JP2537455Y2 - かつら用ストッパー - Google Patents

かつら用ストッパー

Info

Publication number
JP2537455Y2
JP2537455Y2 JP1991098113U JP9811391U JP2537455Y2 JP 2537455 Y2 JP2537455 Y2 JP 2537455Y2 JP 1991098113 U JP1991098113 U JP 1991098113U JP 9811391 U JP9811391 U JP 9811391U JP 2537455 Y2 JP2537455 Y2 JP 2537455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
stopper
wig
comb
undulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991098113U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0537922U (ja
Inventor
正一 中山
Original Assignee
正一 中山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正一 中山 filed Critical 正一 中山
Priority to JP1991098113U priority Critical patent/JP2537455Y2/ja
Publication of JPH0537922U publication Critical patent/JPH0537922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537455Y2 publication Critical patent/JP2537455Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はかつら用ストッパー、特
に部分かつらを頭髪を利用して頭部に固定するためのス
トッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部分かつらを頭部に装着するに
は、湾曲した板ばねの反転作用を利用したストッパーが
用いられており、これは湾曲反転部に多数の同一方向の
櫛歯状突片を連設して、湾曲反転部の反転に伴って倒伏
した櫛歯状突片と湾曲反転部の摩擦部との間に毛髪を挟
圧保持するようにしたものである(特公昭54−167
85)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のストッパーは毛
髪をすくい上げるようにして櫛歯状突片に毛髪を絡ま
せ、摩擦部との間で挟圧するものであり、かつらの底面
に装着するストッパーの位置に毛髪が存在していなけれ
ばならず、使用態様が制限されるとともに、いつも同一
場所の毛髪を利用することになり、その部分の毛髪に負
担がかかって脱毛の不安を使用者に抱かせるものであっ
た。
【0004】本考案は、上記従来技術の問題点を考慮
し、すくい上げによる毛髪保持のほか、揉み込み、ある
いは他の部分の毛髪を巻き付けて保持することのできる
かつら用ストッパーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るかつら用ス
トッパーは、環状湾曲反転部と、この湾曲反転部から環
内に向けて突出する起伏部と、この起伏部から前記湾曲
反転部へ向けて互いに逆方向に延びる多数の櫛歯状突片
とからなり、前記多数の櫛歯状突片が放射状に形成され
ているとともに、前記起伏部が片持ち状態で前記環状湾
曲反転部に固定されていることを特徴とする。
【0006】好ましくは上記櫛歯状突片は放射状となる
ように形成する。
【0007】
【作用】本考案のかつら用ストッパーは、かつらの底
面、すなわち頭部に当接する側の面に適当な間隔をあけ
て複数個装着され、従来と同様に櫛歯状突片によって毛
髪をすくうように絡めることもできるが、起伏部に設け
た多数の櫛歯状突片が互いに逆方向、好ましくは放射状
に形成されているので、起伏部を起上状態としておき、
ストッパーのある位置をかつらの上から揉み込むだけで
櫛歯状突片をその部分の毛髪に絡めることができる。ま
た、櫛歯状突片が互いに逆方向に向いているので、スト
ッパーの部分から離れた位置の比較的長めの毛髪をこの
櫛歯状突片に巻き付けることができ、さらにこの巻き付
けた毛髪の先端を引張って絞め付けることにより、かつ
らを頭部に密着させることが可能となる。いずれの方法
でも毛髪を絡ませた後、湾曲反転部を反転させると、起
伏部が倒伏し、櫛歯状突片と環状湾曲反転部の間で、絡
ませた毛髪が挟圧保持されることになる。
【0008】
【実施例】図1は、本考案かつら用ストッパーの一実施
例の平面図である。
【0009】10は、金属材料または剛性の硬質合成樹
脂からなる環状湾曲反転部で、図4に示すような形状の
平板材の端部10A,10Bを強制的に重ね合せてピン
12で固定することにより、湾曲閉環させたものであ
る。14はストッパーをかつらに取付けるための取付孔
で、この取付孔14を利用して縫い付けるようにしても
よいし、あるいは塩化ビニル等のシートをこの取付孔1
4にピン等で固定し、シートを介して縫着または接着す
るようにしてもよい。
【0010】20はピン12の反対側の環状湾曲反転部
10にピン22で片持ち状態に固定した起伏部で、その
先端部には多数の櫛歯状突片30が放射状に形成されて
いる。
【0011】図2(A)(B)は起伏部20が起上状態
のときのストッパーの側面図および正面図であり、櫛歯
状突片30と環状湾曲反転部10は離間状態にある。
して、起伏部20の右端部と環状湾曲反転部10との間
も、起伏部20が片持ちであるため離間状態にある。
【0012】図3(A)(B)は環状湾曲反転部10を
反転させたときのストッパーの側面図および正面図であ
り、櫛歯状突片30は環状湾曲反転部10の面の方向に
沿って下方へ倒伏した起伏部20によって付勢された状
態で環状湾曲反転部10の面に当接する。
【0013】本考案のストッパーは図5に示すようにか
つら40の裏面に適当な間隔をあけて櫛歯状突片30が
外側となるように縫い合せ等によって固定される。
【0014】次に本考案のストッパーを用いたかつらの
