JPS62223175A - アクリル又はメタクリル酸エステルの製法 - Google Patents

アクリル又はメタクリル酸エステルの製法

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JPS62223175A
JPS62223175A JP62052244A JP5224487A JPS62223175A JP S62223175 A JPS62223175 A JP S62223175A JP 62052244 A JP62052244 A JP 62052244A JP 5224487 A JP5224487 A JP 5224487A JP S62223175 A JPS62223175 A JP S62223175A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次式 (R1は水素原子又はメチル基、A及びBは2〜5個の
炭素原子を有する分岐状又は非分岐状のアルキレン基を
意味する)で表わされるアクリル酸エステル又はメタク
リル酸エステルの改良製造法に関する。
この化合物は例えば塗料分散液又は皮革助剤を製造する
ための興味あるコモノマーである(例えば米国特許28
28224号及び6656627号参照)。この化合物
は例えば米国特許2871223号明細書に記載の方法
によれば、アクリル又はメタクリル酸クロリドから出発
し、三級アミン又はピリジンの存在下にイミダゾリジン
−2−オン誘導体を用いてエステル交換することにより
得られる。しかしこの場合は化学当量の塩化アンモニウ
ム又は塩酸ピリジニウムが得られ、これは生成物の次の
加工の前に分離されねばならない。これによってこの方
法は工業的に高価となり、工業的実施には実際上不適当
である。そのほか多量の二重置換副生物が生成する。
したがって本発明の課題は、費用のかかる精製をしない
で分散液の成分として使用しつる、式Iの化合物を製造
するための工業的規模で簡単に実施しつる方法を開発す
ることであった。
本発明者らは、次式 %式% (R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を意味
する)のアクリレート又はメタクリレートを、次式 (A及びBは後記の意味を有する)の複素環化合物と、
チタンアルコラード又は金属チタン、シ/L/ ニア 
= +7ム、鉄もしくは亜鉛のL3−ジカルボニル化合
物とのキレート化合物の存在下に反応させるとき、次式 (R1は水素原子又はメチル基、A及びBは2〜5個の
炭素原子を有する分岐状又は非分岐状のアルキレン基を
意味する)で表わされるアクリル又はメタクリル酸エス
テルが有利に得られることを見出した。
本方法の成果は予想外であった。なぜならば化合物■の
2機能性によって、化合物■との後続反応が起こりやす
く、それが分散液への■の直接使用を妨げることが予期
されたからである。本発明の反応に関する後続反応又は
競合反応としては、特に塩基性触媒によるミハエル付加
反応が予期された。尿素誘導体例えば米国特許4211
804号の方法で用いられるジイソシアネート又は西独
特許出願公開2527261号明細書(特許請求の範囲
10c及び例25)及び同出願公告1545997号明
細書に記載のベンゾイミダゾロン誘導体、ならびにピリ
ミジン誘導体(例えばテトラヘドロン・レターズA56
.4605〜4606頁)へのアクリレート又はメタク
リレートのこの種の付加反応は一般に知られている。例
えばメタクリル酸エステルと1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−イミダゾリジン−2−オンの反応は、容易に後続
反応を起こして、生成した1−(2−メタクロイルオキ
シエチル)−イミダゾリジン−2−オンが/1−(2−
メタクロイルオキシエチル)−3−(2−カルボアルコ
キシプロピル)−イミダゾリジン−2−オン(ミハエル
生成物)及び/又は1−(2−メタクロイルオキシエチ
ル)−6−メタクロイル−イミダゾリジン−2−オンに
変える。
この後続反応は、例えば慣用の触媒例えばナトリウムメ
チラート、炭酸カリウム、水酸化カリウム又は1,8−
ジアザビシクロ(5,4,0)ウンテセ:y −7(D
BU )の存在下のエステル交換反応において認められ
る(比較fll ’6参照)。この生成物の分離は、そ
の熱不安定性及び重合しゃすいことから、工業的規模で
G′!、不可歯上である。
メチルメタクリレート及び1−(2−ヒドロキシエチル
)−イミダゾリジン−2−オンを使用する場合について
、本発明の反応をま次式により示される。
0(2−CH2 CI(3 本発明の方法に用いられる式■のアクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステルにおいて、R1は1〜4個好ま
しくは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基を意味す
る。この化合物の例は、エチル−、プロピル−、ブチル
−、インブチル−そして特にメチル−メタクリレート又
は−アクリレートである。
出発物質mとして用いられる化合物において、A及びB
は2〜5個の炭素原子を有する分岐状又は非分岐状のア
ルキレン基であって、その例は−C2H4−1−CH(
CH,)CH2−1CH2CH(C’H3)−1(CH
2)3−1 (CH2)5−1 CH2CH(CH3)
’ CH2−15号の方法によりアミノエチルエタノー
ルアミン及び尿素から得られる1−(2−ヒドロキシエ
チル)−イミダゾリジン−2−オンを使用することが特
に好ましい。
本発明によるエステル交換反応のための触媒としては、
チタンアルコラード又は金属鉄、亜鉛、チタン及び/又
