JPH031446Y2 - - Google Patents

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JPH031446Y2
JPH031446Y2 JP1985181843U JP18184385U JPH031446Y2 JP H031446 Y2 JPH031446 Y2 JP H031446Y2 JP 1985181843 U JP1985181843 U JP 1985181843U JP 18184385 U JP18184385 U JP 18184385U JP H031446 Y2 JPH031446 Y2 JP H031446Y2
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comb
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hair
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は弾性作用により挾持力を得る止着部材
に係り、繊維状物の止着、特にかつら内面に取り
付けて脱毛部周辺の頭髪にかつらを固定するのに
有効な止着部材の改良に関するものである。
〔従来技術及び問題点〕
従来、この種止着部材として例えば本出願人に
よる特公昭54−16785号公報に開示されている部
分かつらに使用される止着部材が知られている。
この止着部材は第6図に示すように、人毛及び/
又は擬毛2を外面に有する部分かつら1を頭部に
装着する際、該部分かつら内面の周縁部に沿つて
適宜の個数(図示の場合4個)取り付けられて脱
毛部周辺の自毛を挾圧保持するようになつてい
る。かかる止着部材3は、一方の脚片4aと他方
の脚片4bとを牽引固定することにより反転性能
が付与された弓状の湾曲反転部材4と、前記一方
の脚片4aに溶着された多数の櫛歯状突片5と、
前記他方の脚片4bに形成され湾曲反転部材4の
反転運動に伴つて前記突片5と係脱する摩擦部6
とによつて基本的に構成されていて、該摩擦部6
と突片5との間に自毛が挾圧保持されることにな
る。この技術によれば、従来接着剤や両面テープ
を用いてかつらを装着していた場合に比しかつら
の着脱が容易となり取扱いが極めて簡単にできる
等の優れた利点を有している。
しかしながら、第6図から判るように止着部材
の各櫛歯状突片5は一方の脚片4aから摩擦部6
と直角方向に交差して直線状に延在して取り付け
られている。ところが、脱毛部周辺の自毛の生育
方向(以下、毛流という)は矢印Aで示すよう
に、一般に頭頂部から前頭部、両側頭部及び後頭
部へかけて放射状に生育している。そこで、止着
部材3が通常第6図に示す部分かつら内面の周縁
位置に取り付けられることから、各櫛歯状突片5
と毛流Aとは平行方向をなして互いに対向するこ
とになる。そのため、部分かつらを装着する際に
止着部材の突片5と摩擦部6との間に自毛を介在
させたとき、毛髪の大部分は細線で成る突片5,
5間の隙間に入り込んでしまい、該毛髪の充分な
量を掬いといつて挾持させることができず、挾持
すべき毛髪の大部分が挾持されないままとなつて
おり、これが原因となつて、部分かつらが頭部に
密着されずに浮き上がつてしまうという問題があ
つた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記の問題点を解消し、簡単
且つ確実に繊維状物、特に毛髪を挾持し得る止着
部材を提供することにある。
本考案の他の目的は、多量の毛髪を挾持し得、
従つてかつらを装着した際に頭部との間に浮き上
がりが生ぜず密着してかつらを装着し得る止着部
材を提供することになる。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するため、本考案に係る止着部
材は、2つの脚片を有する弓状の湾曲反転部材の
一方の脚片に多数の櫛歯状突片の基端部が間隔を
設けて形成され、その各先端部が他方の脚片上を
超えて突出し、上記他方の脚片に形成した摩擦部
と上記突片とを湾曲反転部材の反転運動に伴つて
係脱させるように構成し、且つ上記各櫛歯状突片
の少なくとも上記摩擦部に当接する部分を該摩擦
部とほぼ平行な平面内で蛇行させて波状に形成し
たことを特徴とする。
上記止着部材は、好ましくは、前記櫛歯状突片
の基端部が湾曲反転部材とほぼ平行な平面内で前
記一方の脚片に蛇行して溶着されて形成されてい
る。更に好ましくは、前記櫛歯状突片がその全長
に亘つて湾曲反転部材とほぼ平行な平面内で蛇行
して形成されている。そして、好ましくは各櫛歯
状突片の少なくとも摩擦部と当接する部分の断面
形状が平板状に形成されている。
本考案によれば、湾曲反転部材の反転運動によ
り櫛歯状突片の少なくとも摩擦部に当接する部分
が該摩擦部とほぼ平行な平面内で蛇行して波状に
形成されているので、各突片と摩擦部との当接面
積が増大することになる。従つて、かつら内面の
周縁部に上記止着部材を取り付けてかつらを装着
する際、該突片により脱毛部周辺の毛髪を多量掬
