JPH031445Y2 - - Google Patents

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JPH031445Y2
JPH031445Y2 JP11611285U JP11611285U JPH031445Y2 JP H031445 Y2 JPH031445 Y2 JP H031445Y2 JP 11611285 U JP11611285 U JP 11611285U JP 11611285 U JP11611285 U JP 11611285U JP H031445 Y2 JPH031445 Y2 JP H031445Y2
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comb teeth
stopper
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wig
convex portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は弾性作用により挾持力を得るストツパ
部材に関し、繊維状物の止着、特にかつら裏面に
取り付けて脱毛部分周辺の頭髪にかつらを装着す
る場合に有効なストツパ部材に関するものであ
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、このようなストツパ部材としては、例え
ば特公昭54−16785号公報に開示されている部分
かつらで使用される止着部材が知られている。こ
の止着部材は、反転性能を有する湾曲反転部材
と、該湾曲反転部材に櫛歯状に形成連設された多
数の突片と、前記湾曲反転部材の反転運動に伴い
前記多数の突片と係脱する摩擦部とからなり、各
突片が湾曲反転部材の反転により倒伏したとき摩
擦部との間に毛髪を挾圧保持するように構成され
ている。この技術によれば、従来接着剤を用いて
かつらを装着していた場合に比しかつらの着脱が
容易となり取扱いが極めて簡単にできる等の利点
を有している。しかしこの構成によれば、各突片
は多くの場合湾曲反転部材に溶接により取り付け
られているので、製作工程が多くなりコスト高に
なつてしまうと共に、この溶接部に毛髪がからま
り脱毛してしまうこともあつた。また、この止着
部材は着脱の際に両手で操作しなければならず、
しかも止着部材に整髪料や頭皮の油分等が付着す
ることによりすべりが生じるので湾曲反転部材を
反転させて取り外すという操作がやりにくく、更
に止着部材が或る程度の厚さを有しているために
かつらのベースと頭皮との間に段差が生じたり頭
皮の曲面と部分かつらの曲面とが合わない等の問
題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、肉
薄で且つ簡単な構成により取付け及び取外し操作
の容易な低コストのストツパ部材を提供すること
を目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記目的は、本考案によれば、先端部に複数の
櫛歯を備えた板状体でなる第1の部材と、この第
1の部材に対向してこれと密接するように該第1
の部材の櫛歯のない基端部に固定されている板状
体の第2の部材とからなつており、該第1の部材
または第2の部材には、当該対向する相手部材と
反対方向へ突出して球面状に湾曲した反転可能な
弾性凸部が形成されていて、この弾性凸部が上記
対向する相手部材と反対方向へ突出していること
により第1の部材の櫛歯と第2の部材とが互いに
圧接しているが、弾性凸部を上記対向する相手部
材側へ押圧して反転させたときには第1の部材の
櫛歯と第2の部材とが開くように構成されている
ストツパ部材により達成される。
更にこのストツパ部材は、好ましくは該第1の
部材及び第2の部材の一方が磁性体材料で形成さ
れていて、該第1の部材及び第2の部材の他方が
磁石板からなつている。
この考案によれば、板状体からなる第1の部材
及び第2の部材によりストツパ部材を形成したか
ら、全体が非常に薄くしかも簡単に構成され且つ
低コストで製造でき、その反転操作は弾性凸部を
押圧するだけで行なわれ得ることから、取付け及
び取外しが指一本で可能である。
本考案の他の特徴並びに利点は以下の説明及び
添付の図面から明らかになる。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づき本考案を説
明すれば、第1図において、10は本考案による
ストツパ部材を示し、このストツパ部材10は板
状体、好ましくは磁石板からなり且つ複数の平行
に延びている櫛歯11aを先端部に備えるように
成形された第1の部材11と、板状体、好ましく
は磁性体からなり且つ該第1の部材11に重なる
ように該第1の部材11の櫛歯11aのない基端
部11bにビス等により固定されている第2の部
材12とで構成されている。この第2の部材12
のほゞ中央には外方に、即ち第1の部材11と反
対側に突出するように球面状に湾曲した反転可能
