン1(マトリックス)と、溶解した薬物、例え
ばS−(+)一またはR−(−)一イブプロフェンとの
全体的な電子の分布を処理することが可能になる。溶融
物中に溶解した薬物(S−(+)一イブプロフェン)と
マトリックスを含有する溶融物(リガンド)の散乱曲線
は、固形溶融物が水性溶剤に溶解している時と同じ散乱
プロフィルを有することを見出した。重要なことは、S
−(+)一イププロフェン分子またはS−(+ )一ナ
プロキセン分子は、液状溶融物中及び固形溶融物中であ
る程度集合し、一郎はPE0 1500またはポリエチ
レンオキシドのような親水性線状高分子に沿って集合す
ることが発見されたことである。液状溶融物中では重量
平均分子量MWappは、約25,000+/−5.0
00であり、固形溶融物およびS −(+)一イブプロ
フェンの存在する水性溶液も同様である。重量平均回転
半径、ηは約45.0+/−5.0人であり、これは線
状に結合した−CH.または一〇CH.単位のジグザグ
または曲がりくねった立体配座に等しい。S−(+)一
イププロフエンまたは他の錬像体2−アリールーアルカ
ン酸の付加により、MWappは、aha体薬物の濃度
の関数となり、第2のビリアル係数の変化及び一成分溶
液の恒温圧縮係数の変化により示すことができる.S−
(+)またはR−(−)一イブプロフェンについて賎察
された第2ビリアル係数値の減少は、溶融物の中に含有
される鏡像体の溶液の増加に比例する。溶融物(@形、
液状)中及び水性溶液中でのこの予想外の溶液挙動につ
いて分子レベルで説明すると、鍵像体の2−アリルブロ
ビオン酸の暴露された疎水性領域、例えばイソブチルベ
ンゼン基またはナフチル基が一CH,基に結合している
からである。2−アリールプロビオン酸の鏡像体薬物の
この特別な結合の自由エネルギーΔG値は、PEG分子
当り約0.5〜0.7 Ks4テあり、S一(+)一イ
ブプロフェンにツイテ?! 0 . 56 K1T/ 
PECまたは0.50 Ka4/fリオキンエチレン単
位が測定された。
同様な値は、S一鏡像体にみられるのとは異なるが、R
−(−)一イブプロフェンについては、0445〜0.
51 K,−T/PEG分子またf;!0.46 K!
1−T/−CH.0単位であった。ラセミ体のΔG値は
、2.5 K1T/PEGであり、純粋の鏡像体とは非
常に異なる。このラセミ体の溶融物並びに水性溶液に溶
解したものの非常に適切な幾何学的な表現は、ネックレ
ス鎮である。PEOまたはPEG単位のランダムなコイ
ルが,S−(+)一イブプロフェンまたはナプロキセン
分子の疎水性コアのまわりに巻きつけられ、一方親水性
のカルボン酸はPEGのオキシエチレン(  CHtO
)一単位もしくは( CH,)O一単位の近傍に位置す
る。2−アリールプロビオン酸立体異性体のプロトンは
、PEO分子及びPEG分子のエーテル基もしくはヒド
ロキシ基と、カルボキシ基との間で受渡しされ、このこ
とはFT−IHの研究で示すことができる。このような
状態は水性溶液にする時にも起こり、PEO残基および
PEG残基と水分子との相互作用により支持され、2一
アリールプロビオン酸の立体異性体を、pH,望ましく
ないプロトン化、アルカリ性pHでのラセミ化に対して
保護し、かつ立体配座を保持する。
例えば可溶化されたS−(+)一イブプロフエンとPE
GまたはPEOとのような固形溶融物の散乱曲線(第3
図及び第4図)は、実験が水性溶液中で行われる時でさ
えも粒子間の干渉作用は少しも起こらないことを示して
いる。温度が上昇するにつれて、水性溶液中でPEG9
PEOがデミキシング現象を示すようには、S−(+>
−イブプロフェンを含むこれら特定の溶融物は、液状の
時に温度上昇と共にデミキシンーグ現象を示さないこと
が判った。注目すべきことは、このことが溶融物(固形
)が37〜40℃で溶液になる時の水性溶液中でもみら
れるということである二通常この種の混合物は、相分離
温度に到達するときの、混合物の成分によるが、温度が
上昇するにつれて分離(相分離)する。鋺像体の2−ア
リールプロビオン酸の付加により、反撥力が溶融物並び
に水性溶液中で減少するため、本発明ではこの分離現象
がみられない。
これは、溶融物の高散乱ベクターにおける散乱曲線の記
録によっても明らかである(第5.6図)。
次の実施例は、本発明をさらに詳細に説明する目的で示
されるものであるが、これと同じ方法に制限されない。
鏡像体の2−カルビノールを得るための全合成法は水分
なしで、好ましくは窒素気流下で行われなければならな
い。
(+)−(2S,3R)−4〜ジメチルアミノー3−メ
チル−1.2−ジフェニル−2−ブタノール(R車OH
)は、〔α〕♂’+g.oo°( c 9.52.エタ
ノール)、量P 58℃であり、五駿化リンを入れたデ
シケーター中で、窒素ガスの存在で貯蔵する。このアル
コールは塩酸塩から回収され、くり返して再使用できる
。溶媒(エーテルcEt*o)、THF(テトラヒド口
フラン) 、1.2−ジメトキシエタン及びベンゼン)
は、LiAIH.上で蒸留し、分子ふるい上で貯蔵すべ
きである。LiAIB−の貯蔵溶液は、窒素ガス下で貯
蔵し、使用前に窒素ガス気流下、ガラスフィルター(I
G2)を通すべきである。
実施例1 R享OH I O9をO℃テE t to l Ozj
J:溶かし、このR”OHのエーテル溶液にO℃で撹拌
しながらLi^IH4(IM) l OxQを加えた。
0℃で白色ぺ一スト状の沈殿を生じた。重要なのは、こ
の沈殿をよく撹拌することであり、こうすることにより
白色の均一な懸濁液を得ることができた。R本OH− 
LiAIB.複合体を0℃で5分以内に生成させた後、
この懸濁液に1−(4−[2−メチルプロビルフェニル
)エタノン( 5 gapl−) 1 0 9のエーテ
ル溶液(O”C)101(2を1時間、0〜5℃の一定
温度に保ち、撹拌しながら滴下した。ケトンを加えると
懸濁液は透明な溶液となり、このケトンは、l2時間、
O〜5℃で連続撹拌して反応完成の間残る。この混合物
を水0 , 5 xQで加水分解し、R”OHに塩酸を
加えて溶かし再使用した。再度透明な溶液が得られるま
で、20℃で2時間撹拌を続けた。
この透明な溶液をEttOで抽出し、水層中にR寡OH
−HCIが残り、有機層にはR−(+)−2一(4−イ
ソブチル)ヒドロキシエタンが含まれる。
このエーテル抽出液を一緒にして濃縮し、高真空( 0
.1ziHg : bp 80’C )下で蒸留すると
無色透明でかムリ帖稠な液体を生じ(1.159、収率
:94%)、HPLC (高速液体クロマトグラフィー
)による測定で未還元ケトンを含まず、IRでカルボニ
ルの吸収がないことを確認した。光学純度は、M T 
P A誘導体に変換して測定し、NMRスペクトルの測
定によりm像体過剰率(e.e.)は98%であること
が判った。
塩酸抽出液を中和してキラル化合物R’OH([αコ♂
’ : + 8.21’ ( c 11.0, EtO
F[) )を回収した。 ゼオライトのような分子ふる
いを加えると、1− (4− [2−メチルプロビルコ
フェニル)エタンが還元された鏡像体R−(+)一カル
ビノールのO℃での生成の速度が壇加することが判った
R’OH59を市販の活性4A分子ふるい0.29の存
在下EttO、THF,ベンゼン、1.2−ジメトキシ
エタンまたはトルエン5x&に溶かし、窒素気流中激し
く撹拌した。この混合物に撹拌を統げむがらO℃でLi
^lH.(IM)溶液5ml2を加えた。非対称むケト
