JP3333704B2 - 用紙搬送機構及びその制御方法 - Google Patents

用紙搬送機構及びその制御方法

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JP3333704B2
JP3333704B2 JP01398397A JP1398397A JP3333704B2 JP 3333704 B2 JP3333704 B2 JP 3333704B2 JP 01398397 A JP01398397 A JP 01398397A JP 1398397 A JP1398397 A JP 1398397A JP 3333704 B2 JP3333704 B2 JP 3333704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷装置、画像
読み取り装置等の用紙搬送においてホッパに載置した用
紙を順次取り出して前記の装置内に送り込み、前記の用
紙の姿勢を整えて確実に搬送する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ここでこの発明にかかる用語について定
義を述べて、その内包する概念を明確にする。
【0003】ホッパローラ、レジストローラあるいは従
動ローラは、中心となる軸部にローラ部を固定して一体
となした形態のものを示す。したがって以降の説明の中
でホッパローラ、レジストローラあるいは従動ローラ等
を指定する場合は、前記の軸部をも含めた形態のローラ
部品全体を指す。
【0004】図16ないし図19によって従来の技術に
よる用紙搬送機構を説明する。
【0005】図16(a)に従来の技術による用紙搬送
機構で、搬送動作時レジストローラに突き当たった際に
たわみを生じる程度に腰の柔らかい用紙を適用した例に
ついての概略を示す。なお動作の各部のタイミングは図
18のタイミングチャートによる。
【0006】用紙51を載置したホッパ52は、用紙供
給の指示とともに上昇し、時刻T1において前記の載置
した用紙51の上部がピックローラ53によって押圧さ
れたことを上端センサ(図示せず)が検出して、前記の
ホッパ52の上昇は停止する。同時にピックローラ53
が矢印の方向に回転し、前記の用紙51の上部の1枚を
駆動して取り出し、装置内に送り込む。なお前記の用紙
が複数枚数取り出された場合は分離爪51aが上部の1
枚以外の用紙51を分離してホッパ52に残す。
【0007】なおピックローラ53の回転と同時に、時
刻T1においてレジストローラ56は前記のピックロー
ラ53と同じ方向に回転を始め、従動ローラ56aは前
記のレジストローラ56に接触して反対方向に回転す
る。
【0008】時刻T2において、前記のホッパ52より
取り出された1枚の用紙51の先端部分はガイド54に
案内されてセンサa55の上に達し、前記のセンサa5
5は用紙51の到達を検出する。
【0009】前記の用紙51の先端はさらに進んでレジ
ストローラ56および従動ローラ56aの接触部分に達
するが、前記のレジストローラ56および従動ローラ5
6aは到達した前記の用紙51の先端を排除する方向に
回転しているので、前記の用紙51の先端は前進をはば
まれてレジストローラ56および従動ローラ56aの接
触部分で停止する。
【0010】ここで以降の説明においてレジストローラ
56の回転方向を、用紙を搬送する方向に回転すること
を正方向に回転すると定義し、用紙51の搬送をはばむ
方向に回転することを逆方向に回転すると定義する。し
たがって前記の定義に従えば、時刻T1においてレジス
トローラ56は逆方向に回転を開始したと言うことがで
きる。
【0011】また前記の用紙51自体は前記のピックロ
ーラ53によって搬送を継続しているので、前記の用紙
51はレジストローラ56および従動ローラ56aとピ
ックローラ53との間でたわみを発生する。
【0012】前記のたわみにより、用紙51は前記のレ
ジストローラ56および従動ローラ56aに左右均等に
押し付けられ、その先端は前記のレジストローラ56お
よび従動ローラ56aに倣って姿勢が整えられる。
【0013】時刻T2からあらかじめ設定した時間後の
時刻T3において、ピックローラ53の回転は停止す
る。同時にレジストローラ56は回転方向を反転して、
正方向の回転を開始する。
【0014】正方向の回転を開始したレジストローラ5
6および従動ローラ56aによって、それまで停止して
いた用紙51の先端は前記のレジストローラ56および
従動ローラ56aの間に吸い込まれる。
【0015】以後、レジストローラ56および従動ロー
ラ56aによって挟み込まれて移動する用紙51の先端
はセンサb57の上に達し、前記のセンサb57は用紙
51の先端の到達を検出する。
【0016】前記のセンサb57が用紙51の先端を検
出したことによって前記の用紙51は搬送を開始したと
して当該用紙搬送機構を搭載する装置は以降の処理を続
行する。
【0017】次に図16(b)および図17によって、
用紙51としてたとえば郵便はがき等のように、ピック
ローラ52によって送り込まれてその先端がレジストロ
ーラ56および従動ローラ56aの接触部分に達して停
止してもたわみを発生しないほどに腰の固い用紙51を
適用した場合について説明する。
【0018】用紙51は、その先端がレジストローラ5
