JP2010138927A - 逆止弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】微差圧作動型の逆止弁において、弁体1の開状態での振動を防止して静音化を図る。
【解決手段】本体継手10内に弁座部材20、弁体1を配設し、弁体1を弁座部材20とストッパ部104の間で移動する。弁体1を、円板部14と第1のガイド部11、第2のガイド部12及び第3のガイド部で構成する。弁体1の第2のガイド部12の下端に斜面12aを形成する。第3のガイド部の下端にも同様な斜面を形成する。弁座部材20の弁ポート21から流れる流体により第2のガイド部12の斜面12aと第3のガイド部の斜面に力を与え、弁体1をガイド部11と反対側に付勢する。この流体による付勢力で第2のガイド部12と第3のガイド部を弁室103の内壁103aに押圧しながら、弁体1を摺動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の力で弁開状態とし弁体の自重により弁閉状態とする低差圧作動型の逆止弁に関する。
従来、蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、サイクルの回路を構成する要素として逆止弁が多用されている。逆止弁には、流体の順方向の流れによって弁開状態となって流路を形成し、逆方向の流れによって弁閉状態として流路を閉止することを目的とするものである。また、この逆止弁としては、一般的に、弁閉状態を確実にすることと設置姿勢の自由度を確保するために、弁体をバネで付勢するようにしたものと、弁開時の弁開圧力損失を小さくするために弁体を付勢するバネをなくし弁体の自重により弁閉状態とする“微差圧作動型”のものとがある。近年、環境への配慮や省エネ、及び低騒音化の要求が多く、“微差圧作動型”の逆止弁が使用される傾向にある。この“微差圧作動型”の差圧弁として、例えば実開昭63−37873号公報(特許文献1)及び特開2008−223927号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
特許文献1のものは、弁体が円板形状の円板部を備え、この円板部はシール面が流体の流れ方向に対して垂直に配置されるため、抗力係数が非常に大きく、低差圧でも弁が開き易いものである。しかしながら、低差圧で作動することから、弁体と本体とのクリアランスで振動し異音が発生し易いという問題があった。
特許文献2のものは上記の問題を解消するものであり、弁体の重心を移動方向の中心軸から偏芯させ、弁体を移動方向と垂直な軸回りに回転させ、ホルダとの摩擦力及びクリアランスの削除により静音化を実現している。
実開昭63−37873号公報 特開2008−223927号公報
特許文献2のものは静音化を実現できるにしても、弁体を傾ける程度の重心を偏芯させるとなると、流体の圧損が大きくなり、この点において改良の余地がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、低差圧でも開弁し易く、かつ、大流量を確保でき、さらに、静音性が得られる逆止弁を提供することを課題とする。
請求項1の逆止弁は、円板部と該円板部の外周より突出させた複数のガイド部を有する弁体を、パイプ内に設けられた弁座部とストッパ部との間に内挿し、隣接する前記ガイド部間により前記円板部の外周に流体の通路を形成した逆止弁において、前記弁体に設けられ、前記弁体の開弁時に前記流体の流れによる力を受けて前記弁体を流路方向と直交する方向に付勢する流体付勢手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の逆止弁は、請求項1に記載の逆止弁であって、前記流体付勢手段が、前記ガイド部の前記弁座部側の端部に形成された斜面で構成されていることを特徴とする。
請求項3の逆止弁は、請求項1に記載の逆止弁であって、前記流体付勢手段が、前記ガイド部の半径方向側面に形成された傾斜面で構成されていることを特徴とする。
請求項4の逆止弁は、円板部と該円板部の外周より突出させた複数のガイド部を有する弁体を、パイプ内に設けられた弁座部とストッパ部との間に内挿し、隣接する前記ガイド部間により前記円板部の外周に流体の通路を形成した逆止弁において、前記弁体に設けられ、前記弁体の開弁時に前記流体の圧力により前記弁体を流路方向と直交する方向に付勢する流体付勢手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の逆止弁は、請求項4に記載の逆止弁であって、前記流体付勢手段が、前記ガイド部の周方向側面に形成された翼形湾曲面により前記流体から揚力を受けるよう構成されていることを特徴とする。
