JPH0546593Y2 - - Google Patents

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JPH0546593Y2
JPH0546593Y2 JP15562388U JP15562388U JPH0546593Y2 JP H0546593 Y2 JPH0546593 Y2 JP H0546593Y2 JP 15562388 U JP15562388 U JP 15562388U JP 15562388 U JP15562388 U JP 15562388U JP H0546593 Y2 JPH0546593 Y2 JP H0546593Y2
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knob
lock
lock knob
door
slider
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車ドアの施解錠に用いられるロ
ツキングノブに関するものであり、より詳細には
ロツクした自動車ドアの解錠をロツクノブの再押
し込みと、スライダーの操作撮みの上下動作のい
ずれでもなし得るようにしたロツクノブの提供に
関する。
[従来の技術] 従来、自動車ドアのロツクの施解錠はドアのロ
ツク装置にリングで連設されるノブを自動車ドア
の窓枠部に設け、このノブをドアの窓枠部内に押
し入れたり、撮み出したりすることによつてなす
ことが多かつた。又、窓枠部内に押し入れられた
ノブの撮み出しが難しいことから窓枠部内に押し
入れられるノブの側面に撮みを突設しておき、撮
みを上方に押し上げるようにしてドアロツクの解
錠をなすことが一般になされていた。
[考案が解決しようとする課題] かゝる従来の押し込みタイプのドアロツク用の
ノブは窓枠部内への押し入れの操作性と美観上の
点から比較的丸味を有したシンプルな桿状のもの
が多く、操作に馴れていない者あるいは老幼者が
ノブを上方に撮み出してロツクの解錠をした上で
ドアを円滑に開放する手段としては不都合があつ
た。又、ノブを撮み出す手指が濡れていたり、厚
目の手袋をしている場合等ではノブを確実に撮む
ことができないことがあり、更に、急いでノブを
撮み出してロツクを開放する必要のある場合、あ
るいは運転席から後部の座席ドアのロツクを解除
する必要のある場合等に不都合があつた。
かゝる点から窓枠部内に押し入れられた状態で
取付けられているノブの側面に撮みを設け、この
撮みを上方に持ち上げるようにしてドアのロツク
を解除する方法が採られている。しかしながら、
このドアロツクの解除方法においても操作に馴れ
ていない者あるいは老幼者はノブを解除する撮み
を手際良く見い出し、しかもこれを上方に引き上
げてドアのロツクを解除することが難しく、ドア
のロツク解除が円滑になされない不都合があつ
た。
又、夜間等で車室内が暗い場合、通例ノブを確
認した上で、このノブの撮みを探すことが多く、
操作に馴れた者でも緊急にドアロツクの解放が必
要とされる場合に対応しがたいことがあつた。
更に、前記の従来例と同様に運転席から後部の
座席ドアのロツク解除をなす必要のある場合に、
これに円滑に対応しきれない不都合があつた。
本考案にかゝる自動車用ドアのロツキングノブ
は、かゝる従来ノブにおける不都合に鑑み、ノブ
の押し込みによるドアロツクの施錠と、ノブの再
押し込みのみによるドアロツクの解錠と、ノブに
取付けたスライダーの撮みの上下動操作によるド
アロツクの解錠とをなし、ドアロツクの施解錠操
作を操作に不馴れな者、あるいは老幼者でも容
易、確実になし得るようになすと共に、緊急時に
おけるドアロツクの解錠操作にも適し、又運転席
からも容易に後部座席ドアのロツクの解錠をなし
得るようにしたロツキングノブの提供を目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] かゝる目的を達成するために本考案の自動車用
ドアのロツキングノブでは、このロツキングノブ
をロツクノブAと、このロツクノブAの係脱に用
いられるカム片Bと、ロツクノブAに被嵌されて
カム片BとロツクノブAとの係止を解くスライダ
ーCと、このスライダーCで操作された該カム片
Bの倒し込んでロツクノブAとの係止を解く揆ね
出しレバーDとで構成されており、先ずロツクノ
ブAを、常時上方に向けて弾発付勢し、このロツ
クノブAの下部に接続したロツド1を引き上げ状
