JPH03152085A - エレベータ用乗場戸の非常開錠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータ用乗場戸の非常開錠装置に関する。 （従来の技術〕 従来のこの種の装置を第６図乃至第８図を参照しながら
説明する。エレベータ用乗場戸装置は、通常第６図に示
す如く、乗場（１）に配設された乗場戸（２）　、　（
２）と、乗場戸（２）　、　（２）の三方を囲む三方枠
の幕板（３）及び三方枠の縦枠（４）　、　（４）　　
とを備えて構成され、乗場戸（２）　、　（２）　と幕
板（３）とが同一平面に位置するように形成されている
。そして、一方の乗場戸（２）の上方には、非常時に手
動で乗場戸（２）を開放できるようにする開錠用の鍵穴
（５）が設けられている。 従来の非常開錠装置は、第７図、第８図に示す如く、乗
場戸（２）の内側の上方に配設されており、鍵穴（５）
　に開錠操作具（６）の先端を挿通して操作することに
よって解錠するようになされている。即ち、鍵穴（５）
　を有する乗場戸（２）は、第７図に示す如く、その上
＠縁のブラケット（６）を介してハンガープレート（７
）に取り付けられたハンガーローラ（８）を備え、該ハ
ンガーローラ（８）を介してハンガーケース（９）のレ
ール（１０）を転勤して開閉するように構成されている
。そして、上記ハンガープレート（７）の内面には、第
７図、第８図に示す如く、乗場戸（２）を施錠するラッ
チ機構（１１）が配設されている。該ラッチ機構（１１
）は、工ｌノベータ用かどの戸に、取り付けられた保合
部材（図示せず）によって付勢されて開錠し、乗場戸（
２）をかごの戸の動作に追随するようになされている。 従って、該ラッチ機構（１１）は、かごの戸の係合部材
に係合する一対の係合ローラ（１１＾）、（１１＾）と
、一方の係合ローラ（ＩＩＡ）をラッチ板（ＩＩＢ）　
に軸支する回転軸（ＩＩｃ）　とを備え、係合部材の係
合時に回転軸（ＩＩＣ）を中心にラッチ板（１１Ｇ）を
第８図中時計方向に回転させて、ラッチ板（ＩＩＣ）が
係合する掛は金（ＩＩＤ）から外して開錠されるように
構成されている。また、上記ラッチ板（１１Ｇ）と前記
鍵穴（５）との間には非常開錠機構（１２）が配設され
ている。該非常開錠機構（１２）は、前記ブラケット（
６）に取り付けられたガイド（１２Ａ）　　と、該ガイ
ド（１２Ａ）　に従って上下動自在に挿通された押え棒
（１２Ｂ）　とを備えて構成されている。尚、第６図中
、（１４）は乗場の呼び釦である。 従って、非常時に乗場戸（２）を開放する場合には、第
７図に示す如く、鍵穴（５）に開錠操作具（１３）を挿
通して下方に操作することによって非常開錠機構（１２
）の押え棒（１２Ｂ）をガイド（１２＾）に従って押し
上げると、押え棒（１２Ｂ）の上端がラッチ板（ＩＩＧ
）を第８図に示す如く時計方向に回転させて掛は金（１
１０）との係合を解いて開錠する。 （発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の非常開錠装置は、上述した如く、
乗場戸（２）に鍵穴（５）が設けられており、該鍵穴（
５）を隠蔽することができず、特にデザイン上の工夫を
要求される高級なエレベータでは、このような鍵穴（５
）を隠蔽する必要があった。 従来にも鍵穴が隠蔽されたエレベータについて撞案され
ているが、何れも三方枠が乗場戸よりも乗場側に突出し
た構成のものであって、三方枠の幕板と乗場所が同一平
面に位置するよりな工１ノベータについてのものではな
かった。 本発明は、上記課題を解決するためになされもので、鍵
