JPS62207232A - 2−メチルアズレン類の製造方法 - Google Patents

2−メチルアズレン類の製造方法

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JPS62207232A
JPS62207232A JP4924886A JP4924886A JPS62207232A JP S62207232 A JPS62207232 A JP S62207232A JP 4924886 A JP4924886 A JP 4924886A JP 4924886 A JP4924886 A JP 4924886A JP S62207232 A JPS62207232 A JP S62207232A
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JP
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methylazulene
heating
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alkoxycarbonyl
furan
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Masabumi Yasunami
正文 安並
Kahei Takase
高瀬 嘉平
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Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品あるいは化粧品等にひろく用いられる
アズレン類の基本的なアルキル#導体であり、かつ、ア
ズレン環を含む化合物の合成中間体として重要な化合物
である2−メチルアズレン類の、容易でしかも多量生産
に適した製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
古くから、薬用植物の精油中に、そのままで青紫色を帯
びているもの、あるいは蒸留や酸または酸化剤を処理し
て鮮やかな青または青紫色を呈するアズレンと呼ばれる
5員環と7員環の縮環した双環性構造を有する化合物が
知られている。精油から得られるアズレン類のうち、カ
マアズレン、グアイアズレン等が著名である。アズレン
類は皮膚に対する消炎剤、外科用として火傷、しもやけ
、化膿部処理に有効とされ、化粧用として石鹸、ヘヤロ
ーション、スキンクリーム、さらに軟膏、歯磨にも使用
されており、また、その他の用途が期待されている。
従来、アズレン類は天然の植物精油から製造するほか、
これを合成するための数多くの方法が報告されている(
小竹無二雄監修、「大有機化学」、第13巻、(昭35
.12.20)朝会V店、I)439;奥田治着[香料
化学総覧〔■〕」、(昭47.2.15)床用書店、p
453)。
2−メチルアズレンについては、上記文献のほかいくつ
かの合成法が知られている( PL。
A、Platterら、 H61V、 Chim、 A
cta、 31 (1948)p804、PL、 A、
 Platterら# He1v、 Chim、 Ac
ta。
37(1954) p271%N、 Abeら歩Tet
rahedronLetters、 (1973)p 
4739 )o本発明者はアズレン類の合成法について
研究全行い、アルデヒドと環状ケトンからなるエナミン
、すなわちモルホリノエナミンあるいはピロリディニル
エナミンと2H−シクロヘプタ〔b〕アズレン2−オン
を反応させてl及び2−アルキルアズレンを合成する方
法?見出し、先に発表した( M、Yasunamiら
; Tetrahedron Letters 。
(1971)p4275、Chemistry Let
ters 。
(1980)p579)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アズレン類のうち、1喪な基本化合物である2−メチル
アズレン類の、容易で、且つ、工業的に実施出来る合成
法が要望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、アズレン類の合成法を研究して来たが、3
−アルコキシカルボニル−2H−シクロヘプタ〔b〕ア
ズレン2−オン類と、第二級アミンとア七トン倉加熱還
流すると2−メチルアズレン−3−カルボキシレート類
が生成すること、およびこのものの脱アルコキシカルボ
ニルを行うことにより2−メチルアズレン類?得ること
を見出し、本発明を完成した。