態となして、ドアのロツク装置とリンクを介して
接続されている該ロツド1の引き上げ状態によつ
て、ドアロツクが常時開の状態となるように構成
している。次いでカム片Bは、該ロツクノブAの
背面側に突設されたピン2と係脱可能に係合され
ると共に、該ロツクノブAを下方に押動した際に
該ロツクノブAを、その押動位置で係止し、更に
該ロツクノブAを下方に僅かに押し下げることに
よつて該ロツクノブAの係止を解き、しかも該ロ
ツクノブAのピン2と引き離される側に向けて倒
し込み可能の状態で起立して設けられている。次
いでスライダーCは、前記ロツクノブAに被嵌状
に取付けられており、該ロツクノブAの下部側に
向けて常時弾発付勢されていると共に該ロツクノ
ブの前面側に操作撮みが設けられている。更に、
揆ね出しレバーDは倒L字状をなし、その屈曲部
でロツクノブAに枢支されており、その一方が前
記スライダーCの上方で該ロツクノブAから背面
方向に向けて突出して設けられ、又他方が該ロツ
クノブAの下部側に向け、しかも該ロツクノブA
の側に常時弾発付勢されて設けられている。
[作用] 本考案にかゝる自動車用ドアのロツキングノブ
は叙上における特長ある構成から、ロツクノブA
を下方に押し下げる動作で、このロツクノブAに
あるロツド1を下方に押しさげ、これによつてリ
ンクを介して連設されているドアのロツクを閉め
ると同時に該ロツクノブAのピン2をカム片Bに
係止させて該ドアのロツク状態を維持する。
次いで、該ロツクノブAを再度下方に押すこと
によつて、ロツクノブAのピン2がカム片Bから
外れ、ロツクノブAはその上方に向けた付勢力に
よつて押し込み動作前の位置にまで復帰され、こ
れに伴つてドアロツクに接続されているロツド1
を上方に引き上げてドアロツクの解除をなす。
又、前記のロツクノブAがその押し込み位置で
カム片Bに係止されて、ドアをロツク状態として
いるときにスライダーCの操作撮みをロツクノブ
Aに添つて上方に引き上げることによるて、該ロ
ツクノブAに枢支されていた揆ね出しレバーの上
部側が該スライダーCで上方に持ち上げられ、こ
の上部側レバーの持ち上げ動作に伴つて下部側レ
バーが該ロツクノブAの背面側に向けて回動状に
揆ね上げられて前記ロツクノブAのピン2の係合
しているカム片Bを該ピン2と引き離される側に
倒し込み、カム片Bと、ピン2との係合を解く。
このカム片Bからのピン2の解き放しに伴つて前
記ロツクノブAはその付勢力で上方に揆ね上げら
れると共にドアのロツク装置に連設されているロ
ツド1を上方に引き上げて、ドアロツクの解除を
なす。
更に、前記のロツクノブAがその押し込み装置
でカム片Bに係止されて、ドアをロツク状態とし
ているときにスライダーCの操作撮みをロツクノ
ブAに添つて下方に押し下げるように押し込むこ
とによつて、該ロツクノブAに嵌まり合つている
スライダーCは該ロツクノブAの前面側とスライ
ダーCの撮み部側との当接する面を支点としてテ
コ状に動作し、該スライダーCの背面側の下部が
該ロツクノブAの背面から浮き上げられるように
突出される。そして、このロツクノブAの背面か
ら浮き上げ状態に突き出されたスライダーCによ
つてロツクノブAのピン2を受けているカム片B
が該ピン2と引き離される方向に倒し込まれ、ピ
ン2とカム片Bとの係合が解かれる。このカム片
Bからのピン2の解き放しに伴つて前記ロツクノ
ブAはその付勢力で上方に揆ね上げられると共に
ドアのロツク装置に連設されているロツド1を上
方に引き上げて、ドアロツクの解除をなす。
[実施例] 以下本考案にかゝる自動車ドアのロツキングノ
ブの典型的な一実施例を添付の図面について説明
する。
このドアのロツキングノブは通例操作がし易い
ようにドアの上部窓枠部Eに設けられるものであ
つて、ロツキングノブの操作に適するハウジング
Fと、このハウジングF内に組入れられて常時上
方に向けて弾発付勢されて昇降自在とされロツク
装置に直接連設されているロツクノブと、このロ
ツクノブAの背面側に設けたピン2が係脱され
て、該ロツクノブAを、その付勢力に抗して押し
込み位置に係止停止させ、又はこの係止を解いて
該ロツクノブAを上方に揆ね上げさせるカム片B
と、該ロツクノブAの下部側に向けて常時弾発付
勢されながら該ロツクノブAに緩く被嵌するよう
に取付けられて前面側に設けた操作撮みを強く下
方に押し下げることによつて嵌め合された背面側
に該ロツクノブAの背面から外方に浮き上げられ
るように突き出すようにしたスライダーCと、こ
のスライダーCを該ロツクノブAに添つて持ち上
