JPH0262886A - 光学活性なフェロセニルホスフィンおよびその製法 - Google Patents

光学活性なフェロセニルホスフィンおよびその製法

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JPH0262886A
JPH0262886A JP63215985A JP21598588A JPH0262886A JP H0262886 A JPH0262886 A JP H0262886A JP 63215985 A JP63215985 A JP 63215985A JP 21598588 A JP21598588 A JP 21598588A JP H0262886 A JPH0262886 A JP H0262886A
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bis
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ferrocenylphosphine
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JP63215985A
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Yoshihiko Ito
嘉彦 伊藤
Tamio Hayashi
民生 林
Kazunori Yanagi
柳 和則
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各種の有機合成反応、特に不斉合成反応、と
りわけ不斉クロスカップリング反応、不斉水素化反応等
の触媒成分(配位子)として用いられる光学活性なフェ
ロセニルホスフィンおよびその製法に関するものである
〈従来の技術〉 従来から光学活性なホスフィン誘導体が有機合成反応、
特に不斉合成反応の触媒成分(配位子)として用いられ
ているが、該触媒成分は、不斉合成反応における目的物
の光学収率および化学収率が低いものであっrこりある
いは適用できる不斉合成反応が限られている等の問題点
があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このようなことから、本発明者らは、多くの不斉合成反
応、特に不斉クロスカップリング反応にも適用でき、か
つ目的物の光学および化学収率の高い触媒成分(配位子
)を提供すべく検討した結果本発明を完成しtこ。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、−数式(L) (式中、Rは−N(’CI(l)2、−0CH1または
−ORを示す) で示される光学活性なフェロセニルホスフィンおよびそ
の製法である。
以下に、本発明における光学活性なフェロセニルホスフ
ィンの取得方法につき具体的に説明する。置換基Rが−
N<CHI)2 である光学活性な2,2′−ビス[1
−(N、N−ジメチルアミノ)エチル)−1、1’−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンは、下%t+二
T−’;Mg によりに% > h 3o  寒すわ飢
  J、Chem、Soc。
4619(1961)の方法により合成した1、1′−
ビス(1−(NN−ジメチルアミノ)エチル〕フロホス
フィンド反応させて2,2′−ビスCI−(N。
N−ジメチルアミノ)エチル) −11’−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)フェロセンの61体およびメン体の
混合物を得、該混合物をカラムクロマトグラフィーでd
II体とメン体に分離することができる。尚、dlおよ
びメン−2,2′−ビス(1−(N、N−ジメチルアミ
ノ)エチル+−i  t’−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセンは、本発明者の知る限りに於て文献未記
載の新規化合物である。〕 」二足で得られtこdi−2、2’−ビス(1−(N。
N−ジメチルアミノ)エチル)−1、t’−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)フェロセン1モルあたり0.5〜4
モル、好ましくは0.5モル〜2モルのし一酒石酸を溶
媒中で反応させ、ジアステレオアイソマー塩を形成させ
る。
ここで使用される溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、インプロパツール、プロパツール、ブタノール、イ
ンブタノール、ペンタノール、アセトン、塩化メチレン
、クロロホルム、12−ジクロロエタン、テトラヒドロ
フラン、アセトニトリル、N、N−”;メチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドおよび水あるいはこれらの
混合溶媒が用・、いられる。
反応温度については一り0℃〜使用溶媒の沸点の範囲内
