JPH04130139A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

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JPH04130139A
JPH04130139A JP25129090A JP25129090A JPH04130139A JP H04130139 A JPH04130139 A JP H04130139A JP 25129090 A JP25129090 A JP 25129090A JP 25129090 A JP25129090 A JP 25129090A JP H04130139 A JPH04130139 A JP H04130139A
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南沢 秀仁
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聡 西野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ポリエステルフィルム、更に詳しくは、磁気
テープ用ベースフィルム及び、コンデンサー用、包装用
などとして好適なポリエステルフィルムに関するもので
ある。
[従来の技術] ポリエステルフィルムとしては、ポリエステルに炭酸カ
ルシウム粒子を含有せしめたフィルム(例えば、特開昭
60−197755号公報など)が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 近年、磁気媒体用途における磁気テープ製造工程での磁
性側塗布工程やスリット工程、包装用途における印刷工
程などの高速化により、ベースフィルムの高速走行時の
表面の削れ性良好なポリエステルフィルムが求められて
いる。しかし、上記従来のポリエステルフィルムでは高
速での削れ性が不足なために、各工程においてトラブル
発生の原因となっている。
また、近年は磁気媒体用途でのソフトテープの需要か増
える傾向にあり、ソフトテープダビング工程の高速化か
進み、高速ダビングにおける画質劣化か問題となってお
り、高速ダビングを行なっても画質劣化の少ない磁気テ
ープヘース用ポリエステルフィルムか求められている。
本発明の目的は、かかる課題を解消せしめ、高速でのフ
ィルムの削れ性か良好で、高速でのダビングにおいても
画質劣化の少ない(以下高速ダビング性)ポリエステル
フィルムを提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、フィルム中ての粒
子偏平度が1,5より大きく10以下、平均粒径が0.
01μm以上5μm以下である楕円体の炭酸カルシウム
粒子を0.002重量%以上10重量%以下含有し、か
つ、厚さ配向指数が1.2以下であることを特徴とする
ポリエステルフィルムを骨子とするものである。
本発明のポリエステルは特に限定されないが通常ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンα。
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4ジカル
ボキシレート、ポリエチレン2.6ナフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等が用いられる。中でもポリエ
チレンテレフタレートが好ましい。
本発明フィルムに用いる炭酸カルシウム粒子のフィルム
中での粒子偏平度は1.5より大きく10以下、好まし
くは1.5より大きく5.0未満、更に好ましくは1.
5より大きく2.5未満の楕円体である必要がある。楕
円体炭酸カルシウム粒子の粒子偏平度が上記範囲より小
さい場合、フィルム表面上に好ましい形状の突起が得ら
れず高速での削れ性が不良となるため好ましくない。ま
た粒子偏平度が上記範囲より大きい場合には走行性が不
足し、高速ダビング性が不良となるので好ましくない。
またフィルム中における楕円体炭酸カルシウムの平均粒
径は0.01μm以上5μm以下、好ましくは0.05
μm以上3μm以下であることが必要である。フィルム