な弾性凸部12aが備えられている。13は各々
ビス等により取り付けられた軟質合成樹脂製の接
着片であり、これにより例えば第2図に示すよう
に部分かつら14のベース14a裏面の適宜個所
に取り付けられる。
本考案実施例は以上のように構成されており、
通常は第1図Cに示すように、弾性凸部12aが
外方へ突出していることにより、第1の部材11
の櫛歯11aと第2の部材12とは互いに当接し
て挾持力が付与されているが、弾性凸部12aを
第1図Cに矢印で示す方向に、即ち第1の部材1
1側へ押圧して内方へ反転させると、第1の部材
11の櫛歯11aと第2の部材12とは第1図D
に示すように開く。例えば第2図のように、外面
に多数の毛髪14bが植設された部分かつら14
のベース14aの裏面に数個のストツパ部材10
を取り付けた場合において、各ストツパ部材10
を反転状態にして部分かつら14を頭部に装着
し、第1及び第2の部材間に脱毛部周辺の自毛を
介在させた後、各ストツパ部材10の弾性凸部1
2aを元の第1図Cに示す状態に戻せば、各スト
ツパ部材10の第1の部材11の櫛歯11aと第
2の部材12とが該頭部の毛髪を挾持するので、
部分かつら14は頭部に固定保持されることにな
る。その際、第2の部材12の先端側、即ち第1
図Dにおいて矢印で示す位置に対応するかつらの
外面側から指一本で押圧すれば取付けができる。
また、取外しの際には、弾性凸部12aを例えば
指一本で上方から押圧すれば、該弾性凸部12a
が反転して該第1の部材11の櫛歯11aと第2
の部材12とが開き、部分かつら14は取外し可
能となる。なお、第1の部材11または第2の部
材12の一方が磁石板からなり且つ他方の部材が
磁性体材料で形成されている場合には、第1の部
材11が第2の部材12を磁力により吸着するた
めにその挾持力が一層強められ、また磁気の作用
により部分かつら使用者の頭皮の血行を促す効果
もある。
第3図は本考案の第2の実施例を示しており、
第1の部材11の櫛歯11aが摩擦部15で被覆
されている点を除いては第1図の実施例と同じ構
成である。この構成によれば、第1の部材11の
櫛歯11aと第2の部材12との間に挾持された
もの、例えば毛髪がすべりにくく、従つて確実に
挾持される。なお、該摩擦部15は櫛歯11aの
少なくとも第2の部材12に対向する面に貼着さ
れていてもよく、または第2の部材12に貼着さ
れていてもよい。摩擦部15は例えばゴム材料や
合成樹脂等の摩擦を生じさせ易い材料で形成さ
れ、その表面が粗面または凹凸面を有していれば
一層効果的である。
第4図は本考案の第3実施例を示すもので、第
1の部材11の櫛歯11aの先端部11a′が第2
の部材12側に斜めに延びるように屈曲されてい
る。かくして、部分かつら14に使用した場合、
装着時に頭髪をうまくすくい上げて多量の毛髪を
挾持することができる。
第5図は本考案の第4実施例を示しており、第
1の部材11の櫛歯11aの先端部11a′が第2
の部材12側に斜めに延びるように屈曲されてい
るとともに、第2の部材12の第1の部材11の
櫛歯11aに対向する部分に、該第1の部材11
の櫛歯11aと互い違いになるように櫛歯12b
が設けられていて、且つその先端部12b′が第1
の部材11側に斜めに延びるように屈曲されてい
る。この場合も、部分かつら14に使用したとき
装着時に毛髪を充分にすくい上げることができ
る。
第6図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
のストツパ部材20は、板状体からなり且つ複数
の平行に延びている櫛歯21aと外方に突出する
ように球面状に湾曲した反転可能な弾性凸部21
bとを備えるように成形された第1の部材21
と、シート状磁石からなり且つ該第1の部材21
に重なるように該第1の部材21の櫛歯21aの
ない基端部に固定されている第2の部材とで構成
されている。この場合、部分かつら14への取付
けは第7図に示すようになり、その作用は第1図
に示した実施例と同様である。
第8図はさらに別の実施例を示しており、スト
ツパ部材30は第1の部材31と第2の部材32
とが一体に第9図に示すような形状の部材を折曲
加工して形成されている。この構成によれば、さ
らに製作工程が少なくなりコストの低減が達せら
れる。
本考案の好ましい幾つかの実施例について図示
し且つ説明したが、本考案は上記の実施例のもの
に限られるものではなく、本考案の精神を逸脱し
ない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上
記の各実施例のものを相互に組み合わせてストツ
パ部材を形成すれば、挾持力が一層高められ或い
は製造コストの低減化または良好な装着感が得ら
れるであろう。
また、本考案のストツパ部材をかつら用止着部
材として用いる場合、前記実施例では部材の両端
部に設けた接着片を介してかつら裏面に取付けた
ものが示されているが、それに代えてストツパ部
材をかつら裏面へ縫着することにより取り付け得
ることは勿論である。
更に、櫛歯の歯数並びにサイズ形状も任意に設
