JPH03186534A - シート供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は主に記録装置や撮影装置等に用いられ、収納ケ
ース内に積層収納されたシートを一枚ずつ確実に取り出
して次行程に搬出供給するシート供給装置に関する。

［従来の技術］ マガジン等のシート収納部内に積層収納されるフィルム
や紙等のシートを一枚ずつ取り出し、記録部や撮影部等
の次の行程に供給するシート供給装置の従来例の一例と
して特公昭５Ｂ−２８８２３では第５図に示すような構
成となっている。

第５図において、Ｓはシート収納部１０内に積層収納さ
れたシート、１３は吸盤、１６．１７はシートを次行程
に搬送するためのローラ対、１８はガイド板である。

吸盤１３は揺動アーム１２の先端に取付けられており、
回転カム！４により矢印Ｃで示すように運動する。

吸盤１３がシート収納部ｌｏ内の最上位のシートに当接
した時に、不図示の吸引ポンプを作動させると吸盤１３
がシートを吸着する。次に回転カム１４を回転させ吸盤
】３を上昇させシートを持ち上げる。持ち上げる途中で
シート先端はローラ１６に突き当たり、シート先端部が
湾曲して撓むことになる。仮に複数枚のシートが同時に
持ち上げられていたとしても、湾曲することにより最上
位の一枚のシートに付着して持ち上げられた２枚目以降
のシートは分離されてシート収納部内に落下する。

さらに吸盤１３を持ち上げシート先端がローラ１６を越
えたところで、吸盤１３の吸引ポンプを停止するか空気
弁を開くことにより、シートの吸引を開放すると、湾曲
していたシートが元に戻るうとする復元力でシート先端
部がローラ１６．１７の間に挿入される。ここでローラ
１６．１７を回転させればシートは両ローラ間に挟持さ
れて次行程に搬出供給される。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら上記従来例では、シートを持ち上げる時、
シートを分離するためにはシートを大きく湾曲させるよ
うに吸盤とローラな配置することが必要である。そのよ
うな配置において、持ち上げられるシートがローラ１６
を乗り越える際にはシートは更に大きく湾曲するため、
吸盤がシートを吸引保持し切れなって吸引シートを落下
してしまう畏れがある。

又、吸引されるシートがローラ１６を問題なく越えたと
しても、吸盤がシートを開放した時、シートの復元力の
みを用いてその勢いでシート先端部をローラ１６．１７
間に挿入するような不安定な行程であるため、シートの
挟み込みが確実とは言えず、シート先端部がローラ１６
．１７に対して斜めに傾いて挿入されてしまうと、傾い
たまま給送されてしまう。

本発明は上述の課題を解決すべくなされたもので、確実
にシートを一枚だけ分離して供給することのできるシー
ト供給装置の提供を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上述の課題を解決する本発明は、積層シートが収納され
るシート収納部内の積層シートの最上部のシートを吸着
して持ち上げる吸着手段と、回転駆動力を有し軸位置が
固定された駆動部材と、該駆動部材の駆動面の所定位置
に対して進退可能な従動部材と、前記吸着手段で吸着し
て持ち上げたシートの端部を前記駆動部材と従動部材の
いずれかに当接させてシートを湾曲させることにより最
上位のシート一枚のみを分離し、該分離したシートの端
部を前記駆動部材に接触させ、次いで前記従動部材を前
記駆動部材面のシート接触位置に進入させて前記駆動部
材と従動部材の間にシート端部を挟み、前記駆動部材を
回転駆動することによりシートを搬出するような行程を
有する制御を行なう制御手段を有することを特徴とする
シート供給装置である。

［実施例］ 以下、第１図を用いて本発明の第１の実施例を説明する
。第１図において１はシートを搬送する駆動部材である
ところの駆動ローラであり、不図示の駆動源により矢印
方向に回転駆動力を有している。２は前記駆動ローラ１
に従動する従動ローラであり、軸２ａの周りに回転自在
となっている。４は４ａを回転中心とするアームであり
、不図示の駆動源により回転運動する。３はレバーであ
り、その一端に設けられた長穴３ｂには前記従動ローラ
の軸２ａが入っており、従動ローラ２が図中りの位置に
ある時には、不図示のバネにより従動ローラ２は適度な
圧力をもって駆動ローラに当接するようになっている。

又、レバーの他方の一端に設けられた長穴３ｃにはアー
ム４に固定されたピン５が入っており、アーム４の回転
運動によりレバー３を揺動して従動ローラ２を変位させ
る。１０はシート収納部で積層シートＳが収納されてい
る。１３は吸盤で吸引ポンプによりシートを吸着する作
用を有し、又、不図示の駆動源により上下運動するよう
になっている。前記不図示の各駆動源は不図示の制御手
段により駆動が制御されるようになっている。

次に第２図（Ａ）〜第２図（Ｃ）を用いて、前記制御手
段で制御される装置の動作の説明を行なう。

まず、第２図（Ａ）で示すように、不図示の吸引ポンプ
を作動し、吸盤１３でシート収納部内の最上位のシート
を吸着して持ち上げ、第２図（Ａ）で示される位置で吸
盤を固定する。この時、シート先端部は従動ローラ２に
当接するが、従動ローラ２を越えて上方に持ち上げられ
ることはない。この状態でシートの先端部を大きく撓ま
せることができ、吸引される最上部のシート以外は分離
され、シート収納部内の元の位置に落下する。