中での平均粒径が上記の範囲より小さい場合高速ダビン
グ性が不良となるので好ましくない。またフィルム中で
の平均粒径が上記範囲より大きいとフィルム表面か粗れ
過ぎるため高速削れ性が不良となるので好ましくない。
本発明フィルムに用いる楕円体炭酸カルシウム粒子のフ
ィルム中の含有量は0.002重量%以上10重量%以
下、好ましくは0.005重量%以上5重量%以下であ
る必要がある。フィルム中での含有量が上記範囲より少
ない場合高速ダビング性が不良となるので好ましくない
。またフィルム中での含有量が上記範囲より多い場合高
速削れ性が不良となるので好ましくない。
本発明フィルムの厚さ配向指数は1.2以下、好ましく
は1.1以下である必要がある。フィルムの厚さ配向指
数が上記範囲より大きい場合本発明の効果が得られない
ため好ましくない。
本発明のフィルム中の粒子の相対標準偏差が0゜7以下
、好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.4以下で
あることは、高速削れ性と高速ダビング性の両方を良好
とするために望ましい。
本発明におけるフィルム表面の突起高さの標準偏差σと
平均突起高さh*の比(σ/h*)が1゜0以下、好ま
しくは0.8以下であることは高速削れ性と高速ダビン
グ性の両方を良好とするために更に望ましい。
本発明における楕円体炭酸カルシウムの結晶形態はバテ
ライト構造であることは本発明の効果を得るのに有効で
ある。
尚、上記楕円体炭酸カルシウム粒子以外の不活性粒子お
よび、内部析出粒子を本発明の効果を阻害しない範囲で
あれば併用してもかまわない。ここでいう不活性粒子と
しては、酸化アルミニウム、二酸化チタン、架橋エチル
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体などが挙げられる
。特に微細な不活性粒子を併用することは、フィルムの
特性を更に向上させる上で好ましい。
更に、本発明フィルムの平均表面粗さは特に限定されな
いが、少なくとも片面の平均表面粗さが0.003〜0
.060μmの範囲にある場合に高速削れ性が良好とな
るので望ましい。
次に本発明フィルムの製造方法を説明する。
まず、所定のポリエステルに楕円体炭酸カルシウム粒子
を含有せしめる方法としては、重合前、重合中、重合後
のいずれに添加してもよいが、ポリエステルのジオール
成分であるエチレングリコルなどに、スラリーの形で混
合、分散せしめて添加する方法を用いるのが好ましい。
分散方法としては、微細なガラスピーズなどをメディア
として分散させた後、ガラスピーズを除去するメディア
分散法などが好ましい。
また、ベント式の二軸混練押し出し機を用いて、楕円体
炭酸カルシウムの粉体、または水スラリとしたものを、
粒子の添加されていないポリエステルのペレットと混練
する方法も粒子を均一に分散添加させる方法として好ま
しい。
粒子の含有量を調節する方法としては、高濃度のマスタ
ーペレットを製膜時に稀釈する方法を用いると本発明の
効果がいっそう大きくなるので好ましい。
次に、このポリエステルを十分乾燥した後、公知の溶融
押出機に供給し、濾過フィルターを経た後260〜32
0°Cでスリット状口金から溶融押出し、冷却固化せし
めて未延伸フィルムを作る。
また、キャスト時のドラフト比(口金のスリット幅/未
延伸フィルムの厚み)は5〜30程度の値であることが
、本発明の効果を得るのに有効である。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸
延伸法を用いることかできる。ただし、最初に長手方向
、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法を用いた方
が好適である。
長手方向の延伸は70〜150℃で、2段または3段に
分けて、4〜5倍延伸する方法を用いる。
2段延伸の場合は、1段目を100〜150℃で1.2
〜2倍延伸し、2段目を1段目よりも低温で1.5〜4
倍に延伸を行なう方法が、また3段延伸の場合1段目、
2段目を100〜150℃で2段目の延伸倍率が1段目
よりも高くなるように1.2〜3倍に延伸し、続いて3
段目を1段目、2段目よりも低温で1.5〜4倍に延伸