ンを対応する鏡像体のR一カルビノールに変換する反応
の反応時間は2時間またはそれ以下に減少することがで
きた。分子ふるいを技術的理由から遠心分離すると、上
記のR*OHと同池の方法では、R”O H−LiAI
84試薬を生成した後、分子ふるいの存在下ケトンを直
接加えるが、この方法では、生成したR一カルビノール
中に未還元のケトンが存在しないという利点を有する。
これは未置換のR−1−,}−フチルヒド口キシエタン
、またはR−1−[2−フル才口−4−ジフエニルコヒ
ドロキシエタン,R−1− [4−クロロー2−フエニ
ル]ヒドロキシエタン,ll−1− [6−ヒドロキシ
−2−ナフチルコ−1−ヒドロキシエタン及びR−1一
[6−メトキシ−2−ナフチルコヒドロキシエタンを殆
ど定量的に得ることができ、このことが特に重要である
タンの製造 R”OH ( 3 5mmol)  1 09をEtt
020tl2に溶かし、LiAIHa ( 15.6s
nol )のEttO溶液301Ieを加え、分子ふる
い0.29の存在下20℃で撹拌した。懸濁液を分子ふ
るいの存在下に撹拌を続いの存在下透明な懸濁液となる
まで、激しい撹拌はぜずに′20〜24時間20℃に保
った。しかし、分子ふるいの存在下20℃で激しく撹拌
すると2時間後にキラル複合体が生成した。上記と同様
に1− [4− (2−メチルプロビル)]フェニルエ
タノン( l Oasol) 2.09を滴下して、そ
の溶液を8時間反応させて、還元を行なった。対応する
S−(−)一カルビノールへの還元反応は、反応温度は
約20℃以下で分子ふるいの存在下、激しく撹拌するこ
とにより反応時間を短縮することができた。
S−(− )一カルビノールの処理は上記と同様に行な
った。
光学純度はNMRで測定して97%であり、純物質の収
率は約95%であった。
ケトンの還元は、中性溶媒、例えばベンゼン、トルエン
、またはへキサン中で行なうこともできる。鏡像体のカ
ルビノールの収率をよくするために、こr3らの反応は
分子ふるい及びガラスビーズの存在下に激しく撹拌する
ことが必要である。反応時間、非対称ケトンの付加様式
、Li^1B. : R”OHの比及び反応温度の諸条
件は上紀と同様である。
上記の還元反応は大規模な工業製法における液相は反応
に特に適しており、この還元反応はタンク反応器中で連
続的によく撹拌して行なうことができる。この反応は一
定の製品の品質(光学純度)が得られ、自動コントロー
ルが容易で、かつ人力をあまり必要としない。撹拌中の
タンク反応器では反応試薬、例えば、R”OH−LiA
IH.及びケトンはタンクに直接入れる際に希釈され、
所望の反応( LiAIH. : RXOHの比が一定
)を促進し、副生物の形成を抑え、タンクの容量と温度
が容易にコントロールされ、その結果、特に分子ふるい
の存在下連続撹拌が非常にうま<weされる時はホット
スポットなどは起こりそうもない。
湿気がない状態で鏡像体のカルビノールの高真空蒸留を
すると収率が約85〜98%であった。
実施例3 ヒドロキシエチレンへの還元 THF (2M, 8.50mmol)中のエタノール
を窒素ガス気流中分ふ小るい(0.2y, 4Aゼオラ
イト)の存在下、0℃でLiAIH. (8.0開of
)のTHF(1.5)溶液に加えた。S−(−)−2.
2’−ジヒドロキシ−1.1−ビナフチル試薬(3.5
mg+ol)のTHP(0.64saol)をO℃で加
える時、溶液は撹拌を続けた。S−(−)−2.2゜−
ジヒドロキシ−1.1−ビナフチル試薬をO℃で加えた
後、溶液を20℃で1時間連続撹拌すると通常の観察で
は白色沈澱を生じることはない。生成したキラル試薬を
−20℃以下に冷却し、撹拌しなからl−[4−(2−
メチルプロビル)]フエニルエタノン(2.50amo
l)のTHF(IM)溶液を加えて、さらに−20℃で
8時間撹拌を続けた。−20℃で1.ON塩酸を加えて
反応を止めると、キラル化合物が回収され、工一テルで
処理して蒸留すると光学的に純粋なS−(−)−1−.
(4−イソブチルフエニル)ヒドロキシエタン310g
9、収率:81%を生じ、鏡像体過剰率約95%であっ
た。キラル試薬はラセミ化せずにべンゼンから再結晶し
て回収できる。
オン酸の合成 S−(−)−1− [4−イソブチルフェニルコヒドロ
キシエタン(56鳳鵬o1) 1 09を撹拌しながら
分子ふるい4Aの存在下、20℃で1.4−ジオキサン
20lI2に溶解した。SOCIt ( 60msol
 ) 5 . O zQの1.4−ジオキサン(511
2)溶液を、20℃の温度を保って撹拌を続けながら、
lO分間で滴下した。
1時間後反応は完成し、t1I液中にN,ガスを吹込み
ながら蒸発させてチオニルクロリドを回収した。
S− (− )− 1− [4−イソブチルフェニル]
クロロエタンは分離する必要はなく、溶液は直ちにM,
または酢酸水銀でメタル化するのに用いられた。このS
−(−)−1−[4−イソプチルフェニルコクロロエタ
ン119含有の溶液にO℃でヨードの存在下Mg (0
−SSM) 1.4 09を加え、10〜30分間激し
く撹拌した後、lurtz合成反応及びビラジヵル(2
価のラジカル)の生成を避けるためにしばらく冷却する
必要がある。撹拌を続けながら、0〜5℃で反応液にC
 O tガスを通じる時反応は終了し、溶液は淡黄色か
ら淡褐色に変色する。S−(・)−1−[4−イソブチ
ルフエニル]クロロエタン(またはSOBrtを用いた
時はS−(+)−1−[4−イソプチルフエニルコプロ
モエタン)から誘導されるグリニャ試薬をEttOまた
はTHF (またはベンゼンまたはトルエン)で希例し
て、撹拌しながらC O tガスを通じると実質的に高
収率で、光学的に純枠なS−(+)一イブプロフェンを
生じた。S−グリニャ化合物にC O mガスを通じて
、S一カルボン酸を生成するか、S一カルボン酸の生成
は、溶媒が飽和するまで連続的に乾燥1.4−ジオキサ
ンを加えることが必要である。20分後反応は終了し、
固形残渣を分離し、高真空蒸留をした。溶液を濃縮し、
ついで2 xdg ( 0.06〜2l叶g)で120
〜98℃で蒸留して、S−(+)一イブプロフェン93
09 ( 8 0%)を得た。
NMR (CDCI,) : (1.91(d.J:7
Hz.6H). 1.50(d.J=8}1z,3H)
. 1.84(nonet.lH). 2.96(br
.d.W/2=27Hz.2H).  3.72(Q.
IH), 7,Ol〜7.32(AABB’、 4■), 9.78 (br.s.LH) [α] o” : + 58゜(95%、ELO}I)
艷 実施例3と同様にして製造した。しかし、R−(+)−
1− [4−イソブチルフエニル]クロロエタンは、水
の存在下、ビリジン中SOCI!と反応させて容易に製
造するこεができる。S−(−)−1−[4〜イソブチ
ルフェニル]ヒドロキシエタン( 56mmol )1
09を20℃で水lO重量%を含むピリジンl59に溶
解した。撹拌下、SOCI! 6 . 7 9 (4.
1112)を加え、20分間還流した。過剰のSOCI
.とビリジン(bpll8℃、76DxxHg)を留去
後、’yOAy化体を6 xuxHg ( bp98.
 3℃)で蒸留してR−(+)−1−[4−イソブチル
フェニル]クロロエタン9.5 1(86.6%)を得
た。
NMR (CCI.)δ: 0.90(dJ=7Hz.
6H). 1.84(d,J=7Hz.3H). 1.
