JP2001262910A - 樹脂サッシ - Google Patents

樹脂サッシ

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JP2001262910A
JP2001262910A JP2000071605A JP2000071605A JP2001262910A JP 2001262910 A JP2001262910 A JP 2001262910A JP 2000071605 A JP2000071605 A JP 2000071605A JP 2000071605 A JP2000071605 A JP 2000071605A JP 2001262910 A JP2001262910 A JP 2001262910A
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frame
sash
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JP2000071605A
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English (en)
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Takayoshi Omae
貴義 大前
Tomoaki Kin
知晃 金
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Tostem Corp
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Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂サッシにおけるサブロックの取付性およ
び取付強度の向上を図る。 【解決手段】 上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1
c,1dからなる枠体1と、この枠体1内に少なくとも
一つが開閉移動可能に設けられた障子2,3と、外側の
障子3の室内面に取付けられ、内側の障子2に当接して
障子2,3の開移動を規制するサブロック12とを備
え、前記サブロック12は、ケース13と、このケース
内13に収納され、室内側に突出可能なロック体14と
を有し、前記ケース13の長手方向両端部に前記外側の
障子3の室内面に形成した取付穴37の周縁部にけんど
ん式に係合する係合溝45,46を形成し、少なくとも
一方の係合溝45の対向する縁部が長手方向に張出した
張出部40,41として形成され、両張出部40,41
間に取付穴37の周縁部を挟んだ状態でこれらを固定具
39により固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂サッシに係
り、特にサブロックの取付構造を改良した樹脂サッシに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サッシ例えば引違いサッシは、
上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体
内に開閉移動可能に設けられた内外の障子と、障子を閉
鎖状態にロックするためのメインロック(主錠)である
クレセントとを備えている。また、防犯性を高めるため
に、クレセントの他に、サブロック(補助錠)を備えた
ものも知られている。サブロックの一例としては、例え
ば実開昭56−89865号公報に記載されている。
【0003】サブロックは、外障子の室内面に取付けら
れ、ロック体(ストッパー)を室内側に突出させること
により、外部から室内に不正に侵入しようとする者がガ
ラスを割りクレセントを解錠して障子を開けようとして
も、ロック体が内障子に突っ支い棒のように当接するた
め、障子を開けることができず、不正侵入を防止するこ
とが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属製のサ
ッシにおいては、前記サブロックを外障子の室内面に取
付ける場合、外障子の下框の室内面に端部からサブロッ
クを差し込んで取付けるための切欠部を形成し、この切
欠部にサブロックを差し込み、前記下框の端部に縦框を
組付けることにより、、サブロックの取付けが完成する
ようになっている。
【0005】しかしながら、樹脂製のサッシにおいて
