JPH03207018A - 磁気記録テープ - Google Patents

磁気記録テープ

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JPH03207018A
JPH03207018A JP209090A JP209090A JPH03207018A JP H03207018 A JPH03207018 A JP H03207018A JP 209090 A JP209090 A JP 209090A JP 209090 A JP209090 A JP 209090A JP H03207018 A JPH03207018 A JP H03207018A
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巌 岡崎
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彰二 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録テープに関するものである。
[従来の技術] 磁気記録テープとしては、ポリエステルフィルムに磁性
層を設けてなる磁気記録テープが知られている(例えば
特開昭57−66529号公報)。
[発明が解決しようとする課題コ 磁気記録テープは高密度記録におけるS/N(シグナル
/ノイズの比であり高いほど画質や音質が良好となる)
を高くするためその磁性層表面はますます平滑化されて
いる。しかし、磁性層の表面が平滑になると走行時の摩
擦係数が大きくなりその耐久性が不良となり、使用時の
繰返し走行によるS/Nの低下が大きくなるという問題
点があった。また磁性層の表面を粗くして耐久性を向上
させようとするとS/Nが低くなるというジレンマを抱
えていた。
本発明はかかる課題を改善し、S/Nが高くかつ繰返し
走行によるS/Nの低下の小さい、耐久性の優れた磁気
記録媒体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、(1)厚さ2〜
25μmの二軸配向熱可塑性樹脂フィルムの片面に磁性
層を設けてなる磁気記録テープであって、該フィルムの
少なくとも片面に熱可塑性樹脂Aと粒子を主成分とする
厚さ0.005〜3μmのフィルム層Aを有し、かつ、
該フィルム層A中に含有される粒子の平均粒径がフィル
ム層Aの厚さの0.1〜10倍、該粒子の含有量がフィ
ルム層Aに対して2〜30重量%であることを特徴とす
る磁気記録テープ、および(2)厚さ2〜25μmの二
軸配向熱可塑性樹脂フィルムの片面に磁性層を設けてな
る磁気記録テープであって、該フィルムの少なくとも片
側表面に形成された表面突起ついて、全突起数が1万〜
10億個/ mm 2であり、かつ、その突起平均高さ
の1/3以下の高さの突起数が全突起数のl5%以下で
あることを特徴とする磁気記録テープ、としたものであ
る。
本発明の二軸配向熱可塑性樹脂フィルム(以下、基材フ
ィルムと称することがある)を構成する熱可塑性樹脂は
特に限定されないが、熱可塑性樹脂が結晶性ポリマであ
る場合に、S/N,耐久性が一層良好になるので望まし
い。ここでいう結晶性とはいわゆる非晶質ではないこと
を示すものであり、定量的には示差走査熱量計(D S
 C)による昇温速度10℃/分の熱分析によって融点
が検出され、好ましくは結晶化パラメータΔTcgが1
50℃以下のものである。さらに、示差走査熱量計で測
定された融解熱(融解エンタルピー変化)が7.5ca
l/g以上の結晶性を示す場合に耐久性がより一層良好
となるのできわめて望寓しい。
具体例としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレ
フィン、ポリフエニレンスルフイドなどを用いることが
できるが、ポリエステル、特に、エチレンテレフタレー
ト、エチレンα,β−ビス(2−クロルフエノキシ)エ
タン−4.4′−ジカルボキシレート、エチレン2.6
−ナフタレート単位から選ばれた少なくとも一種の構造
単位を主要構成成分とするポリエステルの場合に本発明
の突起構造にした時の効果が一層顕著になるので望まし
い。
本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子の種類は特に限定され
ないが、アルミナ珪酸塩、1次粒子が凝集した状態のシ
リカ、内部析出粒子などは好ましくなく、粒子の真球度
が1.6以下、好ましくは1.5以下、さらに好ましく
は1.3以下である場合にS/N,耐久性がより一層良
好となるので特に望ましい。また粒子の粒径分布の相対
標準偏差が0.  6以下、好ましくは0.  5以下
のものを用いることが本発明の突起構造を得るのに有効
である。上記の特性を満足する粒子としてはコロイダル
シリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子、架橋高分