66(nonet,11{). 2.48(dj=71
{z.2H).5.15(Q.lH),  7.10〜
7.44(AA’BB’,  4B)元素分析値: C
,,H,,C I 理論値 C: 73.28. H: 8.7,  CI
 + Ig.01実測値 C : 73.40, H 
: 8.79, Cl : lLO9[α] D” :
  − 29.5゜ [cl.9%  CCI.コ対応
するグリニャ試薬(0.9M  1.5M) −Ett
O溶液は上記実施PJ3と同様にハロゲン化合物のEt
 tO溶液を4℃でMgにゆっくり加えることにより、
約80%の収率で製造された。炭酸化またはHg ( 
OOCCHs) *、[Hg(CN)t]tまたはHg
C1*の存在下で水銀化の製法は、実施例4に記載の方
法と同様に行なった。R−(−)一イブプロフェンの収
率は78%で、光学的純度は約98%であった。
実施例6 ニトリルと加水分解を経るS− C+ )一イププロフ
ェンの合成 R−(+)−1−[4−イソブチルフエニル)クロロエ
タン(50s*ol) l 09をEtOH25zl2
&び水15zQに溶解し、撹拌しながらシアン化ナトリ
ウム( 60mmol) 2 . 9 5 9の水(1
0212)溶液を滴下して反応させた。混合物を1時間
還流し、20℃まで放冷した。沈澱したN!C Iを濾
過し、水とEtOH含有の上澄液を乾燥し、残液からE
tOHを留去し、S−(+)−1−[4−イソブチルフ
エニル]エチルシアニドを4萼た(収率88%)。この
S−<+>−レアニド化合物をEtOH15z(2及び
NaOH (0.45sol) 9gとH to t 
l O重量%含有の水溶液30xQに溶解し、1時間還
流した。室温に冷却後、透明になるまで反応混合物に水
100水で希釈した。この溶液をO℃に冷却し、ついで
希塩酸100zNを加えると、S−(+)一イブプロフ
エンが小結晶として沈澱した。S−(+)一イブプロフ
ェンの結晶を集め、希塩酸で洗浄し、CaCl.で乾燥
した。
収率94% mp51〜54℃ [α] D!O , + 5Q゜(95%EtOH ”
)実施例7 R−(+)−1− U4−イソブチルフエニルコクロロ
エタンとテトラカルボニル鉄(II)酸及び一酸化炭素
からS−(+)一イブプロフエンの合成R−(+)−1
−1:4−イソプチルフェニルコク口口エタン(50m
sol) 1 01ffを激しく撹拌しなからN,気流
中でジメチルホルムアミド( D M F )(0.3
3M)150idに溶解し、20℃で鉄ペンタカルボニ
ル(Fe(Co)s)をナトリウムアマルガムとTHF
で処理して新しく製造したナトリウム4−カルボニル鉄
酸塩一n (Na.Fe(Co)4) 1 0 .89
を撹拌して加えた。反応液を10℃に冷却し、一酸化炭
素の気流を通じた。通常、反応は温度及び溶媒(TFI
F.DMF, DMSO)により1〜2時間後に終了し
た。しかし、溶液に残っている過剰のCOをN,気流中
で除去するのは容易に観察することができた。対応する
S−(+)−2− [イソブチルフェニル]プロビオン
酸の酸化的解裂反応は反応温度10℃を保持して次亜塩
素酸ナトリウムの水溶液、ついで0.1M塩酸を加える
ことにより行われた。遊離のカルボン酸を回収するため
に塩酸を加えるが、水溶液中でS−(+)一イブブロフ
ェンを沈澱さすのにプロトンが使用されるので十分な塩
酸を加えることに注意を佛うべきである。
S− (+ )一イブプロフェンから対応するアミドの
生成は、NatFe(Co)*の存在下、COガスの代
わりにトリフェニルホスフィン( PhsP)を用いて
製造できる。R− (+)− L− [4−イソプチル
フェニル]クoazタンl09を20℃でNatFe(
CO)− 1 0 . 89の存在下、ベンゼン30x
Qに分散した。乾燥ベンゼンに溶解したトリフエニルホ
スフィン(0.05lmol) l 3.4fをN,気
流下20分間で滴下した。
混合物を3時間撹拌還流して、反応混合物を20℃で1
時間放置し、ついで急冷下メチルベンジルアミドを反応
させた。S− C+ )一イブブロフェン・メチルベン
ジルアミドの小結晶を濾取し、THF/ D肛から再結
晶し、光学純度をFIPLCで分析した。HPLC分析
によれば、279分の保持時間でS−2− (4ーイソ
プチルフエニル)プロビオン酸に対応する鏡像体が98
%、及びR−(2)− (4−イソブチルフエニル)プ
ロビオン酸に対応する鏡像体が2%存在することを示し
てい。R−(’−)−1−[4−イソブチルフエニル」
クロロエタンから対応するS−2一カルボン酸の製造は
、COガスの存在下光学純度95%〜98%のものが約
95%の収率であり、トリフェニルホスフィンの存在下
では収率90%であった。
X峯鯉i S−C+>イブプロフェン206.27 (250.0
) 19と1−アミノ−1−デオキシーD−グルシトー
ル236.72(181.19) 19とを水611l
2に溶解し、ついで45℃にして、1時間超音波処理を
した。透明な溶液を貯えることができ、滅菌後医薬用途
に用いられる。
複合体は20℃で撹拌下、S−(+ )一イブプロフエ
ンと1−アミノー1−デオキシーD−グルシトールの水
溶液(pH7.5)にエーテルまたはアルコール溶液を
加えて結晶化した。微結晶性沈澱をN!気流下で濾取し
、CaC1*で乾燥した。さらに非結晶性試料が所望な
ら、微結晶沈澱を遠心分離して、上澄液を捨て、沈澱を
30℃、PtOsl CaClt上で乾燥すると、mp
61”cの非品質複合体が得られた。
他の溶媒、例えばアセトンやアルキルアリールケトン、
DMF及び石油エーテルから結晶化するとmp59”の
結晶が異なる結晶形で得られ、これら特定の複合体の多
形化が観測された。
(以下余白) 実施例9 実施例4及び5の方法に従って、特に、COガス存在下
、次亜塩素酸塩によるCollmin試薬を用いる時に
、光学的に高純度(86%)の化合物が非常に高収率(
80%)で得られた。
mp  252〜253℃の原料からの生成物を再結晶
してmp154℃(文献のm p  152〜154℃
)の結晶が得られた。
〔α]♂″:+64.5゜( c =1.08 CHC
l*) .NMR (CHCI,) ; 1,6 (d
.31{.CH−CHI) , 3.92(sJH,O
CHs) . 3.88 (q,1}1.c}I), 
7〜7.9 (+s.6H,芳香族), MS (FAB.グリセリンマトリックス):m/z−
23.[M+H]”,185[M−HCOOH!,H]
 ”.323[M+6+H:”,115C6+Nal゜
及び229[M−}{コ゜.(6分子のグリセリン)こ
の化合物の光学純度の測定は、カルボン酸を上記と同様
にS− (−)一メチルベンジルアミンを用いて対応す
るアミドに変換して行われ、HPLCにより次の結果が
得られた。
生成したジアステレオマーのクロマトグラフィーによる
成分は、R−2− CB−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロビオン酸.アミド(6.15分)3,6%とS−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロビオン酸アミド(
6.95分)96.4%であった。
実施例l及び2に従って、(+) − (2S.3R)
−4−ジメチルアミノー3−メチル−1.2−ジフエニ
ル−2−ブタノールとLiAIH.によりケトンを対応
するR一カルビノールへ特異的に還元した後、さらにR
−ハロゲン化体へ変換しトリフェニルホスフィンの存在
下、NatFe(CO)+で処理すると光学純度約95
%の対応するカルボン酸が75%の収率で得占れた。m
p  168℃ [αコD” : +42.7゜Cc=0.8% CHC
lj中)メチルエステルはこのカルボン酸ζこジアゾメ
タンを反応させて容易に得られ、ついで減圧下溶媒を留
去すると光学的に純粋なS− (+)−2− (5−ブ
ロモー6−メトキシー2−ナフチル)プロビオン酸メチ
ルか得られた。
mp  96℃:[α]♂’:+52.5゜( c =
0.5.CHCIs) 生成物11H−NMR (200MH z )分析で光
学的に純枠であると考えられ、これは上記のような光学
的活性シフト試II (Eulll−trix 3−ヘ
プタフルオロプ口ビルヒドロキシ メチレン)一d−カ
ンファレートコを用いて行われた。
実施例2で述べたように、分子ふるいの存在下、(−)
