JPH03180386A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH03180386A
JPH03180386A JP1319508A JP31950889A JPH03180386A JP H03180386 A JPH03180386 A JP H03180386A JP 1319508 A JP1319508 A JP 1319508A JP 31950889 A JP31950889 A JP 31950889A JP H03180386 A JPH03180386 A JP H03180386A
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JP1319508A
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Akira Takeuchi
公 竹内
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は感熱記録材料に関するものであり、さらに詳細
には感熱発色層と下塗り層を有する感熱記録材料に関す
る。
(従来技術) 電子供与性無色染料と電子受容性化合物を使用した記録
材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙。
通電感熱記録紙、感熱転写紙等として既によく知られて
いる。たとえば英国特許2140449、米国特許44
80052、同4436920.特公昭60−2399
2、特開昭57−179836、同60−123556
、同60−123557などに詳しい。特に、感熱記録
材料は特公昭43−4180号、特公昭45−1403
9号公報等に詳しい。これらの感熱記録システムはファ
クシミリ、プリンター、ラベル等の多分野に応用され、
ニーズが拡大している。高速記録、低エネルギー印字、
ヘッドマツチング性等に対する要望は依然として強いが
、最近では用途の拡大に伴い、従来余り重要視されてい
なかった特性が感熱記録に要求されるようになってきた
その一つに印字ドツトの再現性がある。一般に感熱記録
はサーマルヘッドと呼ばれる100μm×200μm程
度の微小発熱体により感熱記録材料を加熱することによ
り行うがこの時、微小発熱体の形状を忠実に発色体とし
て再現できること(以降、ドツト再現性と呼ぶ)が高印
字品質を得るために重要であることがわかってきた。
ドツト再現性を向上させるための手段として、支持体に
合成紙ないし高分子フィルムを用いる、表面をキャレン
ダー処理して平滑性を高める、支持体と感熱発色層の間
に水溶性高分子(または水溶性エマルジョン)と顔料を
主成分とする中間層を設ける等の提案がなされている。
しかしながら合成紙ないし高分子フィルムを支持体とし
て用いた感熱記録材料はドツト再現性は良好であるが、
紙支持体に比べてコスト高であり、さらにヘッド汚れが
起きやすい等の問題がある。表面をキャレンダー処理し
た場合は感熱記録層の地力ブリが高くなる。カブリ防止
の為に保護層を設けると、発色特性が低下する等の問題
がある。中間層を設けた場合、弊害はもっとも少ないが
、ドツト再現性の向上も十分ではない。
以上のように、ドツト再現性の向上と他の諸性能を共に
満足するような感熱記録材料は現在得られていない。
(発明の目的) 本発明の目的は発色特性をはじめとする諸性能に十分な
性能を付与し、かつドツト再現性が良い高印字品質の感
熱記録材料を提供することにある。
(発明の構成) 本発明者は鋭意検討を行った結果、顔料およびバインダ
ーを主成分とする下塗り層を支持体上に設け、該下塗り
層上に電子供与性無色染料と電子受容性化合物を含有す
る感熱発色層を設けてなる感熱記録材料において、感熱
発色層中に下記一般式(I)で示される化合物を含有し
、かつ下塗り層中にヒンダードアミン構造をすくなくと
も1つ以上有する化合物を含有することにより、高感度
で、予想を上回るドツト再現性の良好な感熱記録材料が
得られることを見出した。
上記(I)式でAまたは日のいずれか一方はアルコキシ
基で他方はハロゲン原子を表す。
AまたはBで表されるアルコキシ基はさらに置換基を有
していてもよく、その例としてはアルコキシ基、7リー
ルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基などがあげられる
AまたはBで表されるアルコキシ基のうち炭素原子数1
〜18のアルコキシ基が好ましい。特に炭素原子数4以
下のアルコキシ基が好ましい。
Aまたは日で表されるアルコキシ基の具体例としては、