子による粒子(たとえば架橋ポリスチレン)などがある
が、特に10重量%減量時温度(窒素中で熱重量分析装
置島津TG−30Mを用いて測定。昇温速度20℃/分
)が380℃以上になるまで架橋度を高くした架橋高分
子粒子の場合に耐久性、S/Nがより一層良好となるの
で特に望ましい。なお、コロイダルシリカに起因する球
形シリカの場合にはアルコキシド法で製造された、ナト
リウム含有量が少ない、実質的に球形のシリカの場合に
耐久性がより一層良好となるので特に望ましい。しかし
ながら、その他の粒子、例えば炭酸カルシウム、二酸化
チタン、アルミナ等の粒子でも後述する積層厚さと平均
粒径の適切なコントロールにより十分使いこなせるもの
である。
粒子の平均粒径は特に限定されず好ましい範囲も種類に
よって異なるが、平均粒径が0.01〜1μmの場合に
S/N,耐久性がより一層良好となるので特に望ましい
本発明の基材フィルムは上記組成物を主要成分とするが
、本発明の目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブ
レンドまたは共重合してもよいし、また酸化防止剤、熱
安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、核生成剤などの無機また
は有機添加剤が通常添加される程度添加されていてもよ
い。また、上述した粒子の他に内部析出粒子を含有して
いてもよい。
本発明における内部析出粒子とは、ポリエステル重合時
に添加したカルシウム化合物、マグネシウム化合物、リ
チウム化合物の少なくとも一種の化合物とポリエステル
構或或分とが結合して生戊する粒子である。なお、本発
明の内部析出粒子には、本発明の目的を阻害しない範囲
内で、リン元素および微量の他の金属成分、たとえば、
亜鉛、コバルト、アンチモン、ゲルマニウム、チタンな
どが含まれていてもよい。
また本発明の基材フィルムのフィルム層A以外の部分に
も本発明の効果を阻害しない範囲で粒子その他の添加物
が含有されていても良い。特に0.1〜1μmの粒子が
0.01〜1重量%、特に0.05〜0.3重量%含有
されている場合にフィルムが高速走行した時のの耐スク
ラッチ性(耐スリ傷性)、ロール状に高速でフィルムを
巻く時の巻特性が良好になるので望ましい。
本発明の基材フィルムは上記組成物を二軸配向せしめた
フィルムである。未延伸フィルムでは耐久性が不良とな
るので好ましくないし、また表面部分のみが一軸配向に
なっているような塗布延伸法等による基材フィルムでは
磁気記録テープの耐久性(以下耐久性)を満足し得ない
。すなわちフィルム層Aの分子が二軸配向になっている
ことが必要である。二軸配向の程度は特に限定されない
が、分子配向の程度を表わすフィルムのヤング率が長手
方向、幅方向ともに、350kg/mm2、好ましくは
400kg/mm2以上の場合に耐久性が一層良好とな
るので特に望ましい。また極表層の分子配向は全反射ラ
マン法、赤外スペクトルなどで確認できる。
本発明を構或する基材フィルムは、少なくとも片面に熱
可塑性樹脂Aと粒子を主成分とするフィルム層Aを有し
、A層の厚さは0.005〜3μm1好ましくは0.0
2〜1μm1さらに好ましくは0.03〜0.8μmで
あることが必要である。フィルム層Aの厚さが上記の範
囲より小さいと耐久性が不良となり、逆に大きいと磁気
記録テープとしてのS/N (以下S/N)が不良とな
るので好ましくない。
また該フィルム層A中に含有される粒子の平均粒径がフ
ィルム層Aの厚さの0.  1〜10倍、好ましくは0
.4〜5倍、さらに好ましくは1.1〜4倍の範囲であ
ることが必要である。粒子の平均粒径が上記の範囲より
小さいとS/N,耐久性が不良となり、逆に大きくても
S/Nが不良となるので好ましくない。
また該フィルム層A中の該粒子の含有量がフィルム層A
に対して2〜30重量%、好ましくは3〜20重量%、
さらに好ましくは2〜15重量%であることが必要であ
る。含有量が上記の範囲より小さいと耐久性が不良とな
り、逆に大きいとS/Nが不良となるので好ましくない
また基材フィルムの厚さは2〜25μm1好ましくは3
〜20μmの範囲であることが必要である。基材フィル
ムの厚さが上記の範囲より小さいとS/Nが不良となり
、逆に大きいと耐久性が不良となり、また、今後の磁気
記録テープの小型化にも対応しにくいので好ましくない
また別の方法で本発明の基材フィルムを記述すると、基
材フィルムの少なくとも片側表面に形成された表面突起
について、全突起数が1万〜10億個/−2、好ましく
は2万〜6,7億個/肺2さらに好ましくは2万〜5億
個/mnl2であることが必要である。突起個数が上記
の範囲より小さいと耐久性が不良となり、逆に大きいと
S/Nが不良となるので好ましくない。また該表面突起
の突起平均高さの1/3以下の高さの突起が全突起数の
15%以下、好ましくは10%以下、さらに好ましくは
8%以下であることが必要である。上記突起の比率が上