6および従動ローラ56aの接触部分に達して停止する
とたわみを発生することなく、ピックローラ53は前記
の用紙51の上で滑りを起こしている。
【0019】時刻T3においてレジストローラ56の回
転方向が逆方向から正方向に切り替わる時の従動ローラ
56aの挙動を図17によって説明する。
【0020】図17(a)に示すごとく、レジストロー
ラ56が逆方向に回転し、従動ローラ56aが接触によ
りともに回転しているときは、軸受け部のガタあるいは
従動ローラの軸部の弾性変形等により、前記の従動ロー
ラ56aの実質上の回転中心は距離aだけずれている。
【0021】次いで、レジストローラ56がその回転方
向を逆方向から正方向に転じたとき、今度は従動ローラ
56aの回転の実質上の中心が前記のレジストローラ5
6の回転に引かれて、前述の逆方向の回転時のズレ方向
とは逆の方向に距離bだけずれる。
【0022】したがってレジストローラ56がその回転
方向を逆方向から正方向に転じたとき、前記の従動ロー
ラ56aは距離a+bだけ移動することになる。
【0023】前記の図16(a)により説明したよう
に、レジストローラ56が逆方向に回転している際にた
わみを発生するほどに柔らかい腰を持った用紙51を適
用した場合は、前記の用紙51に発生したたわみによっ
て距離a+bだけ移動した従動ローラ56aの移動に追
従することができ、そのままレジストローラ56と従動
ローラ56aとの間に進入して駆動力を受けることがで
きる。
【0024】しかしその先端がレジストローラ56およ
び従動ローラ56aの接触部分に達して停止してもたわ
みを発生しないほどに腰の固い用紙51を適用した場合
はたわみ部分を持たないので距離a+bだけ移動した従
動ローラ56aの移動に追従することができず、前記レ
ジストローラ56が正方向に回転しても搬送の駆動力を
受けることがなく、用紙51は停止の状態を継続する。
【0025】図19により、従来の技術による用紙搬送
機構の制御のフローを説明する。
【0026】ステップS51で用紙51を載置したホッ
パ52が上昇し、ステップS52で上端センサがONと
なり(時刻T1)、ステップS53でホッパ52の上昇
を停止し、さらにピックローラ53の回転駆動と、レジ
ストローラ56の逆方向回転とを開始する。
【0027】ステップS54で、時刻T2においてセン
サaが用紙51の先端を検出してONとなるとステップ
S55に進んで時刻T3でピックローラ53の回転を停
止し、同時にレジストローラの正方向の駆動を開始す
る。
【0028】さらにステップS56であらかじめ設定し
た時間内の時刻T4でセンサ57が用紙51の先端を検
出してONとなると、用紙は正常に搬送が行われている
と判定して、ステップS57に進んで以降の処理を継続
する。
【0029】なおステップS54においてあらかじめ設
定した時間内にセンサaがONとならず、したがって所
定の時間内に用紙51の先端を検出できなければ用紙詰
まり等の何らかの異常が発生して居ると判定してステッ
プS61に進んで装置は全停止し、さらにステップS6
2でエラー表示を行ない、当該装置の用紙搬送動作を終
了する。
【0030】さらにステップS56においてあらかじめ
設定した時間内にセンサbがONとならず、したがって
所定の時間内に用紙51の先端を検出できなければ用紙
詰まり等の何らかの異常が発生して居ると判定してステ
ップS61に進んで装置は全停止し、さらにステップS
62でエラー表示を行ない、当該装置の用紙搬送機構に
よる用紙搬送動作を終了する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による用紙搬送機構では、次に述べるような問題点
がある。
【0032】特に郵便はがき等のように厚手の用紙を適
用した場合、ピックローラによってホッパより1枚だけ
取り出した用紙をレジストローラに突き当てても前記の
用紙にたわみを生じることがないために、前記のレジス
トローラが正方向に回転を開始しても従動ローラの正方
向の回転時に発生するズレのために用紙の食い込みがな
くなり、その結果レジストローラおよび従動ローラが前
記の用紙を吸い込むことができないので用紙の搬送を行
い得ず、搬送動作は途切れてしまう。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0034】用紙搬送機構に、用紙をレジストローラに
押し付ける用紙補正機構を設け、レジストローラが正方
向に回転を開始すると同時に、前記の用紙補正機構を作
動させる。
【0035】また前記の補正機構は用紙搬送に先立って
指定するか、あるいはまた用紙の搬送がじゅうぶんに行
い得ず再度搬送動作を再開する際に補正機構を作動させ
るという制御を行なう。
【0036】以上に述べた手段を取ることにより、正方
向に回転を開始したレジストローラは前記の用紙を吸い
込んで用紙搬送を開始するという作用を得る。
【0037】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0038】用紙搬送機構に、レジストローラが搬送を
開始する際に用紙をさらにレジストローラに近づけて押
し付ける補正機構を付加する。
【0039】前記の補正機構として、用紙を押圧したピ
ックローラをレジストローラに近づける手段を持つ。
