JP3019248U - かつら止着部材 - Google Patents

かつら止着部材

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JP3019248U
JP3019248U JP1995002425U JP242595U JP3019248U JP 3019248 U JP3019248 U JP 3019248U JP 1995002425 U JP1995002425 U JP 1995002425U JP 242595 U JP242595 U JP 242595U JP 3019248 U JP3019248 U JP 3019248U
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hair
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shaped pressing
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JP1995002425U
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Inventor
伊藤勝文
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株式会社アートヘアー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、櫛歯状押片3によって頭皮を傷付
けたり、毛髪12を切断してしまったりといった不具合
を防止することが主要な目的である。 【構成】 連続部11から毛髪受片4側へ延び、且つ左
右方向Xに沿って並んだ複数の櫛歯状押片3が形成され
た反転部材2と、上記反転部材2に対して左右方向Xに
沿って取り付けられた毛髪受片4と、から成り、上記反
転部材2の反転に伴って櫛歯状押片3が毛髪受片4に圧
接し、上記櫛歯状押片3と毛髪受片4との間に毛髪12
を挟み込むかつら止着部材1に於て、上記各々の櫛歯状
押片3は、連続部11から毛髪受片4側へ延びる延出部
15と、この延出部15に連続する折返部16とに区分
され、上記櫛歯状押片3の先部18が、上記折返部16
が延出部15の裏面17側へ折り返されることで湾曲状
に形成され、而も上記折返部16の先端部16Aは、上
記延出部15に形成された先部受入部19に対して延出
部16の裏面17から表面31側へ向かって挿入されて
いることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はかつら止着部材に係り、更に詳しくは、かつらのベ−ス裏面に取り付 けられ、かつらを頭部に装着する際、頭部の毛髪を挟み込む止着部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、かつらを頭部に固定する為の止着部材が多々用いられている。従 来この種の止着部材として、実開昭62−37035号公報や実開平2−906 20号公報に示されたものがある。
【0003】 即ち、連続部から毛髪受片側へ延び、且つ左右方向に沿って並んだ複数の櫛歯 状押片が形成された反転部材と、上記反転部材に左右方向に沿って取り付けらた 毛髪受片とから成り、上記反転部材の反転に伴って櫛歯状押片が毛髪受片に圧接 し、上記櫛歯状押片と毛髪受片との間に毛髪を挟み込む止着部材である。
【0004】 そして、特に上記櫛歯状押片の先部に着目してみると、従来の止着部材は、双 方ともに材料から単に切断されて形成されているだけであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術によると次の点に於て不具合を有する。即ち、上記止着部材に頭 部の毛髪を挟み込む際、この毛髪をすくい上げるようにして上記櫛歯状押片を毛 髪の中に差し込むものであるが、従来の櫛歯状押片の先部は単に材料から切断さ れて形成されたものであった為に、縁部分が比較的鋭く、この櫛歯状押片の先部 で頭部の皮膚を傷付けたり、毛髪を根本から切断してしまったりという問題が発 生し易かった。
【0006】 従って、本考案の目的とする所は、上記櫛歯状押片によって頭皮を傷付けたり 、毛髪を切断してしまったりといった不具合を防止し、安全に且つスム−ズに毛 髪の中に櫛歯状押片を差し込むことができる技術を提供するにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を解決する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に 対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は連続部11から 毛髪受片4側へ延び、且つ左右方向Xに沿って並んだ複数の櫛歯状押片3が形成 された反転部材2と、上記反転部材2に対して左右方向Xに沿って取り付けられ た毛髪受片4と、から成り、上記反転部材2の反転に伴って櫛歯状押片3が毛髪 受片4に圧接し、上記櫛歯状押片3と毛髪受片4との間に毛髪12を挟み込むか つら止着部材1に於て、上記各々の櫛歯状押片3は、連続部11から毛髪受片4 側へ延びる延出部15と、この延出部15に連続する折返部16とに区分され、 上記櫛歯状押片3の先部18が、上記折返部16が延出部15の裏面17側へ折 り返されることで湾曲状に形成され、而も上記折返部16の先端部16Aは、上 記延出部15に形成された先部受入部19に対して延出部16の裏面17から表 面31側へ向かって挿入されていることを特徴とするかつら止着部材である。
【0008】 また、他の特徴とする所は、上記毛髪受片4には、左右方向Xに直角な前後方 向Yに対して角度Rだけ傾いた案内溝23が複数形成されていることを特徴とす る。