はジルコニウムの1,3−ジカルボニル化合物とのキレ
ートが用いられる。
チタンアルコラードのためのアルコールとしては、1〜
8個特に2〜4個の炭素原子を有するアルコールが用い
られ、その例はエタノール、プロパツール、インプロノ
くノール、アリルアルコール、n−ブタノール及びイソ
ブタノールである。この化合物の製造法は、例えばホウ
ベン−ワイル著メトーデン会チル・オルガニンシエン・
ヘミー4版■72巻1966年21〜26頁に記載され
ている。
特に好適なエステル交換触媒は、テトラアルキルチタネ
ート例えばテトラメチル−、テトラプロピル−、テトラ
インプロピル−又はテトラ−n−ブナ/I,−チタネー
トである。
前記金属と1,6−ジカルボニル化合物のキレートから
成る触媒においては、普通は金属の酸化段階に相当する
分子のジカルボニル 結合されている。キレート形成体としては、1,3−ジ
カルボニル化合物、例えばアセト酢酸エステル、アセチ
ルアセト/、6−メチルアセチルアセトン ベンゾイルアセトン又はジベンゾイルメタンが用いられ
、特に1,6−ジケトンの金属キレート特にアセチルア
セトネートが好適である。金属キレートの製造及びその
使用は、例えばホウベン−ワイル著メトーデン・デル・
オルガニツシエン・ヘミー4版■/2巻1966年56
〜55頁及び58〜61頁、ならびにマルテル及びカル
ピン著ディー会ヘミ−・デル・メタルキレートフエルビ
ンドウンゲン(1958年)に記載されている。
触媒は一般に単独で又は混合して、化合物■に対し0.
01〜10モル%の量で用いられる。
これより多重“の添加も可能であるが、一般に不経済で
ある。アセチルアセトネートの場合は0。
05〜1.0モル%、テトラ−02〜C4−アルキルチ
タネートの場合は0.2〜10モル%が好まし−・。
エステル■は化合物■の1モルに対し、1〜20モル好
ましくは2〜10モル特に6〜6モルの量で用いられる
反応は好ましくは普通の重合開始剤の存在下で、例えば
フェノチアジン又はハイドロキノンモノメチルエーテル
特に酸素の存在下で行われる。酸素は普通は空気の形で
、反応混合物上の気相中のその含量が爆発限界以下であ
る量で添加される。例えばその量は、環状尿素1モル及
び1時間につき0.1〜11!とする。
反応は常圧、減圧又は加圧で行うことができる。適当な
反応温度は、60〜150℃好ましは出発物質■及び■
を一緒に沸騰加熱し、その際遊離するアルカノールを場
合によりエステル■との共沸混合物の形で連続的に留去
する。反応時間は反応温度及び触媒によるが、約1〜6
時間である。反応を不活性溶剤例えばドルオール又はシ
クロヘキサンの存在下で行うこともできる。
反応の後了後、必要に応じ触媒を常法により分離する。
テトラアルキルチタネートは、例えば水を用いて加水分
解したのち、濾過又は遠心分離により除去することがで
きる。ジルコニウム−2,4−ペンタンジオネートを使
用する場合は、意外にも触媒の分離を有利に省略するこ
とができる。これによって、生成物をアクリレート分散
液中に使用する場合に応用技術上の性質が損われること
はない。
生成物は反応混合物から常法により、例えば過剰のエス
テル■を蒸発除去することにより単離できる。しかしく
メト)アクリル酸エステルを用いて反応を行うことが特
に好ましくかつ経済的である。これは後でアクリレート
分散液に使用するために完全拠ないしほとんど完全に除
去する必要がな(、−緒に重合金有されうる。
変化率90%以上において、品質の慣性なしに、未反応
分のヒドロキシ化合物■の分離を同様に省略することが
できる。
好ましい範囲で20〜50%の生成物溶液が得られ、こ
れはアクリレート分散液中に直接に重合金有されうる。
実施例1 メチルメタクリレート2700.9を、1−(2−ヒド
ロキシエチル)−イミダゾリジン−2−オン780,9
.テトラエチルチタネート13I及びフェノチアジン2
.7Iと共に、攪拌下に毎時0.91の空気を導入しな
がら沸騰加熱する。
充填体塔を経て5.6時間に、メタノール及びメチルメ
タクリレートからの沸点65℃の共沸混合物が212g
留出する。
反応の終了後、25°Cに冷却したのち触媒を分離する
ため水175gを添加し、0.5時間後に生じた沈殿(
69g)を遠心分離により分離する。溶液3387gが
得られ、これは高速液体クロマトグラフィにより定量す
ると、1−(2−メタクロイルオキシエチル)−イミダ
ゾリジン−2−オンを31.9%含有し、収率は使用し
た1−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2
−オンに対し91%でアル。
実施例2 l−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−
オン130,9.メチルメタクリレート450g、ジル
コニウムアセチルアセトネート0.7 g及びフェノチ
アジン0.1 !jを、攪拌混合し、これを毎時0.9
1の空気を導入しながら沸騰加熱する。実施例1と同様
にして2.6時間に、メタノール及びメチルメタクリレ
ートからの共沸混合物が36g留出する。生成物の溶液
が544g残留し、これは高速液体クロマトグラフィに
より定食すると、1−(2−メタクロイルオキシエチル
)−イミダゾリジン−2−オンを63.4%含有し、収
率は使用した1−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾ
リジン−2−オンに対し91.5%である。これは変化
率93゜7%において9″18%の選択率に相当する。
実施例6 l−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−
オン16CJji、メチルメタクリレート450!9.
