JPH0345488Y2 - - Google Patents

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JPH0345488Y2
JPH0345488Y2 JP12114585U JP12114585U JPH0345488Y2 JP H0345488 Y2 JPH0345488 Y2 JP H0345488Y2 JP 12114585 U JP12114585 U JP 12114585U JP 12114585 U JP12114585 U JP 12114585U JP H0345488 Y2 JPH0345488 Y2 JP H0345488Y2
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JP
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knob
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door
buttons
button
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用ドアロツキングノブに関
するものである。
(従来の技術) 第7図は従来技術の問題点を説明するための図
である。通常、自動車のドアをロツクしたりある
いはその解除を行なう際には、ロツキングノブを
押し込んだり、引き上げたりすることによつてな
される。これは、ドアパネル内に組込まれたロツ
ク装置がリンクによつてロツキングノブKと接続
されており、ノブの操作によつて直接的にロツク
装置を作動させることができるからである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のノブは、上記のような構造であるため、
不正にロツク状態が解除される虞れがあつた。
そこで、本考案はノブに改良を加えて、不正な
解錠を阻止せんとした。
(問題点を解決するための手段) この解決として、本考案では特にいわゆる空
振り機構を採用することとした。すなわち、本考
案のノブは、中空体にて形成されたノブケース
と、このノブケース内に上下方向へ変位可能に設
けられかつドアパネルに内蔵されたドアロツク装
置と操作用リンクを介して連繋されるインナーノ
ブと、前記ノブケースに対しインナーノブを引上
げ操作可能に組込まれるノブボタンとを備えてな
り、このノブボタンとインナーノブとは常には離
間状態に保持され、引上げ操作時には係脱可能に
係合されるように組付けられているものである。
(作用) したがつて、ドアがロツクされている状態にお
いては、ノブボタンとインナーノブとは離間状態
にある。このため、不正にノブボタンが操作され
るようなことがあつても、このノブボタンが引上
げられるのみで、インナーノブは原位置に保持さ
れるため、依然としてロツク状態が保持されるこ
とになる。一方、ロツクを解除する場合には、ノ
ブボタンをインナーノブと係合させた状態で引き
上げれば、インナーノブも併せて引き上げられ、
ロツク装置によるロツクが解除される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。但し、第1図から第4図
までは本考案の第1実施例を示すものである。
ロツキングノブK1は、ドアDの窓枠部に組付
けられており、本例ではノブケース1と、このノ
ブケース1に対して昇降可能に収納されるインナ
ーノブ2とを主体として構成されている。
まず、ノブケース1から説明すると、同ケース
1は下向きに開口する断面ほぼ長方形の中空体で
あり、その下縁には抜け止め用フランジ縁3が張
出し形成されている。一方、その上部には一対の
ガイド部4,4が左右両方向へ一体に張出し形成
されている。両ガイド部4の下面には、ノブボタ
ン5がそれぞれ蟻嵌合によつてスライド可能に取
付けられている。そして、両ノブボタン5はノブ
ケース1において、両ガイド部4の下側にそれぞ
れ開口する窓部6を通してノブケース1内に押込
みうるようになつている。一方、両ノブボタン5
の内面からはピン軸7が対向して突出されてお
り、この間には両ノブボタン5を押し戻す方向に
付勢する第1戻しばね8が介在されている。そし
て、両ノブボタン5に対する抜け止めとして、そ
れぞれの両側面に弾性変形可能な抜け止め片9を
切り込み形成し、その先端に窓部6の開口縁に係
合する鉤縁10を折り曲げ形成している。さらに
また、ノブボタン5の内面であつてピン軸7の下
側には次述するインナーノブ2に対するストツパ
縁11がそれぞれ水平に突出され、さらにこの下
側には係合凹部12が形成されて、両ノブボタン
5の押込みに伴つてインナーノブ2の頭部2aに
係脱可能に係合するものの、常にはフリーな状態
となるように組込んである。
インナーノブ2は、ノブケース1に挿入され、
ストツパ縁11の下部側において上下に移動でき
るように組込まれている。また、その上部側は左
右両側から除肉されることによつて前述した頭部
2aが形成される一方、下部側には軸部2bが形
成されている。そして、この軸部2bに対しては
ドアパネルに内蔵されたドアロツク装置(図示し
ない)からのリンク13が、ばね押え用のストツ
パプレート14を通してねじ込まれている。スト
ツパプレート14は、その上面に一対の引掛け爪
15を備えて、ノブケース1の係止孔16に弾性
的に係合することができ、またこのストツパプレ
ート14とインナーノブ2との間には第2戻しば
ね17が介在されており、ノブケース1を押し下
げる方向に付勢している。
但し、本例におけるドアロツク装置としては、
リンク13の上げ下げによつてロツクあるいはそ
の解除を行なう形式のものが使用されている。
引き続き、上記のように形成された本例の作用
と効果を具体的に説明する。
まず、第1図aに示すドアのロツク状態におい
て、不正にドアDが開けられようとした場合の作
用から説明する。
このロツク状態では、第1戻しばね8によつて
両ノブボタン5が押し広げられているため、イン
ナーノブ2はフリーな状態にある。したがつて、
ノブケース1を持上げようとしても、ノブケース
1のみが第2戻しばね17に抗して持上げられる
(第1図b状態)。つまり、インナーノブノブ2は
