JPS6072976A - 水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤 - Google Patents

水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤

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JPS6072976A
JPS6072976A JP18015983A JP18015983A JPS6072976A JP S6072976 A JPS6072976 A JP S6072976A JP 18015983 A JP18015983 A JP 18015983A JP 18015983 A JP18015983 A JP 18015983A JP S6072976 A JPS6072976 A JP S6072976A
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JP
Japan
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aluminum hydride
reducing agent
lithium aluminum
asymmetric
ether
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JP18015983A
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English (en)
Inventor
Atsuro Terajima
孜郎 寺島
Motoshi Kawasaki
元士 川崎
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤に関
する。更に詳しくは、本発明は非プロトン性溶媒中、一
般式 (式中、几1は低級アルキル基を、Phはフェニル基を
表わす。*は不斉炭素原子であることを示す。)で示さ
れる光学活性なN−置換エフエトリンと一般式 H (式中%R2は低級アルキル基又はベンジル基を表わす
。)で示されるアミノピリジン誘導体とを水素化アルミ
ニウムリチウムに反応させて得られる新規水素化アルミ
ニウムリチウム系不斉還元剤に関する。
本発明の水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤はケ
トン基を有する化合物を対応する光学活性アルコールに
誘導する際の不斉還元剤として有用であり、殊に環状構
造式にケトン基を有する化合物(以下環式ケトンと略記
する。)のケトン基の不斉還元剤として有用である。ケ
トン基を有する化合物を対応するアルコールに誘導する
ための還元剤は従来から多数知られておシ、例えば水素
化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホ
ウ素亜鉛、水素化アルミニウムリチウム、水素化トリー
tert−ブトキシアルミニウムリチウム、水素化ビス
(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムなど
が例示できる。これらの生じた水酸基に結合している炭
素原子が不斉炭素となり、絶対配置が几−配置のものと
8−配置のものとの等葉温合物、すなわちラセミ体のア
ルコールが得られることになる。しかしながら医薬、農
薬、香料などの生理活性物質では一方の対掌体のみがす
ぐれた生理活性を示すことが多く、従ってもう一方の対
掌体は必費とされないことが多い0 このような理由から2mの対掌体のうち一方のみを立体
選択的に得ることを目的としてケトン基の不斉還元剤の
開発が従来から活発に行われており、その結果水素化ア
ルミニウムリチウムを光学活性化合物で部分分解した各
種の水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤が開発さ
れている。
(J−P−Vigneron and 1. Jacq
uet、 Tetrahe−dron 32+ 939
 (1976) ;M、Asami、 and T。
Mukaiyama+ Heterocycles、 
