JPH0317382B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0317382B2 JPH0317382B2 JP60080338A JP8033885A JPH0317382B2 JP H0317382 B2 JPH0317382 B2 JP H0317382B2 JP 60080338 A JP60080338 A JP 60080338A JP 8033885 A JP8033885 A JP 8033885A JP H0317382 B2 JPH0317382 B2 JP H0317382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- capacitor
- transistor
- electrodes
- elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 52
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 14
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 14
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 12
- 230000005669 field effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/30—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/31—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コンデンサの電荷蓄積量を増すこと
により、要すれば平面的な占有面積を究極的なま
でに縮小化し得るメモリー素子に関する。
により、要すれば平面的な占有面積を究極的なま
でに縮小化し得るメモリー素子に関する。
従来においても、第1図に示されるように、一
つのトランジスタQと一つのコンデンサCとで構
成された1トランジスタ型メモリー素子があり、
構成要素の数としては最少限度なまでに簡単化さ
れている。図示の場合はトランジスタQとしてN
チヤンネル型MOSトランジスタを用いたものを
例示しているが、各対応する部位の半導体のタイ
プを変換すればPチヤンネル型ともなる。
つのトランジスタQと一つのコンデンサCとで構
成された1トランジスタ型メモリー素子があり、
構成要素の数としては最少限度なまでに簡単化さ
れている。図示の場合はトランジスタQとしてN
チヤンネル型MOSトランジスタを用いたものを
例示しているが、各対応する部位の半導体のタイ
プを変換すればPチヤンネル型ともなる。
この従来例につき説明すると、半導体基板1の
上部域には、適当な半導体拡散技術によつて一対
のN+拡散層2,3が適宜離間して形成されてお
り、その上には、図面上、右手のN+拡散層2か
らの引出線Yの接続部位を除いてほぼ全面にゲー
ト酸化膜4が設けられている。
上部域には、適当な半導体拡散技術によつて一対
のN+拡散層2,3が適宜離間して形成されてお
り、その上には、図面上、右手のN+拡散層2か
らの引出線Yの接続部位を除いてほぼ全面にゲー
ト酸化膜4が設けられている。
当該ゲート酸化膜上にあつて両拡散層2,3間
にまたがる部分にはゲート電極5が形成され、こ
れに引出線Xが付されてトランジスタQが作られ
ている。両拡散層2,3のいづれか一方がソース
電極、他方がドレイン電極となるが、便宜上、こ
こでは拡散層2をドレイン電極として置く。
にまたがる部分にはゲート電極5が形成され、こ
れに引出線Xが付されてトランジスタQが作られ
ている。両拡散層2,3のいづれか一方がソース
電極、他方がドレイン電極となるが、便宜上、こ
こでは拡散層2をドレイン電極として置く。
コンデンサCは、半導体基板1にあつてもソー
ス拡散層3の更に左手に位置する表面反転層1a
と電極6とにより構成されるが、それらの間に挟
まれる絶縁膜4aには、上記トランジスタを形成
したときのゲート酸化膜がそのまま流用されてい
る。このコンデンサCのゲート電極6には外部引
出線Y′が適宜備えられるが、他方の電極、すな
わちコンデンサ内部電極1aは、必然的にトラン
ジスタQのソース拡散層3に結合されたものとな
る。
ス拡散層3の更に左手に位置する表面反転層1a
と電極6とにより構成されるが、それらの間に挟
まれる絶縁膜4aには、上記トランジスタを形成
したときのゲート酸化膜がそのまま流用されてい
る。このコンデンサCのゲート電極6には外部引
出線Y′が適宜備えられるが、他方の電極、すな