本発明に使用する原料である3−アルコキシカルボニル
−2H−シクロヘプタ(b)フラン−2−オンは、公知
の方法によって、2−メドキシトロ−ンから合成するこ
とが出来る( W、 von E、 Doeringら
p J 、 Am、 Chem、 Soc、 e74(
1952)p5688)。しかしながら本発明者は、2
−トシルオキシトロ?ンt−fll’l(、、これより
3−アルコキシカルボニル−2H−シクロヘプタ(b)
フラン−2−オンヲ答易に合成する方法を見出した。す
なわち、メタノールのごとき溶媒中で、2−トシルオキ
シトローンとマロン酸のアルキルエステルの混合物にナ
トリウムメチラートを加えて反応させると、3−アルコ
キシカルボニル−2H−シクロへfり[”b)フラン−
2−オンが約90%の高収率で得られる。ここで使用す
るマロン酸のアルキルエステルのアルキル基は前記一般
式〇)の3−アルコキシカシメニル−2H−シクロヘノ
タ[b) 7ランー2−オンの&に対応するもので、例
えばメチル、・エチル、プロピル、メチルのごとき低級
アルキル基が好tしい。7員環に低級アルキル基を有す
る3−アルコキシカルボニル−2H−シクロヘプタ(b
)フラン−2−オンは、上記の方法において2−トシル
オキシトローンのかわりに2−トシルオキシアルキルド
ローンを用いることにより、同様にして容易に製造する
ことが出来る。
本発明は、まず、原料の3−アルコキシカルlニル−2
H−シクロヘゾタ(b)フラン−2−オン類(I)と第
二級アミンとアセトン全加熱することにより行われる。
ここに用いるアセトンは、目的物であるアズレン誘導体
の2の位置にメチル基金導入することに寄与するもので
あり、また溶媒としての役目?も来たすものである。用
いる第二級アミンとしては、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、ゾイソグロビルアミンのごとき直鎖状第二級ア
ミンおよびモルホリン、ピペリシン、ピロリシンのごと
き環状の第二級アミンが使用されるが、このうちジエチ
ルアミンが最適である。ジエチルアミンおよびアセトン
の使用量は、3−アルコキシカルボニル−2H−シクロ
ヘプタン〔b〕アズレン2−オン類に対し、ジエチルア
ミンは約30〜40モル倍量、アセトンは約150〜1
70そル倍量を用いる。ジエチルアミンとアセトンの割
合を変化させて検討し念結果、ジエチルアミンとアセト
ンの使用比率が容量比でl:3の場合に好結果を得た。
反応温度および反応時間は反応系が還流する様に加熱し
、その状態で約30〜50時間反応させる。反応終了後
は、常法により減圧蒸留して溶媒を留去した後、反応生
成物をベンゼンのごとき溶剤で抽出すれば2−メチルア
ズレン−3−カルボキシレート類四)が約45〜65%
の収率で得られる。
ついでここに得た2−メチルアズレン−3−カルボキシ
レート類を酸とともに約90〜95℃の温度に加熱すれ
ば容易にアルコキシカルボニル基が離脱して、目的とす
る2−メチルアズレン類(1)が生成する。このアルコ
キシカルボニル基の脱離は、通常のエステルの加水分解
におけるごとく、塩基により加水分解し、相当するカル
メン酸誘導体とし之のち、脱炭酸して行うことも出来る
が、塩酸、硫酸、燐酸のごとき鉱酸、特に燐酸と加熱す
ることにより一挙に脱アルコキシヵルボニルヲ行つこと
が出来る。この反応混合物を水で稀釈した後、ベンゼン
等の溶媒で抽出して取り出すことにより、約95〜99
%の収率で2−メチルアズレン類?得ることが出来る。
〔実施例〕
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1 (メチル2−メチルアズレン−1−カルボキシレートの
製造) 3−メトキシカルボニル−2H−シクロヘゾタCb)フ
ラン−2−オン1.0ftアセトン60−に溶解し、こ
の溶液にジエチルアミン2〇−金加える。このようにし
てvI4mした溶液?油浴中で30時間加熱還流して反
応を行なう。反応後溶媒を留去し、残留物全ベンゼンに
溶解し、ベンゼン溶液を3回水洗、乾燥後ベンゼン全留
去し粗生成′4ilJ′に得る。この粗生成物をシリカ
ゲルカラムにかけベンゼンで溶離すると第−溶離部とし
てメチル2−メチルアズレン−1−カルボキシレート0
.608Pを得次。収率62%。n−ヘキサンより再結
晶を行ない暗紫色ゾリズム晶を得た。このものの融点#
:t49〜50℃を示した。核磁気共鳴スペクトルの値
は次の如くである。
lH−NMR(CDCJs )、(δppm):2.7
7(3H,s、CHs)  3.90(3H,s、■叫
17.03(IB、!l、H−3)  7.20−7.
