JPH03186422A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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JPH03186422A
JPH03186422A JP32752889A JP32752889A JPH03186422A JP H03186422 A JPH03186422 A JP H03186422A JP 32752889 A JP32752889 A JP 32752889A JP 32752889 A JP32752889 A JP 32752889A JP H03186422 A JPH03186422 A JP H03186422A
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pressure
control
accumulator
vehicle
accumulation
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Toshiki Morita
俊樹 森田
Shin Takehara
伸 竹原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車体側部材と各車輪側部材との間にそれぞれ
配設された流体シリンダと、この流体シリンダの液圧室
に対する作動流体の給排を制御することによってサスペ
ンション特性を変更するアクチュエー・夕とを備えた車
両のサスペンション装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば待開昭63−130418号公報に示され
るように、車体側部材と各車輪側部材との間に設けられ
た流体シリンダに対する作動流体の給排を、車両の走行
状態に応じて制御することにより、流体シンリダ内の流
体型を変化させてサスペンション特性を変更するように
したアク戸イブサスペンション装置が知られている。こ
の従来のアクティブサスペンション装置は、上記流体シ
リングの液圧室に対する作動流体の給排を制御する流量
制御弁と、車体の上下方向の加速度を検出する加速度検
出手段と、この加速度検出手段の検出信号を積分する積
分手段と、この積分手段の出力信号に所定のゲイン係数
を乗算して上記流体シリンダを制御する流量制御弁の制
御量を求める制御手段とを有し、例えば上記加速度検出
手段の検出信号等に応じて車体がバウンスしていること
が確認された場合に、上記制御手段により求めた制御量
に応じた制御信号を流量制御弁に出力して流体シンリン
グに対する作動流体の給排量をフィードバック制御する
ことにより、車体のバウンスを低減させるようにしてい
る。
また、上記アクティブサスペンション装置において、流
体シリンダに供給される作動流体を蓄えるアキュムレー
タを設け、エンジンにより駆動されるポンプから作動流
体をアキュムレータ内に供給して蓄圧し、このアキュム
レータ内に蓄えられた作動流体を上記流量制御弁を介し
て流体シリンダに供給することにより、車両の走行状態
の如何に拘らず、上記作動流体の供給圧を所定値に維持
するようにすることが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のアクティブサスペンション装置は、アキュム
レータ内の蓄圧力を検出する検出手段を有し、この検出
手段によって上記蓄圧力が予め設定された基準値以下に
なったことが確認された時点で、アキュムレータ内に作
動流体を供給して蓄圧を開始するように構成されている
。このため、車両の加速時等に上記蓄圧が開始されてエ
ンジンの動力が消費されると、車両の加速感が損なわれ
、車両の走行フィーリングが悪化するという問題がある
。すなわち、上記ポンプからアキュムレータ内に作動流
体を供給して蓄圧力を上昇させるためには、かなりの動
力が必要とされるので、蓄圧の開始と同時に車両の加速
性能が低下し、運転者に違和感を与えるという問題があ
った。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、運転者に違和感を与えることなく、切替弁を作動
