JPH03187723A - 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents

二軸配向熱可塑性樹脂フィルム

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JPH03187723A
JPH03187723A JP32776989A JP32776989A JPH03187723A JP H03187723 A JPH03187723 A JP H03187723A JP 32776989 A JP32776989 A JP 32776989A JP 32776989 A JP32776989 A JP 32776989A JP H03187723 A JPH03187723 A JP H03187723A
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film
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晃一 阿部
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彰二 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、二軸配向熱可塑性樹脂フィルムに関するもの
である。
[従来の技術] 二軸配向熱可塑性樹脂フィルムとしては少なくとも片面
の走行性が改良されたフィルムが知られている(例えば
、特開昭59−171623号公報等)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の二軸配向熱可塑性樹脂フィル
ムでは、例えば、磁気媒体用途における磁性層塗布、カ
レンダー工程、あるいは、できたビデオテープ等をダビ
ングしてソフトテープ等を製造する工程等の工程速度の
増大に伴い、接触するロールやガイドでフィルム表面に
傷がつくという欠点があった。また、従来のものでは、
上記ダビング時の画質低下のために、ビデオテープにし
た時の画質、すなわち、S/N (シグナル/ノイズ比
)も不十分という欠点があった。
本発明はかかる課題を解決し、特に高速工程でフィルム
に傷がつきに<<(以下耐スクラッチ性に優れるという
)、シかもダビング時の画質低下の少ない(以下耐ダビ
ング性に優れるという)二軸配向熱可塑性樹脂フィルム
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、粒子を含有する熱可塑性樹脂Aを主成分とす
るフィルムであって、粒子の平均粒径がフィルム厚さの
0.1〜1.0倍、該粒子の含有量が0.5〜50重量
%、該フィルム表面のMD力方向厚みむら(%)とTD
力方向厚みむら(%)の積が750以下であることを特
徴とする厚さ0゜005〜3μmの二軸配向熱可塑性樹
脂フィルムに関するものである。
本発明を構成する熱可塑性樹脂Aはポリエステル、ポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィドな
ど特に限定されないが、特に、ポリエステル、なかでも
、エチレンテレフタレート、エチレンα、β−ビス(2
−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボキシ
レート、エチレン2.6−ナフタレート単位から選ばれ
た少なくとも一種の構造単位を主要構成成分とする場合
に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好となる
ので望ましい。また、本発明を構成する熱可塑性樹脂A
は結晶性、あるいは溶融時光学異方性である場合に耐ス
クラッチ性、耐ダビング性がより一層良好となるのでき
わめて望ましい。ここでいう結晶性とはいわゆる非晶質
でないことを示すものであり、定量的には結晶化パラメ
ータにおける冷結晶化温度Tccが検出され、かつ結晶
化パラメータΔTcgが150℃以下のものである。さ
らに、示差走査熱量計で測定された融解熱(融解エンタ
ルピー変化)が7.5cal/g以上の結晶性を示す場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るのできわめて望ましい。また、エチレンテレフタレー
トを主要構成成分とするポリエステルの場合に耐ダビン
グ性、耐スクラッチ性がより一層良好となるので特に望
ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以上
の熱可塑性樹脂を混合しても良いし、共重合ポリマを用
いても良い。
本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子は、粒径比(粒子の長
径/短径)が1.0〜1.3の粒子、特に、球形状の粒
子の場合に耐スクラ・ソチ性がより一層良好となるので
望ましい。
また、本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子はその粒径の相
対標準偏差が0. 6以下、好ましくは0゜5以下の場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るので望ましい。
本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子の種類は特に限定され
ないが、フィルムを構成する樹脂に対して不活性な粒子
であることが望ましく、さらに上記の好ましい粒子特性
を満足するにはアルミナ珪酸塩、1次粒子が凝集した状
態のシリカ、内部析出粒子などは好ましくなく、コロイ
ダルシリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子、架橋
高分子による粒子(たとえば架橋ポリスチレン)などの
場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好と
なるので特に望ましい。
粒子の大きさは、フィルム中での平均粒径が熱可塑性樹
脂Aを主成分とするフィルム厚さの0゜1〜10倍、好
ましくは0.2〜5倍、さらに好ましくは1〜3倍の範
囲であることが必要である。
平均粒径/フィルム厚さ比が上記の範囲より小さいと耐
スクラッチ性が不良となり、逆に大きくても耐スクラッ
チ性、耐ダビング性が不良となるので好ましくない。
また熱可塑性樹脂A中の粒子の平均粒径(直径)が0.
