JPH0220175Y2 - - Google Patents

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JPH0220175Y2
JPH0220175Y2 JP17648285U JP17648285U JPH0220175Y2 JP H0220175 Y2 JPH0220175 Y2 JP H0220175Y2 JP 17648285 U JP17648285 U JP 17648285U JP 17648285 U JP17648285 U JP 17648285U JP H0220175 Y2 JPH0220175 Y2 JP H0220175Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、部分かつらを頭部に装着する際に使
用するもので、詳しくは、かつら装着部周辺の自
毛を弾性的に挟持することにより頭部に対してか
つらを装着する場合に用いられるかつら着用ピン
に関する。更に、詳しくは、帯状板と、該帯状板
の長手方向両端部に両端を固定する状態で架け渡
しされた帯状部材とのうち、一方のものを他方の
ものに対して、離間した湾曲姿勢と近接した湾曲
姿勢との二姿勢に弾性的に反転切替自在に構成す
るとともに、前記帯状部材又は帯状板に、前記の
近接湾曲姿勢において前記帯状板又は帯状部材側
に形成した摩擦面に接当押圧される突片群を一方
向突出姿勢に固着連設してなるかつら着用ピンの
改良に関する。
〈従来の技術〉 自毛を弾性的に挟持することにより、かつらを
頭部に装着するピンのうち、例えば特公昭59−
30801号公報や特公昭60−18325号公報等で開示さ
れているもののように、相対向する挟持具(一方
が櫛歯状突片からなるものも含む)がともに反転
性を有する型式のものに比べて、上記詳述したよ
うな構成を有し、本考案が対象とするピンは、一
方の挟持具である所の前記帯状板又は帯状部材の
姿勢が装着前も装着後も一定不変であるから、か
つら本体への縫付け等による取付け箇所に不当な
衝撃力を加えないで済み、かつら本体への取付け
を確実かつ安定の良いものに保ち得るとともに、
反転操作も低抗少なく楽に行なえてかつらの装
着、離脱が容易である等といつた利点を有する。
而して、この種のピンにおいて、前記帯状板と
帯状部材の長手方向両端どうしを互いに固定して
反転用の支点を構成するに、従来一般には両者の
両端をリベツト止めする手段が採用されていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 然し乍ら、上記の如き固定手段を採用した従来
のピンにおいては、反転操作される側の部材の長
手方向両端の固定部に近い箇所に反転荷重が局部
的にかつ交番的に集中作用するために、一般に薄
肉金属板製の反転性部材の前記両端固定部近くの
箇所が金属疲労して折損し易く、また折損に至る
前の段階においても既に反転力、つまりは弾性力
が弱まり、自毛挟持作用が確実強力に行なえない
状態にあるといつた欠点を有し、このことはかつ
らの短期使用のうちにピンの交換が要求されると
いつた不経済さにもつながるのである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案はかかる実情に鑑み、製作加工面での簡
単な改良によつて、局部折損及び自毛挟持力の経
時低下を極力抑制できるかつら着用ピンを提供す
る点に目的を有する。
上記の目的を達成するために本考案に係るかつ
ら着用ピンは冒頭詳記のものであつて、前記帯状
部材又は帯状板の長手方向両端にカール部を形成
するとともに、帯状板又は帯状部材の長手方向両
端に前記カール部に抜止め状態に係入保持される
係止突片を形成して、両者の長手方向両端を互い
に固定したという構成に特徴を有するものであ
る。
〈作用〉 このような特徴構成を有する本考案に係るかつ
ら着用ピンによれば、反転性部材である前記帯状
部材又は帯状板を、固定部材である前記帯状板又
は帯状部材に対して離間した湾曲姿勢にした状態
でかつら本体を頭部所要箇所に冠せ、この冠せ状
態でかつら本体を左右に動かせるとか、斜めに動