12499 (1979); ■も−Noyori、1
. ’l’omino、and M−NiN15hiz
a。
J、 Am、 Chem、 Soc、 、 101,5
843 (1979) ;N、Tanno and S
、 Terashima+ ehem、 Pharm。
Bu口、 31 837 (1983,))。これらの
不斉還元剤はアセトフェノン、プロピオフェノンなどの
芳香族ケトンあるいはケトン基が二重結合および三重結
合と共役している鎖式α、β−不飽和ケトンを光学収率
および化学収率よ〈不斉還元し対応する光学活性アルコ
ールを生成するが、2−シクロヘキセン−1−オン、2
−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、α−テトラ
ロン、β−テトラロン、インダノンなど環式ケトンのケ
トン基の不斉還元には光学収率が低くなるためほとんど
応用できないのが通例である。また環式ケトンの不斉還
元を高光学収率で行い得る試薬として4−アニリノ−3
−メチルアミノ−1−ブタノールで部分分解した水素化
アルミニウムリチウム系不斉還元剤(佐藤債夫、後藤嘉
彦、藤沢有、日本化学会第47春季年会、1983年要
旨集、854頁(:3D27)が開発されているが、不
斉源である4−アニリノ−3−メチルアミノ−1−ブタ
ノールの合成に多段階を要する点が難点である。
環式ケトンのケトン基を不斉還元して得られる光学活性
環式アルコールは、医薬、農薬、香料などの型費な合成
中間体となシ得るのみならず2セミ体カルボン酸などの
分割剤としても大変有用なものである(特開昭51−1
43611号および51−149203号参照)。本発
明者らは殊に光学活性環式アルコールの有用性を考慮し
、これらの光学活性体を環式ケトンの不斉還元で光学お
よび化学収率よく生成するすぐれた不斉還元剤を開発す
べく鋭意検討を重ねたのである。その結果、本発明者ら
は環式ケトンのケトン基の不斉還元において工業的にも
実施容易なすぐれた不斉還元能を有する水素化アルミニ
ウムリチウム系不斉還元剤を見出し、本発明を完成した
のである。
本発明の水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤(以
下単に不斉還元剤と称す。)は前記した如く、非プロト
ン性溶媒中、前記一般式α)で示される光学活性なN−
置換エフエトリンと、一般式(2)で示されるアミノピ
リジン誘導体とを水素化アルミニウムリチウムに反応さ
せることにより製造することができる。
前記一般式(I)で示される光学活性なへ一置換エフェ
トリンの置換基几1としてはメチル、エチル、プロピル
、インプロピル、ブチル、tert−ブチル、インブチ
ル、5ec−ブチル、ペンチル等の炭素数1〜5個を肩
する直鎖若しくは分枝鎖状低級アルキル基を例示するこ
とができる。例えば光学活性なN−メチルエフェドリン
は安価に大量入手可能な(→あるいは(→−エフェドリ
ン金ホルマリン容易に得ることができる。
前記一般式(6)で表わされるアミノピリジン誘導体の
置換基R2としてはメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、tert−ブチル、イノブチル、5e
C−ブチル、べブチル等の炭素数1〜5個を肩する直鎖
若しくは分枝鎖状低級アルキル基及びベンジル基を例示
することができる。
前記一般式(2)で表わされるアミノピリジン誘導体は
工業的にも実施可能な方法で容易に合成できる化合物で
ある。
反応を行なう際は水素化アルミニウムリチウムに対して
一般式α)で表わされるN−置換エフエトリンt−1当
量比、一般式(2)で表わされるアミノピリジン銹導体
t″2当量比用いて行うことが効率よ〈目的物が得られ
る点で好ましい。
本発明の不斉還元剤を製造するには非プロトン性溶媒中
で行なうことが必要であシ、例えはジメチルエーテル、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジグライム、
メチラール、トルエンなどが用いられ好適にはジエチル
エーテルが用いられる。反応温圧は0〜100Cで十分
であるが目的物を効率よく得るには好ましくは室温〜4
0Cで行&る。また反応時間は特に限定されるものでは
ないが1〜3時間行えば十分である。
