JP2606308Y2 - 自動車用バックドアのクロージャ装置 - Google Patents

自動車用バックドアのクロージャ装置

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JP2606308Y2
JP2606308Y2 JP4504592U JP4504592U JP2606308Y2 JP 2606308 Y2 JP2606308 Y2 JP 2606308Y2 JP 4504592 U JP4504592 U JP 4504592U JP 4504592 U JP4504592 U JP 4504592U JP 2606308 Y2 JP2606308 Y2 JP 2606308Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックドアとドア開口
の周縁部との一方にストライカが固設され、バックドア
とドア開口の周縁部との他方にストライカに係脱するラ
ッチ部材が設けられており、動力により前記ラッチ部材
を介して、前記ストライカを引き込んで前記バックドア
を閉めるようにした自動車用バックドアのクロージャ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用バックドアのクロージャ
装置としては、例えば、特開昭62−244988号公
報に開示されたもの、並びに、図11および図12に示
すものがある。
【0003】前者は、移動するロック部分にウエッジ部
が設けられ、バックドアが閉じていってバックドア側の
ストライカがウエッジ部に当接して相対的な移動を拘束
されるとともに、ロック部分に係合し、駆動モータが始
動して、上下方向に延びたスクリュー部材が回転し、ナ
ット部材がガイドレールに案内されて下方に移動して、
ナット部材に装着されたロック部分が下降し、それによ
り、ストライカが引き込まれて、バックドアが閉められ
るものである。
【0004】後者は、ウエッジ部4が揺動するロック部
分2に設けられ、バックドアが閉じていって、バックド
ア側のストライカがウエッジ部4に当接して相対的な移
動を拘束されるとともに、ラッチ部材3に係合し、駆動
モータ1が始動すると、ロック部分2が揺動し、それに
より、ストライカが引き込まれて、バックドアが閉めら
れるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用バックドアのクロージャ装置で
は、、前者においては、移動するロック部分にウエッジ
部が設けられ、そのウエッジュ部にストライカが左右に
振れないように拘束されているため、ストライカを拘束
しにくい構成であり、ストライカを十分に拘束しようと
すると、ロック部分の剛性を高めたり、ロック部分を完
全にガタなく案内支持する必要があって、コストが嵩む
要因になる。
【0006】後者においては、ロック部分2が揺動しな
がらストライカを引き込むため、ウエッジ部4によって
ストライカも揺動して左右に振られる現象が生じる上
に、前者と同じように、揺動するロック部分2にウエッ
ジ部4が設けられているため、ロック部分2の剛性を高
めたり、ロック部分2を完全にガタなく案内支持する必
要があって、コストが嵩むという問題点があった。
【0007】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、コストを嵩ませることなく、十分
にストライカを拘束することができる自動車用バックド
アのクロージャ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、バックドア(10)
とドア開口(14)の周縁部(16)との一方にストラ
イカ(12)が固設され、バックドア(10)とドア開
口(14)の周縁部(16)との他方にストライカ(1
2)に係脱するラッチ部材が設けられており、動力(3
5)により前記ラッチ部材(60)を介して、前記スト
ライカ(12)を引き込んで前記バックドア(10)を
閉めるようにした自動車用バックドア(10)のクロー
ジャ装置において、前記ストライカ(12)に装着され
るウエッジバンパ(13)と、前記バックドア(10)
とドア開口(14)の周縁部(16)との他方に固設さ
れ、前記ウエッジバンパ(13)を拘束可能な拘束用の
溝(21)が形成された支持べース(20)と、前記ラ
ッチ部材(60)が装着され、該ラッチ部材(60)を
介してストライカ(12)を引込む前の待機位置と前記
ラッチ部材(60)を介してストライカ(12)を引込
んだ後の引込み位置とに移動可能に前記支持べース(2
0)に枢着されたラッチベース(40)とを備え、前記