【0009】
【作用】
上記構成によると、櫛歯状押片3の先部18が、折返部16が折り返されるこ とで湾曲状に形成されていることにより、上記櫛歯状押片3を毛髪12の中に差 し込む際、上記櫛歯状押片3によって頭皮を傷付けたり、毛髪12を切断してし まったりといった不具合が防止され、安全に且つスム−ズに毛髪12の中に櫛歯 状押片3を差し込むことができる。
【0010】
【実施例】
次に、添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。図1から図12までは第1 の実施例を示し、止着部材1は、櫛歯状押片3が形成された反転部材2と、上記 反転部材2に取り付けられた毛髪受片4とから成る。
【0011】 上記反転部材2は、平面から見て略凹字状に、正面或いは背面から見て弓状に 形成されており、反転性を有する。また、左右方向Xに沿った両側に位置する一 側片5及び他側片6のそれぞれには、毛髪受片4と結合する為のリベット7を通 すリベット孔8が形成されている。また、反転部材2をかつら22のベ−ス9に 取り付ける為の固定部材を通す取付孔10が形成されている。
【0012】 上記毛髪受片4は、上記反転部材2が反転し、櫛歯状押片3が毛髪受片4に圧 接したとき、毛髪12を受ける部分であって、表面14は平坦と成されていると 共に、両端部にリベット7を通す為の孔13が形成されている。そして、この毛 髪受片4は、その長手方向が左右方向Xに沿うよう、上記反転部材2に対してリ ベット7で固定されている。
【0013】 上記反転部材2に形成された櫛歯状押片3は、左右方向Xにそって複数並んで おり、各櫛歯状押片3は、反転部材2との連続部11から前後方向Yに沿って毛 髪受片4側へ延びている。
【0014】 次に、本考案の特徴とする部分を説明する。複数の櫛歯状押片3はそれぞれ同 形状である為、1つの櫛歯状押片3に着目すると、上記櫛歯状押片3は、上記連 続部11から毛髪受片4側へ延びる延出部15と、この延出部15に連続する折 返部16とに区分されるる。また、上記延出部15と折返部16とに渡って前後 方向Yに沿って形成された帯状孔19を有し、本実施例ではこの帯状孔19が上 記折返部16の先端部16Aが挿入される先部受入部19と成されている。上記 折返部16の先端部16Aは、上記帯状孔19に挿入可能となるよう凸状に形成 されている。そして、折返部16は、延出部15の裏面17側へ折り返されてい る。つまり、上記櫛歯状押片3の先部18は、湾曲状と成され、この部分を湾曲 部20とする。
【0015】 更に、上記折返部16の先端部16Aは、上記延出部15に対して裏面17か ら表面31側へ向かって入り込んでいる。即ち、この例では上記折返部16の先 端部16Aが、上記帯状孔19の一端壁19Aに引っ掛かるように帯状孔19内 部に入り込んでいる。
【0016】 尚、この例では上述した如く、先部受入部19として帯状孔19を形成し、こ の帯状孔19内に折返部16の先端部16Aを挿入した例を示したが、この他に 先部受入部19として上記延出部15の裏面17に凹状の溝を形成し、この凹状 溝に先端部16Aを挿入しても良い。
【0017】 上記詳述したかつら止着部材1は、複数本の人工毛21が植設されたかつら2 2のベ−ス9の裏面に固定部材によって取り付けられる(図10参照)。そして 、上記かつら22を頭部に装着するには、先ず上記止着部材1の櫛歯状押片3を 頭部の毛髪12の中に差し込む。次に、上記反転部材2を反転させる(図11及 び図12参照)。これにより、上記櫛歯状押片3と毛髪受片4との間に毛髪12 が挟まれた状態で位置し、かつら22が頭部に固定されるものである。そして、 上記櫛歯状押片3の先部18は、湾曲状と成されているので、上記櫛歯状押片3 を毛髪12に差し込む際、櫛歯状押片3の先部18で頭皮を傷付けることはなく 、且つ毛髪12を切断してしまうことはない。
【0018】 次に、図13から図16を参照して第2の実施例を説明する。この例では第1 の実施例と略同様の部分は省略して異なる部分のみを説明し、以下の実施例でも 同様のものとする。即ち、この例では上記毛髪受片4に、左右方向Xに直角な前 後方向Yに対して角度Rだけ傾いた案内溝23が複数形成されている。
【0019】 より具体的には、上記毛髪受片4の表面14は、案内溝23及び山部24が交 互に複数形成されて成る。上記案内溝23及び山部24は、前後方向Yに対して 角度Rだけ傾いており、毛髪受片4の前端25から後端26まで直線状に延びて いる。そして、上記案内溝23及び山部24は毛髪受片4に一体的に形成されて いる。
【0020】 上記案内溝23は、上記櫛歯状押片3と毛髪受片4との間に毛髪12を挟んだ とき、毛髪12をこの案内溝23で案内して斜めに位置せしめるものである。つ まり、上記毛髪12は案内溝23に案内されて斜めに位置した状態で櫛歯状押片 3に押えられる。これにより、上記毛髪12が前後方向Yに沿って滑って抜けよ うとしたとき、この滑りを防止するものである。
【0021】 次に、図17及び図18を参照して第3の実施例を説明する。この例では上記 毛髪受片4の表面14に、表面14から凸と成す凸部材27が複数間隔Sを置い て面付けされている。そして、上記凸部材27は、前後方向Yに対して角度Rだ け傾いている。即ちこの凸部材27によって、隣り合う凸部材27間に前後方向 Yに対して角度Rだけ傾いた案内溝23が形成されている。
【0022】 次に、図19を参照して第4の実施例を説明する。この例では上記毛髪受片4 にワイヤ28が間隔Sを置いて巻かれている。そして、上記ワイヤ28は、前後 方向Yに対して角度Rだけ傾いている。即ち、上記ワイヤ28によって、隣り合 うワイヤ28間に前後方向Yに対して角度Rだけ傾いた案内溝23が形成されて いる。
