JPH0320152B2 - - Google Patents

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JPH0320152B2
JPH0320152B2 JP61241835A JP24183586A JPH0320152B2 JP H0320152 B2 JPH0320152 B2 JP H0320152B2 JP 61241835 A JP61241835 A JP 61241835A JP 24183586 A JP24183586 A JP 24183586A JP H0320152 B2 JPH0320152 B2 JP H0320152B2
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JP
Japan
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weight
polyol
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parts
paint
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JP61241835A
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JPS6395216A (ja
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Masayoshi Kitagawa
Junji Matsunaga
Noboru Ogoshi
Yosuke Takahashi
Yoshio Yamada
Tadahiko Nishijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
DIC Corp
Kurimoto Iron Works Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Kurimoto Iron Works Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication of JPH0320152B2 publication Critical patent/JPH0320152B2/ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐衝撃性、耐薬品性、耐塩水性およ
び耐食性を目的とした無溶剤二液型ウレタン塗料
組成物で被覆した鉄管類に関する。 〔従来の技術〕 上下水道管、工業用水管およびガス管として使
用されている鉄管類は、土中埋設による外面腐食
および上下水等による内面腐食を防止する目的
で、コールタール、アスフアルト、タールエポキ
シ樹脂塗料、タールウレタン樹脂塗料等の防食塗
料で被覆されている。しかし、これらの被覆材の
多くは有機溶剤を含み、引火爆発の危険性を有
し、かつ有機溶剤は乾燥過程で大気中に飛散する
ため大気汚染の発生源となる。 さらにコールタール系物質は、特化則の第二類
管理物質に規定され、また有機溶剤類は労働安全
衛生法の有機溶剤中毒予防規則に定められてお
り、その取扱いはいずれも安全衛生上問題があ
る。しかも前記塗料は、一般に乾燥が遅く、ハン
ドリングに時間がかかるという欠点がある。 これらの欠点を改良したものとして近年、無溶
剤二液型ウレタン樹脂塗料が開発されて来た。最
も単純なウレタン樹脂組成物はヒマシ油とポリイ
ソシアネートの二成分系であることが、この場合
は、その硬化塗膜の硬度は低く、また、耐食生も
劣り、実用的でない。この欠点を補ない、前記し
た従来公知の塗料と同等程度の物性、耐食性を有
し、しかも、スプレー塗装可能なウレタン樹脂塗
料として、ヒマシ油にポリエーテルポリオールを
併用する系が開発され、実用化されている(特開
昭59−197466、60−13855、60−32857、60−
47074、61−26675号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、ポリエーテルポリオールを含有する
ウレタン樹脂塗料は、ポリエーテルポリオールの
吸湿性が大きいため一般に厚塗り時に発泡しやす
く、また、その硬化塗膜は水に浸漬した場合吸水
しやすく、金属素地との付着劣化や腐食を起しや
すく、満足すべき性能を有しない。一方、ポリエ
ーテルの代りにポリブタジエンジオールを使用す
ることも提案されているが(特開昭59−197467〜
9号公報)ポリブタジエンジオールは二官能性で
あるため、得られる塗膜の架橋密度が低く、水に
より膨潤しやすく、また樹脂粘度が高く、スプレ
ー塗装し難いという欠点を有する。 本発明は、前記問題点を解決するために耐衝撃
性、耐薬品性、耐水性および耐食性が従来公知の
塗料と同等以上で、かつ、塗装時、発泡し難い無
溶剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆した鉄管類
の提供を目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、(A)(a)ひしま油50−95重量%、(b)2価
アルコール1−30重量%、(c)3価以上の多価アル
コール3−30重量%で、各成分の総和が100重量
%となるように反応させて得られるポリオール
100重量部に対し、さらに(d)ε−カプロラクトン
