JP3567126B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は炊飯器、特に少量の米を炊飯したり、旅行等に携帯するのに便利な炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯可能な炊飯器として次のようなものが公知である。
特開平9−206226号公報には、断熱容器内に加熱手段と蓄熱材を収容し、蓄熱材が設定温度となるように加熱手段を制御する携帯用断熱容器が開示されている(第1従来例)。
【0003】
特開平8−126579号公報には、携帯に適した炊飯器として、タイマーにより小型弁を開閉し、発熱体に供給する燃料体の量を調整する携帯用炊飯器が開示されている(第2従来例)。
【0004】
特開平5−192253号公報には、冷凍室容器(炊飯室)とドライアイス収納室容器(燃焼室)とを内外二重構造とし、循環ポンプを駆動して冷凍液を循環させ、熱交換器により間接的に冷却又は加熱できるようにしたものが開示されている(第3従来例)。
【0005】
特開平7−222682号公報には、胴部、フランジ部及び蓋押え部を備えた釜と、中央に1つの小孔を形成された蓋とからなる簡易炊飯容器が開示されている(第4従来例)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第1〜3従来例では、構造が複雑で高価である上、蓄熱材、燃料体、熱交換器等が必要であるため、その分大きくて重くなる。また、前記第4従来例では、炊飯のために別途加熱手段が必要となる。
【0007】
そこで、本発明は、簡単な構造で、携帯に適した小型の炊飯器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、米及び水が収容される炊飯容器と、該炊飯容器を加熱する加熱手段とを備えた炊飯器において、
前記炊飯容器を有底筒状とし、
該炊飯容器の上方開口部を閉鎖する蓋体を、
米及び水を通過可能とする第1開口部、及び、水のみを通過可能とする第2開口部が形成される内蓋と、
該内蓋を覆うように炊飯容器の上部に回転自在に設けられ、形成された貫通孔により第1開口部のみを開放する炊飯位置、第2開口部のみを開放する排水位置、及び、両開口部を閉鎖する洗米位置にそれぞれ位置決め可能な上蓋とで構成したものである。
【0009】
この構成により、炊飯容器内に第1開口部を介して水及び米を収容し、両開口部を閉じた状態で炊飯容器を振れば洗米できる。また、第2開口部を介して排水すれば、米の流出を防止できるので、洗米を容易に行うことが可能である。さらに、炊飯容器を、第1開口部を開放した状態で加熱手段にセットして加熱を開始することにより炊飯することができる。
【0011】
そして、前記炊飯容器の内側面を凹凸形状とすると、炊飯容器を振るだけで洗米を効率的に行うことができる点で好ましい。この場合、凹凸形状には、蛇腹状、散点状、等種々の形状が含まれ、要は炊飯容器を振った際の洗米効率を向上できる形状であれば何でもよい。
【0012】
また、前記炊飯容器を有底筒状とし、その胴部を真空2重構造とすると、保温性を高めて消費電力を抑えることが可能となる点で好ましい。
【0013】
さらに、前記炊飯容器を飲料缶と略同一直径の筒状とする一方、前記加熱手段を前記飲料缶の保持にも適したサイズの凹部を備えた構成とすると、簡単に手に入る飲料缶によっても炊飯可能となる点で好ましい。
【0014】
前記炊飯容器は、複数の円筒リングを組み合わせた伸縮可能な構成とすれば、折り畳み可能となる点で好ましい。
なお、前記炊飯容器を箱形状とし、前記各開口部は炊飯容器の上部を覆う上蓋の取り付け方向の違いによって開閉可能としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。この炊飯器は、炊飯容器1、加熱容器2及び上蓋3で構成されている。
【0016】
炊飯容器1は、アルミニウム合金やステンレス鋼を有底筒状に形成したものである。炊飯容器1の外径寸法は、(250ml,350ml等の)飲料缶の外径寸法とほぼ同じで、その容量は、例えば1合(あるいは1合未満)炊きに適した値となっている。炊飯容器1の胴部4は蛇腹状に形成され、内周面が凹凸形状となっている。また、炊飯容器1の上方開口部は内蓋5によって取り外し可能に閉塞されている。内蓋5には、第1開口部6と第2開口部7が対称な位置に形成されている。第1開口部6は、米及び水を挿入しやすい大きさであり、例えば、水道の蛇口とほぼ同じ内径に形成されている。一方、第2開口部7はメッシュ状に形成され、水の流出は許容するが、米の流出は阻止するようになっている。