わちコンデンサ内部電極1aは、必然的にトラン
ジスタQのソース拡散層3に結合されたものとな
る。
このような構成を取る従来のメモリー素子の等
価回路を、第1図示の各構成子に位置的に概ね対
応させながら、若干、模式的に示したものが第2
図である。図中の符号は第1図中の対応する各構
成子を示す。
価回路を、第1図示の各構成子に位置的に概ね対
応させながら、若干、模式的に示したものが第2
図である。図中の符号は第1図中の対応する各構
成子を示す。
トランジスタQの一方の電極3、この場合のソ
ース電極3は、既述のように、コンデンサCの一
方の電極としての表面反転層1aにあらかじめ内
部接続されているから、例えばトランジスタQの
ゲート電極引出線Xをデジツト線、ドレイン電極
引出線Yをワード線、コンデンサCのゲート電極
引出線Y′を電源線乃至接地線とすれば、トラン
ジスタQの転送ゲートとしてのスイツチ作用とコ
ンデンサCの選択的な電荷蓄積能とにより、メモ
リー素子としての機能が生ずる。この点について
は既に周知のため、更に深い説明は省略する。
ース電極3は、既述のように、コンデンサCの一
方の電極としての表面反転層1aにあらかじめ内
部接続されているから、例えばトランジスタQの
ゲート電極引出線Xをデジツト線、ドレイン電極
引出線Yをワード線、コンデンサCのゲート電極
引出線Y′を電源線乃至接地線とすれば、トラン
ジスタQの転送ゲートとしてのスイツチ作用とコ
ンデンサCの選択的な電荷蓄積能とにより、メモ
リー素子としての機能が生ずる。この点について
は既に周知のため、更に深い説明は省略する。
このような従来構成のメモリー素子は、先にも
述べたように、平面的に並置される内蔵素子の数
としては最小限度のものとなつている。
述べたように、平面的に並置される内蔵素子の数
としては最小限度のものとなつている。
従つてこれを逆に言えば、内蔵素子の数を減ら
していることにより、その占有面積を縮小化して
いくという手法は最早、採れないことが分かる。
こうした構成において、尚且つ占有面積を縮小化
しようとするならば、後は、せいぜい、トランジ
スタQ、コンデンサCの個別的な寸法をそれ自体
を縮小化したり、両者の平面方向の距離を物理的
に可能な限り、メモリー素子としての機能を損な
わない範囲で狭める程度の改良しか図り得ない。
していることにより、その占有面積を縮小化して
いくという手法は最早、採れないことが分かる。
こうした構成において、尚且つ占有面積を縮小化
しようとするならば、後は、せいぜい、トランジ
スタQ、コンデンサCの個別的な寸法をそれ自体
を縮小化したり、両者の平面方向の距離を物理的
に可能な限り、メモリー素子としての機能を損な
わない範囲で狭める程度の改良しか図り得ない。
すなわち、こうした従来のメモリー素子に見ら
れるように、トランジスタQとコンデンサCとを
平面的に並置するという概念から離れない限り、
本質的な問題として、メモリー素子としての占有
面積は、内蔵のトランジスタQに要する面積部分
とコンデンサCに要する面積部分の和以下には決
してなし得ないという限界がある。
れるように、トランジスタQとコンデンサCとを
平面的に並置するという概念から離れない限り、
本質的な問題として、メモリー素子としての占有
面積は、内蔵のトランジスタQに要する面積部分
とコンデンサCに要する面積部分の和以下には決
してなし得ないという限界がある。
また、こうしたメモリー素子をその性能面から
見ても、第1図に示したように、コンデンサCの
両電極間に挟まれる絶縁膜は、トランジスタQの
ゲート酸化膜4の一部で流用されているため、当
該ゲート酸化膜中の電荷の影響を受け易いという
欠点も有している。
見ても、第1図に示したように、コンデンサCの
両電極間に挟まれる絶縁膜は、トランジスタQの
ゲート酸化膜4の一部で流用されているため、当
該ゲート酸化膜中の電荷の影響を受け易いという
欠点も有している。
これに対して、一メモリー素子あたりの占有面
積を、その内包するトランジスタまたはコンデン
サのいずれか一方に要する面積にほぼ等しいまで
に縮小化し、総体的な集積度向上を目指すと共
に、コンデンサ部分の性能の向上も図つて構成さ
れたメモリー素子に、トランジスタの上にコンデ
ンサを積み重ねて成るものがある。
積を、その内包するトランジスタまたはコンデン
サのいずれか一方に要する面積にほぼ等しいまで
に縮小化し、総体的な集積度向上を目指すと共
に、コンデンサ部分の性能の向上も図つて構成さ
れたメモリー素子に、トランジスタの上にコンデ
ンサを積み重ねて成るものがある。
本発明者においてもそうした構成のメモリー素
子を提案しており、それらは例えば第3図、第4
図に示される。第1図に示したメモリー素子にお