で任意であるが、生成したジアステレオアイソマー塩が
析出する温度以上が好ましい。
上記の反応によってジアステレオアイソマー塩を生成せ
しめたのち、反応混合物を徐冷し、一方、のジアステレ
オアインマー塩を析出させる。
もし必要とあらば取得しrこ結晶はさらに再結晶を繰り
かえし精製することができる。
このようにして得rこ結晶はこれを戸別、乾燥させ、ア
ルカリ水溶液によってこれを分解する。
ここで使用されるアルカリは、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等であり、
その使用量はろ別した結晶(ジアステレオアイソマー塩
)に対して1モル以上任意であるが、通常約1〜1,2
モルである。
分解液は、これを有機溶媒(たとえばトルエン、クロロ
ホルム、エーテル、ベンゼンなど)で抽出を行ない、抽
出油層は必要に応じて水洗しrこのち、溶媒を留去する
仁とにより(+)−体のフェロセニルホスフィンが得ら
れる。
一方、ジアステレオアイソマー塩を戸別したのちのf液
は、これを更に濃縮して析出する(+)一体もしくは、
(十)一体を含む(−)一体からなる結晶を枦別する操
作を繰り返すか、或いは上記f”Mに他の再結晶溶媒を
添加して(+)一体もしくは(→−)一体を含む(−)
−体からなる結晶を析出させ、残ったl液から、(−)
一体のフェロセニルホスフィンを得ることができる。
以上の例において、L−酒石酸の代りにD−酒石酸を用
いて同様の操作を行えば、(−)−体のフェロセニルホ
スフィンを得ることができ、PMからは同様に(+)一
体のフェロセニルホスフィンが得られる。
また、光学活性な2,2′−ビス(1−メトキシエチル
)−t 、 t’ −ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
ェロセンは、光学活性な2,2′−ビス(1−(N、N
−ジメチルアミノ)エチルl−1,1’−、−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)フエ、ロセンを、例えば脱気した
封管中で無水酢酸と加熱処理して光学活性2,2′−ビ
ス(l−アセ1−キシエチル)−11’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセンとしtこ後、該化合物をメ
タノール中で還流する(メタノール中ス)ことにより得
られる。
さらに、光学活性な2,2′−ビス(l−ヒドロキシエ
チル)−1,1’ −ビス(ジフェニル71;スフイノ
)フェロセンは、上記光学活性2゜2′−ビス(1−ア
セトキシエチル)−t、t’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)フェロセンを、該化合物に対して例えばO11重
蔗−皓のす′トリウムメチラー!−の存在下にメタノー
ル、エタノール、プロバール等のアルコール溶媒中で加
熱スる(アルコーリシス)か、または、n−ブチルリチ
ウム等の有機リチウムで処理して光学活性な2.2′−
ビス(l−ヒドロキシエチル)−1゜1ノービス(ジフ
ェニルホスフィノ)フェロセンのリチウム塩を得、該リ
チウム塩を酸性条件下で加水分解す、ることにより得ら
れる。
〈発明の効果〉 かくして、本発明によれば光学活性なフェロセニルホス
フィンが工業的有利に得られ、該光学活性なフェロセニ
ルホスフィンは、光学活性体としてそれ自体が新規であ
り、例えばベンゼン中でPdC12(CH3CN)2と
反応させることによ13Qパラジウム錯体を形成させて
不斉合成反応の触媒とすることができ、該触媒は例えば
不斉クロスカップリング反応に使用することかできる。
また、ノルボルナジェンロジウム(I)クロリド2量体
(Rh2(NBD)2C121と反応させて、ロジウム
錯体とし、不斉水素化反応に使用することもできる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明する。
参考例1 メソ−およびdl−2,2’−ビス(1−(N、N−ジ
メチルアミノ)エチル)−1゜1′−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)フェロセンの製造 窒素雰囲気中において、11′  −ビス−〔1−(N
N−ジメチルアミノ)エチル〕フェロ(J、Chem、
Soc、4619  (1961) fこ記載の方墳で
合成した)23.2F(70,7ミリモル)の乾燥エー
テル溶液(200mt)lこn−ブチルリチウム130
屑t(ヘキサン溶液、0.212モル)を20〜25℃
で1時間かけて滴下し、滴下終了後、同温度で2時間3
0分攪拌した。
続いて、クロロジフェニルホスフィン76.1mt(0
,424モル)の乾燥エーテル溶液(toomt)を穏
やかな還流を保ちながら約2時間20分かけて滴下し、
その後5時間還びE  し rこ 。
反応混合物を放冷した後、水冷下、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液400m1により加水分解し、析出した無機
