JP2616346B2 - 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム

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JP2616346B2
JP2616346B2 JP16507192A JP16507192A JP2616346B2 JP 2616346 B2 JP2616346 B2 JP 2616346B2 JP 16507192 A JP16507192 A JP 16507192A JP 16507192 A JP16507192 A JP 16507192A JP 2616346 B2 JP2616346 B2 JP 2616346B2
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剛 土屋
正信 土渕
正彦 茂木
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体用ポリエス
テルフィルム、特に使用耐久性に優れたビデオテープに
好適なポリエルテルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体用ポリエステルフィルムと
しては、フィルムとしての取扱い性の向上、および再生
時の出力変動やドロップアウトなどを防止するために、
従来ポリエステルに炭酸カルシウムやコロイダルシリカ
などの不活性粒子を含有せしめることが知られている
(例えば、特開昭59−171623号公報では、ポリ
エステルフィルム中にコロイド状シリカ粒子を含有せし
めている)。磁気記録媒体用ポリエステルフィルムを用
いた磁気記録媒体においては、磁気記録媒体製造工程で
の磁性体塗布・カレンダー工程などで工程速度の増大に
ともない、接触するロールなどによってポリエステルフ
ィルム表面に傷がつくという欠点が最近問題になってい
る。さらに、ビデオテープにおいては、一般家庭での利
用頻度の増大に伴ない、ビデオレコーダ(VTR)内で
の繰り返し再生や録画を繰り返すことによって、テープ
カセット内のガイドピンなどとの接触摩擦によりフィル
ム表面に傷がつき、あるいは磁性体粉末の脱落により映
像の悪化が起こるなど、使用耐久性に問題が見られる。
これらの問題の解決のためには、フィルム表面に傷をつ
きにくくすることとともに、フィルム表面を粗くして摩
擦係数を小さくし、走行性を改良する必要がある。しか
し、一方で高画質化の要求から電磁変換特性の向上が要
請され、このためにはフィルム表面を全体として平滑に
する必要がある。従来技術においてはこれらの相反する
フィルム表面特性を同時に満足するものは得られていな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の相反す
る問題点を同時に解決し、表面に傷がつきにくく(以
下、耐スクラッチ性という)、繰り返し使用に耐え得る
優れた使用耐久性と、さらに高画質化の要求にも合致し
た磁気記録媒体用ポリエステルフィルムを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、少なくとも片面フィルム表面に高さが200〜40
0nmの突起を1100個/0.1mm2 以上かつ高さ
が400nm〜600nmの突起を600個/0.1m
2 以下有し、さらに三次元平均表面粗さ(SRa)が
15〜55nm、中心線平均表面粗さ(Ra)が10〜
30nmであることを特徴とする磁気記録媒体用二軸配
向ポリエステルフィルムによって達成できる。
【0005】本発明を構成するポリエステルとしては、
具体的にはエチレンテレフタレート、エチレン2、6−
ナフタレート単位から選ばれた少なくとも一種の構造単
位を主要構成成分とすることが、耐スクラッチ性、使用
耐久性の点から望ましい。なお、本発明を阻害しない範
囲で、2種類以上のポリエステル成分を混合、あるいは
重合したものであっても良い。
【0006】本発明におけるフィルム表面は、中心線平
均表面粗さ(Ra)が10〜30nm、かつ三次元平均
表面粗さ(SRa)が15〜55nmであり、好ましく
はRaは12〜25nm、SRaは20〜50nmであ
る。ここで、RaはJIS−B−0601に従い、小坂
研究所製触針型表面粗さ計SE−3FAを用い、カット
オフ0.25mm、測定長4mmで中心線平均表面粗さ
(Ra)を測定した値である。一方、SRaはフィルム
表面をアルミニウム蒸着した後、小坂研究所の表面粗さ
計(ET−30HK)を用いて三次元粗さを測定した値
である。表面粗さが上記範囲より小さいと、摩擦係数が
大きくなり、耐削れ性が不十分である。逆に大きいと画
質が不十分である。さらに高さが200〜400nmの
突起の数が0.1mm2 あたり1100個以上で、高さ
が400〜600nmの突起の数が0.1mm2 あたり
600個以下とする必要がある。高さ200〜400n
mの突起の数が0.1mm2 あたり1100個に満たな
いと、使用耐久性が不十分である。好ましくは、120
0個以上、より好ましくは1300個以上である。一
方、高さが400〜600nmの突起の数が600個/
0.1mm2 を越えると、画質が不良となる。好ましい
突起の数は0.1mm2 あたり500個以下、より好ま
しくは400個以下である。
【0007】また、本発明におけるフィルムは平均粒子
0.1〜1.0μmの不活性粒子の含有量が好ましくは
0.01〜1.5容量%、より好ましくは、平均粒径
0.2〜0.9μmの不活性粒子を0.1〜1容量%含
有せしめることによって、製造できる。本発明の不活性
粒子の粒径は均一であることが好ましく、フィルム中の
該粒子径の相対標準偏差は0.6以下、好ましくは0.