させてエンジンにより駆動されるポンプからアキュムレ
ータ内に作動流体を供給し、アキュムレータ内の蓄圧力
を適正値に維持する゛ように制御することができる車両
のサスペンション装置を提供することを目的としている
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、車体側部材と各車輪側部材との間にそれぞれ
配設された流体シリンダと、この流体シリンダの液圧室
に対する作動流体の給排を制御することによってサスペ
ンション特性を変更する流量制御弁とを備えた車両のサ
スペンション装置において、エンジンにより駆動される
ポンプと、このポンプから吐出される流体をアキュムレ
ータに供給してその蓄圧力を調節する切替弁と、上記ア
キュムレータの蓄圧力を検出する蓄圧力検出手段と、エ
ンジンの負荷状態を検出する負荷検出手段と、上記蓄圧
力検出手段から出力される検出信号に応じてアキュムレ
ータの蓄圧力が予め設定されたしきい値よりも小さいか
否かを判別する判別手段と、この判別手段によって蓄圧
力がしきい値よりも小さいことが確認された場合に上記
切替弁を作動させてアキュムレータの蓄圧を開始する制
御手段と、上記負荷検出手段の検出信号に応じて上記制
御手段による蓄圧制御状態を変更する変更手段とを設け
たものである。
〔作 用〕
上記構成の本発明によれば、負荷検出手段の検出信号に
応じてエンジンが高負荷状態にあることが確認された場
合に、判定手段においてアキュムレータの蓄圧値が蓄圧
を開始するレベルであるか否かを判定するためのしきい
値として大きな値のものを選択し、あるいは制御手段に
よる蓄圧制御を停止させる等により、エンジンの高負荷
時に蓄圧が行われることが防止されることになる。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係る車両のサスペンション装置の概
略構成を示している。この車両の車体1と、前輪2Fお
よび後輪2Rとの間には、流体シリンダ3がそれぞれ設
けられている。この流体シリンダ3は、下端部が車輪側
部材に連結されたシリンダ本体3aと、このシリンダ本
体3a内に嵌挿されてシリンダ本体3aの内部に液圧室
3cを形成するピストン3bとを備えている。上記ピス
トン3bの上面には、上端部が車体1に支持されたピス
トンロッド3dが突設されている。
上記流体シリンダ3の液圧室3cには、ガスばね5と連
通ずる連通路4が接続されている。そl。
て上記ガスばね5は、ダイヤフラム5eによりガス室5
fと、液圧室5gとに区画され、この液圧室5gは、上
記連通路4および流体シリンダ3のビスI・ン3bに設
けられた通路を介して流体シリンダ3の液圧室3cに連
通している。
車体1の前端部には、図外のエンジンによって駆動され
る油圧ポンプ8が設置され、この油圧ポンプ8には流量
制御弁9を有する液圧管路10が接続されている。上記
流量制御弁9は、流体シリンダ3への作動油の供給、排
出を制御して作動油の流量を調節するものである。
また車体1には、油圧ポンプ8から供給される作動油を
蓄えるアキエム1ノーク22の蓄圧力を検出する圧力セ
ンサ12と、各流体シリンダ3の液圧室3cの液圧を検
出する液圧センサ13と、各車輪2F、2Rに対する車
高の変位量、つまりシリンダストロークを検出する車高
センサ14と、車両の上下加速度、つまり車輪2F、2
Rのばね上の加速度を検出する上下加速度センサ15と
、ステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサ
L6と、車両の走行速度を検出1−る車速センサ17と
が設けられている。上記上下加速度センサ15は、左右
の前輪2Fの上方にそれぞれ一個設けられるとともに、
左右の後輪2Rの車幅方向の中央部に一個設けられてい
る。
上記各センサ12〜17の検出信号は、内部にCPU等
を有するコントローラ18に人力される。
そして上記検出信号に応じた制御信号がコント・ローラ
18から上記流量制御弁9に出力されることにより、各
流体シリンダ3に給排される作動油の流量が制御され、
