JPH0316882Y2 - - Google Patents

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JPH0316882Y2
JPH0316882Y2 JP10635286U JP10635286U JPH0316882Y2 JP H0316882 Y2 JPH0316882 Y2 JP H0316882Y2 JP 10635286 U JP10635286 U JP 10635286U JP 10635286 U JP10635286 U JP 10635286U JP H0316882 Y2 JPH0316882 Y2 JP H0316882Y2
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panel
space
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median strip
protrusions
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は高速自動車道路等の高架路中央分離帯
空間部を封鎖被蓋するために用いる金属板製パネ
ルに関するものである。
[従来の技術] 高速道路には対向車線を区分する中央分離帯が
設けられているが、高架路部の場合は中央分離帯
が地表面上に達する空間部によつて形成される場
合が多く、往々にして車両、荷物あるいは人の落
下事故を生ずる危険があつた。
従来この危険を防止するために、中央分離帯空
間部に対向する路肩端間にワイヤーネツトを張設
固定する手段が採用されている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のワイヤーネツトによる落下防止手段によ
ると下記のような問題点があつた。
(1) ワイヤーネツトを安定強固に張設するために
は、対向するそれぞれの路肩端にそつて多数の
アンカー部材を所定間隔で固設しこれにターン
バツクルを介してワイヤーロープを係着し、両
肩端のアンカー部材を連結するように他のワイ
ヤーロープを張設し、その上にワイヤーネツト
を重ねて、スチールコイルによりワイヤーロー
プに結合することによつて行なわれているが、
極めて敷設作業が面倒であるとともに、ワイヤ
ーネツト等の緩み防止、腐食防止等のための保
守管理の煩しさがあつた。
(2) ワイヤーネツトを透過して雨水、塵埃が落下
するので、高架下の有効利用が不充分となり、
また走行車両の騒音が下方に伝播するため特に
市街地における騒音公害の防止には役に立たな
かつた。
(3) 道路上の衝突、火炎などの事故発生時におい
て、ワイヤーネツト面は人の避難路とするだけ
の充分な安定性が得られない。
ロ 考案の構成 [問題点を解決するための手段] 本考案は前記のワイヤーネツトによる中央分離
帯空間部の落下防止手段の問題点を解決するため
の金属薄板製の封蓋用パネルである。
すなわち、本考案は両側に係架縁、前後に接続
縁を一平面として有する周縁部と、両側方向に延
びる突条を多数平行して設けた波板部とよりな
り、上記突条はその長手両端が緩傾斜面により前
記係架縁に連続していることを特徴とする金属薄
板製の高架路中央分離帯空間部封蓋用パネルを要
旨とするものである。
本考案はパネルは銅、アルミニウム等の金属薄
板をプレス成形することにより平面周縁部内の一
表面に突出した平行突条を圧出形成することによ
つて容易に製造することができる。
金属板は表面処理、メツキ処理さらに塗装など
を施したものであることが望ましく特に重量や成
形性、耐久性、外観などの点からアルマイト表面
加工しさらに弗素樹脂系塗料による塗膜を形成し
たプレスコートアルミニウム板が極めて好ましく
用いられる。
突条はパネルの強度、剛性を高めるため、その
断面形状を台形、円曲形とし、通常板面から10〜
30mmの高さで20〜50mmの巾のもので且つ平行隣接
する突条基部間に20〜40mm程度の巾の谷部底面が
形成されるように設けるが、これらは板の材質、
板厚、被蓋すべき空間部スパンなどによつて設計
的に変更されるものである。
そして、この突条の長手両端は緩傾斜面によつ
て係架縁平面に連結せしめる。前記の緩傾斜面は
板平面に対して45〜15゜の範囲で適宜設計的に決
定する。
[作用] 本考案の封蓋用パネルは上記の構成よりなるの
で、その両側係架縁に適宜の間隔にボルト貫通孔
を穿設し、これを中央分離帯空間部の両肩端に固
設したスタツドボルトに嵌合するようにしてナツ
ト締め固定することによつて、該空間部を被蓋封
鎖することができ、この前後の平面接続線に他の
パネルの接続縁を重ねて穿孔し、ブラインドリベ
ツトなどの固着手段によつて順次連結しつつ前記
の空間部両肩部に固設することにより、空間部長