記の範囲より大きいとS/N,耐久性ともに不良となる
ので好ましくない。
また本発明を構戊する基材フィルムの特徴面(フィルム
層A面、表面形態が上記の特定の特性を有する面)の突
起高さ分布の相対標準偏差が0.60以下、好ましくは
0,55以下、さらに好ましくは0.50以下である場
合にS /N,耐久性がより一層良好とできるので望ま
しい。
また本発明を構成する基材フィルムの特徴面の全反射ラ
マン結晶化指数は、20cm−1以下の場合にS/N,
耐久性がより一層良好とできるので望ましい。
本発明を構成する基材フィルムの特徴面の2次イオンマ
ススペクトルによって測定される表層粒子濃度比は特に
限定されないが、表層粒子濃度比が1/10以下、特に
1/50以下である場合にS/N、耐久性がより一層良
好とできるので望ましい。表層粒子濃度比が小さいとい
うことは粒子によって形成された突起の粒子の上にしっ
かり熱可塑性樹脂の薄皮が被っていることであり、粒子
が露出している確率が低いことを示すものである。
この表層粒子濃度比は従来の塗布法や塗布・延伸法では
得られないものであり、表層粒子濃度比をこの範囲にし
ておくことにより本発明の磁性層表面形態が得られやす
く、また、S/Nを一層高く、S/N低下を一層小さく
できるので望ましく、また、熱可塑性樹脂の薄皮が被っ
ている突起構造のため、フィルム表面の耐削れ性が向上
し、製膜工程、磁性層塗布やカレンダー等の加工工程で
の粒子脱落によるトラブルが著しく改善されるものであ
る。
本発明は上記の二軸配向熱可塑性樹脂フィルムの片面に
磁性層を設けてなる磁気記録媒体である。
用いられる磁性粉末は特に限定されないが、酸化鉄、酸
化クロム、Co被着酸化鉄などの酸化物、あるいは、F
e,.CO、Fe−Co、Fe−Co−Ni,Co−N
i等の金属または合金、これらとAI、Cr,Si等と
の合金等が用いられ、これらの磁性粉末と有機バインダ
ーを主戊分とする磁性塗料を塗布したいわゆる塗布型の
磁気記録テープ、あるいは、実質的に有機バインダーを
含有しない磁性金属を蒸着、スパッタ法などによって基
材フィルムの表面に設けた金属薄膜型磁気記録テープの
いずれでもよい。また、上記塗布型磁性層の場合ほのバ
インダーの種類は特に限定されないが、一般的には熱硬
化性樹脂系バインダーおよび放射線硬化系バインダーが
好ましく、その他添加剤として公知の潤滑剤、研磨剤、
遮光剤、帯電防止剤等の添加物を常法に従って用いても
よい。
例えば塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重
合体、ポリウレタンプレボリマおよびポリイソシアネー
トよりなるバインダーなどを用いることができる。また
、金属薄膜型磁性層の場合にはその表面潤滑剤、保護膜
等公知の処理をしてもよい。
磁性層の厚さは特に限定されないが、塗布型磁気記録テ
ープの場合は、0.  5〜6μmの範囲、金属薄膜型
の場合は0.05〜0.  5μmとしておくとS/N
,耐久性を一層良好とできるので望ましい。
本発明の磁気記録テープにおいて、磁性層の反対側の基
材フィルム表面に厚さ0.1〜1.5μm1好ましくは
0.2〜0.9μmのバックコート層を設けた磁気記録
テープはS/N,耐久性がより一層良好となるので望ま
しい。バックコート層の種類、組成は特に限定されず公
知の粒子、シリカ、二酸化チタン、カーボンブラック、
炭酸力ルシウム、アルミナ等をポリウレタン等のパイン
ダーを用いて塗設したものが好ましく用いられる。
ただし、上記のバックコート層の表面の平均粗Raが0
.1μm以下、好ましくは0.  05μm以下、さら
に好ましくは0.04μm以下である場合にS/N,耐
久性がより一層良好となるので望ましい。
本発明の磁気記録テープの基本構成例は下記の通りに整
理できる。すなわち、 ■層A/層B構成の基材フィルムの場合a特徴面に磁性
層を塗布、バックコートなしb特徴面に磁性層を塗布、
反対面にバックコート C特徴面の反対面に磁性層を塗布、バックコートなし d特徴面の反対面に磁性層を塗布、反対面にバックコー
ト ■層A/層B/層A構成の基材フィルムの場合a片面に
磁性層、バックコートなし b片面に磁性層、バックコートあり ■層A/層B/層C構成の基材フィルムの場合(突起平
均高さ:層Aく層C) a層A面に磁性層を塗布、バックコートなしb層八面に
磁性層を塗布、反対面にバックコート 上記の構成の中で.特徴面の活用および基材フィルムの
生産性等の観点から特に望ましいのは、■一〇、■−d
、■−a,bである。
また本発明の磁気記録テープはテープを所定の幅にスリ
ットする時の粉(破片)の発生が従来のものに比べて著
しく少なくその粉によるテープの端でも記録障害(ドロ
ップアウト等)がなく、テープの幅か有効に利用できる
ため、特に、幅の狭い、テープの幅が15mm以下、好
ましくは10mm以下の磁気記録テープにおいてますま
すその特性が発揮できるものである。
また、本発明の磁気記録テープは、その長手方向のF5
