JP6063078B1 - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反転させることにより、櫛歯が閉じた状態及び櫛歯が開いた状態の切り替えが可能な留め具であって、開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を容易に挿入することができ、かつより多くの毛髪を挿入することができる留め具を提供する。【解決手段】 弾性板状部材から形成され、変形していない初期状態において、対向する2つの長辺部4a、4bと対向する2つの短辺部4c、4dから構成された略四辺形の平面形状を有するとともに、長辺部及び短辺部の間または短辺部の中間に短辺部の長手方向に伸びる1つの離間領域Yを有し、離間領域Yの両側に連結領域X、X’を有する反転部材4と、反転部材4の変形により重ね合わされた連結領域X、X’を連結する連結部と、一方の長辺部4aに一端が固定された複数の櫛歯6と、を備えた留め具を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物を挟み込んで固定する留め具であって、特に、擬毛が植設されたかつらベースを使用者の頭部に固定するために適用可能な留め具に関する。
擬毛が植設されたかつらベースを使用者の頭部に固定するため、かつら用の留め具が用いられる場合がある。このかつら用留め具は、縫い糸等によりかつらベースの裏面側(使用者の頭部に接する側)に取り付けられ、かつら用留め具で使用者の毛髪を挟み込むことにより、かつらベースを使用者の頭部に固定することができる。そのようなかつら用留め具の中には、複数の櫛歯が取り付けられた反転部材を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2007/129708号
特許文献1に記載のかつら用留め具の反転部材では、複数の櫛歯が取り付けられた支持片、及びこの支持片の両端部から突出した一対の脚片を有するコの字形の部材と、両側の脚片を内方に牽引する連結片により、反転可能な湾曲形状が形成されている。櫛歯が反転部材と接する閉じた状態から、反転部材を反対側に反り返るように反転させることにより、反転部材に対して櫛歯が開き、使用者の毛髪を開いた櫛歯と反転部材との間に挿入することができる。そして、再び櫛歯が閉じる方向に反転させることによって、使用者の毛髪を櫛歯と反転部材との間で挟み込んで固定することができる。
特許文献1に記載のかつら用留め具では、連結片により両側の脚片が内方に牽引されるとき、脚片が支持片との接続部分を中心に回転するように捻られる。この場合、脚片の長さは支持片の長さに比べて短いので、捻られた脚片の先端部が移動する距離は短く、反転部材の変形量も限定的である。
よって、連結片により変形させた反転部材を反転させても、反転部材に対して櫛歯が開く角度は比較的小さい。従って、かつら装着時に、使用者が開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を挿入するのは難しく、挟み込める毛髪の量も限定的である。
本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、反転させることにより、櫛歯が閉じた状態及び櫛歯が開いた状態の切り替えが可能な留め具であって、開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を容易に挿入することができ、かつより多くの毛髪を挿入することができる留め具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る留め具は、
弾性板状部材から形成され、変形していない初期状態において、対向する2つの長辺部と対向する2つの短辺部から構成された略四辺形の平面形状を有するとともに、前記長辺部及び前記短辺部の間または前記短辺部の中間に前記短辺部の長手方向に伸びる1つの離間領域を有し、前記離間領域の両側に連結領域を有する反転部材と、
前記反転部材の変形により重ね合わされた前記連結領域を連結する連結部と、
一方の前記長辺部に一端が固定された複数の櫛歯と、
を備えている。
以上のように、本発明においては、反転させることにより、櫛歯が閉じた状態及び櫛歯が開いた状態の切り替えが可能な留め具であって、開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を容易に挿入することができ、かつより多くの毛髪を挿入することができる留め具を提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る反転部材を示す模式的な平面図である。 本発明の1つの実施形態に係る留め具を示す、(a)は模式的な平面図であり、(b)及び(c)は(a)の矢印Bから見た模式的な側面図であって、(b)は櫛歯が閉じた状態を示し、(c)は櫛歯が開いた状態を示す。 本発明の1つの実施形態に係る留め具と同様な構成の実施例を示す図(写真)であり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印Bから見た側面図(櫛歯が閉じた状態)、(c)は(a)の矢印Cから見た側面図(櫛歯が開いた状態)を示す。 本発明のその他の実施形態に係る反転部材を示す模式的な平面図である。 本発明のその他の実施形態に係る反転部材を示す模式的な平面図である。 本発明に係る留め具の実施例1を示す図(写真)である。 本発明に係る留め具の実施例2を示す図(写真)である。 本発明に係る留め具の実施例3を示す図(写真)である。 本発明に係る留め具の比較例4を示す図(写真)である。 図2と異なる櫛歯の形状を有するその他の実施形態に係る留め具を示す模式的な平面図である。 図10に示すその他の実施形態に係る留め具の実施例を示す図(写真)である。 本発明に係る留め具において、反転部材を変形させるときの移動量D及び一方の長辺部(櫛歯取付部)の長さWの比率D/Wと、櫛歯が開いたときの距離(最大距離)Hとの関係を示すグラフである。 本発明に係る留め具において、反転部材を変形させるときの移動量D及び一方の長辺部の長さWの比率D/Wと、櫛歯が開いたときの開口角度θとの関係を示すグラフである。 本発明に係る留め具が取り付けられたかつらを模式的に示す平面図である。
発明の詳細な説明
本発明の実施態様1に係る留め具は、
