JP3108003B2 - 電流形変換器の制御装置 - Google Patents
電流形変換器の制御装置Info
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Description
VVF(可変電圧可変周波数)装置や各種電源装置など
に使用されるインバータやコンバータ装置の制御装置に
関し、特に本発明は、PWM変調を行って電流を制御す
る電流形変換器の制御装置に関するものである。
変換器の一例が、例えば、社団法人電気学会編、社団法
人電気学会発行「半導体電力変換回路」(1987年3 月31
日初版発行)の212〜214頁に記載されている。同
書にはコンバータが示されているが、インバータにおい
ても、電源と負荷が入れ替わり電力の伝達方向が変わる
のみで、同種の制御装置を用いることができる。あるい
は、コンバータはインバータの回生動作を行っている状
態と見ることもでき、インバータとコンバータは基本的
に同種の制御装置で制御することができる。。上記制御
装置の詳細は、例えば電気学会論文誌D107巻11号
(昭和62年)にも見ることができる。
3頁の図9.2.24に見られる制御装置においては、
電源に同期したPLL回路出力パルスにより、ROMに
予め記憶させておいた正弦波パターンパルスPと三角波
信号を読み出し、三角波信号は直流電圧制御用のための
関数発生器Iと比較されて短絡パルスを発生し、正弦波
パターンパルスと短絡パルスが合成回路において合成さ
れスイッチング素子を駆動するゲート信号を発生してい
る。なお、上記図9.2.24において、移相回路を除
く位相制御回路はスイッチング素子の最小オン幅、オフ
幅の制約から必要になるものであり、本発明とは直接関
係しない。
記載される事項から明らかなように、従来のPWM変調
を行う電流形変換器の制御装置は、正弦波パターンパル
スと短絡パルスをぞれぞれ別個の考え方により作成して
おき、これらを合成回路により合成しており、また、合
成するにあたっては移相回路で作成している交流電源電
圧や交流出力電圧の一周期360度の内のどの60度期
間にいるのかの情報を合成回路が必要とし、非常に複雑
な制御装置とならざるを得なかった。
変換器においては、前記した電気学会発行「半導体電力
変換回路」114頁の図6.3.5に見られるように、
基本的には三角波キャリア信号es と電圧指令値eO u
,eo v ,eo w との大小関係のみにより変換器を構
成する各スイッチング素子の駆動信号vu ,vv ,vw
を得ることができ、電流形変換器に比べ非常に簡単な制
御装置とすることができる。
においては、三角波キャリア信号と各相の電流指令値と
の大小関係のみによりPWMパターンを作成し、スイッ
チング素子の駆動信号を得たのでは、各相の電流は他相
のスイッチングの影響を強く受けるため、PWMパター
ン通りとはならず、電流指令値と実電流は一致しない。
また、電流形では直流電流源や直流電流負荷の電流連続
性を保証するための短絡回路を追加する必要がある。本
発明は上記した従来技術の問題点を考慮してなされたも
のであり、本発明は、電圧形変換器と類似の手段によ
り、ほぼ同等規模で簡単にPWM制御を行うことができ
る三相電流形変換器の制御装置を得ることを目的とす
る。
の全体構成を示す図である。同図において、1は負荷の
線電流指令値iu * 、iv * 、iw * を発生する電流指
令発生器であり、電流指令発生器1は例えば図示しない
負荷となる電動機速度制御回路の出力などにより駆動さ
れ、電動機速度が所定値になるような電流指令値を発生
する。なお、速度制御回路以外にも位置制御回路、トル
ク制御回路、電流制御回路など用途に応じて各種のもの
を使用することができる。
令値より相電流指令値iuw *,ivu *,iwv *を発生さ
せる減算器、3は三角波キャリア信号発生器、4は相電
流指令値と三角波キャリア信号を比較してその大小関係
に応じ各相のオン、オフ信号Suw、Svu、Swvを発生す
る比較器である。また、5は各相のオン、オフ信号より
信号Su1+ ,Su1- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+ ,Sw1-
を発生する論理回路、6は前記した短絡パルスSu0,S
v0,Sw0を発生する短絡パルス発生回路、7は上記論理
回路5と短絡パルス発生回路6の出力を合成し、各相ア
ームを構成するスイッチング素子の駆動信号Su + ,S
u - ,Sv + ,Sv - ,Sw + ,Sw - を得る合成回路
である。
動作を行うのみであり、IC化された汎用チップで、極
めて少数の部品にて構成することができる。電流形変換
器の制御装置は前記したように、通常、電圧形変換器の
制御装置より複雑な構成となるが、本発明においては、
上記のような簡単な構成で電流形変換装置の制御装置を