請求項6の逆止弁は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の逆止弁であって、前記流体付勢手段が、前記弁体の前記弁座部側の底面に形成された斜面で構成されていることを特徴とする。
請求項1の逆止弁によれば、開弁時に、隣接するガイド部間の通路により大流量がえられる。さらに、流体付勢手段が流体の流れによる力を受けて弁体を流路方向と直交する方向に付勢するので、弁体の片側がパイプの内壁に押圧されながら弁体が移動する。その結果、弁体がパイプに繰り返し衝突するときの衝突音がなくなり、静音性が得られる。
請求項2または3の逆止弁によれば、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項4の逆止弁によれば、開弁時に、隣接するガイド部管の通路により大流量がえられるとともに、流体付勢手段が流体の圧力を受けて弁体を流路方向と直交する方向に付勢するので、弁体の片側がパイプの内壁に押圧されながら弁体が移動する。その結果、弁体がパイプに繰り返し衝突するときの衝突音がなくなり、静音性が得られる。
請求項5の逆止弁によれば、請求項4と同様な効果が得られる。
請求項6の逆止弁によれば、請求項1〜5の効果に加え、流量の少ないときに揚力を受けやすい。その結果、リフト量が小さいときの静音性に効果がある。
次に、本発明の逆止弁の実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における「上下」の概念は図面における上下に対応する。図1は第1実施例の逆止弁の一部縦断面、図2は第1実施例の逆止弁の弁体1の平面図、図3は弁体1の側面図であり、図3(A) ,(B) ,(C) は、図2のA,B,C方向からそれぞれ見た図である。
この逆止弁は、「パイプ」としての本体継手10と、「弁座部」としての弁座部材20及び弁体1を備えている。本体継手10は、円筒形のストレート管の両側を縮管して径の小さな導入管部101と導出管部102を形成するとともに、その中央部に径の大きな弁室103を形成したものである。また、この本体継手10の縮管により導出管部102と弁室103との境界部分にストッパ部104が形成されている。弁座部材20には中央に弁ポート21が形成されており、この弁座部材20は弁室103内で導入管部101側に配置されて、かしめ部10aによりかしめ固着されている。また、弁室103の内面と弁座部材20との間はOリング30により封止されている。そして、弁体1は弁座部材20とストッパ部104との間に内挿されている。
弁体1は合成樹脂により形成された部材であり、この弁体1は、3つのガイド部11,12,13と、円錐状の円板部14とで構成されている。ガイド部11,12,13は、円板部14の周囲に形成され、その一部が円板部14の外周より突出されている。そして、このガイド部12,13が弁室103の内周面により摺動案内されることで、弁体1は、弁座部材20とストッパ部104との間で上下に移動可能となっている。また、円板部14の円錐の底面部の周囲はシール面14aとなっている。
以上の構成により、流体が流れない場合、あるいは導出管部102から流体が逆流入する場合は、弁体1は弁座部材20に着座してシール面14aが弁ポート21を閉じる。一方、流体の流れが順方向になり、導入管部101から流体が流入すると、弁ポート21内の流体の圧力が弁体1の反対側すなわち弁室103の圧力より高くなる。そして、両圧力の差圧により、弁体1は弁座部材20から離間して弁室103内を移動し、弁体1のガイド部11,12,13の端部がストッパ部104に当接し、弁体1は全開状態となる。このとき、流体は、円板部14の外周から隣接するガイド部11,12、ガイド部12,13、ガイド部13,11の間を通って導出管部102に流れる。すなわち、隣接するガイド部の間により円板部14の外周に流路が形成されている。
図3(A) ,(B) ,(C) に示すように、3つのガイド部11,12,13は、弁座部材20側の端部が互いに異なる形状をしている。第1のガイド部11は弁座部材20側に山形に突出するように両側に斜面11a,11bが形成されている。第2のガイド部12は第1のガイド部11側に向けた1つの斜面12aが形成されている。また、第3のガイド部13は第2のガイド部12と反対側において第1のガイド部11側に向けた1つの斜面13aが形成されている。すなわち、第1〜第3のガイド部11,12,13は、図2に示す線Pと弁体1の中心軸とを含む平面に対して、鏡映対称な形状になっている。