頭部への装着方法について説明する。
【0015】いずれの場合もまず起伏部20を起上状態
としておき、毛髪を櫛歯状突片に絡ませた後、環状湾曲
反転部10を反転させて毛髪を挟圧保持する。
【0016】図6はストッパー近傍の毛髪をすくって絡
ませる方法で、この方法ではかつらの中心部に向いた櫛
歯状突片30のみが利用されるので、従来の一方向櫛歯
状突片の場合はストッパーをかつらに固定する際に必ず
櫛歯状突片の方向をかつらの中心部に向けて縫着する必
要があったが、本考案のストッパーは両方向に櫛歯状突
片が形成されているので縫着時に向きを考慮する必要が
ない。
【0017】図7はストッパー近傍の毛髪を揉み込みに
よって絡ませる方法で、櫛歯状突片30が放射状に形成
されているので、ストッパーを縦横左右に揉み込むこと
により効率よく毛髪を絡ませることができ、しかも毛髪
を絡ませる方向がその都度異なり、ストッパー周辺の毛
髪まで巻き込むことができるので、一部の毛髪のみ絶え
ず同一方向に引っ張る従来のストッパーと較べて毛髪を
いためることが少ない。
【0018】図8はストッパー近傍には毛髪がなく、離
れた位置の毛髪を巻き付ける方法で、この場合も、起伏
部20が片持ちで起伏部と環状湾曲反転部10との間が
離間状態にあるとともに、櫛歯状突片が放射状、すなわ
ち互いに逆方向にむいているので、毛髪を起伏部20に
巻き付ける際には櫛歯状突片の間に毛髪が挟まれて横方
向にずれることなく巻き付けることができ、この際、毛
髪の先端50を矢印の方向へ引張ることにより、かつら
40を頭部の湾曲に沿って密着させた状態で絞め付ける
ことができ、その状態でかつらの表面側からストッパー
を押圧して反転させることにより、かつら40を頭部に
しっかりと固定することができる。
【0019】図9は、本考案の別の実施例を示す平面図
で、上記実施例の環状湾曲反転部10の大部分をゴム等
からなる摩擦部材60で覆ったものである。
【0020】この実施例によれば、起伏部20と櫛歯状
突片30で形成される平面域全体が摩擦部材60と当接
することになるので、この間で毛髪がしっかりと挟圧保
持される。
【0021】なお、上記実施例では環状湾曲反転部10
を楕円形状とし、櫛歯状突片30を放射状に形成した
が、湾曲反転部は閉環状であれば円形である必要はなく
2本の板材の両端を互いに連結して細長く形成してもよ
く、また、櫛歯状突片は平行に形成した櫛歯状突片列を
起伏部の両側に逆方向に向けて形成するようにしてもよ
い。
【0022】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案のかつら用ス
トッパーは、櫛歯状突片が放射状に形成されているとと
もに、起伏部が片持ち状態で前記環状湾曲反転部に固定
されているので、すくう、揉み込む、巻き付ける、の3
通りで毛髪を絡ませることが容易となり、ストッパーの
周囲またはストッパーから離間した位置の毛髪をかつら
固定に利用することができるため、頭髪の状態に依存し
ないストッパー付きかつらを提供することができるとと
もに、利用する毛髪の範囲が広がるため、毛髪をいため
ることが少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案かつら用ストッパーの一実施例を示す平
面図である。
【図2】(A)は同実施例の起伏部が起上状態の側面
図、(B)はその正面図である。
【図3】(A)は同実施例の起伏部が倒伏状態の側面
図、(B)はその正面図である。
【図4】同実施例の環状湾曲反転部の材料を示す平面図
である。
【図5】同実施例のストッパーを装着した状態を示すか
つらの底面図である。
【図6】同実施例の使用状態を示す図である。
【図7】同実施例の別の使用状態を示す図である。
【図8】同実施例の別の使用状態を示す図である。
【図9】本考案かつら用ストッパーの別の実施例を示す
平面図である。
【符号の説明】
10 環状湾曲反転部材 20 起伏部 30 櫛歯状突片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状湾曲反転部と、この湾曲反転部から
    環内に向けて突出する起伏部と、この起伏部から前記湾
    曲反転部へ向けて互いに逆方向に延びる多数の櫛歯状突
    片とからなり、前記多数の櫛歯状突片が放射状に形成さ
    れているとともに、前記起伏部が片持ち状態で前記環状
    湾曲反転部に固定されていることを特徴とするかつら用
    ストッパー。
JP1991098113U 1991-10-31 1991-10-31 かつら用ストッパー Expired - Lifetime JP2537455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991098113U JP2537455Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 かつら用ストッパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991098113U JP2537455Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 かつら用ストッパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0537922U JPH0537922U (ja) 1993-05-21
JP2537455Y2 true JP2537455Y2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=14211270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991098113U Expired - Lifetime JP2537455Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 かつら用ストッパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537455Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200806213A (en) * 2006-05-08 2008-02-01 Aderans Kk Clip for wig