かせることにより、前記突片群と前記摩擦面との
間にかつら周辺の毛髪、つまり自毛を移入させ
る。しかるのち、前記帯状部材又は帯状板の中間
部分をかつら本体の外側から手指で押して、その
帯状部材又は帯状板を、帯状板又は帯状部材に近
接した湾曲姿勢に弾性的に反転切替操作すること
により、前記突片群と摩擦面とを相互に接当押圧
させて前述のように移入した自毛を挟持させ、も
つて、かつら本体をその内面複数箇所に取付けた
ピンを介して頭部に強く装着されるに至るのであ
る。また、このような装着状態において、前記帯
状部材又は帯状板をかつら本体の外側からの手指
操作にて上記とは逆方向に反転切替操作すること
により、自毛挟持力を解除して、かつら本体を頭
部から離脱するのである。
そして、前記帯状部材又は帯状板の反転動作を
みてみると、これは両端カール部とこれに抜止め
状態に係入保持された係止突片とからなる相対回
転可能な支点周りでの反転であり、反転荷重が局
部に集中することを十分に回避できるのである。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図及至第4図において、2は後述するかつ
ら本体1内面への取付部として複数個の縫合孔2
Aを有する非反転性材料からなる取付用帯状板で
あつて、これは正面視全体形状において略アーチ
形であるとともに、その長手方向に沿つて、中央
部分が最も一方向に突出位置するような湾曲形態
のものに構成されている。3は直線状の湾曲反転
性帯状部材であつて、その長手方向の両端部を前
記の取付用帯状板2の両端に固定する状態で架け
渡し連結されていて、長手方向の中央部分を押圧
することにより、第4図で示すように前記取付用
帯状板2に対して近接した湾曲姿勢と第3図で示
すように離間した湾曲姿勢との二姿勢に弾性的に
反転切替自在に構成されている。4は前記湾曲反
転性帯状部材3の長手方向に適当間隔を隔てた複
数箇所(図面上では三箇所で示すが四箇所以上で
あつても良い。)から一方向に突出させた突片群
であつて、これら突片4群は、前記湾曲反転性帯
状部材の長手方向中央に位置するものが、その先
端と中間との二箇所から夫々左右に曲り部4A,
4Aを一体に突出連設した略干の字形に、かつ左
右両側に位置するものが、夫々その先端から外側
方に向けて曲り部4A,4Aを一体に突出連設し
た略形に形成されている。5は前記帯状板2の
一面にゴム5Aを接着固定して形成した摩擦面で
あつて、前記反転性帯状部材3が前記帯状板2に
対して近接した第4図の湾曲姿勢において前記突
片4群の先端部分が接当押圧されるように構成さ
れている。そして、前記反転性帯状部材3の長手
方向両端には第2図で明示の如きカール部3A,
3Aが形成されているとともに、前記帯状板2の
長手方向両端には前記カール部3A,3Aに係入
され、その先端部2b,2bを側方に折曲げるこ
とにより抜止め状態に保持される係止突片2B,
2Bが一連一体に形成されていて、この係止突片
2B,2Bと前記カール部3A,3Aとを介し
て、帯状部材3と帯状板2の長手方向両端を互い
に固定したものである。
上記の如きかつら着用ピンは、第5図で示すよ
うに、外面に毛髪1Aが植設された状態で軟質合
成樹脂材や布材等の柔軟性に富んだ材料から構成
されたかつら本体1の内面でその周辺部の複数位
置に、前記帯状板2における縫合孔2Aを介して
取付けられて用いられる。そして、かつら本体1
の頭部への装着及び離脱は前述の〈作用〉の項で
説明した通りである。
次に別の実施例について列記する。
〔〕 第6図に示すものは、前記突片4群の先
端夫々に、これら突片4群の反転性帯状部材3
からの突出方向に対して直角又は略直角で横一
側方に曲り部4Aを形成して、略L形の突片群
のみから構成したものである。
〔〕 第7図に示すものは、前記突片4群のう
ち、帯状部材3の長手方向中央に位置する突片
4を干の字形でなく、〓形に形成したものであ
る。
〔〕 第8図に示すものは、前記突片4群を前
記帯状部材3とは別個に線材から加工し、これ
を帯状部材3に溶接やロー付け手段にて固着し
て突出させたものであるが、上記の各実施例の
如くばね材から一連一体ものに形成する方が、