サスペンション特性の可変制御が行われるようになって
いる。
第2図は、上記流体シリンダ3に対する作動油の給排を
制御する油圧回路を示している。この油圧回路には、エ
ンジン20により駆動される油圧ポンプ8が設けられて
いる。そして上記油圧ポンプ8の吐出管21には、アキ
ュムレータ22が設けられ、その下流部は前輪2F用の
配管23Fと、後輪2R用の配管23Rとに分岐してい
る。上記前輪2F用の配管23Fは、その下流部が左右
の配管23FL、23FRに分岐し、この両配管23F
L、23FRがそれぞれ対応する流体シリンダ3FL、
3FRの液圧室3cに接続されている。
また、上記後輪2R用の配管23Rは、その下流部が左
後輪用の配管23RLと、右後輪用の配管23RRとに
分岐し、この両配管23RL、23RRがそれぞれ対応
する流体シリンダ3RL、3RRの液圧室3cに接続さ
れている。
上記各流体シリンダ3FL〜3RRに接続された各ガス
ばね5FL〜5RRは、それぞれ4個のガスばね部材5
a、5b、5c、5dを有し、このガスばね部材5a〜
5dは、それぞれ分岐連通路4a〜4dを介して上記連
通路4に接続されている。また、上記各ガスばね部材5
a〜5dの分岐通路48〜4dには、それぞれオリフィ
ス25a〜25dが設けられ、このオリフィス25a〜
25dの減衰作用および各ガスばね部材5a〜5dのガ
ス室5fに封入されたガスの緩衝作用により、サスペン
ション装置としての基本的機能が達成されるように構成
されている。
上記各ガスばね5FL〜5RRの第1ガスばね部材5a
と、第2ガスばね部材5bとの間に位置する連通路4に
は、その通路面積を調節して減衰力を切り替える減衰力
切換パルプ26が設げられている。この減衰力切換バル
ブ26は、上記連通路4を開放する開放位置ε、連通路
4の通路面積を絞る絞り位置との二位置を有している。
上記油圧ポンプ8の吐出管2J−には、アキュムレータ
22の近傍にアンロードリリーフ弁28が設番ノられで
いる。このアンロードリリーフ弁28は、後述するよう
に、上記圧力センサ12によって検出されたアキュムレ
ータ22の蓄圧力が所定値以下となった時点でコントロ
ーラ18から出力される制御信号に応じ、図示の開位置
から閉位置に切り替えられて油圧ポンプ8から吐出され
る作動油をアキュムレータ22に供給するとともに、そ
の蓄圧力が設定値となった時点で開位置に切替えられて
上記吐出油をリザーブタンク29に戻すように構成され
ている。このようにしてアキュムレータ22内に蓄えら
れた作動油が、その蓄圧力に応じて各流体シリンダ3に
供給されるようになっている。
上記各車輪毎に設けられた流体シリンダ3の油圧回路は
、同一の構成を有しているため、以下左前輪用の油圧回
路の構成について説明する。上記左前輪用の配管23F
Lに設けられた流量制御弁9は、全ボートを閉じる図示
された停止位置と、上記配管23FLを供給側に開く供
給位置と、上記配管23FLをリターン通路32に連通
させる排出位置との三位置を有するとともに、一対の圧
力補償弁9aを内蔵している。この圧力補償弁9aは、
流量制御弁9が上記供給位置あるいは排出位置にある場
合に、流体シリンダ3の液圧を所定値に保持するために
設けられいる。
上記流量制御弁9の流体シリンダ3側には、左前輪用の
配管23FLを開閉するパイロット圧応動型の開閉弁3
3が設けられている。この開閉弁33は、上記油圧ポン
プ8の吐出管21に連通する前輪側配管23Fに配設さ
れた電磁弁34の開時に、この電磁弁34の液圧がパイ
ロット圧として導入され、このパイロット圧が所定値以
上の場合に開作動して上記配管23FLを開き、流量制
御弁9による流体シリンダ3への作動油の給排制御を可
能とするものである。
なお、第2図において、符号35は流体シリンダ3の液
圧室3Cの異常上昇時に開作動してこの液圧室3C内の
作動油をリターン通路32に戻すリリーフ弁である。ま
た符号36はアキュムレータ22の近傍において油圧ポ
ンプ8の吐出管21に接続されたイグニッションキ一連
動弁であり、イグニッションキーがオフ状態にある場合
に、開作動してアキュムレータ22内に蓄えられた作動