けると同様乃至同一の構成子には、同一の符号ま
たはこれにダツシユを付した符号を採用する。
子を提案しており、それらは例えば第3図、第4
図に示される。第1図に示したメモリー素子にお
けると同様乃至同一の構成子には、同一の符号ま
たはこれにダツシユを付した符号を採用する。
第3図に示されるメモリー素子においても、半
導体基板1には不純物拡散層2,3が形成されて
いる。便宜上、拡散層2をドレイン電極、拡散層
3をソース電極とするが、これら拡散層はこの場
合、N+型となつている。しかし先と同様、要す
ればPチヤンネルに変えることもできる。
導体基板1には不純物拡散層2,3が形成されて
いる。便宜上、拡散層2をドレイン電極、拡散層
3をソース電極とするが、これら拡散層はこの場
合、N+型となつている。しかし先と同様、要す
ればPチヤンネルに変えることもできる。
半導体基板1の上には、そのほぼ全面に、ゲー
ト酸化膜4が施されている。そしてこの酸化膜の
上には、両拡散層2,3にまたがるようにゲート
電極5が形成されている。ゲート電極5はポリシ
リコン、モリブデン、タングステン等々、適当な
材質であつて良いが、これにはその形成後、適宜
引出線Xが付される。
ト酸化膜4が施されている。そしてこの酸化膜の
上には、両拡散層2,3にまたがるようにゲート
電極5が形成されている。ゲート電極5はポリシ
リコン、モリブデン、タングステン等々、適当な
材質であつて良いが、これにはその形成後、適宜
引出線Xが付される。
ゲート電極5を包み込むようにして絶縁被覆膜
7が形成されている。この絶縁被覆膜7の材質は
ゲート酸化膜4と同質であつても良いし、そうで
なくとも良い。図示の場合、この被覆膜7はゲー
ト電極5の上方に、かなりの厚みを持つて形成さ
れている。
7が形成されている。この絶縁被覆膜7の材質は
ゲート酸化膜4と同質であつても良いし、そうで
なくとも良い。図示の場合、この被覆膜7はゲー
ト電極5の上方に、かなりの厚みを持つて形成さ
れている。
このようなトランジスタ構造Qに対し、コンデ
ンサCはその外面乃至上方に形成される。
ンサCはその外面乃至上方に形成される。
コンデンサCの一方の電極、すなわち第一電極
9は、トランジスタのゲート電極5を覆う絶縁被
覆膜7のほぼ平らな上面7aからソース電極3の
開口部3aに向かつて下る側面7bに沿つて蒸着
等、既存の手法によつて形成され、図示の場合、
下側端部9aがソース電極開口部3aに直接する
ことにより、当該ソース電極に電気的に接続して
いる。
9は、トランジスタのゲート電極5を覆う絶縁被
覆膜7のほぼ平らな上面7aからソース電極3の
開口部3aに向かつて下る側面7bに沿つて蒸着
等、既存の手法によつて形成され、図示の場合、
下側端部9aがソース電極開口部3aに直接する
ことにより、当該ソース電極に電気的に接続して
いる。
第一電極9の上面には、適当な厚さの絶縁膜1
0が設けられ、その上に当該電極9に平行して第
二電極11がこれも蒸着等によつて形成されてい
る。
0が設けられ、その上に当該電極9に平行して第
二電極11がこれも蒸着等によつて形成されてい
る。
このような構成にあつてコンデンサCの第二電
極11に引出線Y′を、トランジスタのドレイン
電極2に引出線Yをそれぞれ付せば、トランジス
タのゲート電極引出線Xとあいまつて等価回路的
には第2図に示されたものと同一の回路が具現す
る。つまり、機能的にはそれまでの1トランジス
タ型メモリー素子と同様の動作機能を有しなが
ら、一方の構成子の上に構成子を重ね合せている
のであるから、確実に占有面積の縮小化が図られ
たものとなる。図示の場合は、ほとんどコンデン
サCに要する面積のみで一つのメモリー素子が構
成されている。
極11に引出線Y′を、トランジスタのドレイン
電極2に引出線Yをそれぞれ付せば、トランジス
タのゲート電極引出線Xとあいまつて等価回路的
には第2図に示されたものと同一の回路が具現す
る。つまり、機能的にはそれまでの1トランジス
タ型メモリー素子と同様の動作機能を有しなが
ら、一方の構成子の上に構成子を重ね合せている
のであるから、確実に占有面積の縮小化が図られ
たものとなる。図示の場合は、ほとんどコンデン
サCに要する面積のみで一つのメモリー素子が構
成されている。
また、こうしたメモリー素子では、性能面で
も、以下述べるように、望ましい結果を得ること
ができる。
も、以下述べるように、望ましい結果を得ること
ができる。
トランジスタQのゲート電極5を覆う絶縁被覆
膜7の厚味は厚くしても支障がない。従つて当該
ゲート電極5とコンデンサ、特に第一電極9との
間の容量結合は効果的にこれを防ぐことができ
る。また、第1図示従来例のように、コンデンサ
の両電極に挟まれる絶縁膜がゲート酸化膜であつ