する方法が特に好ましい。このような延伸方法は、フィ
ルムの配向を上げることなく延伸倍率が上がり、フィル
ム表面の突起の高さを揃えることができるため、本発明
の効果を得るのに有効である。
幅方向の延伸は、80〜120°Cで3〜4倍延伸する
のが好ましい。
また、−旦、二軸延伸したフィルムを少なくとも一方向
に更に延伸しても良い。
また必要に応じて、この延伸フィルムを熱処理すること
もできる。この場合の熱処理条件としては、定長下で1
50〜220°C1好ましくは170〜210℃の範囲
で0. 5〜30秒間行なうことが好ましい。
また、溶融押出し時に公知の複合押出し機、すなわち、
2台以上の押出し機、2層以上のマニホールド、または
合流ブロックを用いて2層以上の複合ポリエステルフィ
ルムとすることは、本発明の効果を得る上でより好まし
い。
[作用] 本発明フィルムは、含有する粒子の種類と形状を限定し
、粒子の粒径と添加量を特定の範囲とし、かつフィルム
の厚み方向の配向状態を限定することにより、粒子の特
性が最大限に発揮され本発明の効果が得られたものと推
定される。
[特性の測定法] 本発明の特性値は次の測定法、評価基準によるものであ
る。
(1)フィルム中での粒子の粒子偏平度粒子を含有した
フィルムを、フィルム平面に垂直に厚さ100OAの超
薄切片とし、透過型電子顕微鏡(例えば日本電子製JE
M−1200EXなど)を用いて、10万倍程度で10
0視野について粒子を観察し個々の粒子の最長径(Dl
)、最短径(D2)を求める。求めた最長径、最短径よ
り下式にて求められる値を粒子偏平度とした。
粒子偏平度=Σ(Di/D2)/N N:粒子総個数 (2)フィルム中での粒子の平均粒径、相対標準偏差 粒子を含有したフィルムを、特性の測定法(1)と同様
に透過型電子顕微鏡にて粒子を観察し、100視野につ
いて円相当径を測定し、その平均粒径、相対標準偏差を
求めた。ここでいう相対標準偏差とは、粒子の標準偏差
を粒子の平均径で割った値を意味する。
(3)粒子含有量 ポリエステルを溶解させ、かつ粒子を溶解させない溶媒
にポリエステル100グラムを加えて加熱し、完全にポ
リエステルを溶解させる。この溶液を日立工機(株)製
紐遠心機55P−72を用い、30000 r p m
で40分間遠心分離を行ない、得られた粒子を真空乾燥
する。該粒子を走査型差動熱量計にて測定した時、ポリ
エステルに相当する融解ピークが認められる場合には該
粒子に再び溶媒を加え、加熱溶解後、遠心分離操作を行
なう。融解ピークか認められなくなった時、この粒子の
重量を測定する。この重量を100グラムで割り、パー
セント表示したものを含有量とした。
なお、通常遠心分離操作は3回程度で十分である。
また必要に応じて熱分解ガスクロマトグラフィや赤外吸
収、ラマン散乱、SEM−XMAなどを利用して定量す
る。
(4)突起高さ標準偏差σ及び平均突起高さh木2検出
器方式の走査型電子顕微鏡[ESM−3200、エリオ
ニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−Lエリオニ
クス(株)製]においてフィルム表面の平坦面の高さを
0として走査した時の突起の高さ測定値を画像処理装置
[TBAS2000、カールツアイス(株)製]  (
512X51−2画素)に送り、画像処理装置上にフィ
ルム表面突起画像を再構築する。この測定された個々の
突起部分の中で最も高い値をその突起の高さとし、個々
の突起について突起高さを求める。この測定を場所をか
えて500回繰返した平均の高さを平均突起高さh*と
した。
また、上記の測定された突起高さについて標準偏差を求
め、フィルム表面の突起高さ標準偏差σとした。
尚、走査型電子顕微鏡の倍率は、通常3000倍である
か、突起の大きさに応じて2000〜5000倍の範囲
の間で最適な倍率を選択することができる。
(5)高速削れ性 フィルムを幅1/2インチにテープ状にスリットしたも
のに片刃を垂直に押しあて、さらに0゜5mm押し込ん
だ状態で200m走行させる(走行張カニ 100g、
走行速度:250m/分)。この時片刃の先に付着した
フィルム表面の削れ物の高さを顕微鏡で読みとり、削れ
量とした(単位はμm)。少なくとも片面について、こ
