JP3099803U - 防犯意匠戸システム - Google Patents

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野村 浩章
山下 義一
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Abstract

【課題】非常に高い防犯性を維持しつつ解放感を味わえ、審美性に優れた意匠戸を自在に
開閉できる防犯意匠戸システムを提供すること。
【解決手段】通気性良好で審美性に優れた意匠戸10と、意匠戸10の周縁枠10aを支
持する戸枠21を備えた枠体20と、意匠戸10と戸枠21との間に介装された室内側か
らのみ操作可能な固定手段とを備えた防犯意匠戸システムにおいて、固定手段を、所定の
暗証番号を入力することにより解錠可能なロック機構を備えた施錠手段30で構成する。
【選択図】 図1

Description

 本考案は防犯意匠戸システムに関し、より詳細には防犯性を具備しながら審美性にも優
れた防犯意匠戸システムに関する。
 一般的に、不審者が窓等から侵入するのを防ぐため、防犯すべき窓等には固定式の格子
戸が外側から取り付けられている。しかし、このような固定式の格子戸は、ベランダなど
への出入り口となる掃出し窓等には設置できず、また、緊急時の脱出を困難にするなどの
不具合があった。
 そこで、ベランダなどへの出入り口となる掃出し窓にも設置でき、また、緊急時の脱出
を容易にする防犯用シャッタや防犯サッシも従来から提案されている。例えば、下記の特
許文献1には、防犯機能を保持しつつ、緊急時の脱出を容易にする開閉格子付き窓サッシ
が開示されている。
 しかしながら、防犯用シャッタでは、就寝などのための閉時に換気が困難となるばかり
か外の景色が見えなくなり解放感が奪われ、また、外出時には泥棒に留守を知らせるよう
なものであった。さらに、外観が物々しくなり周囲に不足の警戒感を与えてしまうという
不具合があった。
 また、最近では侵入者がバールなどの工具を用い、固定式の格子戸や防犯用シャッタを
外側から短時間で取り外して侵入するケースも珍しくはなくなってきている。上記防犯サ
ッシにおいても、サッシが外側から容易に脱着できる構成となっており、安全性には疑問
を残していた。
 これらの課題に鑑み、本考案者は先に防犯性を具備しながら審美性にも優れた防犯意匠
戸システムを提案している(特許文献2参照)。該防犯意匠戸システムには、意匠戸に設
けられた戸孔と、戸枠に設けられた枠孔と、前記戸孔及び前記枠孔を貫く室内側からのみ
操作可能な杆状部材とで構成された固定手段が設けられ、前記戸孔と前記枠孔とに前記杆
状部材が室内側から挿入されることにより前記意匠戸と前記戸枠とが固定された形態や、
前記意匠戸に設けられたフックと、前記戸枠に設けられたループとで構成された固定手段
が設けられ、前記フックが前記ループに引っ掛けられることにより前記意匠戸と前記戸枠
とが固定される形態が開示されている。
 これらの固定手段によれば、防犯性を確保することができ、しかも簡単な操作で前記意
匠戸を前記戸枠にしっかりと固定することができるという利点があるものの、その製作が
容易ではないという課題があった。
実開平8−300号公報 実願2002−5274号
課題を解決するための手段及びその効果
 本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、非常に高い防犯性を維持しつつ解放感
を味わえ、審美性に優れた意匠戸を自在に開閉でき、必要に応じて意匠戸の取り外しが可
能で経済性にも優れた防犯意匠戸システムを提供することを目的としている。
 上記目的を達成するために本考案に係る防犯意匠戸システム(1)は、通気性良好で審
美性に優れた意匠戸と、該意匠戸の周縁枠を支持する戸枠を備えた枠体と、前記意匠戸と
前記戸枠との間に介装された室内側からのみ操作可能な固定手段とを備えた防犯意匠戸シ
ステムにおいて、前記固定手段が、所定の暗証番号を入力することにより解錠可能なロッ
ク機構を備えた施錠手段で構成されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(1)によれば、前記施錠手段が、通常、屋外からは操作でき