穴を乗場から見えない位置に設けることにより、デザイ
ン性の向上を図ると共に、非常開錠時に乗場戸を傷付け
ることがないエレベータ用乗場戸の非常開錠装置を提供
することを目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 本発明のエレベータ用乗場戸の非常開錠装置は、エレベ
ータ用乗場戸が三方枠の幕板と同一平面に形成され、且
つ非常開錠機構を介してラッチ機構により施錠されるエ
レベータ用乗場戸の非常開錠装置において、上記乗場戸
と上記幕板との間に形成されている隙間に、上記ラッチ
機構に位置する鍵穴を設け、該鍵穴に鈍角に屈曲形成さ
れた開錠操作具の先端部を挿通して非常開錠機構を介し
て上記ラッチ機構を操作することによって開錠可能に構
成されたものである。 〔作用〕 本発明によれば、鈍角に屈曲形成された開錠操作具の先
端部を鍵穴に挿通して操作すると非常開錠機構を介して
ラッチ機構が付勢されて解錠し、乗場戸を手動で開放す
ることができる。 （実施例） 以下、３４１図乃至第５図に示す実施例に基づいて従来
と同一または相当部分には同一符号を付してその説明を
省略し、本発明の特徴を中心に説明する。尚、各図中、
第１図は本発明のエレベータ用乗場戸の非常開錠装置の
一実施例が適用されたエレベータ装置を示す正面図、第
２図は第１図におけるＩｔ　−Ｉｔ線断面図、第３図は
第２図におけるＩＩＩ　−ＩＩＩ線方向からの正面図、
第４図は本発明の他の実施例を示す第２図相当図、′ｓ
５図は第４図におけるｖ−ｖ線方向からの正面図である
。 本実施例のエレベータ用乗場戸の非常開錠装置（１２）
は、第１図に示す如く、鍵穴（５）が乗場戸（２）に設
けられておらず、第２図に示す如く、乗場戸（２）と三
方枠の幕板（３）との間に形成されている隙間に鍵穴（
５）を設けて構成されたものである。 即ち、鍵穴（５）は、第２図に示す如く、乗場戸（２）
の上ｔ４縁に取り付けられたブラケット（６）に穿設さ
れ、第３図に示す如く上記隙間に沿った横長の長孔とし
て形成されている。そして、該鍵穴（５）の位置するブ
ラケット（６）の内面側には、本実施例における非常開
錠機構（１５）が配設されている。該非常開錠機構（１
５）は、第２図、第３図に示す如く、鍵穴（５）の一端
側の上方に位置させて取り付けられた軸（１５八）と、
該軸（１５Ａ）に取り付けられた開錠レバー（１５Ｂ）
　　とを備えている。また、該非常開錠機構（１５）は
、第３図に・示す如く、上記鍵穴（５）の下側に沿って
並設された取付金（１５Ｇ）と該取付金（１５Ｃ）に沿
って取り付けられた軸（１５０）　と、該軸（１５Ｄ）
の一端において一端が螺子止めされて装着されたバネ（
１５Ｅ）　と、該バネ（１５Ｅ）の両端に取り付けられ
たキャップ（１５Ｆ）。 （１５Ｆ）　　とを備え、該バネ（１５Ｅ）の他端にそ
のキャップ（１５Ｆ）を介して上記開錠レバー（１５Ｂ
）の下、ｉ４が係合している。また、該非常開錠機構（
１５）を操作する開錠操作具（１３）は、第２図に示す
如く、略くの字状に屈曲形成され、その先端を上記鍵穴
（５）に挿通して上記開錠レバー（１５Ｂ）を付勢する
ようになされている。尚、上述した構成を除いた部分は
従来のエレベータ用乗場戸装置に準じて構成されている
。 次に、非常時における開錠動作について説明する。 まず、開錠操作具（１３）の先端を鍵穴（５）に挿通し
て非常開錠装置（１５）の開錠レバー（１５Ｂ）　に係
合させる。次いで、開錠操作具（１３）を第３図左方に
移動させると開錠レバー（１５Ｂ）は軸（１５Ａ）を中
心にしてバネ（１５Ｅ）の弾力に抗して時計方向に回転
してその上端がラッチ機構（１１）のラッチ板（ＩＩＢ