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基、メトキシメトキシ基、メトキシエト
キシ基、り0ロエトキシ基等があげられる。
AまたはBで表されるハロゲン原子のうち塩素原子が好
ましい。
置換基Aの置換位置は、ベンジルオキシ基に対してオル
ト位又はパラ位が好ましく、置換基Bの置換位置は、フ
ェニルオキシメチル基に対してオルト、又はパラ位が好
ましい。
次に本発明に関わる具体例を示すが本発明はこれらに限
定されるものではない。
4−クロロベンジル−4′−メトキシフェニルエーテル
、4−メトキシベンジル−4′−クロ0フエニルエーテ
ル、4−クロロベンジル−4′エトキシフエニルエーテ
ル、4−エトキシベンジル−4’−’70口フェニルエ
ーテル、4−プロポキシベンジル−4′−クロロフェニ
ルエーテル、4−クロロベンジル−2′−プロポキシフ
ェニルエーテル、4−ブトキシベンジル−4′−クロロ
フェニルエーテルなどが挙げられる。
本発明に用いるヒンダードアミン構造を少なくとも1つ
以上含有する化合物としては、一般式(I1)で示すヒ
ンダードアミン構造を有する化合物が挙げられる。
(式中R7は水素、炭素数8以下のアルキルたはアルキ
レン基を示し、R21ま炭素数8以下のアルキル基を示
し、好ましく1よメチル基である)好ましい具体例とし
て(ま、以下のIlll造のもの力く挙げられる。
( iii ) ( iv ) 等が挙げられる。(nは1以上の整数)これら1ま単独
で用いても、2種以上併用しても良L)。
添加量は、下塗り層の顔料に対し、1重量%以上、20
重1%以下、さらには1重量%以上、10重量%以下が
好ましい。理由は不明である力く、1重量%以下の領域
では本発明による効果1ま得られず、20重量%以上で
は印字の濃度力く低下し、好ましくない。
本発明の下塗り層に含有できる顔料として(、t。
一般の有機、無機の顔料が全て使用できるが、特にJI
S−に5101で規定する吸油量が40mA/1 0 
0 9以上であるものが好ましく、具体的には炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タルク、酸化亜鉛
、焼成カオリン、カオリン、水酸化アルミニウム、非晶
質シリカ、尿素ホルマリン樹脂粉末、ポリエチレン樹脂
粉末等が挙げられる。
下塗り層に含有するバインダーとしては、水溶性高分子
および、水不溶性バインダーが挙げられ、バインダーは
1種もしくは2種以上混合して使用してもよい。
水溶性高分子としては、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デン
プン類、カゼイン、アラビアゴム、ゼラチン、スチレン
−無水マレイン酸共重合加水分解物、エチレン−無水マ
レイン酸共重合加水分解物、インブチレン−無水マレイ
ン酸共重合加水分解物、ポリビニルアルコール、カルボ
キシ変成ポリビニルフルコール、ポリアクリルアミド等
が挙げられる。
水不溶性バインダーとしては、合成ゴムラテックスある
いは、合成樹脂エマルジョンが一般的であり、スチレン
−ブタジェンゴムラテックス、アクリロニトリル−ブタ
ジェンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブタジェン
ゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ
る。
バインダーの使用量は顔料に対し、3〜100重1%、
好ましくは5〜50重量%である。下塗り層にはさらに
ワックス、消色防止剤、界面活性剤等を添加してもよい
本発明の下塗り層の製法について述べると、以下の2つ
の方法がある。一つは顔料とヒンダードアミン化合物を
予め混合しておき、ケディミル、セリエ、デイシルバー
等の公知の顔料分散機を用いて分散し、バインダー等を
加えて下塗り塗液とする方法。一つはヒンダードアミン
化合物をボールミル、サンドミル、アトライタ等により
微粉砕した分散液を作製しておき、別途分散した顔料分
散液中に添加し、さらにバインダー等を加えて下塗り塗
液とする方法である。いずれの方法でも良好な結果が得
られる。
下塗り液は、支持体、−殻内には紙上に塗布されるが、
好ましい塗布量は1〜20q/rd、さらに好ましくは
2〜159/ポである。
本発明の下塗り層上に塗布される感熱発色層としては、
前述した公知文献に詳しい。本発明に係わる電子供与性
無色染料にはトリフェニルメタンフタリド系化合物、フ
ルオラン系化合物、フェッチ7ジン系化合物、インドリ
ルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ロー
ダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合物
、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フルオ
レン系化合物など各種の化合物がある。フタリド類の具
体例は米国再発行特許明細書第23024号、米国特許
明細書第3491111号、同第3491112号、同
第3491116号および同第3509174号、フル
オラン類の具体例は米国特許明細書第3624107号
、同第3627787号、同第3641011号、同第
3462828号、同第3681390号、同第392
0510号、同第3959571号、スピロジピラン類
の具体例は米国特許明細書第3971808号、ピリジ
ン系およびピラジン系化合物類は米国特許明細書第37
75424号、同第3853869号、同第42463
18号、フルオレン系化合物の具体例は特願昭61−2
40989号等に記載されている。
このうち特に黒発色の2−7リールアミノー3−日、へ
Oゲノ、7ルキル 置換アミノフルオランが有効である。
具体例としてたとえば 2−7ニリノー3−メチル−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−シクロへキ
シル−N−メチルアミノフルオラン、2−ρークロロア
ニリノー3−メチル−6−シブチルアミノフルオラン、
2−7ニリノー3−メチル−6−シオクチルアミノフル
オラン、2−7二リノー3−クロロ−6−ジエチルアミ
ノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−ジイツ
ブチル7ミノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−
6−N−エチル−N−イソアミル7ミノフルオラン、2
−7ニリノー3−メチル−6−N−エチル−N−ドデシ
ルアミノフルオラン、2−7ニリノー3−メトキシ−6
−シブチルアミノフルオラン、2−Oクロロアニリノ−
6−シブチルアミノフルオラン、2−p−りoo7ニリ
ノー3−エチル−6−N−エチル−N−イソアミルアミ
ノフルオラン、2−O−クロロ7ニリノー6−p−ブチ
ル7ニリノフルオラン、2−7ニリノー3−ペンタデシ
ル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−7ニリノー3
−エチル−6−シブチルアミノフルオラン、2−7ニリ
ノー3−メチル−6−シブチルアミノフルオラン、2−
o−トルイジノ−3−メチル−6−ジイツプロピルアミ
ノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−イ
ソブチル−N−エチル7ミノフルオラン、2−7ニリノ
ー3−メチル−6−N−エチル−N−テトラヒドロフル
フリルアミノフルオラン、2−7ニリノー3−クロO−
6−N−エチル−N−イソアミルアミデシルオラン、な
どがある。これらは2種以上併用することもできる。
本発明の一般式(I)で示されるエーテル化合物は電子
供与性無色染料に対して10重量%以上、特に50重量
%〜300%程度含有するのが好ましい。10重量%未
満では、本発明の目的の一つである、高感度の効果が得
られなく、好ましくない。また300重量%を超えて添
加しても、それ以上の効果が得られず、好ましくない。
本発明に係わる電子受容性化合物化合物はフェノール誘
導体、芳香属カルボン酸の金属塩、酸性白土、ベントナ
イト、ノボラック樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属
錯体などが用いられる。これらの例は特公昭40−93
09号、特公昭45−14039号、特開昭52−14
0483号、特開昭48−51510号、特開昭57−
210886号、特開昭58−87089号、特開昭5
9−11286号、特開昭60−176795号、特開
昭61−95988号等に記載されている。
これらの一部を例示すれば、フェノール性化合物として
は、2,2°−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、4−フェニルフェノール、1,1− ビス(3−ク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,
1− ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
、1,1− ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルブタン、4.4’ −5ee−インオ
クチリデンジフェノール、4,4″−5ec−ブチリデ