値が12kg/mm2以上、好ましくは16kg/[[
lIn2以上、さらに好ましくは20kg/mm2以上
である場合にS/Nが一層良好となるので望ましい。
次に本発明の磁気記録媒体の製造方法について説明する
まず、基材となる特徴面を有する二軸配向熱可塑性樹脂
フィルムの製法を説明する。
熱可塑性樹脂に粒子を含有せしめる方法としては、粒子
をエチレングリコールのスラリーとし、重合時に添加す
るかまたはベント方式の2軸混練押出機を用いて熱可塑
性樹脂に添加する方法が、延伸破れなく、本発明に望ま
しい基材フィルムを得るのにきわめて有効である。
粒子の含有量を調節する方法としては、上記方法で高濃
度マスターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的
に含有しない熱可塑性樹脂で希釈して粒子の含有量を調
節する方法が有効である。
次に、粒子を含有する熱可塑性樹脂Aのペレットを必要
に応じて乾燥したのち、公知の溶融積層用押出装置に供
給し、スリット状のダイからシ一ト状に押出し、キャス
ティングロール上で冷却固化せしめて、フィルム層Aの
厚さがフィルム層Aに含有される粒子の平均粒径よりも
厚い未延伸フィルムを作る。すなわち、2または3台の
押出し機、2または3層のマニホールドまたは合流ブロ
ックを用いて、熱可塑性樹脂A,Bを積層し、口金から
2または3層のシートを押し出し、キャスティングロー
ルで冷却して未延伸フィルムを作る。
この場合、熱可塑性樹脂Aのボリマ流路に、スタティッ
クミキサー、ギヤポンプを設置する方法は延伸破れなく
、本発明に望ましい基材フィルムを得るのにきわめて有
効である。
また、ポリマが合流する合流ブロックとしてその断面形
状が横/縦比が2以上の長方形のフィードブロックを用
いることによりフィルム長手方向、幅方向の積層厚さ斑
を小さくできるので磁気記録テープとした時のS/N変
動斑を小さくできるので、本発明に特に望ましい。
上記の説明は構成として、主として層A/層B、層A/
層B/層Aについて述べたが(層A面が特徴面)、層A
/層B/層Cの構成の場合は3台の押出機を用いて同様
に、3層のマニホールドまたは合流ブロックを用いて、
熱可塑性樹脂A,B,Cを積層し、口金から3層のシー
トを押し出し、キャスティングロールで冷却して未延伸
フィルムを作る。いずれの場合もA,BXCは同じ熱可
塑性樹脂でも異なっていてもよい(層A1層Cの面が特
徴面)。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、公知の縦→横または横→縦の順
で行なう逐次二軸延伸法または同時二軸延伸法、チュー
ブラー法を用いることができる。延伸条件は熱可塑性樹
脂の種類により一概には言えないが、延伸倍率としては
縦倍率と横倍率の積を8倍以上にすることが、粒径と積
層厚さの関係を本発明範囲とし、表面形態を最適化し、
特徴面近傍のボリマ分子を二軸配向させ、かつフィルム
全体の望ましい機械特性を得るのに有効である。いずれ
にしても粒径よりも厚い積層厚さを有する未延伸フィル
ムを作っておき、その積層厚さを二軸延伸によって粒子
の大きさ近傍あるいはそれ以下に薄くすることが本基材
フィルムの製法のポイントである。また、表層のポリマ
分子が二軸配向していることが、本フィルムが塗布法、
あるいは塗布・延伸法によって作られるフィルムと大き
く異なる点であり、S/N,耐久性をより一層良好とで
き、また、フィルム表面の耐削れ性が向上し、製膜工程
、磁性層塗布やカレンダー等の加工工程での粒子脱落に
よるトラブルが大きく改善されるものである。
また上記二軸配向フィルムをさらに少なくとも1方向に
再延伸してもよい。次にこの延伸フィルムを熱可塑性樹
脂樹脂の融点〜融点−100℃の温度範囲で0.  5
〜60秒行なうのが好適である。
次に、この基材フィルムに磁性層を設ける。磁性層を塗
布する方法は公知の方法で行なうことができるが、グラ
ビヤロールやギーサで塗布する方法がS/N,耐久性を
一層良好とできるので望ましい。
塗布後の乾燥工程は、温度を90〜120℃とするのが
好ましい。
また、カレンダー工程は、ボリアミド系樹脂またはポリ
エステル系樹脂を弾性ロールに用い、25〜90℃の温
度範囲で行なうのが、S/N,耐久性を一層良好とでき
るので望ましい。またカレンダー時の圧力は1 0 0
〜5 0 0kg/cmの範囲が、S/N,耐久性を一
層良好とできるので望ましい。
次に磁性層が塗布された原反を巻とってロールの形で磁
性層硬化のためにキュアする。キュアの温度条件は40
〜100℃の範囲が、S/N、耐久性を一層良好とでき
るので望ましい。
また金属薄膜型の場合の磁性層の形成法は公知の方法で
可能であり、例えば、鉄、コバルト・ニッケルまたはそ
の合金の金属薄膜を真空蒸着、イオンプレーティング、
スパッタリング法等により基材フィルム上に直接、ある
いはアルミニウム、チタン、クロム等の下地薄膜を介し