【0040】また前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、ホッパの上
昇によって前記のレバーの回転動作を起こさせる。
【0041】なお前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、前記のレバ
ーの回転動作をソレノイドにより駆動してもよい。
【0042】なお前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、前記のレバ
ーの回転動作をカムにより駆動してもよい。
【0043】さらに当該搬送機構の制御方法において、
あらかじめ指定することによって、レジストローラが回
転して用紙の搬送を開始する際に用紙を押圧したピック
ローラをレジストローラに近づける補正機構により、前
記の用紙をレジストローラに押し付ける。
【0044】なお用紙搬送機構の制御方法において、最
初の搬送動作で用紙を搬送し得なかった際のリトライ時
に、レジストローラが回転して用紙の搬送を開始する際
に前記の補正機構によって用紙を押圧したピックローラ
をレジストローラに近づけてもよい。
【0045】前記の形態を取ることにより、レジストロ
ーラに突き当たった際にたわみを発生することのないほ
どに腰の固い用紙を適用した場合でも、前記の補正機構
により用紙がレジストローラに押し付けられ、正方向に
回転を開始した前記のレジストローラは用紙を吸い込む
きっかけを得るという作用を得る。
【0046】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図15によって説明する。
【0047】図1によって、この発明による代表的なひ
とつの実施例を説明する。なお各動作のタイミングは図
4による。
【0048】以下に述べる説明では、レジストローラに
突き当たった際にたわみを生じない程度に腰の固い用紙
を適用した例について述べる。なお前記の用紙以外の、
腰の柔らかい用紙については、従来技術の説明で記述し
た通りである。
【0049】用紙1を載置したホッパ2は、駆動源(図
示せず)により上下に昇降する。時刻T0でホッパ2が
上昇を開始し、時刻T1で載置した用紙1の上部がピッ
クローラ3に押圧されると同時に上端センサ(図示せ
ず)を作動させることにより前記のホッパ2の上昇動作
は停止する。
【0050】ピックローラ3は、レバー11に係止さ
れ、駆動源(図示せず)により矢印にて示した方向(時
計方向)にのみ回転する。また前記のピックローラ3は
ホッパ2に載置した用紙先端の上部を押圧して回転する
ことによって前記の載置した用紙1の上面の1枚を分離
して矢印の方向に送り出す。なお前記のピックローラに
より複数枚数の用紙1が送られた際には、分離爪(図示
せず)によって分離される。
【0051】レジストローラ6は、前記のピックローラ
3が回転している間は逆方向に回転し、前記のレジスト
ローラ6が正方向に回転する時は前記のピックローラ3
の回転は停止する。また駆動源を持たない従動ローラ6
aは前記のレジストローラに接触して、前記のレジスト
ローラ6の回転にともなって回転する。
【0052】なお前記のピックローラ3は、その回転方
向を制限する機構を持ち、回転を停止している時でも逆
方向に回転することはない。
【0053】前記のピックローラ3によって送り出され
た前記の用紙1はガイド4に沿って進み、その先端はセ
ンサa5に達し、前記のセンサa5が用紙1の先端を検
出する。
【0054】用紙1はさらに進んでその先端がレジスト
ローラ6と従動ローラ6aとの接触部に達して停止し、
前記のピックローラ3は用紙1の押圧部で滑りを起こ
す。
【0055】時刻T2で前記のセンサa5が用紙1の先
端を検出した後、あらかじめ設定した時間を経過した時
刻T3でレジストローラ6の正方向の回転を開始して従
動ローラ6aを回転せしめ、同時にピックローラ3の回
転を停止する。
【0056】時刻T3で補正機構としてホッパ2を再度
上昇させる。前記のホッパ2の上昇により、用紙1によ
り押し上げられたピックローラ3によりレバー11は支
点11aを中心として回転して、前記のピックローラ3
はレジストローラ6および従動ローラ6aに向けて移動
する。
【0057】先に従来技術による用紙搬送機構の説明で
述べたごとく、従動ローラ6aはレジストローラ6の正
方向の回転開始とともに、図17(c)で示すのと同様
にピックローラ3より遠ざかる方向に移動するが、同時
に前記のホッパ2の上昇にともなうピックローラ3の移
動によって用紙1の先端が前記のレジストローラ6と従
動ローラ6aとの接触部に進入する。
【0058】レジストローラ6と従動ローラ6aとの接
触部に進入した前記の用紙1の先端は、前記のレジスト
ローラ6の回転によって噛み込まれ、搬送される。
【0059】さらにレジストローラ6と従動ローラ6a
との接触部を通過した用紙1の先端はセンサb7に到達
し、センサb7が用紙1の先端を検出して、当該用紙搬
送機構が滞りなく用紙1の搬送を開始したことを感知す
る。
【0060】図2によって、この発明による代表的な別
の実施例を説明する。各動作のタイミングは図5によ
る。
【0061】なお、この図2による実施例は、時刻T3
のレジストローラ6の正方向の回転開始と、ピックロー
ラ3の回転停止までの動作は前述の図1によって説明し