塩を加削した。
PMを分散後、エーテル層を分取した。−方、水層はベ
ンゼンで4回抽出処理した。
エーテル層とベンゼン層を合わせた後、水で2回洗浄し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで一夜乾燥した。
溶媒を減圧留去しrこ後、メタノールを加えて結晶を析
出させ、戸数して粗結晶29.5 f(dl一体/メソ
一体=2/1 )を得た。
このdg一体およびメン一体の混合物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶離溶媒・・・・・酢酸エチル
)で精製処理して濃黄色の固体dl−2,2’−ビス(
1−(N、N−ジメチルアミノ)エチル)−1、t’−
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン15.72(
収率32%)およびメン−2,2′−ビス(l−(N、
N−ジメチルアミノ)エチル)−t 、 t’−ビス(
ジフェニルホスフィノ)フェロセン8.’7f<収率8
%)を得た。
NMRスペクトル dl一体: 1.25(6H,d、J−6,5Hz)、1.70(1
2H9≦)、8.05(2H,m)、4.06(2H。
dQpJ=6.5Hz  and  3H2)、4.1
4(2H,m)、4J 2 (2H、m)、6.80−
7.46(20H,m)、 メン一体: 0.5 1  (+3I−1、d  、  J =7H
2) 、 1.64(121工。
S)、3.74 (211,m)、8.90(2H,n
n)、166−4.10(2)I、tn) 、 4.8
4(2H,m) 、6.82−7.87  (20H,
+丁1)実施例1 参考例1で得たd(1−2,2’−ビス(1−(N、N
−ジメチルアミノ)エチル)−I。
1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン15.
7ダ(22,5ミリモル)とメタノールの混合物および
L−酒石酸6.75F(45ミリモル)のメタノール溶
液を各々約600に加熱し、しばらく60℃に保持した
後に両者を合イ〕せる。約60℃に保持したまま固体を
完全に溶解させた。
次に、結晶が析出しないように注意しながら窒素ガスを
軽く吹きつけて濃縮しtこ。
室温で放冷後、析出した結晶を戸数し、冷エタノールで
洗浄しtこ。
得られた結晶に飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え、エー
テルで抽出し、エーテル層を飽和炭酸ナトリウム水+?
d[、水で洗浄、無水硫酸すl・リウムで乾燥した。溶
媒を減圧留去し、7.82F(11,2ミリモル)の部
分的に分割されfこ(−)−2,2’−ビス(1−(N
N−ジメチルアミノ)エチル1−11’ビス(ジフェニ
ルホスフィン)フェロセンを得た。
ここで得た部分的に分割されr、=(−)−2゜2ノー
ビス1l−(N、N−ジメチルアミノ)エチルl−11
’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンとL−酒
石酸3.87 F(22,4icリモル)とから上記と
同じ操作を繰返して光学的に純粋な(−)−2,2ノビ
ス[(R)−1−(N、N−ジメチルアミノ)エチル+
−(S)−(S)−t   17ビス(ジフェニルホス
フィノ)フェロセン6.39f(分割収率82%)を得
た。
(fl)ニア  −457° (C= 0.54 、 
’y 口oyllzム)最初の操作時のPMを濃縮して
得た結晶7.75F(11,1ミリモル)とD−酒石酸
から上述した操作を行って、(+)−2,2’−ビス(
(S)−1−(N、N−ジメチルアミノ)エチル) −
(R) −(R)−1,1’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)フェロセン6.417(分割収率82%)を得た
(α)    +450°(c=0.54.クロロホル
ム)なお、上記で得た(+)−2,2’−ビス((S)
−1−(N、N−ジメチルアミノ−)エチル)−(R)
−(R)−1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
ェロセンの絶対配置は、参考例2の(1)の方法により
塩化パラジウムとの錯体に導き、該錯体の以下に示すX
線解析により確認した。
結晶データ 単斜晶系、空間群 ASb=14.540 (5) β=97,25  (1) 。
P2.   a=13.460(2) A、c=10.713  (2)A。
表1 原子座標 表 原子座標(続き OB 538 &3) 0.80844(5) 0.500 0.51066(6) 0.91883(8)  2E6α6)1.51733