ラッチベース(40)が待機位置にあって、バックドア
(10)を閉めた際にストライカ(12)側からの衝撃
を吸収すべく前記ウエッジバンパ(13)がその溝縁に
当接する進入溝(42)を前記ラッチベース(40)に
形成し、前記進入溝(42)は、前記ラッチベース(4
0)が待機位置にあって、前記バックドア(10)を閉
めた際に前記ウエッジバンパ(13)の進入方向に対し
て前記拘束用の溝(21)より突出していてウエッジバ
ンパ(13)に当接する一方、前記ラッチベース(4
0)が引込み位置に移動してストライカ(12)を引き
込んでいく際に、前記拘束用の溝に対して徐々に没入し
て、前記ウエッジバンパ(13)が前記進入溝(42)
から乗り換わって前記拘束用の溝(21)に徐々に固く
嵌合して前記ウエッジバンパ(13)を介してストライ
カ(12)を拘束するよう配置されていることを特徴と
する自動車用バックドア(10)のクロージャ装置に存
する。
【0009】
【作用】バックドア(10)が開扉位置にあるとき、ラ
ッチベース(40)は待機位置にある。バックドア(1
0)を閉じていくと、ストライカ(12)に装着された
ウエッジバンパ(13)の進入方向に対して、拘束用の
溝(21)より突出した位置にある進入溝(42)の溝
縁に当接してストライカ(12)側からの衝撃を吸収
し、前後して、ストライカ(12)がラッチ部材(6
0)に係合する。このとき、ウエッジバンパ(13)は
例えば支持べース(20)の拘束用の溝(21)に緩く
嵌合している。
【0010】ストライカ(12)がラッチ部材(60)
に係合すると、動力(35)によりラッチベース(4
0)が待機位置から引込み位置に移動し、ラッチ部材
(60)を介してストライカ(12)が引込まれる。ス
トライカ(12)が引込まれると、ラッチベース(4
0)の進入溝(42)が支持ベース(20)の拘束用の
溝(21)に対して徐々に没入していき、ウエッジバン
パ(13)が拘束用の溝(21)に徐々に固く嵌合し、
ウエッジバンパ(13)を介してストライカ(12)が
次第に相対移動不能に拘束され、ラッチベース(40)
が引込み位置に移動すると、ストライカ(12)が完全
に拘束される。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説
明する。図1〜図8は本考案の第1実施例を示してい
る。図1〜図3に示すように、バックドア10の後縁中
央部にはベース部材11を介してストライカ12が固設
されている。ストライカ12には下方ヘ向かってその幅
を徐々に細くしたウエッジバンパ13が固設されてい
る。ドア開口14の周縁には図示省略したウエザースト
リップが装着され、また、ドア開口14の周縁部16に
は、ストライカ12に対応して、クロージャ装置20a
が装着されている。
【0012】クロージャ装置20aはドア開口14の周
縁部16のインナーパネルに固設される支持ベース20
と、支持ベース20に車体前後方向で重畳するように配
設されるモータベース30と、支持ベース20とモータ
ベース30との間に形成した収納空間に介装されるラッ
チベース40とが備えられている。
【0013】支持ベース20の両側方向の中央部には、
ストライカ12を案内かつ拘束するための拘束用の溝2
1が上縁部から下方へ切り込まれており、両側方向の一
端部にはキー操作による解錠操作機構25が装着されて
いる。本実施例においては、支持ベース20の他端部側
に有効な空きスペースがあり、他端部にはラッチベース
40用の引込み機構50が装着されている。
【0014】解錠操作機構25は、支持ベース20に揺
動可能に枢着される出力レバー26を有し、出力レバー
26の一端部には長孔27が穿設され、長孔27には移
動可能に連接ロッド29の一端部が嵌合し、連接ロッド
29の他端部が支持べース20の中央部に延ばされ、ロ
ッキングプレート70に連結されている。
【0015】引込み機構50はいわゆるトグル機構で、
ラッチベース40を前後から挟むようにした一対の円板
状の出力部材51,52を有している。出力部材51は
回転軸28により支持ベース20に正逆回転可能に枢着
され、出力部材52は、動力の出力軸37によりモータ
ベース30に正逆回転可能に支持されている。両方の回
転軸28,37は同一直線上に位置している。出力部材
51,52の各周縁部51a,52aの間には出力ピン
53が架設され、出力ピン53に装着したローラ部材5
4が、ラッチベース40に穿設した横長の案内溝43に
移動可能に嵌合している。
【0016】出力部材52にはカム部材80が一体的に
回転可能に嵌合し、カム部材80には動力の出力軸37
が貫通している。カム部材80の後端部にはキー溝81