た実施例と同等であるので、ここではその説明を省略す
る。
【0062】ピックローラ3は、レバー11に係止さ
れ、駆動源(図示せず)により矢印にて示した方向(時
計方向)にのみ回転する。さらに前記のレバー11はソ
レノイド12の引き付け力により支点11aを中心とし
て回転し、前記のピックローラ3をレジストローラ6に
接近する方向に移動させる機構を持つ。
【0063】時刻T3で補正機構としてソレノイド12
を駆動してレバー11を引き付ける。前記のソレノイド
12の引き付け力により、レバー11は支点11aを中
心として回転して、前記のピックローラ3はレジストロ
ーラ6および従動ローラ6aに向けて移動する。
【0064】先に従来技術による用紙搬送機構の説明で
述べたごとく、従動ローラ6aはレジストローラ6の正
方向の回転開始とともに、図17(c)で示すのと同様
にピックローラ3より遠ざかる方向に移動するが、同時
に前記のホッパ2の上昇にともなうピックローラ3の移
動によって用紙1の先端が前記のレジストローラ6と従
動ローラ6aとの接触部に進入する。
【0065】レジストローラ6と従動ローラ6aとの接
触部に進入した前記の用紙1の先端は、前記のレジスト
ローラ6の回転によって噛み込まれ、搬送される。
【0066】さらにレジストローラ6と従動ローラ6a
との接触部を通過した用紙1の先端はセンサb7に到達
し、センサb7が用紙1の先端を検出して、当該用紙搬
送機構が滞りなく用紙1の搬送を開始したことを感知す
る。
【0067】図3によって、この発明による代表的なさ
らに別の実施例を説明する。各動作のタイミングは図6
による。
【0068】なお、この図3による実施例は図2による
実施例と同じく、時刻T3のレジストローラ6の正方向
の回転開始と、ピックローラ3の回転停止までの動作は
前述の図1によって説明した実施例と同等であるので、
ここではその説明を省略する。
【0069】ピックローラ3は、レバー11に係止さ
れ、駆動源(図示せず)により矢印にて示した方向(時
計方向)にのみ回転する。さらに前記のレバー11はカ
ム13の押し付け力により支点11aを中心として回転
し、前記のピックローラ3をレジストローラ6に接近す
る方向に移動させる機構を持つ。
【0070】時刻T3で補正機構としてカム13を回転
駆動してレバー11を押し付ける。前記のカム13の押
し付けにより、レバー11は支点11aを中心として回
転して、前記のピックローラ3はレジストローラ6およ
び従動ローラ6aに向けて移動する。
【0071】先に従来技術による用紙搬送機構の説明で
述べたごとく、従動ローラ6aはレジストローラ6の正
方向の回転開始とともに、図17(c)で示すのと同様
にピックローラ3取り遠ざかる方向に移動するが、同時
に前記のホッパ2の上昇にともなうピックローラ3の移
動によって用紙1の先端が前記のレジストローラ6と従
動ローラ6aとの接触部に進入する。
【0072】レジストローラ6と従動ローラ6aとの接
触部に進入した前記の用紙1の先端は、前記のレジスト
ローラ6の回転によって噛み込まれ、搬送される。
【0073】さらにレジストローラ6と従動ローラ6a
との接触部を通過した用紙1の先端はセンサb7に到達
し、センサb7が用紙1の先端を検出して、当該用紙搬
送機構が滞りなく用紙1の搬送を開始したことを感知す
る。
【0074】図1および図10によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的なひとつの実施例と
して、あらかじめ補正機構の作動を指定した場合の制御
フローを説明する。各動作のタイミングは図4による。
【0075】ステップS01で、用紙1を載置したホッ
パ2が上昇し、ステップS02に進んで上端センサがO
Nとなり(時刻T1)、ステップS03でホッパ2の上
昇を停止し、さらにピックローラ3の回転駆動とレジス
トローラの逆方向の回転とを開始する。
【0076】ステップS04で、時刻T2においてセン
サa5が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S05aに進んで時刻T3でピックローラの回転を停止
し、同時にレジストローラ6の回転方向を正方向に切り
替え、さらに再度ホッパ2の上昇駆動を開始する。
【0077】前記のホッパ2の上昇によりピックローラ
3が押し上げられ、前記のピックローラ3を係止するレ
バー11が支点11aを中心として回転し、前記のレバ
ー11の回転運動にともなってピックローラ3は用紙1
を押圧した状態のままレジストローラ6に近づくごとく
移動する。
【0078】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0079】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0080】ステップS06で、時刻T4においてセン
サb7が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S07aに進んでホッパ2の上昇駆動を停止してピック
ローラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS08
に進んで処理を継続する。
【0081】またステップS04でセンサa5がONに
