JP3149552B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に家庭用に使用されか
つ加圧して炊飯する電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、一般に大気圧の下で加
熱することを前提として製造されてきたが、より美味し
く炊くための一方法として、圧力を加えて炊く方法が特
公平1−57575等で提案されている。いずれも炊飯
用の鍋にガスケットを介して蓋を押圧し、ゲージ圧0.
3kg/cm2乃至1.0kg/cm2の圧力を加えて炊飯し、沸
騰温度を大気圧のもとでの100℃よりも高い温度で加
熱することで、米の澱粉のα化を促進し、粘りのあるご
飯を炊き上げようとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記の方法
をもってしても、鍋の加熱をおこなうヒータの熱分布の
ばらつきの影響は、発熱部分の面積が限られていること
や、温度上昇による鍋とヒータの相互関係のずれが発生
すること、などによって避け難いものであり、もともと
米と水の混合した状態では、鍋の中での対流がおこり難
いこともあって、鍋の中のご飯の温度分布が不均一とな
り、炊きむらを発生する不具合を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題点を解決するもので、鍋と蓋の間にガスケットを介在
させ、鍋と蓋を機密構造とし、加圧して炊飯する炊飯器
において、炊飯中鍋内の圧力が所定の圧力に達したと
き、鍋内の圧力を開放して急激に大気圧まで低下させる
構成としたものである。
【0005】
【作用】本発明は上記の構成により、炊飯中鍋内の圧力
が開放されるときに起る鍋内の突沸現象を利用して、鍋
の中を一斉に沸騰させ対流させることによっていわゆる
蟹穴を作り、鍋内の温度分布を改善し、均一な炊飯をし
ようとするものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図1(A)及び(B)
と図2を参照しながら説明する。1は本体で側部1aと
底部1bとで構成し、上端開口部には上枠4を装着し、
前記上枠4には保護枠3の上端開口フランヂ部を載置し
て本体1に内装している。前記保護枠3と本体1の間に
は断熱材25を充填してある。保護枠3の内底面には炊
飯ヒータ6が装着され、保護枠3の側部上方には保温ヒ
ータ7が巻回装着してある。2は鍋で上端開口部は外周
方向に伸びたフランヂ部2aと、その先の垂直な立上り
部2bとで構成し、前記フランヂ部2aが、前記上枠4
の上面に固定された加圧リング17の上面に載置され、
鍋2は保護枠3に収納されるとき鍋外底面とヒータ6と
は所定の間隔が保持出来る構成としてある。ガスケット
8を鍋2の上端フランヂ部2aに載置し、蓋5をその上
に重ねて鍋2を覆蓋する。ガスケット8はシリコーンゴ
ム等の弾性のある耐熱材料で形成し、その断面は図に示
す様に鍋と蓋の内面に密着する形状とし、厚さ方向には
内接より溝8aを設けて密着し易い構造とし、直径方向
については鍋2の立上り部2bに内装する外径としてあ
る。
【0007】7は保護枠3の上部外周壁面上に巻きつけ
装着した保温ヒータ、13は保護枠3の底部中央に設け
たサーモスタット、11はマイクロスイッチ10とスイ
ッチレバー12とを取りつけたスイッチ取付板で、本体
1の下部に取りつけられており、スイッチレバー12の
一端はサーモスタット13に連結され、本体1から外側
に突出したその他端はスイッチボタン14が取りつけら
れている。9は本発明の炊飯器の圧力を調整する弁で、
弁座92の取付ネジ部を蓋5の透孔に貫通させ、ナット
91で蓋5に固定してある。94は弁板で図2(B)に
示す形状で、弁座92の上に載置されている。弁板94
は弁座92と接触する面での蒸気洩れを防止するため、
弁座92と対向する面にシリコーンゴム等の耐熱耐蒸気
性を有する弾性材料が取りつけてある。弁板94はケー
ス95の筒状部分に収納され、自由に上下に動作でき、
弁座92の直径と弁板の重量とで動作圧力は決定され
る。鍋内部の圧力が上昇し所定の圧力に達したとき弁板
94は押し上げられ、弁板94と弁座92との間より噴
出した蒸気は、弁板94の切欠部94aを通過してケー
ス内に充満しながら、ケースの側孔95aから外部に流
出し鍋内の圧力を調整する。97は磁石でケース95に
鋲98によって固定され、ケース95に対向する反対側
の面にN−S着磁し、着磁面にはご飯の保温温度よりは
高く、沸騰時の温度よりは低いキュリー温度をもつ強磁
性体で形成した感温板96を固定してある。磁石97と
弁板94の間隔は感温板96がキュリー温度に達したと
き、磁石97の磁束が開放され、弁板94を充分吸着で
きる間隔になるよう設定してある。
【0008】15はハンドルで一端を加圧リング17の
ヒンヂ部17aに設けた軸孔16によって軸支され、他
端は加圧リング17のフック受け部17bに前記ハンド
ル15の先端部に設けたフック19を掛止する。フック
19はフックボタン20を押してフック受け17bより
解除される。22はフックばねでフック19をフック受
け部17bに掛止するための附勢をするものである。2