ンジフェノール、4−p−メチルフェニルフェノール、
4.4′−メチルシクロヘキシリデンフェノール、4゜
4′−イソペンチリデンフェノール、ビス(3−7リー
ルー4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキ
シフェニル−3゛4′  ジメチルフェニルスルホン、
4−(4−インプロポキシフェニルスルホニル)フェノ
ール、ビス(2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エト
キシコメタン、ρ−ヒトOキシ安息香酸ベンジル等があ
る。サリチル酸誘導体としては4−ペンタデシルサリチ
ル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸、
3,5−ジ(ter−オクチル)サリチル酸、5−α−
(p−α−メチルベンジルフェニル)エチルサリチル酸
、3−α−メチルベンジル−5−ter−オクチルサリ
チル酸、5−テトラデシルサリチル酸、4−へキシルオ
キシサリチル酸、4−シクロへキシルオキシサリチル酸
、4−デシルオキシサリチル酸、4−ドデシルオキシサ
リチル酸、4−ペンタデシルオキシサリチル酸、4−オ
クタデシルオキシサリチル酸等、及びこれらの亜鉛、ア
ルミニウム、カルシウム、銅塩がある。これらのうちビ
スフェノール類が好ましい。
これらの電子受容性化合物は電子供与性無色染料の50
〜800重量%使用することが好ましく、特に好ましく
は、100〜500 重量%である。50重量%以下で
は発色が充分でなく、また800重量%以上添加しても
それ以上の効果は期待できず好ましくない。
本発明のエーテル化合物は、他の増感剤たとえば特開昭
58−57989、特開昭58−87094等に開示さ
れている化合物を併用することもできる。芳香族エーテ
ル、エステル及び又は脂肪族アミド又はウレイドなどが
その代表である。
次に本発明の代表的感熱発色層の製法について述べる。
電子供与性無色染料、電子受容性化合物、増感剤は、ポ
リビニールフルコール等の゛水溶性高分子水溶液ととも
にボールミル、サンドミル等を用い数ミクロン以下まで
分散される。エーテル化合物は、発色剤、顕色剤のいず
れか、または両方に加え、同時に分散するか、場合によ
っては予め発色剤ないし顕色剤との共融物を作成し、分
散しても良い。
これらの分散物は、分散後混合され、必要に応じ顔料、
界面活性剤、バインダー、金属石鹸、ワックス、酸化防
止剤、紫外線吸収剤等を加え感熱塗液とする。得られた
感熱塗液は、顔料とバインダーを主成分とし、ヒンダー
ドアミン化合物を含有する塗液を支持体上に塗布してな
る下塗り支持体上に塗布乾燥された後、キャレンダー処
理により平滑性を付与し、目的の感熱記録材料となる。
本発明の、感熱発色層で用いられるバインダーとしては
、25℃の水に対して5重量%以上溶解する化合物が好
ましく、具体的には、ポリビニルアルコール(カルボキ
シ変性、イタコン酸変性、マレイン酸変性、シリカ変性
等の変性ポリビニルアルコールを含む)、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、デンプン類(変性
デンプンを含む)、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン
、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、ポリ
アクリルアミド、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重合体
の鹸化物等があげられる。これらのバインダーは分散時
のみならず、塗膜強度を向上させる目的で使用されるが
、この目的に対してはスチレン・ブタジェン共重合物、
酢酸ビニル共重合物、7クリロニトリル・ブタジェン共
重合物、アクリル酸メチル・ブタジェン共重合物、ポリ
塩化ビニリデンのごとき合成高分子のラテックス系のバ
インダーを併用することもできる。また、必要に応じこ
れらバインダーの種類に応じて、適当なバインダーの架
橋剤を添加しても良い。
感熱発色層に使用される顔料としては、炭酸カルシウム
、硫酸バリウム、リトポン、ロウ石、カオリン、シリカ
、非晶質シリカなどがある。
金属石鹸としては、高級脂肪酸金属塩が用いられ、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
フルミニウムなどが用いられる。
更に必要に応じて界面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、消泡剤、導電剤、蛍光染料、着色染料