(6)  2.42(1)C(24) C(25) C(26) C(27) c C28) C(29) C(80) C(81) C(82) CC83) C(34) C(35) C(86) C(37) C(88) C(8r)) C(40) に(41) C(42) 、1497(5) 、2207(5) 、212 G(6) 、1339(6) 、0642(5) 、08G1(4) 、1 :13 !11(5) 、179以6) 1.1219(6) L 、0201(6) 0.9784(5) 0.6088(5) 0.4440(6) 0.5995(7) 0.4497(7) 1.0249(4) 1.2081(5) 0.9929(5) 1.1496(4) 0.4094(5) 0゜8 :l199(6) 0.2720(5) 0.3437(4) 0.6119(4) 0.6228(5) 0.7088(6) 0.7874(5) 0.7764(5) 0.6892(5) 0.8988(6) 0.4757(9) 0.8881<9> 0.814(1) 0.6099(4) 0.6478(6) 0.6639(5) 0.5104(6) 0.7890(6) 0.7572(7) 0.8450(8) 0.9143(7) 0.9018(6) 0.8000f5) 0.8829(7) 0.8586(7) 0.8392(6) 0.8071(7) 0.7892(7) 0.4568(7) 0.466(1) 0.8145<8) 0.478(1) 0.4891(5) 0.518 G(7) 0.8667(6) 0.40513(7) 8.71) 4.42) 5.12) 4.62) 8.51> 2.71) 4.21) 4.92) 4.62) 4.7<2) 4.0(1) 4.6 (2) 8.9(3) 7.9(3) 9.4(3) 2.5(1) 4.5(2) 8.5< 1) 4.5(1) 表2 結合圧mt < 表2 結合距離(八) 実施例2 (1)光学活性2.2′−ビス(l−アセトキシエチル
)−11’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
の合成 実施例1で得た(−’)−2,2’−ビス((R)−1
−(N、N−ジメチルアミノ)エチル1−(S)−(S
)−1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセ
ン0.95F(1,36ミリモル)に無水酢酸2mtを
加え、脱気した封管中、100℃で2時間30分加熱し
tこ。
室温まで冷却後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶離溶媒・・・・・・ヘキサン/
酢酸エチル=5/1 )にて精製し、黄榎色の2“、2
′−ビス((R)−1−アセトキシエチル1−(S)−
(S)−t  t’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
・ロセン0.768f(収率78%)を得た。
〔α〕   −400° (c=0.58 、クロロホ
ルム)11−1−NMll−1−N、、δppm)1.
18(611,s)、1.64(6tI、d、J=0.
5)−1z)  、  8.1 1  (2H,m) 
 、  4.4 1  (2H、m  )  、4.5
7(2H,m)、6.07 (,2H,dq 、 J 
=6.5Hz  and  3Hz)、6.86−7.
48 (20H,m)。
(2)光学活性2,2′−ビス(l−メトキシエチル)
−11’ −ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
の合成 上で得た2、2′ −ビス((R)−1−アセトキシエ
チル1−(S)−(S)−1゜1′−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)フェロセン149Wf(0,205ミリモ
ル)およびメタノール8屑lの混合物を窒素雰囲気中で
6時間加熱還流した。
室温まで冷却後、メタノールを減圧留去し、残渣をプレ
パラティブ薄眉りロマトグラフィー(・シリカゲル、ヘ
キサン/酢酸エチル=2/1)により精製し、2,2′
ビス((R)−1−メトキシエチル]−(S)−(S)
−1,1’ −ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセ
ン12011Fl収187%)を得た。
〔α)    −488° (c=0.625.クロロ
ホ■) ルム) l II −NMR(CDC1,、δppm)1.59
(6)−1,d、J=6.4Hz)、2.92(6)1
゜S )、 8.02(21(、m) 、 4.8’:
11’(2H,m) 、4.47(2H,m)、4.5
8(2H,d(1,J=6.4l−1z  and  
3.0IIz)、7.01−7.40 (20fl。
m)。
実施例3 光学活性2,2′−ビス(l−ヒドロキシエチル)−1
、1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンの製
造 実施例2の(1)で得た2、2′−ビス((R)−1−
アセトキシエチル1−(S)−(S)−t、t’−、ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン218#10.
