JPH03182213A - 蒸気凝縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、被加熱物から発生する蒸気の外部への放出を
抑える蒸気凝縮装置に関する。

（ロ）従来の技術 炊飯器のように被加熱物から多量の蒸気が発生する調理
機器においては、例えば特開昭５９−４９７１５号公報
に示されているように蒸気を凝縮して水とする熱交換器
を備えているものが知られている。

しかしながら、上記従来のものは水冷式であるため、水
の給排水の設備を必要とし、構成が複雑化するとともに
炊飯器の設置位置が限定されるので使い勝手が悪いとい
う問題がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は上記の点を考慮してなされたもので、簡単な構
成で蒸気の放出を抑え、しかも使い勝手の良い蒸気凝縮
装置を提供するものである。

（二〉　　課題を解決するための手段 本発明は、被加熱物から発生する蒸気を蒸気通路を通し
て熱交換器に導き凝縮して水とするものにおいて、前記
熱交換器は蓄熱材で主構成したものである。

（ホ）作用 本発明は上記のように構成しているので、被九熱物から
発生した蒸気を熱交換器に導くと、蒸気はその熱が蓄熱
材に奪われて液体化する。そして蓄熱材に貯えた熱が一
旦放熱すれば繰り返し蒸気の凝縮を行うことができる。

（へ）実施例 以下、本発明の実施例を炊飯器を例にとって説明する。

第１図において、（１）は炊飯器本体で、容器本体（２
）とこの容器本体（２）の上端開口部を施蓋するように
ヒンジ部（３）にて回動自在に支持された蓋体（４）と
からなる。

容器本体（２）において、（５）はフレーム、（６）は
このフレーム（５）の内側に配置した収納ケース、（７
）はこの収納ケース（６〉内に着脱自在に収納した米と
水（被加熱物）を収容する有底筒状の容器である。（８
）は前記収納ケース（６）の内底部に固定した円盤状の
ヒーター、（９）はフレーム（５）と収納ケース（６）
の上周縁を各々嵌合固定したリング状の７レームカバー
、（１０）は断熱材である。

（１１）はフレーム（５）と断熱材（１０）間に位置す
る容器本体（２）の内底部であって、容器（７）の底面
直下に配置した熱交換器で、金属ケース（１２）内に金
属パイプ（１３）の外周面にアルミなどの線状放熱フィ
ン群（１４）を設けた放熱部（１５）を配置し、ポリエ
チレングリコールなどの蓄熱材（１６）を充填して構成
している。この蓄熱材（１６）は炊飯中に放出される蒸
気の保有する熱を貯えるに十分な量に設定している。ま
た、蓄熱材として水を用いることもできる。

（１７）は蒸気通路を形成する蒸気パイプで、一端はヒ
ンジ部（３）に近接してフレ・−ムカバー（９）の上面
開口に接続し、他端は熱交換器（１１）の入口に接続し
ている。（１８）はヒンジ部（３）の下方に設けた第１
露受け、（１９）はフレーム（５）の前面下部に着脱自
在に設けた第２露受けで、熱交換器（１１）に隣接しそ
の出口から流出する水を受は入れる。露受けはそれぞれ
透明の部材で構成している。（２０）は前面に設けた操
作パネル部である。

次に蓋体（４）において、（２１）は外蓋で、上蓋（２
２）と下蓋（２３）間に蒸気パイプ（２４）と断熱材（
２５）を配置しているとともに、環状バッキングを介し
て容器（７）の上端開口を塞ぐ。蒸気パイプ（２４）の
−端は下蓋（２３）に開目した蒸気吸入口（２６）に接
続し、他端は蓋体（４）を施蓋した時、容器本体（２）
の蒸気パイプ（１７）の一端にバッキング（２７）を介
して接続されるように設けられている。従って、蒸気パ
イプ（１７）（２４）及び熱交換器（１１）によって形
成される蒸気通路は、施蓋状態で炊飯器本体（１）内に
隠れるため外観がよくなるとともに、熱交換器（１１）
を通過してその開放端は第２露受け（１９）に望んでい
るため、高温蒸気の噴出による火傷を防止できる。（２
８）は容器（７）の上端開口を塞ぐように外ｍ（２１）
の下面に吊持された内蓋で、複数の蒸気孔を穿設してい
る。

ヒンジ部（３）においては、回動軸（２９）を中心に蓋
体（４）を開放する方向に付勢するバネ（３０）が設け
られている。（３１）はＭ体（４）を施蓋状態に保持す
るフック装置である。

以上の構成において、容器（７）に米と水を収容してヒ
ーター（８）に通電して加熱すると、しだいに温度上昇
し、１００℃付近で多量の蒸気が発生する。この蒸気は
内蓋（２８）を通過して外蓋（２１）の下方空間に充満
し、蒸気パイプ（２４）（１７）を通って熱交換器（１
１）に案内される。そして放熱部（１５）を通過する際
に、蒸気の保有する熱エネルギーは放熱フィン群（１４
）によって奪われ蓄熱材（１６）に貯えられる。その結
果、蒸気は凝縮して水に変換され、露となって第２露受
け（１９）に流出する。また、蒸気通路は蒸気吸入口（
２６）から第２露受け（１９〉まで上から下に順次低く
なるように設定しているので、蒸気通路内に結露した水
を順次露受けに流すことができる。

炊飯終了後、保温状態に移行すると、炊飯中に蓄熱材（
１６）に貯えられた熱は徐々に放熱され、保温のための
予備熱源として利用できる。

尚、蒸気実施例では炊飯器を例にとって説明したが１本
発明はこれに限定されるものではなく、ジャーポットな
ど種々のものに適応できる。

（ト）発明の効果 以上のように本発明は、被加熱物から発生する蒸気を蒸
気通路を通して熱交換器に導き凝縮して水とするものに
おいて、前記熱交換器は蓄熱材で主構成したものである
から、熱交換器の構成を非常にコンパクトにすることが
できる。従って、蒸気の発生する種々の加熱機器に一体
に紐み込むことができる。また、蒸気の保有する熱エネ
ルギー有効に利用して熱効率を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す炊飯器の要部断面図、
＠２図は同正面図である。 （１〉・・・炊飯器本体、（２）・・・容器本体、（１
１〉・・・熱交換器、（１６）・・・蓄熱材、（１７）
（２４）・・・蒸気パイプ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物から発生する蒸気を蒸気通路を通して熱
   交換器に導き凝縮して水とするものにおいて、前記熱交
   換器は蓄熱材で主構成したことを特徴とする蒸気凝縮装
   置。
2. （２）前記熱交換器は前記蓄熱材の中に金属製の放熱フ
   ィンを有する放熱部を配置して構成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載した蒸気凝縮装置。
3. （３）前記熱交換器は被加熱物を収容する容器の近傍に
   配置したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   した蒸気凝縮装置。
4. （４）前記熱交換器は前記容器を収納した容器本体の底
   部に配設したことを特徴とする特許請求の範囲第３項に
   記載した蒸気凝縮装置。