ならなかった場合は用紙1がホッパ2から到達していな
いので、用紙1に何らかの異常が起こったと判定し、ス
テップS11に進んで全停止を行い、ステップS12で
エラー表示を行なって終了する。
【0082】なおステップS06でセンサb7がONに
ならなかった場合は、当該用紙1をレジストローラ3に
押し付けても前記のレジストローラ6が用紙1を搬送す
ることができないので、用紙1に何らかの異常が起こっ
たと判定し、ステップS11に進んで全停止を行い、ス
テップS12でエラー表示を行なって終了する。
【0083】図2および図11によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的な別の実施例とし
て、あらかじめ補正機構の作動を指定した場合の制御フ
ローを説明する。各動作のタイミングは図5による。
【0084】図11において、ステップS05bおよび
ステップS07b以外は図10と同様である。したがっ
てこの説明では、ステップS01からステップS04に
いたるフローと、ステップS08、ステップS11およ
びステップS12のフローの説明を省略する。
【0085】ステップS04で、時刻T2においてセン
サa5が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S05bに進んで時刻T3でピックローラの回転を停止
し、同時にレジストローラ6の回転方向を正方向に切り
替え、さらにソレノイド12がレバー11を引く。
【0086】レバー11が支点11aを中心として回転
し、前記のレバー11の回転運動にともなってピックロ
ーラ3は用紙1を押圧した状態のままレジストローラ6
に近づくごとく移動する。
【0087】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0088】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0089】ステップS06で、時刻T4においてセン
サbが用紙1の先端を検出してONとなるとステップS
07bに進んでソレノイド12の駆動を停止してピック
ローラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS08
に進んで処理を継続する。
【0090】図3および図12によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的な別の実施例とし
て、あらかじめ補正機構の作動を指定した場合の制御フ
ローを説明する。各動作のタイミングは図6による。
【0091】図12において、ステップS05cおよび
ステップS07c以外は図10と同様である。したがっ
てこの説明では、ステップS01からステップS04に
いたるフローと、ステップS08、ステップS11およ
びステップS12のフローの説明を省略する。
【0092】ステップS04で、時刻T2においてセン
サa5が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S05cに進んで時刻T3でピックローラの回転を停止
し、同時にレジストローラ6の回転方向を正方向に切り
替え、さらにカム13がレバー11を押す。
【0093】レバー11が支点11aを中心として回転
し、前記のレバー11の回転運動にともなってピックロ
ーラ3は用紙1を押圧した状態のままレジストローラ6
に近づくごとく移動する。
【0094】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0095】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0096】ステップS06で、時刻T4においてセン
サb7が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S07cに進んでカム13が当初の位置に復帰し、ピッ
クローラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS0
8に進んで処理を継続する。
【0097】図1および図13によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的なひとつの実施例と
して、補正機構の作動を自動的に選択する制御フローを
説明する。各動作のタイミングは図7による。
【0098】ステップS21で、用紙1を載置したホッ
パ2が上昇し、ステップS22に進んで上端センサがO
Nとなり(時刻T1)、ステップS23でホッパ2の上
昇を停止し、さらにピックローラ3の回転駆動とレジス
トローラの逆方向の回転とを開始する。
【0099】ステップS24で、時刻T2においてセン
サa5が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S25aに進んで時刻T3でピックローラの回転を停止
する。
【0100】ステップS26で、時刻T4においてセン
サb7が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S27に進んで処理を継続する。
【0101】またステップS24でセンサa5がONに
ならなかった場合は用紙1がホッパ2から到達していな