【0023】 次に、図20を参照して第5の実施例を説明する。この例では2本のワイヤ2 8が、毛髪受片4の表面14に交差部29を有しつつ波状に面付けされている。 即ち、上記2本のワイヤ28によって、前後方向Yに対して角度Rだけ傾いた案 内溝23が形成されている。
【0024】 以上のように、上記櫛歯状押片3の先部18を湾曲状と成したことにより、櫛 歯状押片3の先部18で頭皮を傷付けたり、毛髪12を切断してしまったりとい ったことを防止することができる。
【0025】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案は請求項1記載によると、櫛歯状押片の先部が、折 返片が折り返されることで湾曲状に形成されたことにより、上記櫛歯状押片によ って頭皮を傷付けたり、毛髪を切断してしまったりといった不具合を防止し、安 全に且つスム−ズに毛髪の中に櫛歯状押片を差し込むことができる。
【0026】 また、請求項2記載によると、上記案内溝により、上記櫛歯状押片と毛髪受片 との間に毛髪を挟んだとき、毛髪をこの案内溝で案内して斜めに位置せしめるこ とができる。つまり、上記毛髪は案内溝に案内されて斜めに位置した状態で櫛歯 状押片に押えられる。これにより、上記毛髪が前後方向に沿って滑って抜けよう としたとき、この滑りを防止することができ、止着部材を毛髪により確実に固定 でき、以ってかつらを頭部によりしっかりと固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の平面図である。
【図2】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の右側面図である。
【図3】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の底面図である。
【図4】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の背面図である。
【図5】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の正面図である。
【図6】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の図1のA−A線に沿った断面図である。
【図7】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の図1のB−B線に沿った断面図である。
【図8】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の反転部材の櫛歯状押片の展開図である。
【図9】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部材
の毛髪受片の図である。
【図10】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部
材をかつらに取り付けた状態の図である。
【図11】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部
材を図7の状態から反転させた図である。
【図12】本考案の第1の実施例で示したかつら止着部
材を図4の状態から反転させた図である。
【図13】本考案の第2の実施例で示したかつら止着部
材の櫛歯状押片を省略した平面図である。
【図14】本考案の第2の実施例で示したかつら止着部
材の図13のC−C線に沿った断面図である。
【図15】本考案の第2の実施例で示したかつら止着部
材の毛髪受片を拡大した平面図である。
【図16】本考案の第2の実施例で示したかつら止着部
材の毛髪受片の拡大した斜視図である。
【図17】本考案の第3の実施例で示したかつら止着部
材の櫛歯状押片を省略した平面図である。
【図18】本考案の第3の実施例で示したかつら止着部
材の図17のD−D線に沿った断面図である。
【図19】本考案の第4の実施例で示したかつら止着部
材の櫛歯状押片を省略した平面図である。
【図20】本考案の第5の実施例で示したかつら止着部
材の櫛歯状押片を省略した平面図である。
【符号の説明】
1 止着部材 2 反転部材 3 櫛歯状押片 4 毛髪受片 11 連続部 12 毛髪 15 延出部 16 折返部 17 延出部の裏面 18 櫛歯状押片の先部 19 先部受入部 23 案内溝 31 延出部の表面 X 左右方向 Y 前後方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続部11から毛髪受片4側へ延び、且
    つ左右方向Xに沿って並んだ複数の櫛歯状押片3が形成
    された反転部材2と、上記反転部材2に対して左右方向
    Xに沿って取り付けられた毛髪受片4と、から成り、上
    記反転部材2の反転に伴って櫛歯状押片3が毛髪受片4
    に圧接し、上記櫛歯状押片3と毛髪受片4との間に毛髪
    12を挟み込むかつら止着部材1に於て;上記各々の櫛
    歯状押片3は、連続部11から毛髪受片4側へ延びる延
    出部15と、この延出部15に連続する折返部16とに
    区分され、上記櫛歯状押片3の先部18が、上記折返部
    16が延出部15の裏面17側へ折り返されることで湾
    曲状に形成され、而も上記折返部16の先端部16A
    は、上記延出部15に形成された先部受入部19に対し
    て延出部16の裏面17から表面31側へ向かって挿入
    されていることを特徴とするかつら止着部材。
  2. 【請求項2】 上記毛髪受片4には、左右方向Xに直角
    な前後方向Yに対して角度Rだけ傾いた案内溝23が複
    数形成されていることを特徴とする請求項1記載のかつ
    ら止着部材。
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