尚、目的物を収率よく得るには窒素あるいはアルゴンの
如き不活性気体雰囲気下、無水の条件で反応を行うこと
が好ましい。
原料として使用する水素化アルミニウムリチウムは、こ
の種の水素化アルミニウムリチウム系還元剤の製造にお
いては調製に手間のかかる溶液として使用されるのが通
例であるが、本発明の不斉還元剤の製造においては溶液
として使用せずとも反応m液中懸濁させて使用しても十
分・であシ、工業的製造に好適なものである。この様に
して得られる本発明の不斉還元剤は次の如き一般式(式
中、kLl、l(,2およびyhは前述の通りである)
で示される構造式を有するものと推定される。このよう
にして得られる本発明の不斉還元剤は反応溶媒から単離
せず、反応溶媒甲に一部懸濁させたまま次の還元反応に
使用される。
本発明の不斉還元剤による還元反応は、窒素あるいはア
ルゴンの如き不活性気体雰囲気下、無水条件のもと14
9=11しる。
本発明の不斉還元剤の反応に用いる量はケトン基を有す
る化合物1当量に対して1当世以上の割合であれはいく
らでも良いが、効率よく行なうには1〜5当量の割合が
好ましい。反応溶媒としては反応に関与しないものであ
れは特に限定されないが、ジメチルエーテル、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジグライム、メチラー
ル、トルエン等を用いることができる。反応温度は一1
OO〜100Cで行いうるが5を学収率艮く光学活性ア
ルコールを得るには−45〜−100Cで行う方が好ま
しい。反応時間は特eこ限定されないが1〜6時間行え
は十分である。
このような鍮件下不斉還元反応を行った後、反応液に@
改、威酸といった鉱酸の水溶液を加え、肩機層を分取し
、洗浄、乾燥、有機溶媒減圧留去、ついで必要に応じて
カラムクロマトグラフィー、#留などで梢製し目的とす
る光学活性アルコールを収率↓く得ることができる。ま
た生成する光学不斉還元反応を行りた後、反応液に、メ
タノール、水、15%水酸化す) IJウム水溶液、水
を順次加え、濾過し、p液をS縮して得られる残渣をカ
ラムクロマトグラフィー、蒸留などによって棺製すれば
、目的とする光学活性アルコールが収率よく得られる。
以下、参考例及び実施例によp本発明を詳述するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 1Vle 2LM IJt−1 ←)−エフェドリン塩酸塩(100g、0.50mol
e)を水100+a6 VC# Wfし、このものに水
酸化ナトリウム(23,OL 0.55tno l e
) f溶解した水浴液(100ゴ)を加える。ついで9
8%ギ酸(69,0g、 1.5mole)t”加えて
10分間攪拌したのち、35%ホルマリン水溶液(51
,0g、0.60mole)を加え攪拌下2時間煮沸し
た。冷後粒状水酸化す) IJウムを加えてpH)13
とし、水(4001d)で希釈したのち酢酸エチル(4
00++Jx3)で抽出した。抽出′eを合わせ飽第1
】重そう水(6(lJX2)、飽和食塩水(100aJ
X3)で洗い、無水炭酸カリウムで乾燥した。濾過し、
溶媒を減圧留去して粗製の(→−N−メチルエフェドリ
ンを無色粉末(90g)として得た。このものをメタノ
ールから再結晶し、純粋な(−J−N−メチルエフェド
リンを無色柱状晶として47′co収量82.5g (
93チ)In+ p−85〜86tl−(α〕” −3
0,2°(C=4.48゜1VeOH) (K、Nak
ajima+ 日本化’A11M 、8 i 。
1476 (1960) : mp、87〜88C1[
α〕、30−29.5゜(c=4.5.MeOH))。
参考例2 無水酢a2 (130gx 1.27tnole)と9
8%ギ酸(59gv 1.27mole)を混合し、7
0Uで30分間攪拌す゛る。藁温まで放冷後、2−アミ
ノピリジ7 (60g、0.64mole)を加え60
Gで12時間攪拌した。冷後反応液を炭酸水素ナトリウ
ム(323g、 2.54mo l e) ′を水(1
000rILl)に懸濁させた中に水冷下注加した。酢
酸エチル(300dX3)で抽出し、抽出液を合わせ、
飽和食塩水(loOdx3)で洗い、無水硫敵マグネ7
ウムで乾燥、濾過留去して2−ホルムアミドピリジンを
白色粉末品として得た。収i78.7g(定量的収率)
