JP3470067B2 - 自動ドアのこじ開け防止装置 - Google Patents

自動ドアのこじ開け防止装置

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JP3470067B2
JP3470067B2 JP24668599A JP24668599A JP3470067B2 JP 3470067 B2 JP3470067 B2 JP 3470067B2 JP 24668599 A JP24668599 A JP 24668599A JP 24668599 A JP24668599 A JP 24668599A JP 3470067 B2 JP3470067 B2 JP 3470067B2
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安正 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平移動により開
口部を開閉する引き戸タイプの自動ドアの防犯装置に関
し、更に詳しくは、施錠状態のドアがこじられて強制的
にガイド溝から外されるのを防止する自動ドアのこじ開
け防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の自動ドアにおいては、ド
ア本体下部とガイド溝との隙間にバール等を差込みドア
本体を強制的にこじ上げることにより、ドア本体下部が
ガイド溝から外されると共に、ドア本体上部の戸車が上
部レールから外され、この外されたドア本体を前方ある
いは手前にずらすことで侵入者が建物内に侵入するとい
う犯罪が発生している。そこで、本願の出願人は、ドア
本体の下部に係合部を設け、ガイド溝内にドア本体の上
方への移動を防止するように前記係合部と係合する被係
合部を設けた自動ドアのこじ開け防止装置を提案してい
る(特願平10−149969参照)。この自動ドアの
こじ開け防止装置110は、図10に例示するように、
ドア本体101の下部にL型の係合部181を取付け、
ガイド溝105内には前記係合部181と係合する逆L
型の被係合部135を固定してなり、バール等をドア本
体101とガイド溝105の隙間に差込みドア本体10
1をこじ上げようとした際に、前記係合部181と被係
合部135が係合して、ドア本体101が上方に動かさ
れてガイド溝105から外されるのを防止するものであ
る。
【0003】しかしながら、上記従来の自動ドアのこじ
開け防止装置110では、ドア本体101がこじ上げら
れる際に、ドア本体101の下部に上方への力と開方向
への力とが同時に加えられると、即ち、ドア本体101
とガイド溝105の隙間にバール等が差込まれて、ドア
本体101がこじ上げられた状態で開方向移動される
と、係合部181と被係合部135との係合が外されて
しまう場合がある。特に、図10に示した自動ドアA’
のように、上方の無目102内からドア本体101上部
内に鍵棒171を進退させる電気錠等の施錠装置160
が設けられている場合には、ドア本体101の下部にお
いて開方向への移動を阻止する部材がないため、ドア本
体101の下部が施錠装置160近傍を支点に回転する
ようにして外されてしまうことが懸念される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、自
動ドアの全閉状態の際におけるドア本体の上方及び開方
向への強制的な移動を防止することで、防犯性に優れた
自動ドアのこじ開け防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段として、請求項1は、ドア本体の
下部に固定した係合部と、ドア本体下方のガイド溝内に
固定した被係合部とを備え、前記係合部と前記被係合部
は、ドア本体を全閉状態で上方移動しようとした際に係
合すると共に、同ドア本体を前記上方移動と同時に開方
向移動しようとした際にも係合するように形成され、
らに、前記被係合部の背後に施錠装置の鍵棒を出没可能
に配設し、該被係合部が鍵棒の受け部材として機能する
ようにしたことを特徴とする。ここで、ドア本体を前記
上方移動と同時に開方向移動しようとした際とは、ドア
本体に上方への力と開方向への力とが同時に作用した場
合を意味し、ドア本体をバール等でこじ上げた状態で開
方向へ移動しようとした場合を含む。また、前記係合部
と前記被係合部の具体的構成は、例えば、ドア本体の下
部に固定した係合部とドア本体下方のガイド溝内に固定
した被係合部とに、ドア本体の全閉状態において対向す
