JP2001329422A - かつら用クリップ及びかつら - Google Patents

かつら用クリップ及びかつら

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JP2001329422A
JP2001329422A JP2000147732A JP2000147732A JP2001329422A JP 2001329422 A JP2001329422 A JP 2001329422A JP 2000147732 A JP2000147732 A JP 2000147732A JP 2000147732 A JP2000147732 A JP 2000147732A JP 2001329422 A JP2001329422 A JP 2001329422A
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Katsufumi Ito
勝文 伊藤
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
    • A41G3/00Wigs
    • A41G3/0008Fastening thereof
    • A41G3/0033Fastening thereof by mechanical fasteners, e.g. clasps or combs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 かつらの頭部からの脱落乃至ずれを確実に防
止する。 【解決手段】 かつら用クリップ1は、湾曲して反転可
能なベースフレーム2の一面2a側に設けられ、ベース
フレーム2との間にかつらベースの周縁を挟持する挟持
部3と、ベースフレーム2の他面2b側に当接可能に設
けられ、ベースフレーム2との間に地毛を挟持する櫛歯
部4とを備え、挟持部3のベースフレーム2からの突出
方向が、櫛歯部4のベースフレーム2からの突出方向と
は逆方向に設定されている。従って、かつらベースが上
方に浮き上がるようにずれを生じようとする場合でも、
かつらベースの周縁をしっかりと挟持して、かつらの頭
部からの脱落乃至ずれを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かつらを頭部に装
着するために用いられるかつら用クリップ及び該かつら
用クリップの使用に適するかつらベースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部にかつらを装着するためのか
つら用クリップとして、図8に示したものが知られてい
る。すなわち、薄い金属板を略コ字状に形成したもの同
士をたわめて連結し、湾曲して反転可能な板枠状とした
ベースフレーム110と、このベースフレーム110の
一面110a側において、ベースフレーム110の長手
方向に対向して配置される二つの辺111,112のう
ちの一辺111の外縁から該一辺111に対向する他辺
112の方向に突出形成された挟持部120と、ベース
フレーム110の他面110b側において、ベースフレ
ーム100の一辺111の内縁から他辺112の方向に
突出形成された櫛歯部130とを有して構成されたもの
である。
【0003】このかつら用クリップ100によれば、図
9に示したように、かつらを構成するかつらベース20
0の周縁をベースフレーム110の一面110aと挟持
部120との間に挟み込み、その周縁を挟持部120に
よって挟持することにより、かつらベース200に取り
付けられる。この際、図10(a)に示したように、ベ
ースフレーム110は一面110a側が湾曲しており、
櫛歯部130はベースフレーム110の他面110b側
において、その先端部130aがベースフレーム110
の他辺112から離間した状態にある。そして、かかる
状態の櫛歯部130を地毛の流れ方向に対向するように
地毛の生え際に差し込んだ後、図10(b)に示したよ
うに、ベースフレーム110を、他面110b側が湾曲
するように反転させる。これにより、図10(b)に示
したように、櫛歯部130の先端部130aがベースフ
レーム110の他辺112に当接するように近接して、
ベースフレーム110の他面110bと櫛歯部130と
の間に地毛を挟み込み、櫛歯部130によって挟持する
ことで、かつら(それを構成するかつらベース200)
が頭部に装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かつらは、
一般に、かつらを装着した頭部に被った帽子やヘルメッ
ト等を脱ぐ際に、あるいは激しい運動をした際や強風を
受けた際には、頭部からの脱落やずれを生じ易い。しか
しながら、上記した従来のかつら用クリップ100で
は、このように脱帽時や強風を受けた際などにかつらベ