一部をエタノール−ヘキサンから再結晶して純粋な2−
ホルムアミドピリジンを無色柱状晶として得たo m、
p、70〜71 CCk−E、Tschitschib
−abin 、 et al、、 Chem、 Ber
・+ 64+ 2839(1931):m−p、71C
)− 水素化ナトリウム(60%オイルディスパージョン) 
(2,64g166mmo l e)を懸濁サセタシメ
テルホルムアミド(200IILl)に水冷下2−ホル
ムアミドピリジ:/ (7,OOg、57mmole)
を加え、室温にて30分間攪拌した。4ocで臭化エチ
ル(14,5g、133mmole)を加え、そのまま
24時間攪拌した。ジメチルホルムアミドを減圧下留去
し、残渣をエーテルC300m1)で希釈した。エーテ
ル浴液は15%水酸化ナトリウム水溶液(50dX3)
、飽和重そう水(501+14!Xi)で順次洗い無水
硫酸マグ不シウみで乾燥した。濾過留去すると粗製のへ
−エチルーN−(2−ピリジル)ホルムアミドが淡黄色
オイルとして得られた。これを濃塩酸(8IILl)と
水(8d)の混合液中にあけ3時間煮沸した。冷後水(
100mJ)で希釈し、エーテル(50InlX 1 
)で洗浄した。水J!11を粒状水酸化ナトリウムを加
えてpH)13とし、エーテル(100mX2)抽出し
た。エーテル抽出液は合わせて、15%水酸化す) I
Jウム水溶液(30dX1)、飽和重そう水(30ゴx
1)で洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、留
去し黄色オイル(6,5g)を得た。これをカラムクロ
マトグラフィー(シリ′カゲル、酢酸エチルーヘキサン
l:2)で精製し2−エチルアミノピリジンを淡黄色オ
イルとして得た。収量5.4g(77%)。このものを
蒸留に付すと純粋な2−エチルアミノピリジンが無色オ
イルとして得られた。b、 p、76C(4mmHg)
 (F、 F、 B11cke、 etal−+ J−
Am−Chem、8oc、、68 905.(1946
):b−p−95〜99C(12mmHg)) 参考例3 水素化ナトリウム(50%オイルディスパージョン) 
(28,0g、 0.58mo leをテトラヒドロン
ラン(2,5J)に懸濁し、室温攪拌下、2−アミノピ
リジy (50,0g、 0.53mo le) ’に
加L*。30分間煮沸したのち、油浴を除去し臭化エチ
ル(63,7gs O,58rno l e) t−煮
沸攪拌下部下した。30分間撹拌したのち、テトラヒド
ロンランを減圧にて留去し、残液に氷と濃塩酸(100
++4り1に加えた。へ、キサy(50dx2)で洗浄
後、水層を粒状水酸化ナトリウム(64g)を加えてp
H)13とし、エーテル(200mlx3)で抽出した
。エーテル層を合わせ、15%水酸化す) IJウム水
溶液(50+1lX1)で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。濾過、溶媒留去し、黄色オイル(82g)
を得た。これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
、酢酸エチル−ヘキサンおよび酢酸エチル)で精製し、
2−ジエチルアミノピリジンと2−二チルアミノピリジ
ンの混合物(4: 1 ) (27,5g)と2−エチ
ルアミノピリジン(25,4g、 39%)をそれぞれ
黄色オイルとして得た。後者のオイルを蒸留すると純粋
な2−エチルアミノピリジンが無色オイルとして得られ
た。b−p、 76G(4mmHg)(F、 F、 B
11cke、 et al、 、 J、Am、 Che
m、 8oc、 s68.905 (1946):b、
i)−95〜991:’(12mmHg))参考例4 水素化ナトリウム(50%オイルディスパージョン)(
4,5g、94mmole)をテトラヒドロフラン(5
00d)に懸濁し、室温攪拌下2−アミノピリジ7 (
8,0g、85mmole)f:加える030つ 分間煮沸したのち、油浴を除去し、ヨ”F−化n −プ
ロピル(14,4g、 85mmole)tl−煮沸攪
拌下滴下した。1時間攪拌したのち、テトラヒドロフラ
ンを減圧にて留去し、残渣に水(100#+7)と濃塩
酸(301nl)を加えた。ヘキサン(5QIl+A!