構成することができる。以下、その理由を説明する。
に係わる電流形変換装置の主回路構成を示す図である。
図2(a)は本発明の参考となる電圧形変換器の主回路
構成を示し、図2(b)は本発明に係わる電流形変換装
置の主回路構成を示している。同図において、21は直
流電圧源、41は直流電流源、22〜27、42〜47
はスイッチング素子、28〜33は無効電力処理用の逆
並列ダイオード、48〜53はスイッチング素子の逆耐
圧を得るための直列ダイオード、34〜36、54〜5
6は負荷である。図2において、同図(a)に示す電圧
形変換器と、(b)に示す電流形変換器は、電圧・電流
に関して相対回路となっており、次の表1に示すように
諸量がそれぞれ対応している。
形を示す図、図4は短絡パルスの発生原理を示す図であ
る。図3において、左側に記した記号が電圧形変換器の
ものであり、右側に記した記号が電流形変換器のもので
ある。また、図4は図3において、の部分を拡大して
示した図である。なお、図4には後述する短絡パルス
(同図の網かけ部分)が示されており、また、電流値は
この間略一定値として示されている。
形変換器の動作を図3の波形図により説明する。電圧形
変換器の指令線間電圧実効値をV* 、電圧位相をθ、相
電圧指令値をvu * ,vv * ,vw * 、線間電圧指令値
をvuv* ,vvw* ,vwu* とすると、これらは次の
(1)(2)(3)式で表される(下式において、√(2
/3) は2/3 の平方根を示す。以下同じ)。 vu * =1/3 ( vuv* −vwu* )=√(2/3) ・V* sin (θ−π/6) (1) vv * =1/3 ( vvw* −vuv* )=√(2/3) ・V* sin (θ−5π/6)(2) vw * =1/3 ( vwu* −vvw* )=√(2/3) ・V* sin (θ−3π/2)(3)
すように、上記(1)〜(3)式に示される相電圧指令
値vu * ,vv * ,vw * と、振幅±VDC/2の三角波
キャリア信号を比較して、その大小関係により図3
(b)(c)に示すパルス信号Su ,Sv ,Sw (同図
ではSw は図示されていない)を発生させる。例えば、
同図においてU相の相電圧指令値vu * が三角波キャリ
ア信号より大きいときパルス信号Su を発生させ、V相
の相電圧指令値vv * が三角波キャリア信号より大きい
とき、パルス信号Sv を発生させる。これらのパルス信
号により、図2(a)に示すスイッチング素子22,2
4,26を駆動し、また、上記パルス信号Su ,Sv ,
Sw の否定信号によりスイッチング素子23,25,2
7を駆動することにより、負荷の相電圧として、正弦波
の相電圧指令値vu * ,vv * ,vw * と類似のPWM
変調された近似正弦波(図示せず)を得ることができ
る。
* ,vw * と線間電圧指令値vuv* ,vvw* ,vwu*
には次の関係がある。 vuv* =vu * −vv * =√(2) ・V* sin θ (4) vvw* =vv * −vw * =√(2) ・V* sin (θ−2π/3) (5) vwu* =vw * −vu * =√(2) ・V* sin (θ−4π/3) (6) 負荷の線間電圧vuvとしては、図3(j)に示すような
PWM波形となるが、これは上記(4)式からも分かる
ように指令値vuv* に類似した近似正弦波となる。線間
電圧vvw,vwuについても同様である。このようにし
て、電圧形変換器では指令値に近似した正弦波状の線間
電圧が得られる。
を基にして、電流形変換器の動作について説明する。図
1に示した電流指令発生器1では、上記(4)〜(6)
式に相当する線電流指令値iu * ,iv * ,iw * を発
生する。これは指令線電流実効値をI* 、電流位相をθ
とすると、次の式で表される。 iu * =iuw* −ivu* =√(2) ・I* sin θ (7) iv * =ivu* −iwv* =√(2) ・I* sin (θ−2π/3) (8) iw * =iwv* −iuw* =√(2) ・I* sin (θ−4π/3) (9) これにより、前記した(1)〜(3)式に相当する相電
流指令値iuw* ,ivu * ,iwv* は次の式で表すことが
できる。 iuw* =1/3 ( iu * −iw * )=√(2/3) ・I* sin (θ−π/6) (10) ivu* =1/3 ( iv * −iu * )=√(2/3) ・I* sin (θ−5π/6)(11) iwv* =1/3 ( iw * −iv * )=√(2/3) ・I* sin (θ−3π/2)(12)
ivu* ,iwv* を線電流iu * ,iv * ,iw * と指令
線電流実効値I* から上記(10)〜(12)式により
求め、求めた指令値iuw* ,ivu* ,iwv* は比較器4