01〜1μm1特に0.02〜0.5μmの範囲である
場合に、耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好
となるので望ましい。
本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子の含有量は0゜5〜5
0重量%、好ましくは2〜20重量%、さらに好ましく
は3〜10重量%であることが必要である。粒子の含有
量が上記の範囲より少なくても、逆に大きくても耐スク
ラッチ性が不良となるので好ましくない。
本発明フィルムは上記熱可塑性樹脂Aと粒子からなる組
成物を主要成分とするが、本発明の目的を阻害しない範
囲内で、他種ポリマをブレンドしてもよいし、また酸化
防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤などの有機添加
剤が通常添加される程度添加されていてもよい。
本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せしめたフィル
ムである。−軸あるいは無配向フィルムでは耐スクラッ
チ性が不良となるので好ましくない。この配向の程度は
特に限定されないが、高分子の分子配向の程度の目安で
あるヤング率が長手方向、幅方向ともに350 k g
/mm2以上である場合に耐スクラッチ性がより一層良
好となるのできわめて望ましい。分子配向の程度の目安
であるヤング率の上限は特に限定されないが、通常、1
500 k g/mm2程度が製造上の限界である。
また、本発明フィルムは、ヤング率が上記範囲内であっ
ても、フィルムの厚さ方向の一部分、例えば、表層付近
のポリマ分子の配向が無配向、あるいは、−軸配向にな
っていない、すなわち、厚さ方向の全部分の分子配向が
二軸配向である場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性が
より一層良好となるので特に望ましい。
特にアツベ屈折率計、レーザーを用いた屈折率計、全反
射レーザーラマン法などによって測定される分子配向が
、表面、裏面ともに二軸配向である場合に耐スクラッチ
性、耐ダビング性がより一層良好となるので特に望まし
い。
さらに熱可塑性樹脂Aが結晶性ポリエステルであり、そ
れを主成分とするフィルム裏面の全反射ラマン結晶化指
数が20cm−’以下、好ましくは18cm−’以下、
さらに17 Cm−”以下の場合に耐スクラッチ性、耐
ダビング性がより一層良好となるのできわめて望ましい
本発明の熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルムの厚さ
は0.005〜3μm1好ましくは0゜01〜2μm1
さらに好ましくは0.02〜1μmであることが必要で
ある。フィルム厚さが上記の範囲より小さいと耐ダビン
グ性が不良となり逆に大きいと耐スクラッチ性が不良と
なるので好ましくない。
本発明の熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルム表面の
MD力方向フィルム長手方向)の厚みむら(%)とTD
力方向フィルム幅方向)の厚みむら(%)の積が750
以下、好ましくは600以下、さらに好ましくは500
以下であることが必要である。熱可塑性樹脂Aを主成分
とするフィルム表面のMD力方向厚みむら(%)とTD
力方向厚みむら(%)の積が750を越えると耐ダビン
グ性、耐スクラッチ性を同時に満足することができない
。熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルム表面のMD力
方向厚みむら(%)とTD力方向厚みむら(%)の積の
下限は100ぐらいである。
本発明の熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルムの表面
の平均突起高さは5〜500nm、好ましくは10〜3
00nm、さらに好ましくは15〜200nmの範囲で
ある場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良
好となるので特に望ましい。
本発明の熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルム表面の
平均突起間隔は6μm以下、好ましくは4μm以下であ
る場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好
となるので特に望ましい。
本発明フィルムは上述したように、構成する熱可塑性樹
脂が結晶性あるいは溶融光学異方性であることがきわめ
て望ましいが、溶融等方性フィルムの場合、結晶化パラ
メータΔTcgが25〜65℃である場合に耐スクラッ
チ性がより一層良好となるので特に望ましい。
なお熱可塑性樹脂Aがポリエステルの場合には熱可塑性
樹脂A面の厚さ方向屈折率が1.5以下の場合に耐スク
ラッチ性、耐ダビング性がより一層良好となるので特に
望ましい。さらにフィルムの固有粘度が0.60以上、
特に0.70以上の場合に耐スクラッチ性がより一層良
好となるので特に望ましい。
本発明フィルムは、もちろん単体(単層フィルム)でも
用いられるが、熱可塑性樹脂Bを主成分とするフィルム
の少なくとも片面に上記熱可塑性樹脂Aを主成分とする