 −2. 2−ジヒドロキシ−1,V−ビナフチル− 
LiAIH. − R”OH複合体を用いるケトンの還
元は、光学的に純枠なS−2−(5−ブロモー6−メト
キシ−2−ナフチル)ヒドロキシエタンが殆んど定畠砧
/ 6QQlハn遭)や2鳳二ト冫一二トリルを経て、
対応するカルボン酸へ酸化する方法は、光学的に純粋な
R − (−) −2 − (5 −ブロモー6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸,mp168℃.[
αコo′。: − 42.0’ ( c −0.6%,
 CHCIs)が約75謳で得られた。
3−メチルブチリルクロリド(128.69. 1.0
7mol)から、塩化メチレン中塩化アルミニウムC1
53.7v.1.l5mol)によるFriedel−
Crafts反応により、ついでクロロベンゼン(10
09, OJO冒o1)を旭えてケトンが製造された。
このケトンのLiAIH.の存在下、(+) − (2
S.3R)−4−ジメチルアミノー3ーメチル−1.2
−ジフェニル−2−ブタノールによる立体特異的な還元
は、実施例1に述べたように、20℃で行った。光学的
純度が90%であるR−カルビノールは、SOC12と
ビリジンにより対応すIQ−ハ:%lKI−tl!Wk
士h  −tイ’F宣matte述べるようにCOガス
の存在下4カルボニル鉄(n)酸ナトリウムで処理して
得られた。
得られた粗製のカルボン酸は、DEAF−セファデック
スーA50上で、p}{7.9の勾配溶出法( 0.0
OIM  I[IHPO4から0.OIM  rttr
po.まで、全容量1000IN)により精製した。(
+)一光学活性物質を含むフラクシタンを集め、凍結乾
燥し、光学純度を測定した。全収率は71%であった。
[α コ o !0 :  + 39.7  (  c
  = 0.1 %,  CHCl3)見東鯉上工 実施例1〜5の方法と同様にして、対応するビフェニル
及びフエノキシブロビ才ン酸誘導体を製造した。実施例
1〜5の方法に従って製造した化合物を以下に記載し、
旋光度及び収率を示す。
S− (+)−2− (2−フルオロ−4−ビフエニル
)ブロピオン酸 [αコD′。+ 44.7゜,収率80%.S一(+)
 −2 − (2 − [4 − (2−フルオロフエ
ノキン9フエニルコ)プロピオン酸 [α] ,!0+ 4 9゜,収率70%、及びS− 
(+)−2−(2−ヒドロキシ−4−ビフェニル)プロ
ビオン酸、 [α] ,”+ 4 7 ポリエチレングリコール(1500) 5009を水の
ない状態で撹拌しながら55℃+/−3℃で容器中で溶
融した。固形のS− (+)一イブプロフェン5009
を撹拌下加えた。ポリエチレングリコール( 1500
) 5009とS− (+)一イブプロフエン5009
を混合し、55℃で撹拌しながら容器内で混合物を溶融
した。この液状溶融物を40℃に冷却する時、透明な液
状溶融物が形成され、日光の下で観ると透明であった。
この溶液(40℃)を硬カプセルに詰め、所望の剤形の
いずれにも容易にすることができる。適切に充填した後
、この硬カプセルを約32℃にすると固形物が得られ、
これはシールする必要はない。
混合物の液状内容物を急速に凝固させるためには、核発
生部位数を増やすようにS−(+)一イブプロフェンま
たは(R,S)一イブプロフエンのいずれかの結晶種を
加えることもできる。
この発明は、ある程度詳細に記載されているが、明確な
多くの変化が可能である。従ってこの発明は、その範囲
及び思想を離れることなく、ここに記載されたちの以上
に実施し得ることは理解されよう。
この発明の次の具体例が特に好ましい:この発明は、a
)式(ビ) R Ar−C=C   (I ’ ) (式中Rは低級アルキル基:Arは、12個までの炭素
原子を有し、置換らしくは非置換の芳香族環からなる単
環式、多珊式もしくはオルト縮合多環式の芳香族基)で
表されるカルボニル基体を、還元剤と溶媒の存在下、立
体特異性試薬と反応させて#ItgA体のカルビノール
を生成させ;b)得られた鋺像体を反応させて最終生成
物とする: 工程からなる、式(1) (式中RとArは上記定義と同一)で表される化合物の
群から選択される立体特異的形態の医薬的に活性む化合
物およびその生理的に適合した塩とエステルの立体特異
的製造方法に関する。
この発明によれば、さらにRがC.−C@、好ましくは
C.〜C4、特に好ましくは、CIアルキル基で、芳香
族基がフェニル、ジフェニルもしくはナフチル基であり
、前記芳香族基の置換基が1つ以上のハロゲン原子、C
,−C.アルキレン、ベンジル、ヒドロキシ、C,−C
,アルコキシ、フェノキシおよびベンゾイル基からなり
, Arが4−イソブチルフェニル、6−メトキシー2−ナ
フチル、3−フェノ.キシーフェニル、2゛−フル才ロ
ー4−ジフェニル、4゜−フルオロー4−ジフエニル、
5−クロロー6−メトキシ−2−ナフチル、5−ブロモ
ー6−メトキシ−2ーナフチル、4−クロローフエニル
、4−ジフルオローメトキンーフェニル、6−ヒドロシ
キ−2−ナフチル、および5〜ブロモー6−ヒドロキシ
ー2−ナフチル、および好ましくは カルボニル基体が下記式 CH. ! Ar−C=0 で表わされ、好ましくは 立体特異性試薬が(+)−4一ジメチルアミノー3一メ
チル−1.2−ジフェニル−2−ブタノール.2.2’
−ジヒドロキシ〜!,l゜−ジナフチルもしくは(l 
S,2S)−(+)−2−アミノー!−フェニループロ
パン−1.3−ジオールもしくは(I R.2R)−(
−)−2−アミノー1−フェニループロパン−1.3−
ジオールもしくはS−(−)−1.1゜−ノフェニルー
プ口リノールであり、立体特異性試薬用の、キラル複合
化剤と結合した還元剤が下記群: 好まし< It a) LiAI}+4. LIBH4
, NaBH4およびKB}[.. LiAIH.. b) Na^IH4,^IH,,TI{F,  Mg(
AIH.)t. BH,THF.c) AI(BH4)
s.THF: Ca(BH4)t.THF; Sr(B
Hjt.Et*0: Ba(BH4)*−Et−0(T
HF)から選択され、好ましくは、立体特異性試薬が、
BBsTHPとS−(=)−1.1−ジフェニル.−プ
ロリノールの複合体、LiAIH+と(+)−4一ジメ
チルアミノー3−メチル−1.2−ジフェニル−2−ブ
タノールの複合体、またはLiAIH.と2.2゛−ジ
ヒドロキシー1.1゛ジナフチルの複合体を形成する、
のが好ましい。
この発明によれば、さらに、有機溶媒がテトラヒド口フ
ラン( THF )または1.2−ジメトキシエタンま
たはエーテル好ましくはジエチルエーテルであり; 立体特異性試薬が分子ふるいの存在下で活性であり; 好ましくはゼオライトが分子ふるいとして用い与れ、か
つl2リング、10リングもしくは8リングによって定
義される特定の細孔通路(specificpore 
passage)を有し、さらに好ましくは、分子ふる
いが水および酸素に対して大容量を有し、その結果水に
対する吸着容量が好ましくはlO〜20cm’/100
g活性化分子ふるいで、酸素に対する吸着容量が好まし
くはlO〜14c+s”/ 100g活性化分子ふるい
であり、さらに好ましくは分子ふるいのZSM5ゼオラ
イトが用いられ、そして立体持異性触媒量に対する分子
ふるいの比が1〜15g/ssol、好ましくは2〜l
eg/mmolおよびさらに好ましくは2 g/g+m
olであり、特に好ましいのは、立体特異性触媒の量に
対するZSM−5ゼオライトの比が5g/置solまた
はlog/msoJであることが好ましい。
この発明によれば、さらに、カルボニル基体がLiAI
H.複合体の形成後に添加され、好ましくは、立体特異
性試薬が、有機溶液中複合体として、水素化アルミニウ
ムリチウムと結合して存在し、好ましくはLiAIH4
11合体を形成するために、立体特異性試薬とLiAI
H.を撹拌しながら有機溶媒に添加し、好ましくは分子
ふるいの存在下でLiAIB−1合体を形成させること
が好ましい。
この発明によれば、さらに、Li^IH.の複合体を形
成するために、1.0〜l00+slの立体特異性試薬
と,0.5〜15g1好ましくは 0.5〜I Og,特に好ましくは0.5〜5gの分子
ふるいをlO〜looslの有機溶媒に添加して−60
〜22℃で溶解し、得゛られた溶液に、−60〜22℃
で連続的に撹拌しながらLiAIH.のJ.O 〜2.