いとつて摩擦部との間に確実に挾持して保持させ
ることができる。また、上記櫛歯状突片の基端部
を湾曲反転部材とほぼ平行な平面内で蛇行して波
状を呈するように形成し、上記一方の脚片に溶着
したので、溶着面積を積極的に増加して、反転部
材の繰り返しの使用によつても突片の溶着を堅固
に維持することができる。さらに、上記各櫛歯状
突片をその全長に亘り前記湾曲反転部材表面とほ
ぼ平行な平面内で蛇行して波状を呈するように形
成したり、上記各櫛歯状突片の少なくとも摩擦部
と当接する部分の断面形状を平板状に形成すれ
ば、挾持面積及び溶着面積は著しく増加すること
になる。
〔実施例〕
以下、本考案による止着部材の実施例について
第1図ないし第5図を参照しつつ詳細に説明す
る。
本考案の第1の実施例を示す第1図において、
止着部材10は、基本的には前記特公昭54−
16785号記載の実施例のものと同様の構成でなつ
ている。即ち、略U状の薄板の両自由端の内向き
突片を互いに内方に牽引して重合固定することに
より対向する2本の脚片11a,11bを有する
よう構成した湾曲反転部材11と、該湾曲反転部
材11の一方の脚片11a上に基端部12aを溶
着し先端部12bを他端の脚片11b上を超えて
交差するように間隔を設けて形成した多数の櫛歯
状突片12と、上記他方の脚片11bの長手方向
全周に亘つて被覆したゴムまたは軟質合成樹脂の
摩擦部13とで止着部材10が構成される。尚、
符号14はかつら内面に止着部材10を固定する
ための軟質合成樹脂製の接着片であり、該止着部
材10の両端裏面に取り付けられている。
上記多数の櫛歯状突片12は、金属等の剛性に
富む材料、例えば鋼線材を櫛歯状に形成し、各先
端部12bを自由端として基端部12aを前記湾
曲反転部材11の一方の脚片11a上に溶接する
ことにより固着されている。尚、図示はしない
が、突片の基端部12aは一方の脚片11a下面
に溶着することもでき、或いは湾曲反転部材11
と一体成形により形成することもできる。突片1
2の突端に形成された球状膨出部12cはかつら
を装着する際、頭皮を傷つけないようにするため
のものである。
ここで、突片12の摩擦部13に当接する部分
12dは、それを拡大して示す第2図及び第3図
から明らかなように、該摩擦部13とほぼ平行な
平面内で蛇行して波状を呈するように形成されて
いる。かくして、脱毛部周辺の毛髪を突片12の
球状膨出部12cにより掬いあげ、湾曲反転部材
11を反転させることによつて、摩擦部13及び
突片12の該摩擦部13と当接する部分12dと
により該毛髪を挾圧保持することになる。その
際、突片12と平行方向に垂下している毛流Aの
うちの毛髪A1が斜め方向に挾持される場合にも、
突片12が丸棒に形成されていても該毛髪A1
少なくともX1,X2及びX3の3点間で保持される
ことになる。尚、本実施例では各突片12の先端
部12bは、毛髪を掬い易くするために摩擦部1
3側へ傾斜して形成されている。
第4図は本考案の第2の実施例を示すもので、
上述した第1図と同様の平面図である。この例で
は、各櫛歯状突片22の基端部22aは、一方の
脚片11a上に斜方向になるように溶着されてい
て、摩擦部13に当接する部分22dはジグザグ
模様を呈することなく直線状に且つ該摩擦部13
と斜方向に交差して延在している。従つて、突片
の先端部22bで毛髪を掬う際に斜め方向から櫛
入れすることになるので一層掬い易くなるととも
に、摩擦部13にほぼ直交する方向から介入され
る毛流Aは、該摩擦部13とこれと斜方向に交差
する突片22とによつてその大部分の毛量を挾持
することができる。
第5図は本考案の第3の実施例を示し、櫛歯状
突片と脚片の部分拡大平面図である。この例では
櫛歯状突片32はその全長に亘つてジグザグ状に
蛇行する形状に形成されている。そして、摩擦部
13に対して斜方向に交差するよう波状突片32
の基端部32aが一方の脚片11a上にそれぞれ
斜方向に離隔して溶着されている。この実施例の
ものによれば、前記した第2図及び第4図に示す
櫛歯状突片12,22の有するそれぞれの効果を
併せもつことになるので、毛髪を少なくとも2点
ないし3点で挾持し得るとともに、より多数本の
毛髪を掬いとつて摩擦部13との間に挾圧保持す
ることが可能となる。更に、上記突片の基端部3
2aが蛇行して波状に形成されていることから、
一方の脚片11aへの溶着面積が増大し、反転部
材の繰り返しの使用によつても突片の溶着が堅固
に維持され、また突片の全長に亘つて蛇行して形
成されていれば、突片自体の全体的強度も強くな
り、突片の折損も生じにくくなつて反転部材の耐
久性を高めることができる。
しかして、上記構成でなる止着部材を部分かつ
ら用の止着部材として使用するときは、部分かつ
ら内面の適宜位置に数個の止着部材を接着片1
4,14を介して貼着するか或いは止着部材両側
で縫着し、湾曲反転部材11を反転させて自毛を
摩擦部13と櫛歯状突片との間に介入させた後、
再び湾曲反転部材を反転させることによつて、該
自毛を確実に挾持することができる。
本考案は図示の実施例のものに限られるもので
