JPH0316774Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316774Y2 JPH0316774Y2 JP1983122996U JP12299683U JPH0316774Y2 JP H0316774 Y2 JPH0316774 Y2 JP H0316774Y2 JP 1983122996 U JP1983122996 U JP 1983122996U JP 12299683 U JP12299683 U JP 12299683U JP H0316774 Y2 JPH0316774 Y2 JP H0316774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- webbing
- slip joint
- joint
- insertion hole
- notch
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 20
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 14
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の利用分野]
本考案は車両緊急時の乗員保護用シートベルト
装置に用いられて、ウエビング中間部を車体へ支
持させるためのウエビング中間部支持装置に関す
る。
装置に用いられて、ウエビング中間部を車体へ支
持させるためのウエビング中間部支持装置に関す
る。
[背景技術]
シートベルト装置のうち、連続ウエビングを用
いたものにあつては、乗員の肩拘束部から巻取装
置へ至るウエビング中間部がスリツプジヨイント
で車体側壁へ支持されている。このスリツプジヨ
イントはウエビング中間部をその長手方向へ自由
に移動可能として乗員の運転姿勢変更に対処して
いる。
いたものにあつては、乗員の肩拘束部から巻取装
置へ至るウエビング中間部がスリツプジヨイント
で車体側壁へ支持されている。このスリツプジヨ
イントはウエビング中間部をその長手方向へ自由
に移動可能として乗員の運転姿勢変更に対処して
いる。
またこのスリツプジヨイントは車両緊急時に乗
員の慣性力でウエビングに生じる大きな張力を確
実に車体へ伝達させるために、強固な構造となつ
ており、車体側壁へ確実に取付けられている。
員の慣性力でウエビングに生じる大きな張力を確
実に車体へ伝達させるために、強固な構造となつ
ており、車体側壁へ確実に取付けられている。
このため通常の体格よりも著しく小さな体格を
有する乗員、子供乗員等がウエビングを装着した
場合には、正規のウエビング装着位置へウエビン
グを装着させるために、不自然な姿勢となつた
り、乗員用シートを大きく移動させる必要があ
る。
有する乗員、子供乗員等がウエビングを装着した
場合には、正規のウエビング装着位置へウエビン
グを装着させるために、不自然な姿勢となつた
り、乗員用シートを大きく移動させる必要があ
る。
[考案の目的]
本考案は上記事実を考慮し、通常の体格より小
さい乗員が着座した場合にもこれに応じてウエビ
ングの肩拘束部のアンカーポイントを下方へ変更
すると共に、ウエビングを補助スリツプジヨイン
トに巻掛ける場合の作業性が向上し、かつウエビ
ングの補助スリツプジヨイントからの脱落を防止
することができるウエビング中間部支持装置を得
ることが目的である。
さい乗員が着座した場合にもこれに応じてウエビ
ングの肩拘束部のアンカーポイントを下方へ変更
すると共に、ウエビングを補助スリツプジヨイン
トに巻掛ける場合の作業性が向上し、かつウエビ
ングの補助スリツプジヨイントからの脱落を防止
することができるウエビング中間部支持装置を得
ることが目的である。
[考案の構成]
本考案に係るウエビング中間部支持装置では、
ウエビング中間部を巻掛けて折り返す主スリツプ
ジヨイントに加えて、この主スリツプジヨイント
と同軸的に相対回転可能に軸支され、主スリツプ
ジヨイントと乗員との間のウエビングを巻掛け可
能とされ、ウエビング巻掛け時にウエビングの肩
拘束のアンカーポイントを下方へ変更すると共に
ウエビングに追従して車体前後方向に揺動可能と
された長尺状の補助スリツプジヨイントを設け、
この補助スリツプジヨイントはジヨイント本体の
ウエビング挿通孔一部が外部へ連通される切欠部
を備えることによりウエビング中間部をこの挿通
孔へ挿入可能として、ウエビングの肩拘束部のア
ンカーポイントを下方へ変更可能とし、この切欠
