JPH0826704B2 - 車両窓用スライドガラスの錠装置 - Google Patents

車両窓用スライドガラスの錠装置

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JPH0826704B2
JPH0826704B2 JP5796287A JP5796287A JPH0826704B2 JP H0826704 B2 JPH0826704 B2 JP H0826704B2 JP 5796287 A JP5796287 A JP 5796287A JP 5796287 A JP5796287 A JP 5796287A JP H0826704 B2 JPH0826704 B2 JP H0826704B2
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slide glass
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sliding
claw
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忠和 久保田
敏治 飯高
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は横方向に移動する車両窓用スライドガラスの
錠装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 例えばワゴン車のように窓用スライドガラスを横方向
に移動するものに錠装置が設けられている。従来の錠装
置は人間の指の1操作のみで解除できるようになつてい
る。したがつて車外から不正な行為、例えば錠装置の隙
間から針金を挿入して解錠される欠点があつた。
このような欠点を回避するべく、補助部材を特定位置
に移動した状態の場合にのみ、スライドガラスの開閉が
可能となるようなものも、例えば、実開昭62−40165号
公報のようなものが提案されているが、このものは自動
車のような振動の存在を無視出来ない車両の場合には作
動が不正確となって満足な結果が得られていないという
のが実態であった。
本発明はこのような従来の欠点を排除するため2操作
によらなければ解錠できない車両用スライドガラスの錠
装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は、横方向に摺動
開閉する車両窓用スライドガラスに固定したケースカバ
ーに配設されて、前記スライドガラスの摺動方向に直交
する方向に摺動自在で且つ常時一方向に弾性的に偏倚さ
れている摺動摘子と、ケースカバーに回動自在に配設さ
れ、且つ常時スライドガラスの施錠方向に弾性的に偏倚
されている解除部材と、前記解除部材と同様の回動中心
と同一の回動中心を中心として回動して常時ストライカ
に係合して前記スライドガラスの摺動を阻止する方向に
弾性的に偏倚されている爪部材とを具備し、前記摺動摘
子は、その弾性偏倚によって前記解除部材の回動を阻止
し、その弾性に抗して該摘子を摺動させることによって
前記解除部材を回動可能とする部位に配置してあり、前
記解除部材が回動可能になった場合にのみ前記爪部材が
その弾性に抗してストライカから抜脱出来るように前記
爪部材を配設してなることを特徴とする車両窓用スライ
ドガラスの錠装置である。
このように構成することによって、窓の開放に2動作
を必要とし、且つこれら動作がすべて独立した部材から
なっているので、不正解錠の防止に有効であるととも
に、振動にも大きな抵抗力があって、常時安定した開閉
が遂行できる。さらに、施解錠状態に関係なく、窓を閉
めることができる。
(実施例) 本発明の錠装置1は外側を覆うケースカバー2、該ケ
ースカバーの内部に揺動自在に支持された解除部材3、
該解除部材に揺動自在に支持された爪部材4、ケースカ
バーに摺動自在に取付けられた摺動摘子5及び板ばね6
等から構成されている。
ケースカバー2のベース部が第1図に示すように自動
車のスライドガラス7の外面に補助具8を使用してねじ
等で固定されている。
解除部材3が前記ケースカバー2の内側に支軸9によ
り揺動自在に支持されている。該解除部材3は第7図に
明瞭に示すように前面に三角形状の当接部10を備えその
先端に当接面11(その作用は後述する)を有している。
また該解除部材の本体部は正面に当接面13を有する厚肉
部と、切欠いて空所12を形成する薄肉部を備えている。
前記支軸9に巻きつけたスプリング14によつて解除部材
3は、常時後方に押圧され、解除部材の後壁の下端20が
ケースカバー2のベース部に接触することにより停止し
ている。前記スプリング14の両端S1,S2を第4図に示
す。
爪部材4が前述の支軸9によつて前記解除部材3に揺
動自在に支持されている。1端をケースカバー2に固定
し他端を自由端にして前記爪部材3の下に設けた前記板
ばね6によつて、前記爪部材4は通常前記解除部材3に
押しつけられている。該爪部材4の先端に爪15を備え、
該爪がストライク16の孔17に嵌合できるようになつてい
る(第2図にその嵌合状態を示す)。また該爪部材4の
前記解除部材3に対向する面に三角形状の突起18を備
え、該突起に当接面19を備えている(第7図)。該当接
面19が前記板ばね6により前述の解除部材3の当接部10
の当接面11と通常当接している(この状態を第2図に示
す)。
摺動摘子5はケースカバー2に設けた細孔21の中を該