油をリザーブタンク29に戻し、その高圧状態を解除す
るものである。また、符号37は油圧ポンプ8の吐出圧
の異常上昇時に、その吐出圧油をリザーブタンク29に
戻して降圧させるポンプ内リリーフ弁であり、符号38
はリターン通路32に設けられたリターンアキュムレー
タであり、流体シリンダ3からの作動油の排出時に蓄圧
を行うものである。
第3図(A)、  (B)は、上記コントローラ18に
よるサスペンション特性の制御機能を示すブロック図で
ある。上記コントローラ18には、上記車高センサ14
から出力される検出信号X FLIX□、 XRL、 
x**に基づいて車高を目標車高に制御する制御系Aと
、検出信号X FLI X rll、  X RLIX
、から得られる車高変位速度信号Y FL、 yFRI
YILI Ylllに基づいて車高変位速度を制御する
制御系Bと、上記上下加速度センサ15から出力される
上下加速度の検出信号G FLI  G Fi G *
に基づいて車両の上下振動の低減を図る制御系Cと、各
流体シリンダ3の液圧センサ13から出力される液圧の
検出信号P FLI  P ri  P RLI  P
 amに基づいて車体の捩じれを抑制するように制御す
る制御系りとが設けられている。
上記制御系Aは、左右の前輪2Fの設置部における車高
変位量を検出する車高センサ14の検出信号XFLI 
Xr*を合計するとともに、この値に左右の後輪2Rの
設置部における車高変位量を検出する車高センサ14の
検出信号X@L、 X、Rの合計値を加算して車両のバ
ウンス成分を演算するバウンス成分演算部40と、前輪
側の検出信号の合計値X FLI X v*から後輪側
の検出信号の合計値XRL+X、を減算して車両のピッ
チ成分を演算するピッチ成分演算部41と、前輪側の検
出信号の差分X FL−X Flに後輪側の検出信号の
差分X RL−X +t1を加算して車両のロール成分
を演算するロール成分演算部42とを有している。
また、この制御系Aにおいて、符号43は上記バウンス
成分演算部40から入力される車両のバウンス成分と、
目標平均車高の設定部40aから入力される目標平均車
高Tllと、予め設定されたゲイン係数Kllとに基づ
き、バウンス制御における流量制御弁9に対する制御量
を各車輪毎に求めるバウンス制御部である。符号44は
、上記ピッチ成分演算部41から入力される車両のピッ
チ成分と、予め設定されたゲイン係数KF、とに基づき
、ピッチ制御における各流量制御弁9の制御量を求める
ピッチ制御部である。また符号45は、上記ロール成分
演算部42から人力される車両のロール成分と、目標ロ
ール変位量の設定部42aから入力される目標ロール変
位置T、と、予め設定されたゲイン係数KIIFI +
 KRRI とに基づき、実際の車高が上記目標ロール
変位JiT、に対応する確となるようにロール制御にお
ける各流量制御弁9の制御量を求めるロール制御部であ
る。
そして上記各制御部43.44.45で求められた各制
御量は、必要に応じて各車輪毎にその正負が反転された
後、上記バウンス、ピッチおよびロールの各成分が加算
され、車高変位を制御する上記制御系Aの制御信号Q 
FLI + Q FRI +  Q R1,I +Q 
RR+ として出力される。なお、上記各車高センサ1
4と演算部40.41.42との間には、車高センサ1
4の検出信号Xr+、、 XFR,X□、+XRRが予
め設定された不感帯XHを緘えた時にのみ、信号を出力
する不感帯器70がそれぞれ配設されている。
また上記制御系Bは、上記車高センサ14から出力され
る検出信号X、L、X、□XRL+ XR*の値を微分
して車高変位速度信号Y rt、+ V FRT Y 
*L+YRIを求める微分器46と、前輪側の車高変位
速度信号の合計値Y FL、+ Y−から、後輪側の車
高変速度信号の合計値Ya+、+YRRを減算して車両
のピッチ成分を演算するピッチ成分演算部47aと、前
輪側の車高変位速度信号の差分YF1.−YFIに、後
輪側の車高変位速度信号の差分YitY−を加算して車
両のロール成分を求めるロール成分演算部47bとを備
えている。
また、この制御系Bにおいて、符号48は上記ピッチ成