X 2 )で洗浄後、水層を粒状水酸化ナトリウムを加
えてp)()13とし、エーテル(200ilx2)で
抽出した。エーテル層を合わせ、15チ水酸化ナトリウ
ム水溶液(20ilxt)で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濾過したのち溶媒を留去し、黄色オイル
(l1g)を得た。これをカラムクロマトグラフィー(
シリカゲル、酢酸エチル−ヘキサン1:3〜1:1)で
精製し、2−ジ−n−プロピルアミノピリジン(2,4
0g116%)と2−n−プロピルアミノピリジン(5
,50g、48%)をそれぞれ淡黄色オイルとして得た
。後者のオイルを蒸留すると純粋な2−n−プロピルア
ミノピリジンが無色オイルとして得られた。bp 13
01:’(2,0mmHg)(浴温) IRv”m 1
 。
max cm 。
3270.2950.1600.1500,1440.
770゜NM几(in CDCl 3) :0.97 
(3H,t、 J=7Hz。
CH3)、1.60 (2H,m、CH2CH2CH3
)。
3.0〜3.3 (2H,m、 N1−(C1−12)
 、 4.73 (b r s 。
1)L NH) + 6.2〜6.6 (2H+ m、
 aromat 1cproton s)、 7.2〜
7.5 (IH+ m、 a roma t 1cpr
oton) + 7.9〜8.1 (LH,m、 ar
omoticproton)、 Mass:m/e:1
36(M+)。
107゜ 参考例5 2−アミノピリジン(15,0g、0.159情mol
e)を99%ギ[(30rrLl)に溶解し、ベンズア
ルデヒド(17,0g、0.160mmole)を加え
た後、煮沸攪拌した。6時間後、過剰量の水酸化ナトリ
ウムを溶解した水溶液に攪拌下加え、析出した黄色固体
を炉取し、減圧下乾燥した。収量26goこのものをエ
タノール(120Inl)に加熱溶解し、今後析出する
淡黄色針状晶を炉取して粗製の2−ベンジルアミノピリ
ジンを得た。収i21 g (72%)この淡黄色針状
晶を酢酸エチル(509m )に溶解し、15%水酸化
ナトリウム水溶液(30dX2)。
飽和食塩水(5Qmj!X3)で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。濾過、留去して得られる淡黄色結
晶をエタノール(301114りから桝結晶し、純粋な
2−ベンジルアミノピリジンを得た。収量14.5g(
50%) 1mp 92〜93t:’ (A、 E。
Tschitschibabin、 et at、、C
hem、 Ber−+611、 9−R’AOrlQQ
l) :+nnQ A ?”’ ) 。
実施例1 アルゴン雰囲気下、水素化アルミニウムリチウA (3
761n?、9.9mmo l e)に無水エーテル(
8,5tnl)ft加え、これに煮沸攪拌下(→−N−
メチルエフェドリン(1,94g、10.8mmole
)の無水エーテル溶液(14d)を滴下し、そのまま煮
沸攪拌を1時間行った。これに2−エチルアミノピリジ
ン(2,64g、21.6mmole)(D無水エーテ
ル溶液(8,5d)を煮沸攪拌下部下し、さらに1時間
煮沸攪拌を行うと、水素化アルミニウムリチウム系不斉
還元剤を一部懸濁状態として含むエーテル溶液を得た。
このエーテル懸濁溶液は直ちに不斉還元yc使用した。
実施例2 アルゴン雰囲気下、水素化アルミニウムリチウA (3
76#、9.9mmole)に無水エーテル(8,5#
LA’)金加え、これに煮沸攪拌下←)−N−メチルエ
フェドリノ(1,83g、 10.2mmo l e)
の無水エーテル溶液(14d)を滴下し、そのまま煮沸
攪拌を1時間行った。ついで、2−n−プロピルアミノ
ピリジン (2,78g、 20.4mmo監e)の無
水エーテル溶液(8,5#L7りを煮沸攪拌下部下し、
さらに1時間煮沸攪拌を行うと、水素化アルミニウムリ
チウム系不斉還元剤を一部懸濁状態として含むエーテル
溶液を得た。このエーテル懸濁溶液は直ちに不斉還元に
使用した。
実施例3 アルゴン雰囲気下水素化アルミニウムリチウム(376
#v、 9.9mmole)に無水エーテl (8,5
#IJ)を加え、これに煮沸攪拌下(→−N−メチルエ
フェドリン(1,83g、10.2mmole)の無水
エーテル溶液(14m) ′4c滴下し、そのまま煮沸
攪拌を1時−間行っブこ。ついで2−ベンジルアミノピ
リジン(3,76g 、 20.4mmo l e)の
無水エーテル溶液沸攪拌を行うと、水素化アルミニウム
リチウム系不斉還元剤を一部懸濁状態として含むエーテ
ル溶液を得た。このエーテル懸濁溶液は直ちに次の不斉
還元に使用した。
実施例4 実施例1に従って調製した水素化アルミニウムリチウム
系不斉還元剤のエーテル懸濁溶液を一78Cに冷却し、
これに2−シクロヘキセン−1−オン(288り、3.