において、図1に示す三角波キャリア信号発生器3が出
力する三角波キャリア信号と比較されパルス信号Suw,
Svu,Swvを発生する。
Svu(Swvは図示せず)を示す図であり、これらのパル
ス信号は図1の論理回路5で、図3(d)(e)(f)
(g)に示すスイッチング素子の駆動信号Su1+ ,Su1
- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+(図示せず),Sw1- (図
示せず)に変換され、図2のスイッチング素子42〜4
7を駆動する。論理回路5において、上記駆動信号Su1
+ ,Su1- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+ ,Sw1- を生成す
る論理式は次の通りである。なお、下式において、NOT
(Sxy) はSxyの否定を示す。 Su1+ =Suw・NOT(Svu) (13) Su1- =NOT(Suw)・Svu (14) Sv1+ =Svu・NOT(Swv) (15) Sv1- =NOT(Svu)・Swv (16) Sw1+ =Swv・NOT(Suw) (17) Sw1- =NOT(Swv)・Suw (18)
形変換器の制御回路を、図1に示した構成で比較的に簡
単に実現することができる。ここで、電流形変換器にお
いては、図2(b)に示した直流電源41は電流源であ
るから、図2(b)に示す正側の全てのスイッチング素
子42,44,46あるいは負側の全てのスイッチング
素子43,45,47を同時にオフ状態とすると、直流
電源を急激に遮断することとによる過電圧の発生を招
く。このため、このような動作を行うことはできない。
と、時刻t3〜t4のように三角波キャリア信号が全て
の相電流指令値iuw* ,ivu* ,iwv* よりも大きくな
る期間では、パルス信号Suw,Svu,Swvの全てがオフ
となる。パルス信号Suw,Svu,Swvの全てがオフとな
ると、(13)〜(18)式から明らかなように、Su1
+ ,Su1- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+ ,Sw1- の全ても
Lとなり、全スイッチング素子がオフして過電圧の発生
を招くこととなる。そこで、上記のように全スイッチン
グ素子がオフとなる期間では、いずれかの相の正負両側
のスイッチング素子を同時にオン状態とする短絡パルス
を設け、該短絡パルスにより直流電流源41の電流通路
を確保する必要がある。三角波キャリア信号が全ての相
電流指令値より小さくなる期間でも、Suw,Svu,Swv
の否定信号がオフになるので上記と同様である。また、
変換器がコンバータ動作をして電流負荷を駆動している
場合にも同様に短絡パルスが必要である。
生回路6を設け、短絡パルスSu0,Sv0,Sw0を発生さ
せ、上記信号Su1+ ,Su1- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw
1+ ,Sw1- と合成回路7により合成し、スイッチング
素子駆動信号Su + ,Su - ,Sv + ,Sv - ,Sw
+ ,Sw - を得る。ここで、過電圧の防止の面からは
どの相を短絡してもよいが、スイッチング素子のスイッ
チング損失低減の面からみて、素子のスイッチング回数
が増加しない相を選択することが望ましい。
信号Su + ,Su - ,Sv + ,Sv - ,Sw + ,Sw -
等は図3で示した駆動信号Su1+ ,Su1- ,Sv1+ ,S
v1-に短絡パルスを付加した信号であり(同図中の網か
け部分が短絡パルスを示している)、Sは三角波キャリ
ア信号が上昇中であるか下降中であるかを示す信号であ
る。図4の時刻t3 においては、パルス信号Suwが動作
してSu + とSw - がHからLにスイッチングを行うの
で、短絡相としては、U相かW相を選択する。これによ
り、Su + またはSw - がスイッチングせずにH状態を
保ち、Su - またはSw + がLからHにスイッチングす
ることで、スイッチング回数を増加させることなくスイ
ッチング動作をさせることができる。
Sv - の双方をLからHにスイッチングさせなければな
らないので、スイッチング回数が増加する。U相とW相
のどちらを選ぶかはスイッチングの時間間隔が短くなら
ないようにするという観点からU相とするのが望まし
い。すなわち、図4に示すように、Su + は時刻t3 に
近いt2 でスイッチングを行っているが、Sw - は時刻
t3 から遠いt1 でスイッチングを行っており、Su +
をH状態に保った方が、スイッチング時間間隔を長くす
ることができる。このため、時刻t3 ではSu + をスイ
ッチングさせない方が望ましい。
図4の編みかけで示すようにU相で短絡パルスを作成す
る。他の時刻についても、同様な考え方により短絡パル