は、下框と縦框の端部同士が溶着されているため、前記
金属製のサッシのようなサブロックの取付構造を採用す
ることが困難であり、サブロックを取付けることが難し
かった。
【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、サブロックを確実且つ容易に取付けることがで
き、サブロックの取付性および取付強度の向上が図れる
樹脂サッシを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂サッシは、
上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体
内に少なくとも一つが開閉移動可能に設けられた障子
と、外側の障子の室内面に取付けられ、内側の障子に当
接して障子の開移動を規制するサブロックとを備え、前
記サブロックは、ケースと、このケース内に収納され、
室内側に突出可能なロック体とを有し、前記ケースの長
手方向両端部に前記外側の障子の室内面に形成した取付
穴の周縁部にけんどん式に係合する係合溝を形成し、少
なくとも一方の係合溝の対向する縁部が長手方向に張出
した張出部として形成され、両張出部間に取付穴の周縁
部を挟んだ状態でこれらを固定具により固定したことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
【0009】本発明を断熱性が高く寒冷地等に適した樹
脂製の引違いサッシに適用した実施の形態を示す図1、
図3ないし図4において、1は建物の開口に取付けられ
るサッシの枠体(サッシ枠)で、この枠体1内には、少
なくとも一つないし一方(本実施の形態では両方)が左
右方向に開閉移動可能な内外の障子2,3が設けられて
いる。
【0010】枠体1は、合成樹脂製例えば塩化ビニル製
の上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1c,1dによ
り方形(四方枠状)に形成されている。上枠1a、下枠
1bおよび左右の縦枠1c,1dは、同一断面形状に形
成されており、隣り合う端部が45度の角度で切断さ
れ、端部同士が溶着接合されていることが好ましい。
【0011】上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1
c,1dを構成する枠材は、剛性および断熱性を持たせ
るために外面部(下枠では下面部)1xと内面部(下枠
では上面部)1yの間に仕切壁1fで仕切られた複数の
中空部1hを有するホロー構造とされている。枠材の内
面部1yには例えば断面H状の突条部4a,4bが長手
方向に沿って二条ずつ形成されており、上枠1aおよび
下枠1bに形成された突条部4a,4bが、内外の障子
2,3を左右方向に移動可能に案内支持するためのレー
ルを構成している。障子2,3の重量がかかる下枠1b
の変形を防止するために、下枠1bの中空部1hには金
属製の芯材5が嵌挿されている。
【0012】前記障子2,3は、合成樹脂製の上框6
a、下框6bおよび左右の縦框6c,6dからなる方形
の框体6と、この框体6内にパッキン7を介して気密に
嵌め込まれたパネル例えばガラスパネル8とから主に構
成されている。上框6a、下框6bおよび左右の縦框6
c,6dを構成する框材は、前記枠材と同様、同一断面
形状に形成されいて、隣り合う端部同士が突き合わさる
よう45度の角度で切断され溶着接合されている。
【0013】また、框材は、中空部6hを有するホロー
構造とされ、その中空部6hに芯材9が嵌挿されてい
る。ガラスパネル8は、断熱性の高い複層ガラス(ペア
ガラス)からなっている。障子2,3の下框6bには、
戸車ユニット10が取付けられている。
【0014】内側の障子(内障子ともいう)2の召し合
せ框(召し内框ともいう)6cには、障子を閉鎖状態に
ロックするためのメインロックであるクレセント11が
設けられ(図1参照)、外側の障子(外障子ともいう)
3の召し合せ框(召し外框ともいう)6cには、クレセ
ント11が係合するクレセント受けが設けられている
(図示省略)。そして、外障子3の室内面には、内障子
2の召し内框6cの端部に当接して障子2,3の開移動
を規制するサブロック12が取付けられている。
【0015】このサブロック12は、図2〜図8に示す
ように、ケース13と、このケース13内に収納され、
室内側に突出可能なロック体14とを有している。サブ
ロック12は、ロック体14が外障子3の室内面から室
内側に突出して、内障子2を係止することにより障子