亜鉛アセチルアセトネート0.7.9及びフェノチアジ
ン0.1.9を、攪拌下に毎時0゜91の空気を導入し
ながら沸騰加熱する。実施例1と同様にして6.5時間
に、メタノール及びメチルメタクリレートからの共沸混
合物が40g留出する。生成物の溶液540Iが残留し
、これは高速液体クロマトグラフィにより定量すルト、
1−(2−メタクロイルオキシエチル)−イミダゾリジ
ン−2−オンを27.7%含有し、収率は使用した1−
(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−オン
に対し75.6%である。これは変化率85.5%にお
いて88.4%の選択率に相当する。
実施例4 l−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−
オン150g、メチルメタクリレ−ztsoy、鉄アセ
チルアセトネート3.5y及びフェノチアジンo、 i
 、gを、攪拌下に毎時0.91の空気を導入しながら
沸騰加熱する。実施例1と同様にして5.6時間に、メ
タノール及びメチルメタクリレートからの共沸混合物が
32g留出する。生成物の溶液5501が残留し、これ
は高速液体クロマトグラフィにより定量すると、 念≠
社1−(2−メタクロイルオキシエチル)−イミダゾリ
ジン−2−オンを22.1%含有し、収率は使用した1
−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−オ
ンに対し61゜4%である。これは68.3%の変化率
において89.9%の選択率に相当する。
実施例5 アミノエチルエタノールアミン1454.6 &及び尿
素840.7を、その土建ある空気を窒素で置き換えた
のち、130’Cに0.5時間、続いて210℃まで6
.5時間加熱する。さらに210℃で0.5時間加熱し
たのち、アンモニアを脱離しながら進行する反応が終了
する。生成物1815gが得られ、これは高速液体クロ
マトグラフィにより定量すると、1−(2−ヒドロキシ
エチル)−イミダゾリジン−2−オンを96゜6%含有
し、収率は96.6%である。
この物質154.99を精製しないで、メチルメタクリ
レート450&、ジルコニウムアセチルアセトネ−1−
0,49g及びフェノチアジン0゜1gと共に、攪拌下
に0.91の空気を導入しながら沸騰加熱する。実施例
1と同様にして4.1時間にメタノール及びメチルメタ
クリレートからの共沸混合物が37.6 g留出する。
生成物の溶液547gが残留し、これは高速液体クロマ
トグラフィにより定量すると、1−(2−メタクロイル
オキシエチル)−イミダゾリジン−2−オンを63.2
%含有し、収率は使用した1−(2−ヒドロキシエチ)
V)−イミダゾリジン−2−オンに対し91.8%であ
る。これは変化率93.6%において98.4%の選択
率に相当する。
比較例 1−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾリジン−2−
オン160g、メチルメタクリレート450g、ナトリ
ウムメチラートの60%メタノールi i T、8 g
及びフェノチアジン0.1.!9を、攪拌しながら沸騰
加熱する。実施例1と同様にして0.6時間にメタノー
ル及びメチルメタクリレートからの共沸混合物が68.
19留出する。
得られた反応混合物はガスクロマトグラフィにより分析
すると、1−(2−メタクロイルオキシエチル)−5−
(2−カルポメトキシグaピル)−イミダゾリジン−2
−オン(副生物)及び1−(2−メタクロイルオキシエ
チル)−イミダゾリジン−2−オン(目的生成物)を、
4゜3:1の割合で含有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式▲数式、化学式、表等があります▼II (R^2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を意
    味する)のアクリレート又はメタクリレートを、次式▲
    数式、化学式、表等があります▼III (A及びBは後記の意味を有する)の複素環化合物と、
    チタンアルコラート又は金属チタン、ジルコニウム、鉄
    もしくは亜鉛の1,3−ジカルボニル化合物とのキレー
    ト化合物の存在下に反応させることを特徴とする、次式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ I (R^1は水素原子又はメチル基、A及びBは2〜5個
    の炭素原子を有する分岐状又は非分岐状のアルキレン基
    を意味する)で表わされるアクリル又はメタクリル酸エ
    ステルの製法。
JP62052244A 1986-03-11 1987-03-09 アクリル又はメタクリル酸エステルの製法 Expired - Lifetime JPH0749421B2 (ja)

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DE3607995.2 1986-03-11

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