0M溶液の10〜10011を添加し、均一な懸濁液が
形成されるまで10〜20rpmの速度で撹拌を続け、 好ましくは複合体形成用の還元剤として、請求項2にお
いて特徴づけられたひとつの還元剤が用いられ、さらに
好ましくは、均一な懸濁液を−60〜22℃にて5〜1
00sin還流することが好ましい。
この発明によれば、さらJこ、LiAJH.1合体が形
威した後、これを0〜−60℃にて、5〜100min
撹拌して、カルボニル基体の反応でR−(−)形のカル
ビノールを得るか、またはLiAIH.複合体を生成さ
せた後、これをO〜22℃にて、lO〜loomin靜
置するか、もしくは10〜l(to信in撹拌してS−
(+)形のカルビノールを得るか、または LiAIH4複合体をエーテルもしくはTHFの溶液中
で−7℃〜0℃にて8時間静置し、次いでカルボニル基
体を添加してS一鏡像体のカルビノールを得るか、また
は LiAIH−複合体を0℃〜−60℃にて0〜1o分間
で形成させ、その後、カルボニル基体を添加してカルビ
ノールのR−i1111像体を得、好ましくはカルボニ
ル基体の反応が酸素と水なしで行われる、ことが好まし
い。
この発明によれば、さらに、LiA1n4:立体特異性
試薬のモル比が1.0 : 0.2〜1.0 : 3.
0であり、好ましくはLiAIH. ;立体特異性試薬
のモル比が1.0:23〜1.0 : 2.5であり、
さらに好ましくはLiAIH.複合体二カルボニル基体
のモル比が1.0 : 0.2〜1.0・2.5もしく
はLiAIB.複合体:カルボニル基体のモル比が1.
0 : 2.5であるか、またはLiAIH. :立体
特異性試薬のモル比が1.0 : 0.7または LiALH− :立体特異性試薬のモル比が1.0 :
 1.0または LiAIH. :立体特異性試薬のモル比か1.0 :
 2.0または LiAIH. :立体特異性試薬のモル比が1.0 :
 2。5または LiAiH. :立体特異性試薬ノモル比が1.0 :
 3.0および特に好ましくは、 メトキシおよび/または塩素および/または臭素および
/またはフッ素の置換基がカルボニル基体のアリール基
に存在する場合、有機溶媒として、ベンゼンもしくはト
ルエンもしくはベンタンもしくはヘキサンが用いられる
ことが好ましい。
この発明によれば、さらに、a)得られた鏡像体のRも
しくはS一カルビノールを立体特異性ハロゲン化反応に
付して鏡像体のRもしくはS−ハロゲン化物を得、 b)得られたハロゲン化物を、生成する金属有機化合物
にその立体配置を残しながら、金属化反応に付して、次
いで C)得与れた金属有晴化合物を炭酸化反応に付してその
立体配置を残して最終生成物を得ることが好ましい。
この発明によれば、さらに、光学的に純tPJ活性なハ
ロゲン化物が少なくとも80%であり、好ましくはS一
カルビノールを、SOtCIt、SOtBrt、90B
rt、SOC I !もしくは塩化シアヌルによって、
少はくとも95〜98重量%のS配置のハロゲン化物を
有するSハロゲン化物に変換するか、または R一カルビノールを、So,Clt, So,Brt、
SOC ! t ,SOBrtもしくは塩化シアヌルに
よって、少なくとも95〜98重量%のR配置のハロゲ
ン化物を有するRハロゲン化物に変換するか、または R−もしくはS一カルビノールを、ビリジンと水の存在
下、SOtCl,%SOtBrt、SOCI.,もしく
はSOBr,によって、少なくとも95〜98重量%の
SもしくはR配置のハロゲン化物を有するS−もしくは
R−ハロゲン化物に変換する、ことが好ましい。
この発明によれば、さ与に立体特異性ハロゲン化が、塩
化チ才二ル、臭化チオニルもしくは塩化シアヌルの存在
下、無水1.4一ジオキサンもしくは乾燥ビリジン中で
行われ、さらに好ましくはW@Sのカルビノールを、微
粉末の塩化ンアヌル(lモル)もしくは塩基の存在下、
カルビノールの沸点以上10〜20’Cの温度に加熱し
、1〜1.5時間後、この反応混合物を冷却し、濾過し
て高真空度下で蒸発し、金属化と炭酸化を行い、さらに
好ましくは 立体特異性ハロゲン化が、対応するモルの塩化チオニル
もしくは臭化チオニルによって、−10〜−20℃、好
ましくは−20℃で行われ、次いで金属化と炭酸化が行
われる、ことか好ましい。
この発明によれば、さらにa) R−もしくはS−ハロ
ゲン化物を、エーテルもしくはTHF溶液中、4〜15
℃でマグネシウムと反応させて、そのSもしくはR配置
を残したままで、対応するRーもしくはS一金属有機グ
リニャール化合物に変換し、 b) Co.を、該グリニャール化合物を含有する前記
溶液を通過させて、最終生成物を得て、次いで好ましく
は Sハロゲン化物を、Si12Ilの有機マグネシウムハ
ロゲン化物を少はくとも90重量%含有する有機S−マ
グネシウムハロゲン化物に変換し、さらに好ましくは、 R−ハロゲン化物を、R配置の有機マグネシウムハロゲ
ン化物を少むくとも90重量%含有する有機R−マグネ
シウムハロゲン化物に変換し、前記式(I)の化合物の
SもしくはR一鋺像体を、SもしくはR−マグネシウム
ハロゲン化物の溶液に二酸化炭素を導入し、少なくとも
95〜98重量%のSもしくはRi2置のカルボン酸を
有するSもしくはR一カルボン酸を生成させることによ
って得る、ことが好ましい。
この発明によれば、さらに金属化をメチルリチウムで行
うかまたは金属化を水銀化合物で行い、好ましくは 水銀化合物としてHgCI,、HgBrt, Hg(C
N)tもしくはHg(SCN)tを用い、さらに好まし
くは、R−ハロゲン化物を、R配置の有機水銀ハロゲン
化物を少むくとも95〜98重量%含有する有IR−水
銀ハロゲン化物に変換し、さらに好ましくは、S−ハロ
ゲン化物を、S配置の有機水銀ハロゲン化物を少むくと
も95〜98重量%含有する有機S−水銀ハロゲン化物
に変換するか、またはSもしくはRハロゲン化物を、S
もしくはR配置の有機水銀ハロゲン化物を少なくとも9
5重量%含有する有機Sもしく.はR一水銀ハロゲン化
物に変換する、ことが好ましい。
この発明によれば、さらに、鏡像体のRもしくはS−ハ
ロゲン化物ヲ、トリフェニルホスフィン(Pb.P)の
存在下、テトラカルボニル鉄(−■)酸ナトリウム[ 
Ha,Fe(Co)−]と反応させて下記中間体: 0 を生成させ、これをヨー素水で酸化して対応する酸に変
化し、次いで好ましくは、 鏡像体のRもしくはSハロゲン化物を、モル量のトリフ
ェニルホスフィン(Ph.P)と第二級アミンとの存在
下、テトラカルボニル鉄(−■)酸ナトリウムE Na
.Fe(Co)−]によって、対応するアミドに変換さ
せ、さらに好ましくは、 上記テトラカルボニル鉄(−■)酸ナトリウムは、Pe
(Go)sをTHF中のナトリウムアマルガム(NaH
g)で処理することによって製造し、また好ましくは第
二級アミンとして、CI一C.のアルキル基を有する低
級n−  ジアルキルアミンを用い、特に好ましくは第
二級アミンとしてジメチルアミン、ジエチルアミンもし
くはジブチルアミンが用いられることが好ましい。
この発明によれば、さらに鏡像体のRもしくはS−ハロ
ゲン化物をCOの存在下、NazFe(CO).と反応
させて下記式: R HO の中間生成物を形成させ、これを酸素もしくはNaOC
lと反応させ次いで酸加水分解に付して、対応する鏡像
体の酸に変換するか、または臆像体のRもしくはS−ハ
ロゲン化物を、アルコールもしくはその複合塩基の存在
下、下記反応R’   hl            
R’   COORS−(−)           
   S−(−’)但しHalはBr, CIもしくは
I RORはブタノール Rlはアリール基 にしたがって、ニッケル力ルボニルCNi(CO).]