【0017】
加熱容器2は、前記炊飯容器1の下部を丁度収容可能な大きさの有底筒状である。加熱容器2の底面はヒータ8によって加熱される加熱板9で構成されている。ヒータ8には、図示しないコードを介して直流又は交流電源のいずれからも電力供給可能となっている。また、ヒータ8に代えて、誘導加熱用のコイルを使用することもできる。
【0018】
上蓋3は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材料で形成され、前記炊飯容器1の上部に取外し及び回転可能に取り付けられる。上蓋3の天井面には前記内蓋5の各開口部を開閉するための貫通孔10が穿設されている。上蓋3は、前記炊飯容器1の上部に取り付けて回転させることにより、第1開口部6を開放する炊飯位置と、第2開口部7を開放する排水位置と、両開口部を閉鎖する洗米位置とに位置決め可能となっている。そして、前記内蓋5と前記上蓋3とで本発明に係る蓋体を構成している。
【0019】
次に、前記構成の炊飯器の動作について説明する。
まず、炊飯容器1内に1合の米と適量の水を収容する。そして、上方開口部に内蓋5を装着し、上蓋3で第1開口部6及び第2開口部7を閉鎖して振ることにより洗米する。このとき、胴部4の蛇腹形状によって効果的に洗米される。洗米後は、上蓋3を回転させて第2開口部7を開放することにより排水する。第2開口部7は水のみを通過させるので、簡単に水切りすることができる。以下、上蓋を回転させて第1開口部6を開放することにより水を入れ、前記洗米動作を繰り返す。
【0020】
洗米が済めば、上蓋3を回転させて第1開口部6を開放した状態で、炊飯容器1を加熱容器2にセットする。加熱容器2への供給電源は、一般の交流電源であってもよいし、車両に搭載されるバッテリー等の直流電源であってもよい。
【0021】
このように、前記炊飯器によれば、各部品が非常にコンパクトに形成されているため、携帯に適している。また、炊飯容器1は米及び水を入れた後、上蓋3で閉塞した状態で振るだけで洗米できるので便利である。
【0022】
なお、前記炊飯容器1は、例えば、外径寸法の異なる複数の円筒リングを組み合わせて伸縮可能とすることにより折り畳み可能としてもよい。
【0023】
また、前記炊飯容器1又は前記上蓋3に目盛りを設けて米や水の計量を行えるようにしてもよい。
【0024】
また、図2に示すように、前記炊飯容器1の胴部4を真空二重構造として断熱性を高めるようにしてもよい。この場合、胴部4の中間層は空気で構成してもよいし、さらに断熱性を高めるために真空引きするようにしてもよい。
【0025】
また、前記上蓋に代えて、各開口部に開閉可能な蓋部をそれぞれ形成するようにしてもよいし、内蓋5に形成する開口部を1つとし、この開口部を開閉する上蓋3の貫通孔にメッシュ状のものと全閉するものの2種類を設けるようにしてもよい。
【0026】
また、前記炊飯器は、図3に示すように、略箱形状としてもよい。この場合、内蓋5に形成した第1開口部6及び第2開口部7は、上蓋3による閉塞方向を180度変更することにより、貫通孔10でいずれか一方のみを開放すればよい。また、略箱形状とすることにより薄型とすることができ、鞄等に収容しやすくなり、携帯に便利となる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、炊飯容器の上方開口部を閉鎖する蓋体に、米及び水を通過可能として炊飯時に開放される第1開口部と、水のみを通過可能として洗米時に開放される第2開口部とを形成したので、洗米、炊飯、米飯の取出し、及び洗浄を、簡単な構成で、他部材を必要とすることなく、容易に行うことができる。特に、蓋体を内蓋と上蓋で構成すれば、加工しやすく、操作性に優れた構成となる。
【0028】
また、炊飯容器の内側面を凹凸形状としたので、炊飯容器のみで洗米を効率的に行うことができ、実用的である。
【0029】
また、炊飯容器を有底筒状とし、その胴部を真空2重構造としたので、保温性を高めて消費電力を抑えることができ、車両用電源によっても十分に使用可能である。
【0030】
炊飯容器を飲料缶と略同一直径の筒状とする一方、加熱手段を飲料缶の保持にも適したサイズの凹部を備えた構成としたので、炊飯容器が使用できない等の事態となっても、飲料缶で代用することができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。
【図2】他の実施形態に係る炊飯器の組立断面図である。