定し得ることも当業者には明らかである。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば櫛歯を備え
た板状の第1の部材と該第1の部材に基端部で固
定された第2の部材とから構成し、第1または第
2の部材に、当該対向する相手部材と反対方向
(外方)に突出するように球面状に湾曲した反転
可能な弾性凸部を形成したから、櫛歯が溶接によ
らず、例えば打抜き加工等により形成されるため
製作工程が少なくなりコストが低減せしめられる
と共に、極めて薄形にしかも簡単に構成され、そ
の反転操作は弾性凸部を押圧するだけで行なわれ
得ることから取付け及び取外しが指一本で可能で
ある。かくして本考案によるストツパ部材は部分
かつらの止着部材として使用した場合には、従来
の止着部材に較べ頭部への取付け及び取外しが一
層簡単に行なえ指一本で操作可能となり、該スト
ツパ部材に整髪料や頭皮の油分等が付着すること
によりすべりが生じても取外し操作は問題なく容
易に行なえ、また櫛歯に毛髪がからまるようなこ
ともなく、さらに非常に薄い構成であるのでかつ
らベースと頭皮との間の段差が少なくなり頭皮の
曲面と部分かつらの曲面とが自然になる等、極め
て効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるストツパ部材の一実施例
を示し、Aは平面図、Bは底面図、Cは側面図及
びDは反転状態の側面図である。第2図は第1図
のストツパ部材を部分かつらの裏面に取付けた状
態を示す概略図、第3図ないし第5図は本考案の
他の実施例を示す拡大側面図、第6図は本考案の
さらに他の実施例を示し、Aは平面図、Bは底面
図である。第7図は第6図のストツパ部材を部分
かつらの裏面に取り付けた状態を示す概略図、第
8図は本考案の別の実施例を示す拡大側面図、第
9図は第8図のストツパ部材の展開図である。 10,20,30……ストツパ部材、11,2
1,31……第1の部材、11a,12b,21
a,31a……櫛歯、12,22,32……第2
の部材、12a,21b,32a……弾性凸部、
13……接着片、14……部分かつら、15……
摩擦部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 板状体からなり且つ先端部に複数の櫛歯を備
    えるように形成された第1の部材と、板状体か
    らなり且つ該第1の部材に対向してこれと密接
    するように該第1の部材の櫛歯のない基端部に
    固定されている第2の部材とからなり、該第1
    の部材または第2の部材には、当該対向する相
    手部材と反対方向へ突出して球面状に湾曲した
    反転可能な弾性凸部が形成されていて、上記弾
    性凸部が上記対向する相手部材と反対方向へ突
    出していることにより第1の部材の櫛歯と第2
    の部材とが互いに圧接しているが、弾性凸部を
    上記対向する相手部材側へ押圧して反転させた
    ときには第1の部材の櫛歯と第2の部材とが開
    くように構成されていることを特徴とするスト
    ツパ部材。 (2) 前記第1の部材及び第2の部材の一方が磁性
    体材料で形成されていて、該第1の部材及び第
    2の部材の他方が磁石板であることを特徴とす
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載のスト
    ツパ部材。 (3) 前記第1の部材の櫛歯の少なくとも第2の部
    材に対向する面に摩擦部が形成されていること
    を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載のストツパ部材。 (4) 前記第1の部材の櫛歯の先端部が第2の部材
    側に斜めに延びるように屈曲されていることを
    特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項な
    いし第3項の何れかに記載のストツパ部材。 (5) 前記第2の部材の第1の部材の櫛歯に対向す
    る部分に該第1の部材の櫛歯と互い違いになる
    ように櫛歯が設けられていて、第2の部材の櫛
    歯の先端部が第1の部材側に斜めに延びるよう
    に屈曲されていることを特徴とする、実用新案
    登録請求の範囲第4項記載のストツパ部材。 (6) 前記第1の部材及び第2の部材が一枚の板状
    体を折曲加工することにより、一体成形されて
    いることを特徴とする、実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第5項の何れかに記載のストツ
    パ部材。
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JPS6223825U JPS6223825U (ja) 1987-02-13
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