によって変換させる、ことが好ましい。
この発明によれば、さらに、R−ハロゲン化物を、S配
置のカルボン酸を少なくとも95〜98重量%含有する
対応するS一カルボン酸に変換し、好ましくは R−ハロゲン化物を、水に溶解したシアン化ナトリウム
もしくはシアン化カリウムによって、対応するS−シア
ン化物に変換し、さらにNaOHとH,O,で対応する
S一カルボン酸に変換し、さらに好ましくは、 S−ハロゲン化物を、水に溶解したシアン化ナトリウム
もしくはシアン化カリウムで、対応するR−シアン化物
に変換し、さらにNaOHとH,0,で対応するR一カ
ルボン酸に変換し、さらに好ましくは、 S−ハロゲン化物を、シアン化水銀(n)で、S配置の
水銀有機シアン化物を少なくとも95重量%含有する対
応するS−シアン化水銀に変換し、さらに好ましくは、 光学的に活性なR一カルビノールを、シアン化水銀(I
I)の存在下、S配置の有機シアン化水銀を少なくとも
95重量%含有する対応するS水銀有機シアン化物に変
換する、ことが好ましい。
この発明によれば、さらに、最終生成物がイブプロフエ
ンもしくはナプロキセンであることが好ましい。
この発明によれば、さらに塩が、化学量論的比率が1=
1の2−アリールアルカン酸とD−グルカミンの複合体
であって、S配置の襖合体を少なくとも70〜95重量
%、特に好ましくは少なくとも90重量%含有している
か、またはさらに好ましくは、 塩が、化学量論的比率が!:lの2〜アリールアルカン
酸とD−リバミンの複合体であって、S配置の複合体を
少なくとも70〜98%、特に好ましくは少なくとも9
0重量%含有しているか、またはさらに好ましくは、 塩が、2−アリールーアルカン酸と、連鎖長がC I4
− C l@のカチオン界面活性剤との複合体であるか
、またはさらに好ましくは、 塩が、化学量論的比率がl:lの2−アリールーアルカ
ン酸とヘキサデシルビリジニウムの複合体であって、少
なくとも70〜98重量%のS配置の複合体を含有し、
さらに好ましくは、 塩が、化学量論的比率が1:1の、2−アリールーアル
カン酸とペンゼトニウムとの複合体であり、SE置の複
合体を少なくとも70〜98重量%含有する、ことが好
ましい。
この発明によれば、さらに、塩が抗微生物活性を示すこ
とが好ましい。
この発明によれば、さらに複合体が、+xio−’M/
(1〜1 x 10−’M/Qの臨界ミセル濃度(CM
C)で表面活性を有し、好ましくは、 1:1複合体がS−<+>−イププロフエンとR−リジ
ンとからなり、S−C+)一イブプロフエンの光学純度
が94〜98%であり、さらに好ましくは、l=1複合
体がS−(+)一ナプロキセンとRーリシンとからなり
、S−(+)一ナプロキセンの光学純度が94〜98%
であり、さらに好ましくは、l:1複合体がS−(+)
一イブプロフエンとR一アルギニンとからなり、’;−
(+)一イブプaフエンの光学純度が94〜98%であ
り、さらに好ましくは、 l:l複合体がS−C+>−ナプロキセンとRーアルギ
ニンとからなり、S−C+)一ナプロキセンの光学純度
が96〜98%であり、さらに好ましくは、1:1複合
体がS−(+)一イププロフエンとN−メチA,−2−
D−グルコサミンとからなり、S一(+)一イブプロフ
エンの光学純度が94〜98%であり、さらに好ましく
は、 1:l複合体がS−C+)一ナプロキセンとN−メチル
ーα−D−グルコサミンとからなり、さらに好ましくは
、 1  11合体がS−(+)一イブプロフェンとNーメ
チルーα一D−ガラクトサミンとからなり、さらに好ま
しくは、 l:I複合体がS−(+)一ナプロキセンとN−メチル
ーα−D−ガラクトサミンとからなり、さらに好ましく
は、 I:1複合体がS−(+)一イブプロフェンとコリンと
からなり、さらに好ましくは、 1  11[合体がS−(+)一ナプaキセンとコリン
とからなり、一方好ましくは、 S−イブプロフェンおよびS−ナプロキセンの無機塩特
にアルカリ塩とアルカリ土類塩を用い、さらに好ましく
は S−(+)一イブプロフェンとS−(+)一ナプロキセ
ンのマグネシウム塩が用いられ特に好ましくは、 S−(+)一イブプロフェンとS−(+)一ナプロキセ
ンのナトリウム塩を、10%(v/v)炭酸ナトリウム
の存在下で用いる、ことが好ましい。
この発明によれば、さらにこの発明で製造された生成物
の、抗炎症活性と解熱活性を有する医薬化合物の製剤用
に用いることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は1−アミノー1−デ才キシーD−グルシトール
とR−(−)一イブプロフェンとの水素結合による1.
1?!合体の構造図;第2図は(R,S)一イブブロフ
ェンとD−グルカミンとの1:1m合体の構造図;第3
図はS− (+)一イブプロフェンのポリオキシエチレ
ンによる固溶体の小角X線図:第4図はS− (+)一
イププロフエンのボリオキシエチレンによる固溶体の中
性子散乱を示す図:第5.6図はS−(+)一イブプロ
フェンのPEG,PEOによる固溶体、及び水性溶液の
高散乱ベクターにおける散乱曲線を示す図。 wJ面の浄書 O 第 3 図 0.05 0.jO o(X−1) l.事件の表示 平成2年特許願第128061号 2,発明の名称 光学的に活性な2−アリールアルカン酸類、特に2−ア
リールプロビオン酸類の製造方法3.補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  西独、ディー5860  イゼルローン、ク
ーロベーク 37−39名称    メディセ ケムー
ファルム フアプリク ブッターゲーエムベーハー ウ
ント ツエーオー カーゲー代表者 クリスチアン グ
ラゴー 代表者 ロルフ リヒテンヘルト 4,代理人 〒530 6.補正の対象 願書の発明者(サミアー 第1図〜6図 ビー ハンナ)の住所の欄および

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)式( I ′) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ′) (式中Rは低級アルキル基;Arは、12個までの炭素
    原子を有し、置換もしくは非置換の芳香族環からなる単
    環式、多環式もしくはオルト縮合多環式の芳香族基)で
    表されるカルボニル基体を、還元剤と溶媒の存在下、立
    体特異性試薬と反応させて鏡像体のカルビノールを生成
    させ; b)得られた鏡像体を反応させて最終生成物とする; 工程からなる、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中RとArは上記定義と同一)で表される化合物の
    群から選択される立体特異的形態の医薬的に活性な化合
    物およびその生理的に適合した塩とエステルの製造方法
    。 2、RがC_1〜C_9、好ましくはC_1〜C_4、
    特に好ましくは、C_1アルキル基で、芳香族基がフェ
    ニル、ジフェニルもしくはナフチル基であり、前記芳香
    族基の置換基が1つ以上のハロゲン原子、C_1−C_
    4アルキレン、ベンジル、ヒドロキシ、C_1−C_2
    アルコキシ、フェノキシおよびベンゾイル基からなり、 Arが4−イソブチルフェニル、6−メトキシ−2−ナ
    フチル、3−フェノキシ−フェニル、2′−フルオロ−
    4−ジフェニル、4′−フルオロ−4−ジフェニル、5
    −クロロ−6−メトキシ−2−ナフチル、5−ブロモ−
    6−メトキシ−2−ナフチル、4−クロロ−フェニル、
    4−ジフルオロ−メトキシ−フェニル、6−ヒドロシキ
    −2−ナフチル、および5−ブロモ−6−ヒドロキシ−
    2−ナフチル、および好ましくは カルボニル基体が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、好ましくは 立体特異性試薬が(+)−4−ジメチルアミノ−3−メ
    チル−1,2−ジフェニル−2−ブタノール;2,2′
    −ジヒドロキシ−1,1′−ジナフチルもしくは(1S
    ,2S)−(+)−2−アミノ−1−フェニル−プロパ
    ン−1,3−ジオールもしくは(1R,2R)−(−)
    −2−アミノ−1−フェニル−プロパン−1,3−ジオ
    ールもしくはS−(−)−1,1′−ジフェニル−プロ
    リノールであり、立体特異性試薬用の、キラル複合化剤
    と結合した還元剤が下記群: 好ましくはa)LiAlH_4、LiBH_4、NaB
    H_4およびKBH_4、LiAlH_4, b)NaAlH_4,AlH_3,THF,Mg(Al
    H_4)_2,BH_3THF,c)Al(BH_4)
    _3、THF;Ca(BH_4)_2、THF;Sr(
    BH_4)_2、Et_2O;Ba(BH_4)_2−
    Et_2O(THF)から選択され、好ましくは、立体
    特異性試薬が、BH_3THFとS−(−)−1,1−
    ジフェニル−プロリノールの複合体、LiAlH_4と