弾性板状部材から形成され、変形していない初期状態において、対向する2つの長辺部と対向する2つの短辺部から構成された略四辺形の平面形状を有するとともに、前記長辺部及び前記短辺部の間または前記短辺部の中間に前記短辺部の長手方向に伸びる1つの離間領域を有し、前記離間領域の両側に連結領域を有する反転部材と、前記反転部材の変形により重ね合わされた前記連結領域を連結する連結部と、一方の前記長辺部に一端が固定された複数の櫛歯と、を備えている。
長辺部及び短辺部の間に離間領域を有するとき、複数の櫛歯が固定された一方の長辺部と短辺部との間に離間領域を有する場合も、複数の櫛歯が固定されていない他方の長辺部と短辺部との間に離間領域を有する場合もあり得る。また、短辺部の中間に離間領域を有する場合には、短辺部の任意の位置に離間領域を有することができる。
本実施態様では、複数の櫛歯が固定された反転部材を、その平面(広面)に対して垂直方向に湾曲するように変形させることにより、初期状態で離間領域の両側に配置された連結領域を重ね合わせることができる。そして、重ね合わされた連結領域を、連結部材を用いて互いに連結することにより、留め具を形成することができる。このような留め具では、使用者が反転部材を反対側に反り返るように反転させることにより、複数の櫛歯の先端が反転部材に接した閉じた状態及び複数の櫛歯の先端が反転部材から離間した開いた状態の切り替えができる。使用者が反転の操作を行わないときは、反転部材の弾性力により各々の状態を維持することができる。
特に、本実施態様では、離間領域が短辺部の長手方向に伸びているので、離間領域の両側の連結領域を重ね合わせるように変形させるとき、長さ(長手方向の寸法)の長い長辺部が短辺部との接続部分を中心に回転するように捻られる。回転中心となる辺部と辺部の接続部分における回転角度(捻れ角度)が同じであっても、回転する(捻られる)辺部の長さが長い方が回転の先端部における移動距離が大きくなる。つまり、全体として反転部材4がより大きく変形することになる。よって、変形した状態で連結した反転部材では、反転をさせたときの逆方向に湾曲する角度の差が大きくなる。
よって、櫛歯が開いた状態で、櫛歯及び反転部材のなす開口角度を大きくとることができる。これにより、櫛歯が反転部材に固定された根元部分の近傍まで毛髪を挿入することができるので、より多くの毛髪を挿入することができる。また、櫛歯が開いた状態における開口角度が大きいので、櫛歯の先端と反転部材との間の距離を大きくとることができる。これにより、開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を容易に挿入することができる。
本発明の実施態様2に係る留め具は、上記の実施態様1において、
前記初期状態における前記一方の長辺部の長さをWとし、
前記初期状態から重ね合わされる状態までの前記連結領域の移動量をDとすると、
0.15 ≦ D/W ≦ 0.17の関係を有する。
櫛歯が取り付けられた一方の長辺部の長さWに対する、初期状態から重ね合わされる状態までの連結領域の移動量をDの比率D/Wは、その値が大きいほど反転部材が大きく変形することを意味する。従って、櫛歯が開いた状態で、櫛歯及び反転部材のなす角度をより大きくとることができ、櫛歯の先端と反転部材との間の距離を大きくとることができる。これにより、開いた櫛歯と反転部材との間に毛髪を容易に挿入することができ、開いた櫛歯と反転部材との間により多くの毛髪を挿入することができる。
一方、変形量が大きくなっていくと、反転部材の耐久性が低下する傾向や、反転部材を反転させるのに要する力が大きくなって操作性が低下する傾向も見られるようになる。
これらを総合的に考慮すると、後述するように、D/Wを0.15以上0.17以下の範囲の値にすることによって、髪を挿入する容易さ及び挿入可能な毛髪量において好ましく、耐久性及び操作性においても好ましい留め具を提供することができる。
なお、移動量Dは、離間領域の両側の連結領域に設けられた穴であって、連結部が挿入される連結穴の中心間距離で表すことができる。
本発明の実施態様3に係る留め具は、上記の実施態様1または2において、
前記櫛歯の自由端に頭部を備え、前記頭部が他方の前記長辺部が存在する領域に位置している。
本実施態様では、櫛歯の軸部の一部及び先端の頭部が他方の長編部が存在する領域に位置しているので、櫛歯が閉じた状態において、櫛歯の軸部及び櫛歯の頭部と、他方の長辺部との間で、確実に毛髪を保持することができる。また櫛歯が他方の長辺部よりも先に伸びていないので、かつら装着時に、櫛歯がかつらのネットに干渉する恐れがない。
本発明の実施態様4に係る留め具は、上記の実施態様1または2において、
前記櫛歯の自由端に頭部を備え、
前記頭部の少なくとも一部が前記略四辺形の平面形状よりも外側に位置し、前記櫛歯のその他の部分が前記略四辺形の平面形状の領域に位置している。
本実施態様では、櫛歯の先端の頭部の少なくとも一部を略四辺形の平面形状よりも外に配置することにより、かつら装着時に自髪をすくい易くするとともに、頭部を可能な限り、他方の長辺部に接近させることにより、かつら装着時に、櫛歯がかつらネットに干渉することを抑制することができる。
本発明の実施態様5に係る留め具は、上記の実施態様3または4において、
前記他方の長辺部に摩擦部材が備えられている。
本実施態様では、他方の長辺部に摩擦部材が備えられているので、櫛歯が閉じた状態において、櫛歯と摩擦部材との間で毛髪を保持する力が増し、より確実に毛髪を保持することができる。他方の長辺部の幅寸法を大きくとり、その全域に摩擦部材を備える場合には、櫛歯の頭部だけでなく櫛歯の軸部も用いて、より広い範囲で櫛歯と摩擦部材との間で毛髪を保持することができる。
本発明の実施態様6に係る留め具は、上記の実施態様1から5の何れかにおいて、
前記初期状態において、他方の前記長辺部と前記短辺部との間に前記離間領域を有し、
前記他方の長辺部の前記連結領域が、前記他方の長辺部の長手方向が前記一方の長辺部の長手方向と平行な場合に比べて、前記一方の長辺部からより離れて配置されている。
本実施態様では、他方の長辺部が一方の長辺部と平行な場合に比べて、他方の長辺部の連結領域が一方の長辺部からより離れて配置されているので、初期状態から反転部材を変形させるとき、反転部材をより大きく変形させて、連結領域を連結することができる。
よって、形成された留め具において、櫛歯が開いた状態で、櫛歯及び反転部材のなす角度をより大きくとることができ、櫛歯の先端と反転部材との間の距離を大きくとることができる。
