JPH031962Y2 - - Google Patents

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JPH031962Y2
JPH031962Y2 JP18004883U JP18004883U JPH031962Y2 JP H031962 Y2 JPH031962 Y2 JP H031962Y2 JP 18004883 U JP18004883 U JP 18004883U JP 18004883 U JP18004883 U JP 18004883U JP H031962 Y2 JPH031962 Y2 JP H031962Y2
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JP
Japan
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hook
striker
locking
biasing
base
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JP18004883U
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JPS6087978U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえばワゴン車などにおけるスラ
イド式ウインドのロツク装置に関する。
ワゴン車などのワンボツクスカーにおいては、
第1図に示すように車体1の両サイドにスライド
式ウインド2が設けられている。このスライド式
ウインド2は、サツシユ3とこのサツシユ3にス
ライド自在なウインドガラス4とから構成されて
いる。そして、このウインドガラス4はその車内
側に設けたロツク装置5によつて閉窓時に施錠状
態にロツクされるようになつている。
ロツク装置5には従来から種々の構成のものが
あるが、例えば、実開昭57−165770号公報に示す
ようにウインドガラス4にフツク、サツシユ3に
ストライカを設け、フツクをストライカに弾性的
に係合させるものが一般的である。すなわち、フ
ツクをスプリングによつて施錠方向に付勢し、解
錠時にそのフツクをスプリングの付勢力に抗して
回動させるノブを有したものである。したがつ
て、フツクがストライカに係合して施錠状態にあ
つてもスプリングの付勢力で係合しているだけで
ある。このため、車外側からサツシユ3とウイン
ドガラス4との隙間に針金等を差し込むとフツク
を解錠方向に回動させて、ウインドガラス4が開
窓可能となり、盗難の恐れがある。
これに対し、フツクをカバーで覆い、カバー内
でストライカと係合するようにしたものもある
が、カバーにストライカが挿入する開口部が必要
となり、その開口部から針金等を挿入することが
可能であると共に塵埃等が侵入して溜る恐があ
る。また、フツクとストライカとの係脱がカバー
内で行なわれるため、フツクがストライカに係合
しているか否か視覚認識できないという問題点も
ある。
この考案は上記問題点を解消するためになされ
たもので、フツクをストライカに係合する方向に
付勢する付勢部材と、解錠操作により上記付勢部
材の付勢力に抗して上記フツクを回動させる操作
部材を設け、この操作部材の施錠操作によりフツ
クを回動不能に拘束し、施錠、解錠操作を視覚認
識することも可能にしながら不正解錠の防止性能
を向上させることができるロツク装置の提供を目
的とする。
以下、この考案の一実施例を第2図ないし第5
図にもとづいて説明する。
第2図中11はワゴン車のスライド式ウインド
のサツシユなどの枠体で、12は枠体11にスラ
イド自在に設けたスライド部材、たとえば、ウイ
ンドガラスである。上記枠体11には断面が鈎状
のストライカ13が設けられ、これに対応するウ
インドガラス12の内側すなわち車室側には上記
ストライカ13に係脱可能なフツク14が後述す
る手段によつて設けられ、このストライカ13と
フツク14とによつてロツク装置15が構成され
ている。すなわち、第3図ないし第5図中16は
合成樹脂からなるベースで、これは取付ねじ1
7,17によつて上記ウインドガラス12に固定
されている。このベース16はほぼ楕円形状をな
しており、その一側部には凸部18が一体に設け
られているとともに、この凸部18にはベース1
6の上面に突設された一対の支持台19,19が
一体に連設されている。したがつて、これら支持
台19,19間には凹所20が形成され、この凹
所20内には上記フツク14が挿入されている。
そして、このフツク14の基端部は枢支ピン21
によつて支持台19,19に回動自在に枢支さ
れ、先端部はベース16より前方すなわち上記ス
トライカ13側に突出している。さらに、上記枢
支ピン21には付勢部材としての捩りばね23が
巻装され、フツク14をストライカ13に係合す
る方向に付勢しており、このフツク14はその先
端側に突設したカバー24がベース16に当接し
て回動量が規制されるようになつている。また、
上記フツク14の基端側における下面にはストツ
パ25が、中途における下面には突条26がそれ
ぞれ突出している。一方、上記支持台19,19
の外側におけるベース16上には一対の操作部材
27,28が設置されている。そして、この操作
部材27,28の基端部27a,28aは凸部1
8の開口部18a,18aを貫通してその内部に
突出しており、互いに対向する側部27b,28
bは支持台19,19の開口部19a,19aを
貫通して凹所20内に移動自在に設けられてい
る。また、操作部材27,28の基端部27a,
28aはピン29,29によつて上記ベース16
に回動自在に枢着されている。さらに、これら操
作部材27,28間に位置するベース16には捩
りばね30が設けられ、この両端は上記操作部材
27,28の内側に当接し、これを常に外側に押
し拡げる方向に付勢している。また、一方の操作
部材28の基端部28aには上記フツク14のス
トツパ25と対応する突起31が突設され、フツ
ク14がストライカ13へ係合して施錠したとき
ストツパ25とラツプしてフツク14を拘束する
ようになつている。また、これら係止爪27c,
28cの下面側すなわち、上記凹所20内におけ
るベース16上にはガイド20aによつて突設自
在なスライダ32が設置されている。このスライ
ダ32の両側縁は上記係止爪27c,28cと係