    (+)−4−ジメチルアミノ−3−メチル−1,2−ジ
    フェニル−2−ブタノールの複合体、またはLiAlH
    _4と2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ジナフチル
    の複合体を形成する、 ことを特徴とする請求項1記載の方法。 3、有機溶媒がテトラヒドロフラン(THF)または1
    ,2−ジメトキシエタンまたはエーテル好ましくはジエ
    チルエーテルであり; 立体特異性試薬が分子ふるいの存在下で活性であり; 好ましくはゼオライトが分子ふるいとして用いられ、か
    つ12リング、10リングもしくは8リングによって定
    義される特定の細孔通路(specificporep
    assage)を有し、さらに好ましくは、分子ふるい
    が水および酸素に対して大容量を有し、その結果水に対
    する吸着容量が好ましくは10〜20cm^3/100
    g活性化分子ふるいで、酸素に対する吸着容量が好まし
    くは10〜14cm^3/100g活性化分子ふるいで
    あり、さらに好ましくは分子ふるいのZSM5ゼオライ
    トが用いられ、そして立体特異性触媒量に対する分子ふ
    るいの比が1〜15g/mmol、好ましくは2〜10
    g/mmolおよびさらに好ましくは2g/mmolで
    あり、特に好ましいのは、立体特異性触媒の量に対する
    ZSM−5ゼオライトの比が5g/mmolまたは10
    g/mmolである;ことを特徴とする請求項1もしく
    は2記載の方法。 4、カルボニル基体がLiAlH_4複合体の形成後に
    添加され、好ましくは、立体特異性試薬が、有機溶液中
    複合体として、水素化アルミニウムリチウムと結合して
    存在し、好ましくはLiAlH_4複合体を形成するた
    めに、立体特異性試薬とLiAlH_4を撹拌しながら
    有機溶媒に添加し、好ましくは分子ふるいの存在下でL
    iAlH_4複合体を形成させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかひとつに記載の方法。 5、LiAlH_4の複合体を形成するために、1.0
    〜100mlの立体特異性試薬と、0.5〜15g、好
    ましくは0.5〜10g、特に好ましくは0.5〜5g
    の分子ふるいを10〜100mlの有機溶媒に添加して
    −60〜22℃で溶解し、得られた溶液に、−60〜2
    2℃で連続的に撹拌しながらLiAlH_4の1.0〜
    2.0M溶液の10〜100mlを添加し、均一な懸濁
    液が形成されるまで10〜20rpmの適度で撹拌を続
    け、 好ましくは複合体形成用の還元剤として、請求項2にお
    いて特徴づけられたひとつの還元剤が用いられ、さらに
    好ましくは、均一な懸濁液を−60〜22℃にて5〜1
    00min還流する、 ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    方法。 6、LiAlH_4複合体が形成した後、これを0〜−
    60℃にて、5〜100min撹拌して、カルボニル基
    体の反応でR−(−)形のカルビノールを得るか、また
    はLiAlH_4複合体を生成させた後、これを0〜2
    2℃にて、10〜100min静置するか、もしくは1
    0〜100min撹拌してS−(+)形のカルビノール
    を得るか、または LiAlH_4複合体をエーテルもしくはTHFの溶液
    中で−7℃〜0℃にて8時間静置し、次いでカルボニル
    基体を添加してS−鏡像体のカルビノールを得るか、ま
    たは LiAlH_4複合体を0℃〜−60℃にて0〜10分
    間で形成させ、その後、カルボニル基体を添加してカル
    ビノールのR−鏡像体を得、好ましくはカルボニル基体
    の反応が酸素と水なしで行われる、 ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の
    方法。 7、LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0
    :0. 2〜1.0:3.0であり、好ましくはLiAlH_4
    :立体特異性試薬のモル比が1.0:23〜1.0:2
    .5であり、さらに好ましくはLiAlH_4複合体:
    カルボニル基体のモル比が1.0:0.2〜1.0:2
    .5もしくはLiAlH_4複合体:カルボニル基体の
    モル比が1.0:2.5であるか、または LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0:0
    .7または LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0:1
    .0または LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0:2
    .0または LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0:2
    .5または LiAlH_4:立体特異性試薬のモル比が1.0:3
    .0および特に好ましくは、 メトキシおよび/または塩素および/または臭素および
    /またはフッ素の置換基がカルボニル基体のアリール基
    に存在する場合、有機溶媒として、ベンゼンもしくはト
    ルエンもしくはペンタンもしくはヘキサンが用いられる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の
    方法。 8、a)得られた鏡像体のRもしくはS−カルビノール
    を立体特異性ハロゲン化反応に付して鏡像体のRもしく
    はS−ハロゲン化物を得、 b)得られたハロゲン化物を、生成する金属有機化合物
    にその立体配置を残しながら、金属化反応に付して、次
    いで c)得られた金属有機化合物を炭酸化反応に付してその
    立体配置を残して最終生成物を得る、ことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。 9、光学的に純粋で活性なハロゲン化物が少なくとも8
    0%であり、 好ましくはS−カルビノールを、SO_2Cl_2、S
    O_2Br_2、SOBr_2、SOCl_2もしくは
    塩化シアヌルによって、少なくとも95〜98重量%の
    S配置のハロゲン化物を有するSハロゲン化物に変換す
    るか、または R−カルビノールを、SO_2Cl_2、SO_2Br
    _2、SOCl_2、SOBr_2もしくは塩化シアヌ
    ルによって、少なくとも95〜98重量%のR配置のハ
    ロゲン化物を有するRハロゲン化物に変換するか、また
    は R−もしくはS−カルビノールを、ピリジンと水の存在
    下、SO_2Cl_2、SO_2Br_2、SOCl_
    2、もしくはSOBr_2によって、少なくとも95〜
    98重量%のSもしくはR配置のハロゲン化物を有する
    S−もしくはR−ハロゲン化物に変換する、ことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。 10、立体特異性ハロゲン化が、塩化チオニル、臭化チ
    オニルもしくは塩化シアヌルの存在下、無水1,4−ジ
    オキサンもしくは乾燥ピリジン中で行われ、さらに好ま
    しくは 鏡像体のカルビノールを、微粉末の塩化シアヌル(1モ
    ル)もしくは塩基の存在下、カルビノールの沸点以上1
    0〜20℃の温度に加熱し、1〜1.5時間後、この反
    応混合物を冷却し、濾過して高真空度下で蒸発し、金属
    化と炭酸化を行い、さらに好ましくは 立体特異性ハロゲン化が、対応するモルの塩化チオニル
    もしくは臭化チオニルによって、−10〜−20℃、好
    ましくは−20℃で行われ、次いで金属化と炭酸化が行
    われる、 ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の
    方法。 11、a)R−もしくはS−ハロゲン化物を、エーテル
    もしくはTHF溶液中、4〜15℃でマグネシウムと反
    応させて、そのSもしくはR配置を残したままで、対応
    するR−もしくはS−金属有機グリニヤール化合物に変
    換し、 b)CO_2を、該グリニヤール化合物を含有する前記
    溶液を通過させて、最終生成物を得て、次いで好ましく
    は Sハロゲン化物を、S配置の有機マグネシウムハロゲン
    化物を少なくとも90重量%含有する有機S−マグネシ
    ウムハロゲン化物に変換し、さらに好ましくは、 R−ハロゲン化物を、R配置の有機マグネシウムハロゲ
    ン化物を少なくとも90重量%含有する有機R−マグネ