げることによつて倒L字状に構成された上部バー
が回動され、これに伴つてロツクノブAの側に常
時弾発付勢していた下部バーが該ロツクノブAの
背面から揆ね出されて前記ロツクノブAのピン2
を係止していたカム片Bを該ピン2と引き離され
る方向に倒し込む揆ね出しレバーDとで構成して
ある。先ず、ハウジングFはドアの上部窓枠部E
の外観を損うことのないように該ドア面に一致す
る曲面をもつものとされ、ロツクノブAの出没さ
れるスリツト3と、スライダーCの操作撮み4の
昇降操作に用いられる窓5とを有し、周縁の鍔6
と係止片7との間で窓枠部Eを挾持するようにし
て固定される。
次いで、該ハウジングFに組入れられるロツク
ノブAは細長い偏平な環状をなし、下部にロツド
1が螺着されて、該ロツド1を共にスプリング8
でブラケツト9上に常時該ロツクノブAが上方に
付勢されるように設けてある。尚、スプリング8
で上方に弾発付勢されているロツクノブAは、こ
のロツクノブAに設けたスライダーCの操作撮み
4がハウジングFの窓5の上縁と接することによ
つて、その上方への移動を制限される他、ブラケ
ツト9に設けた割溝9aから下方に延びるロツド
1を該ブラケツト9の下面に添うようにL字状に
折曲げ、このL字状に折曲げられた桿部1aを該
ブラケツト9の下面に当接させることによつて
も、その上方への移動が制限される。
そして該ロツクノブAは、背面側が刳抜き状の
凹陥部10とされ、該凹陥部10が上下方向の略
中間の仕切壁11で区分されていると共に該仕切
壁11の背面側の上面略中央に浅いガイド溝11
aを設け揆ね出しレバーDの回動々作溝となして
ある。又、この仕切壁11より稍々上方に位置し
たロツクノブAの背面側の側壁に一対の軸受部1
2,12を設け、この軸受部12,12に設けた
軸孔12aにガイド溝12bから揆ね出しレバー
Dの軸桿13を押し入れ枢支するようにしてあ
る。又、ロツクノブAの下部の背面側に設けられ
たボス部14にピン2の基部を螺挿し、該ピン2
がロツクノブAの背面方向に略水平の状態で突き
出すように設けカム片Bと係合できる構成として
ある。尚、ロツクノブの前面側の両側の下半分に
はガイドリブ15を設けスライダーCの昇降操作
並びにテコ状の操作に適する構成としている。
かゝるロツクノブAに対し、揆ね出しレバーD
は略倒L字状に構成されており、上部バー16a
と下部バー16bの略屈曲部に設けた軸桿13で
ロツクノブAの背面側の軸孔12aに枢支されて
いると共に下部バー16bがスプリング17によ
つて該ロツクノブAの側に常時弾発付勢されてい
る。尚、揆ね出しレバーDはスライダーCによる
持ち上げ動作を確実とすると共にスプリング17
の捲装空間を大目に設ける意図から上部バー16
aを幅広の板状とし、且つ軸桿13の一方13′
を長目としてある。又、下部バー16bが軸桿1
3の略中央に設けられカム片Bの揆ね上げに適す
るように下端をロツクノブAの背面側から更に突
き出した係当頭部16b′としてある。
かゝる揆ね出しレバーDを有するロツクノブA
に被嵌状に取付けられるスライダーCは一対の側
壁18,18間の前面側の上部に操作撮み4が設
けられ、背面側の側壁18,18の上部間に解除
バー19が設けられていると共に側壁18,18
の下部間には背面側から前面側に向けて底壁20
が舌片状に設けられている。そして該底壁20の
前面側と、この前面側に続く側壁18に沿つた部
分とが前記ロツクノブAの挿通されるコ字状の空
所21とされていると共に該側壁18の前面側の
下部を同様に切欠状の空所22としてある。又、
前記の解除バー19は、このスライダーCに挿通
されるロツクノブAの背面側より更に間隔x分だ
け離してあり、前記側壁18の空所22の間隔
x′と共にロツクノブAに対するスライダーCのテ
コ状の動き可能としてある。尚、スライダーCの
底壁20にはスプリング25を掛ける突起23
と、前記揆ね出しレバーDの下部バー16bの収
まる凹部24が設けられている。
かゝる構成からなるスライダーCは、ロツクノ
ブAに枢支した揆ね出しレバーDの上部バー16
aの下面に該スライダーCの解除バー19が位置
づけられるようにロツクノブAに組付けられ、該
スライダーCの底壁20にある突起23とロツク
ノブAの仕切壁11との間にスプリング25を介
装して該スライダーCが常時ロツクノブAの下側
に向けて付勢されるようにしている。
このようにして昇降自在にハウジング下に組付
けられたロツクノブAの背面方向にカム片Bを揺