ース200が上方に浮き上がるようにずれを生じようと
すると、図9に示したように、かつら用クリップ100
は、挟持部120の先端120aがかつらベース200
の頂上方向(図9上、矢印X方向)を向いてかつらベー
ス200の周縁に取り付けられる。かつらベース200
に取り付ける際には、図10(a)に示したように、挟
持部120の先端120a付近がベースフレーム110
の他辺112に当接するように近接しているものの、櫛
歯部130により地毛を挟持する際にベースフレーム1
10を他面110b側が湾曲するように反転させると、
図10(b)に示したように、挟持部120の先端12
0a付近がベースフレーム110の他辺112との間に
隙間が形成されるように該他辺112から離間するた
め、挟持部120によってかつらベース200の周縁を
挟持しきれず、かつらベース200がかつら用クリップ
100から外れ易いという欠点がある。従って、脱帽時
や強風を受けた際などには、かつらが頭部から脱落した
り、ずれを生ずることがあった。
【0005】その一方、かつらベースの周縁にかつら用
クリップを縫い付けて固定し、かつらベースがかつら用
クリップから外れないようにしたものもあるが、このよ
うにかつら用クリップの取付位置を固定してしまうと、
かつらを頭部に装着する際に挟持される地毛がいつも同
じとなってしまい、かかる地毛に常に負担が加わるた
め、非常に傷み易くなるという問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、かつらベースが上方に浮き上がるようにずれを生じ
ようとする場合でも、かつらベースの周縁をしっかりと
挟持して、かつらの頭部からの脱落乃至ずれを確実に防
止することができると共に、かつらベースに対する取付
位置を任意に変更することが可能なかつら用クリップ及
び該かつら用クリップの使用に適したかつらを提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明のかつら用クリップは、湾曲
して反転可能なベースフレームの一面側に設けられ、前
記ベースフレームとの間にかつらベースの周縁を挟持す
る挟持部と、前記ベースフレームの他面側に当接可能に
設けられ、前記ベースフレームとの間に地毛を挟持する
櫛歯部とを備え、前記挟持部のベースフレームからの突
出方向が、前記櫛歯部のベースフレームからの突出方向
とは逆方向に設定されていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の本発明のかつら用クリップ
は、請求項1記載のかつら用クリップであって、さら
に、前記ベースフレームの一面側において、前記挟持部
のベースフレームからの突出方向とは逆方向に突出する
補助挟持部が設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の本発明のかつら用クリップ
は、請求項1又は2記載のかつら用クリップであって、
前記挟持部の先端が、前記ベースフレームの外縁よりも
内側に位置するように形成されていることを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の本発明のかつらは、かつら
ベースの周縁の内側に、請求項1〜3のいずれか1に記
載のかつら用クリップを構成するベースフレームと挟持
部又は補助挟持部との間に挟み込まれる被挟持部が設け
られていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明
の第1の実施の形態にかかるかつら用クリップを示す斜
視図である。この図に示したように、このかつら用クリ
ップ1は、ベースフレーム2、挟持部3及び櫛歯部4を
有して構成される。
【0012】ベースフレーム2は、薄い金属板を略コ字
状に形成したもの同士をたわめて連結し、湾曲して反転
可能な板枠状としたものである。このベースフレーム2
の長手方向に対向して配置される二つの辺21,22の
うちの他辺22には、後述する櫛歯部3との間に挟み込
まれる地毛を保護するためのゴム等の弾性体からなる保
護カバー23が、該他辺22を被覆するように設けられ
ている。
【0013】挟持部3は、ベースフレーム2の一面2a
側に設けられ、ベースフレーム2との間にかつらベース
の周縁を挟持する機能を果たす。なお、本明細書中「か
つらベースの周縁を挟持する」とは、挟持部により、ベ
ースフレームとの間にかつらベースの周縁を直接挟み込
んで挟持することのほか、後述するように、ベースフレ
ームの間にかつらベースの周縁の内側に設けられた被挟
持部を挟み込むことにより、かつらベースの周縁を間接
的に挟持することを含む意である。
【0014】この挟持部3は、ベースフレーム2の一面
2a側において、ベースフレーム2の他辺22の外縁か