部はストツパとこれを付勢する弾性体とによつて
閉止してウエビングの脱落を防止している。ま
た、シートを前方へ移動した場合等には、長尺状
の補助スリツプジヨイントが主スリツプジヨイン
トに対して回転することによつて、ウエビングの
パスに長尺状の補助スリツプジヨイントが追従し
シート移動時の乗員への圧迫感を低減することが
できる。
ウエビング中間部を巻掛けて折り返す主スリツプ
ジヨイントに加えて、この主スリツプジヨイント
と同軸的に相対回転可能に軸支され、主スリツプ
ジヨイントと乗員との間のウエビングを巻掛け可
能とされ、ウエビング巻掛け時にウエビングの肩
拘束のアンカーポイントを下方へ変更すると共に
ウエビングに追従して車体前後方向に揺動可能と
された長尺状の補助スリツプジヨイントを設け、
この補助スリツプジヨイントはジヨイント本体の
ウエビング挿通孔一部が外部へ連通される切欠部
を備えることによりウエビング中間部をこの挿通
孔へ挿入可能として、ウエビングの肩拘束部のア
ンカーポイントを下方へ変更可能とし、この切欠
部はストツパとこれを付勢する弾性体とによつて
閉止してウエビングの脱落を防止している。ま
た、シートを前方へ移動した場合等には、長尺状
の補助スリツプジヨイントが主スリツプジヨイン
トに対して回転することによつて、ウエビングの
パスに長尺状の補助スリツプジヨイントが追従し
シート移動時の乗員への圧迫感を低減することが
できる。
[考案の実施例]
第1図には本実施例に係るウエビング中間部支
持装置10が適用されたシートベルト装置が示さ
れている。
持装置10が適用されたシートベルト装置が示さ
れている。
このシートベルト装置では乗員拘束用ウエビン
グ12でシート14へ着座した乗員16を車両緊
急時に拘束状態とするようになつている。このウ
エビング12の一端は車体側壁18へ固着された
アンカープレート20へ係止されており、中間部
はタングプレート22、ウエビング中間部支持装
置10で折り返された後に巻取装置24へ巻取ら
れている。この巻取装置24は車体側壁18へ取
付けられており、ウエビング12の一端を付勢力
で巻取るが、車両緊急時にはウエビング12の巻
出しを瞬時に停止させるイナーシヤロツク機構が
内蔵されている。
グ12でシート14へ着座した乗員16を車両緊
急時に拘束状態とするようになつている。このウ
エビング12の一端は車体側壁18へ固着された
アンカープレート20へ係止されており、中間部
はタングプレート22、ウエビング中間部支持装
置10で折り返された後に巻取装置24へ巻取ら
れている。この巻取装置24は車体側壁18へ取
付けられており、ウエビング12の一端を付勢力
で巻取るが、車両緊急時にはウエビング12の巻
出しを瞬時に停止させるイナーシヤロツク機構が
内蔵されている。
またタングプレート22はバツクル装置26へ
係合可能であり、このバツクル装置26は車両略
中央部の床部から突出されるトンネル部28へ固
着されてシート14の側方に立設している。
係合可能であり、このバツクル装置26は車両略
中央部の床部から突出されるトンネル部28へ固
着されてシート14の側方に立設している。
ウエビング中間部支持装置10の構造を第2,
3図に従い詳細に説明する。
3図に従い詳細に説明する。
このウエビング中間部支持装置10はスリツプ
ジヨイントとしてのウエビング巻掛リング30が
連結板32で車体側壁18へ固着されている。す
なわち長円形状のウエビング巻掛リング30はそ
の一辺がウエビング巻掛部30Aとされており、
他の一辺が連結板32へ固着されている。この連
結板32へはボルト34が貫通した後にこのボル
ト34が車体側壁18へ螺合されている。連結体
32と車体側壁18との間には円筒状スペーサ3
5がボルト34の周りへ配置されて、ウエビング
巻掛リング30がボルト34の軸回りに回転可能
となつている。
ジヨイントとしてのウエビング巻掛リング30が
連結板32で車体側壁18へ固着されている。す
なわち長円形状のウエビング巻掛リング30はそ
の一辺がウエビング巻掛部30Aとされており、
他の一辺が連結板32へ固着されている。この連
結板32へはボルト34が貫通した後にこのボル
ト34が車体側壁18へ螺合されている。連結体
32と車体側壁18との間には円筒状スペーサ3
5がボルト34の周りへ配置されて、ウエビング
巻掛リング30がボルト34の軸回りに回転可能
となつている。
このようなウエビング巻掛リング30と連結板
32とは従来一般的に用いられているスリツプジ
ヨイントを構成している。