ないものであり、また、所定の暗証番号を正しく入力しなければ解錠できないものである
ので、例え、侵入者が室外から解錠を試みたとしても、短時間で解錠することは極めて難
しく、非常に高い防犯性を維持することができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(2)は、上記防犯意匠戸システム(1)におい
て、前記施錠手段が、前記意匠戸の室内側に配置され、少なくとも前記暗証番号の入力手
段を備えた本体部と、前記周縁枠の内部に前記本体部と対向させて配置され、施錠及び解
錠操作により出し入れされるロック部材を備えた座部と、前記戸枠に形成された、前記ロ
ック部材が収容される収容部材とを含んで構成されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(2)によれば、前記意匠戸を閉めた状態で、前記収容部材に
前記座部のロック部材を所定の施錠操作により収容させることにより、前記意匠戸を前記
戸枠にしっかりと固定することができる。また、所定の暗証番号を入力して解錠し、前記
ロック部材を前記座部内に収容させることにより、前記意匠戸と前記戸枠との固定状態を
解除することができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(3)は、上記防犯意匠戸システム(1)又は(
2)において、前記施錠手段の周辺に室外からの前記施錠手段の操作を防ぐための防護部
材が配設されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(3)によれば、前記防護手段により室外からの前記施錠手段
の解錠操作を阻止することができ、防犯性をより一層高めることができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(4)は、上記防犯意匠戸システム(1)〜(3
)のいずれかにおいて、前記枠体が、前記戸枠と、該戸枠から室内側に延設された支持枠
とで構成されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(4)によれば、前記枠体が、前記戸枠と前記支持枠とで構成
されているので、取り付けを行う窓枠などに前記支持枠を嵌め込んだ状態で取り付けるこ
とにより、前記窓枠と一体化させることができ、外観をすっきりとさせることができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(5)は、上記防犯意匠戸システム(4)におい
て、前記支持枠の上部が開放されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(5)によれば、前記支持枠の上部が開放されているので、上
部にシャッタが取り付けられている窓にもそのまま取り付けることができ、必要時には前
記意匠戸の室内側から前記シャッタを降ろすことができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(6)は、上記防犯意匠戸システム(1)〜(5
)のいずれかにおいて、前記戸枠が、前記意匠戸の摺動動作を支持するための、前記周縁
枠の上枠部を覆う断面視略コの字形状をした上部ガイドと、前記周縁枠の下枠部を覆う断
面視略コの字形状をした下部ガイドと、前記意匠戸を閉位置で固定するための、前記周縁
枠の側枠部を覆う断面視略コの字形状をした側部ガイドと、これらガイドを前記意匠戸毎
に仕切る仕切板とを備えていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(6)によれば、前記上部ガイドと前記下部ガイドとが、前記
意匠戸の前記周縁枠の上枠部及び下枠部を覆うとともに、前記側部ガイドが、前記意匠戸
の前記周縁枠の側枠部を覆う構成となっているため、外部から前記意匠戸を取り外すこと
が非常に難しい構造となっており、侵入行為を早期にあきらめさせることができる。また
、前記仕切板により、各意匠戸の周縁枠が仕切られるので、前記意匠戸の摺動動作が一層
スムーズになるとともに、室内側に配置された意匠戸の側枠部からのこじ開けも阻止する