ら該他辺22に対向する一辺21の方向に突出するよう
に形成されている。また、挟持部3は、その先端3a
が、ベースフレーム2の一辺21の外縁から外方に突出
することなく、一辺の21の外縁よりも内側に位置する
ように形成されている。
【0015】櫛歯部4は、ベースフレーム2との間に地
毛を挟持する機能を果たす。この櫛歯部4は、ベースフ
レーム2の一辺21の内縁から該一辺21に対向する他
辺22の方向に突出し、ベースフレーム2の他面2b側
に当接可能に形成されており、上記した挟持部3のベー
スフレーム2からの突出方向とは逆方向に突出するよう
に設けられている。また、櫛歯部4は、櫛の歯の形状を
なしており、その中途部が略への字形に屈曲して形成さ
れている。
【0016】そして、この櫛歯部4は、ベースフレーム
2の他面2b側において、ベースフレーム2がその一面
2a側に湾曲している状態においては、その先端部4a
がベースフレーム2の他辺22から離間する(図2
(a)参照)一方、ベースフレーム2を他面2b側が湾
曲するように反転させると、その先端部4aがベースフ
レーム2の他辺22に当接するように近接する(図2
(b)参照)ようになっている。
【0017】上記のように構成されるかつら用クリップ
1は、以下のように使用される。すなわち、例えば、図
3に示したように、まず、かつらを構成する、網目状に
形成されたネットからなるかつらベース6の周縁付近の
網目6aに、その内側から外側に向けて挟持部3の先端
3aを差し込み、ベースフレーム2の一面2aと挟持部
3との間にかつらベース6の周縁を挟み込んで、挟持部
3によって挟持することにより、かつらベース6に取り
付けられる。この際、挟持部3は、その先端3aがかつ
らベース6の頂上方向(図3上、矢印X方向)とは逆方
向の裾方向(図3上、矢印Y方向)を向いてかつらベー
ス6の周縁を挟持するため、脱帽時や強風を受けた際な
どにかつらベース6が上方に浮き上がるようにずれよう
とした場合でも、挟持部3の、ベースフレーム2の他辺
22の外縁から屈曲して延在する基端部3bによってか
つらベース6が押さえられるので、かつらベース6がか
つら用クリップ1から外れることがなく、従って、かつ
らが頭部から脱落したり、ほとんどずれたりすることな
く、かつらを頭部に安定装着した状態で保持することが
できる。また、かつら用クリップ1をかつらベース6に
縫い付けて固定しなくても、かかる挟持部3によりかつ
らベース6の周縁をしっかりと挟持できるため、かつら
ベース6に対するかつら用クリップ1の取付位置を任意
に変更することが可能である。従って、かつらを頭部に
装着する際に挟持される地毛をその都度代えることが可
能であり、地毛の傷みを回避することができる。
【0018】次に、かつらベース6を頭部に被せて、該
かつらベース6をかつら用クリップ1を用いて頭部に装
着する。具体的には、上記のようにかつら用クリップ1
をかつらベース6に取り付けたときには、ベースフレー
ム2がその一面2a側に湾曲し、櫛歯部4がベースフレ
ーム2の他面2b側において、その先端部4aがベース
フレーム2の他辺22から離間した状態にあるので、ま
ず、かかる状態の櫛歯部4を地毛の流れ方向に対向する
ように地毛の生え際に差し込む。これにより、地毛がベ
ースフレーム2の他辺22と櫛歯部4との間に入れられ
るので、上記のように櫛歯部4を地毛の生え際に差し込
んだならば、次に、ベースフレーム2をその他面2bが
湾曲するように反転させ、櫛歯部4の先端部4aをベー
スフレーム2の他辺22に近接させる。その結果、地毛
がベースフレーム2の他辺22と櫛歯部4の先端部4a
との間に挟み込まれ、櫛歯部4によって挟持され、これ
により、かつら(それを構成するかつらベース6)が頭
部に装着される。
【0019】なお、本実施の形態では、ベースフレーム
2の他辺22に、該他辺22を被覆する保護カバー23
が設けられているため、該他辺22と櫛歯部4の先端部
4aとの間に挟み込まれる地毛を傷みから保護すること
ができる。また、かつらベース6を頭部に装着した場
合、かつら用クリップ1の挟持部3の先端3aがかつら
ベース6の裾方向(図3上、矢印Y方向)を向いている
ため、挟持部3の先端3aがベースフレーム2の一辺2
1の外縁よりも外方に突出している場合には、その先端
3aが頭皮に刺さる(頭皮を押圧する)おそれがある
が、本実施の形態では、その先端3aがベースフレーム
2の一辺21の外縁よりも内側に位置して形成されてい
るため、このような事態が生ずることを防ぐことができ
る。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
かつら用クリップについて説明する。図4に示したよう
に、このかつら用クリップ1は、上記した第1の実施の
形態にかかるものとほぼ同様に構成されているが、かつ
らベース6をより外れ難くして、かつらの頭部からの脱