32とは従来一般的に用いられているスリツプジ
ヨイントを構成している。
前記ボルト34は第2,3図に示される如く、
支持プレート36の一端をも側壁18へ軸支する
ようになつている。この支持プレート36の他端
にはリベツト38で長尺状の補助スリツプジヨイ
ント40が固着されている。
支持プレート36の一端をも側壁18へ軸支する
ようになつている。この支持プレート36の他端
にはリベツト38で長尺状の補助スリツプジヨイ
ント40が固着されている。
この補助スリツプジヨイント40はジヨイント
本体42を有しており、このジヨイント本体42
は肉厚鋼板から打ち抜かれた略矩形状であり、そ
の一部へは前記リベツト38が貫通して車体側壁
18へ取付けられるようになつている。
本体42を有しており、このジヨイント本体42
は肉厚鋼板から打ち抜かれた略矩形状であり、そ
の一部へは前記リベツト38が貫通して車体側壁
18へ取付けられるようになつている。
ジヨイント本体42へは中央部に矩形状のウエ
ビング挿通孔44が貫通されており、ウエビング
巻掛リング30から乗員16へ至るウエビング1
2の中間部挿入用となつている。これによつてウ
エビング12の中間部はウエビング挿通孔44と
ジヨイント本体42の外側との間に形成される巻
掛部42Aで折り返されて方向転換される。
ビング挿通孔44が貫通されており、ウエビング
巻掛リング30から乗員16へ至るウエビング1
2の中間部挿入用となつている。これによつてウ
エビング12の中間部はウエビング挿通孔44と
ジヨイント本体42の外側との間に形成される巻
掛部42Aで折り返されて方向転換される。
ジヨイント本体42へはウエビング挿通孔44
の一部を外部と連通する切欠部46が形成されて
いる。これによつてウエビング中間部はこの切欠
部46を通つてウエビング挿通孔44から外部へ
取出して補助スリツプジヨイント40への巻掛け
を解除できるようになつている。
の一部を外部と連通する切欠部46が形成されて
いる。これによつてウエビング中間部はこの切欠
部46を通つてウエビング挿通孔44から外部へ
取出して補助スリツプジヨイント40への巻掛け
を解除できるようになつている。
この切欠部46に対応してジヨイント本体42
にはピン48でストツパ50が軸支されている。
このストツパ50は鋼板が略U字状に屈曲されて
おり、その両端部付近へピン48の挿入用貫通孔
52が穿設されている。このストツパ50の中間
部はジヨイント本体42の切欠部46付近からウ
エビング挿通孔44の内側へ突出した突起48と
巻掛部30Aとの間へ挿入されるようになつてお
り、これによつて第2図図示状態が時計方向へ最
大量回転した状態となつている。
にはピン48でストツパ50が軸支されている。
このストツパ50は鋼板が略U字状に屈曲されて
おり、その両端部付近へピン48の挿入用貫通孔
52が穿設されている。このストツパ50の中間
部はジヨイント本体42の切欠部46付近からウ
エビング挿通孔44の内側へ突出した突起48と
巻掛部30Aとの間へ挿入されるようになつてお
り、これによつて第2図図示状態が時計方向へ最
大量回転した状態となつている。
このためウエビング挿通孔44内へ挿通されて
いるウエビング12がこのストツパ50へ当接し
ても、ストツパ50はこの状態よりもさらにウエ
ビング挿通孔44を拡大する方向に回転すること
はなく、ウエビング挿通孔44の切欠部46を通
した不用意な脱落を防止できる。しかしこのスト
ツパ50は第2図2点鎖線で示される如く反時計
方向に回転すると、切欠部46を開放してウエビ
ング挿通孔44を外部と連通し、ウエビング12
の離脱を可能としている。
いるウエビング12がこのストツパ50へ当接し
ても、ストツパ50はこの状態よりもさらにウエ
ビング挿通孔44を拡大する方向に回転すること
はなく、ウエビング挿通孔44の切欠部46を通
した不用意な脱落を防止できる。しかしこのスト
ツパ50は第2図2点鎖線で示される如く反時計
方向に回転すると、切欠部46を開放してウエビ
ング挿通孔44を外部と連通し、ウエビング12
の離脱を可能としている。
ジヨイント本体42には突起54と反対側の端
部にウエビング挿通孔44に面して凹部54が形
成されており、この凹部54内へねじりコイルば
ね56が挿入されている。このねじりコイルばね
56はその一端がジヨイント本体42へ、他端が
ストツパ50へ当接しており、ストツパ50が第
2図時計方向へ付勢回転させて第2図実線状態を
維持させるようになつている。
部にウエビング挿通孔44に面して凹部54が形