フィルムを積層した後、二軸配向したフィルムの形で用
いると、機械的特性が良好となるのみならず、耐スクラ
ッチ性、耐ダビング性もより一層良好となるのできわめ
て望ましい。ここで熱可塑性樹脂AとBは同じ種類でも
、異なるものでも良い。
熱可塑性樹脂Bとしては結晶性ポリマが望ましく、特に
、結晶性パラメータΔTcgが20〜100℃の範囲の
場合に、耐ダビング性がより一層良好となるので望まし
い。具体例として、ポリエステル、ポリアミド、ポリフ
ェニレンスルフィド、ポリオレフィンが挙げられるが、
ポリエステルの場合に耐ダビング性がより一層良好とな
るので特に望ましい。また、ポリエステルとしては、エ
チレンテレフタレート、エチレンα、β−ビス(2−ク
ロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボキシレー
ト、エチレン2.6−ナフタレート単位から選ばれた少
なくとも一種の構造単位を主要構成成分とする場合に耐
ダビング性が特に良好となるので望ましい。ただし、本
発明を阻害しない範囲内、望ましい結晶性を損なわない
範囲内で、好ましくは5モル%以内であれば他成分が共
重合されていてもよい。
本発明の熱可塑性樹脂Bにも、本発明の目的を阻害しな
い範囲内で、他種ポリマをブレンドしてもよいし、また
酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤などの有機
添加剤が通常添加される程度添加されていてもよい。
熱可塑性樹脂Bを主成分とするフィルム中には粒子を含
有している必要は特にないが、平均粒径が0.007〜
2.czm、特に0.01〜1μmの粒子が0.001
〜0.15重量%、特に0.005〜0.1重量%含有
されていると、耐スクラッチ性がより一層良好となるの
みならず、フィルムの巻姿が良好となるのできわめて望
ましい。含有する粒子の種類は熱可塑性樹脂Aに望まし
く用いられるものを使用することが望ましい。熱可塑性
樹脂AとBに含有する粒子の種類、大きさは同じでも異
なっていても良い。
上記熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bの結晶化パラメー
タΔTcgの差(A−B)は特に限定されないが、−3
0〜+20℃の場合に、耐スクラッチ性、耐ダビング性
がより一層良好となるので特に望ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。
まず、熱可塑性樹脂Aに粒子を含有せしめる方法として
は、熱可塑性樹脂がポリエステルの場合には、ジオール
成分であるエチレングリコールのスラリーの形で分散せ
しめ、このエチレングリコールを所定のジカルボン酸成
分と重合せしめるのが本発明範囲のフィルム厚さと平均
粒径の関係、含有量および厚みむら範囲のフィルムを得
るのに有効である。また、粒子を含有するポリエステル
の溶融粘度、共重合成分などを調節して、その結晶化パ
ラメータΔTcgを40〜65℃の範囲にしておく方法
は本発明範囲のフィルム厚さと平均粒径の関係、含有量
および厚みむら範囲のフィルムを得るのに有効である。
また、粒子のエチレングリコールのスラリーを140〜
200℃、特に180〜200℃の温度で30分〜5時
間、特に1〜3時間熱処理する方法は本発明範囲のフィ
ルム厚さと平均粒径の関係、含有量および厚みむら範囲
のフィルムを得るのに有効である。
また熱可塑性樹脂に粒子を含有せしめる方法として、粒
子をエチレングリコール中で熱処理した後、溶媒を水に
置換したスラリーの形で熱可塑性樹脂と混合し、ベント
方式の2軸押比機を用いて混練して熱可塑性樹脂に練り
込む方法も本発明範囲のフィルム厚さと平均粒径の関係
、含有量および厚みむら範囲のフィルムを得るのにきわ
めて有効である。
粒子の含有量を調節する方法としては、上記方法で高濃
度マスターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的
に含有しない熱可塑性樹脂で希釈して粒子の含有量を調
節する方法が有効である。
かくして、粒子を所定量含有するペレットを必要に応じ
て乾燥したのち、公知の溶融押出機に供給し、熱可塑性
樹脂の融点以上、分解点以下でスリット状のダイからシ
ート状に押出し、キャスティングロール上で冷却固化せ
しめて未延伸フィルムを作る。この場合、未延伸フィル
ムに押出し成形する時の口金スリット間隙/未延伸フィ
ルム厚さの比を5〜30、好ましくは8〜20の範囲に
することが本発明範囲のフィルム厚さと平均粒径の関係
、含有量および厚みむら範囲のフィルムを得るのに有効
である。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二輪
延伸法を用いることができる。ただし、最初に長手方向
、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法を用い、長
手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦延伸倍率を3
.0〜6.5倍で行なう方法は本発明範囲のフィルム厚
さと平均粒径の関係、含有量および厚みむら範囲のフィ
ルムを得るのに有効である。ただし、熱可塑性樹脂が溶
融光学異方性樹脂である場合は長手方向延伸倍率は1.