て形成させるのが好ましい。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法]本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである
(1)粒子の平均粒径 フィルム表面から熱可塑性樹脂をプラズマ低温灰化処理
法で除去し粒子を露出させる。処理条件は熱可塑性樹脂
は灰化されるが粒子はダメージを受けない条件を選択す
る。これを走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子
の画像をイメージアナライザーで処理する。観察箇所を
変えて粒子数5,000個以上で次の数値処理を行ない
、それによって求めた数平均径Dを平均粒径とする。
D=ΣDi/N ここで、Diは粒子の円相当径、Nは粒子数である。
(2)粒径比 上記(1)の測定において個々の粒子の(長径の平均値
)/(短径の平均値)の比である。すなわち、下式で求
められる。
長径=ΣDli/N 短径=ΣD 2 i / N D li, D 2iはそれぞれ個々の粒子の長径(最
大径)、短径(最短径)、Nは粒子数である。
(3)粒径の相対標準偏差 上記(1)の方法で測定された個々の粒径Di1平均径
D1粒子数Nから計算される標準偏差σ(={Σ(Di
 −D) 2/N} ”2)を平均径Dで割った値(σ
/D)で表わした。
(4)粒子の含有量 熱可塑性樹脂は溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択し
、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の全体重量
に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
(5)結晶化パラメータΔTcg,融解熱示差走査熱量
計(D S C)を用いて測定した。
DSCの測定条件は次の通りである。すなわち、試料1
0mgをDSC装置にセットし、300℃の温度で5分
間溶融した後、液体窒素中に急冷する。
この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点Tg
を検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶
化発熱ピーク温度をもって冷結晶化温度Tccとした。
さらに昇温を続け、融解ピークから融解熱を求めた。こ
こでTccとTgの差(Tcc−Tg)を結晶化パラメ
ータΔTcgと定義する。
(6)F5値(5%伸長時強度),ヤング率JIS−Z
−1..702に規定された方法にしたがって、インス
トロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25℃、65
%RHにて測定した。
(7)全反射ラマン結晶化指数 全反射ラマンスペクトルを測定し、カルボニル基の伸縮
振動である1730cm−’の半価幅をもって表面の全
反射ラマン結晶化指数とした。測定条件は次の通りであ
る。但し測定深さは、表面から500〜1,OOOA程
度とした。
■光源 アルゴンイオンレーサー(5, 145 A)■試料の
セッティング レーザー偏光方向(S偏光)とフィルム長手方向が平行
となるようにフィルム表面を全反射プリズムに圧着させ
、レーザーのブリズムへの入射角(フィルム厚さ方向と
の角度)は60゜ とした。
■検出.器 PM:RC^31034/Photon Counti
ng System(Hamamatsu C1230
)  (supply 1,600V)■測定条件 SLIT        1.000 μmLASER
       l00mW GATE TIME     l. OsecSCAN
 SPEED     12cm−’/minSAMP
LING INTERVAL O. 2cmREPEA
T TIME    6 (8)表面の分子配向(屈折率) ナトリウムD線(589nm)を光源として、アッペ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
1、N2、N3とした時、(Nl −N2 ’)の絶対
値が0.07以下、かつ、N3 / [ (Nl +N
2 )/2コが0.95以下であることをひとつの基準
とできる。また、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を
測定しても良い。さらに、この方法では測定が難しい場
合は全反射レーザーラマン法を用いることもできる。
レーザー全反射ラマンの測定は、Jobin−Yvon
社製Ramanor U − 1 0 0 0ラマンシ
ステムにより、全反射ラマンスペクトルを測定し、例え
ばPETの場合では、1615cm−’(ベンゼン環の
骨格振動)と1 7 3 0cm−’ (カルボニル基
の伸縮振動)のバンド強度比の偏光測定比(YY/XX
比など。ここでYY:レーザーの偏光方向をYにしてY