2,3を閉鎖状態に施錠するようになっている。
【0016】前記ロック体14は、第1ロック体14A
と第2ロック体14Bの少なくとも二つの部材から構成
されている。第2ロック体14Bには、第1ロック体1
4Aの突出位置を規制する規制部15が設けられ、第1
ロック体14Aと第2ロック体14Bとが係合により一
体的とされている。すなわち、第2ロック体14Bは、
第1ロック体14Aがケース13から所定の突出位置
(施錠位置)に突出した時、ケース13と第1ロック体
14Aを繋ぎ、第1ロック体14Aが外力で所定の突出
位置よりも更に外方へ曲がらないように規制ないし補強
するようになっている。
【0017】ケース13およびロック体14は、例えば
合成樹脂により形成されている。ケース13は、左右方
向(障子開閉方向)に長く(横長)、且つ、厚さ(見込
寸法)が薄く形成されている。ケース13には、ロック
体14を収納するための室内側(図6では上側)に開口
した凹状の収納部16が形成されている。ケース13の
両側部には、第1ロック体14Aの回動用長孔17と、
第1ロック体14Aをケース13内に収納状態に保持す
る係合部18aを有する回動規制孔(第1回動規制孔と
いう)18と、第2ロック体14Bの回動規制孔(第2
回動規制孔という)19とが左側から順に形成されてい
る。
【0018】第1ロック体14Aの基端部側両側部に
は、前記回動用長孔17および前記第1回動規制孔18
にそれぞれ入り込む支軸20および回動規制軸21とが
それぞれ突設されている。前記支軸20には、ケース1
3内の底部から反力を取って第1ロック体14Aの自由
端部側を外方に突出させるように付勢するバネ22が設
けられている。また、このバネ22により前記回動規制
軸21が前記係合部18aに係合するように付勢されて
いる。
【0019】前記回動用長孔17は、前記係合部18a
に対する回動規制軸21の係合およびその解除(離脱)
の動きを許容し得る長さの長孔とされている。従って、
第1ロック体14Aの基端部をバネ22の付勢力に抗し
て図2の矢印23方向へ操作すると、係合部18aに対
する回動規制軸21の係合が解除されることにより、第
1ロック体14Aの自由端部側がバネ22の付勢力で支
軸20を支点に回動してケース13内から外方(図6で
は上方)へ突出し、その突出量は第1回動規制孔18に
よって規制されるようになっている。
【0020】第1ロック体14Aの基端部側露出面に
は、前記係合部18aに対する回動規制軸21の係合を
解除して第1ロック体14Aを突出させるための操作を
し易いように多数の凹凸を有する操作部24が形成され
ている。この操作部24には、操作方向を示す矢印23
が形成されていることが好ましい。また、ケース13に
は、操作部24を操作し易いように凹面部25が形成さ
れていることが好ましい。更に、第1ロック体14Aに
は、操作部24の近傍に指先を引掛けて解除操作が可能
な凹状の引掛け部26が形成されていることが好まし
い。
【0021】前記第2ロック体14Bは、第1ロック体
14Aの自由端部側にその両側部を抱きかかえるように
してその長手方向および厚さ方向に移動可能に支持され
ており、第2ロック体14Bの両側部には、前記第2回
動規制孔に入り込む回動規制片27が突設されている。
この回動規制片27は、第2ロック体14Bがケース1
3内から外方へ突出した時に安定した係止状態および十
分な係止強度を確保し得るように横長に形成されている
ことが好ましい。
【0022】第2ロック体14Bは、図6〜図8に示す
ように、両側片部28,28と、両側片部28,28間
を連結する底部連結片部29および前端部連結片部30
とからなり、両側片部28,28間は第1ロック体14
Aの自由端部側を収容する上方が開放された収容部31
とされている。第1ロック体14Aおよび第2ロック体
14Bがケース13内に収納された状態では、第1ロッ
ク体14Aおよび第2ロック体14Bの上面部はケース
13の上面部と略同一面とされている。
【0023】第1ロック体14Aの自由端部側両側下縁
部には、長手方向に沿って突条部32が形成されてお
り、第2ロック体14Bの両側上縁部には、第1ロック
体14Aが突出した時にその突条部32と係合する内向
き鍔状の前記規制部15が形成されている(図8参
照)。従って、第1ロック体14Aがケース13内の収
納位置から突出すると、その突出過程で先ず第1ロック
体14Aの突条部32が第2ロック体14Bの規制部1
5に係合し、次いで第2ロック体14Bが第1ロック体
