JPS591607Y2 - 飯びつ兼用炊飯器 - Google Patents

飯びつ兼用炊飯器

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JPS591607Y2
JPS591607Y2 JP16804079U JP16804079U JPS591607Y2 JP S591607 Y2 JPS591607 Y2 JP S591607Y2 JP 16804079 U JP16804079 U JP 16804079U JP 16804079 U JP16804079 U JP 16804079U JP S591607 Y2 JPS591607 Y2 JP S591607Y2
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JP
Japan
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rice
heat
pot
inner pot
heater
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Application number
JP16804079U
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English (en)
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JPS5578015U (ja
Inventor
寛夫 石井
嘉正 鶴谷
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は炊飯はもとより、炊飯後のご飯を長時間にわ
たって適性保温状態に威し得る新規な炊飯器を提供する
ものである。
現在外釜内に単に内釜を収納し、この内釜を加熱して炊
飯を行なう炊飯器は周知である。
一方、炊きあがったご飯を移し入れてから、これをサー
ミスタ等の半導体保温ヒータによって保温を行なういわ
ゆる電子ジャーなるものが知られるようになった。
前者はニクロム線から戒る炊飯ヒータを内釜の外底に位
置させて炊飯を主体とするものである。
もちろん、炊飯ヒータの直熱による劣化に耐え得るよう
マイカ板のニクロム線から戊る小容量の保温ヒータを前
記同様に内釜の外底から加熱して保温を行なうように考
慮したものはあるが、内釜に対して直接的かつ局部的に
長時間の加熱を続行すると、保温ヒータに対応する部分
が変質して著しく不味くなる傾向になり、しかも保温ヒ
ータに対応しない他の部分は均一に保温されにくい状態
が生ずるので保温時間は短かく制御しなければならない
この保温時間は現在市場に存する炊飯器を例にとると6
時間程度となっているが、ご飯の味を低下させない実質
面からはおよそ2時間が限度である。
しかも内釜と外釜は夫々金属製であるとともに、断熱処
理が施されていないので保温を続けても次々と熱が逃散
してしまい、保温時間の長さおよびその効果にはほとん
ど有効性がない。
換言すれば保温はむしろ無視され炊飯ができればよいと
されているものである。
従って在来の炊飯器は炊飯を主体とした考えに立って実
施されているに過ぎないものである。
次に後者のものはサーミスタ等の半導体保温ヒータを容
器の側面に取り付けて、この半導体保温ヒータのみによ
って飯の腐敗しない70℃前後で保温を続行し、かつ半
導体素子自身の特性によって一定の温度制御を行なって
いる。
そして外釜の周囲には発泡合成樹脂を現場発泡によって
充填密封して断熱性を向上させているが、炊飯が不可能
で専ら炊飯器によって炊き一部つた飯を移し入れて保温
のみを主体として行なっているものである。
従って半導体自身の加熱および温度制御によって一定の
保温作用と、断熱材による保温性は良いが、−たん炊き
あがった飯を移し入れる手間がかかるとともに、移す際
に飯の温度が外気等の影響を受けて炊飯完了時の温度よ
り若干低下する一方、各郡全体が冷えているため、移し
入れたご飯の熱を前記各部が奪い飯はさらに温度低下を
余儀なくされ、炊飯器による炊飯完了時の温度に比して
みれば相当な差を生じる。
すなわち半導体保温ヒータに通電しても一定時間は温度
が上昇しないから、飯の熱はもとより半導体保温ヒータ
の発熱量も各部が温度的に安定するまで各部に消費され
て飯を加熱するまでに至らない状態が所定時間続行され
る。
従って半導体保温し一部による加熱の立ち上りは綴部で
熱的損失が大きく、炊飯完了時に保有する温度がある段
階に下がってから適性保温状態に至るため飯の味が最適
状態に保持されないものである。
いずれにしても、いわゆる電子ジャーは保温のみを主体
とした考えに立って実現しているに過ぎず現在依然とし
て炊飯は炊飯器によって、また保温はいわゆる電子ジャ
ーによって夫々独立した機器により専用に行なうだけの
状況下にある。
この考案はかかる点に着目して威されたもので、炊飯は
もとより保温も有効に行なうことのできる単一機器、換
