JPH03188459A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH03188459A
JPH03188459A JP32907289A JP32907289A JPH03188459A JP H03188459 A JPH03188459 A JP H03188459A JP 32907289 A JP32907289 A JP 32907289A JP 32907289 A JP32907289 A JP 32907289A JP H03188459 A JPH03188459 A JP H03188459A
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JP
Japan
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photoreceptor
layer
pigment
erasing
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP32907289A
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English (en)
Inventor
Eiichi Sakai
坂井 栄一
Tadashi Ichino
市野 匡
Yoshiaki Takei
武居 良明
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長波長側に増感された感光体を用い、電子写真
法により画像を形成する画像形成方法に関し、特に繰返
し特性に優れた画像形成方法に関する。
〔従来の技術〕
近時、電子写真法に用いられる感光体として、用途に応
じて選択の自由度が大きく、その製造が容易な有機感光
体が注目されている。しかしながら前記有機感光体は従
来の無機感光体に比して感度が低く、高感度化が要請さ
れている。前記有機感光体の増感法として光吸収波長域
の異なる複数の有機キャリア発生物質を併用して、感光
体の光吸収波長域を広<シ、高感度とする技術が検討さ
れている。例えば、特開平1−178969号には、光
吸収波長域が比較的短波長側にあるが、画質及び繰返し
特性等にすぐれた多環キノン系顔料をキャリア発生物質
として用いると共に、より長波長側に光吸収波長域を有
するビスアゾ系顔料を併用して、高感度の感光体を得る
技術が記載されている。
一般に電子写真法による画像形成ではまず、感光体上に
コロナ帯電器により一様な帯電を付与した後、像様の露
光を施して静電潜像を形成する。
この静電潜像はトナー現像されて顕像化され、得られた
トナー像は転写材上に転写極の作用で転写され、次いで
定着されて画像形成が行われる。
転写後の感光体は、その表面に残留するトナー像がクリ
ーニング手段により清掃されるが、なお前記感光体表面
には、前記帯電器及び転写極等により付与された電荷の
一部が残留していて次の像形成の障害となる。そこで、
通常はクリーニング手段と帯電器との間、又、場合によ
ってはクリーニング手段内で、又はクリーニング手段の
手前で冷陰極線管、ネオン管、蛍光灯等の消去光を照射
して残留電荷の消去を行うようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者等は前記したような光吸収波長域の異なる複数
の有機キャリア発生物質を併用した感光体を多数作成し
、前記した通常の電子写真法によりそれぞれ繰返し画像
形成を行ったところ、従来の単独の有機キャリア発生物
質を用いた感光体に比して著しく疲労劣化が大であった
。その主たる原因が前記残留電荷消去光にあった。
〔問題点を解決するための手段〕
(発明の目的) 本発明の目的は、光吸収波長域の異なる複数の有機キャ
リア発生物質を併用して長波長増感を行い感光体により
高感度の特性を付与すると共に、該感光体を用いて繰返
し画像形成を行ったとき、疲労劣化が少なく、高画質が
安定して得られる画像形成方法を提供することにある。
(発明の構成及び作用) 前記の目的は、光吸収波長域の異なる少なくとも2種の
有機キャリア発生物質を含有する感光体を用いて、該感
光体上に帯電、露光、現像、転写、クリーニング及び残
留電荷を消去する消去露光の各工程を繰返して画像を形
成する画像形成方法において、 前記感光体がキャリア発生物質として多環キノン顔料、
該顔料よりも長波長側に主たる感光領域を有する少なく
とも一種の他の有機キャリア発生物質とを含有し、多環
キノン系顔料の感光波長域より長波長側に主たる波長成
分を持つ消去光により、前記消去露光が行われることを
特徴とする画像形成方法により達成される。
次に本発明を図を用いて説明する。第1図は一般的構造
の複写機に、前記の如く光吸収域の異なる複数の有機キ