手方向にわたつて敷設することができる。
このさい平行突条よりなる波板部は空間部スパ
ンにわたつて存在し、その突条両端の緩傾斜面も
相俟つてパネルの剛性が増大し、またその傾斜面
によつて角張り部がないので、被蓋パネル面の歩
行が安全容易になし得るようになる。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示す斜視図であり、
第2図は第1図AA線矢視断面図、第3図は第1
図BB線矢視断面図である。
図において、1は金属薄板製の封蓋用パネル、
2は両側の係架縁、3は前後の接続縁で、これら
は一平面をなして周縁部となつている。4は両側
方向に延びる突条であつて、その長手両端は緩傾
斜面5となつて両係架縁2に連続され、これらが
突条4,4間に平面の谷部6を有するように多数
平行して設けられて波形部が形成される。
第4図は高架路中央分離帯空間部を本案パネル
によつて封蓋した場合の説明的断面図であつて、
R1,R2はそれぞれ対向車線、Bは高架支脚柱、
Sは中央分離帯空間部、Gは対向車線の路肩に設
けられたガードレールであり、封蓋用パネル1は
その両側係架縁2,2が空間部Sの両側に位置す
る両路肩端上面に接し、その突条4よりなる波板
面が上面になるように敷設される。
第5図は前記のパネル1を予め2枚接続して敷
設作業能率を向上した組合せパネルの場合の平面
図であり、それぞれの接続縁3,3の重合部3′
をブラインドリベツト7によつて結合し、その両
側縁2を、第6図の要部側面図に示すように、補
強金属帯板2′で屈曲被覆し、また該組合せパネ
ルの両側中央裏面に補強チヤンネル部材10を取
着けたものである。
この組合せパネルを両側方向を126cm、前後方
向を156cmとし、パネル板、補強板、補強チヤン
ネルをいずれも、1.4mm厚のアルミニウム板で構
成したところ、重量は約10Kgで、人手による取扱
い作業が容易にできるものであつた。
なお、本案の封蓋用パネルの敷設に当つては、
路肩面とパネル係架縁(2または2′)との間に
クロロプレンゴムのような弾性パツキン12を延
在介入してアンカーボルト部材11によつて締着
固定すれば水密性敷設を安定確実にすることがで
き、またパネル接続部、固定部分等をシーリング
剤塗布すれば水密性を向上することができる。
[考案の効果] 以上説明したとおりの構成、作用を有する本考
案の封蓋用パネルは製造容易であり、敷設作業能
率を向上して、強度、耐久性の優れた高架路中央
分離帯空間部の封蓋構造を得ることができ、した
がつてその上面は安全な避難又は作業道路とな
り、高架下は雨、塵埃、騒音等の悪影響を軽減で
き、有効利用が可能となるなど、実用上の効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
斜視図、第2図は第1図AA線矢視断面図、第3
図は第1図BB線矢視断面図、第4図は高架路中
央分離帯空間部に本案パネルを敷設した場合の説
明的断面図、第5図は他の実施例の平面図、第6
図は敷設時の要部側面図である。 1……封蓋用パネル、2……係架縁、3……接
続縁、4……突条、5……緩傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側に係架縁2,2、前後に接続縁3,3が一
    平面をなした周縁部と、両側方向に延び突条4を
    多数平行して設けた波板部とを有し、上記突条4
    はその長手両端が緩傾斜面5,5により前記係架
    縁2,2に連続していることを特徴とする金属薄
    板製の高架路中央分離帯空間部封蓋用パネル。
JP10635286U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0316882Y2 (ja)

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JPS6314612U JPS6314612U (ja) 1988-01-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3357465B2 (ja) * 1994-07-20 2002-12-16 積水樹脂株式会社 高架橋梁中央分離帯空間部遮蔽の梁構造
JP3354295B2 (ja) * 1994-07-22 2002-12-09 積水樹脂株式会社 高架橋梁中央分離帯空間部の緑化システム
JP4511330B2 (ja) * 2004-12-14 2010-07-28 修二 原 高架道路の雨水遮蔽板
JP6921607B2 (ja) * 2017-04-24 2021-08-18 日軽金アクト株式会社 人や物の落下防止装置

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