が形成され、キー溝81には、出力軸37に一体的に形
成したキー部37aが一体的に回転可能に嵌合してい
る。
【0017】モータベース30の前面側には駆動モータ
35が装着され、駆動モータ35はモータ軸を両側方向
に延ばした横置きにされている。駆動モータ35には減
速機構36が付設され、駆動モータ35に減速機構36
を介して連動する出力軸37が前方へ突出している。
【0018】支持ベース20の一端部に枢軸41により
待機位置である上昇位置と引込み位置である下降位置と
に揺動可能にラッチベース40が支持されている。ラッ
チベース40の両側方向の中央部には、ストライカ用の
進入溝42が形成されている。
【0019】拘束用の溝21、ストライカ用の溝32お
よび進入溝42は、ウエッジバンパ13の楔部13aが
嵌合可能なように上方の溝幅がそれぞれ広くなってい
る。ストライカ用の進入溝42は、図3に示すラッチベ
ース40が上昇位置にあって、ストライカ12が下降す
るとき、ウエッジバンパ13の楔部13aが当接するよ
うに形成されている。一方、拘束用の溝21は、図3に
示すラッチベース40が上昇位置にあって、ストライカ
12が下降するとき、ウエッジバンパ13の楔部13a
が遊嵌し、ラッチベース40が下降位置にあるとき、ウ
エッジバンパ13の楔部13aが固く嵌合するように形
成されている。
【0020】ラッチベース40には、枢軸61によりラ
ッチ部材60がストライカ12に係合する係合位置とス
トライカ12から外れる非係合位置とに揺動可能に枢支
されている。ストライカ用の進入溝42を中心にしてラ
ッチ部材60と反対側にはロッキングプレート70が配
され、ロッキングプレート70が枢軸71によりラッチ
部材60を係合位置に拘束する施錠姿勢とラッチ部材6
0を拘束解除する解錠姿勢とに揺動可能に枢支されてい
る。
【0021】ラッチ部材60はばね部材62により反時
計方向すなわち非係合位置に揺動する方向に付勢されて
いる。ロッキングプレート70はばね部材72により時
計方向すなわち施錠姿勢に揺動する方向に付勢されてい
る。
【0022】図1、図4および図10に示すように、ロ
ッキングプレート70は略L字状に形成され、ロッキン
グプレート70の一端部には、ラッチ部材60を係合位
置に拘束するための拘束爪73が形成され、ロッキング
プレート70のコーナ部75には解錠用の連接ロッド2
9が連結され、ロッキングプレート70の他端部76に
は、中継レバー部材90がピン部材91により枢着され
ている。
【0023】中継レバー部材90には、ロッキングプレ
ート70の他端部76に当接しロッキングプレート70
に対して中継レバー部材90を図4において時計方向へ
回動不能にする当接部92が形成されている。また、中
継レバー部材90には、正逆回転するカム部材80に当
接して押されるカムホロア部93が形成されている。さ
らに、中継レバー部材90には、ロッキングプレート7
0の他端部76の下縁に弾撥的に当接して、中継レバー
部材90を図4において時計方向に付勢する舌片部94
が形成されている。カム部材80および中継レバー部材
90がエマージェンシー機構を構成している。
【0024】ラッチ部材60にはピン部材65が植設さ
れ、ピン部材65が支持ベース20に揺動可能に枢着し
た検知レバー66の長孔67に嵌合している。検知レバ
ー66の枢着部には、検知レバー66の位置を検出する
ロータリスイッチ68が装着されている。
【0025】次に作用を説明する。図4に示すように、
バックドア10側のストライカ12がストライカ拘束用
の溝21に挿入されないときには、ラッチ部材60は非
係合位置にあって、ロッキングプレート70はラッチ部
材60のあご部64に当たっていて解錠姿勢にある。ま
た、引込み機構50の出力ピン53はほぼ上死点にあっ
て、ラッチベース40は上昇位置にある。さらに、中継
レバー部材90の当接部92がロッキングプレート70
の他端部76に当接している。
【0026】バックドア10を閉じていくと、ストライ
カ12が下方に移動して、ラッチ部材60のあご部64
をばね部材62の付勢力に抗して係合位置に押し込む。
前後して、図5に示すように、ロッキングプレート70
がばね部材72の付勢力により揺動し、拘束爪73がラ
ッチ部材60の被係止突起63に掛止してラッチ部材6
0を係合位置に拘束する。このとき、ウエッジバンパ1
3の楔部13aは拘束用の溝21および進入溝42には
接触しない。
【0027】バックドア10を急閉すると、図6に示す
ように、ストライカ12がオーバートラベル分だけ下が
り、ストライカ12に装着されたウエッジバンパ13の
楔部13aが、ラッチベース40の進入溝42の溝縁に