ことができ、防犯性を高めることができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(7)は、上記防犯意匠戸システム(6)におい
て、前記上部ガイド、前記下部ガイド、及び/又は前記側部ガイドの室外側の側壁の高さ
が、室内側の側壁の高さより高く設定されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(7)によれば、前記上部ガイド、前記下部ガイド、及び/又
は前記側部ガイドの室外側の側壁の高さが、室内側の側壁の高さより高く設定されている
ので、外部からの前記意匠戸の取り外しが一層困難な構造とすることにより、侵入行為を
即座にあきらめさせることができ、防犯性をさらに向上させることができる。
 また本考案に係る防犯意匠戸システム(8)は、上記防犯意匠戸システム(6)又は(
7)において、前記上部ガイド及び前記下部ガイドの少なくとも一方が、断面視略L字形
状の主支持部と、該主支持部に室内側からのみ脱着可能に装着された補助支持部とで構成
され、該補助支持部の前記主支持部からの離脱により前記意匠戸の前記戸枠からの脱着が
自在となるように構成されていることを特徴としている。
 上記防犯意匠戸システム(8)によれば、前記上部ガイド又は前記下部ガイドが、前記
主支持部と該主支持部に室内側からのみ脱着可能な補助支持部とで構成されているので、
防犯性を確保しながら大きな家具を室内に搬入する際や清掃の際など、必要な時には前記
補助支持部を前記主支持部から離脱させて前記意匠戸全部を前記戸枠から取り外すことが
できる。
 以下、本考案に係る防犯意匠戸システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
は、実施の形態(1)に係る防犯意匠戸システムを室内側から見た場合の部分断面斜視図
である。図示のように、実施の形態(1)に係る防犯意匠戸システムは、通気性良好で審
美性に優れた意匠戸10と、意匠戸10の周縁枠10aを支持する戸枠21を備えた枠体
20とを備えている。
 意匠戸10は、掃出し窓開口部を略2分割する大きさに設定され、2つの意匠戸により
掃出し窓開口部の全体をカバーできる構成となっている。また、意匠戸10は通常の格子
戸とは異なり、人々に解放感及び心地よさを与える審美性を具備したデザインとなってい
る。
 枠体20は、戸枠21と、戸枠21の室内側に延設された支持枠22とで構成されてい
る。戸枠21は、意匠戸10の左右方向への摺動動作を支持し、案内するために、意匠戸
10の周縁枠10aの上枠部10bを覆う断面視略コの字形状をした上部ガイド23と、
意匠戸10の周縁枠10aの下枠部10cを覆う断面視略コの字形状をした下部ガイド2
4と、意匠戸10を閉位置で固定するための、意匠戸10の周縁枠10aの側枠部10d
を覆う断面視略コの字形状をした側部ガイド25と、これらガイド23、24、25を意
匠戸10毎に仕切る仕切板26とを備えている。                  
 上部ガイド23にはレール部23a、23bが設けられており、意匠戸10の周縁枠1
0aの上枠部10bの凹部と噛み合っている。同様に、下部ガイド24にもレール部24
a、24bが設けられており、意匠戸10の周縁枠10aの下枠部10cと噛み合ってい
る。下枠部10cの内部には、車輪(図示せず)が下枠部10cとレール部24a、24
bとの間に介装されており、摺動動作時の摩擦抵抗を低減させる構成となっている。
 また、上部ガイド23及び下部ガイド24の室外側のコの字形状の側壁の高さが、室内
側の側壁の高さより高く設定されている。これにより、意匠戸10の周縁枠10aの上枠
部10b及び下枠部10cの室外側をほぼ覆うことができ、外部からの侵入者が意匠戸1
0を取り外そうとする行為を確実に阻止することができる。
 また、支持枠22は、上部が開放されており、また、支持枠22の室外側の周端部には
、内側に屈折された接合部22aが形成されており、支持枠22は、接合部22aを介し
て戸枠21の下部ガイド24及び側部ガイド25の室内側の側壁に接合されるようになっ
ている。また、支持枠22の室内側の両側壁の端部は外側に屈折された接合部22bが形
成されており、支持枠22は、接合部22bを介して窓枠がはめ込まれた壁面などに取り
付けられるようになっている。