スを作成することができる。図3(h)(i)に示すS
u0,Sv0は上記のようにして生成された短絡パルスを示
したものであり、同図ではW相短絡パルスSw0は省略し
ている。以上のように、図3(d)〜(g)に示したP
WMパルスと(h)(i)に示した短絡パルスにより、
過電圧を発生することなく同図(j)に示した線電流指
令値iu * に類似した近似正弦波状線電流iu を得るこ
とができる。なお、上記説明では電流形変換器として主
としてインバータについて説明したが、コンバータにつ
いても同様に考えることができる。
の制御装置を構成したものであり、本発明においては、
前記した課題を次のように解決する。 (1)負荷相電流値あるいは相電流に換算した電流指令
値と三角波キャリア信号との比較によりPWMパルス信
号を発生させ、上記PWMパルス信号の内の相異なる二
相PWMパルス信号の一方の否定信号と他方のPWMパ
ルス信号との論理積により、インバータまたはコンバー
タを構成する各スイッチング素子の駆動信号を得る。 (2)上記(1)において、三相の負荷や電源相電流指
令値あるいは相電流に換算した電流指令値のいずれもが
三角波キャリア信号より大きいか小さい期間に、変換器
の所定の相の正負両極側スイッチング素子双方を駆動す
る。 (3)上記(2)において、正負両極側のスイッチング
素子を駆動する相は、スイッチング回数の増加が少ない
相を選択する。
おいては、上記(1)のように構成したので、電圧形変
換器とほぼ同等規模の簡単な構成で、三相電流形変換器
のPWM制御を行うことができる。本発明の請求項3の
発明においては、上記(2)の構成としたので、電流形
変換器の過電圧を防止する短絡パルスを簡単な構成で得
ることができる。本発明の請求項4の発明においては、
上記(3)の構成としたので、スイッチング回数を減少
させ、スイッチング損失を低減化することができる。
あり、同図には前記図1に示した論理回路5、短絡パル
ス発生回路6、合成回路7が示されている。なお、図1
に示す電流指令発生器1、減算器2、三角波キャリア信
号発生器3、比較器4は従来のPWM変調三相変換器に
おいて使用されている周知な手段を使用することがで
き、前記したように、IC化された汎用チップ等で容易
に構成することができる。図5において、61〜64は
否定ゲート、60〜70,71,72,79〜84は論
理積ゲート、73,74は否定論理和ゲート、75〜7
8はDフリップフロップ回路、85〜93は論理和ゲー
ト、Suw,Svu,Swvは図1に示した比較器4の出力で
あり、また、Sは前記図4に示した三角波キャリア信号
が上昇中であるか下降中であるかを示す信号である。
び論理積ゲート65〜70で前記した(13)〜(1
8)式を演算する論理回路5を構成し、PWMパルスS
u1+ ,Su1- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+ ,Sw1- を発生
する。また、否定ゲート64、論理積ゲート71,7
2,79〜84、否定論理積ゲート73,74、Dフリ
ップフロップ回路75〜78、および、論理和ゲート8
5〜87で短絡パルス発生回路を構成し、短絡パルスS
u0,Sv0,Sw0を発生する。また、論理和ゲート88〜
93で合成回路7を構成し、PWMパルスSu1+ ,Su1
- ,Sv1+ ,Sv1- ,Sw1+ ,Sw1- と短絡パルスSu
0,Sv0,Sw0を合成し、スイッチング素子の駆動信号
Su + ,Su - ,Sv + ,Sv - ,Sw + ,Sw - を発
生する。
図4を参照しながら説明する。PWMパルス信号Suw,
Svu,Swvが入力されると、否定ゲート61〜64はそ
の否定信号NOT(Svu),NOT(Suw),NOT(Svu)を出力
する。論理積ゲート65〜70は、上記NOT(Svu),NO
T(Suw),NOT(Svu)とSuw,Svu,Swvにより、前記
(13)〜(18)式に示す論理積演算を行い、Su
+ ,Su - ,Sv + ,Sv - ,Sw + ,Sw - を発生す
る。一方、三角波キャリア信号が上昇中のとき信号Sは
Hレベルであり、この状態のとき、時刻t1 で信号Swv
が動作しHからLレベルになる。信号SwvがHからLレ
ベルとなると、図5の論理積ゲート72の出力は、信号
Suw,SvuのH,Lに係わらず、HからLとなる。この
とき、否定ゲート64の出力は信号SがHであるので、
否定論理和ゲート74の出力はLからHとなり、Dフリ
ップフロップ回路78,77にラッチ用クロックパルス
が与えられる。
D入力、すなわち否定ゲート63の出力はSwvがLとな
っているためHであり、Dフリップフロップ回路77の
Q出力もLからHとなる。この状態で時刻t3 になる
と、Suw,Svu,Swvの全てがLとなり、否定ゲート6
1〜63の全出力がHとなるため、論理積ゲート71の