成されており、この凹部54内へねじりコイルば
ね56が挿入されている。このねじりコイルばね
56はその一端がジヨイント本体42へ、他端が
ストツパ50へ当接しており、ストツパ50が第
2図時計方向へ付勢回転させて第2図実線状態を
維持させるようになつている。
次に本実施例の作用を説明する。
乗員16はシート14へ着座した後にタングプ
レート22をバツクル装置26へ係合させれば第
1図に示される如く3点式シートベルト装置の装
着状態となることができる。すなわちウエビング
12はアンカープレート20とタングプレート2
2との間が腰拘束部として、タングプレート22
と補助スリツプジヨイント40との間が肩拘束部
として作用することになる。この場合、ウエビン
グ巻掛部30Aと巻取装置24との間のウエビン
グ12は補助スリツプジヨイント40よりも車内
例を通つている。
レート22をバツクル装置26へ係合させれば第
1図に示される如く3点式シートベルト装置の装
着状態となることができる。すなわちウエビング
12はアンカープレート20とタングプレート2
2との間が腰拘束部として、タングプレート22
と補助スリツプジヨイント40との間が肩拘束部
として作用することになる。この場合、ウエビン
グ巻掛部30Aと巻取装置24との間のウエビン
グ12は補助スリツプジヨイント40よりも車内
例を通つている。
ウエビング巻掛部30はボルト32回りに自由
に回転可能であるため、乗員16が運転姿勢を変
更したりシート14を車体と相対移動させた場合
にも常に乗員16へ最適なウエビング装着状態を
付与することができる。
に回転可能であるため、乗員16が運転姿勢を変
更したりシート14を車体と相対移動させた場合
にも常に乗員16へ最適なウエビング装着状態を
付与することができる。
次に通常の体格よりも著しく小さな体格の乗員
が乗車する場合にはウエビング巻掛部30から乗
員へ至るウエビング12の中間部を補助スリツプ
ジヨイント40へ巻掛ければよい。
が乗車する場合にはウエビング巻掛部30から乗
員へ至るウエビング12の中間部を補助スリツプ
ジヨイント40へ巻掛ければよい。
すなわち、ウエビング12の中間部をストツパ
50へ押付ければ、このストツパ50はねじりコ
イルばね56の付勢力に抗して、第2図反時計方
向へ回転するので、特別に煩雑な操作を要するこ
となく、容易にウエビング12の中間部をウエビ
ング挿通孔44内へ挿入することができる。
50へ押付ければ、このストツパ50はねじりコ
イルばね56の付勢力に抗して、第2図反時計方
向へ回転するので、特別に煩雑な操作を要するこ
となく、容易にウエビング12の中間部をウエビ
ング挿通孔44内へ挿入することができる。
これによつて、ウエビング12の肩拘束部は補
助スリツプジヨイント40への巻掛部が車体への
係止部となり、適切なウエビング装着状態とな
る。
助スリツプジヨイント40への巻掛部が車体への
係止部となり、適切なウエビング装着状態とな
る。
また、補助スリツプジヨイント40はボルト3
4の軸回りに回転可能であるため、乗員がシート
を前方へ移動した場合には、長尺状の補助スリツ
プジヨイント40がウエビング巻掛リング30に
対して回転することによつて、ウエビングのパス
に長尺状の補助スリツプジヨイント40が追従
し、シート移動時の乗員1への圧迫感を低減する
ことができる。
4の軸回りに回転可能であるため、乗員がシート
を前方へ移動した場合には、長尺状の補助スリツ
プジヨイント40がウエビング巻掛リング30に
対して回転することによつて、ウエビングのパス
に長尺状の補助スリツプジヨイント40が追従
し、シート移動時の乗員1への圧迫感を低減する
ことができる。
車両が衝突時の緊急状態に陥ると、乗員16は
慣性力で衝突方向へ急激に移動する。これと同時
に巻取装置24は内蔵されたイナーシヤロツク機
構の作動でウエビング12の引出しを瞬時に停止
する。従つてウエビング12には大きな張力が生
じるが、この張力はジヨイント本体42、支持プ
レート36を介して車体側壁18へ確実に伝達さ
れて乗員の拘束状態が確保できる。
慣性力で衝突方向へ急激に移動する。これと同時
に巻取装置24は内蔵されたイナーシヤロツク機
構の作動でウエビング12の引出しを瞬時に停止
する。従つてウエビング12には大きな張力が生
じるが、この張力はジヨイント本体42、支持プ
レート36を介して車体側壁18へ確実に伝達さ
れて乗員の拘束状態が確保できる。
このような車両緊急時にもストツパ50は確実
にウエビング挿通孔44を閉止しているので、ウ