分演算部47aから入力される車両のピッチ成分と、予
め設定されたゲイン係数KP2とに基づき、ピッチ制御
における各流量制御弁9の制御量を求めるピッチ制御部
である。また符号49は、上記ロール成分演算部47b
から入力される車両のロール成分と、予め設定されたゲ
イン係数KRF2 +  KRR2とに基づき、ロール
制御における各流量制御弁9の制御量を求めるロール制
御部である。そして上記両制御部48.49で求められ
たピッチおよびロールの制御量は、必要に応じて各車輪
毎にその正負が反転された後、それぞれ加算され、車高
変位速度を制御する制御系Bの制御信号Q FL2’I
 QPR2+ QRl2 * QIll12として出力
される。
また、上記制御系Cは、各上下加速度センサ15の検出
信号G、、、G□、G*を合計して車両のバウンス成分
を求めるバウンス演算部50と、左右前輪2F側に位置
する両センサ15の検出信号G FL、  GFRの平
均値を求める平均値演算部′51aと、この平均値演算
部51aで求めた平均値から後輪2R側に位置する上記
センサ15の検出信号GRの値を減算して車両のピッチ
成分を求めるピッチ成分演算部51と、左前輪側のセン
サ15の検出信号GFLから右前輪側のセンサ15の検
出信号GFRの値を減算して車両のロール成分を演算す
るロール成分演算部52とを備えている。
この制御系Cにおいて、符号53は上記バウンス成分演
算部50で求めた車両のバウンス成分ε、予め設定され
たゲイン係数KB3とに基づき、バウンス制御における
各流量制御弁9の制御量を求めるバウンス制御部である
。また符号54は、上記ピッチ成分演算部51で求めた
車両のピッチ成分と、予め設定されたゲイン係数KPM
とに基づき、ピッチ制御における各流量制御弁9の制御
量を求めるピッチ制御部である。また符号55は、ロー
ル成分演算部52で求めた車両のロール成分と、予め設
定されたゲイン係数KRL3 + KRIIとに基づき
、ロール制御における各流量制御弁9の制御量を求める
ロール制御部である。
上記制御部53,54.55で求められたバウンス、ピ
ッチおよびロールの制御量は、必要に応じて各車輪毎に
その正負が反転された後、それぞれ加算され、車両の上
下振動を制御する制御系Cの制御信号Q FL31 Q
ri+3 + QRl、3 + Q**sとして出力さ
れる。なお、上記各上下加速度センサ15と、各演算部
50.51.52との間には、加速度センサ15の検出
信号G FL、 G v*、 G vIが予め設定され
た不感帯XGを越えた時にのみ、信号を出力する不感帯
器80がそれぞれ配設されている。
また、車両の捩じれを抑制する制御系りは、前輪2F側
に設けられた液圧センサ13の検出信号PFL、PF−
こ応じてその合計液圧値P FL+ P□と、液圧差P
FL  PFつとの比を演算する前輪2F!1の液圧比
演算部60aと、後輪2R側に設けられた液圧センサ1
3の検出信号P*5Pi*に応じてその合計液圧値P*
L+P*Rと、液圧差pRt−poとの比を演算する後
輪2R側の液圧比演算部60bとからなるウォープ制御
部60を備えている。
そして上記前輪2F側の液圧比演算部60aで求めた液
圧比から、後輪2R側の液圧比演算N60bで求めた液
圧比にゲイン係数WFを乗じた値を減算する。次いで上
記減算結果に、ゲイン係数WAを乗じて得られた値に、
ゲイン係数Weを乗じた後、前輪2Fの一方の正負を反
転させることにより、車体の捩じれを抑制するウォープ
制御における前輪側の制御量を求めるとともに、上記ゲ
イン係数Wcを乗じることなく、後輪2Rの一方の正負
を反転させることにより、後輪2R側の制御量を求め、
これらの制御量に対応する制御信号Q rt< + Q
 raa * Q eta + Q aaaを出力する
以上のようにして各車輪2F、2Rの流量制御弁9毎に
それぞれ求められた制御量の車高変位成分Q rt+ 
+  Qrm+ + QIILI + Q*+zと・車
高変位速度成分Q FL21 QF112 + QIL
2 + QR12と、上下加速度成分Q FL31 Q
ras + QIL3 + Q□3と、圧力成分Q 、
ta * QF*4 +  Ql14 * Ql114