本発明の実施態様7に係る留め具は、上記の実施態様6において、
前記初期状態において、前記他方の長辺部の中央部が前記一方の長辺部に近づく方向に湾曲して形成されている。
本実施態様では、初期状態において、他方の長辺部の中央が一方の長辺部に近づく方向に湾曲して形成されているので、反転部材がより大きくスムーズに反転するように、変形させることができる。よって、形成された留め具において、櫛歯が開いた状態で、櫛歯及び反転部材のなす角度をより大きくとることができ、櫛歯の先端と反転部材との間の距離を大きくとることができる。
次に、本発明の実施形態に係る留め具について、以下に図面を用いながら詳細に説明する。
(1つの実施形態に係る留め具の説明)
図1から図3を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る留め具の説明を行う。はじめに、留め具の主要部材である反転部材について詳細に説明し、その後、留め具全体について詳細に説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る反転部材4を示す模式的な平面図である。図2は、本発明の1つの実施形態に係る留め具2を示す、(a)は模式的な平面図であり、(b)及び(c)は(a)の矢印Bから見た模式的な側面図であって、(b)は櫛歯6が閉じた状態を示し、(c)は櫛歯6が開いた状態を示す。図3は、本発明の1つの実施形態に係る留め具2同様な構成の実施例を示す図(写真)であり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印Bから見た側面図(櫛歯が閉じた状態)、(c)は(a)の矢印Cから見た側面図(櫛歯が開いた状態)を示す。
<1つの実施形態に係る反転部材の説明>
図1は、変形させる前の初期状態における反転部材4の平面形状を示す。この初期状態から、矢印X、X’で示す連結領域が重なるように反転部材4を変形させて、締結部材10で締結することにより、図2に示すような留め具2を形成することができる。
反転部材4は、弾性材料である金属薄板から形成される。図1に示すように、反転部材4は、初期状態において、対向する2つの長辺部4a及び4bと対向する2つの短辺部4c及び4dから構成された略四辺形の平面形状を有する。図面で下側の長辺部4aには、複数の櫛歯6が片持ちの状態で固定されている。長辺部4aを一方の長辺部4aと称し、櫛歯取付部4aと称することもできる。
長辺部4aと対向した位置に配置された長辺部4bを他方の長辺部4bと称し、図2(a)を用いて後述するように、摩擦部材20が取り付けられるので、摩擦体装着部4bと称することもできる。また、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの図面で右側の端部に繋がった短辺部4cを1つの短辺部4cと称し、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの図面で左側の端部に繋がった短辺部4dを他の短辺部4dと称する。
1つの短辺部4c及び他の短辺部4dは、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長手方向から概ね直交する同じ方向に伸びている。一方の長辺部(櫛歯取付部)4a、他方の長辺部(摩擦体装着部)4b、1つの短辺部4c及び他の短辺部4dは、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの端部と他の短辺部4dの端部との間を除いて、端部で互いに繋がっている。他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの端部と他の短辺部4dの端部との間には、離間領域を有する。
別の表現をすれば、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの両端部で1つの短辺部4c及び他の短辺部4dが繋がり、1つの短辺部4cの反対側の端部で、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bと繋がっている。他方の長辺部(摩擦体装着部)4bは、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aと対向するように1つの短辺部4cとの接続部分(矢印Z参照)から伸びている。
そして、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの自由端側の端部と、他の短辺部4dの自由端側の端部の間に、矢印Yで示す離間領域を有する。この離間領域(矢印Y参照)は、他の短辺部4dの長手方向に伸びている。
離間領域(矢印Y参照)の両側には、反転部材4が変形したとき互いに重ね合わされる連結領域が設けられている。他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの自由端側の端部に矢印Xで示す連結領域が設けられ、この連結領域(矢印X参照)に連結穴12が設けられている。他の短辺部4dの自由端側の端部に矢印X’で示す連結領域が設けられ、この連結領域(矢印X’参照)に連結穴14が設けられている。
本実施形態では、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの連結領域(矢印X参照)が、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの長手方向が一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長手方向と平行な場合に比べて、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aからより離れて配置されている。これにより、他の短辺部4dの長さを短くすることなく、大きな離間領域(矢印Y参照)を確保することができる。
更に、矢印Aで示すように、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの中央部が一方の長辺部(櫛歯取付部)4aに近づく方向に湾曲して形成されている。つまり、中央部が略四辺形の内側に凸となるように湾曲して形成されている。