落乃至ずれをより確実に防止するため、ベースフレーム
2の一面2a側に、挟持部3と同様にベースフレーム2
との間にかつらベース6の周縁を挟持する機能を果たす
補助挟持部5が設けられている。
【0021】この補助挟持部5は、ベースフレーム2の
一面2a側において、挟持部3の内側に隣接するよう
に、ベースフレーム2の一辺21の外縁から該一辺21
に対向する他辺22の方向に突出するように形成されて
おり、挟持部3のベースフレーム2からの突出方向とは
逆方向に突出するように設けられている。
【0022】このかつら用クリップ1によれば、例え
ば、かつらベース6の周縁付近の網目6aに、その内側
から外側に向けて挟持部3の先端3aを差し込み、ベー
スフレーム2の一面2aと挟持部3との間にかつらベー
ス6の周縁を挟み込んで、挟持部3によって挟持する
(図5(a)参照)と共に、ベースフレーム2の一面2
aと補助挟持部5との間にかつらベース6の周縁を挟み
込んで、補助挟持部5によっても挟持する(図5(b)
参照)ことにより、かつらベース6に取り付けられる。
従って、その先端3aがかつらベース6の裾方向(図5
上、矢印Y方向)を向いて配置される挟持部3と、その
先端5aがかつらベース6の頂上方向(図5上、矢印X
方向)を向いて配置される補助挟持部5とによりかつら
ベース6の周縁を双方向から挟持するため、かつらベー
ス6をかつら用クリップ1からより外れ難くすることが
できる。その結果、かつらが頭部から脱落したり、上方
に浮き上がるようにずれたりすることなく、かつらを頭
部により確実に安定装着した状態で保持することができ
る。また、このかつら用クリップ1によれば、挟持部3
及び補助挟持部5によりかつらベース6の周縁をよりし
っかりと挟持できるため、上記した第1の実施の形態の
ものと同様に、かつらベース6に対するかつら用クリッ
プ1の取付位置を任意に変更することが可能である。
【0023】図6は、本発明のかつらを構成するかつら
ベースの一の実施の形態を示す図である。この図に示し
たように、このかつらベース7は、頭部の一部である頂
上部位を覆うように、当該部位の地毛の生え際に沿った
形状に形成されると共に、ベース本体71が網目状のネ
ットから構成されている。また、かつらベース7の周縁
の内側には、上記した第1又は第2の実施の形態にかか
るかつら用クリップ1を構成するベースフレーム2と挟
持部3又は補助挟持部5との間に挟み込まれる被挟持部
8が設けられている。
【0024】この被挟持部8は、帯状の厚さの薄い紐か
らなり、この紐をかつらベース7の周縁の内側に沿って
縫製糸により縫着したものである。なお、かかる縫着手
段としては、図7に示したように、かつらベース7の周
縁と被挟持部8との間に隙間10が形成されるように、
その逢着部位9が一定間隔をおいて存在するように被挟
持部8をかつらベース7の周縁の内側に縫い付けること
が好ましい。
【0025】このように被挟持部8を具備するかつらベ
ース7は、その外面に人毛や人工毛又はこれらを混ぜ合
わせた混毛が植毛されてかつらを構成する。そして、こ
のかつらベース7によれば、かつらベース7の周縁の内
側と被挟持部8との間に形成される隙間に、上記した第
1又は第2の実施の形態にかかるかつら用クリップ1を
構成する挟持部3又は補助挟持部5が差し込まれること
により、該挟持部3又は補助挟持部5とベースフレーム
2との間に被挟持部8が挟み込まれ、その挟持部3又は
補助挟持部5によって被挟持部8が挟持されることで、
かつら用クリップ1がかつらベース7に取り付けられ
る。
【0026】上記した第1又は第2の実施の形態では、
かつら用クリップ1は、挟持部3又は補助挟持部5によ
ってかつらベース6の周縁を直接挟持してかつらベース
6に取り付けられているが、これは、かつらベース6を
構成するネット地の網目6aが比較的大きく、その網目
6aに挟持部3の先端3aを差し込むことができる場合
に採用することができる取り付け方法である。その一
方、上記したかつらベース7のように、ネット地の網目
が小さく、その網目に挟持部3の先端3aを差し込むこ
とができない場合や、かつらベースがシリコンゴム等か
らなる人造皮膚などで構成され、挟持部3の先端3aを
差し込むことが不可能な場合等には、被挟持部8がある
ことによって、ネット地の網目が小さいかつらベース等
であってもかつら用クリップ1を取り付けることができ
る。なお、被挟持部8としては、かつらベース7の周縁
の内側において、かつら用クリップ1を構成するベース
フレーム2と挟持部3又は補助挟持部5との間に挟み込
まれるものであれば、どのようなものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のかつら用
クリップによれば、湾曲して反転可能なベースフレーム