動可能且つ傾倒可能に立設する。このカム片Bは
ブラケツト9に設けたボス26に螺着した軸桿2
7に枢着されている板状をなすものであり、板状
の面をロツクノブAに向けて設けられている。そ
して、該カム片Bは、その頂部の外形が一方の側
に傾いた弧状面28とされていると共に、この弧
状面28の下方が細幅とされ、該弧状面28の下
端28aと、この細幅とされた板部の縁29との
間に上向きの割溝30を設け、この板部の縁29
上にストツパー用の凸部31を配して割溝30を
湾曲したものとし、更に、この凸部31よりも奥
側で割溝30を下方に湾曲した係止部30aと
し、この係止部30aの下方に該係止部30aに
連通する水平の逃げ部30bを設けると共に、こ
の逃げ部30bの割溝位置からロツクノブAの側
に面した面の頂部に向けて漸次浅くなるロツク解
除溝30cを設けてある。又、カム片Bにおける
前記縁29の下端には凸部32が下方に向けて設
けられており、カム片が略直立状となるようにし
てある。かゝる構成からなるカム片Bにネジリコ
イルバネ33を前記ボス26の側から捲装し、該
カム片Bを常時割溝30の開口部側に向けて付勢
することによつてカム片Bは前記凸部32をブラ
ケツト9の面に当接して直立状態に維持される。
又、このネジリコイルバネ33の介在によつてカ
ム片Bの頂部側をボス26の側に弾性的に傾倒さ
せることができる。又、ネジリコイルバネ33に
よつて付勢され、しかも凸部32で浮かして取付
けられたカム片Bは割溝30の開口部側と反対の
側に向けて容易に傾倒することができ、且つ、こ
の傾倒のための押圧力を解くことによつて容易に
直立状態に復帰される。本考案にかゝる自動車の
ドアロツキングノブは叙上の構成からなることか
ら以下のように操作することによつて自動車ドア
のロツク装置を動作させて、その施解錠をなす。
先ず第1図及び第2図においてロツクノブAは
スプリング8の付勢力でブラケツト9から引き離
される方向に弾発されハウジングFから頂部を突
出させている。この状態では自動車ドアのロツク
装置はロツド1によつてドア内に引き込まれ、ロ
ツクが解放されている。
次いで、第3図で示されるようにロツクノブA
を下方に押し込むことによつて、ロツクノブAの
ピン2がカム片Bの弧状面28に当接し、この弧
状面28に沿つてカム片Bを割溝30の開口側と
反対の側に押し倒し、次いで、割溝30内にピン
2が導き入れられた状態で該カム片Bがネジリコ
イルバネ33の付勢力で復帰され、第4図で示さ
れるようにピン2を係止部30aに導き入れて固
定する。この状態は第7図で良く理解されるよう
にロツクノブAがスプリング8を充分に縮ませた
状態で下方に押し下げられており、ロツド1に連
設された自動車ドアのロツク装置はドアから突き
出されてドアのロツク状態が維持される。
かゝる状態で再度ロツクノブAを下方に僅かに
押し下げることによつてピン2は割溝30の係止
部30aから水平の逃げ部30bの側に押し下げ
られる。これに伴つてカム片Bはネジリコイルバ
ネ33の付勢力で起立されてピン2がカム片Bの
ロツク解除溝30cの下方に第5図で示されるよ
うに位置づけられる。この状態でロツクノブAの
押圧力を解くことによつてピン2はロツク解除溝
30cから第6図で示されるように上方に移動さ
れ、カム片Bとの係止が解かれ更に第2図で示さ
れる位置まで移動しロツクノブAによるドアロツ
クを解放する。
次いでスライダーCの操作撮みを用いてロツク
のされているドアの解錠をなす場合について説明
する。先ず第8図ではロツクノブAと共に下方に
押し下げられているスライダーCをスプリング2
5の付勢力に抗して上方に撮み4を用いて行なう
ものであり、この撮み4の持ち上げ動作によつて
スライダーCの解除バー19が揆ね出しレバーD
の上部バー16aを上方に浮き上げさせる。この
上部バー16aの浮き上げ動作に伴つてカム片B
の側方に位置づけられていた下部バー16bがス
プリング17の付勢力に抗して軸桿13を基点と
して後方に回動され、係当頭部16b′がカム片B
の面を背面方向に押し倒すように動作する。この
結果、カム片Bとピン2との係合が解かれてロツ
クノブAはスプリング8の付勢力で上昇し第1図
で示される位置まで移動し、ドアのロツクが解放
される。
又、第9図で示されるロツクの解錠は操作撮み
4を下方に押し下げることによるドアロツクの解
錠の方法を示したものである。第9図で示される
ようにロツクノブAとスライダーCとが充分に下
方に押し下げられている状態でスライダーCを更