たがために生じていた不都合はこれを避けること
ができる。コンデンサ両電極間の絶縁膜10はゲ
ート酸化膜4とは独立に形成できるからである。
膜7の厚味は厚くしても支障がない。従つて当該
ゲート電極5とコンデンサ、特に第一電極9との
間の容量結合は効果的にこれを防ぐことができ
る。また、第1図示従来例のように、コンデンサ
の両電極に挟まれる絶縁膜がゲート酸化膜であつ
たがために生じていた不都合はこれを避けること
ができる。コンデンサ両電極間の絶縁膜10はゲ
ート酸化膜4とは独立に形成できるからである。
従つて、当該絶縁膜10には他の拘束を受ける
ことなく適当な材質のものを選定することもでき
る。従来においてもコンデンサの電荷蓄積量を増
すため、この絶縁膜10の材質としてシリコン酸
化膜より大きな誘電率を持つシリコン窒化膜やア
ルミナ膜を用いることが提案されており、更に本
発明者によれば、強誘電体材料やそれを多層にし
たもの等も別途提案されている。
ことなく適当な材質のものを選定することもでき
る。従来においてもコンデンサの電荷蓄積量を増
すため、この絶縁膜10の材質としてシリコン酸
化膜より大きな誘電率を持つシリコン窒化膜やア
ルミナ膜を用いることが提案されており、更に本
発明者によれば、強誘電体材料やそれを多層にし
たもの等も別途提案されている。
尚、コンデンサCの電極部分9,11は、絶縁
被覆膜7の上面7aにのみ、配されたり、あるい
は逆に、図示の場合においては電極が施されてい
ない絶縁被覆膜7の逆の斜面にも及んで配される
こともあるし、上部電極11は素子全面に覆い被
さるように全面に施されることもある。それに、
この上部の電極11の方がソース領域に結合する
ように改変される場合もあり、また、こうした電
極9または11のソース電極3への接続は、別途
形成された銅電体を介して行なわれる場合もあ
る。勿論、先にも述べたように、領域3に替え、
領域2に対してこうした結合が図られることもあ
る。
被覆膜7の上面7aにのみ、配されたり、あるい
は逆に、図示の場合においては電極が施されてい
ない絶縁被覆膜7の逆の斜面にも及んで配される
こともあるし、上部電極11は素子全面に覆い被
さるように全面に施されることもある。それに、
この上部の電極11の方がソース領域に結合する
ように改変される場合もあり、また、こうした電
極9または11のソース電極3への接続は、別途
形成された銅電体を介して行なわれる場合もあ
る。勿論、先にも述べたように、領域3に替え、
領域2に対してこうした結合が図られることもあ
る。
トランジスタの上にコンデンサを形成するとい
う思想に即し、更に厚味を低減させる試みとして
は、本出願人の手によつて開発された第4図に示
す構成がある。
う思想に即し、更に厚味を低減させる試みとして
は、本出願人の手によつて開発された第4図に示
す構成がある。
このメモリー素子においては、半導体基板1に
あつてトランジスタQを形成する部分をエツチン
グ等の技術によつて陥没させ、この陥没部位1b
によて生じた半導体基板表面1cよりも下に位置
する空間内に、ゲート電極5を絶縁被覆膜7でく
るんで埋め込んでいる。
あつてトランジスタQを形成する部分をエツチン
グ等の技術によつて陥没させ、この陥没部位1b
によて生じた半導体基板表面1cよりも下に位置
する空間内に、ゲート電極5を絶縁被覆膜7でく
るんで埋め込んでいる。
これに伴い、ドレイン、ソース両電極2,3も
陥没部1bの底部に離間的に形成されている。但
し一方の領域、この場合ソース電極3は、コンデ
ンサ第一電極9と電気的な接続を採る開口部3a
の形成のため、半導体基板表面1cにまで、伸び
てきている。
陥没部1bの底部に離間的に形成されている。但
し一方の領域、この場合ソース電極3は、コンデ
ンサ第一電極9と電気的な接続を採る開口部3a
の形成のため、半導体基板表面1cにまで、伸び
てきている。
絶縁被覆膜7の外面7aは、ほぼゲート酸化膜
4と同程度の高さになる程、平らに、かつ低くさ
れており、従つてコンデンサ第一電極9もほとん
ど平らになつている。勿論、このメモリー素子で
も当該コンデンサ第一電極9の上には任意に選ん
だ材質の絶縁膜10を介して第二電極11が形成
され、コンデンサCが構成されるが、図示の場
合、この第二電極11は、ほぼ素子の全面に形成
されている。引出線X,Y,Y′を図示のように
引出せば、このメモリー素子の等価回路も第2図
に示したものと同じになる。
4と同程度の高さになる程、平らに、かつ低くさ
れており、従つてコンデンサ第一電極9もほとん
ど平らになつている。勿論、このメモリー素子で
も当該コンデンサ第一電極9の上には任意に選ん
だ材質の絶縁膜10を介して第二電極11が形成
され、コンデンサCが構成されるが、図示の場