止して操作部材27,28の回動量を規制するス
トツパ面34,35として形成され、一方のスト
ツパ面34には一方の係止爪27cと係止してス
ライダ32のスライド量を規制する突子36が設
けられている。また、この係止爪27cの上面に
は傾斜面37が形成され、これは上記フツク14
の突条26と対向している。そして、操作部材2
7,28を捩りばね30の付勢力に抗して押圧し
たとき、傾斜面37が突条26を介してフツク1
4を押し上げ、ストライカ13との係合を解除、
すなわち解錠方向に押圧するようになつている。
また、上記スライダ32の基端には上記フツク1
4を付勢する捩りばね23の一端が圧接され、前
方へ突出する方向に付勢している。
つぎに、上記一実施例の作用について説明す
る。まず、ウインドガラス12の開窓時において
は第5図Aに示すように、スライダ32は捩りば
ね23の付勢力によつて押圧されているため、そ
の先端はベース16より突出している。したがつ
て、操作部材27,28の係止爪27c,28c
はそれぞれストツパ面34,35に係止され、ほ
ぼ平行に保持されている。このため、操作部材2
8の突起31はフツク14のストツパ25と非ラ
ツプ位置にあり、フツク14は枢支ピン21を支
点として回動自在である。この状態から、ウイン
ドガラス12をスライドして閉窓すると、第5図
Bに示すように、まず、スライダ32の先端がス
トライカ13の一部に当接し、捩りばね23の復
元力に抗して押し込まれるとともに、フツク14
はストライカ13に弾性的に係合して施錠され
る。スライダ32が押し込まれると、係止爪27
c,28cはストツパ34,35から外れるため
操作部材27,28は捩りばね30の復元力によ
つて外側へ押し拡げられる。したがつて、一方の
操作部材28の突起31も一体に移動してフツク
14のストツパ25の真下に自動的にラツプす
る。このため、フツク14を回動しようとしても
ストツパ25が突起31に当接して回動不能すな
わち拘束された状態となり、施錠状態に保持され
る。
つぎに、施錠状態から解錠する場合には操作部
材27,28に手指を当て、第5図Cに示すよう
に捩りばね30の付勢力に抗して挾み込むと、こ
れら操作部材27,28はピン29,29を支点
として回動する。したがつて、操作部材28の突
起31はストツパ25とのラツプ位置から退避
し、操作部材27に設けた係止爪27cの傾斜面
37が突条26と摺動しながらフツク14を押し
上げる。このため、フツク14は捩りばね23の
付勢力に抗して枢支ピン21を支点として上方へ
回動しフツク14はストライカ13から外れる。
つまり、解錠状態となり、この状態で、ウインド
ガラス12を開窓方向にスライドさせると開窓さ
れる。開窓後は操作部材27,28から手指を放
すと、操作部材27,28は捩りばね30の付勢
力によつて第5図Aの状態に復帰し、スライダ3
2も捩りばね23の付勢力によつ突出する。
なお、上記一実施例においては、一対の操作部
材を回動自在に設け、手指で摘み込むことにより
回動して、その一方でフツクを拘束し、他方でフ
ツクを押し上げるように構成したが、1つの操作
部材で両機能を行なわせるようにすることもでき
る。また、この考案はワゴン車のウインドガラス
におけるロツクに限らず、住宅のウインドガラス
にも適用できる。
以上説明したように、この考案によれば、フツ
クをストライカに係合して施錠状態にしたときに
はフツクが回動不能に拘束されるため、フツクを
外部から針金等によつて回動させて解錠すること
が困難となり、盗難防止性能が向上する。また、
フツクとストライカとの係脱が視覚よつて容易に
認識できるように構成することも可能であるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はワゴン車を示す斜視図、第2図ないし
第5図はこの考案の一実施例を示すもので、第2
図はロツク装置の平面図、第3図は縦断平面図、
第4図は分解斜視図、第5図A,B,Cは作用説
明図である。 11……枠体、12……ウインドガラス(スラ
イド部材)、13……ストライカ、14……フツ
ク、16……ベース(スライド部材側)、23…
…捩りばね(付勢部材)、27,28……操作部
材、31……突起(規制部)、37……傾斜面
(作動部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体に対して接近又は離れるようスライド自在
    に設けたスライド部材側にフツクを設け、このフ
    ツクを係脱可能なストライカを上記枠体側に設
    け、上記フツクを、ストライカと係合し合う係合
    位置と、ストライカから外れた離脱位置とに回動
    自在に枢支すると共に、このフツクを上記ストラ
    イカと係合する方向に付勢する付勢部材を設け、
    上記スライド部材側に、解錠操作と施錠操作が可
    能で、かつ、解錠操作時に上記付勢部材の付勢力
    に抗して上記フツクをストライカから離脱位置へ
    回動させる作動部と、施錠操作時に上記フツクの
    係合位置から離脱位置への回動を不能にする規制
    部とを備えた操作部材を設けたことを特徴とする
    ロツク装置。
JP18004883U 1983-11-24 1983-11-24 ロツク装置 Granted JPS6087978U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18004883U JPS6087978U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 ロツク装置

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JP18004883U JPS6087978U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 ロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS6087978U JPS6087978U (ja) 1985-06-17
JPH031962Y2 true JPH031962Y2 (ja) 1991-01-21

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