8ミリモル)とすl・リウムメチラート21.8Wfお
よびメタノール5 mlの混合物を5時間加熱還流した
室温まで冷却後、メタノールを留去し、残渣をエーテル
に溶層後、水洗した。エーテルを留去後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液・・・・・・ヘ
キサン/酢酸エチル=2/1 )で精製して2,2′−
ビス((R)−1−ヒドロキシエチルl’ −(S )
 −(S )−1、L’−ビス(ジフェニルホスフィノ
)フェロセン81 mW (収率60%)を得t:。
〔α)、、   −370° (C=0.580.クロ
ロホルム)参考例2 1−フェニルエチルジンククロリドと臭化ビニルとの不
斉クロスカップリング反応(1)2.2’−ビス((S
)、−1−(N、N−ジメチルアミノ)エチルl =(
R)−(R)反応の触媒)の調製 2.2′−ビス+(S)−1−(N、N−ジメチルアミ
ノ)エチルl −(R) −(R) −11’−ビス(
ジフェニルホスフィノ)フェロセン401ツ(0,5フ
ロミリモル)、ジクロロビスアセトニトリルパラジウム
149 IQ (0,576ミリモル)を各々G ml
のベンゼンに溶解した後、両者のヘンセン溶液を合わせ
た。
室温で一夜攪拌後、析出した赤レンガ色の固体をρ取し
、少量の冷ベンゼンで洗浄した後、減圧乾燥して2,2
′−ビス((S)−1−(N、N−ジメチルアミノ)エ
チル)−(R)−(R)−t  t’−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)フェロセン中勢パラジウム錯体503 
III (収率99.8%)を得た。
(2)不斉クロスカップリング反応 窒素雰囲気中で、乾燥テトラヒドロフラン70Mtを乾
燥塩化亜鉛8.18 f (60ミリモル)と上記(1
)で得た#牟パラジウム錯体4 B、7N!(0,05
ミリモル)の混合物に添加した。(以後、反応中はすべ
ての操作を窒素雰囲気中で行った。) 4クロリド(グリニア試薬)のエーテル溶W 26. 
l tttt (80ミリモル)を加えて約5分攪拌し
た。つづいて−78℃で臭化ビニル0.71m1!(1
0ミリモル)を加え、その後0℃で20時間攪拌した。
反応混合物を10%塩酸水溶液15gtで加水分解した
後、エーテルで3回抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で3回、つづいて水で3回洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させた。溶媒を減圧留去しtコ後、クーゲ
ル蒸留(19、、Hg 、約65℃)して粗3−フェニ
ルー1−ブテンを収率95%で得fこ。
この粗生成物をガスクロマトグラフィー(カラム・・・
・・・シリコーンDC550)+こより分取して精製し
ずこ。
((り   ’、−5,5Lo (neat)  光学
純度93%】) 絶対配はR 参考例3 1−フェニルエチルジンククロリドと(E)−ブロモス
チレンとの不斉カップリング反応窒素雰囲気下、乾燥テ
トラヒドロフラン21ratを乾燥させた塩化亜鉛2.