の一面側に設けられ、前記ベースフレームとの間にかつ
らベースの周縁を挟持する挟持部と、前記ベースフレー
ムの他面側に当接可能に設けられ、前記ベースフレーム
との間に地毛を挟持する櫛歯部とを備え、前記挟持部の
ベースフレームからの突出方向が、前記櫛歯部のベース
フレームからの突出方向とは逆方向に設定されている。
従って、かつらベースが上方に浮き上がるようにずれを
生じようとする場合でも、かつらベースの周縁をしっか
りと挟持して、かつらの頭部からの脱落乃至ずれを確実
に防止することができ、また、かつらベースに対する取
付位置を任意に変更することが可能である。
【0028】また、さらに、前記ベースフレームの一面
側において、前記挟持部のベースフレームからの突出方
向とは逆方向に突出する補助挟持部が設けられることに
より、前記挟持部と補助挟持部とによりかつらベースの
周縁を双方向から挟持することができるため、かつらベ
ースをより外れ難くすることができる。その結果、かつ
らが頭部から脱落したり、ずれたりすることなく、かつ
らを頭部により確実に安定装着した状態で保持すること
ができる。
【0029】また、前記挟持部の先端が、前記ベースフ
レームの外縁よりも内側に位置するように形成されてい
ることにより、かつら装着時において、前記挟持部の先
端が頭皮に刺さる(頭皮を押圧する)ことを防止するこ
とができる。
【0030】また、本発明のかつらによれば、かつらベ
ースの周縁の内側に、上記したかつら用クリップを構成
するベースフレームと挟持部又は補助挟持部との間に挟
み込まれる被挟持部が設けられている。従って、かつら
ベースを構成するネット地の網目が小さく、その網目に
前記挟持部の先端を差し込むことができない場合などで
も、前記被挟持部があることによって、かつら用クリッ
プをかつらベースに取り付けることができ、かかるかつ
ら用クリップの使用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるか
つら用クリップを示す斜視図である。
【図2】図2は、櫛歯部の動作を説明するための図であ
る。
【図3】図3は、かつらベースに対するかつら用クリッ
プの取り付け方法の一例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態にかかるか
つら用クリップを示す斜視図である。
【図5】図5は、かつらベースに対するかつら用クリッ
プの取り付け方法の一例を示す図である。
【図6】図6は、本発明のかつらを構成するかつらベー
スの一の実施の形態を示す図である。
【図7】図7は、かつらベースに対する被挟持部の逢着
方法の一例を示す図である。
【図8】図8は、従来のかつら用クリップを示す斜視図
である。
【図9】図9は、かつらベースに対する従来のかつら用
クリップの取り付け方法を示す図である。
【図10】図10は、従来のかつら用クリップの作用を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 かつら用クリップ 2 ベースフレーム 3 挟持部 4 櫛歯部 5 補助挟持部 6,7 かつらベース 8 被挟持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲して反転可能なベースフレームの一
    面側に設けられ、前記ベースフレームとの間にかつらベ
    ースの周縁を挟持する挟持部と、前記ベースフレームの
    他面側に当接可能に設けられ、前記ベースフレームとの
    間に地毛を挟持する櫛歯部とを備え、前記挟持部のベー
    スフレームからの突出方向が、前記櫛歯部のベースフレ
    ームからの突出方向とは逆方向に設定されていることを
    特徴とするかつら用クリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のかつら用クリップであっ
    て、さらに、前記ベースフレームの一面側において、前
    記挟持部のベースフレームからの突出方向とは逆方向に
    突出する補助挟持部が設けられていることを特徴とする
    かつら用クリップ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のかつら用クリップ
    であって、前記挟持部の先端が、前記ベースフレームの
    外縁よりも内側に位置するように形成されていることを
    特徴とするかつら用クリップ。
  4. 【請求項4】 かつらベースの周縁の内側に、請求項1
    〜3のいずれか1に記載のかつら用クリップを構成する
    ベースフレームと挟持部又は補助挟持部との間に挟み込
    まれる被挟持部が設けられていることを特徴とするかつ
    ら。
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