14Aに追従してケース13内から回動しながら突出
し、最後に第2ロック体14Bの突出位置がケース13
の第2回動規制孔19によって規制されるようになって
いる。これにより、第1ロック体14Aの突出位置ない
し突出量は、回動規制軸21と第1回動規制孔18によ
り規制されるだけでなく、第2ロック体14Bによって
も規制されるため、第1ロック体14Aの厚さが薄くて
も、その強度の向上が図れ、第1ロック体14Aの自由
端部が外力によって所定の突出量以上に変形ないし折れ
るのを防止することができる。
【0024】第1ロック体14Aの自由端部側両側上縁
部には、テーパー状の鍔部33が形成されており、第2
ロック体14Bの規制部15には、第1ロック体14A
の収納時にその鍔部33が係合するテーパー上の受部3
4が形成されている。また、第2ロック体14Bの両側
上縁部には、テーパー状の鍔部35が形成されており、
ケース13の上縁部には、第2ロック体14Bの収納時
にその鍔部35が係合するテーパー上の受部36が形成
されている。
【0025】外障子3の下框6bの室内面には、図9に
示すように、サブロック12を取付けるために、ケース
13を収容する長穴状の取付穴(開口部)37が形成さ
れている。図示例の下框6bにおいては、下方が開口し
た断面逆U字状に形成されており、その内部に戸車ユニ
ット10が取付けられるため、サブロック12を取付け
るためのスペースが狭い。このため、前記サブロック1
2は、前記スペースに収まるように厚さ寸法を小さく形
成されている。
【0026】前記下框6bの室内面は、図10に示すよ
うに、間隔の狭い外面部6xと内面部6yを有する二重
構造とされているため、サブロック12のケース13を
収容し得るようこれら外面部6xと内面部6yに跨って
前記取付穴37が形成されている。サブロック12のケ
ース13の上端周縁部には、前記取付穴37の周縁部に
外側(室内側)から当接する鍔部38が形成されてい
る。前記狭いスペースにサブロック12を取付けるため
に、サブロック12のケース13をけんどん式に取付け
るけんどん式取付構造と、ケース13の一端を固定具で
あるネジ39により固定する片側固定構造とが採用され
ている。
【0027】この場合、取付穴37は、ケース13を長
手方向(左右方向)に移動可能に収容する大きさに形成
されている。また、前記ケース13の長手方向両端部に
は、取付穴37の周縁部にけんどん式に係合する係合溝
45,46が形成され、一方(図10において右端)の
係合溝45の対向する縁部が長手方向に張出した張出部
40,41として形成されている。
【0028】これら張出部40,41のうち、外側の張
出部(外側張出部という)40は、前記鍔部38と連続
して形成されており、外面部6xの外面(室内面)に当
接されるようになっている。内側の張出部(内側張出部
という)41は、取付穴37から外面部6xと内面部6
yの隙間6sに挿入されることにより、取付穴37の周
縁部である外面部6xを挟んで前記外側張出部40と対
向するようになっている。他方(左端)の係合溝46の
対向する縁部は、前記額縁38と、取付穴37から外面
部6xと内面部6yの隙間6sに挿入されて前記鍔部3
8との間で取付穴37の周縁部である外面部6xを挟み
込む内側鍔部42とからなっている。
【0029】そして、前記ケース13は、両張出部4
0,41間に取付穴37の周縁部である外面部6xを挟
んだ状態でこれらを固定具であるネジ39で固定するこ
とにより、外障子3の室内面に取付固定されるようにな
っている。前記外側張出部40および内側張出部41に
は、ネジ39を捩じ込むめの孔部43,44が予め形成
されている(図6参照)。
【0030】この場合、外側張出部40に形成された孔
部43は、ネジ39を捩じ込む際に外面部6xから発生
するバリを逃すために、ネジ39のネジ径よりも大きく
形成されていることが好ましい。これにより、外面部6
xから発生するバリが外面部6xと外側張出部40の間
に入り込んで外側張出部40を浮き上がらせる不具合を
未然に防止することができる。また、前記ケース13の
一端のみをネジ39で固定し、このネジ39が内障子2
に隠れ、室内側に露出しないため、意匠性の向上が図れ
る。更に、ケース13の長手方向一端の外側張出部40
および他端の鍔部38は、障子開閉時に内障子2の気密
材(図示省略)に引っ掛かってダメージを与える恐れが
あるため、これを防止すべく曲面状に形成されているこ
とが好ましい。
【0031】次に、以上の構成からなる引違いサッシの