    シウムハロゲン化物に変換し、請求項1のSもしくはR
    −鏡像体を、SもしくはR−マグネシウムハロゲン化物
    の溶液に二酸化炭素を導入し、少なくとも95〜98重
    量%のSもしくはR配置のカルボン酸を有するSもしく
    はR−カルボン酸を生成させることによって得る、こと
    を特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の方
    法。 12、金属化をメチルリチウムで行うかまたは金属化を
    水銀化合物で行い、好ましくは 水銀化合物としてHgCl_2、HgBr_2、Hg(
    CN)_2もしくはHg(SCN)_2を用い、さらに
    好ましくは、R−ハロゲン化物を、R配置の有機水銀ハ
    ロゲン化物を少なくとも95〜98重量%含有する有機
    R−水銀ハロゲン化物に変換し、さらに好ましくは、S
    −ハロゲン化物を、S配置の有機水銀ハロゲン化物を少
    なくとも95〜98重量%含有する有機S−水銀ハロゲ
    ン化物に変換するか、または SもしくはRハロゲン化物を、SもしくはR配置の有機
    水銀ハロゲン化物を少なくとも95重量%含有する有機
    SもしくはR−水銀ハロゲン化物に変換する、 ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載
    の方法。 13、鏡像体のRもしくはS−ハロゲン化物を、トリフ
    ェニルホスフィン(Ph_3P)の存在下、テトラカル
    ボニル鉄(−II)酸ナトリウム[Na_2Fe(CO)
    _4]と反応させて下記中間体: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生成させ、これをヨー素水で酸化して対応する酸に変
    化し、次いで好ましくは、 鏡像体のRもしくはSハロゲン化物を、モル量のトリフ
    ェニルホスフィン(Ph_3P)と第二級アミンとの存
    在下、テトラカルボニル鉄(−II)酸ナトリウム[Na
    _2Fe(CO)_4]によって、対応するアミドに変
    換させ、さらに好ましくは、 上記テトラカルボニル鉄(−II)酸ナトリウムは、Fe
    (CO)_5をTHF中のナトリウムアマルガム(Na
    Hg)で処理することによって製造し、また好ましくは
    第二級アミンとして、C_1−C_8のアルキル基を有
    する低級n−ジアルキルアミンを用い、特に好ましくは
    第二級アミンとしてジメチルアミン、ジエチルアミンも
    しくはジブチルアミンが用いられることを特徴とする請
    求項1〜12のいずれか1つに記載の方法。 14、鏡像体のRもしくはS−ハロゲン化物をCOの存
    在下、Na_2Fe(CO)_4と反応させて下記式:
    ▲数式、化学式、表等があります▼ の中間生成物を形成させ、これを酸素もしくはNaOC
    lと反応させ次いで酸加水分解に付して、対応する鏡像
    体の酸に変換するか、または 鏡像体のRもしくはS−ハロゲン化物を、アルコールも
    しくはその複合塩基の存在下、下記反応▲数式、化学式
    、表等があります▼ 但しHalはBr、ClもしくはI ROHはブタノール R^1はアリール基 にしたがって、ニッケルカルボニル[Ni(CO)_4
    ]によって変換させる、 ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載
    の方法。 15、R−ハロゲン化物を、S配置のカルボン酸を少な
    くとも95〜98重量%含有する対応するS−カルボン
    酸に変換し、好ましくは R−ハロゲン化物を、水に溶解したシアン化ナトリウム
    もしくはシアン化カリウムによって、対応するS−シア
    ン化物に変換し、さらにNaOHとH_2O_2で対応
    するS−カルボン酸に変換し、さらに好ましくは、 S−ハロゲン化物を、水に溶解したシアン化ナトリウム
    もしくはシアン化カリウムで、対応するR−シアン化物
    に変換し、さらにNaOHとH_2O_2で対応するR
    −カルボン酸に変換し、さらに好ましくは、 S−ハロゲン化物を、シアン化水銀(II)で、S配置の
    水銀有機シアン化物を少なくとも95重量%含有する対
    応するS−シアン化水銀に変換し、さらに好ましくは、 光学的に活性なR−カルビノールを、シアン化水銀(I
    I)の存在下、S配置の有機シアン化水銀を少なくとも
    95重量%含有する対応するS水銀有機シアン化物に変
    換する、 ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載
    の方法。 16、最終生成物がイブプロフェンもしくはナプロキセ
    ンであることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1
    つに記載の方法。 17、塩が、化学量論的比率が1:1の2−アリールア
    ルカン酸とD−グルカミンの複合体であって、S配置の
    複合体を少なくとも70〜95重量%、特に好ましくは
    少なくとも90重量%含有しているか、またはさらに好
    ましくは、 塩が、化学量論的比率が1:1の2−アリールアルカン
    酸とD−リバミンの複合体であって、S配置の複合体を
    少なくとも70〜98%、特に好ましくは少なくとも9
    0重量%含有しているか、またはさらに好ましくは、 塩が、2−アリール−アルカン酸と、連鎖長がC_1_
    4−C_1_6のカチオン界面活性剤との複合体である
    か、またはさらに好ましくは、 塩が、化学量論的比率が1:1の2−アリール−アルカ
    ン酸とヘキサデシルピリジニウムの複合体であって、少
    なくとも70〜98重量%のS配置の複合体を含有し、
    さらに好ましくは、 塩が、化学量論的比率が1:1の、2−アリール−アル
    カン酸とベンゼトニウムとの複合体であり、S配置の複
    合体を少なくとも70〜98重量%含有する、 ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載
    の方法。 18、塩が抗微生物活性を示すことを特徴とする請求項
    1〜17のいずれか1つに記載の方法。 19、複合体が、1×10^−^2M/l〜1×10^
    −^4M/lの臨界ミセル濃度(CMC)で表面活性を
    有し、好ましくは、 1:1複合体がS−(+)−イブプロフェンとR−リシ
    ンとからなり、S−(+)−イブプロフェンの光学純度
    が94〜98%であり、さらに好ましくは、1:1複合
    体がS−(+)−ナプロキセンとR−リシンとからなり
    、S−(+)−ナプロキセンの光学純度が94〜98%
    であり、さらに好ましくは、1:1複合体がS−(+)
    −イブプロフェンとR−アルギニンとからなり、S−(
    +)−イブプロフェンの光学純度が94〜98%であり
    、さらに好ましくは、 1:1複合体がS−(+)−ナプロキセンとR−アルギ
    ニンとからなり、S−(+)−ナプロキセンの光学純度
    が96〜98%であり、さらに好ましくは、1:1複合
    体がS−(+)−イブプロフェンとN−メチル−2−D
    −グルコサミンとからなり、S−(+)−イブプロフェ
    ンの光学純度が94〜98%であり、さらに好ましくは
    、 1:1複合体がS−(+)−ナプロキセンとN−メチル
    −α−D−グルコサミンとからなり、さらに好ましくは
    、 1:1複合体がS−(+)−イブプロフェンとN−メチ
    ル−α−D−ガラクトサミンとからなり、さらに好まし
    くは、 1:1複合体がS−(−)−ナプロキセンとN−メチル
    −α−D−ガラクトサミンとからなり、さらに好ましく
    は、 1:1複合体がS−(−)−イブプロフェンとコリンと
    からなり、さらに好ましくは、 1:1複合体がS−(−)−ナプロキセンとコリンとか
    らなり、一方好ましくは、 S−イブプロフェンおよびS−ナプロキセンの無機塩特
    にアルカリ塩とアルカリ土類塩を用い、さらに好ましく
    は S−(+)−イブプロフェンとS−(+)−ナプロキセ
    ンのマグネシウム塩が用いられ特に好ましくは、 S−(+)−イブプロフェンとS−(+)−ナプロキセ
    ンのナトリウム塩を、10%(w/w)炭酸ナトリウム
    の存在下で用いる、 ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1つに記載
    の方法。 20、請求項1〜19のいずれかひとつに記載の方法で
    製造した生成物の、抗炎症活性と解熱活性を有する医薬
    化合物の製剤用いる用途。
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