45F(18,0ミリモル)と参考例2の(1)で得た
書キパラジウヘクロリド(グリニヤール試薬) 7.8
3 ml(エーテル溶液、9.0ミリモル)を加え、約
5分間攪拌しfこ。反応容器を一78℃Iこ冷却し、(
E)−ブロモスチレン0.38がt(3,0ミリモル)
を加え、その後0℃で18時間撹拌 し すこ 。
参考例ノと同様の処理、精製により(E) −1,3−
ジフェニル−1−ブテンを得た。
(収率 95%) 〔α)  +86.4’  (C=3.0.ベンゼン)
1〕 光学純度68%  絶対配置R 参考例4 ベンゾイルギ酸の不斉水素化反応 (1)  (−)−2,2’−ビス(1−ヒドロキシエ
ノルボルナジエンロジウム(I)クロリド2 flK 
(IJ、下、R112(NBD )2C4ト+l 記f
る。)   L、2fflf(0,0Q25ミリモル)
、AgBF4LO’f (0,005E ’J モル)
、?。
2′−ビスIR)−1−ヒドロキシエチル)−(S)−
(S)−1,t’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
ロセン4.0り(0,00625ミリモル)、トリエチ
ルア尤ン5.119(0,05ミリモル)およびメタノ
ール5 mtを35m?容のオートクレーブに仕込み、
溶解した。
(2)不斉水素化反応 (1)で得tこ混合物にベンゾイル蟻酸150.1り(
tF、リモル)を加え、溶解した。オートクレーブ内を
水素ガス置換後、水素圧50Kf/ ctAに加圧し、
室温で50時間攪拌し?コ。
反応終了後、水素を除去し、メタノールを留去後、ジア
ゾメタンでエステル化し、クーゲルロール蒸留を行なっ
てR(−)−マンデル酸メチル165.3Myを得た。
転化率   100% 光学収率   67.6%(C−5体)転化率および光
学収率は光学活性カラムを用いた液体クロマトグラフィ
ーおよび旋光度により算出した。
尚、(−)−2,2’−ビス(l−ヒドロキシエチル)
−11’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンの
構造は次のとおりである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは−N(CH_3)_2、−OCH_3また
    は−OHを示す) で示される光学活性なフエロセニルホスフィン。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される請求項1に記載の光学活性なフェロセニルホ
    スフィン。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるdl−フェロセニルホスフィンをD−または
    L−酒石酸と処理することを特徴とする請求項2に記載
    の光学活性なフェロセニルホスフィンの製法。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される請求項1に記載の光学活性なフェロセニルホ
    スフィン。
  5. (5)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される光学活性なフエロセニルホスフィンを無水酢
    酸と反応させて式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される光学活性なフェロセニルホスフィンアセテー
    トを得、次いでメタノーリシスすることを特徴とする請
    求項4に記載の光学活性なフエロセニルホスフィンの製
    法。
  6. (6)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される請求項1に記載の光学活性なフェロセニルホ
    スフィン。
  7. (7)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される光学活性なフエロセニルホスフィンを無水酢
    酸と反応させて式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される光学活性なフェロセニルホスフィンアセテー
    トを得、次いで、該アセテートを金属アルコラードの存
    在下にアルコーリシスするか、あるいは有機リチウムで
    処理して光学活性な2,2′−ビス(1−ヒドロキシエ
    チル)−1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
    ロセンのリチウム塩とし、さらに該リチウム塩を酸性条
    件下で加水分解することを特徴とする請求項6に記載の
    光学活性なフェロセニルホスフィンの製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000143684A (ja) * 1998-06-19 2000-05-26 Degussa Huels Ag 均一触媒によるc=cもしくはc=n二重結合のエナンチオ選択的な水素添加のためのエナンチオマ―が富化された配位子および錯体の使用
CN1095470C (zh) * 2000-12-19 2002-12-04 中国科学院上海有机化学研究所 一种具有多种手性中心的二茂铁噁唑啉膦配件、合成方法及用途
JP2006525978A (ja) * 2003-05-09 2006-11-16 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 均一系水素化触媒のための配位子としての置換フェロセニルジホスフィン

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