合、この第二電極11は、ほぼ素子の全面に形成
されている。引出線X,Y,Y′を図示のように
引出せば、このメモリー素子の等価回路も第2図
に示したものと同じになる。
しかるに、この第4図に示された構成のメモリ
ー素子によれば、ゲート電極及びその周辺部が半
導体基板内に陥没した分だけ確実に、素子の厚味
を減らすことができ、縦方向の言わば空間的な占
有体積をも縮小化することができる。
ー素子によれば、ゲート電極及びその周辺部が半
導体基板内に陥没した分だけ確実に、素子の厚味
を減らすことができ、縦方向の言わば空間的な占
有体積をも縮小化することができる。
本発明は、上記第3図や第4図に示された構成
のメモリー素子に対し、更なる改良を指向するも
のである。
のメモリー素子に対し、更なる改良を指向するも
のである。
当該積み重ね構成のメモリー素子においても、
更に占有面積の縮小化を図ろうとした場合には、
それぞれの内蔵素子Q,Cに対し、それ自体の占
有面積を縮小化していくことになる。
更に占有面積の縮小化を図ろうとした場合には、
それぞれの内蔵素子Q,Cに対し、それ自体の占
有面積を縮小化していくことになる。
しかし一方、作成技術的にはいくら縮小化が可
能であると言つても、あまり小さくすると、コン
デンサの電荷蓄積量が十分に得られなくなる。
能であると言つても、あまり小さくすると、コン
デンサの電荷蓄積量が十分に得られなくなる。
換言すれば、コンデンサCをより一層、小さく
しても、仮に十分な電荷蓄積量が確保できるので
あれば、その下に位置するトランジスタQも望む
だけ、小さくし得るのであるが、実際上は、当該
コンデンサに求める電荷蓄積量上の制約から、従
来、これには限界があつたのである。
しても、仮に十分な電荷蓄積量が確保できるので
あれば、その下に位置するトランジスタQも望む
だけ、小さくし得るのであるが、実際上は、当該
コンデンサに求める電荷蓄積量上の制約から、従
来、これには限界があつたのである。
そこで本発明は、平面寸法的には十分に小さな
コンデンサではあつても、その電荷蓄積量を大き
く取り得るようにするため、次のような有意の構
成を提案するものである。
コンデンサではあつても、その電荷蓄積量を大き
く取り得るようにするため、次のような有意の構
成を提案するものである。
半導体基板1上に構成された電界効果トランジ
スタQと、該電界効果トランジスタQのゲート電
極5を覆う絶縁被覆膜7の外面の上に配されたコ
ンデンサCとを有し、該コンデンサCを構成する
第一、第二電極9,11のいづれか一方が、上記
電極効果トランジスタQのソースまたはドレイン
電極2,3のいづれか一方に電気的に接続されて
成る第3図や第4図に示されるメモリー素子を改
良の対象とし、同図群中では単に二枚の電極9,
11から成るコンデンサが積み重ねられていただ
けであつたのに対し、各電極9,11をそれぞれ
複数枚の電極素子から構成してこれを入れ込みに
し、複数のコンデンサ素子を構成して、それら複
数のコンデンサ素子があいまつて一つの上記して
きたコンデンサCを構成するように図る。このよ
うにすればコンデンサCの電荷蓄積量は、上記複
数のコンデンサ素子の電荷蓄積量の総和となる。
スタQと、該電界効果トランジスタQのゲート電
極5を覆う絶縁被覆膜7の外面の上に配されたコ
ンデンサCとを有し、該コンデンサCを構成する
第一、第二電極9,11のいづれか一方が、上記
電極効果トランジスタQのソースまたはドレイン
電極2,3のいづれか一方に電気的に接続されて
成る第3図や第4図に示されるメモリー素子を改
良の対象とし、同図群中では単に二枚の電極9,
11から成るコンデンサが積み重ねられていただ
けであつたのに対し、各電極9,11をそれぞれ
複数枚の電極素子から構成してこれを入れ込みに
し、複数のコンデンサ素子を構成して、それら複
数のコンデンサ素子があいまつて一つの上記して
きたコンデンサCを構成するように図る。このよ
うにすればコンデンサCの電荷蓄積量は、上記複
数のコンデンサ素子の電荷蓄積量の総和となる。
またこうした場合、第一電極9を全体として構
成する全ての電極素子は、その一端側、例えば第
3,4図中、絶縁被覆膜7の左側において電気的
に一体に結合され、一方、第二電極11をあいま
つて構成する全ての電極素子は、上記第一電極用
電極素子の上記結合側とは対向する端部の側、す
なわち第3,4図中、絶縁被覆膜7の右側にて電
気的に一体に結合され、もつて第一、第二の両電
極がそれぞれ絶縁被覆膜の上面7a上で相手方に
対して入れ嵌めになる櫛型構造をなすようにして
も良い。
成する全ての電極素子は、その一端側、例えば第
3,4図中、絶縁被覆膜7の左側において電気的
に一体に結合され、一方、第二電極11をあいま