当接して、急閉時の衝撃を吸収する。このとき、ウエッ
ジバンパ13の楔部13aは支持べース20の拘束用の
溝21に緩く嵌合していて、拘束用の溝21の溝縁には
接触していない。
【0028】ラッチ部材60が係合位置に揺動すると、
それをロータリスイッチ68が検知する。ロータリスイ
ッチ68の検知信号に基づいて、駆動モータ35が始動
し、減速機構36〜出力軸37〜カム部材80を介して
出力部材51,52が、図示省略したウエザーストリッ
プやウエッジバンパ13の反力に抗して時計方向に回転
する。ロッキングプレート70が施錠姿勢に揺動すると
きには、中継レバー部材90もロッキングプレート70
と一体的に揺動するため、中継レバー部材90の当接部
92がロッキングプレート70の他端部76に当接して
いる。
【0029】出力部材51,52が時計方向に回転する
と、出力部材51,52を介して出力ピン53が案内溝
43に沿って移動し、ラッチベース40の他端部が枢軸
41を中心にして下がる。出力部材51,52がさらに
反時計方向に回転すると、図6に示すように、出力ピン
53が下死点になり、ラッチベース40の他端部が下が
って、ラッチベース40が下降位置になり、図7に示す
ように、ロッキングプレート70〜ラッチ部材60を介
してストライカ12が引込まれる。
【0030】ストライカ12が引込まれると、図8に示
すように、ウエッジバンパ13の楔部13aが拘束用の
溝21に徐々に固く嵌合し、ウエジバンパ13を介して
ストライカ12が次第に相対移動不能に拘束され、スト
ライカ12の拘束力が増大する。やがて、ラッチベース
40が引込み位置に移動すると、ストライカ12が十分
な力で拘束される。
【0031】また、出力部材51,52が時計方向に回
転すると、出力部材51等と一体的にカム部材80が時
計方向に回転し、カム部材80が舌片部94の復元力に
抗して中継レバー部材90のカムホロア部93を押す。
それにより、中継レバー部材90が反時計方向に回転
し、その当接部92がロッキングプレート70の他端部
76から離間し、そのため、ロッキングプレート70は
施錠位置を維持する。
【0032】カム部材80が時計方向に回転して、やが
て、カム部材80が中継レバー部材90のカムホロア部
93を越えると、舌片部94の復元力により中継レバー
部材90が時計方向に回転して、中継レバー部材90の
当接部92がロッキングプレート70の他端部76に当
接した初期の状態に戻る。
【0033】ラッチベース40が下降位置になると、そ
れを図示省略したリミットスイッチが検出して、駆動モ
ータ35が回転停止する。
【0034】前述したように、引込み機構50が作動
し、枢軸41を中心にして、ラッチベース40の他端部
が引き下げられているときに、バックドア10とドア開
口14の周縁部16との間に異物が噛み込んで、引込み
途中で作動停止してしまうという不具合が生じる場合が
あり得る。
【0035】このような緊急時の場合には、駆動モータ
35を逆回転して、出力部材51,52を反時計方向に
回転すればよい。それにより、カム部材80も反時計方
向に回転し、やがて、カム部材80が中継レバー部材9
0のカムホロア部93を押し込む。それにより、中継レ
バー部材90が時計方向に回動し、中継レバー部材90
の当接部92がロッキングプレート70の他端部76に
当接するようになり、ロッキングプレート70は中継レ
バー部材90と共にカム部材80に押されて解錠位置に
揺動する。
【0036】それにより、ラッチ部材60が、ばね部材
62の付勢力により非係合位置に揺動し、ストライカ1
2から離脱する。前後して、駆動モータ35が回転停止
して、バックドア10を手動で持ち上げて開けることが
できる。
【0037】図9および図10は本考案にかかる第2実
施例を示している。
【0038】なお、第1実施例と同種の部位には同一の
符号を付して説明する。
【0039】本実施例においては、バックドア10を急
閉すると、ストライカ12が図示省略したラッチ部材に
係合するとともに、ウエッジバンパ13がロックベース
40aの進入溝42aに当接する。動力によりロックベ
ース40aが下方に直線移動すると、ラッチ部材を介し
てストライカ12が引込まれ、ウエッジバンパ13がロ
ックベース40aの進入溝42aから離れる一方、支持
ベース20aの拘束用の溝21aに徐々に固く嵌合する
ようになり、ロックベース40aの引込み量に応じて、
ストライカ12の拘束力を高めることができる。
【0040】
【考案の効果】本考案にかかる自動車用バックドアのク
ロージャ装置によれば、バックドアを閉じる際に、スト
ライカに装着されるウエッジバンパの進入方向に対して
拘束用の溝より突出するラッチベースの進入溝に当接