3−30重量部反応させて得られる数平均分子量
1000以下、水酸基価150−350のポリオールと(B)ポ
リイソシアネートを必須成分とし、イソシアネー
ト基とポリオール水酸基との当重比(NCO/
OH)が(0.6−1.6)/1.0である無溶剤二液型ウ
レタン塗料組成物で被覆した鉄管類と要約され、
それによれば前記のような安全衛生上の問題がな
く、かつ、発泡のない強力な防食被覆を施した鉄
管類を提供することが出来る。 本発明で使用する(A)ポリオールの構成成分であ
る(b)成分の2価アルコールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、1.3−ブタ
ンジオール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、オクタ
ンジオール、1.2−ヒドロキシステアルリアルコ
ール、水添ビスフエノールA、シクロヘキサンジ
メタノール等が挙げられる。(c)成分の3価以上の
多価アルコールとしては、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ジグリセリン、ジペンタリエリス
リトール、ソルビトール等が例示される。 またジメチロールプロピオン酸や乳酸のような
オキシカルボン酸も適宜、使用することは可能で
ある。 本発明を構成する(B)成分であるポリイソシアネ
ートは、(A)成分のポリオールの硬化剤であり、脂
肪族系、脂環式系、芳香族系の各ポリイソシアネ
ートまたはそれらの混合物が使用出来る。脂肪族
系は一般にヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、脂環式系はイソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、芳香族系はトリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、ポリフエニルメタンポリイソシアネ
ート(クルードMDI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)あるいはこれらのビユーレツトまた
はイソシアヌレート構造を有する三量体化合物、
これらのポリイソシアネートとポリオールの付加
反応化合物等が代表的なものであるが、価格、塗
装作業性、硬化塗膜の物性の点で、クルード
MDIやTDI等の芳香族系のポリイソイアネート
が好ましい。 本発明の(A)成分であるポリオールは、成分(a)、
(b)、(c)を200−250℃で、必要に応じて塩基性触媒
を用いてエステル交換させた後、約200℃で、(d)
成分を開環付加反応させて得られる。 (a)成分のひまし油は、(a)、(b)、(c)各成分の総和
の50−95重量%、好ましくは7−90重量%であ
り、50重量%未満では塗料粘度が上り、塗膜の平
滑性が失われる。一方、95重量%を越えるとひま
し油単独の性質に近づき、塗膜硬度は低く、耐食
性に劣る。(b)成分の2価アルコールは、1−30重
量%、好ましくは2−10重量%であり、1重量%
未満では塗膜の体衝撃性に劣り、30重量%を越え
ると塗膜の硬度が極端に低下する。(c)成分の3価
以上のアルコールは、3−30重量%、好ましくは
3−15重量%であり、3重量%未満では、塗膜の
架橋密度が減少し、塗膜は硬度が低下し、水浸漬
により膨潤しやすく、また30重量%を越えると塗
膜は危くなり、耐衝撃性、付着性が著しく低下す
る。(b)成分のε−カプロラクトンは(a)、(b)、(c)か
らなるポリオール100重量部に対して、3−30重
量部の割合で使用され、樹脂の相溶性と可撓性を
付与するが3重量部以下では効果少なく、30重量
部を越えると塗膜硬度の低下をきたす。 またポリオールの数平均分子量は1000以下、水
酸基価150〜350が適当である。なお数平均分子量
が1000を越すと塗料化の際の及び塗装作業時の作
業性が悪くなり、又水酸基価が150未満では架橋
密度が低くなるため塗膜硬度が低下し耐蝕性が悪
くなる。逆に350を越えると衝撃性、屈曲性等の
物性が低下する。 (B)成分のポリイソシアネートは(A)成分であるポ
リオールの水酸基とポリイソシアネートのイソシ
アネート基の当量比(NCO/OH)が(0.6−
1.6)/1.0になる量だけ使用されるが、当量比が
0.6未満では硬化不十分となり、1.6を越えると物
性の低下が著しく、いずれも耐食性に悪影響を及
ぼす。 該ウレタン塗料組成物の構成成分の他に必要に
応じ、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチン
ジアセテート等の有機金属化合物や各種アミン類
を反応触媒として添加したり、酸化チタン、弁
柄、黄鉛、亜鉛華、カーボンブラツク、フタロシ
アニンブルー等の有機または無機系の着色顔料、
鉛丹、鉛酸カルシウム、クロム酸亜鉛、塩基性ク
ロム酸鉛、モリブデン酸亜鉛、縮合燐酸亜鉛等の
防錆顔料、シリカ、パライト、炭酸カルシウム、
クレー、タルク、マイカ等の体質顔料を配合した
り、さらに助剤として各種の平滑剤、吸湿剤、シ
ランあるいはチタン系カツプリング剤等の使用も
可能である。 鉄管への塗装方法は外面塗装の場合は表面を
シヨツトブラストにより処理した後内面の場合
は表面をグラインダー又はワイヤブラツシー等で
処理した後、管を回転させながら本発明の無溶剤
二液型ウレタン塗料を塗装する。本発明の無溶剤
二液型ウレタン塗料は常温または50〜80℃に加温
してスプレーまたは遠心投射による塗装方法が取