また、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの幅寸法は、その他の辺部4a、4c、4dよりも大きく形成されている。他方の長辺部(摩擦体装着部)4bには、肉抜き穴22が2箇所設けられており、これにより、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bは、それぞれ4b1、4b2、4b3で示す3つの領域から構成されている。この肉抜き穴22により、反転部材4の軽量化が図られ、反転部材4を変形し易くしている。
また、反転部材4の全体に、5個の取付用穴24が設けられている。取付用穴24に縫い糸等を通して、留め具2をかつらベース等に縫い付けることができる。
金属製の複数の櫛歯6は、軸部6a及び軸部6aより径の大きい頭部6bから構成されている。櫛歯6の軸部6aは、頭部6bのある側と反対側の端部において、溶接(例えば、ろう付け)で反転部材4に固定されている。つまり、櫛歯6は、片持ちの状態で反転部材4に固定されている。ただし、固定方法は、溶接に限られるものではなく、締結部材を用いて機械的に固定することもできるし、その他の任意の固定方法を採用することができる。
櫛歯6は、湾曲した凹凸の形状が反対向きになるように反転可能に形成された反転部材4において、1つの状態では、櫛歯6、特に櫛歯6の頭部6bが反転部材4と接する閉じた状態となり、反対側に反転させた場合には、櫛歯6が反転部材4から所定の角度で持ち上がった開いた状態となるように、反転部材4に固定されている。
このことを、図2及び図3を用いて説明する。図2(a)は、図1に示す反転部材4を変形(湾曲)させて、連結領域(矢印X、X’参照)を重ねあわせて、連結部材で連連結した状態を示す平面図である。
図2(b)及び(c)は、図2(a)の矢印Bから見た模式的な側面図であって、(b)は櫛歯6が閉じた状態を示し、(c)は櫛歯6が開いた状態を示す。図2(b)に示すように、反転部材4が図面で下が凸となるように湾曲した状態が、櫛歯6、特に櫛歯6の頭部6bが反転部材4に接する櫛歯6が閉じた状態である。一方、反転部材4を反対方向に反転させて、図2(c)に示すように、反転部材4が図面で上が凸となるように湾曲した状態にすると、櫛歯6が反転部材4から離間した櫛歯が開いた状態になる。各々の状態は、反転部材4の弾性力によって維持されるようになっている。よって、櫛歯6が開いた状態で、毛髪を櫛歯6と反転部材4との間に挿入し、その後、櫛歯6を閉じれば、その状態が維持されるので、毛髪を櫛歯6と反転部材4との間で確実に保持(把持)することができる。
図3に示す実施例では、図3(a)は、図2(a)と同様な平面図であり、図3(b)も図2(b)と同様に、櫛歯6が閉じた状態を示す図3(a)の矢印Bから見た側面図である。
一方、図3(c)は、櫛歯が開いた状態を示す図3(a)の矢印Cから見た側面図であり、櫛歯6が開いた状態が明確に示されている。図3(c)では、長さLの櫛歯6が、反転部材4に対して開口角度θだけ開き、その結果、櫛歯6の頭部6bが反転部材4から距離Hだけ離間しているところを示す。櫛歯6の長さLは、反転部材4との固定部分(溶接部分)を除いた長さであり、H=L×Sinθの関係を有する。
<反転部材の変形の説明>
図1に示す初期状態において、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bに設けられた連結穴12及び他の短辺部4dに設けられた連結穴14の位置が一致するように、反転部材4を変形(湾曲)させ、その状態において、連結穴12及び連結穴14に連結部材10を挿入することにより、重なり合った連結領域(矢印X、X’参照)を連結することができる。例えば、連結部材10として金属製リベットを用いて、リベット挿入後、挿入した先端部を塑性変形させて連結することができる。つまり、”かしめる”ことにより連結することができる。
ただし、連結方法はこれに限られるものではなく、例えば、ボルト、ナットのようなその他の連結部材用いて機械的に連結することもできるし、溶接によって連結することができる。ただし、連結部材10を用いた方が、重ね合わされた連結領域が相対的に動く余裕があるので、より操作性に優れると考えられる。
次に、反転部材4の連結穴12及び連結穴14の位置が一致するように、反転部材4を変形(湾曲)させる態様について、更に詳細に述べる。
初期状態における反転部材4の平面に対して直交する方向(つまり図1で紙面に対して上下方向)に反転部材4が湾曲するように、反転部材4を変形させる。このとき、離間領域(矢印Y参照)が短辺部(特に、他の短辺部4d)の長手方向に伸びているので、離間領域(矢印Y参照)の両側の連結領域(矢印X、X’参照)を重ね合わせるように変形させるとき、長さ(長手方向の寸法)の長い長辺部4a、4bが、1つの短辺部4cとの接続部分(矢印Z、Z’参照)を中心に回転するように捻られる。この動きを、図1の点線の矢印で模式的に示す。回転中心となる辺部と辺部の接続部分における回転角度(捻れ角度)が同じであっても、回転する(捻られる)辺部の長さが長い方が回転の先端部分における移動距離が大きくなる。つまり、全体として反転部材4がより大きく変形することになる。よって、変形した状態で連結した反転部材4では、反転をさせたときの逆方向に湾曲する角度の差が大きくなる。
よって、図3(c)に示すような櫛歯6が開いた状態で、櫛歯6及び反転部材4のなす開口角度θを大きくとることができる。これにより、櫛歯6が反転部材4に固定された根元部分の近傍まで毛髪を挿入することができるので、より多くの毛髪を挿入することができる。また、櫛歯6が開いた状態における開口角度θが大きいので、櫛歯6の先端と反転部材4との間の距離Hを大きくとることができる。これにより、開いた櫛歯6と反転部材4との間に毛髪を容易に挿入することができる。
図1に示す初期状態における連結穴12の中心及び連結穴14の中心の間の距離Dがゼロとなるように、反転部材4を変形させる。つまり、連結領域(矢印X、X’参照)の初期状態から重ね合わされる状態までの変形量が距離Dと一致する。図1に示すように、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長さをWとすると、初期状態から重ね合わされる状態までの移動量Dの一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長さWに対する比率をD/Wで表すことができる。