いので、用紙1に何らかの異常が起こったと判定し、ス
テップS35に進んで全停止を行い、ステップS36で
エラー表示を行なって終了する。
【0102】ステップS26で、時刻T4になってもセ
ンサb7がONとならない場合は、ステップS31aに
進んで再度ホッパ2の上昇駆動を開始する。
【0103】前記のホッパ2の上昇によりピックローラ
3が押し上げられ、前記のピックローラ3を係止するレ
バー11が支点11aを中心として回転し、前記のレバ
ー11の回転運動にともなってピックローラ3は用紙1
を押圧した状態のままレジストローラ6に近づくごとく
移動する。
【0104】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0105】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0106】ステップS32で時刻T5においてセンサ
b7が用紙1の先端を検出してONとなればステップS
33aに進んでホッパ2の上昇駆動を停止してピックロ
ーラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS27に
進んで処理を継続する。
【0107】なおステップS32でセンサb7がONに
ならなかった場合は、当該用紙1をレジストローラ3に
押し付けても前記のレジストローラ6が用紙1を搬送す
ることができないので、用紙1に何らかの異常が起こっ
たと判定し、ステップS35に進んで全停止を行い、ス
テップS36でエラー表示を行なって終了する。
【0108】図2および図14によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的な別の実施例とし
て、補正機構の作動を自動的に選択する場合の制御フロ
ーを説明する。各動作のタイミングは図8による。
【0109】図14において、ステップS31bおよび
ステップS33b以外は図13と同様である。したがっ
てこの説明では、ステップS21からステップS27に
いたるフローと、ステップS35およびステップS36
のフローの説明を省略する。
【0110】ステップS26で、時刻T4になってもセ
ンサb7がONとならない場合は、ステップS31bに
進んでソレノイド12がレバー11を引く。
【0111】レバー11が支点11aを中心として回転
し、前記のレバー11の回転運動にともなってピックロ
ーラ3は用紙1を押圧した状態のままレジストローラ6
に近づくごとく移動する。
【0112】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0113】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0114】ステップS32で、時刻T5においてセン
サb7が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S33bに進んでソレノイド12の駆動を停止してピッ
クローラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS3
7に進んで処理を継続する。
【0115】図3および図15によって、この発明によ
る用紙搬送機構の制御方法の代表的な別の実施例とし
て、補正機構の作動を自動的に選択する場合の制御フロ
ーを説明する。各動作のタイミングは図9による。
【0116】図15において、ステップS31cおよび
ステップS33c以外は図13と同様である。したがっ
てこの説明では、ステップS21からステップS27に
いたるフローと、ステップS35およびステップS36
のフローの説明を省略する。
【0117】ステップS26で、時刻T4になってもセ
ンサb7がONとならない場合は、ステップS31cに
進んでカム13がレバー11を押す。
【0118】レバー11が支点11aを中心として回転
し、前記のレバー11の回転運動にともなってピックロ
ーラ3は用紙1を押圧した状態のままレジストローラ6
に近づくごとく移動する。
【0119】前記のピックローラ3の移動にともなっ
て、前記の用紙1はレジストローラ6に押し付けられ、
その先端は前記のレジストローラ6と従動ローラの接触
部に進入する。
【0120】前記のレジストローラ6と従動ローラの接
触部に進入して食い込んだ用紙1の先端はレジストロー
ラ6の正方向の回転にしたがって搬送される。
【0121】ステップS32で、時刻T5においてセン
サb7が用紙1の先端を検出してONとなるとステップ
S33cに進んでカム13は当初の位置に復帰してピッ
クローラ3は当初の位置に復帰し、さらにステップS2
7に進んで処理を継続する。
【0122】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0123】用紙搬送機構に、レジストローラが搬送を
開始する際に用紙をさらにレジストローラに近づけて押
し付ける補正機構を付加する。
【0124】前記の補正機構として、用紙を押圧したピ
ックローラをレジストローラに近づける手段を持つ。
【0125】また前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、ホッパの上
昇によって前記のレバーの回転動作を起こさせる。