つて構成する全ての電極素子は、上記第一電極用
電極素子の上記結合側とは対向する端部の側、す
なわち第3,4図中、絶縁被覆膜7の右側にて電
気的に一体に結合され、もつて第一、第二の両電
極がそれぞれ絶縁被覆膜の上面7a上で相手方に
対して入れ嵌めになる櫛型構造をなすようにして
も良い。
以上のようにすると、等価回路的には何等、第
2図に示されるものと変わりはないが、確実にコ
ンデンサCの電荷蓄積量を増すことができる。
2図に示されるものと変わりはないが、確実にコ
ンデンサCの電荷蓄積量を増すことができる。
すなわち、本発明によれば、トランジスタQの
上にコンデンサCを積み重ねるという、原理的に
それまでのメモリー素子に比すと占有面積をより
小さくでき、高集積化を図り得るメモリー素子
に、更に大きく電荷蓄積能を高め得る構造を導入
することができ、従つてトランジスタQやコンデ
ンサCの占有面積自体を更に縮小化し得る可能性
をも提供することができる。
上にコンデンサCを積み重ねるという、原理的に
それまでのメモリー素子に比すと占有面積をより
小さくでき、高集積化を図り得るメモリー素子
に、更に大きく電荷蓄積能を高め得る構造を導入
することができ、従つてトランジスタQやコンデ
ンサCの占有面積自体を更に縮小化し得る可能性
をも提供することができる。
第1図は従来におけるトランジスタとコンデン
サとを平面配置した1トランジスタ型メモリー素
子の概略構成図、第2図は1トランジスタ型メモ
リー素子に共通の等価回路図、第3図及び第4図
はトランジスタの上にコンデンサを積重ね構成し
た1トランジスタ型メモリー素子のそれぞれ一例
の概略構成図である。 図中、1は半導体基板、2,3は不純物拡散
層、4はゲート酸化膜、5はゲート電極、9はコ
ンデンサ第一電極、10はコンデンサ形成用絶縁
膜、11はコンデンサ第二電極、Qはトランジス
タ、Cはコンデンサ、である。
サとを平面配置した1トランジスタ型メモリー素
子の概略構成図、第2図は1トランジスタ型メモ
リー素子に共通の等価回路図、第3図及び第4図
はトランジスタの上にコンデンサを積重ね構成し
た1トランジスタ型メモリー素子のそれぞれ一例
の概略構成図である。 図中、1は半導体基板、2,3は不純物拡散
層、4はゲート酸化膜、5はゲート電極、9はコ
ンデンサ第一電極、10はコンデンサ形成用絶縁
膜、11はコンデンサ第二電極、Qはトランジス
タ、Cはコンデンサ、である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体基板上に構成された電界効果トランジ
スタと、該電界効果トランジスタのゲート電極を
覆う絶縁被覆膜の外面の上に配されたコンデンサ
とを有し、該コンデンサを構成する第一、第二電
極のいづれか一方が、上記電界効果トランジスタ
のソースまたはドレイン電極のいづれか一方に電
気的に接続されて成るメモリー素子であつて; 上記コンデンサの第一、第二電極は、それぞれ
複数枚の電極素子から構成され、該第一電極用の
各電極素子と、その各々に隣接する上記第二電極
用の各電極素子とがそれぞれ各一つあてのコンデ
ンサ素子を構成し、もつて上記コンデンサの電荷
蓄積量はこれら複数のコンデンサ素子の有する電
荷蓄積量の和となることを特徴とするメモリー素
子。 2 第一電極用の全ての電極素子はその一端側に
おいて電気的に一体に結合され、一方、第二電極
用の全ての電極素子は上記第一電極用電極素子の
上記結合側とは対向する端部の側で電気的に一体
に結合され、もつて第一、第二の両電極はそれぞ
れ相手方に対して入れ嵌めになつた櫛型構造をな
していることを特徴とする特許請求範囲1に記載
のメモリー素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60080338A JPS611048A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | メモリ−素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60080338A JPS611048A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | メモリ−素子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12778176A Division JPS5353277A (en) | 1976-10-26 | 1976-10-26 | Memory cell |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS611048A JPS611048A (ja) | 1986-01-07 |