る対向面を形成し、これら各対向面に、ドア本体を前記
上方移動と同時に開方向移動しようとした際に係合する
フック部を形成すればよく、好ましくは、請求項2又は
3に記載した構成にすればよい。
【0006】即ち、請求項2では、上記係合部は、ドア
本体の下面から突出する略L型に形成され、上記被係合
部は、前記係合部と係合可能な略逆L型又は筒状に形成
され、前記係合部と前記被係合部における上下で対向す
る各面には、ドア本体を全閉状態で上方移動と同時に開
方向移動しようとした際に係合するフック部を形成し、
これら双方のフック部間には、ドア本体の通常の開閉動
作を可能にするクリアランスを形成していることを特徴
とする。
【0007】また、請求項3では、上記係合部は、ドア
本体の戸先面の下側に凹状又は凸状に形成され、上記被
係合部は、前記戸先面と対向する側枠面に前記係合部と
係合可能な凸状又は凹状に形成され、前記係合部と前記
被係合部における上下で対向する各面には、ドア本体を
全閉状態で上方移動と同時に開方向移動しようとした際
に係合するフック部を形成し、これら双方のフック部間
には、ドア本体の通常の開閉動作を可能にするクリアラ
ンスを形成していることを特徴とする。尚、上記請求項
2及び請求項3の構成において、係合部及び被係合部の
各々に形成されるフック部の数は一個もしくは複数個と
する。そして、請求項4では、上記係合部の側面に、前
記ガイド溝の側壁に摺接してドア本体の振れ止めとして
作用する摺接部材を設けたことを特徴とする。
【0008】上記技術的手段によれば、本発明は下記の
作用を奏する。 (請求項1)ドア本体の全閉状態において、ドア本体に
上方への力が作用すると、係合部と被係合部とが係合し
てドア本体の上方移動を防止し、更に、前記上方への力
と同時にドア本体に開方向の力が作用した場合にも、同
係合部と同被係合部とが係合してドア本体の上方移動及
び開方向移動を防止する。 (請求項2)ドア本体の全閉状態において、ドア本体に
上方への力が作用すると、略L型の係合部と逆L型又は
筒状の被係合部とが係合してドア本体の上方移動を防止
し、更に、前記上方への力と同時にドア本体に開方向の
力が作用した場合にも、係合部と被係合部の双方のフッ
ク部が係合してドア本体の上方移動及び開方向移動を防
止する。また、ドア本体を通常に開閉動作する際には、
双方のフック部間のクリアランスにより、ドア本体が前
記双方のフックで係止することなく開閉移動する。 (請求項3)ドア本体の全閉状態において、ドア本体に
上方への力が作用すると、ドア本体の戸先面側の凹部又
は凸部と、側枠面側の凸部又は凹部とが係合してドア本
体の上方移動を防止し、更に、前記上方への力と同時に
ドア本体に開方向の力が作用した場合にも、係合部と被
係合部の双方のフック部が係合してドア本体の上方移動
及び開方向移動を防止する。また、ドア本体を通常に開
閉動作する際には、双方のフック部間のクリアランスに
より、ドア本体が前記双方のフックで係止することなく
開閉移動する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動ドアの
こじ開け防止装置の一例を示す。このこじ開け防止装置
10は、図1に示すように、建築躯体開口部に設置され
た自動ドアAの下部に設けられる。自動ドアAは、両開
きの引き戸タイプの自動ドアであり、建築躯体開口部の
両側辺に設けた側枠3,3と、両側枠3,3の上端側に
取付けて図示しない駆動部を収納する無目2と、抜け防
止のアンカー15を下面に複数溶接して床面に埋め込ん
だガイド溝5と、両側枠3,3側の開口部を塞ぐように
して固定された2枚の固定ガラス4,4と、これら2枚
の固定ガラス4,4の間の開口部を前記駆動部により開
閉する2枚のドア本体1,1等を備え、これら2枚のド
ア本体1,1のそれぞれの下部に、こじ開け防止装置1
0を設けてなる。
【0010】ドア本体1は、上下左右の框を枠組した框
体21内にガラス板11を嵌め込んでなり、框体21上
端部の複数の戸車41により無目2内の上部レール12
に水平移動可能に吊り下げられると共に、框体21の下
端面から突出させた振れ止め部材51によりガイド溝5
内で案内されて開閉作動し、施錠装置60により施錠さ
れた全閉状態の際には、こじ開け防止装置10によって
こじ開けが防止される。
【0011】こじ開け防止装置10は、ドア本体1の下
部に設けた係合部81と、ドア本体1下方のガイド溝5
内に設けた被係合部35とからなり、ドア本体1の全閉
状態において係合部81と被係合部35とを係合させる
ことにより、ドア本体1の上方移動と、その上方移動と