 そして2枚の意匠戸10を閉じた状態で、室内側から2枚の意匠戸10を戸枠21に固
定するために意匠戸10と戸枠21との間に、室内側からのみ操作可能な固定手段として
、所定の暗証番号を入力することにより解錠可能なロック機構を備えた施錠手段30が介
装されている。
 図2は、図1に示した施錠手段30の構造を説明するための分解斜視図である。図示の
ように施錠手段30は、意匠戸10の室内側に配設され、暗証番号の入力ボタン31aと
、ノブ31bとを備えた本体部31と、周縁枠10aの内部に本体部31と対向させて配
設され、施錠及び解錠操作により出し入れされる鎌形状のロック部材32aを備えた座部
32と、戸枠21の側部ガイド25に形成された、ロック部材32aが収容される収容部
材33とを含んで構成されている。収容部材33は、ロック部材32aが挿入される挿入
口33aを備えたパネル33bと、ロック部材32aが収められる受部33cとから構成
されている。
 意匠戸10と戸枠21とを固定する際には、まず、意匠戸10をほぼ完全に閉めた状態
でノブ31bを所定の施錠方向(例えば、右方向)に回動させる。すると該回動に連動し
てロック部材32aが座部32内から押し出されて収容部材33の挿入口33aに挿入さ
れる。そして、ノブ31bを所定の停止位置まで回動させるとロック部材32aが完全に
押し出され、ロック部材32aが収容部材33内部に引っ掛けられた状態で固定されるよ
うになっている。
 一方、意匠戸10を開ける際には、予め登録された所定の暗証番号を入力ボタン31a
を介して入力し、ノブ31bを解錠方向(例えば、左方向)に回動させると、該回動に連
動してロック部材32aが座部32に収容されて解錠されるようになっている。
 上記実施の形態(1)に係る防犯意匠戸システムによれば、施錠手段30が、通常、屋
外からは操作できないものであり、また、所定の暗証番号を正しく入力しなければ解錠で
きないものであるので、例え、侵入者が室外から種々の方法で解錠を試みたとしても、短
時間で解錠することは極めて難しく、非常に高い防犯性を維持することができる。また、
意匠戸10によりシャッタ等と違って解放感を味わえ、審美的心地よさも味わうことがで
きる。
 また、上部ガイド23と下部ガイド24とが、意匠戸10の周縁枠10aの上枠部10
b及び下枠部10cを覆うとともに、側部ガイド25が、意匠戸10の周縁枠10aの側
枠部10dを覆う構成となっているため、外部から意匠戸10を取り外すことが非常に難
しい構造となっており、侵入行為を早期にあきらめさせることができる。また、仕切板2
6により、2枚の意匠戸10の周縁枠10aが仕切られるので、前記意匠戸の摺動動作が
一層スムーズになるとともに、室内側に配置された意匠戸10の側枠部10dと側部ガイ
ド25とのわずかな隙間にバールの先端部などを差し込んでこじ開ける行為も阻止するこ
とができ、防犯性を高めることができる。
 また、枠体20が、戸枠21と支持枠22とで構成されているので、取り付けを行う窓
枠などに支持枠22を嵌め込んだ状態で取り付けることにより、前記窓枠と一体化させる
ことができ、外観をすっきりとさせることができる。また、支持枠22の上部が開放され
ているので、上部にシャッタが取り付けられている窓にもそのまま取り付けることができ
、必要時には意匠戸10の室内側から前記シャッタを降ろすことができる。なお、支持枠
22の形状は、上記形態に限られるものではなく、取り付け場所に応じて種々の形状に変
更することができ、例えば、支持枠22を袋戸式雨戸に取り付け可能な形状に加工するこ
とにより、前記シャッタ以外に袋戸式雨戸にも適用することができる。
 また、実施の形態(1)に係る防犯意匠戸システムでは、施錠手段30近傍の開口部1
1の面積を小さくした意匠戸10のデザインを採用することにより、外部からの施錠手段
30の操作を阻止するように構成されているが、別の実施の形態では、図3に示すような
外部からの入力ボタン31aの操作を阻止することのできる高さの防犯壁34を施錠手段
30周辺部分に配設してもよい。
 図4は、本考案の実施の形態(2)に係る防犯意匠戸システムを室内側から見た場合の
部分断面斜視図である。図示のように、本実施の形態(2)に係る防犯意匠戸システムは
、図1に示したものと枠体20Aの構造が異なっている。以下、その相違点について説明