ャリア発生物質を含有せしめて長波長増感された感光体
を搭載し、繰返し複写画像を形成するときに生ずる、例
えば感光体の疲労劣化、ゴーストの発生、画質の低下等
の欠点を改良した画像形成装置である。
図において、原稿台l上の白黒原稿又は少なくとも一部
に赤、橙、紫等の色画像を含む原稿2は、好ましくはハ
ロゲンランプ等の光源3a、 3b及び反射ミラー群4
a+ 4b、 4c、 4ds レンズ5等を含む走査
光学系を介して光走査され、感光体lO上に像露光され
る。ここで光源3a、 3b及び反射ミラー4aの走行
に対して反射ミラー4b、 4c及びレンズ5は1/2
の速度で走行され、これらの光学系を経由した照射光は
固定反射ミラー4dで反射されて感光体lO上に投影さ
れる。
感光体lO上には予め帯電器6により一様な帯電が付与
されていて、前記像露光により静電潜像が形成され、現
像器7の現像ロール7aにより現像されトナー像が形成
される。このトナー像は、給紙カセット13から給紙ロ
ール14及びタイミングロール15を介して転写領域に
搬送された転写紙に転写極8の作用で静電的に転写され
る。前記トナー像を担持した転写紙は搬送ベルト16に
より定着器17へと搬送され、該定着器で加熱又は加圧
により定着され、排紙ロール18により排紙トレイ19
へと排出される。
一方転写後の感光体IOの表面の残留トナーはクリーニ
ング装置11のクリーニングブレードlla (又はク
リーニングブラシ)等により清掃され、次の像形成に備
えられる。
しかしながら前記クリーニング後の感光体上には先に形
成した静電潜像の残像、転写極により付着された電荷等
の不要電荷が存在していて、次の像形成の際、所謂ゴー
スト像が形成され、感光体の疲労劣化を招く。そこで帯
電器6とクリーニング装置11との間に電荷消去用ラン
プ12を設けて前記障害を除去するようにしている。本
発明の画像形成方法では、後述するように増感のため感
光層中に感光波長域の異なる複数の有機キャリア発生物
質を含有せしめた感光体が用いられていて、かかる感光
体に適合する消去光が選択される。本発明に用いられる
消去光は多環キノン系顔料に対してより長波長側に光感
度を有する他の有機キャリア発生物を含有せしめたこと
により増感された感光領域に主たる波長成分を持つもの
が用いられる。
なお、前記消去光は光源光が前記増感された感光波長域
に主たる波長成分を有するものであれば、そのまま用い
てよく、又フィルタを用いて有効な波長成分を取り出し
て用いてもよい。
前記のような消去光を帯電前に照射することにより、ク
リーニング後感光体上に残留した電荷が効果的に消去さ
れる外、繰返して画像形成を行ったときの感光体の疲労
劣化を大幅に軽減せしめる。
さらに又、前記消去光照射により、像形成条件の如何に
かかわらず、感光体の立上り時の電子写真特性が常に一
定のレベルに復元されるので均一で安定した画像形成が
可能となる等の利点が加わる。
本発明の感光体としては、ベルト状感光体であってもよ
いが通常は第1図のようなドラム状感光体lOが用いら
れ、アルミニウム等のドラム状基体上に必要により中間
層を設け、その上に単層又は複数の層から成る感光層が
設けられる。
前記単層から成る感光層の場合は、多環牛ノン系顔料と
該顔料に対してより長波長側に主たる感光領域を有する
他の有機キャリア発生物質とが、好ましくはバインダ樹
脂中に分散含有され、該層中には必要に応じてキャリア
輸送物質、酸化防止剤等を含有させてもよい。又感光層
が複数の層から成る場合は前記複数の有機キャリア発生
物質を含有した層と、キャリア輸送層とを積層した構成
としてもよい。ざらに又、前記多環キノン系顔料及び必
要に応じてキャリア輸送物質を含む層と、前記他の有機
キャリア発生物質及び必要に応じてキャリア輸送物質を
含む層とから構成されてもよく、又前記キャリア輸送物
質を含む層を別に設けた構成としてもよい。
本発明に用いられる前記多環キノン系顔料としては、下
記−綴代(A)で示されるアントアントロン系顔料、下
記−綴代(B)で示されるジベンズピレンキノン系顔料
及び下記−綴代(C’)で示されるビラントロン系顔料
がある。
−綴代(A): 式中Xはハロゲン原子、ニ トロ基、 シアノ基、 [A5] アシル基又はカルボキシル基を表し、 nはO〜4 の整数、 mはO〜6の整数を表す。
前記−綴代 () で示されるアントアントロン 系顔料の具体的化合物を挙げると次の通りである。
[A6] [A ] 〔A2] [Al1 [A3] [A4] [A8] [A9〕 [B ] [A 103 [B 21 [B11 [A 11] [B11 一般式 [] で示されるジベンズピレンキノン 系顔料の具体的化合物例を挙げると次の通りである。
[B 5〕 [Bo3 [B 71 υ [B 81 [C3] [C4] [C5] [B11 一般式 [] で示されるピラン ト ン系顔料の 具体的化合物例を挙げると次の通りである。