同時に行われる開放移動とを防止する。
【0012】係合部81は、図3に示すように、水平方
向に突出する突出部81aを有する正面視略L型を呈す
ると共に、その突出部81aの上面に一個又は複数個の
フック部81bを形成してなり、突出部81aを戸先1
a側に向けて框体21の下面にネジ止め又は溶接等によ
り固定されている。
【0013】被係合部35は、水平方向に突出する突出
部35aを有する略逆L型を呈すると共に、突出部35
aの下面に一個又は複数個のフック部35bを形成して
なり、突出部35aを係合部81側に向けてガイド溝5
内にネジ止め又は溶接等により固定されている。
【0014】上記係合部81のフック部81bと上記被
係合部35のフック部35bは、図2に示すように、ド
ア本体1の全閉状態において、上下で対向すると共に、
双方のフック部81b,35a間にクリアランスHを有
するように設けられており、ドア本体1を全閉状態で上
方移動と同時に開方向移動しようとした際に係合し、ド
ア本体1の通常の開閉動作、即ち水平方向の開閉動作の
際には前記クリアランスHにより係合することがないよ
うに構成してある。
【0015】尚、フック部81bとフック部35bの各
々の数は、限定されるものでないが、係合部81と被係
合部35の係合を確実にするために、図示したように少
なくとも一方を複数にするのが好ましい。
【0016】また、振れ止め部材51は、図5に示すよ
うに、ガイド溝5の左右の側壁5a,5aに対向する両
側面にナイロン板等からなる摺接部材51aが接着され
ており、この摺接部材51aによって側壁5aとの摺動
抵抗を軽減してドア本体1をガタ付きなく且つ滑らかに
水平移動するようにしている。この振れ止め部材51
は、後述する図6に示す態様のように、係合部81を
止めとしても機能するように構成することで省いても
構わない。
【0017】また、施錠装置60は、施錠時に電気信号
を受けて無目2内から鍵棒71を下方に突出させ、この
鍵棒71を框体21の上部内に固定された受け部材(図
示せず)に係合させることにより、ドア本体1を開方向
に移動しなくする周知技術の電気錠である。
【0018】而して、上記構成のこじ開け防止装置10
によれば、ドア本体1の全閉状態においては、係合部8
1のフック部81bと被係合部35のフック部35bが
クリアランスHを置いて対向した状態となる。この状態
で、框体21の下部とガイド溝5との隙間にバール等を
差込みドア本体1をこじ上げようとすると、係合部81
の突出部81aと被係合部35の突出部35aとが当接
してドア本体1の上方への移動が防止される。更に、ド
ア本体1をバール等でこじ上げながら開方向に動かそう
とすると、係合部81のフック部81bと被係合部35
の被係合部35とが係合するため、ドア本体1の上方移
動と共に開方向移動が防止される。また、自動ドアAの
通常の開閉動作の際には、クリアランスHにより双方の
フック部81b,35bが係合しないため、ドア本体1
の水平移動が妨げられることはない。
【0019】尚、上記被係合部35は、図4に示すこじ
開け防止装置20のように、断面中空矩形の略筒状に形
成された被係合部45に代えても構わない。この場合、
被係合部45は、中空部45aの一方の開口端部を係合
部81側に向けてガイド溝5内にネジ止め又は溶接等に
より固定され、中空部45a内の上面には、係合部81
のフック部81bと係合可能な一個または複数個のフッ
ク部45bが形成される。このフック部45bは、被係
合部45を形成する筒状部材の上面を部分的にコの字形
に切込んで下方に折り曲げることで形成してある。そし
て、この筒状の被係合部45を構成したこじ開け防止装
置20においても、上記こじ開け防止装置10と同様の
作用効果を奏する。
【0020】次に、図6に示す態様のこじ開け防止装置
30について説明する。このこじ開け防止装置30は、
上述した係合部81及び被係合部35を二組設け、この
各組をドア本体1下部の左端側と右端側とに設けてい
る。更に、このこじ開け防止装置30は、係合部81を
振れ止めとしても機能するように構成することで、上記
した振れ止め部材51を省き、また、ドア本体1上方の
上記施錠装置60を框体21の下部内に設けた施錠装置
60’に代えて、被係合部35が鍵棒71の受け部材と
しても機能するように構成している。尚、施錠装置6
0’は、施錠時に框体21の前面下側の鍵穴61に図示
しない鍵を差し込んで回すことにより框体21の下面か
ら鍵棒71を突出させ、この鍵棒71を受け部材(図示
せず)に係合させることにより、ドア本体1を開方向に
