JPH03161482A - アルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の製法 - Google Patents

アルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の製法

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JPH03161482A
JPH03161482A JP30074789A JP30074789A JPH03161482A JP H03161482 A JPH03161482 A JP H03161482A JP 30074789 A JP30074789 A JP 30074789A JP 30074789 A JP30074789 A JP 30074789A JP H03161482 A JPH03161482 A JP H03161482A
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JP
Japan
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derivative
formula
lower alkyl
alkoxytetrahydrofuranone
malonic acid
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Pending
Application number
JP30074789A
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English (en)
Inventor
Junichi Imuda
淳一 伊牟田
Aiichiro Ori
小里 愛一郎
Noriaki Kihara
木原 則昭
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は緑内障治療薬ビロカルピン及びその類縁化合物
を合威する際の中間体として有用な一般式[I[[1 (式中、pl, R2及びR3は低級アルキル基を示す
)で表されるアルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の
工業的有利な製造法を提供するものである。
本発明によれば、 [I[!1 弐の目的化合物は金属
アルコキシド又は金属水素化物の存在下に、一般式[[
] (式中、R’は低級アルキル基を示す)で表されるアル
コキシジヒドロフラノン誘導体と−J’G式[I[(式
中、R2及びR3は低級アルキル基を示す)で表される
マロン酸誘導体とを付加反応させることによって製造さ
れる。
〔従来の技術〕
本発明に於いて、出発原料として使用するアルコキシジ
ヒドロフラノン誘導体[N及びマロン酸誘導体[■j 
ならびに目的とするアルコキシテトラヒドロフラノン誘
導体[1111 のうちRl, R2及びR3が共にエ
チル基の化合物はTetrahedron幽、967 
(1972)に記載されている。
この文献には、金属ナトリウムの存在下にアルコキシジ
ヒドロフラノン誘導体(II  とマロン酸誘導体[n
l とを反応させてアルコキシテトラヒドロフラノン誘
導体[1] を合戊する方法も記載されている。
しかしながら、この従来方法は利用する金属ナトリウム
が発火し易いため工業的製造法としては間覇があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、アルコキシジヒド口フラン誘導体(II  
とマロン酸誘導体[[rl  とを反応させてアルコキ
シテトラヒドロフラノン誘導体[I] を製造する方法
に於いて、触媒を探索することにより発火の危険性が無
く、且つ収率の高い工業的有利な方法を確立することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は、種々の触媒について長期に亘り研究を重
ねた結果、触媒として金属アルコキシド又は金属水素化
物を利用することにより発火の危険性を回避することが
出来且つ従来の金属ナトリウムを使用する場合と同様に
定量的に目的とするアルコキシテトラヒドロフラノン誘
導体[II[] を製造し得ることを見出し、 本発明を完成するに到 った。
即ち、 本発明は、 r金属アルコキシド又は金属水素化物の存在下に、一般
式 fll (式中、 R+は低級アルキル基を示す) で表される アルコキシジヒドロフラノン誘導体と一般式[11 (式中、 R2及びR3は低級アルキル基を示す)で表 されるマロン酸誘導体とを付加反応させることを特徴と
する一般式 [III] (式中、 Rl, R2及びRコは前記と同じ) で表される アルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の製造方法、 に関するものである。
本発明を実施するに当たり、出発原料として利用するア
ルコキシジヒド口フラン誘導体[11 及びマロン酸誘
導体[■] は前述の公知文献に記載されている方法に
準じて製造することが出来る。
本発明に於ける付加反応は無溶媒下又は溶媒中で行うこ
とが出来る。溶媒は不活性溶媒であればいずれでもよく
、通常利用される溶媒として例えばジエチルエーテル,
テトラヒド口フラン,ジオキサン,ジエトキシエタン.
ジメチルセロソルブなどのエーテル類、ベンゼン,トル
エン,キシレンなどの芳香族炭化水素、ホルムアミド,
ジメチルホルムアミド,N−メチルビロリドンなどのア
ミド類など、好ましくはテトラヒド口フラン、トルエン
、ジメチルホルムアミドなどを例示することが出来る。
金属アルコキシドとしては、例えばナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシドなどが好適に利用出来る。
これらの化合物は発火性が無いので安全Cこ利用出来る
金属水素化物としては、例えば、水素化ナトリウム、水
素化カリウムなどを利用することが出来る。
これらの金属水素化物は、例えば油状炭化水素に浸漬し
、不活性油状物で表面被服された状態にすれば発火の危
険性が殆んど無くなり、安全に利用することが出来る。
本発明における付加反応を行うに当たり、出発原料のア
ルコキシジヒド口フラン誘導体[11 に対し、マロン
酸誘導体[I1] はl〜5倍モル、好ましくは1〜3