し、ストライカが引き込まれ、ラッチベースが引込み位
置に移動すると、ラッチベースの進入溝が拘束用の溝に
対して徐々に没入していき、ウエッジバンパが進入溝か
ら乗り換わって支持ベースの拘束用の溝に徐々に固く嵌
合して、ストライカを十分に拘束するようにしたので、
バックドアを閉じる際のストライカの衝撃を進入溝が吸
収し、最終的には車体側に固設される支持ベースの拘束
用の溝で拘束するようになり、支持ベースの剛性を特に
高めたりする必要がなく、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の一
部分解斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の装
着状態の斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の分
解斜視図である。
【図4】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置のモ
ータべースを外した状態の正面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図6】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図7】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図8】本考案の第1実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図9】本考案の第2実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図10】本考案の第2実施例を示すクロージャ装置の
作用説明図である。
【図11】従来例を示すクロージャ装置の一部破断した
状態の斜視図である。
【図12】従来例を示すクロージャ装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…バックドア 12…ストライカ 13…ウエッジバンパ 13a…楔部 20a…クロージャ装置 20…支持ベース 21…拘束用の溝 30…モータベース 35…駆動モータ 37…出力軸 40…ラッチベース 42…進入溝 50…引込み機構 51,52…出力部材 53…出力ピン 60…ラッチ部材 70…ロッキングプレート 80…カム部材 90…中継レバー部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックドアとドア開口の周縁部との一方に
    ストライカが固設され、バックドアとドア開口の周縁部
    との他方にストライカに係脱するラッチ部材が設けられ
    ており、動力により前記ラッチ部材を介して、前記スト
    ライカを引き込んで前記バックドアを閉めるようにした
    自動車用バックドアのクロージャ装置において、 前記ストライカに装着されるウエッジバンパと、 前記バックドアとドア開口の周縁部との他方に固設さ
    れ、前記ウエッジバンパを拘束可能な拘束用の溝が形成
    された支持べースと、 前記ラッチ部材が装着され、該ラッチ部材を介してスト
    ライカを引込む前の待機位置と前記ラッチ部材を介して
    ストライカを引込んだ後の引込み位置とに移動可能に前
    記支持ベースに枢着されたラッチベースとを備え、 前記ラッチベースが待機位置にあって、バックドアを閉
    めた際にストライカ側からの衝撃を吸収すべく前記ウエ
    ッジバンパがその溝縁に当接する進入溝を前記ラッチベ
    ースに形成し、 前記進入溝は、前記ラッチベースが待機位置にあって、
    前記バックドアを閉めた際に前記ウエッジバンパの進入
    方向に対して前記拘束用の溝より突出していてウエッジ
    バンパに当接する一方、前記ラッチベースが引込み位置
    に移動してストライカを引き込んでいく際に、前記拘束
    用の溝に対して徐々に没入して、前記ウエッジバンパが
    前記進入溝から乗り換わって前記拘束用の溝に徐々に固
    く嵌合して、前記拘束用の溝が前記ウエッジバンパを介
    してストライカを拘束するよう配置されていることを特
    徴とする自動車用バックドアのクロージャ装置。
JP4504592U 1992-06-29 1992-06-29 自動車用バックドアのクロージャ装置 Expired - Fee Related JP2606308Y2 (ja)

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