5以下の場合に画質、使用耐久性がより一層良好にな
る。
【0008】上記の好ましい粒子特性を満たすには、炭
酸カルシウム、コロイダルシリカ、架橋有機粒子、アル
ミナ、酸化チタンなどの粒子が用いられる。炭酸カルシ
ウムは合成法によるものが粒径分布が均一であり好まし
く、コロイダルシリカはアルコキシド法、水ガラス法な
どで製造された球形なシリカ粒子が粒径分布が均一で好
ましい。架橋有機粒子としては、例えば架橋ポリエチレ
ンなどの耐熱性に優れた架橋高分子粒子が好ましい。し
かしその他の粒子でも平均粒径および粒度分布を適宜調
節することにより使用することができる。ここで、不活
性粒子は2種類以上の混合系であってもよい。また、こ
れらの不活性粒子は、粒子表面を界面活性剤、高分子化
合物などで処理あるいはコーティングしたものであって
もよく、かかる不活性粒子は特に重合過程での分散性の
改良、フィルム中でのポリエステルとの親和性改良のた
めに好ましく用いられる。また、本発明においては、本
発明の効果を阻害しない範囲で、カルシウムおよびリチ
ウム元素など含む析出内部粒子を含んでいても良い。
【0009】フィルム表面を地肌補強するためにはさら
に、微細な粒子を併用し配合するのが好ましい。これら
の微細粒子としては5〜50nmの粒子径を有する多数
の一次粒子からなる凝集体粒子が好適であり、例えば酸
化ジルコニウム、シリカ、アルミナなどを成分とする凝
集体粒子の併用により削れ性改良、耐スクラッチ性改良
などの相乗効果が期待できる。併用にあたっては本発明
の効果を阻害しないように、凝集体二次粒子径が少なく
とも0.8μm以下、望ましくは0.4μm以下の凝集
体粒子を0.3容量%以下添加することが好ましい。ま
た、ポリエステル中には酸化防止剤、熱安定剤、紫外線
吸収剤など、通常添加される程度に添加されても良い。
本発明の磁気媒体用ポリエステルフィルムは、常法によ
り二軸配向されたものであり、厚みは3〜30μm、好
ましくは5〜20μmの範囲のものである。
【0010】本発明のフィルムを製造する方法は特に限
定されないが、例えば常法によって重合されたポリエス
テルチップを十分乾燥した後、260〜310℃でスリ
ット状のダイから溶融押し出しし、静電印加しながら1
5〜80℃に冷却せしめて未延伸フィルムを作る。次
に、該未延伸フィルムを70〜120℃に加熱してフィ
ルム進行方向に3.0〜5.0倍延伸し、さらにフィル
ム進行方向とは直角の方向に3.0〜5.0倍延伸し、
二軸配向させる。更に二軸配向したフィルムを例えば7
0〜180℃で少なくとも一方向に1.05〜3倍に延
伸しても良いし、必要に応じて150〜240℃で0〜
10%の弛緩を与えつつ、0〜60秒間処理し、配向結
晶化を完了させる方法が採用できる。更に、本発明にお
いては、含有不活性粒子による凹凸表面の形成を発現さ
せるためには二軸配向が必要であり、好ましくは横方向
および縦方向の延伸倍率の積を14〜23、より好まし
くは17〜21とすると十分な表面突起が形成されるた
め、使用耐久性が良好となる。
【0011】本発明のフィルムを製造する原料として不
活性粒子を含むチップが用いられるが、その代表的な方
法としては、実質的に不活性粒子を含まないポリエステ
ルチップに、不活性粒子を含んだマスターチップを任意
の比率でブレンドして原料とする方法が好ましく利用で
きる。例えば、炭酸カルシウム、コロイダルシリカ、架
橋有機粒子などの不活性粒子をエチレングリコールのス
ラリーとした後、必要に応じてサンドグラインダーなど
で粉砕処理を行い、さらにスーパーデカンターなどの分
級処理を併用することにより、本発明の粒子径、粒子径
分布の粒子スラリーを準備する。特に、コロイダルシリ
カ、架橋有機粒子などの粒子の製造段階で実質的な球形
の均一粒径に製造可能なものについては、粉砕処理、分
級処理などを省略し、直接粒子スラリーを準備すること
ができる。このスラリーを通常のポリエステル重合工程
で添加し、重合反応を完結することによりマスターチッ
プが準備できる。粒子マスターチップの粒子濃度は特に
制限されるものではないが、1〜5%であると粒子分散
性の点で好都合である。もちろん粒子マスターチップの
調製は前述の重合時添加法に限定されず、例えば実質的
に粒子を含まないポリエステルチップと粒子径、粒子径
分布を調整した粒子を直接溶融混練する方法によっても
達成できる。
【0012】本発明の特性値は、次の測定方法、評価基
準による。 (1)フィルム表面の突起数および三次元平均表面粗さ