次にレバー３により従動ローラ４を図中Ｅの位置に逃が
すと、シートの先端は開放されて弾性により元の形状に
戻り、シートの先端が駆動ローラ１に軽く当接した第２
図（Ｂ）に示される状態となる。

続いて従動ローラ２を初期位置に戻せば、シートは従動
ローラ２と駆動ローラ１の間に挟持される。この時、吸
盤で支持し固定した状態でローラ対で挟持し、更には挟
み込む際にシート先端が軽くローラに接した安定状態で
あるので、前記従来例のようにシートが傾いて保持され
てしまうことは無く、より確実な動作が行なわれる。

次に吸盤１３の吸引ポンプを停止あるいは空気弁を開け
て、吸盤１３からシートを開放し、駆動ローラ１を矢印
方向へ回転させることで、シートは記録部や撮影部等の
次行程へと給送される。

［実施例２］ さて、上記の実施例においては、従動ローラにシート先
端部を当接させてシートを湾曲させることによりシート
分離を行なったが、従動ローラではなく駆動ローラにシ
ートを当接させて分離を行なうことも可能である。以下
、その例を第２の実施例として第３図を用いて説明する
。第３図中で先の実施例と同一の符号は同一の部材を表
わす。

第３図において、従動ローラ２は初期状態では図中Ｅ位
置に退避している。ここで吸盤１３がＦ位置で最上位の
シートを吸引し、吸盤１３をＧ位置まで持ち上げ、シー
ト先端部を駆動ローラ１に当接させ湾曲させることによ
り分離を行なう。

この後、吸盤１３をＨ位置まで下降させてシート先端部
を駆動ローラ２に軽く接触させた状態とする。次にＥ位
置に退避していた従動ローラ２がＤ位置に移行すること
で、シートを両ローラ間に挟むことができる。こうして
挟んだ後に駆動ローラ１を回転させてシートを搬出する
。

［実施例３］ 次に第４図を用いて本発明の第３の実施例を説明する。

第４図において、８は遊星部材であり、不図示の駆動機
構により駆動ローラｌの周りに沿って遊星的に移動する
ことができる。遊星部材８は２つのローラ８ａ、８ｂと
その回りに掛けられたゴムベルト８ｃより構成されてお
り、ゴムベルト８ｃが常に駆動ローラ１に圧接された状
態となっており、ゴムベルト８ｃが駆動ローラｌに従動
して回転する。

この構成において、先の実施例と同様、吸盤１３で持ち
上げたシート先端を遊星部材８に当接させてシートを湾
曲させることはより分離する。

その後に遊星部材８は図中の点線位置まで一端退避し、
シート先端が駆動ローラ１に軽く接触する状態になって
から再び元の実線の位置に戻る。こうしてシート先端が
遊星部材８と駆動ローラ１の間に挟まれ、この後、駆動
ローラ１を回転させると挟まれたシートは第４図の矢印
Ｊ方向に搬送されることになる。

又、駆動ローラ１を回転させる際に、同一の角速度で遊
星部材８を駆動ローラ周りを周回させ、所定位置（例え
ば図中点線位置）まで遊星部材８を周回させたら、遊星
部材８のみを停止させ、駆動ローラ１を回転し続けるよ
うに制御することで、シートの搬出方向を矢印にの方向
Ｃ向けることができる。このように遊星部材を用いるこ
とで、コンパクトな構成でシート表面に傷をつけること
なく搬出方向を任意の方向にすることができる。

本発明は画像記録装置、画像読取り装置、撮影装置、複
写装置等、積層シートから一枚を分離して供給する機構
を有する装置に広く適用することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、駆動部材は固定し
て従動部材の進退動作によってシート先端部をローラ対
の間に挟み込むため、確実な動作が可能となる。

又、駆動力が与えられ構成が複雑な駆動部材は定位置に
固定して、従動部材のみを進退させる構成であるので機
構が簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の構成図、第２図（Ａ）
〜第２図（Ｃ）は実施例の動作を説明する図、 第３図は本発明の第２の実施例の構成図、・・・・駆動
ローラ、 ２・・・・従動ローラ、 Ｏ・・・・シート収納部、 ３・・・・吸盤、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）積層シートが収納されるシート収納部内の積層シ
   ートの最上部のシートを吸着して持ち上げる吸着手段と
   、 回転駆動力を有し軸位置が固定された駆動部材と、 該駆動部材の駆動面の所定位置に対して進退可能な従動
   部材と、 前記吸着手段で吸着して持ち上げたシートの端部を前記
   駆動部材と従動部材のいずれかに当接させてシートを湾
   曲させることにより最上位のシート一枚のみを分離し、
   該分離したシートの端部を前記駆動部材に接触させ、次
   いで前記従動部材を前記駆動部材面のシート接触位置に
   進入させて前記駆動部材と従動部材の間にシート端部を
   挟み、前記駆動部材を回転駆動することによりシートを
   搬出するような行程を有する制御を行なう制御手段、 を有することを特徴とするシート供給装置。
2. （２）前記従動部材は前記駆動部材の周りを遊星的に移
   動可能であり、挟んだシートを任意の方向に排出する請
   求項（１）記載のシート供給装置。