はなく、本考案の精神を逸脱しない範囲で各種の
実施態様を採り得る。例えば、各櫛歯状突片の少
なくとも摩擦部と当接する部分の断面形状を平板
状に形成すれば、毛髪はより多量に且つ確固に挾
持されることができる。また、櫛歯状突片を第4
図及び第5図に示すような斜方向に取り付けるこ
となく、一方の脚片に直角方向に突片の基端部を
取り付け且つ摩擦部と当接する部分だけを左右の
何れか一方へ屈曲させることによつて該摩擦部と
斜方向に交差するよう形成してもよい。その際、
該突片の摩擦部と当接する部分を蛇行させて波状
に形成し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、湾曲反転
部材の一方の脚片に間隔を設けて形成した櫛歯状
突片の少なくとも摩擦部に当接する部分が該摩擦
部とほぼ平行な平面内で蛇行して波状を呈するよ
うに形成されているから、該突片と摩擦部との間
に被挾持物が簡単且つ確実に挾持され得ると共
に、従来の直線状突片に比して長期間の使用に耐
えることができ、この止着部材をかつら用ストツ
パーとして用いれば、脱毛部周辺の毛髪をより多
量に湾曲反転部材に介在させることが可能となり
しかも毛髪の挾持面積が増大する。従つて、かつ
らを装着した場合、かつらが頭部から浮き上がる
ことなく密着して良好な装着感が得られるという
実用上優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による止着部材の第1実施例を
示す平面図、第2図は第1図の実施例における毛
髪の挾持状態を示す一部拡大平面図、第3図は第
1図の−線沿いの側断面図、第4図は本考案
の第2の実施例を示す平面図、第5図は本考案の
第3の実施例を示し、摩擦部と櫛歯状突片の関係
を示す一部拡大平面図である。第6図は従来の止
着部材をかつら内面に取り付けた状態の平面図で
ある。 10……止着部材、11……湾曲反転部材、1
1a……一方の脚片、11b……他方の脚片、1
2……櫛歯状突片、12a,22a,32a……
突片の基端部、12b,22b,32b……突片
の先端部、12d,22d,32d……突片の摩
擦部と当接する部分、13……摩擦部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 2本の脚片を有する薄板の両自由端を牽引固
    定することにより反転性能が付与された弓状の
    湾曲反転部材と、基端部が上記一方の脚片に形
    成され先端部が他方の脚片上を超えて突出する
    ように隔設された多数の櫛歯状突片と、上記他
    方の脚片に形成され湾曲反転部材の反転運動に
    伴つて上記多数の櫛歯状突片と係脱する摩擦部
    とからなる止着部材において、上記櫛歯状突片
    の少なくとも上記摩擦部に当接部分が該摩擦部
    表面とほぼ平行な平面内で蛇行して波状を呈す
    るように形成されていることを特徴とする、止
    着部材。 (2) 前記櫛歯状突片の基端部が湾曲反転部材とほ
    ぼ平行な平面内で蛇行して波状を呈するように
    形成されて前記一方の脚片に溶着されているこ
    とを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の止着部材。 (3) 前記各櫛歯状突片がその全長に亘り前記湾曲
    反転部材表面とほぼ平行な平面内で蛇行して波
    状を呈するように形成されていることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項記載の止
    着部材。 (4) 前記各櫛歯状突片の少なくとも摩擦部と当接
    する部分の断面形状が平板状に形成されている
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の止着部材。
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726333Y2 (ja) * 1989-03-06 1995-06-14 株式会社アデランス 止着部材
JP2006037278A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Artnature Co Ltd かつら用ストッパ
JP2016037667A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社アートネイチャー かつら用ストッパ、及びかつら

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JPS5416785A (en) * 1977-07-07 1979-02-07 Nippon Shinyaku Co Ltd Multiiunit type gas purifier
JPS591706A (ja) * 1982-06-28 1984-01-07 株式会社ワンタッチャ− かつら用櫛ピン

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