そして、図3(A) ,(B) ,(C) に太実線の矢印で示すような流体の流れが生じる。図3(D) は一例として斜面12aに対する流れの作用を説明する図である。なお、斜面13a及び11a,11bについても同様であるので単に「斜面」として説明する。流れの中に斜面があると、その斜面には斜面に直角な方向に作用する力Fを受ける。力Fは流れ方向に作用する抗力Dと、流れ方向と直交する方向に作用する揚力Lの合成力として表される。ガイド部11の斜面11a,11bには、反対向きに同じ力の揚力Lが働き、ガイド部11の揚力はゼロとなっている。一方、図2に示すように、ガイド部12及びガイド部13には、それぞれ揚力L12とL13が働く。斜面12aと斜面13aは、受圧面積と傾斜角度が同形状に形成されているので、弁体1に働く揚力L12と揚力L13の合成力L1は、ガイド部12とガイド部13を等分する方向に作用し、弁体1は回転しない。
これにより、弁体1は図2に白抜き矢印L1で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。したがって、弁体1の片側、すなわち第2のガイド部12と第3のガイド部13が弁室103の内壁103a(本体継手10の内壁)に押圧されながら弁体1が移動し、弁体1が振動することなく、静音性が得られる。なお、第1実施例では、第2のガイド部12と第3のガイド部13の各斜面12a,13aが請求項の流体付勢手段に相当する。
図4は第2実施例の弁体2を示す図であり、この弁体2は4つのガイド部21,22,23,24と円錐状の円板部25を備えている。なお、以下の各実施例は弁体が異なるだけであり、本体継手10、弁座部材20など弁体以外の構成は第1実施例と同じである。第1のガイド部21と第2のガイド部22は、同じ方向に面を向けた斜面21a,22aが形成されている。また、第3のガイド部23と第4のガイド部24は第1のガイド部21及び第2のガイド部22と反対側に位置し、斜面21a,22aと反対側に面を向けた斜面23a,24aがそれぞれ形成されている。すなわち、第1〜第4のガイド部21,22,23,24は、図4(A) に示す線Pと弁体2の中心軸とを含む平面に対して、鏡映対称な形状になっている。
そして、前記図3(D) で説明したと同様に、各ガイド部21,22,23,24のそれぞれの斜面21a,22a,23a,24aにより、第1のガイド部21、第2のガイド部22、第3のガイド部23及び第4のガイド部24に、それぞれ揚力L21,L22,L23,L24が働く。これにより、弁体2は図4(A) に白抜き矢印L2で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。したがって、弁体2の片側(ガイド部22,24)が弁室103の内壁103a(本体継手10の内壁)に押圧されながら弁体2が移動し、弁体2が振動することなく、静音性が得られる。なお、第2実施例では、第1〜第4のガイド部21,22,23,24の各斜面21a,22a,23a,24aが請求項の流体付勢手段に相当する。
図5は第3実施例の弁体3を示す図であり、この弁体3は第1実施例の弁体1の変形例である。なお、第1実施例の弁体1と同様な部位は弁体1のものと同符号を付記して詳細な説明は省略する。この弁体3は円板部14のシール面14aの内側の底面に突起31を形成したものであり、この突起31の斜面31aに作用する揚力を利用するものである。
順方向流れの流量が少ないとき、弁体3は弁座部材20から僅かにリフトするが、このようにリフト量が小さいとき、弁体3の前面に位置する突起31の斜面31aにより流体の圧力を受け、弁体3は、図5の白抜き矢印で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。これにより、流量の少ないときに揚力を受けやすい。その結果、リフト量が小さいときの静音性に効果がある。大流量時にガイド部により付勢力を得る効果を低減しないために、突起31の高さはあまり高くない方がよい。なお、第3実施例では、第1実施例と同様な各斜面の他に突起31の斜面31aも請求項の流体付勢手段に相当する。
上記第3実施例の突起31及び斜面31aの構成は第1実施例に限らず、第2実施例、以下の第5〜第8実施例に適用しても同様な作用効果が得られる。