D/Wの値は反転部材4を変形させる度合いを示す指標となり、基本的にD/Wの値が大きい方が変形させる度合いが大きい。よって、形成された留め具2では、D/Wの値が大きいと、櫛歯6が開いたとき、櫛歯6及び反転部材4のなす開口角度のθが大きくなり、櫛歯6の先端部(頭部6b)と反転部材4との距離Hを大きくとることができる。ただし、移動量Dが大きくなるにつれて、反転部材4の耐久性が低下する傾向が見られ、反転部材4を反転させるのに要する力も大きくなる。
よって、D/Wを適切な範囲内の収めることにより、開いた櫛歯6と反転部材4との間に毛髪を容易に挿入することができ、かつ開いた櫛歯6と反転部材4との間により多くの毛髪を挿入できる耐久性及び操作性の点でも好ましい留め具2を提供できる。
初期状態から重ね合わされる状態までの移動の方向は、他の短辺部4dの長手方向に一致するので、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長手方向に対して概ね直交した方向になる。ただし、厳密に直交する必要はなく、後述するように、反転部材4の変形時の連結領域の移動方向は、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長手方向に直交する方向に対して、所定の角度範囲内にあればよい。
<1つの実施形態に係る留め具の説明>
以上のようにして、変形した状態で連結領域が連結された反転部材4は、離間領域を有さない四辺からなる略矩形の形状を有する。
図2(a)から明らかなように、櫛歯6の頭部bが、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bが存在する領域に位置している。これにより、櫛歯6の軸部6aの一部及び先端の頭部6bが他方の長辺部(摩擦体装着部)4bが存在する領域に位置しているので、櫛歯6が閉じた状態において、櫛歯6の軸部6a及び櫛歯の頭部6bと、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bとの間で、確実に毛髪を保持することができる。また櫛歯が他方の長辺部よりも先に伸びていないので、かつら装着時に、櫛歯がかつらのネットに干渉する恐れがない。
ただし、櫛歯6の長さ及び頭部bの位置は、図2に示す場合に限られない。図10は、図2と異なる櫛歯の形状を有するその他の実施形態に係る留め具を示す模式的な平面図である。また、図11は、図10に示すその他の実施形態に係る留め具の実施例を示す図(写真)である。
図10及び図11に示すように、櫛歯6の頭部bの少なくとも一部が、対向する2つの長辺部4a、4b及び対向する2つの短辺部4c、4dから構成された略四辺形の平面形状よりも外側に位置し(つまり、他の長辺部4bより外側に位置し)、櫛歯6のその他の部分が略四辺形の平面形状の領域に位置している場合もあり得る。このことは、櫛歯6の頭部bのみ、または櫛歯6の頭部bの一部のみが、他方の長辺部4bよりも先に伸びているということもできる。
櫛歯6が略四辺形の平面形状よりも外に飛び出している方が、かつら装着時に自髪をすくい易いが、一方、飛び出し量が大きいと、かつらのネットに櫛歯6が引っかかる可能性もある。そこで本実施形態では、櫛歯6の先端の頭部6bの少なくとも一部を略四辺形の平面形状よりも外に配置することにより、かつら装着時に自髪をすくい易くするとともに、頭部6bを可能な限り、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bに接近させることにより、かつら装着時に、櫛歯6がかつらネットに干渉することを抑制することができる。
なお、櫛歯6の頭部bだけでなく、頭部6bに近接した軸部6aの限られた領域(例えば、頭部6bとの境界から長さ1mm以内の領域)も、略四辺形の平面形状よりも外に位置する場合においても、上記とほぼ同様な作用効果を奏する。
なお、櫛歯6の軸部6bの外径が同一であれば、櫛歯6の基部(反転部材4との取り付け部分)における曲げモーメントは同一なので、櫛歯6の長さが短い方が、櫛歯6の先端における反転部材4側への押し付け力は大きくなる。一方、櫛歯6の長さが長い場合には、摩擦部材20の設置領域を大きく取れるので、その点において毛髪の保持力が向上する。
図2や図10に示す実施形態では、何れも、櫛歯6の先端における押し付け力及び摩擦部材20の設置領域(長さ)に関し、バランスの取れた櫛歯6の長さを採用しているといえる。
また、反転部材4の他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの全面に摩擦部材20が備えられている。摩擦部材20には、シリコンをはじめとするゴム、エラストマやウレタンといった摩擦係数の高い弾性材料を用いることができる。
例えば、チューブ状に形成された摩擦部材20を、初期状態において、離間領域(矢印Y参照)から挿入して、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bを覆うように装着して、その後、反転部材4を変形させて連結することにより、反転部材4の他方の長辺部(摩擦体装着部)4bに摩擦部材20を備えることができる。ただし、これに限られるものではなく、反転部材4を変形させて連結した後、接着等により摩擦部材20を他方の長辺部(摩擦体装着部)4bに取り付けることもできる。
本実施形態では、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bに摩擦部材20が備えられているので、櫛歯6が閉じた状態において、櫛歯6と摩擦部材20との間で毛髪を保持する力が増し、より確実に毛髪を保持することができる。上述のように、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの幅寸法が大きくとられているので、その全域に摩擦部材20を備えることにより、櫛歯6の頭部6bだけでなく櫛歯6の軸部aも用いて、より広い範囲で、櫛歯6と摩擦部材20との間で毛髪を保持することができる。
なお、図10及び図11に示す場合でも、摩擦部材20が他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの少し外側まで存在するので、櫛歯6の頭部bと摩擦部材20との間で毛髪を保持することができる。
上述のように図1(a)に示す初期状態の反転部材4では、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの連結領域(矢印X参照)が、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの長手方向が一方の長辺部(櫛歯取付部)4aの長手方向と平行な場合に比べて、一方の長辺部(櫛歯取付部)4aからより離れて配置されている。これにより、他の短辺部4dの長さを短くすることなく、大きな離間領域(矢印Y参照)を確保することができる。
