JPS6219582A - γ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法 - Google Patents

γ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法

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JPS6219582A
JPS6219582A JP15952585A JP15952585A JPS6219582A JP S6219582 A JPS6219582 A JP S6219582A JP 15952585 A JP15952585 A JP 15952585A JP 15952585 A JP15952585 A JP 15952585A JP S6219582 A JPS6219582 A JP S6219582A
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Japan
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thiobutyrolactone
alkyl
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Yoichi Taguchi
洋一 田口
Yasuo Suhara
須原 康夫
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はγ−チオブチロラクトン誘導体の製造法に関す
るもので、より詳細にはこれらの化合物を、チイラン化
合物と活性メチレン化合物とを塩基の存在下に反応させ
ることにより簡単にかつ収率よ〈製造する方法に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、γ−チオブチロラクトンの誘導体には殺菌作用、
抗炎症作用を有するものが多数知られており、また重合
の活性化剤としての働きをもつものも知られている(G
et、0ffen、2,059,882)、本発明方法
により得られるγ−チオブチロラクトン誘導体(m)及
び(IV)は加水分解など既知の処理に付すことより容
易にそれらの有用化合物に誘導することができる。また
例えば本発明方法により製造できる3−7セチルー1−
チオ−2−シクロペンタノンが不飽和ポリエステルコー
ティングのプロモーターとして有用であることも報告さ
れている(Ger、0ffen、2,618.8’80
 ) 。
(発明が解決しようとする問題点) このようにγ−チオブチロラクトン誘導体は有用な化合
物であるが、簡単な製造法は知られていなかった。
したがって、本発明の目的はγ−チオブチロラクトン誘
導体の効率的な製造方法を開発することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは反応方法を検討することによりチイラン(
I)と活性メチレン化合物(n)とを強塩基の存在下に
反応させることによりα−位にカルボニル基を有するγ
−チオブチロラクトン誘導体を好収率で製造できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は (式中R1はアルキル基、アリール基、又は水素原子で
あり R2、R3はアルキル基又は水素原子を表わす、
)で示されるチイランと一般式 (式中Rはアルキル基を、R5はアルキル基又はアルコ
キシ基を表わす、)で示される活性メチレン化合物とを
強塩基の存在下で反応させることを特徴とする 一般式 (式中R’  、 R2,R3及びR5は前記と同じ意
味を持つ、R1がアルキル基または水素原子のときは(
m)のみ、R1が7リール基のときは(m)及び(■)
)で示されるγ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法
を提供するものである。
本発明の出発原料であるチイラン化合物(I)は相当す
るエポキシドよりチオ尿素またはチオシアン酸カリウム
を用いて容易に合成でき、活性メチレン化合物(II 
)も多くのものが安価に市販されている。従って化合物
(I)及び(II)を適宜に選択し組合せることにより
R1R2R3及びR5について所望の置換基を導入した
任意のγ−チオブチロラクトン誘導体を製造することが
できる。なお、本発明において、R1−R5は反応に不
活性な置換基でさらに置換されている場合も包含する。
次に本発明における目的化合物(m)及び(IV)の生
成経路を、塩基としてナトリウムエトキシドを用いたイ
ンブチレンスルフィドとマロン酸ジエチルとの反応を例
にとれば下記の式(V)のように表現できる。
本発明の反応は通常、アルカリ性触媒の存在下にて行な
われる。例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアルコキ
シド等が用いられ、適当な溶媒中で室温又は加熱下にて
反応が行なわれる。溶媒としてはアルコール、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド等が用いられる。多くの
場合、適当な溶媒にアルカリ性触媒を加えた後、式(I
I )で示される活性メチレン化合物を前解し、これに
一般式(I)で示されるチイランをゆっくり滴下する。
滴下後そのまま15分ないし5時間反応させ、反応混合
物を水冷した希塩酸中に注いで反応件止し、エーテルで
抽出する。エーテル溶液は一晩無水硫酸ナトリウムによ
り乾燥し、エーテルを留去したのち減圧蒸留することに
より本発明の目的化合物が得られる。かくして得られた
目的化合物は常法により分離される。必要に応じてカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、この純粋品のIR
,NMR,GCを分析することにより確認できる。
本発明により得られるこれらの化合物をそのまま、もし
くは既知の化学処理に付すことにより各種の有用なγ−
チオブチロラクトン類を容易に導くことが可能となった
(発明の効果) 本発明方法よればγ−チオブチロラクトン類を好収率か
つ効率的に製造することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例1 エタノール20mJlにナトリウム0.70gを加えて
ナトリウムエトキシドの溶液を作り、マロン酸ジエチル
6.40gを溶解したのち加熱還流する。この溶液にイ
ンブチレンスルフィド0.44gを1時間かけて滴下し
、さらに1時間還流を続ける。その後放冷し、反応液が
室温まで下ったら濃塩酸4mJ1を加えた氷水100m
u中に反応液を注いで反応を停止させ、エーテルで抽出
する。エーテル溶液は一晩無水硫酸ナトリウムにより乾
燥したのちエーテルを留去し、減圧蒸留により2−エチ
ルオキシカルボニル−4,4−ジメチル−γ−チオブチ
ロラクトンを収率65%で得た。
IR;1730cm−1,1680cm−’CI −H
3による QM  203 N M R; 1.30 (t 、3H、CH3) 1
.57 (s、3HCHJ)1 、 Ei4 (s 、
3H,CH3)、2.17〜2.78(m、2)1.C