JPH0317382B2 true JPH0317382B2 (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=13715472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60080338A Granted JPS611048A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | メモリ−素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS611048A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62232154A (ja) * | 1986-04-01 | 1987-10-12 | Nec Corp | 半導体装置 |
JPS6377165A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
EP0516031A1 (en) * | 1991-05-29 | 1992-12-02 | Ramtron International Corporation | Stacked ferroelectric memory cell and method |
-
1985
- 1985-04-17 JP JP60080338A patent/JPS611048A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS611048A (ja) | 1986-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5281837A (en) | Semiconductor memory device having cross-point DRAM cell structure | |
US4641166A (en) | Semiconductor memory device having stacked capacitor-type memory cells | |
JPH05152537A (ja) | セルフアラインコンタクト領域の製造方法およびその方法を用いるスタツクトキヤパシタ | |
JPH0355880A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 | |
KR102402798B1 (ko) | 커패시터 및 이를 포함하는 실장기판 | |
US5463236A (en) | Semiconductor memory device having improved isolation structure among memory cells | |
JPH01146354A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPH0317382B2 (ja) | ||
KR101952869B1 (ko) | 커패시터 | |
US6448598B2 (en) | Semiconductor memory | |
KR960012495A (ko) | 메모리 셀용 스위칭 트랜지스터 및 캐패시터 | |
JPH065713B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPS62257763A (ja) | 半導体記憶装置 | |
KR100285823B1 (ko) | 디램 셀 장치 | |
JPS62155557A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPH0328828B2 (ja) | ||
JPS62248248A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPS6034819B2 (ja) | 記憶装置 | |
CN219437502U (zh) | 半导体器件 | |
CN216818341U (zh) | 半导体存储装置 | |
US20230413523A1 (en) | Semiconductor structure and method for forming semiconductor structure | |
JPH0138375B2 (ja) | ||
KR940005890B1 (ko) | 전계효과트랜지스터 및 그 제조방법 | |
JPS6123662B2 (ja) | ||
KR920001404B1 (ko) | 겹쳐진 스택캐패시터를 내장한 반도체장치 |