などを添加してもよい。
また、画像印字部の消色を防止し、生成画像を堅牢化す
るために感熱発色層中に消色防止剤を添加しても差し支
えない。消色防止剤としては、フェノール化合物、特に
ヒンダードフェノール化合物が有効である。フェノール
系化合物の使用量は電子受容性化合物に対して1〜20
0重量%使用することが好ましいが、更に好ましくは5
〜50重量%である。
塗布された感熱記録材料は乾燥されキャレンダー等の処
理をほどこして使用に供される。
本発明による感熱記録材料は、支持体上に下塗り層をあ
らかじめ塗布しておき、その上に感熱発色層を逐次で塗
布しても良いし、複数の塗布ヘッドを有する塗布機で、
下塗り層と感熱発色層を同時に塗布してもよい。逐次で
塗布した場合は、感熱発色液の浸み込みにより、同時塗
布の場合は感熱発色液と下塗り液の混合により、両層の
境界が不明瞭になる場合がある。本発明の感熱記録材料
では、感熱発色層と下塗り層の境界を以下のように定義
する。
感熱記録材料を表面から1μの厚さの複数の層に分割す
る。各層の塗層成分を解析し、感熱発色液に由来する成
分が、その層の重量の50重量%以上である領域までを
感熱発色層と定義する。それ以下の領域は下塗り層と定
義する。
また、必要に応じて感熱発色層の上に保護層を設けても
良い。保護層は感熱記録材料の保護層として公知の物で
あればいづれのものでも使用することができる。
さらに、必要に応じて感熱記録材料の支持体の感熱発色
層とは反対の面にバックコート層を設けても良い。バッ
クコート層は感熱記録材料のバックコート層として公知
の物であればいずれのものでも使用することができる。
以下実施例を示し本発明を具体的に説明するが、本発明
は以下実施例のみに限定されるものではない。
(実施例−1) (下塗り原紙の調製) 下塗り原紙の調製法を以下に示す。顔料としては焼成カ
オリン(Ansilex9Q  エンゲルハルト社製)
809をヘキサメタリン酸ソーダ0゜5%水溶液160
9とともにホモジナイザーで分散した。この分散液60
9に48%スチレン−ブタジェンラテックス(住友ノー
ガタック社製)59、さらに2− (3,5−ジーte
rt−ブチルー4−ヒドロキシベンジル’) −2−n
−ブチルマロン酸ビス(I,2,2,6,6,−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)30%分散液39を加え、得
られた塗液を坪量509/ボの上質紙上に感想塗布量が
697dとなるようにワイヤーバーで塗布し、50℃の
オーブンで乾燥して下塗り原紙を得た。
(感熱発色層の調製) 電子供与性無色染料として 2−7ニリノー3−メチル
−6−Nエチル−Nイソアミルアミノフルオラン、電子
受容性化合物としてビスフェノールA、エーテル化合物
として4−クロロベンジル−4′−エトキシフェニルエ
ーテル、各々209を1009の5%ポリビニルアルコ
ール(クラレ PVA−105)水溶液と共に一昼夜ポ
ールミルで分散し、平均粒径を1.5μm以下にし、各
々の分散液を得た。また、炭酸カルシウム809をヘキ
サメタリン酸ソーダ0.5%溶液1609と共にホモジ
ナイザーで分散し、顔料分散液を得た。
以上のようにして作成した各分散液を電子供与性無色染
料分散液59、電子受容性化合物分散液109.4−ク
ロロベンジル−4′−エトキシフェニルエーテル分散液
109、炭酸カルシウム分散液159の割合で混合し、
さらに21%ステアリン酸亜鉛エマルジョン39、融点
68°Cのパラフィンワックス分散物(中東油脂製Hi
drinD−337)29を添加して感熱塗液を得た。
この感熱発色層塗布液を予め調製した下塗り原紙上にワ
イヤーバーを用いて塗布層の乾燥重量が59/n(にな
るように塗布し、50℃で1分間乾燥して感熱記録紙を
得た。
(実施例−2) 実施例−1の4−クロロベンジル−4′−エトキシフェ
ニルエーテルの代わりに4−メトキシベンジル−4′−
クロロフェニルエーテルをもちいて感熱塗液を調製した
以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
(実施例−3) 実施例−1の2−7ニリノー3−メチル−6−N−エチ
ル−N−イソ7ミル7ミノフルオランの代わりに2−7
ニリノー3−メチル−6−シブチルアミノフルオランを
もちいて感熱塗液を調製した以外は同様の方法により感
熱記録紙を得た。
(実施例−4〜5) 実施例−1の下塗り原紙の調製において、2−(3,5
−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)−
2−n−ブチルマロン酸ビス(I,2゜2.6,6. 