出力もHとなり、論理積ゲート82の出力はHとなる。
この信号は論理和ゲート85を介して短絡パルスSu0と
して出力される。この短絡パルスSu0は論理和ゲート8
8,89で前記した信号Su1+ ,Su1- と論理和が取ら
れ、駆動信号Su + ,Su - として出力される。
であり、例えば、短絡パルスSv0については、信号Sが
Lレベルの時刻t4 で信号Suwが動作しLからHレベル
になると、論理積ゲート71の出力はHからLとなり、
否定論理和ゲート73の出力はLからHとなるので、D
フリップフロップ回路75,76にラッチ用クロックパ
ルスが与えられる。このとき、Dフリップフロップ回路
76のD入力はHなので、Dフリップフロップ回路76
のQ出力はHにセットされ、この状態でSuw,Svu,S
wvの全てがHとなると、論理積ゲート72の出力がHと
なり、論理積ゲート80の出力はHとなる。この信号は
論理和ゲート86を介して短絡パルスSv0として出力さ
れる。
和ゲート、論理積ゲート等の論理素子で構成した場合を
示したが、上記論理動作はマイクロプロセッサ等を使用
してソフトウェアにより実現することもできる。また、
短絡パルスを発生する手段は、上記実施例に限定される
ものでなく、要は、全てのスイッチング素子が同時にオ
フ状態とならないようにする手段を設ければよい。
は、負荷相電流値あるいは相電流に換算した電流指令値
と三角波キャリア信号との比較によりPWMパルス信号
を発生させ、上記PWMパルス信号の内の相異なる二相
PWMパルス信号の一方の否定信号と他方のPWMパル
ス信号との論理積を求めて変換器を構成する各スイッチ
ング素子の駆動信号を得るようにしたので、電圧形変換
器とほぼ同様な比較的簡単な制御装置でPWM変調によ
り制御する電流形変換器を実現することができる。ま
た、三相の負荷や電源相電流指令値あるいは相電流に換
算した電流指令値のいずれもが三角波キャリア信号より
大きいか小さい期間に、変換器の所定の相の正負両極側
スイッチング素子双方を駆動することにより、電流形変
換器の過電圧を防止する短絡パルスを簡単な構成で得る
ことができる。さらに、上記正負両極側のスイッチング
素子を駆動する相として、スイッチング回数の増加が少
ない相を選択することにより、スイッチング回数を減少
させ、スイッチング損失を低減化することができる。
図である。
である。
の構成を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 直流電流源よりインバータを介して負荷
に交流電力を供給するPWM変調三相電流形変換器にお
いて、 負荷相電流指令値あるいは相電流に換算した電流指令値
と三角波キャリア信号との比較によりPWMパルス信号
を発生させ、 上記PWMパルス信号の内の相異なる二相PWMパルス
信号の一方の否定信号と他方のPWMパルス信号との論
理積を求め、 上記論理積演算結果により上記インバータを構成する各
スイッチング素子の駆動信号を得ることを特徴とする電
流形変換器の制御装置。 - 【請求項2】 交流電圧源よりコンバータを介して負荷
に直流電力を供給するPWM変調三相電流形変換器にお
いて、 電源相電流指令値あるいは相電流に換算した電流指令値
と三角波キャリア信号との比較によりPWMパルス信号
を発生させ、 上記PWMパルス信号の内の相異なる所定の二相PWM
パルス信号の一方の否定信号と他方のPWMパルス信号
との論理積を求め、 上記論理積演算結果により上記コンバータを構成する各
スイッチング素子の駆動信号を得ることを特徴とする電
流形変換器の制御装置。 - 【請求項3】 三相の負荷や電源相電流指令値あるいは
相電流に換算した電流指令値のいずれもが三角波キャリ
ア信号より大きいか小さい期間に、変換器の所定の相の
正負両極側スイッチング素子双方を駆動することを特徴
とする請求項1または請求項2の電流形変換器の制御装
置。 - 【請求項4】 正負両極側のスイッチング素子を駆動す
る相は、スイッチング回数の増加が少ない相を選択する
ことを特徴とする請求項3の電流形変換器の制御装置。
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- 1995-12-22 JP JP07334926A patent/JP3108003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP6063078B1 (ja) * | 2016-03-07 | 2017-01-18 | 株式会社アデランス | 留め具 |
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JPH09182458A (ja) | 1997-07-11 |
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