作用を述べる。サブロック12を外障子3の室内面に取
付ける場合には、その下框6bの室内面に予め形成して
おいた取付穴37に対して先ずサブロック12のケース
13を図10の矢印F方向(右方向)に移動して内側張
出部42を取付穴37から外面部6xと内面部6yの隙
間6sに挿入し、サブロック12のケース13を取付穴
37内に収容する。次に、サブロック12のケース13
を矢印R方向(左方向)へ取付穴37の左端に当接する
までスライド移動し、ケース13の鍔部38と内側鍔部
42の間で外面部6xを挟むようにして位置決めする。
【0032】このようにして、ケース13を取付穴37
に左右けんどん式に取付けて取付穴37の左端に位置決
めしたなら、外側張出部40から外面部6xおよび内側
張出部41に跨るようにネジ39を垂直に捩じ込んで固
定すればよい。このように、樹脂サッシにおいて、外障
子3の室内面にサブロック12を取付けるのにけんどん
式取付構造を採用し、外側張出部40と内側張出部41
の間に取付穴37の周縁部である外面部6xを挟んだ状
態で固定具であるネジ39でこれらを一体的に固定する
ようにしているため、前記内側張出部41がネジ39を
固定する際の裏板の役目を果たし、従って、裏板を別途
必要とせずにサブロック12を確実且つ容易に取付ける
ことが可能となり、樹脂サッシにおけるサブロック12
の取付性および取付強度の向上が図れる。換言すれば、
ケース13の長手方向両端部に、取付穴37の周縁部に
けんどん式に係合する係合溝45,46を形成してケー
ス13を取付穴37にけんどん式に取付けるようにして
あるため、サブロック12を迅速且つ容易に取付けるこ
とができると共に、少なくともケース13の一端を一本
のネジ39で固定するだけでよく、サブロック12を迅
速且つ確実に固定することができる。
【0033】外出あるいは就寝する場合には、サッシの
障子2,3を閉めてクレセント11を施錠すると共に、
サブロック12を施錠する。サブロック12の施錠は、
第1ロック体14Aの操作部24を矢印23の方向に操
作すればよく、これにより第1ロック体14Aをケース
13内の収納位置に保持している回動規制軸21と第1
回動規制孔18の係合部18aとの係合が解除され、第
1ロック体14Aがバネ22の付勢力で支軸20を支点
に回動してケース13内から外方すなわち室内側に突出
する。
【0034】この突出過程で、先ず第1ロック体14A
の両側の突条部32が第2ロック体14Bの規制部15
に係合し、次いで第2ロック体14Bが第1ロック体1
4Aに追従して外方へ突出し、最後に第2ロック体14
Bの突出位置が回動規制片27と第2回動規制孔19に
より規制される。この場合、第1ロック体14Aの突出
位置は、回動規制軸21と第1回動規制孔18により規
制されると共に、第2ロック体14Aによって規制され
る。特に、第2ロック体14Bは、ケース13の第2回
動規制孔19および回動規制片27を介して突出位置が
規制されると共に、第1ロック体14Aの自由端部側全
体を規制部15を介して規制するため、第1ロック体1
4Aの厚さが薄くても、第1ロック体14Aの自由端部
が外力によって所定の突出量以上に変形したり、折れた
りするのを防止することができる。
【0035】このように、ロック体14が、第1ロック
体14Aと第2ロック体14Bとの少なくとも二つの部
材からなるため、ロック体14に作用する外力ないし応
力を分散でき、ロック体14の強度の向上が図れ、サブ
ロック12の耐久性の向上が図れる。また、第2ロック
体14Bに第1ロック体14Aの突出位置を規制する規
制部15を設けることにより第1ロック体14Aと第2
ロック体14Bとが一体的とされ、第1ロック体14A
と第2ロック体14Bが入れ子状に重なって収納される
ように構成されているため、ロック体14の強度の向上
が図れることは勿論のこと、サブロック12の厚さ寸法
の低減ないしコンパクト化が図れ、サブロック12の取
付スペースを確保し難い樹脂サッシ等においても、サブ
ロック12を容易に取付けることが可能となる。
【0036】前記サブロック12によれば、外部から室
内に不正に侵入しようとする者がガラスパネル8を割り
クレセント11を解錠して障子2,3を開けようとして
も、ロック体14が内障子2に突っ支い棒のように当接
するため、障子2,3を開けることができず、不正侵入
を防止することができ、防犯性の向上が図れる。また、
サブロック12の施錠を解除(解錠)する場合には、最
外側に突出している第1ロック体14Aをバネ22の付