73(3H,m、H−5,6,7)1313(18,d
m、J=IO,H−4)  940(IH,dm、J=
IO,H−8)実施例2 (メチル7−イツデロビルー2−メチルアズレン−1−
カルボキシレートの製造〕 3−メト牛シカルゴニルー5−イソfoビルー2H−シ
クロヘプタ〔b〕7ランー2−オン1.Ofをアセトン
45−に溶解した後、この溶液にジエチルアミン15d
K−加え反応溶液全調整する。この反応溶液を48時間
加熱還流後、実施例1と同様に処理して、紫色油状物の
メチル7−イツfロビルー2−メチルアズレン−1−カ
ルホキシレー)0.570ft−得た。収率58慢。
実施例3 (メチル6−インノロビル−2−メチルアズレン−1−
カルボキシレートの製造) 3−メトキシカルボニル−6−イソデロぜルー2H−シ
クロヘゾタ(b)フラン−2−オン1.Ofをアセトン
45−に溶解した後、このIB液にジエチルアミン15
1R1K’加え反応溶液を調整する。この反応溶液を油
浴中48時間加熱還流後、実施例1と同様に処理し、紫
色油状物の6−インデロピルー2−メチルアズレン−1
−カルボキシレートo、4sort得友。収率49 s
実施例4 (2−メチルアズレンの製造) 実施例1により得たメチル2−メチルアズレン−1−力
ルゴキシレート500m9に100−燐酸10−を加え
、混合物を湯浴中で時々振り混ぜながら90〜95℃に
1時間加熱する。反応後、反応混合物を水50−に入れ
、ベンゼンで抽出する。ベンゼン層を濃縮した後、シリ
カゲルのカラムにかけ、ベンゼンで溶離すると第−溶離
部として2−メチルアズシン3484?得た。収率99
%。エチルアルコールより再結晶を行い、青色プリズム
晶を得た。このものの融点は48〜49℃を示した。
実施例5 (2−メチル−5−インプロピルアズレンの製造) 実施例2で得たメチル7−インデロビルー2−メチルア
ズレン−1−カルボキシレート50011IFに100
慢燐酸10−を加え、実施例4と同様に処理して、2−
メチル−5−イソプロピルアズレン360fを得た。収
率95Isつこのものの性状は青紫色油状であった。
実施例6 (2−メチル−6−イソプロピルアズレンの製造) 実施例3で得たメチル6−イツデロビルー2−メチルア
ズレン−1−カルボキシレート5001#にioo%燐
酸10yt/?加え、実施例4と同様に処理して、2−
メチル−6−イソプロピルアズレン361 t’fr得
た。収率95%。
シクロヘキサンより再結晶を行い、紫色プリズム晶を得
た。このものの融点は45〜46℃を示した。
〔発明の効果〕
本発明方法は、従来の文献に紹介された方法にくらべて
簡略化された工程により2位にメチル基金もつアズレン
類を得ることの出来る工業的に極めて価値のめる方法で
ある。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子または低級アルキル基、R_
    2は低級アルキル基を表わす)で示される3−アルコキ
    シカルボニル−2H−シクロペンタ〔b〕フラン−2−
    オン類と、アセトンと第二級アミンとを加熱反応せしめ
    、次の一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2は前記定義と同じ)で示される
    2−メチルアズレン−3−カルボキシレート類となし、
    ついでこれを鉱酸中で加熱することを特徴とする一般式
    (III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_1は前記定義と同じ)で示される2−メチ
    ルアズレン類の製造方法。
JP4924886A 1986-03-06 1986-03-06 2−メチルアズレン類の製造方法 Granted JPS62207232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453515C (zh) * 2005-12-31 2009-01-21 渤海大学 2-甲基奥类衍生物的合成方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126427A (en) * 1981-01-27 1982-08-06 Takasago Corp Preparation of 1-substituted-azulene derivative

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