[C ] [C6] [C7] [C8] [C91 次に本発明に用いられる前記他の有機キャリア発生物質
としては、前記多環キノン系顔料より長波長側に主たる
感光領域を有し、光を吸収して7リーキヤリアを発生す
る顔料が用いられ、かかる顔料としては、例えば以下の
顔料を挙げることができる。
(1)  ポリアゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料、ピラゾロ
ンアゾ顔料、スチルベンアゾ顔料及びチアゾールアゾ顔
料等のアゾ系顔料 (2)ペリレン酸無水物及びペリレン酸イミド等のペリ
レン系顔料 (3)アントラキノン誘導体、アントアントロン誘導体
、ジベンズピレンキノン誘導体、ビラントロン誘導体、
ビオラントロン誘導体及びインビオラントロン誘導体等
のアントラキノン系又は多環キノン系顔料 (4)インジゴ誘導体及びチオインジゴ誘導体等のイン
ジゴイド系顔料 (5)金属フタロシアニン及び無金属7りロンアニン等
の7りロシアニン系顔料 (6) ジフェニルメタン系顔料、トリフェニルメタン
顔料、キサンチン顔料及びアクリジン顔料等のカルボニ
ウム系顔料 (7)アジン顔料、オキサジン顔料及びチアジン顔料等
のキノンイミン系顔料 (8)シアニン顔料及びアゾメチン顔料等のメチン系顔
料 (9)キノリン系顔料 (10)ニトロ系顔料 (11)  ニトロソ系顔料 (12)ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料(13)
ナフタルイミド系顔料 (14)  ビスベンズイミダゾール誘導体等のペリノ
ン系顔料 更に本発明の画像形成方法に用いられる感光体にとって
特に有用な他の有機キャリア発生物質としては、フタロ
シアニン系顔料及び特定構造のビスアゾ系顔料等がある
前記フタロシアニン系顔料としては、例えば銅、亜鉛、
白金、鉛、バナジウム、チタン等を中心原子とする金属
7りロンアニンと無金属フタロシアニンとがあり、それ
らは結晶型によりa、β、γ。
η、τ塁及びxを等の各種結晶型のフタロシアニンがあ
る。また近時チタニル7タロシアニン顔料が注目されて
いて、−例として下記特定構造のチタ、ニルフタロシア
ニン顔料が有用である。
−綴代 但し、)(+、 X2. )(3,X4は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、或いはアルコキシ基を表し、
n、m、Lkはθ〜4の整数を表す。
次に前記特定構造のビスアゾ系顔料としては、下記−綴
代(D)及び下記−綴代(E)で示されるものがある。
一般式(D): (但し、この−綴代中、Aは 尚前記式中において、 Z :置換若しくは無置換の次記2つの環;芳香族炭素
環、芳香族複素環を構成するに必要な原子群、 Y :水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基若し
くはそのエステル基、スルホ基、置換若しくは無置換の
次記2つの基:カルバモイル基、スルファモイル基 R1,水素原子、置換若しくは無置換の後記3つの基;
アルキル基、アミノ基、カルバモイル基及びカルボキシ
ル基若しくはそのエステル基、又はシアノ基、 Ar:置換若しくは無置換のアリール基R1:置換若し
くは無置換の後記3つの基;アルキル基、アラルキル基
、アリール基を表す。
一般式[E] (R1はハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基又はハイド
ロキシ基、置換又は無置換の次記2つの基;アルキル基
、アルコキシ基を表し、R1−R6はそれぞれ水素原子
、ハロゲン原子、シアノ基、又はニトロ基、置換又は無
置換の次記2つの基;アルキル基、アルコキシ基を表す
。) 前記一般式(D)及び(E)で示されるビスアゾ顔料の
具体的化合物例としては下記のものを挙げることができ
る。
(D l) (D−5) (D−3) (D−7) (E −5) (E−6) (E −8) (E 1) (E−2) (E−3) (E −4) (E −9) (E −10) 次に本発明の感光層中に含有されるキャリア輸送物質と
しては、光照射時発生するキャリアの輸送能力が優れて
いる外、前記多環キノン系顔料、フタロシアニン系顔料
及び一般式 (D)、(E)で表されるビスアゾ系顔料等との組合せ
に好適なものが選ばれ、かかる電荷輸送物質として好ま
しいものは下記一般式(F)、(G)及び(H)で表さ
れるものが挙げられる。
−綴代(F) 換、無置換の次記2つの基;アルキル基、アリール基を
表し、詳細には特開昭58−134642号及び同58
−166354号の公報に記載されている。
−綴代(H) 但し、Ar’、 Ar”、 Ar’はそれぞれ置換又は