加工容易でコスト的にも有利である。また、こ
の実施例において突片4群の先端に曲り部4A
を設けないで、櫛歯状のものに形成しても良
い。
〔〕 第9図に示すものは、前記帯状板2の長
手方向両端にカール部2A,2Aを形成する一
方、前記反転性帯状部材3の長手方向両端に前
記カール部2A,2Aに対し抜止め状態に係入
保持される係止突片3B,3Bを形成させたも
のである。
〔〕 第10図に示すものは、前記突片4群を
連設した帯状部材3を非反転性で湾曲又は扁平
姿勢に固定化する一方、帯状板2を反転切替自
在に構成したものであり、この場合、かつら本
体1への取付用縫合孔2Aは前記帯状部材3側
に形成する。
〈考案の効果〉 以上詳述したことからも既に理解されるよう
に、本考案による時は、 (1) 固定部材と反転部材との各一方を構成する前
記帯状板2及び帯状部材3の長手方向両端どう
しを互いに固定して反転用の支点を構成する手
段として、カール部3A又は2Aとこれに係入
保持される係止突片2B又は3Bといつた相対
回動を許容する構造を採用することにより、従
来のリベツト止めによる完全固定構造のものに
比べて、リベツト打ちという、特に小物部品に
対しては技術的に困難を伴なう加工作業が不要
で、それだけ製作加工が容易で歩留りも良く、
製品コストの低減に効果を発揮しながら、 (2) しかも、反転荷重の局部集中によるり折損、
或いは反転弾性力の低下を極力回避して、長期
間使用においても確実、強力な自毛挟持効果を
維持できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図及至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は要部の拡大一部切欠き
斜視図、第3図及び第4図は夫々作動状態を示す
平面図、第5図はかつら本体への取付け状態を示
す正面図、第6図及至第10図は夫々別の実施例
を示し、第6図及至第8図は夫々正面図、第9図
は平面図、第10図は斜視図である。 1はかつら本体、2は帯状板、3は帯状部材、
4は突片群、5は摩擦面、3A,2Aはカール
部、2B,3Bは係止突片である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯状板2と、該帯状板2の長手方向両端部に
    両端を固定する状態で架け渡しされた帯状部材
    3とのうち、一方のもの(3又は2)を他方の
    もの(2又は3)に対して、離間した湾曲姿勢
    と近接した湾曲姿勢との二姿勢に弾性的に反転
    切替自在に構成するとともに、前記帯状部材3
    又は帯状板2に、前記の近接湾曲姿勢において
    前記帯状板2又は帯状部材3側に形成した摩擦
    面5に接当押圧される突片4群を一方向突出姿
    勢に固着連設してなるかつら着用ピンであつ
    て、前記帯状部材3又は帯状板2の長手方向両
    端にカール部3A,3A又は2A,2Aを形成
    するとともに、帯状板2又は帯状部材3の長手
    方向両端に前記カール部3A,3A又は2A,
    2Aに抜止め状態に係入保持される係止突片2
    B,2B又は3B,3Bを形成して、両者3,
    2の長手方向両端を互いに固定してあることを
    特徴とするかつら着用ピン。 前記帯状板2が、かつら本体1の内面への取
    付部2Aを有する非反転性のものに構成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第項に記載のか
    つら着用ピン。 前記突片4群が、少なくともそれらの先端部
    に該突片4群の突出方向に対して横方向への曲
    り部4Aを有するものである実用新案登録請求
    の範囲第項に記載のかつら着用ピン。 前記帯状部材3が反転性のものであり、この
    反転性帯状部材3と前記突片4群ならびに両端
    カール部3A,3Aがばね材から一連一体に構
    成されている実用新案登録請求の範囲第項な
    いし第項の何れかに記載のかつら着用ピン。
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