言すれば在来の炊飯器と電子ジャーを一体とした新規な
炊飯器を提供することを目的とするもので゛ある。
この考案の構成は上面開口を中フタで着脱自在に覆って
仮想的に開さ゛して戊る内釜と、この内釜を包囲状に収
納する外釜と、前記内釜の上面部に配置された外フタと
、これら各部の全外周面を包囲状と威したグラスウール
等の耐熱性断熱材と、前記内釜の外底を加熱する炊飯ヒ
ータと、前記外釜および前記中フタの夫々外面から前記
内釜に対してこれを包囲状に加熱する保温ヒータとを備
えて成るものである。
以下この考案を図示実施例について説明すると、1は円
筒状のケース、2はこのケースの内側に互いに空間を有
して設けた外釜、3はケース1の底を覆う底板、4は外
釜2の内底部に設けた環状の炊飯用ヒータ、5は外釜2
内に着脱自在に収納した内釜で、その外底面6は炊飯用
ヒータ4に接し、上面開放周縁7は外釜2の上面開放周
縁8の上に載置態様となっている。
9は内釜5の開放周縁7に載置され内釜の上面を着脱自
在に覆う中フタ、10はこの中フタの中央部に穿設した
蒸気孔、11は一端をケース1の上部外壁に枢支され中
フタ9を含む内釜5の上面を開閉自在に覆う外フタで、
この上面にケース1の外壁の一部と係脱自在に係合する
掛ケ金12を有したバンドル13を設けている。
14は外フタ11の下面に取り付けられ、その周縁が外
フタの閉合時中フタ9を含む内釜5の周縁に密に接して
内釜上面を閉塞する補助フタ、15は一端をこの補助フ
タに固着されて中フタ9上の空間に開放し、他端を外フ
タ11を貫通して外部に開放した蒸気抜き弁、16は外
フタ11の内部に装填した断熱材でグラスウール等の繊
維系断熱材を積層したものを、その積層面が外フタ11
に沿うように、すなわち上下方向に積層させている。
17は外フタ11内に設けた保温ヒータ、18は外釜2
の外側面と、ケース1内側面との間に装填したグラスウ
ール等の繊維系高耐熱性の断熱材で各繊維素材を積層し
て円筒形と威し、かつその積層面は外釜2の側面に沿う
ようその径方向に積層させている。
19は外釜2の外底面と、ケース1の内底面との間に装
填した前記と同じくグラスウール等の繊維系高耐熱性の
断熱材で各繊維素材を積層してドーナツ形と威し、かつ
その積層面は外釜2の外底面に沿うようその軸心方向に
積層させている。
すなわち外釜2の側面に沿う断熱材18と、底面に沿う
断熱材19はその積層方向を互いに直交状と威している
ものである。
20は外釜2の外側面上部に設けた保温ヒータで、外釜
2の外側面を包囲する断熱材18の上方部で同時に包囲
状態にされている。
21は内釜5の外底面中央に当接した温度調節器で、炊
飯完了時における内釜5の急激な温度上昇を感知して炊
飯ヒータ4への通電を遮断する作用を威す。
そして、前記各保温ヒータ17,20は前記炊飯ヒータ
4への通電が断たれた後同時に通電され加熱を開始する
ようになっている。
なお、22は断熱材19の略中夫に設けた抜き穴で温度
調節器21などの結線用に便を威すようになっている。
断熱材の装填は、底フタ3を取り付ける前に先ず一方の
断熱材18をケース1の底部分から挿入する。
この時断熱材自身は各繊維素材間のふくらみかあって、
ややケース1と外釜2間に圧縮される4大態で装填を完
了する。
次いで他方の断熱材19を前記同様に挿入するとこの上
面は前記断熱材18の下面に当接し、さらに底フタ3を
取り付けると前記同様に圧縮状態で装填が完了する。
これら装填の順序とその方向は第2図に示される。
以上の構成から戊るものにおいてその作用を説明すると
、内釜5内に所定量の米と水を入れ、炊飯ヒータ4に通
電すると相当なる熱量をもって内釜5を加熱して炊飯を
開始する。
炊飯中の熱の一部は、外釜2と内釜5内の小さい空隙内
にこもるとともに、断熱材18および19内に断熱飽和
するまで蓄熱される。
断熱材は断熱作用が強いということで完全遮熱というこ
とはあり得ないから初期状態においては断熱材自身の吸
収する所定量の熱を必要とする。
逆に前記炊飯ヒータ4の放熱量に比してみれば、断熱材
18.19に吸収される熱量は炊飯作用に支障を与える
ことはない。
ここで断熱材18および19はグラスウール等の繊維系
のものを積層状態にしたものであるので、各繊維間に生
ずる重訂の隙間に熱が吸収され、がつこの吸収熱は各断
熱繊維によって保有され蓄熱状態となり所定量の熱吸収
による断熱飽和以後は、炊飯中の炊飯熱をうばうことは
略々抑止される。
断熱材の保有熱の移動を考えた場合、外釜2の外側面を
包囲する断熱材18は外釜の側面に沿って径方向に積層
状となっているので熱の上昇性と相俟って第1図矢印の
ように上方への移動傾向が生ずる。
この熱の移動方向である上方には保温ヒータ20が位置
しており、この保温ヒータおよびその周囲は予め保温さ
れることとなる。
また逆に断熱材18の繊維素材の積層方向が外釜2の側
面に相対しているので、炊飯中における側面方向への熱
は断熱材18の積層面に直交状に遮断されることとなっ
て側面方向への熱の逃げは有効に抑制される。