倍モル使用し、塩基触媒は0.001〜0.9倍モル、
好ましくは0.01〜0.30倍モル使用し、溶媒は2
〜100重量倍、好ましくは5〜30重量倍使用する。
反応は−30゜C〜100゜C、好ましくは3〜50″
Cで、1分間〜IO時間、好ましくは10分〜5時間行
う。
反応終了後は、常法に従って分離精製し、目的とするア
ルコキシテトラヒドロフラノン誘導体[I[[]を得る
以下、本発明を更に詳細に説明するために実施例を示す
なお、以下の実施例は一般式[I[1] のRi, R
Z及びR3が共にエチル基の化合物を製造する例につい
て示されているが、本発明はRl, R2及びR3が任
意の低級アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロ
ビル基、ブチル基等の場合も包含しているものである。
実施例l 水素化ナトリウム(60%,鉱油中) 3.5g (0
.0875モル)ヲ1!のフラスコに入れ、NZ下、n
−ペンタンで洗浄した。この中にエチルマロン酸ジエチ
ル440g (2.34モル)を滴下した。得られたナ
トリウム塩を冷却下撹拌し、温度が20゜Cを越えない
ように2−オキソー5−エトキシ−2.5−ジヒドロフ
ラン300g (2.34モル)を滴下した。滴下終了
後、室温で30分間撹拌した。冷却下、酢酸15mfを
加え、次いで水200mfを加えて酢酸エチル500m
ffiを用いて抽出した。水層はさらに酢酸エチル50
0一で抽出し、酢酸エチル層は飽和食塩水で洗浄した後
、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを濾
過した後、酢酸エチル層を減圧濃縮し、目的とする3−
(1.1−ジカノレボエトキシ−1一プロピル)−4−
エトキシブチロラクトンを油状物として720g(収率
98%)得た。この油状物は、Tetrahedron
, 28, 967(1972)に記載の方法で合威し
た化合物と’H−NMRおよびマススペクトル(分子イ
オンピーク317)が一致した。
H−NMRスペクトル(溶媒: CDCh:Ppm)0
.92(3H,  t,  J=7.2HZ),  1
.28(6H,  t+  J・7.2HZ),0.9
8〜1.34(3H,  m),  2.00(2H,
  q.  J=7.2HZ),  2.40〜3.0
0(2H,m),  3.50〜4.OO(2H,  
m),  4.22(211,  q,  J=711
Z),  4.24(2H.  q,  J=7.21
1ZL  5.46(IH,  d,  J=2. 8
HZ) 実施例2 2lのフラスコにN2気流下、エチルマロン酸ジエチル
440g(2.34モル)を加えた後、ナトリウムエト
キシド5.95g (0.0875モル)を加え室温で
30分間攪拌した。
次いで、フラスコ内の温度20″Cを越えないよう冷却
下撹拌しなから2−オキソー5−エトキシ2,5−ジヒ
ドロフラン300g(2.34モル)を滴下した。滴下
終了後、室温で30分間攪拌した後、実施例lと同様に
後処理して目的とするl−(1.  1ジカルポエトキ
シ−1−プロビル)−4−エトキシブチロラクトンを7
32g (収率99%)得た。’II−NMRスペクト
ルおよびマススペクトル(分子イオンピーク317)は
実施例1で合威したものと一敗した。
実施例3 ナトリウムエトキシドのかわりにカリウムLブトキシド
9.82g (0.0875モル)を用いた他は実施例
2と同様に行った。収率99%で目的とする化合物を得
た。’H−NMRスペクトルおよびマススペクトル(分
子イオンピーク317)は実施例1で合威したものと一
致した。
実施例4 エチルマロン酸ジエチルを200mfのテトラヒドロフ
ラン(水素化カルシウムで乾燥したもの)に溶解して反
応を行った以外は、実施例2と同様に’}I−IJMR
スペクトルおよびマススペクトル(分子イ致した。
〔発明の効果] 実施例から明らかなように、触媒量の金属アルコキシド
又は金属水素化物の存在下に、フルコキシジヒドロフラ
ノン誘導体11] とマロン酸誘導fllll を製造
する製造法を見いだした。従来、発火の危険性の高い金
属、ナトリウムを利用する方法しか知られていなかった
ところ、本発明にまり高収率且つ安全なアルコキシテト
ラヒドロフラノン誘導体[I[[] の新規な製造法が
提供された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金属アルコキシド又は金属水素化物の存在下に、一般式
    [ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^1は低級アルキル基を示す)で表されるア
    ルコキシジヒドロフラノン誘導体と一般式[II]▲数式
    、化学式、表等があります▼[II] (式中、R^2及びR^3は低級アルキル基を示す)で
    表されるマロン酸誘導体とを付加反応させることを特徴
    とする一般式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (式中、R^1、R^2及びR^3は前記と同じ)で表
    されるアルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の製造方
    法。
JP30074789A 1989-11-21 1989-11-21 アルコキシテトラヒドロフラノン誘導体の製法 Pending JPH03161482A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110746385A (zh) * 2019-12-06 2020-02-04 西南林业大学 一种光催化生物质呋喃制备2,5-二甲氧基-2,5-二氢呋喃的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110746385A (zh) * 2019-12-06 2020-02-04 西南林业大学 一种光催化生物质呋喃制备2,5-二甲氧基-2,5-二氢呋喃的方法
CN110746385B (zh) * 2019-12-06 2023-03-14 西南林业大学 一种光催化生物质呋喃制备2,5-二甲氧基-2,5-二氢呋喃的方法

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