原位置に残されるため、ドアDは依然としてロツ
ク状態に保持されることになる。すなわち、ロツ
クの不正な解除が空振りに終る。
正規にロツクを解除する場合には、まず両ノブ
ボタン5を第1戻しばね8に抗して押込んでやる
(第2図a状態)。こうすると、両ノブボタン5の
係止凹部12とインナーノブ2の頭部2aとが係
合するため、インナーノブ2が両ノブボタン5に
よつて挟み付けられることになる。したがつて、
このままの状態でノブケース1を持上げてやる
と、インナーノブ2もまた同時に引き上げられる
ため、リンク13の上昇によつて図示しないドア
ロツク装置が解除される(第2図b状態)。
ドアDをロツクする場合には、ノブケース1全
体を押し下げてやることによつて、ストツパ縁1
1がインナーノブ2の頭部2aを押圧するため、
リンク13の下降によつてドアロツク装置がロツ
ク作動する。
第5図および第6図は本考案の第2実施例を示
すものである。
第2実施例のものは、第1実施例のストツパ縁
11に代えて、ノブケース1の頂部裏面からイン
ナーノブ2に対する押込み軸部20を一体に垂下
形成するとともに、ノブボタン5を窓部6に対し
上下方向へのスライド可能に取付けている。そし
て、両ノブボタン5にはそれぞれ中括弧状に形成
された板ばね21の折り曲げ部分が対向して取付
けられており(第6図参照)、それぞれの自由端
側を押込み軸部20に当接させることによつて、
ノブボタン5を戻し方向に付勢した状態で保持し
ている。
なお、他の構成は第1実施例と同様であり、図
面中に同一符号を付すことで、その説明は省略す
る。
第2実施例のドアロツキングノブKにおいて、
まず、ドアDをロツクする場合には、ノブケース
1全体を押込んでやると、押込み軸部20がイン
ナーノブ2に突き当てられていることから、イン
ナーノブ2がリンク13を押し下げる結果、ドア
Dのロツクがなされる(第5図状態)。一方、ド
アDのロツク状態を解除する場合には、両ノブボ
タン5を窓部6の下位に下げて、第5図に示す実
線位置に保持しておく。このような状態におい
て、両ノブボタン5を押込んでやれば、ノブボタ
ン5がインナーノブ2にそれぞれ係合するため、
そのまま持上げてやればリンク13が持上げられ
てロツクが解除される。。
ところが、上記のロツク状態において不正にド
アロツクを解除しようとしても、インナーノブ2
と両ノブボタン5とはフリーな状態にあるため、
ノブボタン5およびノブケース1のみが持上げら
れ(ノブケース1が持上げられる場合には第2戻
しばね17に抗して持上げられる。)、インナーノ
ブ2はそのまま原位置に保持される。したがつ
て、第1実施例と同様、ドアロツクの不正な解除
が回避される。さらに、ロツク状態で両ノブボタ
ン5を上位に上げておくと(第5図において想像
線で示す状態)、ロツクを解除するためにノブボ
タン5を押込もうとしても、ノブボタン5とイン
ナーノブ2は係合しない、というように2重の安
全構造が採られているのである。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、正規に
引上げ操作されたときにのみ、ノブボタンとイン
ナーノブとを係合させるようにし、常には両者を
非係合状態に保持されるように設定したため、不
正にノブボタンが操作されても、インナーノブを
持上げることができず、不正な解錠が回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までは本考案の第1実施例を
示すものであつて、第1図a,bはそれぞれ不正
にロツクを解除しようとした場合の動作説明図、
第2図a,bは正規にドアのロツクを解除しよう
とした場合の動作説明図、第3図は全体を示す斜
視図、第4図は分解斜視図、第5図は本考案の第
2実施例に係るドアロツキングノブを示す断面
図、第6図は同分解斜視図、第7図は従来技術を
示す斜視図である。 1……ノブケース、2……インナーノブ、5…
…ノブボタン、K1,K2……ドアロツキングノ
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空体にて形成されたノブケースと、このノブ
    ケース内に上下方向へ変位可能に設けられかつド
    アパネルに内蔵されたドアロツク装置と操作用リ
    ンクを介して連繋されるインナーノブと、前記ノ
    ブケースに対しインナーノブを引上げ操作可能に
    組込まれるノブボタンとを備えてなり、このノブ
    ボタンとインナーノブとは常には離間状態に保持
    され、引き上げ操作時には係脱可能に係合される
    ように組付けられていることを特徴とする自動車
    用ドアロツキングノブ。
JP12114585U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0345488Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114585U JPH0345488Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114585U JPH0345488Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6231654U JPS6231654U (ja) 1987-02-25
JPH0345488Y2 true JPH0345488Y2 (ja) 1991-09-26

Family

ID=31010134

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12114585U Expired JPH0345488Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526204Y2 (ja) * 1985-08-26 1993-07-01

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JPS6231654U (ja) 1987-02-25

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