の削れ量が150μm以下の場合は耐削れ性;良好、1
50μmを越える場合は耐削れ性:不良と判定した。
この削れ量:150μmという値は、印刷工程やカレン
ダー工程などの加工工程で、フィルム表面が削れること
によって、工程上、製品性能上のトラブルがおこるか否
かを判定するための臨界点である。
(6)炭酸カルシウムの結晶形態 特性の測定法(3)と同様の方法でポリエステル中から
粒子を分離させ、真空乾燥後の粒子を通常のX線回折法
により粒子の結晶構造を測定する。
(7)フィルムの厚さ配向指数 ナトリウムD線(波長589 nm)を光源としてアツ
ベ屈折率計を用いて、無配向フィルムの厚さ方向の屈折
率(Aとする)および二軸配向フィルムの厚さ方向の屈
折率(Bとする)を測定し、A/Bをもって厚さ配向指
数とした。マウント液にはヨウ化メチレンを用い、25
°C165%RHにて測定した。
(8)高速ダビング性 フィルムに磁性塗料をグラビヤロールを用いて塗布する
。磁性塗料は次のようにして調製した。
・γ−Fe2O3100部 平均粒子サイズ 長さ 二0.3μm 針状比:12/1 抗磁力     6500e ・ポリウレタン樹脂        15部・塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体  5部ニトロセルロース樹脂
       5部・酸化アルミ粉末        
  3部平均粒径       :0.3μm ・カーボンブラック         1一部・レシチ
ン             2部・メチルエチルケト
ン      100部・メチルイソブチルケトン  
  100部・トルエン           100
部・ステアリン酸           2部上記組成
物をボールミルで48時間混合分散した後、硬化剤6部
を添加して得られた混線物をフィルターでろ過して磁性
塗布液を準備し、上記フィルム上に塗布、磁場配向させ
、110℃で乾燥し、さらに小型テストカレンダー装置
(スチールロール/ポリエステルアミドロール、5段)
で、温度75℃、線圧220 kg/cmでカレンダー
処理した後、70℃、48時間キユアリングし酸化物塗
布型磁気記録媒体を得た。
家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生器により10
0%クロマ信号を記録し、その再生信号からカラービデ
オノイズ測定器でクロマS、/Nを測定しAとした。ま
た上記と同じ信号を記録したテープのパンケーキを磁界
転写方式のビデオソフト高速プリントシステムを用いて
250m、/分の高速で同じ種類の未記録のテープのパ
ンケーキへダビングした後のテープのクロマS 、/ 
Nを上記と同様にして測定しB、Lした。このダビング
によるクロマS/Nの低下(A−B)か4.0dB未満
の場合は耐ダビング性良好、4. 0dB以上の場合は
耐ダビング性不良と判定した。
[実施例] 次に実施例に基づき、本発明の実施態様を説明する。
実施例1(第1表) 楕円体炭酸カルシウム粒子を、カラスビーズを用いたメ
ディア分散法によりエチレングリコール中に均一に分散
させ、ジメチルテレフタレートと重合して、ポリエチレ
ンテレフタレートのペレットを得た。ポリエステルに対
する粒子の含有量を測定したところ、炭酸カルシウムの
含有量は1゜0重量%てあった。
楕円体炭酸カルシウム粒子含有マスターペレット25重
量部、実質的に粒子を含有しないポリエチレンテレフタ
レートのペレット75重量部を混合し、このペレットを
、180°Cで3時間減圧乾燥(3To r r)後、
押出機に供給し、高精度濾過(5μカツトフイルター)
L290℃で溶融押出し、静電印加キャスト法を用いて
表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷
却固化し、厚さ約180μmの未延伸フィルムを作った
この未延伸フィルムを90℃にて長手方向に4゜2倍延
伸した。この−軸フィルムをステンタを用いて100℃
で幅方向に3,6倍延伸し、定長下で205°Cにて5
秒間熱処理し、厚さ11μmのフィルムを得た。
このフィルム中に含有される炭酸カルシウムは0.25
重量%であり、炭酸カルシウムの結晶形態を分析したと
ころ結晶形態はバテライト構造であった。