I、)3.75〜4 、05(dd、IH,CH)、 
4.25(qual 2H,CH,)実施例2 エタノール20mJlにナトリウム0.70gを加えて
ナトリウムエトキシドの溶液を作り、マロン酸ジエチル
6.40gを溶解したのち加熱還流する。この溶液にス
チレンスルフィド0.75gを1時間かけて滴下し、さ
らに1時間還流を続ける。その後放冷し反応液を濃塩酸
4mMを加えた氷水100mu中に注いで反応を停止し
エーテルで抽出した。エーテル溶液は無水硫酸ナトリウ
ムにより一晩乾燥したのちエーテルを留去し、減圧蒸留
することにより、2−エチルオキシカルボニル−4−フ
ェニル−γ−チオブチロラクトン及び2−エチルオキシ
カルボニル− −チオブチロラクトンをそれぞれ18%.45%の収率
で得た.これらの化合物はシリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィー(石油ベンジン:酢エチ 10:1)
によりそれぞれを単離し構造を確認した。
2−エチルオキシカルボニル− γ−チオブチロラクトン IR;1700.1740cm’  CI−MSによる
QM   251 N M R : 1 − 30( t 、3)1 、C
Ha ) 、2 、25〜3 − 15 (m,2H 
、CH2)3、40〜4.00(m.lH,CHCO)
 、 4.25(qual,2H,(:H2)、4、8
  〜5.10.  5.17 〜5.40(m,lH
.φ− CH) 7.25 〜?.GO(m,5)1,
Cg)Iy) 2−エチルオキシカルボニル−3−フェニル−γーチオ
ブチロラクトン IR;1727.1688cm−l CI−MSによる
 QM  251 N M R ; 1.1B(t,3H,CHJ) 、 
3.40〜4 、 40(m,4H。
CH−φ,CH,S 、C1.) 、 7.33(s,
5H,C,6)1z)実施例3 市記と同様にエタノール20mJL、ナトリウム0、7
0g及びマロン酸ジエチル6、40gの溶液を加熱還流
し、シクロヘキセンスルフィド0、57g11時間かけ
て滴下し、さらに1*u還流した。前記と同様の処理に
より、2−エチルオキシカルボニル−3.4−テトラメ
チレン−γーチオブチロラクトンを39.5%の収率で
得た。
IR; 1740.1700cm”CI−MSによるQ
M   229 N M R: 1.28(t、3H,C)1.)、l、
05〜2.70(m、9H。
−+CH2ガ、CH)、3.05〜3.85(腸、2H
,SCH,CHCO)、4.25(qual、2H,O
H,) 実施例4 前記と同様にエタノール40mIL、ナトリウム1.4
0g及びアセト酢酸エチル10.41gの溶液を加熱還
流し、インブチレンスルフィド0.88gを時間かけて
滴下しさらに1時間還流した。前記と同様の処理により
2−メチルカルボニル−4,4−ジメチル−γ−チオブ
チロラクトンを27.3%の収率で得た。この化合物に
は互変異性体Bが存在し、重クロロホルム中ではAとB
が約6:4で存在していることがNMRの分析より判明
した。
A、               [3IR;17.
18,1680.1641cm’CI−MSによるQM
   173 NMR、Aに帰属するピーク 1.58(s、3H1C
Ha)、1.132(s、3H,CH,)、2.38(
s、3H,C0CHJ)、1.90〜2.90(腸、(
:H,,2H)、 3.9〜4.2(dd、IH,cH
)Bに帰属するピーク 1.5 ’3 (s 、8 H
、CHJ )、1 、96 (s 、 3 H、CHJ
 C→、 2.73(S、2H,CHJ)実施例5 マロン酸ジエチル3.20gを水素化ナトリウム2.4
0g、アセトニトリル15mILの混合物に加えオイル
バスで80℃に加熱する。この溶液にインブチレンスル
フィド0.88gを1時間かけて滴下し、その後3時間
80℃で反応させる。
冷却後、塩酸2mJlを加えた1 00m愛の氷水中に
注いで反応を停止し、エーテル抽出した。ニーチル溶液
は無水硫酸ナトリウムにより一晩乾燥したのち、エーテ
ルを留去し減圧蒸留により2−エチルオキシカルボニル
−4,4−ジメチル−γ−チオブチロラクトンを収率2
4.1%で得た。
特許出願人 工業技術院長  等々力 達自 」 手続補正書(自発) 60化技研第1361号 昭和 60年8 月28−日 1、事件の表示  昭和60年特許願第159525 
号3、補正をする者 事件との関係特許出願人 住 所    東京都千代田区霞が関1丁目3番1号罠
”壱(114)工業技術院長 等々カ  達8、補正の
内容 オ願明細書中において、次の通り補正します。
TI)49頁下から第4行の「酢酸エチ」を、「酢酸エ
チル」に訂正、します。
(2)  第12貞第1行の式を次の通り訂正します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中R^1はアルキル基、アリール基、又は水素原子
    であり、R^2、R^3はアルキル基又は水素原子を表
    わす。)で示されるチイランと 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) (式中R^4はアルキル基を、R^5はアルキル基又は
    アルコキシ基を表わす。)で示される活性メチレン化合
    物とを強塩基の存在下で反応させることを特徴とする 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III)又は
    ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IV)(式中
    R^1、R^2、R^3及びR^5は前記と同じ意味を
    持つ。)で示されるγ−チオブチロラクトン誘導体の製
    造方法。
JP15952585A 1985-07-19 1985-07-19 γ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法 Granted JPS6219582A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5242945A (en) * 1991-04-12 1993-09-07 American Home Products Corporation Tetronic and thiotetronic acid derivatives as phospholipase a2 inhibitors
US5366993A (en) * 1992-04-28 1994-11-22 American Home Products Corporation Tetronic, thiotetronic and tetramic acid derivatives as phospholipase A.sub.
US7030037B2 (en) 2002-03-11 2006-04-18 Micron Technology, Inc. Atomic layer deposition apparatus and method

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