【0126】なお前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、前記のレバ
ーの回転動作をソレノイドにより駆動してもよい。
【0127】なお前記の補正機構における用紙を押圧し
たピックローラをレジストローラに近づける手段とし
て、前記のピックローラをレバーに係止し、前記のレバ
ーの回転動作をカムにより駆動してもよい。
【0128】さらに送機構の制御方法において、あらか
じめ指定することによって、レジストローラが回転して
用紙の搬送を開始する際に用紙を押圧したピックローラ
をレジストローラに近づける補正機構により、前記の用
紙をレジストローラに押し付ける。
【0129】なお用紙搬送機構の制御方法において、最
初の搬送動作で用紙を搬送し得なかった際のリトライ時
に、レジストローラが回転して用紙の搬送を開始する際
に前記の補正機構によって用紙を押圧したピックローラ
をレジストローラに近づけてもよい。
【0130】前記の手段により、レジストローラに突き
当たった際にたわみを発生することのないほどに腰の固
い用紙を適用した場合でも、前記の補正機構により用紙
がレジストローラに押し付けられ、正方向に回転を開始
した前記のレジストローラは用紙を吸い込むきっかけを
得るので、搬送動作は確実に開始されるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による用紙搬送機構の説明図(その
1)
【図2】この発明による用紙搬送機構の説明図(その
2)
【図3】この発明による用紙搬送機構の説明図(その
3)
【図4】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その1)
【図5】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その2)
【図6】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その3)
【図7】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その4)
【図8】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その5)
【図9】この発明による用紙搬送のタイミングチャート
(その6)
【図10】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その1)
【図11】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その2)
【図12】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その3)
【図13】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その4)
【図14】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その5)
【図15】この発明による用紙搬送機構のフローチャー
ト(その6)
【図16】従来の技術による用紙搬送機構の説明図
【図17】従動ローラの挙動の説明図
【図18】従来の技術による用紙搬送のタイミングチャ
ート
【図19】従来の技術による用紙搬送機構のフローチャ
ート
【符号の説明】
1:用紙 2:ホッパ 3:ピックローラ 4:ガイド 5:センサa 6:レジストローラ 6a:従動ローラ 7:センサb 11:レバー 11a:支点 12:ソレノイド 13:カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/14 B65H 3/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙(1)を載置して上下に昇降可能なホ
    ッパ(2)と、前記の載置した用紙(1)の上面の1枚
    を分離し駆動して送り出すピックローラ(3)と、前記
    の用紙(1)を搬送するレジストローラ(6)および従
    動ローラ(6a)とによって構成され、 前記のピックローラ(3)によって送り出された用紙
    (1)をレジストローラ(6)および従動ローラ(6
    a)に突き当てていったん停止させて前記の用紙(1)
    の姿勢を整え、さらにレジストローラ(6)および従動
    ローラ(6a)の回転による搬送開始に際して前記の用
    紙(1)を前記のレジストローラ(6)および従動ロー
    ラ(6a)に押し付ける補正機構を有する用紙搬送機構
    において、 前記の用紙搬送機構の補正機構は、用紙(1)を押圧し
    て回転を停止したピックローラ(3)をレジストローラ
    (6)および従動ローラ(6a)に近づけることによっ
    て前記の用紙(1)をレジストローラ(6)および従動
    ローラ(6a)に押し付ける手段を有することを特徴と
    した、用紙搬送機構
  2. 【請求項2】前記の用紙搬送機構の補正機構における用
    紙(1)を押圧して回転を停止したピックローラ(3)
    をレジストローラ(6)および従動ローラ(6a)に近
    づける手段は、 ホッパ(2)を持ち上げることによって前記のピックロ