無置換のアリール基を表し、Ar3は置換又は無置換の
アリーレン基を表し、R7は水素原子、置換若しくは無
置換の次記2つの基:アルキル基、アリール基を表す。
このような化合物の具体例は特開昭58−65440号
の第3〜4頁及び同58−198043号の第3〜6頁
に詳細に記載されている。
一般式(G) 1 但し、R11は置換、無置換の次記2つの基;アリール
基、複素環基であり、R9は水素原子、置但し、R16
は置換、無置換のアリール基であり、R”は水素原子、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換、無置換の統記3つ
の基;アルキル基、アルコキシ基、アミノ基であり、R
”は置換、無置換の次記2つの基;アリール基、複素環
基を表す。
これらの化合物の合成法及びその例示は特公昭57−1
48750号に詳細に記載されており、本発明に援用す
ることができる。
本発明のその他の好ましい電荷輸送物質としては、特開
昭57−67940号、同59−15252号、同57
−101844号にそれぞれ記載されていいるヒドラゾ
ン化合物を挙げることができる。
本発明の感光体を製造するには、前記多環キノン系顔料
と該顔料より長波長域に感光領域を有する他の顔料、例
えば前記フタロシアニン系顔料又はビスアゾ顔料の微粉
末を分散用バインダ樹脂及び前記キャリア輸送物質を含
む分散媒中に分散し、得られた分散液を必要に応じて中
間層を有する導電性支持体上にデイツプコーティング、
スピンコーティング、スズレイコーテング等の方法によ
り塗布して単層構成の感光層を有する感光体を得る。
又、前記キャリア輸送物質及び該キャリア輸送物質と相
溶性のバインダ樹脂を溶媒に溶解した溶液を必要に応じ
て中間層を有する導電性支持体上に塗布してキャリア輸
送層を形成し、該キャリア輸送層上に分散用バインダ樹
脂と必要に応じて適量のキャリア輸送物質を含む分散媒
中に前記多環キノン系顔料と前記他の有機キャリア発生
物質とを分散した分散液を塗布してキャリア発生層を形
成し、積層構成の感光層を有する感光体をうる。
ざらに又前記積層構成の感光体において、導電性支持体
上にキャリア輸送層を形成した後前記多環キノン系顔料
及び前記他の有機キャリア発生物質のいづれか一方を主
として分散含有する第1のキャリア発生層を形成し、該
キャリア発生層上に残りの顔料を主として分散含有する
第2のキャリア発生層を形成して感光体をうるようにし
てもよい。
又前記各種層構成の感光体ではキャリア輸送層を下層と
した構成でもよいが、本発明にとってキャリア発生層を
下層としキャリア輸送層を上層とする構成としたものが
特に好ましい。
ざらに又前記6感光体には感光層を保護する目的で保護
層を設けてもよい。
ざらに又前記感光層中には必要により酸化防止剤、耐久
性向上剤等を含有せしめることができる。
前記分散用バインダ樹脂としては通常電子写真用として
用いられる全ての樹脂が有用であり、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂
、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付加型樹脂、重
縮合型樹脂、並びにこれらの樹脂の繰返し単位のうちの
2つ以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂等の絶縁性樹脂の他、ポリ−N−
ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体を挙げること
ができる。
又前記分散媒としては、例えば1.2−ジクロルエタン
、1.1.2−トリクロルエタン、モノクロルベンゼン
、テトラハイドロフラン、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアルデヒド、
ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル等がある
前記キャリア輸送物質と相溶性のバインダ樹脂としては
前記分散用バインダ樹脂の外ポリビニルブチラール樹脂
、ポリビニルホルマール樹脂が有用である。又該バイン
ダ樹脂を溶解して塗布液を調製する溶媒は前記分散媒と
同様のものであるが、前記キャリア輸送物質及びバイン
ダ樹脂と相溶性のものが選択される。
前記単層構成又は積層構成の感光層におけるキャリア輸
送層中のバインダ樹脂とキャリア輸送物質の量比は、バ
インダ樹脂100重量部当りキャリア輸送物質20〜2
00重量部、好ましくは30〜150重量部であり、キ
ャリア輸送物質がこれより少ないと感光体の光感度が低
下し、かつ残留電位が多くなり、これより多いと塗布加
工性が悪くなる。
又キャリア発生層中のバインダ樹脂とキャリアは発生物
質の量比は、バインダ樹脂100重量部当りキャリア発