更に、より大きな離間領域(矢印Y参照)を確保できるので、初期状態から反転部材4を変形させるとき、反転部材4をより大きく変形させて、連結領域(矢印X、X’参照)を連結することができる。よって、形成された留め具2において、櫛歯6が開いた状態で、櫛歯6及び反転部材4のなす開口角度θをより大きくとることができ、櫛歯6の先端(頭部6b)と反転部材4の間の距離Hを大きくとることができる。
また、上述のように図1(a)に示す初期状態の反転部材4では、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの中央部が一方の長辺部(櫛歯取付部)4aに近づく方向に湾曲して形成されている(矢印A参照)よって、反転部材4がより大きくスムーズに反転するように、変形させることができる。従って、形成された留め具2において、櫛歯6が開いた状態で、櫛歯6及び反転部材4のなす開口角度θをより大きくとることができ、櫛歯6の先端(頭部6b)と反転部材4との間の距離Hを大きくとることができる。
反転部材4や櫛歯6を構成する金属材料としては、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミニウム、銅、チタンといった金属材料を用いることができる。更に、金属薄板の表面にコーティングを行うこともでき、特に、金属表面のコーティングが金属アレルギに対応するために有効である。装着時の感触を改善するため、例えばラバータッチのコーティングを施すこともできるし、用途に合わせてその他の任意の材料をコーティングすることができる。
反転部材4の寸法について述べれば、厚みとして、0.5〜2mmを例示することができ、Wに対応する長辺部側の長さとして、20〜50mmを例示することができ、短辺部側の長さとして、15〜30mmを例示することができる。また、櫛歯6の長さとして、10〜30mmを例示することができ、櫛歯6の軸部6aの外径として、0.3〜2mmを例示できる。ただし、これらの寸法はかつらに適用する場合の例示であって、用途に応じて、その他の任意の寸法を採用することができる。
(その他の実施形態に係る反転部材の説明>
次に、図4及び図5を参照しながら、本発明のその他の実施形態に係る反転部材4の説明を行う。図4及び図5は、それぞれ、本発明のその他の実施形態に係る反転部材4を示す模式的な平面図である。
<図4に示す実施形態の説明>
図4に示すその他の実施形態に係る反転部材4は、図1に示す1つの実施形態に係る反転部材4と近似した形状を有する。ただし、図1に示す反転部材4では、図面で上側の他方の長辺部(摩擦体装着部)4bの端部(矢印X参照)と他の短辺部4dの端部(矢印X’参照)との間に、離間領域(矢印Y参照)を有するが、図4に示す反転部材4では、図面で下側の一方の長辺部(摩擦体装着部)4aの端部(矢印X’参照)と、他の短辺部4dの端部(矢印X参照)との間に、離間領域(矢印Y参照)を有する点で異なる。このため、図4に示すその他の実施形態に係る反転部材4では、他方の長辺部(摩擦体装着部)4bと他の短辺部4dと繋がった構造を有する。
反転部材4を変形(湾曲)させるとき、基本的には、図1に示す1つの実施形態に係る反転部材4と同様に、長さ(長手方向の寸法)の長い長辺部4a、4bが、1つの短辺部4cとの接続部分(矢印Z、Z’参照)を中心に回転するように捻られるので(点線の矢印参照)、反転部材4をより大きく変形させることができる。
なお、その他の形状いついては、図1に示す1つの実施形態に係る反転部材4と同様なので、更に詳細な説明は省略する。
<図5に示す実施形態の説明>
図5に示すその他の実施形態に係る反転部材4は、初期状態において、対向する2つの長辺部4a、4bと対向する2つの短辺部4c、4dとから構成された略四辺形の平面形状を有し、図面で下側の一方の長辺部4aに複数の櫛歯6が固定されている点で、図1及び図4に示す実施形態に係る反転部材4と同様である。ただし、他の短辺部4dの中間に短辺部4dの長手方向に伸びる1つの離間領域(矢印Y参照)を有している点で、図1及び図4に示す実施形態に係る反転部材4と異なる。このため、長辺部4a、4bと短辺部4c、4dとは、全て端部で繋がっている。
反転部材4を変形(湾曲)させるとき、基本的には、図1に示す1つの実施形態に係る反転部材4と同様に、長さ(長手方向の寸法)の長い長辺部4a、4bが、1つの短辺部4cとの接続部分(矢印Z、Z’参照)を中心に回転するように捻られるので(点線の矢印参照)、反転部材4をより大きく変形させることができる。
なお、その他の形状等については、図1及び図4に示す実施形態に係る反転部材4と概ね同様なので、更に詳細な説明は省略する。
(比率D/Wと櫛歯が開いたときの距離Hとの関係の説明)
次に、図6から図9を参照しながら、上述の比率D/Wの適切な範囲について説明する。図6は、図1に示す本発明の1つの実施形態に係る反転部材を有する留め具の実施例1を示す図(写真)である。図7は、図5に示す本発明のその他の実施形態に係る反転部材を有する留め具の実施例2を示す図(写真)である。図8は、図5に示す本発明のその他の実施形態に係る反転部材を有する留め具の実施例3を示す図(写真)である。図9は、図1に示す本発明の1つの実施形態に係る反転部材を有する留め具の実施例4を示す図(写真)である。
図6に示す実施例1では、初期状態における反転部材の一方の長辺部(櫛歯取付部)の長さWが40.5mmであり、反転部材を変形させるときの移動量Dの値が6.85mmである。よって、移動量Dの長辺部(櫛歯取付部)の長さWに対する比率であるD/Wの値は0.169となる。このとき、開いた状態の櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)H(中央の櫛歯で最大距離になる)は、9.3mmであった。溶接部を除く櫛歯の長さLが11mmなので、櫛歯の軸部及び反転部材がなす開口角度θは58度となる。
つまり、図6に示す実施例1では、毛髪を挿入する開いた櫛歯の開口高さHが9.3mmであり、開口角度θは58度である。実際に使用者が毛髪を挿入する試験を行うと、容易に毛髪が挿入できる開口高さHを有し、十分な量の毛髪を挿入することができる開口角度θを有するという好ましい判定結果が得られた。また、反転部材を繰り返し反転させる試験でも、耐久性及び操作性の点で好ましい判定結果が得られた。