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163707A (ja) * 1982-03-16 1983-09-28 株式会社ワンタッチャ− かつら

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0537922U (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730161A (en) Method and apparatus for forming a hair fastener
JPH111811A (ja) かつら用ストッパー及びかつら用ストッパー取付け用シート
JP2537455Y2 (ja) かつら用ストッパー
US5944029A (en) Hair curling device
KR19990028173A (ko) 가발
JP3884013B2 (ja) ブラインド
JP2001329422A (ja) かつら用クリップ及びかつら
JPH031446Y2 (ja)
US20040065339A1 (en) Hair roller system
JPH0726333Y2 (ja) 止着部材
JPH0527017U (ja) かつら止着部材
JP3959571B2 (ja) 温室用ハウスバンドの留め具
JP3020051U (ja) かつら止着部材
JPS61194202A (ja) 部分かつらの留具
US2252911A (en) Hair curling appliance
US2559995A (en) Hair curler
JP3031365U (ja) かつら止着部材
JPH061829Y2 (ja) バインダ綴具
KR940005624Y1 (ko) 파머용지
JP3038297U (ja) 髪の結束具
KR900005785Y1 (ko) 인모가발의 인모구조
JP3018107U (ja) 家庭用ネット付きヘアーカーラー
JP3011595U (ja) ずれないヘアピン
JPH0211873Y2 (ja)
JP3034939U (ja) ヘアーカーラー