0mmole)の無水エーテル溶液(3d)を5分間で
滴下した。−780で3時間攪拌したのち、メタノール
(0,5ml )を加えて一78℃で5分間攪拌した。
ついで3N−塩酸(35+IIg )を−78’Cで加
え冷浴を除去したのち、OCにてエーテル(30I+I
l)で抽出した。水層を更にエーテル(30罰X2)で
抽出し、抽出液を合わせて1多塩酸、飽和通そう水、飽
第11食塩水で順次洗い、つづいて無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。
p過、留去すると粗製の■(+)−2−シクロヘキセン
−1−オールを淡黄色オイル(340#v)として得た
。このものをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、
−−テア・−ゝ=/1.+9)および蒸留にて鞘製しI
JT)C+) −2−シクロヘキセン−1−オールを無
色オイルとして得た。bp 150C(100mmHg
) (浴温)・収量239mtC81,%)・〔α几0
+110°(c=0.60. CHCl 3)、光学純
良100%の(Sン←)−2−シクロヘキセン−1−オ
ールは〔“〕D −112,0°(C=0.60. C
14C13)を示すので(8、Yaruada、 et
 al−+ Chem、 Pharm、 Hul l 
23.2539 (1975)、不斉遍うCで得られた
αす(→−八・h−−」−1−・−−1−−レー鱈、/
7’l−鳥一さlυ9シシト98チである。I几ν誌’
x an−’:3370+ 2950+CHOH)、5
.5〜6.0 (2H,m、CH=CL−1)。
実施例5 実施例2に従って調製した水素化アルミニウムリチウム
系不斉還元剤のエーテル懸濁溶液ft−78Cに冷却し
、これに2−シクロヘキセン−1−オンC288M、3
.0mmole)の無水エーテル溶液(3+ug)t5
分間でン闇下した。−78Uで3時間攪拌したのち、実
施例4と同様に処理し、粗製の0(ト)−2−シクロヘ
キセン−1−オールtfk黄色オイル(298■)とし
て得fc。このものをカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、エーテルーベンタン1:2〜1:1)および蒸
留にて精製し、C9(→−2−シクロヘキセンー1−オ
ールを無色オイルとして得た。収t198〜(67チ)
。bp 110C(20mmt−Lg )(浴温)。 
〔α)晶’+1030(C=0.5810HCI3)、
光学収率92チ 実施例6 実施例3に従って調製した水素化アルミニウムリチウム
系不斉還元剤のエーテル懸濁溶液を一78Cに冷却し、
これに2−シクロヘキセン−1−オン(288IIq、
 3.0mmole)の無水エーテル溶液C3mA >
を5分間で滴下した◇−780で3時間撹拌したのち、
実施例4と同様に処理し粗製の(H)(+) −2−シ
クロヘキセン−1−オールを淡黄色オイル(2904)
として得た。このものをカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル、酢酸エチル−ベンゼン 2:3)および蒸留
にて精製し、(ロ)(→−2−シクロヘキセンー1−オ
ールヲ無色オイルとして得た。収量175”f (60
%)o bp 110℃(20mmHg)(浴温)、〔
α)晶0+’103’(c=0.58. CHCl 、
)。光学収率92チ。
実施例7 実施例1に従9て調製した水素化リチウムアルミニウム
系不斉還元剤のエーテル溶液を一78Cに冷却し、これ
に2−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン(330
aF% 3.0mmole)の無水エーテル溶液(3t
rrl )を5分間かけて贋下した。−78υで3時間