とが加算されることにより、トータル制御量Q1.Q2
゜Q3.Q4が得られる。そしてこのトータル制御量Q
n (n=1〜4)は、それぞれ流量制御弁9に出力さ
れ、車両の走行状態に応じて各流体シリンダ3FL−R
Rに対する作動油の流量が制御されるようになっている
第4図は、上記流体シリンダ3に作動油を供給するアキ
ュムレータ22の蓄圧力を制御するコントローラ18の
制御機能を示すブロック図である。
このコントローラ18内には、上記圧力センサ12から
なる蓄圧力検出手段の検出信号に応じてアキュムーレタ
22の蓄圧力が予め設定されたしきい値よりも小さいか
否かを判定する判定手段90と、この判定手段90にお
いて上記蓄圧力がしきい値よりも小さいと判定された場
合に上記アンロードリリーフ弁28からなる切替弁を作
動させて蓄圧を開始する制御信号を出力する制御手段9
1と、上記エンジン20の負荷状態を検出するスロット
ル弁センサ等の負荷検出手段92から出力される出力信
号に応じて上記しきい値を選択することにより、上記制
御手段91の蓄圧制御状態を変更する変更手段93とが
設けられている。
すなわち、上記判定手段90においてアキュlムレタ2
2の蓄圧力が上記しきい値未満であると判定され、アキ
ュムレータ22内に蓄えられた作動油が消費されて内部
圧力が低下したことが確認された場合に、上記制御手段
91からアンロードリリーフ弁28を閉位置に切替える
制御信号を出力して油圧ポンプ8の吐出油をアキュムレ
ータ22内に供給し、上記蓄圧力を予め設定された上限
値まで上昇させるように構成されている。また、上記し
きい値はエンジン20の負荷状態に対応して大小2種類
の値が設けられ、上記負荷検出手段92の検出信号に応
じてエンジン20の負荷が大きいことが確認された場合
には、変更手段93において小さな値のしきい値を選択
し、かつエンジン20の負荷が小さいことが確認された
場合には、大きな値のしきい値を選択し、この選択され
たしきい値に応じて上記判定を行うように構成されてい
る。
上記構成においてアキュムレータ22の蓄圧力を制御す
る制御動作を第5図に示すフローチャートに基づいて説
明する。この制御動作がスタートすると、まずステップ
S1において、上記圧力センサ12からなる蓄圧力検出
手段から出力される検出信号に応じてアキュムレータ2
0の蓄圧力Pを読み込むとともに、ステップS2におい
て、負荷検出手段92から出力される検出信号に応じて
エンジン20の負荷E Lを読み込む。次にステップS
3において、蓄圧動作の制御状態およびサスペンション
特性の制御状態を示すフラグFが1か否か、つまり現在
、サスペンション特性が可変制御状態で蓄圧が行われて
いるか否かを判定する。
上記ステップS3でYESと判定され、上記可変制御状
態で蓄圧が行われていることが確認された場合には、ス
テップS4において、アキエム1ノータ22の蓄圧力P
が予め設定された上限値、例えば160kg/am”以
上であるか否かを判定する。この判定の結果、上記蓄圧
力Pが上限値となったことが確認された場合には、ステ
ップs5において、上記アンロードリリーフ弁28から
なる切替弁を開位置に切替えて蓄汗を終了する制御信号
を出力した後、ステップs6において上記フラグFを0
に設定して現在、蓄圧が行われていないことを表示する
。また上記ステップs4における判定の結果、蓄圧力P
が上限値160 k g / cm2に満たないことが
確認された場合には、リターンして上記蓄圧動作を継続
する。
」二記ステップS3における判定の結果、E記可変制御
状態で蓄圧が行われていないことが確認された場合には
、ステップS7において、上記フラグFが2か否か、つ
まり現在、サスペンション特性の可変制御を休止して蓄
圧を行っているか否かを判定する。この判定の結果、上
記可変制御の休止状態で蓄圧が行われτいることが確認
された場合には、ステップS8において、アキュムレー
タ22の蓄圧力Pが予め設定された可変制御の休止時の
設定値、例えば120kg/cm7以上であるか否かを
判定する。この判定の結果、上記蓄圧力Pが設定値12
0kg/am2以上となったことが確認された場合には