(SRa) フィルムの測定表面を100nmの厚みでアルミニウム
蒸着した上で、小坂研究所の表面粗さ計ET−30H
K、および三次元粗さ解折装置(型式SPA−11)を
用いて三次元粗さを測定した。条件は下記の通りであ
り、5回の測定の平均値をもって値とした。 検出器 :光触針ハイポス ・縦倍率 :2万倍 ・横倍率 :500倍 ・カットオフ :0.08mm ・送りピッチ :0.5μm ・測定長 :500μm ・測定面積 :0.019mm2 ・測定速度 :100μm ・HYST :±6.25nm ・COUNT MODE:SIMPLE ・Z基準 :UPPER 突起高さは、切断面による切り口の面積率が70%にな
る切断面を基準とし高さを算出した。上記条件で測定し
た高さ200〜400nmおよび400〜600nmの
突起の数を、それぞれの個/0.1mm2 に換算し突起
数とした。ここで、SRaは三次元表面粗さ(中心面平
均表面粗さ)である。
【0013】(2)中心線平均表面粗さ(Ra) JIS−B−0601に従い、小坂研究所製触針型表面
粗さ計SE−3FAを用いて、表面粗さRaを測定し
た。測定は、下記の通りであり、20回の平均値をもっ
て値とした。 検出器 PUDA5 縦倍率 5万倍 カットオフ 0.25mm 測定長 4mm 測定速度 500μm/秒
【0014】(3)粒子の平均粒径、粒径の相対標準偏
差 フィルムの表面からポリエステルをプラズマ低温灰化処
理法(例えばヤマト科学製PR−503型)で除去し粒
子を露出させる。処理条件はポリエステルは灰化される
が、粒子はダメージを受けない条件を選択する。これを
走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子の画像をイ
メージアラナイザー(例えばケンブリッジインスツルメ
ント製QTM900型)で処理し、平均粒子径を求め
る。観察箇所を変えて粒子1,000個以上で次の数値
処理を行い算出する。 平均粒子径 :D=ΣDi/N 粒径の相対標準偏差:((Σ(Di−D)2
N)1/2 )/D (Diは個々の粒子径、Nは測定粒子数)
【0015】(4)粒子の含有量 ポリエステルを溶解し、粒子は溶解しない溶媒を選択
し、粒子を溶媒から遠心分離し、粒子の量を全体に対す
る比率(容積%)で算出する。場合によっては赤外分光
法、螢光X線分析法などの併用も有効である。
【0016】 (5)画質、耐スクラッチ性、使用耐久性 フィルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型カレ
ンダー装置(スチロール・ナイロンロール、5段)で温
度70℃、線圧200kg/cmでカレンダー処理後、
70℃で48時間キュアリングする。この原反を1/2
インチにスリットし、パンケーキを作成した。このパン
ケーキをVTRカセットに組み込み、VTRカセットテ
ープとした。 (磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄(BET値50m2 /g) :100重量部 ・エスレックA(積水化学性塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体) :10重量部 ・ノッポラン2304(日本ウレタン(株)製ポリウレタンエラストマ) :10重量部 ・コトネートL(日本ウレタン(株)製ポリイソシアネート) :5重量部 ・レシチン :1重量部 ・メチルエチルケトン :75重量部 ・メチルイソブチルケトン :75重量部 ・トルエン :75重量部 ・カーボンブラック :2重量部 ・ラウリン酸 :1.5重量部 このテープを家庭用VTRを用いてシバソク製のテレビ
試験波形発生器(TG7/U706)により100%ク
マ信号を記録し、その再生信号からシバソク製カラー
ノイズ測定機(925D/1)でクロマS/Nを測定し
画質を判定した。さらに、このテープを家庭用VTRを
用いてシバソク製のテレビ試験波形発生器(TG7/U
703)により、カラーバー信号を記録し、その再生信
号からシバソク製ドロップ・アウト・カウンター(VH
01CZ)で5μsec、−16dBより大きなドロッ
プ・アウト数を測定した。
【0017】次に、テープを家庭用VTRで繰り返し送
行(早送り、巻き戻し)を100回行なった。その後、
テープを再生し、その信号からドロップ・アウト・カウ
ンター(VH01CZ)で、5μsec、−16dBよ
り大きなドロップ・アウトを測定した。さらに繰り返し
走行を実施後のVTRカセットガイドピンへの白粉削