攪拌したのち、メタノール(0,5m)を加えて一78
Cで5分間攪拌した。ついで水(0,38m1> 、1
5 %水酸化ナトリウム水溶液(0,38iJ)、水(
1,13iJ)を順次加えて水酸化アルミニウムの自沈
を生成させた。反応液を濾過し、溶媒を留去すると淡黄
潰禦得られた。このものを蒸留に付し、■(+)−2−
メチル−2−シクロヘキセン−1−オールと2−エチル
アミノピリジンの混合物(z、og)tl−得た。これ
をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ベンゼンお
よびエーテル−ベンゼン1:8)で精製し、粗製の(ロ
)(+)−2−メチル−2−シクロヘキセン−1−オー
ルを黄色オイルとして得た。収量275〜(82%)こ
のものを蒸留に利し純粋なαQ(+)−2−メチル−2
−シクロヘキセンー1−オールヲ無色オイルトして得た
o bp、IIOC(15mmHg)(浴温)・〔α〕
ろ0+ 1300(c=1.39. CHCl g) 
i D 、、fil口1 − 1 、 S う e A
 41%ee −j〜−NMR(in C1)C1a)
δ: 1.10〜2.30 (10H,m。
このものの光学収率は(l(l−3−メチル−2−シク
ロヘキセン−1−イルアセテ−1・K4き、)’Jx(
3−(ヘブタフルオログロビルヒドロキシメチレン)−
d−カンフオラート〕コーーロビウム[111)CEu
 (h f c) 、)の存在下、NM)!、、’Cペ
クトn−f測定することにより、95チ以上と決定した
実施例8〜12 実施例4あるいは7と同様に各棟の環式ケトンを不斉還
元した結果を表1に示す。
表1 *6光学的に純粋な0−3−メチル−2−シクロヘキセ
ン−1−オールは〔α〕晶’+96.0’±0.3°(
C=0.423、CHCl 3) t−示tj ト(K
、 Mori et al、、 Tetrahedro
n、 341901 (1978))をもとに計算。
*2; 光学的に純粋な(8) −1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1−ナフトールは〔α禄’+32.65’
(c=2.5、C)(C13)葡示ずこと〔九GDav
ies and A、 M、 whitel J 、 
Chem、 Soc、。
−1jλ」ト23300Eをもとに台十算。
*3; 光学的に純粋fL(S)−1−インダン−1−
オールが(α)”+34.4°(c=1.97、CHC
l7)を示すこと(W、 Huckel and F’
、 MδssnerlLiebigs Ann−Che
m、 63’L 57 (1960) )をもとに計算
*4; 光学純度はアセテート体に誘導後NM几シフト
試薬(Eu (h f c)3)を用いて決定した。
*a; 1,2,3.4−テトラヒドロ−2−ナフトー
ルt(+)−z−メトキシ−2−トリフルオロメ金 チル−2−フェニル酢酸(MTRA)エステルに導き、
NMRシフト試薬トリス(1,1゜1、2.2.3.3
−ヘプタフルオロ−7,7−シメチルー4.6−オクタ
ンジオナト)ユーロピ17ム(Mu (FOD)、)の
存在下そのもののNMRを測定することによシ決定した
実施例13 実施例1に従って調製した水素化アルミニウムリチウム
糸不斉還元剤のエーテル溶液を一78Cに冷却し、これ
にアセトフェノン(360aF、 3.0mmo l 
e)の無水エーテル溶液(3d)を5分間で滴下り介ヘ
 −フRt”’!f”J賎Jul jlJ抄■各小也 
倫値例4と同様に処理し、溶媒を留去すると、黄色オイ
ル(377q)が得られた。このものをカラムクロマト
クラフィー(シリカゲル、酢2エチルーヘキサンl:4
〜l:2)で精製し、(ロ)(→−1−フェニルエタノ
ールを淡黄色オイルとして得た。収1t35511f 