ケースカバーのベース部に平行にすなわち自動車のガラ
ス7に平行に摺動できる。該摺動摘子は指でつまむこと
ができるつまみ25とそれに固定した柄部26からなり、該
柄部26が前述のケースカバーの細孔21を貫通し且つ摺動
する。該柄部26に設けた案内孔22が、ケースカバーに両
端を固定したガラスピン23に沿つて摺動する。該ガイド
ピン23の周りに圧縮スプリング24が設けられ、この押圧
力により摺動摘子5は通常第4図の位置に押されてい
る。このとき摺動摘子の柄部26の先端が解除部材3のの
当接面13と当接している。第4図において摺動摘子5が
反対方向に摺動するとその柄部26の先端が当接面から外
れ解除部材3の空所12に突入できる状態になることが分
る。
次に作動について説明する。本発明の錠装置1が横方
向に移動する自動車の窓用スライドガラス7に固定さ
れ、該錠装置1の爪部材4が車体に固定したストライク
(受け座)16の孔17に施錠され、且つそこから解除され
る。
先づ自動車のスライドガラスを開いた状態から閉める
段階について説明する。第1図においてガラス7と共に
本発明の錠装置1が右の方向に移動し、まさに窓を閉め
終るすなわち自動施錠直前の状態に在る。爪部材4の先
端の傾斜面4′がストライク16に接触すると爪部材4は
板ばね6の弾力に抗して支軸9を中心にして時計方向に
旋回させられ第1図の状態になる。第1図の状態から更
に進めば爪部材4の爪15がストライク16の孔17に嵌入し
て自動的に施錠される。
第2図はこの施錠状態を示す。この状態において爪部
材4は板ばね6によつて反時計方向に押圧されているの
で爪15がストライク16の孔17から自然に外れることはで
きない。また摺動摘子5の柄部26の先端が解除部材3の
当接面13に当接している。また解除部材3の当接面11が
爪部材4の当接面19に当接している。
第3図は解除作動状態を示す。先づ指で摺動摘子5を
そのつまみ25をつまんで摺動させ、すなわち第4図にお
いて下方向に鎖線位置へ摺動する(これを第1操作と称
する)と摺動摘子5が解除部材3の空所12の位置にく
る。その時解除部材3にその背後から指でPを作用させ
ると(第2操作と称する)、該解除部材3はスプリング
14の弾力に抗して支軸9を中心にして右回転し、解除部
材の当接面11が爪部材の当接面19を押圧して該爪部材4
を板ばね6の弾力に抗して第3図において時計方向に回
転し、そのため爪部材4の爪15がストライク16の孔17か
ら脱出する。このように以上の二つの操作により解錠状
態になる。そのときガラス7を左の方に引張ることによ
り窓をあけることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、摺動摘子と解
除部材の双方を操作しなければ、解錠出来ないので不正
解錠の防止に有効であるとともに、施解錠に関連する部
材がすべて各独立にばねなどの弾性部材によって規制さ
れているので、各部材の作動が安定しており、施解錠状
態に拘わらず窓の閉成が可能となり、長期にわたって常
時確実な作動が期待出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動施錠直前の状態を示す第4図の線A−Aに
おける従断面図、第2図は施錠状態を示す第4図の線C
−Cにおける縦断面図、第3図は解錠作動状態を示す第
2図に類似の縦断面図、第4図は横断面図、第5図は平
面図、第6図は底面図第7図は本発明による錠装置の全
体の分解斜視図である。 1……錠装置、2……ケースカバー、3……解除部材、
4……爪部材、5……摺動摘子、6……板ばね、7……
スライドガラス、8……補助具、9……支軸、10……当
接部、11……当接面、12……空所、13……当接面、14…
…スプリング、15……爪、16……ストライク、17……
孔、18……突起、19……当接面、20……下端、21……細
孔、22……案内孔、23……ガイドピン、24……圧縮スプ
リング、25……つまみ、26……柄部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に摺動開閉する車両窓用スライドガ
    ラスに固定したケースカバーに配設されて、前記スライ
    ドガラスの摺動方向に直交する方向に摺動自在で且つ常
    時一方向に弾性的に偏倚されている摺動摘子と、 前記ケースカバーに回動自在に配設され、且つ常時スラ
    イドガラスの施錠方向に弾性的に偏倚されている解除部
    材と、 前記解除部材と同様の回動中心と同一の回動中心を中心
    として回動して常時ストライカに係合して前記スライド
    ガラスの摺動を阻止する方向に弾性的に偏倚されている
    爪部材とを具備し、 前記摺動摘子は、その弾性偏倚によって前記解除部材の
    回動を阻止し、その弾性に抗して該摘子を摺動させるこ
    とによって前記解除部材を回動可能とする部位に配置し
    てあり、 前記解除部材が回動可能になった場合にのみ前記爪部材
    がその弾性に抗してストライカから抜脱出来るように前
    記爪部材を配設してなることを特徴とする車両窓用スラ
    イドガラスの錠装置。
JP5796287A 1987-03-14 1987-03-14 車両窓用スライドガラスの錠装置 Expired - Fee Related JPH0826704B2 (ja)

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