、ステップS9において、サスペンション特性の可変制
御を開始する制御信号を出力した後、ステップSIOに
おいて」二記フラグFを1にセットして現在、可変制御
状態で蓄圧動作中であることを表示する。またステップ
S8における判定の結果、上記蓄圧値Pが設定値120
kg/cm2に満たないことが確認された場合には、リ
ターンして上記可変制御の休止状態における蓄圧動作を
継続する。
また、上記ステップS7においてNoと判定され、フラ
グFが0の状態、つまり現在、蓄圧が行われていないこ
とが確認された場合には、ステップSllにおいて、上
記エンジン2の負荷ELが予め設定された基準値EL1
未満の低負荷状態にあるか否かを判定する。この判定の
結果、エンジ〉・20が低負荷状態にあることが確認さ
れた場合には、ステップS12において、上記蓄圧値P
が低負荷時のしきい値、例えば120kg/cm2未満
であるか否かを判定する。
そし、て上記ステップS12における判定の結果、アキ
ュムレータ22の蓄圧値Pが低負荷時のしきい値120
kg7’em2に満たないことが確認された場合には、
ステップS13において、上記切替弁を閉状態にする制
御信号を出力して蓄圧動作を開始した後、ステップS1
4において上記フラグFを1にセットしてザスペンショ
ン制御の可変制御状態で蓄圧動作中であることを表示す
る。この結果、ステップS4において蓄圧力Pが上限値
160kg/cm’以上であると判定されるまで蓄圧動
作が継続されることになる。なお、上記ステップS12
において、上記蓄圧力Pが120kg/cm2以上であ
ると判定され、アキュムレータ22内の作動油量がそれ
程低下し7ていないことが確認された場合には、上記蓄
圧を行うことなくリターンする。
また、上記ステップ5ll−における判定の結果、エン
ジン20が高負荷状態にあることが確認された場合には
、ステップ31.5において、上記蓄圧値Pが高負荷時
のしきい値、例えば110kg/Cm2未満であるか否
かを判定する。そしてこの判定の結果、アキュムレータ
22の蓄圧値Pが高負荷時のしきい値110kg、zc
m2に満たないことが確認された場合には、ステップS
16において、上記流量制御弁9を全ボート閉止位置に
移動させてサスペンション特性の可変制御を休止状態と
するとともに、上記切替弁を閉状態として蓄圧を開始す
る制御信号を出力し、上記可変制御の休止状態におGj
る蓄圧動作を開始した後、ステップS17において、上
記フラグFを2にセットする。この結果、ステップS8
において蓄圧力Pが基準値120kg/cm2以上であ
ると判定されるまで蓄圧動作が継続されることになる。
なお、上記ステップS15おいて、上記蓄圧力Pが11
0kg/cm2以上であると判定され、サスペンション
特性の可変制御を実行し得る量の作動油がアキュムレー
タ22内に蓄えられていることが確認された場合には、
上記蓄圧を行うことなくリターンする。
上記のように、アキュムレータ22内の蓄圧力Pが低下
し、蓄圧を開始しなければならない状態になったことを
判定するためのしきい値を、エンジン20の負荷ELに
応じて選択し、エンジン20の高負荷時に、低負荷時よ
りも小さな値(110kg/cm2)のしきい値を選択
して上記判定を行うようにしたため、車両の加速時等の
高負荷時に蓄圧動作が頻繁に行われるのを防止し、走行
フィリングを良好状態に維持することができる。
すなわち車両の加速時には、高負荷状態であると判定さ
れ、上記蓄圧力Pがサスペンション特性の可変制御を実
行するのに最低限必要な上記高負荷時のしきい値を下回
るまで蓄圧が行われないため、加速時にエンジン20の
動力が上記蓄圧動作に消費されて車両の加速性能が低下
することが防止され、運転者に違和感が与えられるとい
う事態の発生を効果的に防止することができる。
これに対して減速走行時等の低負荷時には、上記蓄圧動
作を頻繁に行ってエンジン20の動力を消費しても走行
フィーリングがそれ程低下することはない。このため、
上記のように高負荷時よりも大きな値(120k g/
cm2)を低負荷時のしきい値として選択し、アキュム
レータ22内の蓄圧力Pがサスペンション特性の可変制
御を実行するのに最低限必要な値を下回る前に、蓄圧を