    ーラ(3)をレジストローラ(6)および従動ローラ
    (6a)に近づける、前記のピックローラ(3)を保持
    したレバー(11)を有することを特徴とした、請求項
    に記載の用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】前記の用紙搬送機構の補正機構における用
    紙(1)を押圧して回転を停止したピックローラ(3)
    をレジストローラ(6)および従動ローラ(6a)に近
    づける手段は、 前記のピックローラ(3)を保持したレバー(11)
    と、前記のレバー(11)を駆動するソレノイド(1
    2)とを有することを特徴とした、請求項1に記載の用
    紙搬送機構。
  4. 【請求項4】前記の用紙搬送機構の補正機構における用
    紙(1)を押圧して回転を停止したピックローラ(3)
    をレジストローラ(6)および従動ローラ(6a)に近
    づける手段は、 前記のピックローラ(3)を保持したレバー(11)
    と、前記のレバー(11)を駆動するカム(13)とを
    有することを特徴とした、請求項1に記載の用紙搬送機
    構。
  5. 【請求項5】用紙(1)を載置して上下に昇降可能なホ
    ッパ(2)と、前記の載置した用紙(1)の上面の1枚
    を分離し駆動して送り出すピックローラ(3)と、前記
    の用紙(1)を搬送するレジストローラ(6)および従
    動ローラ(6a)とによって構成される用紙搬送機構の
    制御方法において、ピックローラ(3)によって送り出
    された用紙(1)をレジストローラ(6)および従動ロ
    ーラ(6a)に突き当てていったん停止させてその姿勢
    を整えた後に、前記の用紙(1)を押圧して回転を停止
    した前記のピックローラ(3)をレジストローラ(6)
    に近づけるごとく移動させることにより、用紙(1)を
    さらにレジストローラ(6)および従動ローラ(6a)
    に押し付ける補正を行なうことを特徴とした、用紙搬送
    機構の制御方法。
  6. 【請求項6】前記の用紙搬送機構の制御方法において、
    前もって制御方法を指定することによって、載置した用
    紙(1)をピックローラ(3)に押圧せしめているホッ
    パ(2)をさらに上昇させることにより前記のピックロ
    ーラ(3)を係止したレバー(11)を回転させて、前
    記のピックローラ(3)をレジストローラ(6)に近づ
    けるごとく移動させることを特徴とした、請求項5に記
    載の用紙搬送機構の制御方法。
  7. 【請求項7】前記の用紙搬送機構の制御方法において、
    前もって制御方法を指定することによって、ピックロー
    ラ(3)を係止したレバー(11)をソレノイド(1
    2)にて引き付けることにより回転させて、前記のピッ
    クローラ(3)をレジストローラ(6)に近づけるごと
    く移動させることを特徴とした、請求項5に記載の用紙
    搬送機構の制御方法。
  8. 【請求項8】前記の用紙搬送機構の制御方法において、
    前もって制御方法を指定することによって、ピックロー
    ラ(3)を係止したレバー(11)をカム(13)にて
    押すことにより回転させて、前記のピックローラ(3)
    をレジストローラ(6)に近づけるごとく移動させるこ
    とを特徴とした、請求項5に記載の用紙搬送機構の制御
    方法。
  9. 【請求項9】前記の用紙搬送機構の制御方法において、
    用紙(1)の搬送動作がじゅうぶんに行い得なかったと
    判定して再度搬送動作を開始する際に、載置した用紙
    (1)をピックローラ(3)に押圧せしめているホッパ
    (2)をさらに上昇させることにより、用紙(1)を押
    圧してその回転を停止しているピックローラ(3)を係
    止したレバー(11)を回転させて、前記のピックロー
    ラ(3)をレジストローラ(6)に近づけるごとく移動
    させることを特徴とした、請求項5に記載の用紙搬送機
    構の制御方法。
  10. 【請求項10】前記の用紙搬送機構の制御方法におい
    て、用紙(1)の搬送動作がじゅうぶんに行い得なかっ
    たと判定して再度搬送動作を開始する際に、ピックロー
    ラ(3)を係止したレバー(11)をソレノイド(1
    2)にて引き付けることにより回転させて、前記のピッ
    クローラ(3)をレジストローラ(6)に近づけるごと
    く移動させることを特徴とした、請求項5に記載の用紙
    搬送機構の制御方法。
  11. 【請求項11】前記の用紙搬送機構の制御方法におい
    て、用紙(1)の搬送動作がじゅうぶんに行い得なかっ
    たと判定して再度搬送動作を開始する際に、ピックロー
    ラ(3)を係止したレバー(11)をカム(13)にて
    押すことにより回転させて、前記のピックローラ(3)
    をレジストローラ(6)に近づけるごとく移動させるこ
    とを特徴とした、請求項5に記載の用紙搬送機構の制御
    方法。
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