図7に示す実施例2では、初期状態における反転部材の一方の長辺部(櫛歯取付部)の長さWが35.5mmであり、反転部材を変形させるときの移動量Dの値が4.9mmである。よって、移動量Dの長辺部(櫛歯取付部)の長さWに対する比率であるD/Wの値は0.138となる。このとき、開いた状態の櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)Hは、4.9mmであった。溶接部を除く櫛歯の長さLが16mmなので、櫛歯の軸部及び反転部材がなす開口角度θは18度となる。
つまり、図7に示す実施例2では、毛髪を挿入する開いた櫛歯の開口高さHが4.9mmであり、開口角度θは18度である。実際に使用者が毛髪を挿入する試験をすると、髪を挿入することはできるが、実施例1のレベルには達せず、毛髪を挿入する量についても、実施例1のレベルには達していないことが判明した。
つまり、実用上は使用可能であるが、毛髪を挿入する容易さや挿入可能な毛髪量に関して、実施例1のような好ましい判明結果は得られなかった。一方、反転部材を繰り返し反転させる試験では、耐久性や操作性において、実施例1と同様な好ましい判定結果が得られた。
図8に示す実施例3では、初期状態における一方の長辺部(櫛歯取付部)の長さWが48.5mmであり、反転部材を変形させるときの移動量Dの値が5.55mmである。よって、移動量Dの長辺部(櫛歯取付部)の長さWに対する比率であるD/Wの値は0.114となる。このとき、開いた状態の櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)Hは、4.7mmであった。溶接部を除く櫛歯の長さLが16mmなので、櫛歯の軸部及び反転部材がなす開口角度θは17度となる。
つまり、図8に示す実施例3では、毛髪を挿入する開いた櫛歯の開口高さHが4.7mmであり、開口角度θは17度である。実際に使用者が毛髪を挿入する試験をすると、髪を挿入することはできるが、実施例1のレベルには達せず、毛髪を挿入する量についても、実施例1のレベルには達しないことが判明した。
つまり、実用上は使用可能であるが、毛髪を挿入する容易さや挿入可能な毛髪量に関して、実施例1のような好ましい判明結果は得られなかった。一方、反転部材を繰り返し反転させる試験では、耐久性や操作性において、実施例1と同様な好ましい判定結果が得られた。
図9に示す実施例4では、初期状態における一方の長辺部(櫛歯取付部)の長さWが40.5mmであり、反転部材を変形させるときの移動量Dの値が7.0mmである。よって、移動量Dの長辺部(櫛歯取付部)の長さWに対する比率であるD/Wの値は0.173となる。このとき、開いた状態の櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)Hは、10.3mmであった。溶接部を除く櫛歯の長さLが11mmなので、櫛歯の軸部及び反転部材がなす開口角度θは69度となる。
つまり、図9に示す実施例4では、毛髪を挿入する開いた櫛歯の開口高さHが10.3mmであり、開口角度θは69度である。実際に使用者が毛髪を挿入する試験を行うと、実施例1と同様に、容易に毛髪が挿入できる開口高さHを有し、十分な量の毛髪を挿入することができる開口角度θを有することが判明した。しかし、反転部材を繰り返し反転させる試験を行ったところ、耐久性や操作性については、実施例1のレベルにまで達していないことが判明した。
つまり、髪を挿入する容易さや挿入可能な毛髪量に関して、実施例1と同様な好ましい判定結果が得られたが、耐久性や操作性において、実施例1のような好ましい判定結果は得られなかった。
以上の結果をまとめると下表のようになる。
つまり、髪を挿入する容易さや挿入可能な毛髪量、及び耐久性や操作性において、共に好ましい判定結果が得られたのは、D/W=1.169の実施例1だけである。
<D/WとHとの関係>
上記で得られたデータに基づくと、D/Wの値と、櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)Hとの間について、下記の近似式(三次式)で表すことができる。
H=11,160*(D/W)−2,269*(D/W)+4,760*(D/W)+12.3
この式で表されるD/W及びHの関係を、上記の4つ計測値と共に図12のグラフに示す。図12は、本発明に係る留め具において、反転部材を変形させる移動量D及び一方の長辺部の長さWの比率D/Wと、櫛歯が開いたときの距離(最大距離)Hとの関係を示すグラフである。
<D/Wとθとの関係>
同様に、上記で得られたデータに基づくと、D/Wの値と、櫛歯が反転部材から開いた開口角度θとの間について、下記の近似式(三次式)で表すことができる。
θ=322,072*(D/W)−11,289*(D/W)+13,103*(D/W)+487
この式で表されるD/W及びθの関係を、上記の4つ計測値と共に図13のグラフに示す。図13は、本発明に係る留め具において、反転部材を変形させる移動量D及び一方の長辺部の長さWの比率D/Wと、櫛歯が開いたときの開口角度θとの関係を示すグラフである。
距離Hは、櫛歯の開き具合だけでなく櫛歯の軸部の長さにも依存するので、開口角度θが、櫛歯の開き具合をより客観的に示しているといえる。様々な開口角度の櫛歯を用いて、実際にかつらを頭に装着する場面を想定して、毛髪を櫛歯と反転部材との間に挿入する試験を行ったところ、開口角度θが25度以上あるとき、毛髪の挿入の容易さ、及び櫛歯と反転部材との間に挿入する毛髪の量の点で好ましいことを知見した。このことは、上記の4つの試験データとも合致する。
更に、開口角度θが、35度以上、特に40度以上あるほうが、毛髪の挿入の容易さ、及び櫛歯と反転部材との間に挿入する毛髪の量の点で更に好ましいことを知見した。
一方、開口角度θが60度を上回る開口角度を有しても、実用上の毛髪の挿入の容易さや挿入可能な毛髪の量について、あまり影響がないことを知見した。更に、上記の実施例4に示すように、開口角度θが60度を越えると、反転部材の耐久性や操作性に関して、低下傾向にあることを知見した。
よって、本発明に係るかつら留め具では、反転部材を変形させる移動量D及び一方の長辺部の長さWの比率D/Wの値として、図13のグラフに基づき、開口角度θが25度以上60度以下に対応する