られているが、特に二頭ガンエアレススプレー塗
装が好ましい。塗装作業性や塗膜の損傷防止を有
利にするためには鉄管を60〜90℃に加熱して塗装
するのが望ましい。膜厚は外面で1.5mm以下、内
面で1mm以下を目標にするが、膜厚はいくらでも
調整が可能である。 〔効果〕 本発明によれば0.1〜数mmの厚膜で、耐衝撃性、
耐薬品性、耐水性および耐食性にすぐれたウレタ
ン塗料で被覆された鉄管類を得ることが出来る。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により説明する。 実施例 1 (A) ポリオールの製造 ひまし油88重量部、ペンタエリスリトール9
重量部、1.4ブタンジオール3重量部を水酸化
リチウム0.02重量部の存在下、250℃で1時間
エステル交換反応させた後、ε−カプロラクト
ン8重量部を、200℃で3時間反応させ、水酸
基価298、粘度11.1ポイズ(25℃)のポリオー
ルを得た。 実施例 2〜9 実施例1と同様な方法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらに、ε−カプロラ
クトンを付加させ、一連のポリオールを得た。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。 比較例 10〜16 実施例1と同様な手法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらに、ε−カプロラ
クトンを付加させ、比較例としてのポリオールを
得た。但し、比較例15のみは、ひまし油と1.4−
ブタンジオール、ペンタエリスリトールとのエス
テル交換のみで、ε−カプロラクトンの付加は行
つていない。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 表1にポリオール樹脂組成、塗料配合、及び性
能試験の結果を纏めた。樹脂組成、塗料配合の各
配合量は重量部で表示した。 塗料化に際し主成分は該ポリオール樹脂に各顔
料を配合し3本ロールミルにてJIS K 5400
6.2Bで判定して25〜30μになる迄分散した。 又性能試験に供する試験板は旭大隅可変型2液
ホツトエアレス塗装機にて厚みが0.7〜1.0mmにな
るようにエアレス塗装した後7日間室内にて乾燥
硬化させたものを使用した。 注1 合成ゼオライトは東洋曹達製ゼオラムA4
を使用した。 本剤はその機能上主剤成分の顔料分散が終了
した時点で加えた。 注2 トリエチレンジアミンは反応促進の触媒と
して使用するものでその量は主剤、硬化剤の混
合物の流動時間が2〜3分になる様に定めた。 注3 クルードMIDとしては三菱化成(株)のPAPI
−135(NCO%31.3)を使用した。 注4 変性MIDとしては日本ポリウレタン(株)の
コロネート2061(NCO22%)を使用した。 注5 ゴム硬度試験はポリエチレンシート上に4
〜5mmの厚みになるようにエアレス塗装し硬化
後塗装膜をポリエチレンシートから剥し50×50
mmの大きさに切断したものをシヨアーD硬度計
にて測定した。 注6 衝撃試験は1.6×70×150mmのサンドブライ
ト鋼板にエアレス塗装しJIS K 5400 6.13B
法で試験した。 試験の条件は半径6.35±0.03mmの撃ち型と受
け台の間に塗膜面を上向きにしてはさみ質量1
Kgのおもを50cmの高さから落下した時に生ずる
塗膜の変形にワレ、ハクリ等の損傷があるか否
かを調べ損傷がない場合は更に損傷が生じる迄
連続衝撃を行つた。 注7 屈曲試験は1.6×100×300mmのサンドブラ
スト板に塗装したものをJIS G 3492の屈曲試
験に基づいて塗膜面にワレを生じる迄の押し出
し距離を試験した。 注8 塩水噴霧試験は1.6×70×150mmのサンドブ
ラスト板に塗装し素地に達する傷を入れたのち
にJIS K 5400 7.8により3000HrS試験した後
傷部にNTカツターを入れ傷部から剥れなくな
る迄の距離を試験した。 注9 吸水率の試験は注5ゴム硬度試験と同要領
で作成した50×50mm試験片を水道水に浸漬して
浸漬前後の重量増を次式によつて算出し吸水率
(%)として表示した。 W0−W/W×100 W=浸漬前の重量 W0=浸漬後の重量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) (a)ひまし油50−95重量%、(b)2価アルコ
    ール1−30重量%、(c)3価以上の多価アルコー
    ル3−30重量%で、各成分の総和が100重量%
    となるように反応させて得られるポリオール
    100重量部に対し、さらに、(d)ε−カプロラク
    トン3−30重量部反応させて得られる数平均分
    子量1000以下、水酸基価150−350のポリオール
    と (B) ポリイソシアネート を必須成分とし、イソシアネート基とポリオール
    の水酸基との当重比(NCO/OH)が(0.6−
    1.6)/1.0である無溶剤二液型ウレタン塗料組成
    物で被覆した鉄管類。
JP61241835A 1986-10-11 1986-10-11 無溶剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆した鉄管類 Granted JPS6395216A (ja)

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