【図3】他の実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…炊飯容器 2…加熱容器
3…上蓋 4…胴部
5…内蓋 6…第1開口部
7…第2開口部 8…ヒータ
9…加熱板 10…貫通孔
【発明の属する技術分野】
本発明は炊飯器、特に少量の米を炊飯したり、旅行等に携帯するのに便利な炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯可能な炊飯器として次のようなものが公知である。
特開平9−206226号公報には、断熱容器内に加熱手段と蓄熱材を収容し、蓄熱材が設定温度となるように加熱手段を制御する携帯用断熱容器が開示されている(第1従来例)。
【0003】
特開平8−126579号公報には、携帯に適した炊飯器として、タイマーにより小型弁を開閉し、発熱体に供給する燃料体の量を調整する携帯用炊飯器が開示されている(第2従来例)。
【0004】
特開平5−192253号公報には、冷凍室容器(炊飯室)とドライアイス収納室容器(燃焼室)とを内外二重構造とし、循環ポンプを駆動して冷凍液を循環させ、熱交換器により間接的に冷却又は加熱できるようにしたものが開示されている(第3従来例)。
【0005】
特開平7−222682号公報には、胴部、フランジ部及び蓋押え部を備えた釜と、中央に1つの小孔を形成された蓋とからなる簡易炊飯容器が開示されている(第4従来例)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第1〜3従来例では、構造が複雑で高価である上、蓄熱材、燃料体、熱交換器等が必要であるため、その分大きくて重くなる。また、前記第4従来例では、炊飯のために別途加熱手段が必要となる。
【0007】
そこで、本発明は、簡単な構造で、携帯に適した小型の炊飯器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、米及び水が収容される炊飯容器と、該炊飯容器を加熱する加熱手段とを備えた炊飯器において、
前記炊飯容器を有底筒状とし、
該炊飯容器の上方開口部を閉鎖する蓋体を、
米及び水を通過可能とする第1開口部、及び、水のみを通過可能とする第2開口部が形成される内蓋と、
該内蓋を覆うように炊飯容器の上部に回転自在に設けられ、形成された貫通孔により第1開口部のみを開放する炊飯位置、第2開口部のみを開放する排水位置、及び、両開口部を閉鎖する洗米位置にそれぞれ位置決め可能な上蓋とで構成したものである。
【0009】
この構成により、炊飯容器内に第1開口部を介して水及び米を収容し、両開口部を閉じた状態で炊飯容器を振れば洗米できる。また、第2開口部を介して排水すれば、米の流出を防止できるので、洗米を容易に行うことが可能である。さらに、炊飯容器を、第1開口部を開放した状態で加熱手段にセットして加熱を開始することにより炊飯することができる。
【0011】
そして、前記炊飯容器の内側面を凹凸形状とすると、炊飯容器を振るだけで洗米を効率的に行うことができる点で好ましい。この場合、凹凸形状には、蛇腹状、散点状、等種々の形状が含まれ、要は炊飯容器を振った際の洗米効率を向上できる形状であれば何でもよい。
【0012】
また、前記炊飯容器を有底筒状とし、その胴部を真空2重構造とすると、保温性を高めて消費電力を抑えることが可能となる点で好ましい。
【0013】
さらに、前記炊飯容器を飲料缶と略同一直径の筒状とする一方、前記加熱手段を前記飲料缶の保持にも適したサイズの凹部を備えた構成とすると、簡単に手に入る飲料缶によっても炊飯可能となる点で好ましい。
【0014】
前記炊飯容器は、複数の円筒リングを組み合わせた伸縮可能な構成とすれば、折り畳み可能となる点で好ましい。
なお、前記炊飯容器を箱形状とし、前記各開口部は炊飯容器の上部を覆う上蓋の取り付け方向の違いによって開閉可能としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。この炊飯器は、炊飯容器1、加熱容器2及び上蓋3で構成されている。
【0016】
炊飯容器1は、アルミニウム合金やステンレス鋼を有底筒状に形成したものである。炊飯容器1の外径寸法は、(250ml,350ml等の)飲料缶の外径寸法とほぼ同じで、その容量は、例えば1合(あるいは1合未満)炊きに適した値となっている。炊飯容器1の胴部4は蛇腹状に形成され、内周面が凹凸形状となっている。また、炊飯容器1の上方開口部は内蓋5によって取り外し可能に閉塞されている。内蓋5には、第1開口部6と第2開口部7が対称な位置に形成されている。第1開口部6は、米及び水を挿入しやすい大きさであり、例えば、水道の蛇口とほぼ同じ内径に形成されている。一方、第2開口部7はメッシュ状に形成され、水の流出は許容するが、米の流出は阻止するようになっている。
