JPH0319647Y2 - - Google Patents

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JPH0319647Y2
JPH0319647Y2 JP1986132272U JP13227286U JPH0319647Y2 JP H0319647 Y2 JPH0319647 Y2 JP H0319647Y2 JP 1986132272 U JP1986132272 U JP 1986132272U JP 13227286 U JP13227286 U JP 13227286U JP H0319647 Y2 JPH0319647 Y2 JP H0319647Y2
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JP
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valve body
valve
fluid
check valve
copper pipe
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JP1986132272U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は冷凍空調分野における冷凍サイクル
の冷媒回路に使用する逆止弁に関するものであ
る。
[従来の技術] 第3図は従来の逆止弁の断面図であり、銅パイ
プの内面下方には、中央に流体の通路である連
通孔有し、上部の内面にR状のシール部を備
え、下部外周にリング状の溝を備えた弁座が
挿入され、該弁座は外部からの圧力等により銅
パイプと弁座の外周の溝とでかしめにより結
合されている。又、銅パイプ上端には、銅パイ
プの内側に局部的に突出させ、縮管したストツ
パー部を設けている。
一方、断面を多角形とするロケツト形状の弁体
は、下方よりシールを目的とするテーパ部と
多角形状の胴部とこの胴部上方に延長状に形成
した複数個の脚部により形成され、該脚部,
の間に流体の通路を確保している。
そして、このロケツト形状の弁体は、前記弁
座のR状のシール部と弁体のテーパ部と
が相対向する如く、弁座とストツパー部との
間に内挿されている。
尚、は銅パイプ下端開放側に設けられた流
体の入口部、は上端開放側に設けられた出口部
である。
次に従来の逆止弁の動作について説明する。
冷媒回路に使用される逆止弁は、通常、ロケツ
ト状の弁体の自重により閉弁する姿勢を採用し
ている。そして、流体は入口部から入り、流体
の力により弁体を押し上げ、弁体の多角形の
胴部と銅パイプ内壁との隙間を通り、又、脚
部,間の流体の通路を通つて出口部から
流出する。また逆に、流体が出口部から流入す
ると、流体の力および弁体自身の自重とにより
弁体は下方へ移動し、弁体のテーパー部が
弁座のR状のシール部に接し、流体の流れを
遮断するものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが冷凍サイクルの場合、熱交換器の負荷
状態により流体の流量は大きく変動する。従つて
弁体が流体により受ける力も当然大きく変化す
る。ある種の冷凍サイクルにおける冷媒の流量は
通常、空気に換算すると8〜20N/minであ
る。従来の逆止弁においては第4図に示す圧力損
失特性図から明らかな様に、流量が約15N/
minまでは1次関数的に、それ以上では2次関数
的な変化を示す。これは弁体がロケツト形状に
なつていることと、弁体な質量の大きさが影響し
ているからである。
そして、冷凍サイクルの使用領域(流量8〜
25N/min)において流量の不安定領域と一致
し、チヤタリング現象を起こし易くしている。
そこで、従来の逆止弁が冷媒回路に組込まれた
場合は、弁体がロケツト形状になつているため、
流量面で一定の条件が整うと、チヤタリング現象
を誘起し、異常音となつて現れるという大きな問
題点があつた。
本考案は、前述の問題点を解消するためになさ
れたものであり、冷凍サイクルの運転時に熱交換
器の負荷が大きく変動してもチヤタリング音等の
異常音が発生しない圧力損失の小さい逆止弁を提
供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の逆止弁は、弁体の形状を従来のテーパ
シール方式のロケツト形状から、流体の力を受け
やすいように、脚を備えた円板形状に変更し、か
つ弁体の重量を従来の0.6〜0.7gから0.17g以下