0〜1.1倍が適切である。長手方向延伸温度は熱可塑
性樹脂の種類によって異なり一概には言えないが、通常
、その1段目を50〜130℃とし、2段目以降はそれ
より高くすることが本発明範囲のフィルム厚さと平均粒
径の関係、含有量および厚みむら範囲のフィルムを得る
のに有効である。長手方向延伸速度はs、 ooo〜5
0.000%/分の範囲が好適である。幅方向の延伸方
法としてはステンタを用いる方法が一般的である。延伸
倍率は、3. 0〜5.0倍の範囲が適当である。
幅方向の延伸速度は、1,000〜20.000%/分
、温度は80〜160℃の範囲が好適である。次にこの
延伸フィルムを熱処理する。この場合の熱処理温度は1
70〜200℃、特に170〜190℃、時間は0.5
〜60秒の範囲が好適である。
次に、熱可塑性樹脂Bのフィルムの少なくとも片面に熱
可塑性樹脂Aのフィルムを積層する方法としては、次の
方法が有効である。
所定の熱可塑性樹脂へ組成物と熱可塑性樹脂B(A、B
は同種、異種どちらでもよい)を公知の溶融積層用押出
機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、
キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸フィ
ルムを作る。すなわち、2または3台の押出し機、2ま
たは3層のマニホールドまたは合流ブロックを用いて、
熱可塑性樹脂A、Bを積層し、口金から2または3層の
シートを押し出し、キャスティングロールで冷却して未
延伸フィルムを作る。この場合、熱可塑性樹脂Aのポリ
マ流路に、スタティックミキサーギヤポンプを設置する
方法は本発明範囲のフィルム厚さと平均粒径の関係、含
有量および厚みむら範囲のフィルムを得るのに有効であ
る。また、熱可塑性樹脂A側の押し出し機の溶融温度を
熱可塑性樹脂B側より10〜40℃高くすることが本発
明範囲のフィルム厚さと平均粒径の関係、含有量および
厚みむら範囲のフィルムを得るのに有効である。さらに
、合流ブロックは、矩形の合流ブロックを用いるのがよ
く、熱可塑性樹脂Aの流路の端部を閉じた矩形合流ブロ
ックを用いるのがよい。
次にこの未延伸フィルムを二輪延伸し、二軸配向せしめ
る方法のポイントは、基本的に上述した単層フィルムと
同様である。ただし、積層フィルムの場合の延伸温度の
設定は熱可塑性樹脂Aを基準として設定する必要がある
。さらに2層積層フィルムの熱処理工程は、熱可塑性樹
脂A層に吹き付ける熱風温度を熱可塑性樹脂B層よりも
3〜20℃低くすることが本発明範囲のフィルム厚さと
平均粒径の関係、含有量および厚みむら範囲のフィルム
を得るのに有効である。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法]本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである
(1)粒子の平均粒径 フィルムから熱可塑性樹脂をプラズマ低温灰化処理法で
除去し粒子を露出させる。処理条件は熱可塑性樹脂は灰
化されるが粒子はダメージを受けない条件を選択する。
これを走査型電子顕微鏡で粒子数5000個以上を観察
し、粒子画像を画像処理装置で処理し、次式で求めた数
平均径りを平均粒径とした。
D;ΣDi/N ここで、Diは粒子の円相光径、Nは個数である。
(2)粒径比 上記(1)の測定において個々の粒子の長径の平均値/
短径の平均値の比である。
すなわち、下式で求められる。
長径=ΣDli/N 短径=ΣD2i/N Dli、D2iはそれぞれ個々の粒子の長径(最大径)
、短径(最短径)、Nは総個数である。
(3)粒径の相対標準偏差 上記(1)の方法で測定された個々の粒径Di1平均平
均径0予 (=(Σ(Di −D) 2/N) ”2)を平均径り
で割った値(σ/D)で表わした。
(4)粒子の含有量 熱可塑性樹脂は溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択し
、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の全体重量
に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。場
合によっては赤外分光法の併用も有効である。
(5)結晶化パラメータΔTcg,融解黙示差走査熱量
計を用いて測定した。測定条件は次の通りである。すな
わち、試料10mgを示差走査熱量計にセットし、30
0℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素中に急冷する
。この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点T
gを検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結
晶化発熱ピーク温度をもって冷結晶化温度Tccとした
。さらに昇温を続け、融解ピークから融解熱を求めた。
ここでTccとTgの差(Tcc−Tg)を結晶化パラ
メータΔTcgと定義した。
(6)表面の分子配向(屈折率)、表面の全反射ラマン
結晶化指数 ナトリウムD線(589nm)を光源として、アツベ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
l 、N2 、N3とした時、(Nl −N2 )の絶
対値が0.07以下、かつ、N3 / [ (Nl +
N2 )/2]が0.95以下であることをひとつの基
準とできる。また、レーザー型屈折率計を用いて屈折率
を測定しても良い。さらに、この方法では測定が難しい
場合は全反射レーザーラマン法を用いることもできる。
レーザー全反射ラマンの測定は、Jobin−Yマロ1
社製Rsmgnor U − 1 0 0 0ラマンシ
ステムにより、全反射ラマンスペクトルを測定し、例え
ばPETの場合では、1 6 1 5 c m−’ (
ベンゼン環の骨格振動)と1730cm−1(カルボニ
ル基の伸縮振動)のバンド強度比の偏光測定比(YY/
XX比など。
ここでYY:レーザーの偏光方向をYにしてYに対して
平行なうマン光検出、Xx:レーザーの偏光方向をXに
してXに対して平行なうマン光検出)が分子配向と対応
することを利用できる。ポリマの二軸配向性はラマン測
定から得られたパラメータを長手方向、幅方向の屈折率
に換算して、その絶対値、差などから判定できる。また
カルボニル基の伸縮振動である1 7 3 0 cm−
’の半価幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とし
た。この場合の測定条件は次のとおりである。
■光源 アルゴンイオンレーザ−(5 1 4 5人)■試料の
セツティング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レーザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
°とした。
■検出器 PM:RC^31034/Photon  Count
ing  !i7stem(lIim*m*tsu C
1230)  (supp17 1600V)■測定条
件 5LIT        1000am1000a  
     10hW GATE  Tl闘E         1. 0se
c5CAN  5PEED      12cn+−”
/minSAMPLING  INTERVAL θ、
2cm−”REPEAT  TIME      6(
7)フィルム表面の厚みむら 2次イオンマススペクトル(SIMS)を用いて、熱可
塑性樹脂A中に含有される粒子に起因する元素のうち最
も高濃度の元素と熱可塑性樹脂Aの炭素元素の濃度比を
粒子濃度とし、厚さ方向の分析を行なう。その粒子濃度
分布におけるフィルム表面から深さ方向で、最大値の(
最大値の点より深い)半価値(半価値のない場合はフィ
ルム全体の厚み)となる粒子濃度の厚みをフィルム厚み
と定義した。これをフィルムのMD、TD方方向1c開 件は下記のとおりである。
■ 測定装置 2次イオン質量分析装置(S IMS)西独、^TOM
IKA社製 ^−DIDA3000■ 測定条件 1次イオン種 二〇□ 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流:200nA ラスター領 域:400μm口 分析領域:ゲート30% 測定真空度: 6. O X 1 0−’TotrE 
 −  G  U  N:0. 5KV−3. OA厚
みむら(%) (8)表面突起の平均高さ 2検出器力式の走査型電子顕微鏡と断面測定装置におい
てフィルム表面の平坦面の高さをOとして走査した時の
突起の高さ測定値を画像処理装置に送り、画像処理装置
上にフィルム表面突起画像を再構築する。また、この2
値化された個々の突起部分の中で最も高い値をその突起
の高さとし、これを個々の突起について求める。この測
定を場所をかえて500回繰返し、測定された全突起に