行うことにより、上記蓄圧力Pを適正値に保持すること
ができる。
また、上記実施例ではエンジン20の高負荷状態におい
て、アキュムレータ22の蓄圧力Pが上記高負荷時のし
きい値(110kg/cm2)よりも小さいと判定され
た場合に、流量制御弁9を全ポート閉止状態に移動させ
てアクティブサスペンション制御を休止するように構成
したため、不十分な蓄圧力Pに応じてサスペンション特
性の可変制御が実行されるのを防止することができる。
なお、上記実施例ではアキュムレータ22内に油圧ポン
プ8の吐出油を供給して蓄圧を開始すべきか否かを判定
するしきい値として2種類のしきい値を設定し、エンジ
ン20の負荷状態に応じて上記両しきい値のうちの一方
を選択するように構成しているが、3種類以上のしきい
値を設け、そのうちから負荷状態に応じたしきい値を選
択することにより、よりきめ細かな蓄圧制御を実行する
ように構成してもよい。
また、負荷検出手段92から出力される検出信号に応じ
、エンジン20が高負荷状態にあることが確認された場
合に、無条件でアンロードリリーフ弁28からなる切替
弁を開放して蓄圧を停止し、エンジン20が低負荷状態
に移行するまで、蓄圧動作を禁止するように構成しても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、アキュムレータの蓄圧
力が予め設定されたしきい値よりも低下した場合に、切
替弁を作動させて蓄圧を開始する制御手段の蓄圧制御状
態を、エンジンの負荷状態に応じて変更するように構成
したため、エンジンの高負荷時に頻繁に蓄圧が行われる
のを防止することにより、走行フィーリングが悪化する
のを防ぐことができるとともに、低負荷時に積極的に蓄
圧を行ってアキュムレータの蓄圧力を所定値に上昇させ
ることにより、サスペンション特性の可変制御を適正に
実行することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両のサスペンション装置の概略
配置図、第2図は流体シリンダ制御用の油圧回路図、第
3図(A)、(B)はコントローラによるサスペンショ
ン特性の制御機能を示すブロック図、第4図はコントロ
ーラによる蓄圧動作の制御機能を示すブロック図、第5
図は上記蓄圧制御動作を示すフローチャートである。 1−・・・車体、2L、2R・・・車輪、3・・・流体
シリンダ、3c・・・液圧室、8・・・ポンプ、9・・
・流量制御弁、12・・・圧力センサ(蓄圧力検出手段
)、22・・・アキュムレータ、28・・・アンロード
リリーフ弁(切替弁)、90・・・判定手段、91・・
・制御手段、92・・・負荷検出手段、93・・・変更
手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、車体側部材と各車輪側部材との間にそれぞれ配設さ
    れた流体シリンダと、この流体シリンダの液圧室に対す
    る作動流体の給排を制御することによってサスペンショ
    ン特性を変更する流量制御弁とを備えた車両のサスペン
    ション装置において、エンジンにより駆動されるポンプ
    と、このポンプから吐出される流体をアキュームレータ
    に供給してその蓄圧力を調節する切替弁と、上記アキュ
    ームレータの蓄圧力を検出する蓄圧力検出手段と、エン
    ジンの負荷状態を検出する負荷検出手段と、上記蓄圧力
    検出手段から出力される検出信号に応じてアキュムレー
    タの蓄圧力が予め設定されたしきい値よりも小さいか否
    かを判定する判定手段と、この判定手段によって上記蓄
    圧力がしきい値よりも小さいと判定された場合に上記切
    替弁を作動させてアキュムレータの蓄圧を開始する制御
    手段と、上記負荷検出手段の検出信号に応じて上記制御
    手段による蓄圧制御状態を変更する変更手段とを設けた
    ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
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