勢力に抗してケース13内に押し込めばよく、第1ロッ
ク体14Aおよび第2ロック体14Bが入れ子状に重な
ってケース13内に収納され、第1回動規制孔18の係
合部18aに回動規制軸21が係合して、これら第1お
よび第2ロック体14A,14Bの収納状態が保持され
る。
【0037】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、障子は、少なくとも
一つが開閉移動可能であればよく、他方が固定ないし嵌
め殺しであってもよい。また、障子は、三枚建、四枚建
であってもよい。ロック体は、従来のサブロックのよう
に単一の部材からなっていてもよい。サブロックは、金
属製であってもよい。本発明のサッシには、上げ下げ窓
も含まれる。前記実施の形態では、ケース13の一方
(右端)の係合溝45のみに張出部40,41を形成し
ているが、他方(左端)の係合溝46にも張出部を形成
してもよく、その張出部も固定具例えばネジ39で固定
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上要するに本発明の樹脂サッシによれ
ば、上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この
枠体内に少なくとも一つが開閉移動可能に設けられた障
子と、外側の障子の室内面に取付けられ、内側の障子に
当接して障子の開移動を規制するサブロックとを備え、
前記サブロックは、ケースと、このケース内に収納さ
れ、室内側に突出可能なロック体とを有し、前記ケース
の長手方向両端部に前記外側の障子の室内面に形成した
取付穴の周縁部にけんどん式に係合する係合溝を形成
し、少なくとも一方の係合溝の対向する縁部が長手方向
に張出した張出部として形成され、両張出部間に取付穴
の周縁部を挟んだ状態でこれらを固定具により固定した
ので、サブロックを確実且つ容易に取付けることがで
き、樹脂サッシにおけるサブロックの取付性および取付
強度の向上が図れる。また、サブロックの取付けが、従
来の切欠部係合式と異なり、取付穴嵌合式であるため、
サブロックの交換が容易で、メンテナンス性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す樹脂サッシの室内側
正面図である。
【図2】サブロックの正面図である。
【図3】図1のA−A矢視拡大断面図である。
【図4】図1のB−B矢視拡大断面図である。
【図5】サブロックの側面図である。
【図6】同サブロックのロック体が突出した状態の縦断
面図である。
【図7】図6のC−C矢視図である。
【図8】サブロックの動作を説明する図で、(a)はロ
ック体が収納状態の概略的横断面図、(b)はロック体
が突出状態の概略的横断面図である。
【図9】サブロックが取付けられる外障子の部分的室内
側正面図である。
【図10】サブロックの取付方法を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 枠体 1a 上枠 1b 下枠 1c,1d 縦枠 2,3 障子 12 サブロック 13 ケース 14 ロック体 39 ネジ(固定具) 40,41 張出部 45,46 係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
    体と、この枠体内に少なくとも一つが開閉移動可能に設
    けられた障子と、外側の障子の室内面に取付けられ、内
    側の障子に当接して障子の開移動を規制するサブロック
    とを備え、前記サブロックは、ケースと、このケース内
    に収納され、室内側に突出可能なロック体とを有し、前
    記ケースの長手方向両端部に前記外側の障子の室内面に
    形成した取付穴の周縁部にけんどん式に係合する係合溝
    を形成し、少なくとも一方の係合溝の対向する縁部が長
    手方向に張出した張出部として形成され、両張出部間に
    取付穴の周縁部を挟んだ状態でこれらを固定具により固
    定したことを特徴とする樹脂サッシ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291460A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Shin Nikkei Co Ltd クレセント付サッシ
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