生物質30〜1000重量部、好ましくは100〜30
0重量部であり、キャリア発生物質がこれより少ないと
光感度が低下し、かつ残留電位が増加する。又これより
多いと受容電位が低下し、かつ暗減衰が増大する。
前記キャリア発生層中に含有されるキャリア発生物質と
該キャリア発生層及び/又はキャリア輸送層中に含有さ
れるキャリア輸送物質との量比は両物質の機能を効果的
に発揮させる上で1=3〜l:2とするのが望ましい。
ここで感光層中に含有される複数のキャリア発生物質の
含有割合に関しては、前記多環キノン系顔料100重量
部に対して他の有機キャリア発生物質1〜100重量部
、好ましくは2〜30重量部とされる。前記他の有機キ
ャリア発生物質の量が1重量部を下廻ると増感効果が失
われ、100重量部を越ると原稿の赤、橙、紫などの文
字やマークが消失してしまい記録されないなどの不都合
が生ずる。
本発明に係る感光体は長波長に増感されていて通常増感
前の感光体即ち多環キノン系顔料のみの感光体に対して
他の有機キャリア発生物質を含有せしめることにより例
えば数倍の高感度感光体をうろことができるが、前記の
ように原稿の赤系統の画像が再現されない欠点を生ずる
ため、通常1.1〜2.0倍の増感の範囲内とされる。
以下、本発明の感光体の代表的な構成例を第2図〜第1
3図に示した。
第2図〜第4図では、導電性支持体21上に多環キノン
系顔料と、より長波長域に感光領域を有する他の有機キ
ャリア発生物質とを共に含有する層22を設けて成る単
層構成の感光体である。
なお第3図では層22と支持体21との間に中間層25
が設けられ、第4図では前記中間層25のほかに層22
の表面に保護層26が設けられている。
第5図及び第6図は支持体21上に前記多環キノン系顔
料と前記他の有機キャリア発生物質を含む層22を設け
、さらにこの上にキャリア輸送層23を設けて成る積層
構成の感光体を示す。なお第6図では層22と支持体2
1との間に中間層25が設けられている。
第7図〜第1θ図は前記層22が多環午ノン系顔料を含
む層22aと前記他の有機キャリア発生物質を含む層2
2bとに分割された他は前記第2図、第3図、第5図、
第6図と同様の構成である。又第11図及び第12図は
支持体l上に中間層25を介せず、及び介してキャリア
輸送層23が設けられ、この上に前記他の有機キャリア
発生層物質を含む22b及び多環キノン系顔料を含む層
22aを設けた構成とされている。
又第13図は支持体1上に中間層25を介してキャリア
輸送層23を設け、この上に多環キノン系顔料と他の有
機キャリア発生物質を含む層22を設けた構成としてい
る。
ところで前記多環キノン系顔料及び前記他の有機キャリ
ア発生物質はバインダ樹脂中に平均粒径0.001−1
μmの範囲の微粒子として分散含有されるが、0.00
1μ■未満では分散性が悪く、1μ諷以上では光感度、
メモリー等の電子写真特性が低下する。
ざらに又前記導電性支持体上に形成される中間層用のバ
インダ樹脂としては、前記キャリア発生物質分散用のバ
インダ樹脂と同様のもの及びポリアミド、ポリビニルア
ルコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、カゼイン等が用いられる。
次に前記感光層には感度の向上、残留電位乃至反復使用
時の疲労低減等を目的として、一種又は二種以上の電子
受容性物質を含有せしめることができる。
ここに用いることのできる電子受容性物性としては、例
えば無水琥珀酸、無水マレイン酸、テトラクロル無水7
タル酸、テトラブロム無水7タル酸、3−ニトロ無水7
タル酸、4−ニトロ無水7タル酸、無水ピロメリット酸
、無水メリット酸、テトラシアノエチレン、テトラシア
ノキノジメタン、0−ジニトロベンゼン、−一ジニトロ
ベンゼン、1,3゜5−トリニトロンベンゼン、バラニ
トロベンゾニトリル、ビクリルクロライド、キノンクロ
ルイミド、クロラニル、ブルマニル、ジクロルジシアノ
バラベンゾキノン、アントラキノン、ジニトロアントラ
キノン、9−フルオレニリデン〔ジシアノメチレンマロ
ノジニトリル〕、ポリニトロ−9−フルオレニリデンー
〔ジシアノメチレンマロノジニトリル〕、ピクリン酸、
0−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、3.5−ジ
ニトロ安息香酸、ペンタフルオロ安息香酸、5−ニトロ
サリチル酸、3.5−ジニトロサリチル酸、フタル酸、
メリット酸、その他の電子親和力の大きい化合物を挙げ
ることができる。
又電子受容性物質の添加割合は、重量比でキャリア発生
物質:電子受容性物質−100: 0.01〜200゜
好ましくは100 : 0.1−100である。
又必要に応じて感光層中に、酸化防止剤を含有せしめる
ことができる。酸化防止剤の添加割合は重量比でバイン