また、フィルム中の炭酸カルシウム粒子の粒子偏平度、
平均粒径、粒子の相対標準偏差を測定したところ、粒子
偏平度は2.1、平均粒径は0゜55μm、相対標準偏
差は0.40であった。
このフィルムの表面の突起高さの標準偏差σと平均突起
高さh*の比は0.60であり、フィルムの厚さ配向指
数は1.05であった。
また、このフィルムの表面平均粗さは、0.014μm
であった。
このフィルムを用いたビデオテープの高速ダビング性を
測定すると、ダビングによるS/Nの低下は0.6dB
であり良好であった。
また、高速削れ性も、40!imであり良好であった。
このように、フィルム中の粒子の粒子偏平度、平均粒径
、および含有量、フィルムの厚さ配向指数を特定の範囲
とすることにより、高速ダビング性、高速削れ性の両方
が良好なポリエステルフィルムとなり得ることがわかる
実施例2〜10、比較例1〜9(第1表)含有する粒子
の種類、粒子偏平度、平均粒径、含有量、製膜条件など
を変更し、実施例1と同様にポリエチレンテレフタレー
トの二軸配向フィルムとした。含有粒子の種類、粒子偏
平度、平均粒径、含有量、厚さ配向指数の全てか本発明
の範囲内であるものは、高速ダビング性、高速削れ性か
共に良好であった。またフィルム中での粒子の相対標準
偏差、突起高さ標準偏差σと平均突起高さh*の比を特
定の範囲とすることは、高速削れ性の向上に更に望まし
いことかわかる。またフィルム中での炭酸カルシウムの
結晶形態かバテライト構造であることは、高速ダビング
性、高速削れ性を共に良好とするのに有効であることが
わかる。
(実施例2〜10) しかし含有粒子の種類、粒子偏平度、平均粒径、含有量
、フィルム厚さ配向指数のいずれかが本発明の範囲をは
ずれる場合、高速ダビング性、高速削れ性の両方を満足
することはできなかった。
(比較例1〜9) [発明の効果コ 本発明は、含有する粒子の種類、形状、平均粒径、含有
量、及びフィルムの厚さ配向指数を特定の範囲とし、フ
ィルム加工時、あるいは製品として使用時の高速削れ性
、磁気テープとした時の高速ダビング性が共に良好なポ
リエステルフィルムとしたものであり、各種用途での加
工工程、使用状況の苛酷化に対応できるものである。本
発明フィルムの用途は特に限定されないが、加工工程、
製品としての使用時において高速での削れ性、磁気テー
プとした時の高速でのダビング性が製品性能上の問題と
なる磁気記録媒体用ベースフィルムとして有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム中での粒子偏平度が1.5より大きく1
    0以下、平均粒径が0.01μm以上5μm以下である
    楕円体の炭酸カルシウム粒子を0.002重量%以上1
    0重量%以下含有し、かつ、厚さ配向指数が1.2以下
    であることを特徴とするポリエステルフィルム。
  2. (2)フィルム中の炭酸カルシウム粒子の相対標準偏差
    が0.7以下であることを特徴とする請求項(1)記載
    のポリエステルフィルム。
  3. (3)フィルム表面の突起高さの標準偏差σと平均突起
    高さh^*の比(σ/h^*)が1.0以下であること
    を特徴とする請求項(1)または(2)記載のポリエス
    テルフィルム。
  4. (4)炭酸カルシウムの結晶形態がバテライト構造であ
    ることを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれかに
    記載のポリエステルフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0565004A2 (en) * 1992-04-06 1993-10-13 Diafoil Hoechst Co., Ltd Biaxially oriented polyester film
JP2015201513A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 京セラ株式会社 誘電体フィルムおよびフィルムコンデンサ

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