移動しなくする周知技術の装置である。
【0021】前記構成を詳細に説明すると、こじ開け防
止装置30は、図6に示すように、框体21下面の両端
側のそれぞれに、係合部81を突出部81aが戸先1a
側を向くようにして固定すると共に、ガイド溝5内に、
前記それぞれの係合部81に対応させて被係合部35を
固定してある。この際、戸先1a側の前記被係合部35
は、施錠時に鍵棒71側面により当接されるように配置
されている。更に、各々の係合部81の両側面には、上
記した摺接部材51aが接着されている。尚、この態様
においては、係合部81及び摺接部材51aの縦断面形
状は、上述した図5に示す振れ止め部材51と同様にな
る。
【0022】而して、上記構成のこじ開け防止装置30
によれば、係合部81及び被係合部35が二組設けられ
ているため、それぞれに設けられた突出部81a,35
a及びフック部81b,35bが係合することで、全閉
時におけるドア本体1の上方及び開方向へのこじ上げに
対する強度が強化される。更に、二つの係合部81,8
1がそれぞれ摺接部材51aを介してガイド溝5の両側
壁5a,5aに摺接し、ドア本体1の振れ止めとして作
用する。その上、ドア本体1の施錠時に、戸先1a側の
被係合部35が鍵棒71側面に当接して鍵棒71の受け
部材となる。尚、二組の係合部81及び被係合部35
は、各組がドア本体1の左右両端側にそれぞれ位置する
ため、一方の組の係合部81が他方の組の被係合部35
に干渉することはない。また、被係合部35を、上述し
た筒状の被係合部45に代えてもよく、この場合も上記
同様の作用効果を得ることができる。
【0023】次に、図7に示す態様のこじ開け防止装置
40について説明する。このこじ開け防止装置40は、
係合部81及び被係合部35を複数組設け、それぞれの
組が、ガイド溝5の両側壁5a,5a間でガイド溝5の
長手方向に対する直角方向に、各々が互いに間隙を有し
て並列可能なように配置されている。尚、被係合部35
は、筒状の被係合部45であっても構わない。上記構成
によれば、それぞれの係合部81がドア本体1の開閉作
動時に他の組の被係合部35又は45に干渉することな
く、複数組設けたことでドア本体1の上方及び開方向へ
のこじ上げに対する強度が向上される。そして、この態
様では、摺接部材51aをガイド溝5の側壁5aに面す
る係合部81の片側側面に接着することにより、係合部
81にドア本体1の振れ止めとしての機能を併せ持たせ
ている。また、上記した図6に示す態様のように、一方
の被係合部35又は45を施錠時に鍵棒71側面に当接
させるようにすることで、この被係合部35又は45に
鍵棒71の受け部材としての機能を併せ持たせるように
してもよい。
【0024】次に、図8及び9に示す態様のこじ開け防
止装置50について説明する。このこじ開け防止装置5
0は、框体21の下端部をガイド溝5内に案内されるよ
うにした片開きの開き戸タイプの自動ドアBにおいて、
框体21の戸先1a面の下端近傍に設けた凸状の係合部
6と、戸先1aに対向する側枠3の側面3a下端近傍に
設けた凹状の被係合部7とにより構成されている。
【0025】係合部6は、図9(a)に示すように、戸
先1aから突出する凸状を呈し、戸先1a面に溶接等で
固定されており、その上面には、一個又は複数個のフッ
ク部6aが形成されている。
【0026】被係合部7は、縦断面矩形の略筒状に形成
された筒状部材7’を、側枠3に形成した凹部に嵌入し
てなる。筒状部材7’には、上述した筒状の被係合部4
5と同様に、上面を部分的にコの字形に切込んで下方に
折り曲げることで複数のフック部7aを形成してある
(図9(b)参照)。
【0027】フック部6aとフック部7aは、上述した
係合部81のフック部81b及び被係合部35のフック
部35bと同様に、ドア本体1の全閉状態において、上
下で対向すると共に、双方の間にドア本体1の通常の開
閉動作を可能にするクリアランスを形成している。
【0028】尚、自動ドアB全体の構成については、上
述した自動ドアAと基本的な構成を同様にしているた
め、同名称の部分に同一符号を付け、重複する詳細説明
を省略する。
【0029】而して、このこじ開け防止装置50では、
フック部6aを有する凸状の係合部6がフック部7aを
有する凹状の被係合部7と係合して、ドア本体1の上方
及び開方向へのこじ上げが防止される。尚、前記係合部
6を凹状に形成するとともに、被係合部7を凸状に形成
し、その各々にフック部6aとフック部7aを設けるこ
とで、上記同様にドア本体1の上方及び開方向へのこじ