【0017】
加熱容器2は、前記炊飯容器1の下部を丁度収容可能な大きさの有底筒状である。加熱容器2の底面はヒータ8によって加熱される加熱板9で構成されている。ヒータ8には、図示しないコードを介して直流又は交流電源のいずれからも電力供給可能となっている。また、ヒータ8に代えて、誘導加熱用のコイルを使用することもできる。
【0018】
上蓋3は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材料で形成され、前記炊飯容器1の上部に取外し及び回転可能に取り付けられる。上蓋3の天井面には前記内蓋5の各開口部を開閉するための貫通孔10が穿設されている。上蓋3は、前記炊飯容器1の上部に取り付けて回転させることにより、第1開口部6を開放する炊飯位置と、第2開口部7を開放する排水位置と、両開口部を閉鎖する洗米位置とに位置決め可能となっている。そして、前記内蓋5と前記上蓋3とで本発明に係る蓋体を構成している。
【0019】
次に、前記構成の炊飯器の動作について説明する。
まず、炊飯容器1内に1合の米と適量の水を収容する。そして、上方開口部に内蓋5を装着し、上蓋3で第1開口部6及び第2開口部7を閉鎖して振ることにより洗米する。このとき、胴部4の蛇腹形状によって効果的に洗米される。洗米後は、上蓋3を回転させて第2開口部7を開放することにより排水する。第2開口部7は水のみを通過させるので、簡単に水切りすることができる。以下、上蓋を回転させて第1開口部6を開放することにより水を入れ、前記洗米動作を繰り返す。
【0020】
洗米が済めば、上蓋3を回転させて第1開口部6を開放した状態で、炊飯容器1を加熱容器2にセットする。加熱容器2への供給電源は、一般の交流電源であってもよいし、車両に搭載されるバッテリー等の直流電源であってもよい。
【0021】
このように、前記炊飯器によれば、各部品が非常にコンパクトに形成されているため、携帯に適している。また、炊飯容器1は米及び水を入れた後、上蓋3で閉塞した状態で振るだけで洗米できるので便利である。
【0022】
なお、前記炊飯容器1は、例えば、外径寸法の異なる複数の円筒リングを組み合わせて伸縮可能とすることにより折り畳み可能としてもよい。
【0023】
また、前記炊飯容器1又は前記上蓋3に目盛りを設けて米や水の計量を行えるようにしてもよい。
【0024】
また、図2に示すように、前記炊飯容器1の胴部4を真空二重構造として断熱性を高めるようにしてもよい。この場合、胴部4の中間層は空気で構成してもよいし、さらに断熱性を高めるために真空引きするようにしてもよい。
【0025】
また、前記上蓋に代えて、各開口部に開閉可能な蓋部をそれぞれ形成するようにしてもよいし、内蓋5に形成する開口部を1つとし、この開口部を開閉する上蓋3の貫通孔にメッシュ状のものと全閉するものの2種類を設けるようにしてもよい。
【0026】
また、前記炊飯器は、図3に示すように、略箱形状としてもよい。この場合、内蓋5に形成した第1開口部6及び第2開口部7は、上蓋3による閉塞方向を180度変更することにより、貫通孔10でいずれか一方のみを開放すればよい。また、略箱形状とすることにより薄型とすることができ、鞄等に収容しやすくなり、携帯に便利となる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、炊飯容器の上方開口部を閉鎖する蓋体に、米及び水を通過可能として炊飯時に開放される第1開口部と、水のみを通過可能として洗米時に開放される第2開口部とを形成したので、洗米、炊飯、米飯の取出し、及び洗浄を、簡単な構成で、他部材を必要とすることなく、容易に行うことができる。特に、蓋体を内蓋と上蓋で構成すれば、加工しやすく、操作性に優れた構成となる。
【0028】
また、炊飯容器の内側面を凹凸形状としたので、炊飯容器のみで洗米を効率的に行うことができ、実用的である。
【0029】
また、炊飯容器を有底筒状とし、その胴部を真空2重構造としたので、保温性を高めて消費電力を抑えることができ、車両用電源によっても十分に使用可能である。
【0030】