し、同じ構成部分の説明をここでは省略する。
 枠体20Aは、戸枠21Aと支持枠22Aとで構成されている。戸枠21Aの下部ガイ
ド24Aは、2枚の意匠戸10を室内側から取り外すことを可能にするために、断面視略
L字形状の主支持部24cと、主支持部24cに室内側からのみ脱着可能に装着された補
助支持部24dとで構成され、補助支持部24dの主支持部24cからの離脱により意匠
戸10の前記戸枠からの脱着が自在となるように構成されている。
 また、外部から意匠戸10を取り外すことを確実に阻止するために、上部ガイト23及
び下部ガイド24Aにおけるコの字形状の側壁の高さhは、3cm〜20cmの範囲で設
定することが望ましい。これにより、上部ガイド23と下部ガイド24Aとにより、意匠
戸10の周縁枠10aの上枠部10b及び下枠部10cをほぼ覆うことができ、外部から
の侵入者が意匠戸10を取り外そうとするのを確実に阻止することができる。
 また、支持枠22Aの室外側の両側壁の端部には、内側に屈折された接合部22aが形
成され、支持枠22Aの室外側の下部端部には、室外側に延設された接合部22cが形成
されており、支持枠22Aは、接合部22aを介して戸枠21Aの側部ガイド25の室内
側の側壁に接合され、接合部22cを介して戸枠21Aの下部ガイド24Aの底面に接合
されるようになっている。
 図5は、図4に示した下部ガイド24Aを組み立てる様子を示した分解斜視図である。
図示のように、下部ガイド24Aが断面視略L字形状の主支持部24cと、補助支持部2
4dとで構成されており、補助支持部24dは、主支持部24cにボルト40及びボルト
孔41によって脱着可能に装着されている。
 上記のように構成された実施の形態(2)に係る防犯意匠戸システムによれば、戸枠の
上部ガイド23と下部ガイド24Aとが、意匠戸10の周縁枠10aの上枠部10b及び
下枠部10cをほぼ覆う構成となっているため、断面視略コの字形状の上部ガイド23及
び下部ガイド24を破壊しない限り、外部から意匠戸10を取り外すことができない。
 また、下部ガイド24Aが、主支持部24cと主支持部24cに室内側からのみ脱着可
能な補助支持部24dとで構成されているので、防犯性を確保しながら大きな家具を室内
に搬入する際や清掃の際など、必要な時には補助支持部24dを主支持部24cから離脱
させて意匠戸10全部を戸枠から取り外すことができる。
 また、補助支持部24dの主支持部24cへの装着にボルト40が用いられているので
、補助支持部24dの主支持部24cへの装着状態を固く保つことができ、且つ、工具を
用いることにより、室内側からは補助支持部24dを主支持部24cから容易に離脱させ
ることができる。
 なお、上記実施の形態(2)では、下部ガイド24Aだけが主支持部24cと補助支持
部24dとで構成されている形態について説明したが、別の実施の形態では、上部ガイド
23が同様に構成されていてもよい。
 また、上記実施の形態(1)、(2)に係る防犯意匠戸システムにおける意匠戸10は
、各種の金属材料を用いて構成することができる。例えば、意匠戸10をアルミニウム製
、すなわち周縁枠10aをアルミ枠とし、該アルミ枠にアルミ鋳物を組み込んだ構成とし
ても良い。前記アルミ鋳物を前記アルミ枠に組み込むことにより意匠戸10のデザインを
多様に変化させることができ、また、前記アルミ枠と前記アルミ鋳物とを塗装にて仕上げ
ることができるので、取り付ける建物や外壁に合った色にすることができ、意匠戸10の
審美性をさらに高めることができる。
 また、本考案は、上記実施の形態(1)、(2)で示した引き戸タイプのシステム以外
にも、開き戸タイプのシステムにも適用することができ、その場合、施錠手段30のロッ
ク部材や収容部材を開き戸タイプに合わせて適宜選択すればよい。
 また、上記実施の形態(1)、(2)では、掃き出し窓などに後付けする場合を想定し
た形態について説明したが、別の実施の形態では、掃き出し窓の窓枠と一体的に形成した
構造としてもよい。
 本考案に係る防犯意匠戸システムは、戸建て住宅やマンションなどの掃出し窓などに適
用可能であり、非常に高い防犯性を維持しつつ解放感を味わえ、しかも審美性に優れたも
のとすることができ、必要に応じて、意匠戸10を自在に開閉でき、意匠戸10の取り外