ついてその高さの平均値を平均高さとした。走査型電子
顕微鏡の倍率は、1.000〜io, ooo倍の間の
値を選択する。
(9)ヤング率 J I 5−Z−1702に規定された方法にしたがっ
て、インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、2
5℃、65%RHにて測定した。
(10)固有粘度[η] (単位はd l/g)オルト
クロロフェノール中、25℃で測定した溶液粘度から下
記式から計算される値を用いる。
すなわち、 ηsp/c=[η]+K[η]2・に こで、η5P=(溶液粘度/溶媒粘度)−1、Cは溶媒
100m1あたりの溶解ポリマ重量(g/100m1、
通常1.2)、Kはハギンス定数(0.343とする)
。また、溶液粘度、溶媒粘度はオストワルド粘度計を用
いて測定した。
(11)耐スクラッチ性 フィルムを幅172インチのテープ状にスリットしたも
のをテープ走行性試験機を使用して、ガイドピン(表面
粗度:Raで10100n上を走行させる(走行速度1
,000m/分、走行回数10バス、巻き付は角=60
°、走行張カニ65g)。
この時、フィルムに入った傷を顕微鏡で観察し、幅2.
5μm以上の傷がテープ幅あたり2本未満は優、2本以
上10本未満は良、10本以上は不良と判定した。優が
望ましいが、良でも実用的には使用可能である。
(12)耐ダビング性 フィルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダー装置(スチールロール/ナイロンロール、
5段)で、温度=70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダー処理した後、70℃、48時間キユアリングす
る。上記テープ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。
(磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄       :100重量部・塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体210重量部・ポリウレタ
ンエラストマ   :10重量部・ポリイソシアネート
)     : 5重量部・レシチン        
  = 1重量部・メチルエチルケトン     ニア
5重量部・メチルイソブチルケトン   ニア5重量部
・トルエン          ニア5重量部・カーボ
ンブラック      = 2重量部・ラウリン酸  
       =1.5重量部このテープに家庭用VT
Rを用いてテレビ試験波形発生器により100%クロマ
信号を記録し、その再生信号からカラービデオノイズ測
定器でクロマS/Nを測定しAとした。また上記と同じ
信号を記録したマスターテープのパンケーキを磁界転写
方式のビデオソフト高速プリントシステム(スプリンタ
)を用いてAを測定したのと同じ試料テープ(未記録)
のパンケーキへダビングした後のテープのクロマS/N
を上記と同様にして測定し、Bとした。このダビングに
よるクロマS/Nの低下(A −B)が3dB未満の場
合は耐ダビング性:優、3dB以上5dB未満の場合は
良、5dB以上は不良と判定した。優が望ましいが、良
でも実用的には使用可能である。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜4、比較例1〜4 平均粒径の異なる球形酸化チタン粒子、コロイダルシリ
カおよび架橋ポリスチレン粒子を含有するエチレングリ
コールスラリーを調製し、このエチレングリコールスラ
リーを190℃で2時間熱処理した後、テレフタル酸ジ
メチルとエステル交換反応後、重縮合し、該粒子を1〜
10重量%含有するポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略記する)のペレットを作った。この時、重縮
合時間を調節し固有粘度を0.63とした(熱可塑性樹
脂A)。また、常法によって、固有粘度0゜62の実質
的に粒子を含有しないPETを製造し、熱可塑性樹脂B
とした。これらのポリマをそれぞれ180℃で6時間減
圧乾燥(3Torr) した。熱可塑性樹脂Aを押出機
1に供給し290℃で溶融し、さらに、熱可塑性樹脂B
を押出機2に供給、285℃で溶融し、これらのポリマ
を合流ブロック(フィードブロック)で合流積層し、静
電印加キャスト法を用いて表面温度25℃のキャスティ
ング・ドラムに巻きつけて冷却固化し、2層構造の未延