に対して平行なラマン光検出、xX:レーザーの偏光方
向をXにしてXに対して平行なラマン光検出)が分子配
向と対応することを利用できる。ボリマの二軸配向性は
ラマン測定から得られたパラメータを長手方向、幅方向
の屈折率に換算して、その絶対値、差などから判定でき
る。この場合の測定条件は次のとおりである。
■光源 アルゴンイオンレーザー(5145A)■試料のセッテ
ィング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レーザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
’ とした。
■検出器 PM : RCA31034/Photon Coun
ting System(Hamamafsu Cl2
30)  (supply 1600V)■測定条件 SLIT        1000μmLASER  
     l00mW GATE TIME     l. OsecSCAN
 SPEED     12cm−”/minSAMP
LING INTERVAL O、2cm −”REP
EAT TIME    6 (9)表層粒子濃度比 2次イオンマススペクトル(SIMS)を用いて、フィ
ルム中の粒子に起因する元素のうち最も高濃度の元素と
熱可塑性樹脂の炭素元素の濃度比を粒子濃度とし、厚さ
方向の分析を行なう。SIMSによって測定される最表
層粒子濃度(深さOの点)における粒子濃度Aとさらに
深さ方向の分析を続けて得られる最高濃度Bの比、A/
Bを表層粒子濃度比と定義した。測定装置、条件は下記
のとおりである。
1次イオン種   :02 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流  :200nA ラスター領域   :400μm口 分析領域     :ゲート30% 測定真空度    : 6.  O X I CV9T
orrE−GUN     :0.5KV−3.OA(
10)表面突起の高さ、高さ分布、個数2検出器方式の
走査型電子顕微鏡[ESM−3200、エリオニクス(
株)製コと断面測定装置[PMS−1、エリオニクス(
株)製]においてフィルム表面の平坦面の高さをOとし
て走査した時の突起の高さ測定値を画像処理装置[IB
AS2 0 0 0,カールツアイス(株)製]に送り
、画像処理装置上にフィルム表面突起画像を再構築する
。次に、この表面突起画像で突起部分を2値化して得ら
れた個々の突起の面積から円相当径を求めこれをその突
起の平均径とする。また、この2値化された個々の突起
部分の中で最も高い値をその突起の高さとし、これを個
々の突起について求める。この測定を場所をかえて50
0回繰返し、突起個数を求め、測定された全突起につい
てその高さの平均値を平均高さとした。また個々の突起
の高さデータをもとに、高さ分布の標準偏差を求めた。
相対標準偏差はこの標準偏差を平均高さで割った値であ
る。また走査型電子顕微鏡の倍率は、1000〜800
0倍の間の値を選択する。なお、場合によっては、高精
度光干渉式3次元表面解析装置(WYKO社製TOPO
−3D,対物レンズ=40〜200倍、高解像度カメラ
使用が有効)を用いて得られる高さ情報を上記SEMの
値に読み替えて用いてもよい。
(11)バックコートの表面粗さパラメータRa表面粗
さ計を用いて測定した。条件は下記のとおりであり、2
0回の測定の平均値をもって値とした(小坂研究所製薄
膜段差測定機ET−10による)。
・触針先端半径:0.5μm ・触針荷重  :5mg ・測定長   :1mm ・カットオフ値:0,08mm (12)積層厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、表層か
ら深さ3000nmの範囲のフィルム中の粒子の内もっ
とも高濃度の粒子に起因する元素と熱可塑性樹脂の炭素
元素の濃度比(M+/C+)を粒子濃度とし、表面から
深さ3000nmまで厚さ方向の分析を行なう。表層で
は表面という界面のために粒子濃度は低く表面から遠ざ
かるにつれて粒子濃度は高くなる。本発明を構戚する望
ましいフィルムの場合は、通常、いったん極大値となっ
た粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線をも
とに表層粒子濃度かの極大値の172となる深さ(この
深さは極大値となる深さよりも深い)を求め、これを積
層厚さとした。条件は次の通り。
(1)測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) 西独、ATO旧KA社製 A−[DA3[1G[1(2
)測定条件 1次イオン種 :02 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流:200nA ラスター領域: 400μm口 分析領域:ゲート30% 測定真空度: 5.  O X 1 0−’TorrE