れ、フィルム削れ量により耐スクラッチ性を判定した。
これらの判定基準は下記の通りであり、画質、耐スクラ
ッチ性、ドロップ・アウト増加率のいずれもランク4以
上であれば、実用上問題のないレベルである。 判定 S/N(画質) 耐スクラッチ性 ドロップ・アウト ランク 増加率 5 優良、画質極めて良好 ガイドピンの汚れは 5%未満 ほとんどなし 4 良好、ほとんど問題なし 僅かに白粉汚れがあり 5%以上20%未満 3 画質の乱れがあり 削れ物汚れあり 20%以上50%未満 2 画質の乱れが大きい 削れ物汚れ多い 50%以上100 %未満 1 画質不良 削れ物汚れ、 100 %以上 白粉付着大 ここに、ドロップアウト増加率は下記式で定義される値
である。
【0018】ドロップ・アウト増加率(DO増加率)=
(くり返し走行後のドロップ・アウト数−くり返し走行
前のドロップ・アウト数)/(くり返し走行前のドロッ
プ・アウト数)×100(%)
【0019】
【実施例】本発明を実施例に基づいて、詳細に説明す
る。 実施例1〜5、比較例1〜5 炭酸カルシウム、実質的に球形のコロイダルシリカ、架
橋ポリスチレン粒子をそれぞれエチレングリコールの5
容量%スリラーとし、必要に応じ、サンドグラインダー
で分散処理、さらにスーパーデカンターで遠心分級分離
し、分散時間、遠心分離条件を変えて平均粒径、粒径の
相対標準偏差の異なる調整粒子スラリーを得た。このス
ラリーを2μmのフィルターで濾過後、常法によって準
備したポリエチンテレフタレートオリゴマー反応系に添
加し、引続き重合反応を完結し、固有粘度0.63、粒
子濃度2容量%のマスターチップを得た。これとは別
に、粒子を添加することなく、重合反応を完結した実質
的に粒子を含まない固有粘度0.63のポリエチレンテ
レフタレートのチップを準備した。
【0020】これらのマスターチップおよび実質的に粒
子を含まないポリエチレンテレフタレートチップを所定
の割合で混合し、180℃で3時間減圧(3Torr)
乾燥した。この原料を310℃で溶融し口金スリットか
ら押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度45
℃のキャスティングドラムに巻き付け冷却固化し、未延
伸フィルムを作った。この未延伸フィルムを温度110
℃で長手方向に4.5倍延伸した。この延伸は2組のロ
ールで構成されたロール群間のロールの周速差で4段階
で行なった。この一軸延伸フィルムを引続きステンタを
用いて延伸速度2,000%/分で100℃の温度下で
幅方向に4.0倍延伸し、次いで定長下で、200℃に
て5秒間熱処理、厚さ15μmの二軸延伸フィルムを得
た。このフィルムの諸物性を評価するとともに、磁性体
を塗布し、画質、耐スクラッチ性、耐久性を評価し、表
1に示した。表1から明らかな如く本発明のベースフィ
ルムはいずれも良好な結果であった。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の磁気媒体用二軸配向ポリエステ
ルフィルムは、磁気媒体として用いた場合、耐スクラッ
チ性が良好であるため、家庭用VTRビデオテープなど
繰り返し使用される用途で効果を発揮するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 67/02 23:04) B29K 67:00 B29L 7:00 (56)参考文献 特開 平3−281634(JP,A) 特開 平3−223351(JP,A) 特開 平3−131633(JP,A) 特開 平2−49033(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片面のフィルム表面に高さが2
    00〜400nmの突起を1100個/0.1mm2
    上、かつ高さが400nm〜600nmの突起を600
    個/0.1mm2 以下有し、さらに三次元平均表面粗さ
    (SRa)が15〜55nm、中心線平均表面粗さ(R
    a)が10〜30nmであることを特徴とする磁気記録
    媒体用二軸配向ポリエステルフィルム。
JP16507192A 1992-06-23 1992-06-23 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム Expired - Lifetime JP2616346B2 (ja)

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