3は押しコップでハンドル15の中央部に装着されてお
り蓋5の中央部に装着されたつまみ24を押圧してハン
ドルの先端部にあるフック19がフック受けに掛止され
たとき、鍋2と蓋5はガスケット8を介して気密構造を
形成する。上記構成の炊飯器においてその動作を説明す
る。先ず鍋2に所定の量の米と水を入れ炊飯器本体1に
収納する。つぎにガスケット8を鍋2のフランヂ部に載
置し、蓋5によって鍋2を覆蓋する。ハンドル15を水
平に倒してフック受け17bにフック19を掛止して炊
飯準備は完了する。電源にコード(図示せず)を接続し
スイッチボタン14を押し下げるとマイクロスイッチ1
0は、ONになり炊飯ヒータ6に通電され炊飯を開始す
る。鍋2が加熱され、水は米に一部吸収されながら蒸発
して蒸気が鍋2内に充満し鍋2内の圧力が上昇する。鍋
内の温度が100℃をこえて上昇し圧力が弁9の動作圧
力に達したとき、蒸気は弁板94と弁座92のすき間か
ら噴き出し、ケース95の中に充満したのち噴出口95
aより外部に放出される。噴き出した蒸気は同時に感温
板96を加熱してキュリー温度以上に加温されたとき、
磁石97の磁束は弁板94を捉えて吸引し弁は開放状態
となる。弁が開放されることにより100℃以上に上昇
した鍋内の米と水は100℃に下降するまで突沸状態で
激しく沸騰して撹拌され、鍋2の中全体に俗に言う蟹穴
が発生し、鍋2内の温度分布は平準化される。炊き上げ
終了まで鍋内の対流はこの蟹穴を通じておこなわれ、炊
きむらのないおいしいご飯を炊くことが出来るものであ
る。蒸気の噴出したあと、鍋内の温度は一たん100℃
で平衡し沸騰を続けながら炊飯を続ける。炊飯が終了し
鍋内の温度が上昇し炊き上げ温度に達すると、サーモス
タット13が動作してマイクロスイッチ10を操作し、
炊飯ヒータをoffする。炊飯ヒータoff後は保温ヒ
ータに通電し保温状態に移行する。弁9は炊飯終了後蒸
気の噴出が急速に減少し、感温板の温度も低下する。蒸
気温度が低下し感温板93のキュリー温度よりも低下し
たとき感温板93によって磁石97の磁束が側路されて
弁板94は磁石97より外れて弁座上に落下して蒸気の
流出を停止させる。炊飯中は蒸気の発生量も多く蒸気の
放散が必要であるが保温に移行後は鍋2内に蒸気を充満
させご飯の乾燥と劣化を防ぎ、より長時間ご飯の味を保
持することを可能にするものである。
【0009】なお本発明の実施例において、弁板に蒸気
洩れを防止するためのライニングを提案しているが、弁
座と弁板の対向面の仕上げを良くして蒸気洩れを防ぐこ
とも可能であり、当然本発明中に含まれるものである。
【0010】
【発明の効果】以上実施例で説明したように、本発明の
電気炊飯器は複雑な加熱方法によらず、大気圧よりわず
かに高い圧力にまで鍋の中の圧力を上昇させたのち、こ
の圧力を大気圧まで開放して炊飯する構成としたため、
圧力開放時の突沸により鍋内の米と水を激しく撹拌し
て、温度分布を改善して炊きむらを防止し、さらに保温
時においては開放した弁を閉じて、保温特性もあわせ向
上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の一実施例における炊飯器の縦断
面図 (B)同炊飯器の鍋及びハンドルを取り外したときの平
面図
【図2】(A)同実施例における弁の縦断面図 (B)同弁板の平面図
【符号の説明】
1 本体 2 鍋 3 保護枠 4 上枠 5 蓋 6 炊飯ヒータ 7 保温ヒータ 8 ガスケット 9 弁 10 マイクロスイッチ 11 スイッチ取付板 12 レバー 13 サーモスタット 14 スイッチボタン 15 ハンドル 17 加圧リング 17a フック受け 19 フック 23 押しコップ 24 蓋つまみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−40912(JP,A) 特開 昭57−37422(JP,A) 特開 昭57−66715(JP,A) 特開 昭49−17522(JP,A) 実開 昭61−174530(JP,U) 実開 昭57−32611(JP,U) 実開 昭58−112223(JP,U) 特公 昭63−64676(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00,27/086 F16K 15/00 - 15/12 F16K 17/00 - 17/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米と水を入れ炊飯する鍋と、前記鍋を加熱
    するヒータを具備し、前記鍋を覆蓋する蓋と、前記鍋と
    をパッキング等を介して気密構造とし加圧して炊飯する
    とともに、炊飯中に前記鍋内の圧力が所定の圧力に達し
    たとき、前記鍋内の圧力を開放する弁を装着した炊飯器
    において、弁座上に所定の圧力で動作する重さの強磁性
    体製の弁を載置し、ご飯の保温温度よりは高く弁動作時
    の噴出蒸気温度以下のキュリー温度をもつ強磁性体を吸
    着した磁石を、前記弁と所定間隔を設けて対向させた構
    成とする弁装置を装着した電気炊飯器。
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