炊飯容器を飲料缶と略同一直径の筒状とする一方、加熱手段を飲料缶の保持にも適したサイズの凹部を備えた構成としたので、炊飯容器が使用できない等の事態となっても、飲料缶で代用することができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。
【図2】他の実施形態に係る炊飯器の組立断面図である。
【図3】他の実施形態に係る炊飯器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…炊飯容器 2…加熱容器
3…上蓋 4…胴部
5…内蓋 6…第1開口部
7…第2開口部 8…ヒータ
9…加熱板 10…貫通孔
Claims (6)
- 米及び水が収容される炊飯容器と、該炊飯容器を加熱する加熱手段とを備えた炊飯器において、
前記炊飯容器を有底筒状とし、
該炊飯容器の上方開口部を閉鎖する蓋体を、
米及び水を通過可能とする第1開口部、及び、水のみを通過可能とする第2開口部が形成される内蓋と、
該内蓋を覆うように炊飯容器の上部に回転自在に設けられ、形成された貫通孔により第1開口部のみを開放する炊飯位置、第2開口部のみを開放する排水位置、及び、両開口部を閉鎖する洗米位置にそれぞれ位置決め可能な上蓋とで構成したことを特徴とする炊飯器。 - 前記炊飯容器の内側面を凹凸形状としたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
- 前記炊飯容器を有底筒状とし、その胴部を真空2重構造としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
- 前記炊飯容器を飲料缶と略同一直径の筒状とする一方、前記加熱手段を前記飲料缶の保持にも適したサイズの凹部を備えた構成としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の炊飯器。
- 前記炊飯容器は、複数の円筒リングを組み合わせた伸縮可能な構成であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の炊飯器。
- 前記炊飯容器を箱形状とし、前記各開口部は炊飯容器の上部を覆う上蓋の取り付け方向の違いによって開閉可能としたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000317771A JP3567126B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317771A JP3567126B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 炊飯器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002119414A JP2002119414A (ja) | 2002-04-23 |
JP3567126B2 true JP3567126B2 (ja) | 2004-09-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000317771A Expired - Fee Related JP3567126B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 炊飯器 |
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Country | Link |
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CN100463631C (zh) * | 2005-09-12 | 2009-02-25 | 徐佳义 | 加热容器 |
JP2015039590A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社ジェーピーエヌ | 移動乗物用電気炊飯器 |
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2000
- 2000-10-18 JP JP2000317771A patent/JP3567126B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2002119414A (ja) | 2002-04-23 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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