と軽くして、冷媒の流れによるチヤタリング音の
発生しない圧力損失の少ないものにしたものであ
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。
第1図において、は銅パイプの内面下方に
挿入された弁座で、この弁座は中央に流体の通
路である連通孔を有し、上部端面に上方に突出
させたリング状のシール部を備え、下部外周に
リング状の溝を備えており、銅パイプと弁座
外周の溝がかしめにより固着されている。又、
銅パイプの上方側には、内側に局部的に突出さ
せ縮管したストツパー部が設けられ、前記弁座
とストツパー部との間には、第2図に示す如
き円板部の外周部に、該円板部の外周より突
出させて幅の狭い複数個の脚部を円板に対し垂
直状に設けることにより隣接する脚部,間の
円板部外周に流体の通路を確保した樹脂製の弁
体が内挿されている。
即ち、この本考案に係る弁体に円板部の直
径は前記シール部のリング径より大きく、胴パ
イプの内周径より小さいものであり、また脚部
はその外周面が平面から見て円弧状に形成さ
れ、胴パイプ内をスムーズに上下動できるもの
である。
なお、は銅パイプの下端開放側に設けられ
た流体の入口部、は上端開放側に設けられた出
口部である。
次に本考案に逆止弁の動作について説明する。
逆止弁の入口部から流入した流体は、弁座
の連通孔を通り、弁体の円板部の下面に作
用する流体の力により弁体を弁体の脚部がス
トツパー部に当たるまで上方に移動させ、さら
に流体は弁体の円板部の側面に形成された流
体の通路を通り、出口部へと流出する。
第4図は流量と圧力損失の関係を示す図で、従
来の逆止弁においては、弁体の形状並びに質量の
大きさが影響して流量が15N/minまでは1次
関数的に、又、それ以上では2次関数的に変化
し、流量特性の変化領域付近、すなわち、8〜
25N/minの流量の領域においてチヤタリング
音が発生する。これに対し本考案の逆止弁は、弁
体が寸法的に小さく、また質量も小さくできるか
ら、従来のように流体が弁体の側壁部に集中して
流れないので、流量と圧力損失の関係が使用領域
において2次関数的であり、このためにチヤタリ
ングの現象は発生せず、圧力損失が極めて小さ
い。
一方、流体が出口部から流入すると、流体の
力および弁体の自重により、弁体は下方に移動
し、弁体の円板部と弁座のリング状のシー
ル部を圧接することにより流体を遮断する。
なお、前述の実施例において、ストツパー部
は銅パイプの縮管により形成しているが、黄銅材
等のリングを弁座と同じかしめ方法で固定したも
のでも良い。又、本考案は逆止弁を、例えば差圧
弁や電磁弁と組合わせ複合化した部品に対して
も、本考案の及ぶことは言うまでもない。
[効果] 以上のように、本考案による逆止弁を使用した
冷媒回路においては、弁体を小さくできるだけで
なく、流体が弁体の側壁部に集中して流れない構
造であり、且つ弁体の質量も小さいから熱交換器
の定常、非定常の各状態においてチヤタリング音
の発生はなく、圧力損失の小さい逆止弁であり、
冷凍空調分野において、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による逆止弁の縦断
面図、第2図は本考案の逆止弁の弁体の斜視図、
第3図は従来の逆止弁の縦断面図、第4図は逆止
弁の流量と圧力損失の関係図を示すグラフ。 は銅パイプ、は弁座、は連通孔、はリ
ング状のシール部、は溝、はストツパー部、
は円板部、は脚部、は流体の通路、は弁
体、は入口部、は出口部、は弁座、はロ
ケツト状の弁体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 銅パイプの内側に設けられた弁座とスト
    ツパー部との間に弁体を内挿してなる逆止
    弁において、円板部の外周部に、該円板部
    の外周より突出させて幅の狭い複数個の脚部
    を前記円板部に対し垂直状に設けることにより
    隣接する脚部,間の円板部外周に流体の通
    路,を形成したことを特徴とする逆止弁。 (2) 弁体が、その質量を0.17g以下としたもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の逆
    止弁。
JP1986132272U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0319647Y2 (ja)

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