しも可能な建具として広く利用することができる。
本考案の実施の形態(1)に係る防犯意匠戸システムを室内側から見た場合の部分断面斜視図である。 図1に示した施錠手段の構成を説明するための分解斜視図である。 別の実施の形態に係る防犯意匠戸システムにおける施錠手段周辺を示した図である。 実施の形態(2)に係る防犯意匠戸システムを室内側から見た場合の部分断面斜視図である。 図4に示した下部ガイドを組み立てる様子を示した分解斜視図である。
符号の説明
10 意匠戸
20、20A 枠体
21、21A 戸枠
30 施錠手段

Claims (8)

  1.  通気性良好で審美性に優れた意匠戸と、
     該意匠戸の周縁枠を支持する戸枠を備えた枠体と、
     前記意匠戸と前記戸枠との間に介装された室内側からのみ操作可能な固定手段とを備え
    た防犯意匠戸システムにおいて、
     前記固定手段が、所定の暗証番号を入力することにより解錠可能なロック機構を備えた
    施錠手段で構成されていることを特徴とする防犯意匠戸システム。          
  2.  前記施錠手段が、前記意匠戸の室内側に配置され、少なくとも前記暗証番号の入力手段
    を備えた本体部と、前記周縁枠の内部に前記本体部と対向させて配置され、施錠及び解錠
    操作により出し入れされるロック部材を備えた座部と、前記戸枠に形成された、前記ロッ
    ク部材が収容される収容部材とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    防犯意匠戸システム。                              
  3.  前記施錠手段の周辺に室外からの前記施錠手段の操作を防ぐための防護部材が配設され
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防犯意匠戸システム。
  4.  前記枠体が、前記戸枠と、該戸枠から室内側に延設された支持枠とで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の防犯意匠戸システム。
  5.  前記支持枠の上部が開放されていることを特徴とする請求項4記載の防犯意匠戸システ
    ム。
  6.  前記戸枠が、前記意匠戸の摺動動作を支持するための、前記周縁枠の上枠部を覆う断面
    視略コの字形状をした上部ガイドと、前記周縁枠の下枠部を覆う断面視略コの字形状をし
    た下部ガイドと、前記意匠戸を閉位置で固定するための、前記周縁枠の側枠部を覆う断面
    視略コの字形状をした側部ガイドと、これらガイドを前記意匠戸毎に仕切る仕切板とを備
    えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の防犯意匠戸システム。
  7.  前記上部ガイド、前記下部ガイド、及び/又は前記側部ガイドの室外側の側壁の高さが
    、室内側の側壁の高さより高く設定されていることを特徴とする請求項6記載の防犯意匠
    戸システム。
  8.  前記上部ガイド及び前記下部ガイドの少なくとも一方が、断面視略L字形状の主支持部
    と、該主支持部に室内側からのみ脱着可能に装着された補助支持部とで構成され、該補助
    支持部の前記主支持部からの離脱により前記意匠戸の前記戸枠からの脱着が自在となるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の防犯意匠戸システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222956A (ja) * 2009-02-26 2010-10-07 Sankyo Tateyama Aluminium Inc

Cited By (1)

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JP2010222956A (ja) * 2009-02-26 2010-10-07 Sankyo Tateyama Aluminium Inc

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