上げを防止するように構成しても構わない。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。ド
ア本体の全閉状態において、ドア本体の下部とガイド溝
との隙間にバール等を差込みドア本体を強制的にこじ上
げて開放しようとすると、係合部と被係合部とが係合し
て、ドア本体の上方移動及び開方向移動を防止する。従
って、ドア本体が上方及び開方向に動かされて外される
のを防止できる。特に、電気錠等の施錠装置がドア本体
の上方に設けられている自動ドアの場合でも、ドア本体
の下部において係合部と被係合部が係合するため、ドア
本体が上方及び開方向に動かされて外されるのを防止で
きる。よって、自動ドアの全閉状態の際におけるドア本
体の上方及び開方向への強制的な移動が防止されて、防
犯性に優れた自動ドアのこじ開け防止装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動ドアのこじ開け防止装置の
一例を一部切欠し拡大して示す正面図。
【図2】 同自動ドアのこじ開け防止装置の要部を拡大
して示す縦断面図。
【図3】 同自動ドアのこじ開け防止装置を示す斜視
図。
【図4】 被係合部材の他例を示す斜視図。
【図5】 振れ防止の構造を示す縦断面図。
【図6】 本発明に係る自動ドアのこじ開け防止装置の
他例を一部切欠して示す正面図。
【図7】 本発明に係る自動ドアのこじ開け防止装置の
他例で、係合部と被係合部との位置関係を示す横断面
図。
【図8】 本発明に係る自動ドアのこじ開け防止装置の
他例を示す正面図。
【図9】 (a)は、図8に示す自動ドアのこじ開け防
止装置において要部を拡大して示す斜視図、(b)は、
同自動ドアのこじ開け防止装置において被係合部に用い
られる筒状部材を示す斜視図。
【図10】 従来の自動ドアのこじ開け防止装置の一例
を一部切欠し拡大して示す正面図。
【符号の説明】
A,B:自動ドア 1:ドア本体 1a:戸先 3:側枠 5:ガイド溝 6,81:係合部 6b,81b:フック部 7,35,45:被係合部 7b,35b,45b:フック部 10,20,30,40,50:こじ開け防止装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 21/00 E05F 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体の下部に固定した係合部と、ド
    ア本体下方のガイド溝内に固定した被係合部とを備え、 前記係合部と前記被係合部は、ドア本体を全閉状態で上
    方移動しようとした際に係合すると共に、同ドア本体を
    前記上方移動と同時に開方向移動しようとした際にも係
    合するように形成され、さらに、前記被係合部の背後に施錠装置の鍵棒を出没可
    能に配設し、該被係合部が鍵棒の受け部材として機能す
    るようにした 自動ドアのこじ開け防止装置。
  2. 【請求項2】 上記係合部は、ドア本体の下面から突出
    する略L型に形成され、上記被係合部は、前記係合部と
    係合可能な略逆L型又は筒状に形成され、前記係合部と
    前記被係合部における上下で対向する各面には、ドア本
    体を全閉状態で上方移動と同時に開方向移動しようとし
    た際に係合するフック部を形成し、これら双方のフック
    部間には、ドア本体の通常の開閉動作を可能にするクリ
    アランスを形成している請求項1記載の自動ドアのこじ
    開け防止装置。
  3. 【請求項3】 上記係合部は、ドア本体の戸先面の下側
    に凹状又は凸状に形成され、上記被係合部は、前記戸先
    面と対向する側枠面に前記係合部と係合可能な凸状又は
    凹状に形成され、前記係合部と前記被係合部における上
    下で対向する各面には、ドア本体を全閉状態で上方移動
    と同時に開方向移動しようとした際に係合するフック部
    を形成し、これら双方のフック部間には、ドア本体の通
    常の開閉動作を可能にするクリアランスを形成している
    請求項1記載の自動ドアのこじ開け防止装置。
  4. 【請求項4】 上記係合部の側面に、前記ガイド溝の側
    壁に摺接してドア本体の振れ止めとして作用する摺接部
    材を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動ドアの
    こじ開け防止装置。
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