(97%)。このものを蒸留に付し純粋な(ロ)(+)
−1−フェニルエタノールを無色オイルとして得た。b
、 p−120tll” (5nImHg) (浴温)
〔α〕ろ3+28.20(C=2.23. CH,C1
2)、光学純度100チの(S)(−) −1−フェニ
ルエタノールは〔α)M”−52,50(C=2.27
.cu2e1□)を示すので(U。
Nagai、etal、、Tetrahedron+ 
21+ 1701+(1965))不斉還元で得られた
(口)(+)−1−フェニルエタノールの光学純度は5
4チである。
実施例14 実施例1に従って調製した水素化アルミニウムリチウム
系不斉還元剤のニーデル溶液を一78Cに冷却し、これ
にベンザルアセトン(439〜、3、 Q mmo 1
 e)の無水エーテル溶液(3d)を5分間で滴下した
。−78Cで3時間攪拌したのち実施例4と同様に処理
し、溶媒を留去すると、黄色オイル(409〜)が得ら
れた。このものをカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、酢酸エチル−ヘキサンに4〜1:1)で)肖製し、
(1′Q(+) −4−フェニル−3(6)−ブテン−
2−オールを淡黄色オイルとして得た。収1395#V
 (89%)。このものを蒸留に伺し、純粋な(ロ)←
)−4−フェニル−3(6)−ブテン−2−オールを一
部結晶化した無色オイルとして得たo b、p−150
U(5mmHg)(浴温)。
〔α〕晶0+13.3°(c=4.80. CHCl 
3)。別途に合成した〔α〕る’−18.6°(c =
5.26. CHCl 3)を示す(→(−)−4−フ
ェニル−3(6)−フ゛テンー2−オール CN、Ta
nno and 8− Terashitna、Che
m。
Pharm、 Bull、、 31.、837 (19
83) )の光学純度が、このものを(均一4−フェニ
ル−3@−ブテン−2−イルアセテートに導いたのちト
リス〔3−(ヘプタフルオロプロピルヒドロキシメチレ
ン)−d−カンフォラ−トコユーロピウム(III) 
(Bu(hfc)3)の存在下NMRスペクトルを測定
することにより47%と決定されたので〔α)50+1
3.30(C=4.80. Cl−1c13) 1i−
示す(19(→−4−フェニルーー3(6)−ブテン−
2−オールの光学収率は34%であることが明らかとな
った。
特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非プロトン性溶媒中、一般式 (1 で示される光学活性なN−置換エフエトリンと一般式 で示されるアミノピリジン誘導体とを水素化アルミニウ
    ムリチウムに反応させて得られる水素化アルミニウムリ
    チウム系不斉還元剤(式中、几1は低級アルキル基、P
    hはフェニル基を表わし、几2 ′は低級アルキル基又
    はベンジル基を表わす。*は不斉炭素原子であることを
    示す。)。
JP18015983A 1983-09-30 1983-09-30 水素化アルミニウムリチウム系不斉還元剤 Pending JPS6072976A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03209344A (ja) * 1989-05-16 1991-09-12 Medice Chem Pharm Fab Puetter Gmbh & Co Kg 光学的に活性な2―アリールアルカン酸類、特に2―アリールプロピオン酸類の製造方法
KR100791857B1 (ko) 2005-08-23 2008-01-07 한국화학연구원 금속 수소화알루미늄 유도체 및 이의 제조방법

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