0.15 ≦ D/W ≦ 0.17(式1)
の関係を有することが好ましいことを知見した。
更に、図13のグラフに基づき、開口角度θが約40度以上60度以下に対応する
0.16(θ=39度に対応) ≦ D/W ≦ 0.17(式2)
の関係を有することが更に好ましいことを知見した。
以上のように、0.15 ≦ D/W ≦ 0.17(式1)の関係を有すれば、髪を挿入する容易さ、挿入可能な毛髪量、耐久性及び操作性において好ましく、0.16 ≦ D/W ≦ 0.17(式2)の関係を有すれば、髪を挿入する容易さ及び挿入可能な毛髪量において更に好ましく、耐久性及び操作性において好ましいことを知見した。
なお、図11に示す実施例では、実施例1と同様にD/Wの値は0.169となる。また、開いた状態の櫛歯の先端部及び反転部材との間の距離(最大距離)Hは、13mmであった。溶接部を除く櫛歯の長さLが16mmなので、櫛歯の軸部及び反転部材がなす開口角度θは54度となる。つまり、開口角度θが約40度以上60度以下であって、0.16 ≦ D/W ≦ 0.17の関係を有する。よって、実施例1と同様に、図11に示す実施例でも、髪を挿入する容易さ、挿入可能な毛髪量、耐久性及び操作性において優れていることが判明した。
初期状態から重ね合わされる状態まで、連結領域が移動量Dだけ移動するが、移動する方向は短辺部の長手方向に沿うので、長辺部の長手方向に概ね直交する方向になる。ただし、厳密に直交している必要はなく、例えば、厳密に直交する90度の方向の移動量を100%(Sin90度)とすると、80度の場合に98%(Sin80度)となり、70度の場合に約94%(Sin70度)となる。この程度の範囲内であれば、実質的に上記の(条件式1)、及び(条件式2)を適用可能と考えられる。よって、移動距離Dで示す連結領域の移動方向が、長辺部の長手方向に対して70度以上の角度を有していれば、上術の(条件式1)及び(条件式2)を適用可能であると考えられる。
(留め具が取り付けられたかつらの説明)
次に、図14を参照しながら、上記のような様々な実施形態に係る留め具が取り付けられたかつらについて説明する。図14は、本発明に係る留め具2が取り付けられたかつら40を模式的に示す平面図である。
図14では、2つの留め具2が、かつらベース30の裏面側(使用者の頭部に接する側)に取り付けられているところを示す。特に、かつらベース30の周縁部の近傍であって、使用者の耳の前(こめかみ)の領域に取り付けられている。なお、かつらベース30に取り付ける留め具2の数は、2つに限らず、用途に応じて任意の数を取り付けることができる。
留め具2をかつらベース30に取り付ける方法として、留め具2に設けられた複数の取付用穴24に縫い糸を通して、かつらベース30に縫い付けることが考えられる。ただし、これに限られるものではなく、他の連結部材を用いることをはじめ、既知の任意の方法で留め具2をかつらベース30に取り付けることができる。
このようなかつらベース30に擬毛32が植設されてかつら40が形成される。使用者が、このかつら40を装着するときは、かつらベース30を頭部に装着した後、耳の前(こめかみ)の領域にある留め具2の櫛歯を開く状態にして、使用者の毛髪を櫛歯と反転部材との間に挿入した後、反転部材を反転させて、毛髪を櫛歯と反転部材との間で挟み込んで保持させる。これにより、かつら40を安定して頭部に固定することができる。
本発明に係る留め具は、上述のかつらベースを固定する用途だけでなく、固定する対象物を櫛歯と反転部材の間に挿入させ、反転部材を反転させて、反転部材の弾性力で対象物を挟み込んで固定するものであれば、その他の任意の分野で適用することができる。
本発明の実施の形態を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 留め具
4 反転部材
4a 一方の長辺部(櫛歯取付部)
4b 他方の長辺部(摩擦体装着部)
4c 1つの短辺部
4d 他の短辺部
6 櫛歯
6a 軸部
6b 頭部
10 連結部材
12 連結穴
14 連結穴
20 摩擦部材
22 肉抜き穴
24 取付用穴
30 かつらベース
32 擬毛
40 かつら
X、X’ 連結領域
Y 離間領域
Z、Z’ 接続部分

Claims (6)

  1. 弾性板状部材から形成され、変形していない初期状態において、対向する2つの長辺部と対向する2つの短辺部から構成された略四辺形の平面形状を有するとともに、前記長辺部及び前記短辺部の間または前記短辺部の中間に前記短辺部の長手方向に伸びる1つの離間領域を有し、前記離間領域の両側に連結領域を有する反転部材と、
    前記反転部材の変形により重ね合わされた前記連結領域を連結する連結部と、
    一方の前記長辺部に一端が固定された複数の櫛歯とを備え、
    前記初期状態における前記一方の長辺部の長さをWとし、
    前記初期状態から重ね合わされる状態までの前記連結領域の移動量をDとすると、
    0.15 ≦ D/W ≦ 0.17の関係を有することを特徴とする留め具。
  2. 前記櫛歯の自由端に頭部を備え、
    前記頭部が他方の前記長辺部が存在する領域に位置することを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記櫛歯の自由端に頭部を備え、
    前記頭部の少なくとも一部が前記略四辺形の平面形状よりも外側に位置し、前記櫛歯のその他の部分が前記略四辺形の平面形状の領域に位置することを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  4. 前記他方の長辺部に摩擦部材が備えられていることを特徴とする請求項またはに記載の留め具。
  5. 前記初期状態において、
    他方の前記長辺部と前記短辺部との間に前記離間領域を有し、
    前記他方の長辺部の前記連結領域が、前記他方の長辺部の長手方向が前記一方の長辺部の長手方向と平行な場合に比べて、前記一方の長辺部からより離れて配置されていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の留め具。
  6. 前記初期状態において、前記他方の長辺部の中央部が前記一方の長辺部に近づく方向に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項に記載の留め具。
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