）を押し上げる。すると、ラッチ板（ＩＩＢ）はその回
転軸（ＩＩＧ）を中心に時計方向に付勢されて掛は金（
１１０）との係合が解除されて乗場戸（２）を手動で開
放し得る状態にする。また、開錠操作具（１３）を鍵穴
（５）から外すと、開錠レバー（１５８）　はバネ（１
５Ｅ）の付勢力を得て反時計方向に回転して元の状態に
復帰する。この動作に伴ってラッチ機構（１１）も元の
状態に戻りラッチ板（ＩＩＢ）　　と掛は金（１１Ｄ）
　とが係合して施錠する。従って、開錠操作具（１３）
によって非常開錠機構（１５）を付勢している問に乗場
戸（２）を開放するようにすれば良い。 以上説明した如く、本実施例によれば、鍵穴（５）を乗
場戸（２）と幕板（３）との間に形成されている隙間に
臨む乗場戸（２）のブラケット（６）に設けであるため
、鍵穴（５）が乗場（１）の正面から見えないように隠
蔽され、デザイン性を向上させることができる。また、
開錠操作具（１３）を乗場戸（２）と幕板（３）との隙
間において操作するため、乗場戸（２）を傷付けること
もない。 次に、本発明の他の実施例について説明する。 本実施例のエレベータ用乗場戸の非常開錠装置は、非常
開錠機構（１５）の開錠レバー（１５Ｂ）を乗場戸（２
）に対して前後方向に揺動自在に構成することによりて
ラッチ機構（１工）が作動するようにしたものである。 即ち、本実施例における非常開錠機構（１５）は、第４
図、第５図に示す如く、ブラケット（６）に、鍵穴（５
）に沿う軸（１５Ａ）が取り付けられ、該軸（１５Ａ）
に開錠レバー（１５Ｂ）が装着されている。そして、上
記鍵穴（５）は、上記開錠レバー（１５Ｂ）の下半部に
位置させてブラケット（６）に穿設されている。該鍵穴
（５）は、上記開錠操作具（１３）の先端を挿通し得る
大きさの穴に形成されておればよく、横長形状にする必
要はない。 本実施例では、開錠操作具（１３）を鍵穴（５）に挿通
し、開錠レバー（１５Ｂ）を押圧すれば、その上端でラ
ッチ板ＣＩＩＣ）を押し上げて掛は金（ＩＩＤ）　　と
の係合を解除する。

【発明の効果】

以上本発明によれば、デザイン性を向上させることがで
きると共に、乗場戸を傷付ける虞れがないエレベータ用
乗場戸の非常開錠装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のエレベータ用乗場戸の非常開錠装置が
適用されたエレベータ装置を示す正面図、第２図は第１
図におけるＩＩ　−ＩＩ線断面図、第３図は第２図にお
けるＩＩＩ　−ＩＩＩ線方向からの正面図、第４図は本
発明の他の実施例を示す第２図相当図、第５図は第４図
におけるＶ−Ｖ線方向からの正面図、第６図は従来のエ
レベータ装置を示す第１図相当図、第７図は第６図にお
ける■−■線断面図、第８図は第７図に招ける■−■線
方向からの正面図である。 各図中、（２）は乗場戸、（３）は幕板、（１１）はラ
ッチ機構、（１３）は開錠操作具、（１５）は非常開錠
機構である。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータ用乗場戸が三方枠の幕板と同一平面に形成さ
   れ、且つ非常開錠機構を介してラッチ機構により施錠さ
   れるエレベータ用乗場戸装置において、上記乗場戸と上
   記幕板との間に形成されている隙間に、上記ラッチ機構
   に位置する鍵穴を設け、該鍵穴に鈍角に屈曲形成された
   開錠操作具の先端部を挿通して非常開錠機構を介して上
   記ラッチ機構を操作することによって開錠可能に構成し
   たことを特徴とするエレベータ用乗場戸の非常開錠装置
   。