図6は第4実施例の弁体4を示す図であり、この弁体4も第1実施例の弁体1の変形例である。なお、第1実施例の弁体1と同様な部位は弁体1のものと同符号を付記して詳細な説明は省略する。この弁体4は円板部14のシール面14aの内側に凹部41を形成し、この凹部41の底面を斜面41aとしたものである。そして、この斜面41aに作用する揚力を利用するものである。なお、この流体の流れにより、弁体4は、図6(A) ,(B) の白抜き矢印で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。これにより、流量の少ないときに揚力を受けやすい。その結果、リフト量が小さいときの静音性に効果がある。前記第3実施例の場合、シール面14aの平面研磨が困難であるが、この第4実施例ではシール面14aの平面研磨が容易になる。なお、第4実施例では、第1実施例と同様な各斜面の他に凹部41の斜面41aも請求項の流体付勢手段に相当する。
上記第4実施例の凹部41及び斜面41aの構成は第1実施例に限らず、第2実施例、以下の第5〜第8実施例に適用しても同様な作用効果が得られる。
図7は第5実施例の弁体5を示す図であり、この弁体5は3つのガイド部51,52,53と円錐状の円板部54を備えている。ガイド部51,52,53は、円板部54の周囲に形成され、その一部が円板部54の外周より突出されている。第2のガイド部52と第3のガイド部53には、第1のガイド部51と反対側に翼形湾曲面52a,53aがそれぞれ形成されている。この第1〜第3のガイド部51,52,53は、図7(A) に示す線Pと弁体3の中心軸とを含む平面に対して、鏡映対称な形状になっている。
そして、図7(B) に太実線の矢印で示すように、第2のガイド部52と第3のガイド部53の翼形湾曲面52a,53aにより湾曲した流体の流れが形成され、第2のガイド部52及び第3のガイド部53に対して、それぞれL52,L53で示す揚力が発生する。揚力L52とL53が作用し弁体5に合成力L5が働く。これにより、弁体5は図7(A)に白抜き矢印L5で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。したがって、弁体5の片側(ガイド部52,53)が弁室103の内壁103a(本体継手10の内壁)に押圧されながら弁体5が移動し、弁体5が振動することなく、静音性が得られる。なお、第5実施例では、第2及び第3のガイド部52,53の翼形湾曲面52a,53aが請求項の流体付勢手段に相当する。
図8は第6実施例の弁体6を示す図であり、この弁体6は3つのガイド部61,62,63と円錐状の円板部64を備えている。ガイド部61,62,63は、円板部64の周囲に形成され、その一部が円板部64の外周より突出されている。第2のガイド部62と第3のガイド部63は、上端側が第1のガイド部61側に傾斜するように形成されている。これにより、第1のガイド部61側に傾斜面62a,63aがそれぞれ形成されている。この第1〜第3のガイド部61,62,63は、図8(A) に示す線Pと弁体6の中心軸とを含む平面に対して、鏡映対称な形状になっている。
そして、図8(B) に太実線の矢印で示すように、第2のガイド部62と第3のガイド部63の傾斜面62a,63aにより第1のガイド部61側に傾いた流体の流れが形成される。この流体の力により第2のガイド部62と第3のガイド部63には、それぞれL62,L63で示す揚力が発生する。揚力L62とL63が作用し弁体6に合成力L6が働く。これにより、弁体6は図8(A) に白抜き矢印L6で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。したがって、弁体6の片側(ガイド部62,63)が弁室103の内壁103a(本体継手10の内壁)に押圧されながら弁体1が移動し、弁体6が振動することなく、静音性が得られる。なお、第6実施例では、第2及び第3のガイド部62,63の傾斜面62a,63aが請求項の流体付勢手段に相当する。
図9は第7実施例の弁体7を示す図であり、この弁体7は3つのガイド部71,72,73と円錐状の円板部74を備えている。ガイド部71,72,73は、円板部74の周囲に形成され、その一部が円板部74の外周より突出されている。第2のガイド部72と第3のガイド部73は、下端側から上端側にかけて次第に肉厚となり、第1のガイド部71側に傾斜面72a,73aがそれぞれ形成されている。この第1〜第3のガイド部71,72,73は、図9(A) に示す線Pと弁体7の中心軸とを含む平面に対して、鏡映対称な形状になっている。