−ペンタメチル−4−ピペリジル)の替わりに、各々、
具体例(ii )、(iii)の化合物を加え下塗り紙
を調整した以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
(実施例−6〜8) 実施例−1の下塗り原紙の調製において、2−(3I 
5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチルマロン酸ビス(I,2゜2.6,6.
−ペンタメチル−4−ピペリジル)30%分散液の添加
量を、各々69.129.209として下塗り紙を調整
した以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
(比較例−1) 実施例−1において下塗り原紙を用いず、坪量50q#
rtの上質紙上に直接感熱塗液を塗布して、感熱記録紙
を得た。
(比較例−2) 実施例−1の下塗り原紙の調製において、2−(3I 
5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチルマロン酸ビス(I,2゜2.6,6.
−ペンタメチル−4−ピペリジル)30%分散液の添加
量をおこなわなかった。
(比較例−3) 実施例−1の感熱塗液の調製において、4−クロロベン
ジル−4′−エトキシフェニルエーテルの添加を行わな
いで下塗り紙を調整した以外は同様の方法により感熱記
録紙を得た。
(比較例−4) 実施例−1の感熱塗液の調製において、4−クロロベン
ジル−4′−エトキシフェニルエーテルの替わりに、ス
テアリン酸7ミドを添加した以外は同様の方法により感
熱記録紙を得た。
(比較例−5) 実施例−1の感熱塗液の調製において、4−クロロベン
ジル−42−エトキシフェニルエーテルの替わりに、ρ
−ベンジルビフェニルを添加した以外は同様の方法によ
り感熱記録紙を得た。
以上のようにして得られた感熱記録紙を、キャレンダー
で表面処理し、平滑度がベック平滑値として300±5
0秒になるよう調整し、感熱記録材料を得た。
感熱記録紙の評価は以下の様に行った。
■発色濃度は京セラ製印字試験機で印字エネルギー15
mj/mm2で印字し発色濃度をマクベスJ度計で測定
した。この値が高いほうが、感熱記録紙の感度が高い。
■ドツト再現性は京セラ@製印字試験機で印字エネルギ
ー10mj/mm2でドツト印字し、画像解析装置を用
い、40ドツトの面積をそれぞれ求め、その面積の標準
偏差÷平均値をドツト再現性の値とした。この値が小さ
い方がドツト再現性は良い。以上の結果を以下の表に示
す。
表の結果かられかるように、特定の化合物を感熱記録層
に添加し、ヒンダードアミン化合物を含有する支持体と
組み合わせることによってのみ、高感度でドツト再現性
の良好な感熱記録材料を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 顔料およびバインダーを主成分とする下塗り層を支持体
    上に設け、該下塗り層上に電子供与性無色染料と電子受
    容性化合物を含有する感熱発色層を設けてなる感熱記録
    材料において、感熱発色層中に下記一般式( I )で示
    される化合物を含有し、かつ下塗り層中にヒンダードア
    ミン構造を有する基を少なくとも1つ以上有する化合物
    を含有することを特徴とする感熱記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 上式中、AまたはBのいずれか一方はアルコキシ基で、
    他方はハロゲン原子を表す。
JP1319508A 1989-12-08 1989-12-08 感熱記録材料 Pending JPH03180386A (ja)

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