に下方に押し下げた場合、スライダーCはロツク
ノブAに対する嵌め合い上の遊びとされている間
隔x,x′特に間隔x′が多目に設けられていること
から撮み4の基部側を支点にしてテコ状に動作さ
れ、該スライダーCの底壁20の背面側の縁でカ
ム片Bの面を押し倒す。この結果、カム片Bとピ
ン2との係合が解かれ、ロツクノブAはスプリン
グ8の付勢力で第1図で示される位置まで復帰さ
れることゝなりドアのロツクが解放される。
[効果] 本考案にかゝる自動車のドアのロツキングノブ
は叙上の特長ある構成よりしてロツクノブAの押
し込み操作によるドアのロツクと、このロツクノ
ブAの再押し込み操作によるドアのロツク解除と
をなし得るようにしたことから、ドアロツクの施
解錠操作が容易なものとされ、老幼者でもドアロ
ツクの施解錠、特に解錠を確実になすことができ
る。
又、ロツクノブが窓枠部より上方に突き出され
ていることから夜間等の車室内が暗い場合でもロ
ツクノブの操作が確実、容易であり、手探ぐりで
ロツクノブを捜す必要がない。
更に、ロツクノブの単なる再押し込みドアロツ
クの解錠ができることから運転席から後部座席の
ドアロツクを解錠することもできる。
又、従来のロツクノブの解錠と同様にスライダ
ーCの撮み4を上方に持ち上げることによつても
ドアロツクの解錠が可能であることからロツクノ
ブの再押し込みによるドアロツクの解錠方法を知
らない者でもドアロツクの解錠をなすことができ
る。
更に、スライダーCを撮み4の操作で上方に持
ち上げることが不得意な、例えば老幼者等であつ
ても、この撮み4を下方に単に引くことのみでも
ドアのロツク解錠が可能であることから、急いで
ドアを開く必要のある場合、あるいは老幼者が自
らドアを開く必要のある場合等に確実に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロツキングノブのロツク
が解放されている状態の要部断面図、第2図〜第
6図はロツキングノブの操作手順を示す動要部背
面図、第7図はロツキングノブの施錠されている
状態の要部断面図、第8図は撮み4を用いたロツ
キングノブの解錠を示す要部断面図、第9図は撮
み4を用いたロツキングノブの他の解錠を示す要
部断面図、第10図ロツキングノブの要部斜視
図、第11図は窓枠部の斜視図、第12図イ〜ハ
はロツキングノブの主要な部品の斜視図、第13
図はカム片Bの正面図、第14図は同断面図であ
る。 A……ロツクノブ、B……カム片、C……スラ
イダー、D……揆ね出しレバー、E……窓枠部、
F……ハウジング、1……ロツド、2……ピン、
3……スリツト、4……撮み、5……窓、6……
鍔、7……係止片、8……スプリング、9……ブ
ラケツト、10……凹陥部、11……仕切壁、1
2……軸受部、13……軸桿、14……ボス部、
15……ガイドリブ、16……バー、17……ス
プリング、18……側壁、19……解除バー、2
0……底壁、21,22……空所、23……突
起、24……凹部、25……スプリング、26…
…ボス、27……軸桿、28……弧状、29……
縁、30……割溝、31,32……凸部、33…
…バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアのロツク装置とリンクを介して接続される
    ロツドを下部に有し、且つ該ロツドをドアロツク
    が開状態とされる引き上げ状態に常時上方に向け
    て弾発付勢したロツクノブと、該ロツクノブの背
    面側に突設されたピンと係脱可能に係合されるカ
    ム片であつて、下方に押動されるロツクノブがそ
    の押動位置で係止されると共に下方に向けた該ロ
    ツクノブの再押動で該ロツクノブとの係止が解か
    れ、且つ該ロツクノブのピンと引き離される側に
    倒し込み可能とされているカム片と、前記ロツク
    ノブに組付けられて常時該ロツクノブの下部側に
    向けて弾発付勢され且つ該ロツクノブの前面側に
    操作撮みを有するスライダーと、 前記ロツクノブに屈曲部で枢支され、一方が前
    記スライダーの上方で該ロツクノブから背面方向
    に向けて突出し、且つ他方が常時該ロツクノブの
    側に弾発付勢されながら該ロツクノブの下部側に
    向けて設けられている揆ね出しレバーとからなる
    自動車用ドアのロツキングノブ。
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