−GUN:0.5KV−3.OA なお、表層から深さ3000nmの範囲にもっとも多く
含有する粒子が有機高分子粒子の場合はSIMSでは測
定が難しいので、表面からエッチングしなからXPS(
X線光電子分光法)、IR(赤外分光法)などで上記同
様のデプスプロファイルを測定し積層厚さを求めても良
いし、また、電子顕微鏡等による断面観察で粒子濃度の
変化状態やコントラストの差から界面を認識し積層厚さ
を求めることもできる。
(14)磁気記録媒体のS/N 磁気記録媒体をVTRカセットに組み込み8mmVTR
テープとした。このテープに家庭用VTRを用いてシバ
ソク製のテレビ試験波形発生器(TG7/U706)に
より100%クロマ信号を記録し、その再生信号からシ
バソク製カラービデオノイズ測定器(925D/1)で
クロマS/Nを測定した。
このクロマS/Nを市販されているHi8テープ(ハイ
バンド用8mm塗布型VTRテープ、SONY製Hi8
MP120)と比較して、S/Nが1(IB以上高い場
合はS/N良好、1dB未満の場合はS/N不良と判定
した。なお金属薄膜型の磁気テープの場合はSONY製
ハイバント用8mm金属薄膜型VTRテープ、Hi8M
E120と比較して、S/Nが1dB以上高い場合はS
/N良好、1dB未満の場合はS/N不良と判定した。
(15)磁性面の耐久性 上記テープをSONY製Hi 8VTRを用いて40℃
、80%RHの条件で1000回再生、巻き戻しを繰り
返した後再度上記S/Nを測定しS/Nの低下が走行前
に比べて1dB未満の場合は耐久性良好、1dB以上の
場合は耐久性不良と判定した。
[実施例コ 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜5、比較例1〜4、6 平均粒径の異なる架橋ポリスチレン粒子、コロイダルシ
リカに起因する球形シリカ粒子等を含有するエチレング
リコールスラリーを調製し、常法によって該粒子を含有
するポリエチレンテレフタレート(以下PETと略す)
、ポリエチレン−2,6−ナフタレート(以下PEN)
のペレットを作った(熱可塑性樹脂A)。また、常法に
よって、コロイダルシリカに起因する球形シリカ粒子(
平均径0.  2μm)を0.2重量%を含有するPE
Tを製造し、熱可塑性樹脂Bとした。
これらのポリマをそれぞれ180℃で6時間減圧乾燥(
 3 Torr) Lた後、熱可塑性樹脂Bを押出機1
に供給し310℃で溶融し、さらに、熱可塑性樹脂Aを
押出機2に供給し、280℃で溶融し、これらのポリマ
を合流ブロックで合流積層し、静電印加キャスト法を用
いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけ
て冷却固化し、積層未延伸フィルムを作った。この時、
それぞれの押出機の吐出量を調節し総厚さ、熱可塑性樹
脂A層(フィルム層A)の厚さを調節した。
この未延伸フィルムを温度80℃にて(熱可塑性樹脂B
がPENの場合は140℃)、長手方向に4.0倍延伸
した。この延伸は2組ずつのロールの周速差で、3段階
で行なった。この一軸延伸フィルムをステン夕を用いて
延伸速度5. 000%/分で100°C(熱可塑性樹
脂BがPENの場合は140℃)で幅方向に4。0倍延
伸し、さらに縦方向に1.6倍再延伸した後、定長下で
、210℃にて5秒間熱処理し、総厚さ7μmの二軸配
向積層フィルムを得た。また公知の方法で0.3μm径
の球形シリカをフィルム全体に6重量%含有する総厚さ
7μmの二軸配向単層フィルムを得た。
これらの基材フィルムに磁性塗料をグラビヤロールを用
いて、フィルム層A側の面(特徴面)と反対側に塗布し
た。磁性塗料は次のようにして調製した。
・Fe(鉄)           100部平均粒子
サイズ 長さ :0.3μm 針状比:10/1 抗磁力     2000  0e ポリウレタン樹脂        15部・塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体  5部・ニトロセルロース樹脂
       5部・酸化アルミ粉末        
  3部平均粒径       :0.3μm ・カーボンブラック         1部・レシチン
             2部・メチルエチルケトン
      100部・メチルイソブチルケトン   
 100部・トルエン            100
部・ステアリン酸           2部上記組或
物をボールミルで48時間混合分散した後、硬化剤6部
を添加して得られた混練物をフィルターでろ過して磁性
塗布液を準備し、上記フィルム上に塗布、磁場配向させ
、110℃で乾燥し、さらに小型テストカレンダー装置
(スチールロール/ナイロンロール、5段)で、温度、
線圧を変更してカレンダー処理した後ロール状に巻とり
、10〜150℃の範囲で温度を変更して、48時間キ
ュアリングした。次に下記組成物をボールミルにて48
時間混合し、これにコロネートLを28 5重量部添加