ダ:酸化防止剤−10070,1〜50、好ましくは1
00 : 0.5〜lOである。
なお、前記した感光層を設けるべき支持体21は金属板
、金属ドラム又は導電性ポリマー、酸化インジウム等の
導電性化合物若しくはアルミニウム、パラジウム、金等
の金属より成る導電性薄層を、塗布、蒸着、ラミネート
等の手段により、紙、プラスチックフィルム等の基体に
設けたものが用いられる。
又前記保護層26としてはポリカーボネート系ポリマー
 ポリエステル系ポリマー スチレン系ポリマー アク
リル系ポリマー シリコーン系ポリマー等を使用するこ
とができる。又、熱硬化性ポリマーを用いることができ
る。
熱硬化性バインダ樹脂としては、縮重合により硬化する
タイプのものと付加重合により硬化するタイプのものに
分類され、前者としてはフェノール樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、シリコーン樹脂などがあげられる。又後者
としては不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート
樹脂、エポキシ樹脂、ポリブタジェン樹脂などがあげら
れる。
本発明の感光体の構成は以上のようであり、複数の有機
キャリア発生物質の併用により長波長増感された感光体
が得られるが、このような感光体では従来公知の残留電
荷消去光(蛍光灯、冷陰極線管、ネオン管等)では所望
の残留電荷消去が達成されず、繰返し画像形成の過程で
残留電荷が増大し、感光体が疲労劣化して早期に画質が
低下する。そこで本発明に係る感光体上の残留電荷消去
には消去光として感光層中の前記多環キノン系顔料では
余り感光せず、主として前記他の有機キャリア発生物質
において感光する光源光又はフィルタを介して短波長側
をカットした光が用いられる。
前記消去光としては比較的に長波長域(例えば580n
−以上)に発光波長域を有するEL光(エレクトロルミ
ネスセンス光)又はLED (発光ダイオード光)等が
利用される。又は通常の蛍光灯、白熱灯、ハロゲンラン
プ等の光源光の例えば580n−以下をフィルタを用い
てカットしたものが利用される。
本発明において前記クリーニング後の感光体上を照射し
て残留電荷の消去を行うとき、前記消去光を本発明に係
る前記感光体に照射したときの光感度が前記感光体の感
光層から前記能の有機キャリア発生物質を除いたものに
照射したときの光感度の2倍以上であることが好ましい
〔実施例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明
の実施の態様はこれにより限定されるものではない。
尚具体的な説明は、実写テスト用に作製した実施例感光
体ドラムの実写性能と、分光感度測定用に作製したフィ
ルム状感光体の性能比較によって行う。
実施例1〜6 感光体ドラム(I)の作製: 80mm−のAffi基体ドラム上に、塩化ビニル−酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体(「エスレックMF
−IOJ(覆水化学社製)より成る厚さ0.05μ簡の
中間層を形成した。
次に多環キノン系顔料として例示化合物(A−3)30
gと他の有機キャリア発生物質として例示化合物(E 
−1) 1.5gとをペイントコンディジ層す(Pai
nt Conditioner、 Red Devi1
社製)で30分粉砕し、これらを、ポリカーボネート樹
脂「パンライトL−1250J(奇人化成社製) 15
gを1.2−ジクロルエタン11に溶解して得た溶液に
加え10時間分散した。かくして得た分散液を前記ha
基体ドラム上にスプレィ塗布後、乾燥して1μm厚のキ
ャリア発生層を形成した。次いでポリカーボネート樹脂
(「ニーピロンZ−200J三菱瓦斯化学社製)3wt
%と下記キャリア輸送物質6wt%を1.2−ジクロル
エタン溶媒に溶解して得た溶液を前記キャリア発生層上
に塗布・乾燥して20μ−厚のキャリア輸送層を形成し
、本実施例用の感光体ドラム(I)を得た。
キャリア輸送物質の構造式: 感光体フィルム(1)の作製: 前記感光体ドラム(1)のAff基体ドラムに代えてh
a蒸着ポリエステルフィルムを用いた他は前記感光体ド
ラム(I)と同様にして分光感度測定用の感光体フィル
ム(1)を作製した。
感光体フィルム(2)の作製: 前記感光体フィルム(1)の感光層中の例示化合物(E
−1)を除いた他は前記感光体フィルム(1)と同様に
して感光体フィルム(2)を作製した。
分光感度の測定及び実写テスト: 川口電機(株)製EPA−8100型エレクトロメータ
に外部光源とモノクロメータを結合した測定器を用い、
電子写真学会誌第27巻第3号(1988) p456
に記載されている測定方法に基き、前記感光体フィルム
(1)及び(2)の分光感度特性を測定し、その結果を
第14図に示した。