エビング12が不用意にウエビング挿通孔44か
ら離脱することはない。特にこの実施例では切欠
部46及びストツパ50が巻掛部30Aよりも車
両後方に配置されているので、車両緊急時にウエ
ビング12がストツパ50方向へ移動することは
なく、ウエビングの支持がさらに確実となつてい
る。
にウエビング挿通孔44を閉止しているので、ウ
エビング12が不用意にウエビング挿通孔44か
ら離脱することはない。特にこの実施例では切欠
部46及びストツパ50が巻掛部30Aよりも車
両後方に配置されているので、車両緊急時にウエ
ビング12がストツパ50方向へ移動することは
なく、ウエビングの支持がさらに確実となつてい
る。
なお、上記実施例の支持プレート36を板ばね
等の弾性体で形成して、ウエビングの非巻掛時に
付勢力で補助スリツプジヨイント40を車体側壁
18へ接近させる構成としてもよい。この場合に
は補助スリツプジヨイント40へウエビング12
が巻掛けられると、このウエビング張力で補助ス
リツプジヨイント40が第3図の図示状態へと移
動する。
等の弾性体で形成して、ウエビングの非巻掛時に
付勢力で補助スリツプジヨイント40を車体側壁
18へ接近させる構成としてもよい。この場合に
は補助スリツプジヨイント40へウエビング12
が巻掛けられると、このウエビング張力で補助ス
リツプジヨイント40が第3図の図示状態へと移
動する。
[考案の効果]
以上説明した如く方向案に係るシートベルト装
置用スリツプジヨイントでは、ウエビング中間部
巻掛用の主スリツプジヨイントに加えて主スリツ
プジヨイントと乗員との間のウエビングを巻掛け
可能とされウエビング巻掛け時にウエビングの肩
拘束のアンカーポイントを下方へ変更すると共に
ウエビングに追従して車体前後方向に揺動可能と
された長尺状の補助スリツプジヨイントを設け、
この補助スリツプジヨイントは切欠部を有するジ
ヨイント本体と、切欠部を閉止すると共にウエビ
ング挿通孔の縮小方向に回転して切欠部を開放す
るストツパ及びこのストツパを付勢する弾性体を
備えているので、確実にウエビング中間部を支持
してウエビングの肩拘束部のアンカーポイントを
下方へ容易に変更すると共に、シートを前方へ移
動した場合等には、長尺状の補助スリツプジヨイ
ントが主スリツプジヨイントに対して回転するこ
とによつて、ウエビングのバスに長尺状の補助ス
リツプジヨイントが追従しシート移動時の乗員へ
の圧迫感を低減することができる。またウエビン
グを補助スリツプジヨイントに挿入する場合の作
業性を向上し、かつウエビングの補助スリツプジ
ヨイントからの脱落を防止することができるとい
う優れた効果を有する。
置用スリツプジヨイントでは、ウエビング中間部
巻掛用の主スリツプジヨイントに加えて主スリツ
プジヨイントと乗員との間のウエビングを巻掛け
可能とされウエビング巻掛け時にウエビングの肩
拘束のアンカーポイントを下方へ変更すると共に
ウエビングに追従して車体前後方向に揺動可能と
された長尺状の補助スリツプジヨイントを設け、
この補助スリツプジヨイントは切欠部を有するジ
ヨイント本体と、切欠部を閉止すると共にウエビ
ング挿通孔の縮小方向に回転して切欠部を開放す
るストツパ及びこのストツパを付勢する弾性体を
備えているので、確実にウエビング中間部を支持
してウエビングの肩拘束部のアンカーポイントを
下方へ容易に変更すると共に、シートを前方へ移
動した場合等には、長尺状の補助スリツプジヨイ
ントが主スリツプジヨイントに対して回転するこ
とによつて、ウエビングのバスに長尺状の補助ス
リツプジヨイントが追従しシート移動時の乗員へ
の圧迫感を低減することができる。またウエビン
グを補助スリツプジヨイントに挿入する場合の作
業性を向上し、かつウエビングの補助スリツプジ
ヨイントからの脱落を防止することができるとい
う優れた効果を有する。
第1図は本考案に係るウエビング中間部支持装
置の実施例が適用されたシートベルト装置を示す
車両側方から見た正面図、第2図は第1図の主要
部を示す拡大図、第3図は第2図−線断面
図、第4図は本実施例の主要部を示す分解斜視図
である。 10……スリツプジヨイント、12……ウエビ
ング、16……乗員、18……側壁、30……ウ
エビング巻掛リング、40……補助スリツプジヨ
イント、42……ジヨイント本体、44……ウエ
ビング挿通孔、46……切欠部、50……ストツ
パ、56……ねじりコイルばね。
置の実施例が適用されたシートベルト装置を示す
車両側方から見た正面図、第2図は第1図の主要
部を示す拡大図、第3図は第2図−線断面