してバックコート層塗料をを作成し、これを磁性層と反
対側の面に乾燥厚さが0.8μmとなるようにバックコ
ートして、その後8mm幅にスリットして塗布型磁気記
録媒体を得た。
(バックコート層組成) ・LiAIO2 (粒径0.2μm) =10重量部 ・カーボンブラック(粒径24nm,キャボット製“ブ
ラックパールL”):90重量部・塩化ビニルー酢酸ビ
ニル共重合体(結合剤):30重量部 ・ポリウレタン(結合剤,日本ポリウレタン製N503
3)       :20重量部・プチルステアレート
(潤滑剤):1重量部・メチルエチルケトン(溶剤):
200重量部・メチルイソブチルケトン(溶剤) :50重量部 ・トルエン(溶剤)      :50重量部実施例6
〜8、比較例5 上記方法と同様の方法で製造された基材フィルムの片面
に、まず実施例1に用いたバックコート層を厚さ0.5
μmとなるよう塗設し、その後、その反対側に電子ビー
ム蒸着法(最小入射角=50゜の斜方蒸着)でコバルト
/ニッケル合金(co/N i =7 5/2 5重量
比)を蒸着し、厚さ1000Aの金属薄膜型磁気記録媒
体を得た。次にこのテープ原反を8M幅にスリットし金
属薄膜型磁気記録テープを得た。
これらの磁気記録媒体の特性は第1表に示したとおりで
あり、本発明の要件を満足する金属薄膜型磁気記録テー
プは、S/Nが高く、かつ繰り返し走行させた後のS/
N低下小さく耐久性に優れているが、そうでない場合は
上記を満足する磁気記録テープは得られないことがわか
る。
[発明の効果コ 本発明は、磁気記録テープの基材フィルムおよびテープ
構成を特定なものとしたため、磁性層との特異な相互作
用によって、ノイズの発生は小さく押さえながらその耐
摩耗性を向上できたので、S/Nが高く、かつ繰り返し
走行させた後のS/N低下が小さく耐久性に優れる磁気
記録テープが得られたものである。
本発明の磁気記録媒体はビデオテープ、フロッピーディ
スク、ビデオフロッピー、オーディオテープ、メモリー
テープ等全ての用途に有用であるが、高密度記録の8m
mビデオ、8mmハイバンドビデオ、SVHSビデオ、
デジタルビデオ用、HDTV用(ハイビジョン等の高品
位テレビ)等の高密度磁気記録媒体あるいは繰り返し使
用が多いソフト用ビデオテープ等に特に有用である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚さ2〜25μmの二軸配向熱可塑性樹脂フィル
    ムの片面に磁性層を設けてなる磁気記録テープであって
    、該フィルムの少なくとも片面に熱可塑性樹脂Aと粒子
    を主成分とする厚さ0.005〜3μmのフィルム層A
    を有し、かつ、該フィルム層A中に含有される粒子の平
    均粒径がフィルム層Aの厚さの0.1〜10倍、該粒子
    の含有量がフィルム層Aに対して2〜30重量%である
    ことを特徴とする磁気記録テープ。
  2. (2)厚さ2〜25μmの二軸配向熱可塑性樹脂フィル
    ムの片面に磁性層を設けてなる磁気記録テープであって
    、該フィルムの少なくとも片側表面に形成された表面突
    起ついて、全突起数が1万〜10億個/mm^2であり
    、かつ、その突起平均高さの1/3以下の高さの突起数
    が全突起数の15%以下であることを特徴とする磁気記
    録テープ。
  3. (3)磁性層の反対側に厚さ0.1〜1.5μmのバッ
    クコート層を設けてなる請求項(1)または(2)記載
    の磁気記録テープ。
  4. (4)バックコート層の表面平均粗さRaが0.1μm
    以下である請求項(3)記載の磁気記録テープ。
  5. (5)テープの幅が15mm以下であることを特徴とす
    る請求項(1)〜(4)のいずれかに記載の磁気記録テ
    ープ。
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US07/632,311 US5266376A (en) 1989-12-25 1990-12-21 Magnetic recording medium
EP19900314318 EP0435668B1 (en) 1989-12-25 1990-12-27 Magnetic recording medium
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63224020A (ja) * 1987-03-12 1988-09-19 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63224020A (ja) * 1987-03-12 1988-09-19 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体

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