他方電荷消去用ランプとして後記第1表の各種LEDの
中から本実施例用としてLED2 、3 、6を選定し
、それら3種のLEDの発光波長に対応する前記感光体
フィルム(1)及び(2)の分光感度a及びbを第14
図の分光感度特性曲線A及びBから求め、各LED毎の
同感光体の分光感度比a / b = Kを計算し、そ
の結果を実施例1〜3として第2表に示した。
第2表及び第14図から、本発明に係る感光体フィルム
(1)が比較試料の感光体フィルム(2)に比べ感度が
大であり、少くとも波長590n−以上の波長範囲にお
いて2倍以上の感度を有することが示される。
次に消去光波長に関る効果を示す。
前記感光体ドラムCI)をコニカ社製U−Bix101
7号複写機の改造機に装着し、電荷消去ラングとして前
記LED2.3及び6を組込み、A4判毎分17枚の複
写スピードで前記各LED毎に10万回づつの像形成を
行い、1回目と10万回目との画質の評価及び静電特性
の変化を測定し、得られた値を第3表に示した。
なお前記静電特性の変化は第1図で示されるように現像
器7をはずし、もとの現像ロール7aの位置に配置され
たピックアッププローブ100により検出された。ここ
で検知した感光体上の表面電位は電位計110に表示さ
れると共にレコーダ120により記録された。又前記静
電特性としては黒紙電位vm(光学濃度1.3の原稿に
対する電位)及び白紙電位VW(光学濃度Oの原稿に対
する電位)が測定された。又一定の濃度段差を設けた光
楔状の原稿を用い、前記装置により感光体上の前記濃度
段差に応じた表面電位を測定することにより、光量対電
位のカーブを作成し、該カーブから感光体の表面電位を
600vから1oovに減衰させるに必要な光量E::
:ルックス/秒を測定した。かくして得られた黒紙電位
V、、白紙電位vw及び感度E:::ルックス/秒の値
を実施例4,5及び6として第3表に示した。
比較例(1)〜(4) 又比較用の消去ランプとして冷陰極線管及びネオン管を
用い、それら2種の消去ランプの発光波長に対応する感
光体フィルム(1)及び(2)の分光感度を第14図の
曲線A、Bから求め実施例1の場合と同様、分光感度比
c / d = Lを計算し、その結果を比較例(1)
及び(2)として第2表に示した。
又前記感光体ドラム(I)のほかに冷陰極線管又はネオ
ン管を消去ランプとしてU−Bix1017号複写機の
改造機に装着し、1−10万回の像形成を行い、実施例
1の場合と同様にして1回目とlO万回目の黒紙電位v
1.白紙電位vw及び感度E:::の値を測定し、その
結果を比較例(3)及び(4)第1表 DH,ダブルへテロ接合、SH,シングルへテロ接合第
2表の結果から、実施例で選択された消去光に対する増
感、非増感感光体の分光感度比が比較例の消去光に対す
る前記増感、非増感感光体の分光感度比に対して著しく
大きく、実施例の消去光が増感感光体の増感部に主とし
て作用していることが理解され、その結果実写テストの
第3表のデータに示されるように、実施例の画像形成方
法では感光体の疲労劣化が少なく、lO万回の実写にお
いても高画質の画像が得られることが理解される。
実施例7〜IO 感光体ドラム(If)の作製: 80mm−のAQ基体ドラム上に塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−無水マレインa共s合体rエスレツクMF−10J
(覆水化学社製)より成る厚さ0.05μ園の中間層を
形成した。
次に多環キノン系顔料として、例示化合物(A3)20
gをボールミルで5時間粉砕し、これを実施例1のポリ
カーボネート樹脂「パンライトL」10gと同じ〈実施
例1のキャリア輸送物質5gを1゜2−ジクロルエタン
溶剤lQに溶解して得た溶液に混合・分散して分散液を
得た。この分散液を前記中間層上に塗布・乾燥して0.
8μm厚のキャリア発生層(1)を形成した。
次に他の有機キャリア発生物質として、下記構造式を有
するチタニル7タロシアニン顔料0.4gをボールミル
で30分間粉砕し、これを前記ポリカーボネート樹脂「
パンライトLJ3gを1.2−ジクロルエタン溶剤If
fに溶解して得た溶液に混合・分散して分散液を得た。
この分散液を前記キャリア発生層(1)上に塗布、乾燥
して0.1μI厚のキャリア発生層(2)を形成した。
次いで前記ポリカーボネート樹脂[ニーピロンZ−20
0J 8 wt%と前記キャリア輸送物質6wt%をl
2−ジクロルエタン溶剤に溶解して得た溶液を前記キャ
リア発生層(2)上に塗布、乾燥して15μ謹厚のキャ
リア輸送層を形成し、ドラム状の感光体(n)特定のチ
タニル7タロシアニン顔料の構造式:なお前記特定のチ
タニル7タロシアニンのCu−にの線に対するX線回折
スペクトルは第15図に示され、該X線回折スペクトル
においてブラッグ角2θの9.5±0.2°、 24.