図、第4図は本実施例の主要部を示す分解斜視図
である。 10……スリツプジヨイント、12……ウエビ
ング、16……乗員、18……側壁、30……ウ
エビング巻掛リング、40……補助スリツプジヨ
イント、42……ジヨイント本体、44……ウエ
ビング挿通孔、46……切欠部、50……ストツ
パ、56……ねじりコイルばね。
Claims (1)
- 乗員の肩拘束部から巻取装置へ至るウエビング
中間部を車体へ支持させるウエビング中間部支持
装置であつて、車体側壁へ軸支されてウエビング
中間部を巻掛けて折り返す主スリツプジヨイント
と、この主スリツプジヨイントと同軸的に相対回
転可能に軸支され前記主スリツプジヨイントと乗
員との間のウエビングを巻掛け可能とされウエビ
ング巻掛け時にウエビングの肩拘束のアンカーポ
イントを下方へ変更すると共にウエビングに追従
して車体前後方向に揺動可能とされた長尺状の補
助スリツプジヨイントとを有し、この補助スリツ
プジヨイントはウエビング挿通孔の一部が外部へ
連通される切欠部を有するジヨイント本体と、こ
のジヨイント本体へ軸支されて前記切欠部を閉止
しウエビング挿通孔の縮小方向に回転し切欠部を
開放するストツパと、このストツパをウエビング
挿通孔の拡大方向へ付勢する弾性体と、を備えた
ことを特徴とするウエビング中間部支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12299683U JPS6030850U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ウエビング中間部支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12299683U JPS6030850U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ウエビング中間部支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6030850U JPS6030850U (ja) | 1985-03-02 |
JPH0316774Y2 true JPH0316774Y2 (ja) | 1991-04-10 |
Family
ID=30280926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12299683U Granted JPS6030850U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ウエビング中間部支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030850U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH056211Y2 (ja) * | 1985-06-19 | 1993-02-17 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414013Y1 (ja) * | 1964-06-30 | 1969-06-13 | ||
JPS5437321B2 (ja) * | 1975-10-28 | 1979-11-14 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53147030U (ja) * | 1977-04-25 | 1978-11-18 | ||
JPS5725606Y2 (ja) * | 1977-08-17 | 1982-06-03 | ||
JPS57120045U (ja) * | 1981-01-19 | 1982-07-26 |
-
1983
- 1983-08-08 JP JP12299683U patent/JPS6030850U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414013Y1 (ja) * | 1964-06-30 | 1969-06-13 | ||
JPS5437321B2 (ja) * | 1975-10-28 | 1979-11-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6030850U (ja) | 1985-03-02 |
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