そして、図9(B) に太実線の矢印で示すように、第2のガイド部72と第3のガイド部73の傾斜面72a,73aにより第1のガイド部71側に傾いた流体の流れが形成される。この流体の力により第2のガイド部72と第3のガイド部73には、それぞれL72,L73で示す揚力が発生する。揚力L72とL73が作用し弁体7に合成力L7が働く。これにより、弁体7は図9(A) に白抜き矢印L7で示すように流路方向(本体継手10の軸方向)と直交する方向に付勢される。したがって、弁体7の片側(ガイド部72,73)が弁室103の内壁103a(本体継手10の内壁)に押圧されながら弁体1が移動し、弁体7が振動することなく、静音性が得られる。なお、第7実施例では、第2及び第3のガイド部72,73の傾斜面72a,73aが請求項の流体付勢手段に相当する。
図10は第8実施例の弁体8を示す図である。この弁体8は第1実施例の弁体1の変形例である。なお、第1実施例の弁体1と同様な部位は弁体1のものと同符号を付記して詳細な説明は省略する。この弁体8は第1のガイド部11に線ばね81を取り付けたものである。線ばね81は、第1のガイド部11よりも僅かに外側に突出しており、弁室103の第1のガイド部11側の内壁103aを押圧する。この線ばね81の押圧は第2のガイド部材12及び第3のガイド部材13による付勢力を補助する。特に小流量のときに有効に働く。なお、この線ばね81の荷重は、弁体8自体が自重で弁閉となるように、ガイド部材12,13を内壁103aに押し付けることにより生じる摩擦力を弁体8の質量の1/2程度に抑えるように設定する。
ガイド部材の数は実施例のものに限定されるものではない。また、流体付勢手段もガイド部に形成したものに限定されるものではない。
本発明の第1実施例の逆止弁の一部縦断面図である。 本発明の第1実施例の逆止弁の弁体の平面図である。 本発明の第1実施例の弁体の側面図である。 本発明の第2実施例の弁体を示す図である。 本発明の第3実施例の弁体を示す図である。 本発明の第4実施例の弁体を示す図である。 本発明の第5実施例の弁体を示す図である。 本発明の第6実施例の弁体を示す図である。 本発明の第7実施例の弁体を示す図である。 本発明の第8実施例の弁体を示す図である。
符号の説明
1 弁体
11,12,13 ガイド部
14 円板部
12a,13a 斜面(流体付勢手段)
10 本体継手(パイプ)
20 弁座部材(弁座部)
104 ストッパ部

Claims (6)

  1. 円板部と該円板部の外周より突出させた複数のガイド部を有する弁体を、パイプ内に設けられた弁座部とストッパ部との間に内挿し、隣接する前記ガイド部間により前記円板部の外周に流体の通路を形成した逆止弁において、
    前記弁体に設けられ、前記弁体の開弁時に前記流体の流れによる力を受けて前記弁体を流路方向と直交する方向に付勢する流体付勢手段を備えたことを特徴とする逆止弁。
  2. 前記流体付勢手段が、前記ガイド部の前記弁座部側の端部に形成された斜面で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記流体付勢手段が、前記ガイド部の半径方向側面に形成された傾斜面で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。
  4. 円板部と該円板部の外周より突出させた複数のガイド部を有する弁体を、パイプ内に設けられた弁座部とストッパ部との間に内挿し、隣接する前記ガイド部間により前記円板部の外周に流体の通路を形成した逆止弁において、
    前記弁体に設けられ、前記弁体の開弁時に前記流体の圧力により前記弁体を流路方向と直交する方向に付勢する流体付勢手段を備えたことを特徴とする逆止弁。
  5. 前記流体付勢手段が、前記ガイド部の周方向側面に形成された翼形湾曲面により前記流体から揚力を受けるよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載の逆止弁。
  6. 前記流体付勢手段が、前記弁体の前記弁座部側の底面に形成された斜面で構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の逆止弁。
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