1±0.2°、 27.2±0.2°にピークを示すよ
うな結晶構造を有する顔料とされる。
なお前記X線回折スペクトルは下記の条件で測定された
X線管球 電       圧 電       流 スタート角度 ストップ角度 ステップ角度 Cu 40、OKV 100 ■A 6、Odag。
35−Odeg。
0.02  deg。
測定時間   0−50 sec。
感光体フィルム(3)の作製: 前記感光体ド(II)のIM2基体ドラムに代えてAQ
蒸着ポリエステルフィルムを用いた他は前記感光体ドラ
ム(II)と同様にして感光体フィルム(3)を作製し
た。
感光体フィルム(4)の作製: 前記感光体フィルム(3)の感光層中の前記チタニルフ
タロシアニン顔料を除いた他は前記感光体フィルム(3
)と同様にして感光体フィルム(4)を得た。
実施例1の場合と同様にしてEPA−8100型エレク
トロメータにより前記感光体フィルム(3)及び(4)
の分光感度特性を測定し、その結果を第16図に示した
次に電荷消去用ランプとして前記第1表のLED2.4
.6を用い、これら3種のLEDの発光波長に対応する
前記感光体フィルム(3)及び(4)の分光感度を第1
6図の分光感度曲線C,Dから求め各LED毎の同感光
体の分光感度比e / f = Mを計算し、その結果
を実施例7.8.9として第4表に示した。
又前記感光体ドラム(n)をU−Bix1017型複写
機の改造機に装着し、電荷消去用ランプとして第1表の
LED2.4.6を交互に装着し、実施例1と同様にl
O万回迄像形成を行った。このときの1回目とlO万回
目の画質の評価と、静電特性の(V、。
V W、 E ::@)の変化を実施例1の場合と同様
にして測定し、得られた値を実施例10.11.12と
じて第5表に示した。
比較例(5)〜(8) 又比較用の消去ランプとして第1表のLED 8及び9
を用い、それら2種の消去ラングの発光波長に対応する
感光体フィルム(3)及び(4)の分光感度を第16図
の曲線C,Dから求め、各LED毎の同感光体の分光感
度比g/h−Nを計算し、その結果を比較例(5)及び
(6)として第4表に示した。
又前記感光体ドラム(If)をU−Bix1017型複
写機の改造機に装着し、電荷消去用ラングとして第1表
のLED 8及び9を交互に装着し、実施例1と同様に
lO万回迄像形成を行った。このときの1回目とlO万
回目の画質の評価と静電特性(V ts−V w。
E::a)の変化を実施例1の場合と同様にして測定し
、得られた値を比較例7及び8として第5表に示した。
第4表より実施例の画像形成方法では選択された消去光
に対する増感感光体(本発明の感光体)と非増感感光体
との分光感度比が、比較例で用いられた消去光に対する
前記分光感度比に較べて著しく大きく、前記選択された
消去光が増感感光体の増感部に主として作用しているこ
とが理解される。そのため第5表の実写テストにおいて
、実施例の感光体の疲労劣化が比較例に比して格段に少
なく高画質の画像が長く安定して得られることが理解さ
れる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成方法
によれば多環キノン系顔料を含む複数の有機キャリア発
生物質を含有して長波長増感された感光体に対して適性
な電荷消去用ランプが用いられたことにより、前記長波
長増感感光体特有の問題点が解消され、比較的高速での
多数回に亘る像形成に際し、良質の画像が安定して得ら
れる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像形成装置の断面概要図、第
2図〜第13図は感光体の層構成を示す断面図、第14
図及び第16図はテスト用感光体の分光感度特性を示す
グラフ、第15図はチタニル7タロシアニン顔料のX線
回折スペクトル図。 3a、 3b−光源、 4a、 4b、 4c、 4d
・・・反射ミラー6・・・帯電器、 7・・・現像器、
IO・・・感光体ll・・・クリーニング装置、12・
・・電荷消去用ランプ21・・・導電性支持体、22・
・・キャリア発生層23・・・キャリア輸送層、25・
・・中間層、26・・・保護層100・・・プローブ、
 110・・・表面電位計120・・・レコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光吸収波長域の異なる少なくとも2種の有機キャ
    リア発生物質を含有する感光体を用いて、該感光体上に
    帯電、露光、現像、転写、クリーニング及び残留電荷を
    消去する消去露光の各工程を繰返して画像を形成する画
    像形成方法において、前記感光体がキャリア発生物質と
    して多環キノン系顔料と、該顔料よりも長波長側に主た
    る感光領域を有する少なくとも一種の他の有機キャリア
    発生物質とを含有し、多環キノン系顔料の感光波長域よ
    り長波長側に主たる波長成分を持つ消去光により、前記
    消去露光が行われることを特徴とする画像形成方法。
  2. (2)前記消去光に対する前記感光体の光感度が、前記
    他の有機キャリア発生物質を含有しない感光体の光感度
    の2倍以上である請求項1に記載の画像形成方法。
  3. (3)前記感光体が前記多環キノン系顔料と前記他のキ
    ャリア発生物質とを混合して含有する層を有する請求項
    1、2のいづれかに記載の画像形成方法。
  4. (4)前記感光体が前記多環キノン顔料を主として含有
    する層と前記他の有機キャリア発生物質を主として含有
    する層とを有する請求項1、2のいづれかに記載の画像
    形成方法。
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