伸フィルムを作った。この時、口金スリット間隙/未延
伸フィルム厚さの比を10として未延伸フィルムを作っ
た。また、それぞれの押出機の吐出量を調節し総厚さ、
熱可塑性樹脂A層の厚さを調節した。この未延伸フィル
ムを温度85℃にて長手方向に3.5倍延伸した。この
延伸は2組ずつのロールの周速差で、4段階で行なった
この−軸延伸フィルムをステンタを用いて延伸速度2,
000%゛/分で100℃で幅方向に4.0倍延伸し、
定長下で、210℃にて5秒間熱処理し、総厚さ9μm
1熱可塑性樹脂A層厚さ0.2〜6μmの二軸配向積層
フィルムを得た。これらのフィルムの本発明のパラメー
タは第1表に示したとおりであり、本発明のパラメータ
が範囲内の場合は耐スクラッチ性、耐ダビング性は第1
表に示したとおり優または良であったが、そうでない場
合は耐スクラッチ性、耐ダビング性を両立するフィルム
は得られなかった。
[効果] 本発明は、製法の工夫により、粒子を含有する熱可塑性
樹脂を用いて、粒子の大きさとフィルム厚さの関係、含
有量、フィルム厚さを特定範囲としたフィルムあるいは
その積層フィルムとしたので、耐スクラッチ性、摩擦係
数が優れたフィルムとなり、また磁気記録媒体に用いた
ときの耐ダビング性に優れたフィルムが得られたもので
あり、各用途でのフィルム加工速度の増大に対応できる
ものである。本発明フィルムの用途は特に限定されない
が、加工工程でのフィルム表面の傷が加工工程上、製品
性能上特に問題となる磁気記録媒体用ベースフィルムと
して特に有用である。また、本発明フィルムのうち、2
層構造のものは熱可塑性樹脂A面が走行面(磁気記録媒
体用では磁性層を塗布しない面、その他の用途では印刷
やその地塗材の塗布などの処理がほどこされない面)と
して用いるのが好ましい。
また、本発明は製膜工程内で、コーティングなどの操作
なしで直接複合積層によって作られたフィルムであり、
製膜工程中あるいはその後のコーティングによって作ら
れる積層フィルムに比べて、最表層の分子も二軸配向で
あるため、上述した特性以外、例えば、表面の耐削れ性
もはるかに優れ、しかもコスト面、品質の安定性などに
おいて有利であるものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒子を含有する熱可塑性樹脂Aを主成分とするフ
    ィルムであって、粒子の平均粒径がフィルム厚さの0.
    1〜10倍、該粒子の含有量が0.5〜50重量%、該
    フィルム表面のMD方向の厚みむら(%)とTD方向の
    厚みむら(%)の積が750以下であることを特徴とす
    る厚さ0.005〜3μmの二軸配向熱可塑性樹脂フィ
    ルム。
  2. (2)実質的に粒子を含有しない熱可塑性樹脂Bを主成
    分とするフィルムの少なくとも片面に上記請求項(1)
    記載の熱可塑性樹脂フィルムを積層してなる二軸配向熱
    可塑性樹脂フィルム。
  3. (3)平均粒径が0.007〜2μmの粒子を0.00
    1〜0.15重量%含有する熱可塑性樹脂Bを主成分と
    するフィルムの少なくとも片面に上記請求項(1)記載
    の熱可塑性樹脂フィルムを積層してなる二軸配向熱可塑
    性樹脂フィルム。
  4. (4)熱可塑性樹脂Aが結晶性ポリエステルであり、か
    つ該熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィルム表面の全反
    射ラマン結晶化指数が20cm^−^1以下であること
    を特徴とする上記請求項(1)〜(3)のいずれかに記
    載の二軸配向熱可塑性樹脂フィルム。
  5. (5)熱可塑性樹脂Aに含有される粒子の粒径比が1.
    0〜1.3である上記請求項(1)〜(4)のいずれか
    に記載の二軸配向熱可塑性樹脂フィルム。
  6. (6)熱可塑性樹脂Aに含有される粒子の粒径の相対標
    準偏差が0.6以下である上記請求項(1)〜(5)の
    いずれかに記載の二軸配向熱可塑性樹脂フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006274112A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toray Ind Inc 二軸配向ポリエステルフィルム

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