他方、断熱材19の繊維素材の積層方向は外釜2の外底
面に相対しているので、ケース1の底面方向への熱はそ
の積層面に直交状に遮断され、また各繊維素材間に保有
した熱は上昇性を抑止されてほとんど移動することなく
蓄熱作用を維持している。
従って、炊飯中における炊飯ヒ〜す4からの放熱は内釜
5内に有効に作用させ得られ炊飯効率は著しく高くなる
もちろん、内釜5の上方への熱は外フタ11の断熱材に
よって有効に阻止されるものである。
炊飯中に発生する蒸気は中フタ9の蒸気孔10.蒸気抜
き弁15を経て排外される。
炊飯が完了すると内釜5外底面の温度が急激に上昇し、
これを温度調節器21が感知して炊飯ヒータ4への通電
が遮断され同時に保温ヒータ17,20に通電して加熱
を開始し、内釜5の上面および側面方向から保温加熱を
行なう。
ここで保温ヒータ17・20の通電初期状態においては
、炊飯中において断熱材16・18・19は熱飽和して
いるとともに、外釜2も炊飯ヒータ4との熱伝関係によ
って加温されており、しかも炊飯完了後においても炊飯
ヒータ4の余熱によって保温を代行するから、保温ヒー
タ17・20が所定の温度に上昇するまでの時間を十分
に温度補償し、初期状態における周囲温度の低下、飯の
温度低下は防止され、所定の保温雰囲気に上昇するまで
の立ち上り時間を著しく短縮する。
前記のように保温中においても、内釜5は炊飯ヒータ4
の残熱、断熱材16・18・19の保温および保温ヒー
タ17・20による加熱によって、炊飯中と同様に熱で
包みこんだ状態で保温作用を受け、しかも保温し一部1
7.20は炊飯完了に伴なう炊飯ヒータ4への通電が遮
断されて直ちに切り換え通電されるものであるため、ご
飯の味を低下させることなく炊きあがったままの状態で
長時間の保温を威し得られ、常に美味しいご飯として保
存し得る。
すなわち、炊飯中の状態からそのまま保温に移行し、し
かも前記のように熱で包みこまれた状態での続行である
ため、炊飯完了時のご飯の味はそのまま保持されるとい
う特徴を有するものである。
この考案は以上のように、ケース内に外釜を設け、この
外釜内に内釜を着脱自在に収納し内釜の上面を断熱性の
外フタで覆い、外釜の周囲を繊維系の断熱材で包囲し内
釜の外底部の位置に炊飯ヒータを設け、外釜の上方外周
部に位置して保温ヒータを設けたものであるから、炊飯
はもとより炊飯完了後続けて保温を続行するいわゆる電
子ジャ−と炊飯器を兼備したものとすることができ、従
来各単独で行なっていた不具合を一挙に解消することが
できるものである。
また、炊飯ヒータは内釜の外底部の位置に、保温ヒータ
は外釜の上方外周部の位置に設けて夫々離したので、炊
飯ヒータの余熱を有効に利用し全体としてバランスを保
ちながら保温を行ない得られるとともに炊飯中における
熱を予め断熱材に蓄熱させ得られ保温になった際の熱特
性効果に寄与できるなど、幾多の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案になる飯びつ兼用炊飯器の一実施例を
路線で示した縦断面図、第2図は断熱材の斜視図、第3
図は要部拡大断面図である。 図中、1はケース、2は外釜、4は炊飯ヒータ、5は内
釜、9は中フタ、11は外フタ、16・18・19は断
熱材、17・20は保温ヒータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口を中フタで着脱自在に覆って仮想的に閉ざし、
    て成る内釜と、この内釜を包囲状に収納する外釜と、前
    記内釜の上面部に配置され、前記中フタとの間に仮想的
    に閉ざされた空間を形成する外フタと、これら各部の外
    周全体を包囲状と威したグラスウール等の耐熱性断熱材
    と、前記内釜を加熱する炊飯ヒータと、前記外釜および
    前記中フタの夫々外面から前記内釜に対してこれを包囲
    状に加熱する保温ヒータとを備えて成る飯びつ兼用炊飯
    器。
JP16804079U 1979-12-04 1979-12-04 飯びつ兼用炊飯器 Expired JPS591607Y2 (ja)

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JP16804079U JPS591607Y2 (ja) 1979-12-04 1979-12-04 飯びつ兼用炊飯器

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Publication Number Publication Date
JPS5578015U JPS5578015U (ja) 1980-05-29
JPS591607Y2 true JPS591607Y2 (ja) 1984-01-18

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ID=29168806

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